JPH03244733A

JPH03244733A - 外壁の接続構造

Info

Publication number: JPH03244733A
Application number: JP4045290A
Authority: JP
Inventors: Shintarou Tokei; 時計　真太郎; Hideo Suzuki; 英夫鈴木; Masatake Nakamura; 中村　正武; Takao Miura; 孝雄三浦
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Priority date: 1990-02-21
Filing date: 1990-02-21
Publication date: 1991-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、外壁相互間の接続構造に関するちのであり
、さらに、詳しくは、プレキャストコンクリート外壁相
互間の接続構造に関するものである。

［従来の技術］近年、鉄筋コンクリート構造では、プレキャストコンク
リート（以下、単にＰＣと略称する）構造が現場打ちコ
ンクリート４造に替わり主流になりつつある。このＰＣ
構造は、外壁、柱、粱等のコンクリート部材を予め工場
で生産し、建築現場でこれらの部材を組み立てる構造で
あるから、部材の標準化、工期の短縮、冬季工事が可能
等の優れた特徴を有する。

上記のＰＣ外壁部材を用いて構造物の外壁を構築するに
は、多数のＰＣ外壁を構造体に取り付ける際に、このＰ
Ｃ外壁相互間を何等かの方法で接続することか必要にな
る。

従来から知ら乙ているＰＣ外壁相互間の接続構造として
は、第５図に示すような横這が一般的である。すなれち
、構造物の構造体（図示せず）に取り付けられた下部の
ＰＣ外壁ｌと上部のＰＣ外壁２において、接合板３と接
合板４を溶接することによりＰＣ外壁ｌとＰＣ外壁２を
接続した構造である。

ＰＣ外壁ｌの平坦な上端部５の中央部５ａには、複数の
短いＴ形ｗ４６が長手方向が一致しかつ上部平坦面が上
端部５と面一になる様に上端部５に埋設されている。こ
のＴ形ｊｒｌ１６の上端部７には、接合板３が垂直上方
に立設する様に溶着さ乙ている。

また、Ｔ形′ｇ４６の上端部７にはセツティングベース
８が突設されている。このセツティングベース８は矩形
の板体で長手方向に沿った一端面８ａが接合板３に固定
さ把、他端面８ｂはＰＣ外壁ｌの裏面９及びＰＣＩＡ、
壁２の裏面１０と面一である。

一方、ＰＣ外壁２の下端部１１には、欠截段部１２か形
成さ礼ており、この欠截段部１２の面の垂直部分には接
合板４が立設するように固定さ乙ている。また、欠截段
部１２の空隙部分には、ＰＣ外壁ｌの表面１４及びＰＣ
外壁２の表面１５と面一になる様にモルタル１３か充填
されている。

以上の様に構成されｒ：、ＰＣ外壁１．２双方を接続す
るには、ＰＣ外壁ｌの上端部５に突設されたセツティン
グベース８上にＰＣ外壁２の下端部ｌｌを載置し、ＰＣ
外壁ｌの裏面９とＰＣ外壁２の裏面ｌＯを面一に合わせ
、接合板４に接合＠、３を当接し、接合板３．４双方同
士及び接合板３とＴ形鋼６を溶接し、欠截段部１２にモ
ルタル１３を充填し、ＰＣ外壁ｌとＰＣ外壁２を接続す
る。

［発明が解決しようとする課Ｎ］ところで、上記のＰＣ外壁相互間の接続構造では、ＰＣ
外壁ｌ上にＰＣ外壁２を載置した後に接合板３と接合板
４を溶接しているのて、接合板３４同士の溶接が難しい
ために作業に凸線を要し、上記作業を実施するのに長時
間を必要とするという作業上の問題や、溶接の仕上りの
品質にバラツキが生じ標準化し難いという施工上の問題
、及び溶接作業における防火上の問題があった。

