JP6537872B2 - 粘着付与剤、粘着組成物、粘着組成物の製造方法および、粘性流体 - Google Patents
粘着付与剤、粘着組成物、粘着組成物の製造方法および、粘性流体 Download PDFInfo
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Description
図4〜図9に示す配合の原料から、実施例1〜18の粘性流体および比較例1〜8の粘性流体を製造した。以下に、各原料の詳細を示す。
・ポリオールb;ポリプロピレングリコール(PPG)、商品名:サンニックスPP−200、三洋化成(株)製
・ポリオールc;ポリプロピレングリコール(PPG)、商品名:アクトコールD3000、三井化学(株)製
・ポリオールd;2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、商品名:BEPD、Perstorp製
・モノオール;2−エチルヘキシルグリコール、商品名:EHG、日本乳化剤(株)製
・ポリイソシアネートa;MDI、商品名:フォームライトMI、BASF INOACポリウレタン(株)製
・ポリイソシアネートb;TDI、商品名:ルプラネートT−80、BASF製
・ビニルエーテル;ヒドロキシブチルビニルエーテル、日本カーバイド(株)製
・アクリレート;ヒドロキシエチルアクリレート、大阪有機化学工業(株)製
・アリルエーテル;ヒドロキシエチルアリルエーテル、日本乳化剤(株)製
・チオールB;官能基数4、重量分子量489、ペンタエリスリトールテトラキス、商品名:PEMP、SC有機化学(株)製
・チオールC;官能基数2、ブタンジオールビスチオプロピオネート、商品名:BDTP、淀化学(株)製
・チオールD;官能基数6、ジペンタエリスリトールヘキサキス、商品名:DPMP、SC有機化学(株)製
・ロジン系粘着付与剤;ロジンエステル、商品名:スーパーエステルA100、荒川化学工業(株)製
・テルペン系粘着付与剤;テルペンフェノール樹脂、商品名:YSポリスターT100、ヤスハラケミカル(株)製
上述のように製造された実施例1〜18の粘性流体、および、比較例1〜8の粘性流体を用いて、粘着組成物を製造した。詳しくは、離型フィルムに、実施例1〜18の粘性流体、若しくは、比較例1〜8の粘性流体を、70μmの厚さとなるように、塗布する。この際、コンマコーター、ダイコーター、グラビアコーター等の塗布装置を用いることが好ましい。特に、塗布時の粘性流体の温度調整により、粘性流体の粘度を調整することが可能であることから、ダイコーターを用いることが好ましい。そして、離型フィルムに塗布された粘性流体に、空気の存在下において、800mJ/cm2(365nm積算光量)のUVが照射され、各粘性流体が硬化する。これにより、離形フィルム上に粘着組成物が製造される。
上述のように製造された実施例1〜18の粘着組成物、および、比較例1〜8の粘着組成物に対して、以下の方法によって物性評価を行なった。
Claims (9)
- モノオールと、重量平均分子量が3000以下のポリオールと、イソシアネートとからなる粘着付与剤であって、
前記粘着付与剤は、
アリルエーテル基とビニルエーテル基とアクリレート基との少なくとも1つで末端官能基が形成されてなるウレタンプレポリマーと、チオール基を有するポリチオールとともに、光重合反応により硬化させて粘着組成物を形成するために用いられ、
前記粘着付与剤として、
モノオールと、重量平均分子量が3000以下のポリオールと、イソシアネートとからなる第1の粘着付与剤を単独で使用し、若しくは、前記第1の粘着付与剤と、その第1の粘着付与剤と異なる種類の第2の粘着付与剤とを併用し、
前記粘着付与剤に対する前記第1の粘着付与剤の比率が、0.3〜1.0であり、
前記ウレタンプレポリマー100重量部に対し、前記粘着付与剤の量が、20〜45重量部であり、
前記ポリチオールの平均官能基数が、3.0〜4.0であり、
前記ウレタンプレポリマーの分子量が、2000〜15000である粘着付与剤。 - 前記イソシアネートが、
