JP5703091B2 - 折り畳み式テーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳み式テーブル装置に関する。
従来、鉄道車両の内側部(例えば窓下の腰板)に設置された引き出しテーブル装置において、内側部に取り付けたケース内に非使用時にはテーブルを収納しておき、使用時に前記テーブルを上方に引き出し、前記テーブルの下端に取り付けられたリンク状の安全部材をケース上端の支持部材に係止して前記テーブルを水平状態に支持して使用するは知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、鉄道車両用座席において、非使用時には座席のアームレスト内に収納しておき、使用時にアームレストの上部に取り出して使用する構造の座席用テーブルは知られており、テーブルの収納方式として、二枚のテーブル板をヒンジを介して折り畳むように構成し、この折り畳まれた各テーブル板を、非使用時には、座席を構成している肘掛け部(アームレスト)のテーブル収納部内に収納し、使用時には、蓋体を開き、テーブル本体をアームレスト上方に取り出すとともに、乗客の前面に展開できるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭61−18027号公報(第1頁第5行〜第2頁第7行および第1図〜第4図) 実開平5−13255号公報(段落0010)
特許文献1記載の構造では、内側部に設置されたケースから、テーブルを引き出す構造となっているため、乗客はテーブルを持ち上げる(引き上げる)のに大きな力が必要になる。また、上方への引き上げストロークが大きくなるので、場合によっては立ち上がらなければ引き上げることができず、その作業が面倒である。
特許文献2記載の構造では、アームレスト上にある蓋体を開けて、テーブル本体を出し入れする構造となっているため、テーブルを展開・収納するためには、まず、蓋体の開閉などが必要となり、テーブルの出し入れが面倒な作業となっている。
この発明は、テーブルユニットの、斜め上方への引き上げ動作に連動して、装置カバーを開き、大きな力を必要とすることなく、テーブルユニットを展開できる折り畳み式テーブル装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、取付部に形成される収納凹部に収納され、折り畳み式テーブル装置であって、前記収納凹部に対して取り付けられ上下方向に延びるピラーを有するテーブルフレームと、前記取付部の表面と面一となり得る正面板部を有し前記テーブルフレームに下端部が回転可能にかつ前記正面板部が前記ピラーと平行になる方向に弾性付勢されるように取り付けられている装置カバーと、前記テーブルフレームと前記装置カバーとの間に設けられ複数のテーブル板が折り畳まれている傾斜状態と、前記複数のテーブル板を展開できる水平状態とを取り得るテーブルユニットと、前記テーブルフレームのピラーに対し傾斜した状態で前記テーブルユニットの昇降を案内する案内手段と、前記装置カバー側の前記テーブル板の端部に設けられ前記装置カバーの上側より露出している引き出し把持部とを備え、前記引き出し把持部を把持して前記テーブルユニットを前記案内手段によって案内させつつ引き出す際に、その引き出し動作に対応して前記装置カバーが傾斜し、引き出し終了後前記装置カバーが前記ピラーと平行な状態に復帰することを特徴とする。
このようにすれば、装置カバーの開放が、テーブルユニットの引き出し動作と連動して行われるので、使用者が装置カバー自体を開閉する必要がなくなる。装置カバーの開放動作が必要なくなるので、テーブルユニットの引き出しや収納を片手で行うことができ、一連の動作として簡単にテーブルユニットを引き出して展開することが可能となる。
請求項2に記載のように、前記案内手段は、前記テーブルフレームのピラーに対し傾斜した状態で取り付けられたレール部材と、前記レール部材にスライド可能に係合するスライダを有し前記テーブルユニットを前記傾斜状態から前記水平状態に変化させる際の回転軸となる軸部材を介して前記テーブルユニットに連結される可動ユニットとを備える構成とすることができる。
このようにすれば、可動ユニットを利用して、テーブルユニットの傾斜状態での引き出し、傾斜状態から水平状態への変更を行うことができる。
請求項3に記載のように、前記テーブルフレームには、被係合部材が設けられ、
前記可動ユニットは、前記テーブルユニットの水平状態で前記被係合部材に係脱可能に係合する係合部材と、前記テーブルユニットの後端部が接触するテーブル受け板とを有することが望ましい。
このようにすれば、可動ユニットを介してテーブルユニットが水平状態に安定して保持される。
請求項4に記載のように、前記テーブルユニットは、ヒンジを介して折り畳み可能に連結された1対のテーブル板を有し、前記装置カバー側のテーブル板の連結端部側に前記引き出し把持部が設けられる一方、前記連結端部側と反対側の端部に、前記軸部材が設けられていることが望ましい。
このようにすれば、テーブルフレーム側の係合部材とテーブルユニット側の被係合部材との係合関係で、テーブルユニットを引き出して展開することができる。
