JP6536727B1 - 安全柵及び車両試験装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両試験装置1に供される安全柵5であって、固定柵部51とスライド柵部52と第一折曲柵部53と第二折曲柵部54とを備える。固定柵部51は、ピットカバー4のローラ開口部40から露出したローラ3に載置される試験車両2の前輪20F,後輪20Rと略並行に配置される。スライド柵部52は、固定柵部51と並列に配置された状態から試験車両2の前後方向に移動可能である。第一折曲柵部53は、固定柵部51の一端部に固定柵部51の内側及び外側に回動可能に取り付けられる。第二折曲柵部54は、スライド柵部52の一端部にスライド柵部52の内側及び外側に回動可能に取り付けられる。
【選択図】図1
Description
図1,図2に例示された本発明の実施形態1の車両試験装置1は、試験車両2の車輪20が載置されるローラ3をローラ開口部40から露出させるピットカバー4と、試験車両2の外側にて車輪(前輪20F、後輪20R)と略並行に配置される安全柵5とを備える。
安全柵5は、図2(b)に示したように、固定柵部51、スライド柵部52、第一折曲柵部53及び第二折曲柵部54を備える。
図1,2,4を参照して本実施形態の安全柵5の使用例について説明する。
以上のように本実施形態の安全柵5によれば、試験車両2の前側ドア21,後側ドア22の開閉時にはスライド柵部52と第一折曲柵部53,第二折曲柵部54の操作により、前側ドア21,後側ドア22と安全柵5との干渉を回避できる。また、前側ドア21,後側ドア22の開閉時の安全柵5が動作(開閉)するための空間が小さくなるので、ピット41上の付帯機器の設置レイアウトの自由度が広がる。
図3に例示された実施形態2の安全柵5は、実施形態1の安全柵5において、ローラ開口部40を簡易的に覆う機能を付加したものである。
本実施形態の安全柵5は、固定柵部51及びスライド柵部52によりローラ開口部40を覆うことが可能であること及び固定柵部51が水平に配置可能であること以外は、実施形態1の安全柵5と実質的に同一の態様となっている。
図3,図6を参照して本実施形態の安全柵5の使用例について説明する。
以上のように、本実施形態の安全柵5によれば、実施形態1の効果に加えて、試験車両2が試験に供されていない場合にピットカバー4のローラ開口部40を簡易的に覆うことができる。したがって、ローラ開口部40は安全柵5により人が直接触れない状態となるので、ローラ開口部40への人の転落やピットカバー4とローラ3との隙間への人の足の入り込み等の事故を防ぐことができる。
図7に例示された実施形態3の安全柵5は、図10に例示された試験車両2の車輪20のホイルハブに連結される車両拘束装置10との物理的な干渉を回避する。
本態様の安全柵5は、固定柵部81、第一スライド柵部82、第二スライド柵部83、第三スライド柵部84、第一折曲柵部85及び第二折曲柵部86を備える。
車両拘束装置10は、図10に示されたように、試験車両2の車輪20のホイルハブに取り付けられるハブ連結部11と、このハブ連結部11に回動可能に連結されるホイルハブロッド12と、ハブ連結部11側のホイルハブロッド12の端部付近に回動可能に連結される固定ロッド13とを備える。
図7,図10を参照して本実施形態の安全柵5の使用例について説明する。
以上のように、本実施形態の安全柵5によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果を奏する。
図8に例示された実施形態4の安全柵5は、図10に例示された試験車両2の車輪20のホイルハブに連結される車両拘束装置10との物理的な干渉を回避する。
安全柵5は、図8,10に示されたように、図10に示された試験車両2の個々の車輪20に対応するローラ開口部40の一縁部に沿ってピットカバー4に取り付けられる。以下に安全柵5の具体的な態様例1,2について説明する。
図8に示された態様例1の安全柵5は、固定柵部91、第一折り畳み可動柵部92、第二折り畳み可動柵部93、第一折曲柵部96及び第二折曲柵部97を備える。