ジフェニルメタンジイソシアネートとトリレンジイソシアネートとの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の粘着付与剤。 - アリルエーテル基とビニルエーテル基とアクリレート基との少なくとも1つで末端官能基が形成されてなるウレタンプレポリマーと、チオール基を有するポリチオールと、粘着付与剤とからなる粘性流体を、光重合反応により硬化させることで形成される粘着組成物であって、
前記粘着付与剤として、
モノオールと、重量平均分子量が3000以下のポリオールと、イソシアネートとからなる第1の粘着付与剤を単独で使用し、若しくは、前記第1の粘着付与剤と、その第1の粘着付与剤と異なる種類の第2の粘着付与剤とを併用し、
前記粘着付与剤に対する前記第1の粘着付与剤の比率が、0.3〜1.0であり、
前記ウレタンプレポリマー100重量部に対し、前記粘着付与剤の量が、20〜45重量部であり、
前記ポリチオールの平均官能基数が、3.0〜4.0であり、
前記ウレタンプレポリマーの分子量が、2000〜15000であることを特徴とする粘着組成物。 - 前記粘着組成物が、
ウレタンフォームを被着体に貼着するためのものであることを特徴とする請求項3に記載の粘着組成物。 - 前記粘着付与剤として、
前記第1の粘着付与剤と、その第1の粘着付与剤と異なる種類の第2の粘着付与剤とを併用する場合に、
前記第2の粘着付与剤が、
ロジン系粘着付与剤とテルペン系粘着付与剤との少なくとも一方であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の粘着組成物。 - 前記粘着組成物のポリプロピレン板に対する剥離強度(JIS Z0237)が、7N/25mm以上であることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1つに記載の粘着組成物。
- (A)アリルエーテル基とビニルエーテル基とアクリレート基との少なくとも1つで末端官能基が形成されてなるウレタンプレポリマーと、(B)チオール基を有するポリチオールと、(C)モノオールと、重量平均分子量が3000以下のポリオールと、イソシアネートとからなる粘着付与剤とを混合する混合工程と、
前記混合工程において混合された原料に光を照射する照射工程と
を含み、光重合反応により粘着組成物を製造する粘着組成物の製造方法であって、
前記粘着付与剤として、
モノオールと、重量平均分子量が3000以下のポリオールと、イソシアネートとからなる第1の粘着付与剤を単独で使用し、若しくは、前記第1の粘着付与剤と、その第1の粘着付与剤と異なる種類の第2の粘着付与剤とを併用し、
前記粘着付与剤に対する前記第1の粘着付与剤の比率が、0.3〜1.0であり、
前記ウレタンプレポリマー100重量部に対し、前記粘着付与剤の量が、20〜45重量部であり、
前記ポリチオールの平均官能基数が、3.0〜4.0であり、
前記ウレタンプレポリマーの分子量が、2000〜15000であることを特徴とする粘着組成物の製造方法。 - アリルエーテル基とビニルエーテル基とアクリレート基との少なくとも1つで末端官能基が形成されてなるウレタンプレポリマーと、チオール基を有するポリチオールと、粘着付与剤とからなる粘性流体であって、
前記粘着付与剤として、
モノオールと、重量平均分子量が3000以下のポリオールと、イソシアネートとからなる第1の粘着付与剤を単独で使用し、若しくは、前記第1の粘着付与剤と、その第1の粘着付与剤と異なる種類の第2の粘着付与剤とを併用し、
前記粘着付与剤に対する前記第1の粘着付与剤の比率が、0.3〜1.0であり、
前記ウレタンプレポリマー100重量部に対し、前記粘着付与剤の量が、20〜45重量部であり、
前記ポリチオールの平均官能基数が、3.0〜4.0であり、
前記ウレタンプレポリマーの分子量が、2000〜15000であることを特徴とする粘性流体。 - 前記粘着付与剤として、
前記第1の粘着付与剤と、その第1の粘着付与剤と異なる種類の第2の粘着付与剤とを併用する場合に、
前記第2の粘着付与剤が、
ロジン系粘着付与剤とテルペン系粘着付与剤との少なくとも一方であることを特徴とする請求項8に記載の粘性流体。
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