以上のように、従来のＰＣ外壁相互間の接続構造は様々
な問題を含んでおり、早急に改善する必要があった。

この発明の目的は、以上の様々な問題を解決した外壁の
接続構造を提供することにある。

し課題を解決するための手段］この発明は、上記課題を解決するために次の様な外壁の
接続構造を採用した。すなわち、請求項１記載の外壁の
接続構造は、ＰＣ外壁相互間に接続部材を介在させるこ
とによりＰＣ外壁相互を接続する構造である。この外壁
の接続構造は、上記ＰＣ外壁双方の端部同士を当接し、
上記接続部材を上記ＰＣ外壁の裏面双方に掛かる様に当
接し、上記接続部材を上記ＰＣ外壁双方に固定具で固定
してなることを特徴としている。

また、請求項２記載の外壁の接続構造は、ＰＣ外壁相互
間に当接部材を介在させることによりＰＣ外壁相互を接
続する構造である。この外壁の接続構造は、上記当接部
材を上記ＰＣ外壁のいずれか一方の端部に、当該端部の
外方方向へ移動自在かつ当該端部の外方方向の任意の位
置に固定自在に取り付けてなることを特徴としている。

［作用　〕この発明の請求項１記載の外壁の接続構造は、ＰＣ外壁
双方の端部同士を当接し、接続部材を上記ＰＣ外壁双方
の裏面に当接し、上記接続部材を上記ＰＣ外壁双方に固
定具で固定して接続するので、従来行っていた接合板同
士の溶接作業をする必要かなく、ＰＣ外壁の接続部の仕
上りの品質が標準化される。まｒ二、作業を短時間で行
うことがてきるので、工期の短縮が実現する。

また、請求項２記載の外壁の接続構造は、当接部材を上
記ＰＣ外壁のいずれか一方の端部に、当該端部の外方方
向へ移動自在かつ当該端部の外方方向の任意の位置に固
定自在に取り付けて接続するので、外壁相互間の位置調
整を容易にかつ短時間で行うことができ、工期の短縮が
実現する。

［実施例コ以下、この発明の各態様を図面に示す実施例に基づいて
説明する。

：第１実施例］第１図及び第２図はこの発明の請求項１記載の第１実施
例を示す図である。図において、符号２１．２２はＰＣ
外壁、２３は接続部材である。

ＰＣ外壁２１は、上端部２４の長手方向に沿った一端の
うちＰＣ外壁２１の裏面２５側に角柱状の突出部２６が
設けられ、また、上端部２４付近の内部に直線状かつ杆
状のアンカー２７が垂直に埋設されている。まｒ二、Ｐ
Ｃ外壁２１の表面２８には、例えば化粧タイル等からｒ
；る表面仕上加工２９が施されている。

アンカー２７の上部には、裏面２５と平行にｒよろ様に
矩形状の鋼板３０が当接され、アンカー２７及び綱板３
０には、穴３１．３２が各々の軸線か一致するように形
成されている。これらの穴３１．３２には、固定具（ボ
ルト）３３の一端が螺合され、固定具（ホルト）３３の
他端は裏面２５の外方へ垂直に突出しており、固定具（
ボルト）３３の中央部付近にはワンンヤ３４が嵌入され
ている。

このワノノヤ３４：よ、裏面２５と面一になるようにＰ
Ｃ外壁２１内に埋設さ訛ている。

ＰＣ外壁２２は、下端部３５の裏面３６叫に長手方向に
沿って延在する欠込部３７か形成され、この欠込部３７
にはＰＣ外壁２１の突出部２６の上端か当接されている
。このＰＣ外壁２２においてら、上記ＰＣ外壁２１と全
く同様にアノカー３８、鋼板３９が埋め込まれており、
これらに形成された穴４０．４１には固定具（ボルト）
４２の一端が螺合され、固定具（ホルト）４２の（也端
：よ裏面３６の外方へ垂直に突出しており、固定具（ホ
ルト）４２の中央部付近にはワソノヤ４３が嵌入すｒ−
ている。このワノンヤ４３は、裏面３６と面−ｉ：　ｒ
、；　ロヨうにＰＣ外壁２２内に埋設さ乙ている。