態様例2の安全柵5は、図9に示したように、固定柵部91、第一折り畳み可動柵部92、第二折り畳み可動柵部93、第三折り畳み可動柵部94、第四折り畳み可動柵部95、第一折曲柵部96、第二折曲柵部97、第一支持部材98及び第二支持部材99を備える。
固定柵部91は、ピットカバー4のローラ開口部40から露出したローラ3に載置される試験車両2の車輪20と略並行に配置される。
第一折り畳み可動柵部92は、固定柵部91の外側に回動可能に固定柵部91の一端部に取り付けられる。
第二折り畳み可動柵部93は、第一折り畳み可動柵部92の外側に回動可能に第一折り畳み可動柵部92の一端部に取り付けられる。
第三折り畳み可動柵部94は、固定柵部91と並列に配置可能に固定柵部91の下端部に取り付けられる。
第四折り畳み可動柵部95は、第二折り畳み可動柵部93と並列に配置可能に第二折り畳み可動柵部93の下端部に取り付けられる。
第一折曲柵部96は、固定柵部91の内側及び外側に回動可能に固定柵部91の一端部に取り付けられる。
第二折曲柵部97は、第二折り畳み可動柵部93の内側及び外側に回動可能に第二折り畳み可動柵部93の一端部に取り付けられる。
第一支持部材98は、支持体90の側面にて支持体90上の固定柵部91を前記略並行に補助的に支持する。
第二支持部材99は、支持体90の上面にて、固定柵部91に対して第一折り畳み可動柵部92、第二折り畳み可動柵部93及び第四折り畳み可動柵部95を直列に支持可能とする。
車両拘束装置10は、図10に示されたように、試験車両2の車輪20のホイルハブに取り付けられるハブ連結部11と、このハブ連結部11に回動可能に連結されるホイルハブロッド12と、ハブ連結部11側のホイルハブロッド12の端部付近に回動可能に連結される固定ロッド13とを備える。
図8〜10を参照して本実施形態の安全柵5の使用例について説明する。ここでは図9に示された態様例2の安全柵5の使用例について説明する。
以上の態様例1,2の安全柵5によれば、試験車両2の前側ドア21,後側ドア22の開閉時に、第一折り畳み可動柵部92、第二折り畳み可動柵部93、第三折り畳み可動柵部94、第四折り畳み可動柵部95、第一折曲柵部96、第二折曲柵部97の操作により、前側ドア21,後側ドア22と安全柵5との干渉を回避できる。特に、安全柵5の中心を試験車両2のホイルベースから試験車両2の外側に移動させることができるので、車両試験装置1に供された試験車両2の前側ドア21,後側ドア22の開閉範囲が拡張される。
2…試験車両、20F…前輪、20R…後輪
3…ローラ
4…ピットカバー、40…ローラ開口部
5…安全柵、51…固定柵部、52…スライド柵部、53…第一折曲柵部、54…第二折曲柵部、55…一対のスライドレール、56…ヒンジ部、57a…第一角度調整盤、57b…第二角度調整盤、571a,571b…長孔、58a…第一ハンドノブ、58b…第二ハンドノブ、513…固定柵部支持体、514…第三ハンドノブ
6…固定具、61…ナット、62…差込パイプ、63…長ネジ、64…ワッシャ、65…クランプレバー
7…ローラ側折曲部、71…支持部、72…キャッチクリップ、73…ヒンジ部
81…固定柵部、82…第一スライド柵部、83…第二スライド柵部、84…第三スライド柵部、85…第一折曲柵部、86…二折曲柵部
91…固定柵部、92…第一折り畳み可動柵部、93…第二折り畳み可動柵部、94…第三折り畳み可動柵部、95…第四折り畳み可動柵部、96…第一折曲柵部、97…二折曲柵部
97a…第一角度調整盤、97b…第二角度調整盤、971a,971b…長孔、98a…第一ハンドノブ、98b…第二ハンドノブ
101…連結部材
Claims (13)
- 車両試験装置に供される安全柵であって、
ピットカバーのローラ開口部から露出したローラに載置される試験車両の車輪と略並行に配置される固定柵部と、
前記試験車両の前後方向に移動可能に前記固定柵部と並列に配置されるスライド柵部と、
前記固定柵部の内側及び外側に回動可能に当該固定柵部の一端部に取り付けられる第一折曲柵部と、
前記スライド柵部の内側及び外側に回動可能に当該スライド柵部の一端部に取り付けられる第二折曲柵部と
を備えたことを特徴とする安全柵。 - 前記ローラ開口部の一縁部に沿って前記ピットカバーまたはローラカバーに取り付け可能であることを特徴とする請求項1に記載の安全柵。
