JP2002303081A - ドア枠の取付工法 - Google Patents

ドア枠の取付工法

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JP2002303081A
JP2002303081A JP2001111195A JP2001111195A JP2002303081A JP 2002303081 A JP2002303081 A JP 2002303081A JP 2001111195 A JP2001111195 A JP 2001111195A JP 2001111195 A JP2001111195 A JP 2001111195A JP 2002303081 A JP2002303081 A JP 2002303081A
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Japan
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door frame
frame
bolt
vertical
mounting
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JP2001111195A
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Shinobu Sakuma
忍 佐久間
Kazuhiko Sakata
和彦 坂田
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Toda Corp
Original Assignee
Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】互いの木片楔を叩いて、建ち並びにレベルの調
整をするため、施工者の経験と感に頼るところが多く
(熟練を要する)、微調整に時間がかかる。 【解決手段】躯体1の取付開口部2に対応する床スラブ
3上に、アングル材4,4を打ち込んで脚元を決める。
次いで、ドア枠5を取付開口部2内に建て込み、ボルト
等の回動部材にてレベル・建ち調整をする。具体的に
は、ドア枠5の踏面枠5bをアングル材4の起立片4a
に当てがうべく建て込み、躯体1との間にボルト7,7
…を介してレベル・建ち調整を行う。次いで、位置固定
のため、躯体1とボルト7の頭部7aとを接着剤で固定
する。然る後、前工程での接着剤が固着したことを確認
して、ドア枠5の本固定を行う。具体的には、躯体1と
ドア枠5との間に補強用アングル及び/又はモルタル等
の充填材を介在せしめて両部材を堅固に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてスチール
ドア(SD:steel door)とアルミサッシ枠(AW:al
uminium window)との取付工法に関し、更に詳しくは、
レベル・建ちの微調整が頗る簡単に行なえると共に、従
来の如き溶接による固定が一切不要となる有用なドア枠
の取付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かるドア枠の取付工法として
は、例えば、特開平2000−213237号公報及び
特開平7−82955号公報に開示のものが従来例とし
て既に周知である。前述した特開平2000−2132
37号公報に開示のドア枠取付構造は、ドア枠と中桟と
の間に楔状片(木片楔)を介在せしめ、各楔状片をハン
マー等で叩きながらレベル(水平)・建ち(垂直)の調
整をしている。
【0003】また、後述した特開平7−82955号公
報に開示のドア枠は、ドア枠を保持する枠保持部材と、
ドア枠の連結部分を溶接する溶接手段と、前記枠保持部
材を回転して保持するドア枠を反転させる反転手段とを
備え、前記枠保持部材は、ドア枠を両端で保持する端部
保持部材に分割され、該端部保持部材の間に作業者が侵
入して縦枠と横枠とを端部保持部材にセットしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の特開平2000−213237号公報に開示の
ドア枠取付構造にあっては、互いの木片楔を叩いて、建
ち(垂直)並びにレベル(水平)の調整をするため、
施工者の経験と感に頼るところが多く(熟練を要す
る)、微調整に時間がかかるといった問題を有するも
のであり、また、後述の特開平7−82955号公報に
開示のドア枠にあっては、ドア枠の固定を溶接で行う
ため、施工者に溶接の資格がいる、火花養生が必要と
なる、溶接機等の段取りが大変であるなどの問題を有
するものである。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、熟練を要することなくレベル・建ちの
微調整が頗る簡単に行えると共に、従来の如き溶接固定
が一切不要になる有用なドア枠の取付工法を提供するこ
とを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、躯体の取付開口部に対応する床スラブに、ア
ングル材を打ち込んで出入りの位置を決める工程と、前
記取付開口部にドア枠を建て込み、ボルト等の回動部材
でレベル・建ち調整をする工程と、位置固定のため躯体
と前記回動部材の頭部とをエポキシ樹脂等の接着剤で固
定する工程とからなることを特徴とするドア枠の取付工
法に存する。
【0007】このように構成される本発明のドア枠の取
付工法は、ボルト等の回動部材の回動操作だけでレベル
・建ちの微調整が簡単かつ円滑に行えると共に、従来の
如き溶接による固定手段に代わって、エポキシ樹脂等の
接着剤を使用して躯体と前記回動部材の頭部とを固定す
るため(溶接の資格が不要)、誰にでも簡単に施工し得
ると共に、火花養生も不要となるため、取付工事の能率
化と共に、工期の短縮化が図れることとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るドア枠の取付
工法について具体的に説明する。まず、本取付工法の第
1工程について説明する。躯体1の取付開口部2に対応
する床スラブ3上に、アングル材4,4を打ち込んで脚
元を決める。
【0009】アングル材4としては、例えば、図2に示
すように、L型のアングルピースを使用するものであ
り、ドアの出入り位置を確定するため、取付用墨入れ位
置Aに合わて同アングルピースを固定する。具体的に
は、後述する踏面枠5bの左右両端側に2カ所、離間さ
せた状態で床スラブ3に釘等の止着部材6で打ち込み固
定する。
【0010】次に、第2工程について説明する。ドア枠
5を取付開口部2内に建て込み、ボルト等の回動部材に