接続部材２３は、矩形状の鋼板からムろらのであり、表
面４４の長手方向の一端にはボルト挿通用の挿通孔４５
が形成され、他端の中央部には長手方向に１０ってほぼ
矩形状の切欠部４６か形成されている。この接続部材２
３は、ＰＣ外壁ｌの裏面２５とＰＣ外壁２の裏面３６の
双方に掛かる様に角形鋼板４７．４８を介して当接さ乙
ている。

この接続部材２３は、ワノノヤ４９を介して固定具（ナ
ツト）５０にてＰＣ外壁２１に螺着さ乙、角形鋼板５１
を介して固定具（ナツト）５２にてＰＣ外壁２２に螺着
さｔｏている。

一方、ＰＣ外壁２１の上端部２４とＰＣ外壁２２の下端
部３５の間には、丸棒状の弾性部材５３が上端部２４と
下端部３５と長手方向が一致する様に圧接されており、
この弾性部材５３とＰＣ外壁２１．２２に囲ま乙た欠込
部分にはコーキング材５４が充填されている。

次に、接続部材２３により、ＰＣ外壁２１．２２を接続
する方法について説明する。

まず、ＰＣ外壁２１を構造体（図示せず）の所定の位置
に当接して固定具で固定し、上端部２４に弾性部材５３
を載置する。次に、ＰＣ外壁２１の突出部２６の上端２
６ａにＰＣ外壁２２の欠連部３７を当接し、ＰＣ外壁２
２を構造体の所定の位置に固定具で固定する。この時、
弾性部材５３はＰＣ外壁２１．２２双方から圧接される
ことになる。接続部材２３をＰＣ外壁２１の裏面２５及
びＰＣ外壁２２の裏面３６双方に掛かる様に角形鋼板４
７．４８を介して当接し、固定具（ボルト）３３．４２
及び固定具（すｙ　ト）５０．５２により螺着する。次
に、弾性部材５３とＰＣ外壁２１．２２に囲まれた欠込
部分にコーキング材５４を充填し、ＰＣ外壁２１．２２
双方の接続を終える。

ここで、ＰＣ外壁２１．２２双方を接続部材２３により
接続しているので、従来のように接合板同士を溶接する
必要がなくなり、ＰＣ外壁２１゜２２の接続部の仕上り
の品質が標準化され、作業を短時間で行うことができ、
工期の短縮、コストダウンが図れる。

また、ＰＣ外壁２１．２２双方の間隙を縮小することが
できるので、ＰＣ外壁２１．２２の接続部分の納まりが
向上し、仕上りの品質が標準化され、外観の見映えもよ
い。

また、溶接作業を行わないので防火上の問題が解消され
る。

［第２実施例コ第３図及び第４図はこの発明の請求項２記載の第２実施
例を示す図である。図において、符号６１．６２はＰＣ
外壁、６３は当接部材である。

ＰＣ外壁６１には、上端部６４の長手方向に沿った一端
のうちＰＣ外壁６１の裏面６５側の角部に鋼板６６が固
定されており、また、上端部６４付近の内部にはアンカ
ー６７が垂直に埋設されている。また、ＰＣ外壁６１の
表面６８には、例えば化粧タイル等からなる表面仕上加
工６９が施されている。

鋼板６６はＬ字形に折曲された鋼板で、この鋼板６６の
板部６６ａ、６６ｂそれぞ把をＰＣ外壁６１の上端部６
４と裏面６５との角部に取り付けた状態において、直角
をなし、かつその長手方向の向きが上端部６４の長手方
向の向きと一致している。このｊｌ！ｉ板６６の板部６
６ａの中央には雌螺子部７０が垂直下方に向って形成さ
れ、雌螺子部７０には当接部材６３が螺合されている。