- 前記固定柵部を支持する固定柵部支持体と、
この固定柵部支持体を前記ピットカバーまたはローラカバーに固定する固定具と
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の安全柵。 - 前記固定柵部は、前記ローラ開口部を覆うことが可能であると共に当該ローラ開口部に対応する位置にて略水平に配置可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の安全柵。
- 前記第一折曲柵部及び前記第二折曲柵部は、前記略水平に配置された前記固定柵部を前記ピットカバーにて支持することを特徴とする請求項4に記載の安全柵。
- 前記第一折曲柵部は、前記固定柵部と並列した位置から270度の位置までの第一の任意の位置にて固定可能であり、
前記第二折曲柵部は、前記スライド柵部と並列した位置から270度の位置までの第二の任意の位置にて固定可能であること
を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の安全柵。 - 前記第一折曲柵部を前記第一の任意の位置に固定する第一ハンドノブと、
前記第二折曲柵部を前記第二の任意の位置に固定する第二ハンドノブと
をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の安全柵。 - 前記固定柵部と前記スライド柵部との間に介在して前記スライド柵部を前記前後方向に案内する一対のスライドレールをさらに備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の安全柵。
- 前記スライド柵部を前記固定柵部に固定する第三ハンドノブをさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の安全柵。
- 車両試験装置に供される安全柵であって、
ピットカバーのローラ開口部から露出したローラに載置される試験車両の車輪と略並行に配置される固定柵部と、
前記試験車両の前後方向に移動可能に前記固定柵部と並列に配置される第一スライド柵部と、
前記試験車両の上下方向に移動可能であると共に前記固定柵部と並列に配置可能な第二スライド柵部と、
前記固定柵部の内側及び外側に回動可能に当該固定柵部の一端部に取り付けられる第一折曲柵部と、
前記第一スライド柵部の内側及び外側に回動可能に当該第一スライド柵部の一端部に取り付けられる第二折曲柵部と
を備えたことを特徴とする安全柵。 - 車両試験装置に供される安全柵であって、
ピットカバーのローラ開口部から露出したローラに載置される試験車両の車輪と略並行に配置される固定柵部と、
前記試験車両の前後方向に移動可能に前記固定柵部と並列に配置される第一スライド柵部と、
前記試験車両の上下方向に移動可能であると共に前記第一スライド柵部と並列に配置可能な第三スライド柵部と、
前記固定柵部の内側及び外側に回動可能に当該固定柵部の一端部に取り付けられる第一折曲柵部と、
前記第一スライド柵部の内側及び外側に回動可能に当該第一スライド柵部の一端部に取り付けられる第二折曲柵部と
を備えたことを特徴とする安全柵。 - 車両試験装置に供される安全柵であって、
ピットカバーのローラ開口部から露出したローラに載置される試験車両の車輪と略並行に配置される固定柵部と、
前記試験車両の前後方向に移動可能に前記固定柵部と並列に配置される第一スライド柵部と、
前記試験車両の上下方向に移動可能であると共に前記固定柵部と並列に配置可能な第二スライド柵部と、
前記上下方向に移動可能であると共に前記第一スライド柵部と並列に配置可能な第三スライド柵部と、
前記固定柵部の内側及び外側に回動可能に当該固定柵部の一端部に取り付けられる第一折曲柵部と、
前記第一スライド柵部の内側及び外側に回動可能に当該第一スライド柵部の一端部に取り付けられる第二折曲柵部と
を備えたことを特徴とする安全柵。 - 請求項1から12のいずれか1項に記載の安全柵を備えた車両試験装置。
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