てレベル・建ち調整をする。ドア枠5は、予め工場等で
所定規格の枠体に組み立てられており、図2に示すよう
に、下位の踏面枠5bをアングル材4の起立片4aに当
てがうべく建て込み、躯体1との間にボルト7,7…を
介してレベル・建ち調整を行う。
【0011】尚、ドア枠5としては、例えば、スチール
ドア(SD)に使用されるアルミサッシ枠(AW)が挙
げられるが、用途等に応じて種々な材質のものが使用さ
れることは云うまでもない。
【0012】ボルト7,7…には、頭部7a付きのボル
トを使用するものであり、アングル材8を介してドア枠
5の外周端面に回動自在に取り付けされる。
【0013】アングル材8は、例えば、図3に示すよう
に、ルーズホール8aを有するL型のアングルピースを
使用するものであり、ドア枠5を構成する上枠5a、踏
面枠5b及び左右縦枠5c、5dの外周端面の所定位置
に、予め工場にて先付されている。
【0014】而して、斯かるボルト7,7…は、図4に
示すように、周方向(右回り、左回り)に回すことによ
り、ねじ込み長さの度合いが調整されるため、換言すれ
ば、頭部7a側が躯体1の取付凹部1a,1a…の底面
1bに座着されて躯体1とドア枠5との間隔距離Lを狭
広調節しながらドア枠5のレベル(水平)・建ち(垂
直)調整をなすものである。
【0015】次に、第3工程について説明する。位置固
定のため、躯体1とボルト7の頭部7aとを接着剤9で
固定する。接着剤9としては、例えば、強靱性のある接
着効果を示すエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂系が挙げら
れるものであり、ドア枠5のレベル・建ち調整が完了し
た後、図5に示すように、躯体1の取付凹部1a内に流
し入れてボルト7の頭部7a側を固定するものである。
【0016】次に、第4工程について説明する。前工程
での接着剤9が固着したことを確認して、ドア枠5の本
固定を行う。具体的には、躯体1とドア枠5との間に、
補強用アングル及び/又はモルタル等の充填材を介在せ
しめて両部材を堅固に固定するものである。
【0017】このように構成される本発明のドア枠の取
付工法では、各ボルト7,7…を周方向に回すだけの簡
単操作でドア枠5のレベル・建ち調整ができるものであ
り、また、従来の固定手段(溶接)に代わって接着剤9
を使用するため、誰にでも簡単に施工でき、更に火花養
生も不要となるなど、取付工期が頗る短縮化できる。
【0018】尚、本発明方法は本実施例に限定されるこ
となく、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更し得る
ものであり、本発明はそれらの全てを包摂するものであ
る。例えば、本発明は、スチールドア(SD)とアルミ
サッシ枠(AW)との取付工法のみに限定されるもので
はなく、その他の各種ドア、例えば、木製ドアや樹脂製
ドアにも応用できることは云うまでもない。
【0019】また、本実施例では、接着剤9として合成
物質のエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂系を挙げている
が、これに限定されることなく、接着間の材質等に応じ
て、熱可塑性樹脂系、合成ゴム系若しくはこれらの混合
型も使用できるものである。
【0020】更に、本実施例では、回動部材の一例とし
てボルトを挙げているが、これに限定されることなく、
螺旋溝を用いた固定手段(例えば、ねじ、螺旋ピン、調
整式鋲、ターンバックル等々)の如くドア枠の周端面か
ら突出する長さ(ねじ込み長さ)が調整できるものであ
れば如何なるものを使用しても良い。尚、図中10は、
取付ナットである。
【0021】
【発明の効果】本発明方法は上述のように構成され、躯
体の取付開口部に対応する床スラブに、アングル材を打
ち込んで出入りの位置を決める工程と、前記取付開口部
にドア枠を建て込み、ボルト等の回動部材にてレベル・
建ち調整をする工程と、躯体と前記回動部材の頭部とを
エポキシ樹脂等の接着剤で固定する工程とを有すること
によって、前記回動部材の回動操作だけでレベル・建ち
の微調整が頗る簡単にできると共に、従来の溶接による
固定手段に代わって、エポキシ樹脂等の接着剤を使用し
て躯体と前記回動部材とを固定するため、施工者に溶接
資格が不要など、誰にでも簡単に取り付けできると共
に、火花養生も不要となるため、取付工事の能率化と共
に、工期の短縮化が図れるといった効果を奏するもので
ある。
【0022】このように本発明方法は、レベル・建ちの
微調整が(熟練を要することなく)頗る簡単で、かつ、
従来の如き溶接が一切不要となるものであり、また、構
成が単純であるため、大量生産に適し、価格も低廉なも
のとして需要者に供給できる等、本発明を実施すること
はその実益的価値が甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア枠の取付方法を示す説明図で
ある。
【図2】踏面枠の高さ調整を示す説明図である。
【図3】本実施例で使用するL型のアングル材を示す説
明図である。
【図4】上枠のレベル調整を示す説明図である。
【図5】接着剤でボルトを固定した状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
A 取付用墨入れ位置 1 躯体 1a 取付凹部 2 取付開口部 3 床スラブ 4 アングル材 4a 起立片 5 ドア枠 5a 上枠 5b 踏面枠 5c 左縦枠 5d 右縦枠 6 止着部材 7 ボルト 7a 頭部 8 アングル材 8a ルーズホール 9 接着剤 10 取付ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E011 KA02 KB01 KB03 KB04 KC02 KC03 KC04 KD03 KD04 KD14 KD23 KE02 KE03 KE04 KE06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体の取付開口部に対応する床スラブに、
    アングル材を打ち込んで出入りの位置を決める工程と、
    前記取付開口部にドア枠を建て込み、ボルト等の回動部
    材でレベル・建ち調整をする工程と、躯体と前記回動部
    材の頭部とをエポキシ樹脂等の接着剤で固定する工程と
    を有することを特徴とするドア枠の取付工法。
JP2001111195A 2001-04-10 2001-04-10 ドア枠の取付工法 Pending JP2002303081A (ja)

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