当接部材６３は、例えば、略山形の頭部６３ａを有する
ボルトからなるものであり、上下方向へ移動自在かつ上
下方向の任意の位置に固定自在である。この当接部材６
３の頭部６３ａにはＰＣ外壁６２の下端部７１が当接さ
れている。一方、棒状アンカー６７は略Ｓ字状に折曲さ
れた杆状のもので、上部６７ａが１１６６の内側に固定
されている。

ＰＣ外壁６２は、下端部７１の裏面７２側に長手方向に
沿って延在する欠込部７３が形成され、この欠込部７３
の裏面７２側の角部にはｗｊ４板７４が欠込部７３及び
裏面７２と面一になる様に固定されている。また、下端
部７１付近の内部にはアンカー７５が埋設さ把ている。

また、ＰＣ外壁６２の表面７６には、例えば化粧タイル
等からなる表面仕上側エフ７が施されている。

鋼板７４はＬ字形に折曲されたＲＦｉ、で、この鋼板７
４の板部７４ａ、７４ｂそれぞれをＰＣ外壁６２の下端
部７１と裏面７２との角部に取り付けた状態において、
直角をなし、かつその長手方向の向きが下端部７１の長
手方向の向きと一致している。この鋼板７４の内側の折
曲部にはアンカー７５が固定されている。

アンカー７５は、全体がコの字形に折曲され、さらに端
部７５ａ、７５ｂが略り字状に折曲された杆状のもので
、中央部７５ｃが鋼板７４の内側の折曲部に固定されて
いる。

一方、ｐｃ外壁６１の上端部６４とＰＣ外壁６２の下端
部７１の間には、丸棒状の長尺の弾性部材７Ｂが圧接さ
れており、この弾性部材７８とＰＣ外壁６１．６２に囲
まれた欠込部分にはコーキング材７９が充填されている
。

次に、当接部材６３により、ＰＣ外壁６１．６２を接続
する方法について説明する。

まず、ＰＣ外壁６１を構造体（図示せず）の所定の位置
に当接し固定具で固定し、上端部６４に弾性部材７８を
載置する。次に、ＰＣ外壁６【に設けられた当接部材６
３の高さを調節し固定する。

次に、ＰＣ外壁６２の鋼板７４を当接部材６３の頭部６
３ａに当接し、ＰＣ外壁６２の位置合わせを行い構造体
の所定の位置に固定具で固定する。

この時、弾性部材７８はＰＣ外壁６１．６２双方から圧
接されることになる。次に、弾性部材７８とＰＣ外壁６
１６２に囲まれた欠込部分にコーキング材７９を充填し
、ＰＣ外壁６１．６２双方の接続を終える。

ここで、ＰＣ外壁６１．６２双方を当接部材６３により
接続しているので、ＰＣ外壁６１．６２双方の位置決め
を正確に行うことができ、従来のように接合板同士を溶
接する必要がなくなり、ＰＣ外壁６１．６２の接続部の
仕上りの品質が標準化され、作業を短時間で行うことが
でき、工期の短縮、コストダウンが図れる。

また、ＰＣ外壁６１．６２双方の間隙を縮小することが
できるので、ＰＣ外壁６１．６２の接続部分の納まりが
向上し、仕上りの品質が標準化され、外観の見映えもよ
い。

［発明の効果コこの発明の請求項１記載の外壁の接続構造によれば、Ｐ
Ｃ外壁相互間に接続部材を介在させることによりＰＣ外
壁相互を接続する＋ＩＩｔ造であって、上記ＰＣ外壁双
方の端部同士を当接し、上記接続部材を上記ＰＣ外壁の
裏面双方に掛かる様に当接し、上記接続部材を上記ＰＣ
外壁双方に固定具で固定しておくこととしたので、従来
のように接合板同士を溶接する必要がなくなり、ＰＣ外
壁の接続部の仕上りの品質が標準化され、作業を短時間
で行うことができ、工期の短縮、コストダウンが図れる
。また、ＰＣ外壁双方の間隙を縮小することができるの
て、ＰＣ外壁の接続部分の納まりが向上し、仕上りの品
質が標準化さｔｏ、外観の見映えもよい。

また、請求項２記載の外壁の接続構造は、ＰＣ外壁相互
間に当接部材を介在させることによりＰＣ外壁相互を接
続する構造であって、上記当接部材を上記ＰＣ外壁のい
ずれか一方の端部に、当該端部の外方方向へ移動自在か
つ当該端部の外方方向の任意の位置に固定自在に取り付
けることとしたので、ＰＣ外壁双方の位置決めを正確に
行うことができ、従来のように接合板同士を溶接する必
要かなくなり、ＰＣ外壁の接続部の仕上りの品質が標準
化さｔ３、作業を短時間で行うことかてさ、工期の短縮
、コストダウンが図乙る。また、ＰＣ外壁双方の間隙を
縮小することができるのて、ＰＣ外壁の接続部分の納ま
りが向上し、仕上りの品質が標準化され、外観の見映え
もよい。

また、上記の請求項１記載及び請求項２記載の発明によ
れば、建築現場で施工を進めるのに従来の溶接作業等の
高度の熟練作業が必要なくなるのて、壁体の組み立てが
できる少数の作業員がいればよく、作業員不足を解消す
ることがてきる。また、作業自体が極めて短時間で行う
ことができるので、各作業員の作業能率が格段に向上し
、省力化工法を推進することかできる。また、溶接作業
を行わないので防火上の問題か解消される。

以上により、建築現場での作業が標準化され、施工性の
向上、品質の向上、工期の短縮、コストダウンを一段と
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の請求項１記載の第１実施
例を示す図であって、第１図は上記第１実施例のｐｃ外
壁の接続構造の部分断面図、第２図は同部分正面図であ
る。第３図及び第４図はこの発明の請求項２記載の第２
実施例を示す図であって、第３図は上記第２実施例のＰ
Ｃ外壁の接続構造の部分断面図、第４図は同部分正面図
である。第５図は従来のＰＣ外壁の接続構造の部分断面図である
。２１．２２　　・・ＰＣ外壁、２３　・・　・・・接続部材、　２４　・・・　・・上
端部、２６　・・・・・・突出部、　　　２７．３８　
　・・・　アンカー２９　　表面仕上加工、　３０．３
９　　・・鋼板、３３．４２　　・・　・・・固定具（
ボルト）、３４．４３　　・・ワッシャ、３５　・・・
下端部、３７　・・・　　欠込部、　　　４６　・・・
・・切欠部、４７．４８．５Ｌ　　・・・・・・　角形
鋼板、４つ　・・・　・　ワッシャ、５０．５２　　・・・　・・・　固定具（ナツト）、５
３　・・・・・・弾性部材、　　５４　・・・　コーキ
ング材、６１．６２　　・・・ＰＣ外壁、６３　・・・・・当接部材、　　６４　・−上端部、６
６　・・　・鋼板、　　　　６７、・・・棒状アンカー
６９．７７　　・・・・表面仕上加工、７０　・・・・
雌螺子部、　７１　・・・・・・下端部、７３　・　・
・欠込部、　　　７４　・・・・鋼板、７５　・・・・
・・アンカー　　７８　・・・・・　弾性部材、７９　
・・・　・・・　コーキング材。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プレキャストコンクリート外壁相互間に接続部材
を介在させることによりプレキャストコンクリート外壁
相互を接続する構造であって、上記プレキャストコンク
リート外壁双方の端部同士を当接し、上記接続部材を上
記プレキャストコンクリート外壁の裏面双方に掛かるよ
うに当接し、上記接続部材を上記プレキャストコンクリ
ート外壁双方に固定具で固定してなることを特徴とする
外壁の接続構造。
（２）プレキャストコンクリート外壁相互間に当接部材
を介在させることによりプレキャストコンクリート外壁
相互を接続する構造であって、上記当接部材は上記プレ
キャストコンクリート外壁のいずれか一方の端部に、当
該端部の外方方向へ移動自在かつ当該端部の外方方向の
任意の位置に固定自在に取り付けてなることを特徴とす
る外壁の接続構造。