請求項5に記載のように、前記テーブルフレームには、前記可動ユニットの荷重を支持するバランサーが設けられ、前記バランサーにワイヤーケーブルを介して可動ユニットに連係されていることが望ましい。
このようにすれば、バランサーによってテーブルユニットや可動ユニットの重量が支持され、より一層使用者の引き上げの負担が軽減され、また、ゆっくりテーブルユニットや可動ユニットを収納できる。
請求項6に記載のように、前記装置カバー側のテーブル板には、前記引き出し把持部と前記係合ピンとの間にスライドシャフトが設けられ、前記スライドシャフトにスライド可能に係合する可動部材が前記可動ユニット側に設けられている構成とすることができる。
このようにすれば、テーブルの前後スライド機構を収納することができる。また、前後スライド機能を有することで、テーブルを着座者にとって便利な位置(例えば着座者から見ると近くて楽な姿勢で操作できる位置)に配置することができる。
請求項7に記載のように、前記装置カバー側のテーブル板には、前記スライドシャフトと平行に延びるガイド部材が設けられ、前記ガイド部材に前記可動部材の端部がスライド可能に係合していることが望ましい。
このようにすれば、スライドシャフトとガイド部材によって可動部材を介してのテーブル板の前後移動を安定して行うことができる。
請求項8に記載のように、前記テーブルフレームと、前記装置カバーとの間には、前記装置カバーを前記テーブルフレーム側に付勢するスプリングが設けられている構成とすることができる。
本発明は、上記のように、装置カバーの開放が、テーブルユニットの引き出し動作と連動して行われるので、使用者が装置カバー自体を開閉する必要がなくなる。装置カバーの開放動作が必要なくなるので、テーブルユニットの引き出しや収納を片手で行うことができ、一連の動作として簡単にテーブルユニットを引き出して展開することが可能となる。
本発明に係る折り畳み式テーブル装置を、鉄道車両の内壁面の設けた実施の形態の概略説明図である。 (a)〜(c)は折り畳み式テーブル装置について、一連のテーブル展開動作の概略説明図である。 折り畳み式テーブル装置のテーブル展開動作の概略説明図である。 本発明に係る折り畳み式テーブル装置を、前面側から見た概略斜視図である。 前記折り畳み式テーブル装置を側方から見た概略斜視図である。 前記折り畳み式テーブル装置を後側下方から見た概略斜視図である。 バランサーの取付状態を示す概略説明図である。 テーブルユニットを示し、(a)は展開状態の底面図、(b)は同側面図、(c)は図8(a)のA−A線断面図、(d)は図8(a)のB−B線断面図、(e)は図8(a)のC−C線断面図である。 テーブルの前後スライド動作の概略説明図である。 テーブルロアを、テーブルボトムカバーを取り外した状態で示す概略斜視図である。 装置カバーを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 テーブルフレームを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 ガイドレールアッセンブリを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 可動ユニットを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明に係る折り畳み式テーブル装置を、鉄道車両の内壁面の設けた実施の形態の説明図である。
図1において、1は折り畳み式テーブル装置であって、鉄道車両の内壁面2に、窓部3の下方に形成される取付凹部2aを利用して取り付けられている。この装置1は、装置カバー11を有し、装置カバー11が閉じられた状態では、装置カバー11は内壁面2とほぼ面一となり、車室内に突出しない状態とされる。
このテーブル装置1においては、収納状態では、図2(a)に示すように、装置カバー11(テーブルサイドカバー32)の切り欠き部32aを通じて、ハンドル12aが把持できるように外部に向けて露出している。
テーブルを使用する際には、図2(b)に示すように、使用者がハンドル12aを把持して引き上げると、テーブルユニット12が前方(車室内方)にほぼ15°程度傾斜した状態で持ち上げられる。このとき、前方にほぼ15°程度傾斜した状態で引き上げるので、鉛直方向に引き上げる場合に比べて、軽く引き上げることができる。
テーブルユニット12を上限位置まで引き上げた後、図3に示すように、テーブルユニット12を手前に倒し、それからテーブルアッパ41を展開すれば、テーブルアッパ41とテーブルロア42の上面がテーブル面を形成することになる(図2(c)参照)。なお、テーブルアッパ41を展開することなく、テーブルアッパ41の下面をテーブル面として使用することもできるのはもちろんである。
このテーブル装置1は、テーブルユニット12が折り畳まれて収納されている状態にあるときには、図2(a)および図4に示すように、装置カバー11の正面板部(テーブルサイドカバー32)は鉛直面を形成している。そして、装置カバー11の上側より側方(車室内側)に露出している引き出し把持部としてのハンドル12a(後述するように装置カバー11側のテーブルロア42(テーブル板)の端部に設けられているハンドル12a)を把持して引き上げると、テーブルユニット12と共に装置カバー11が、鉛直面に対しほぼ15°程度前側(車室内側)に傾斜した状態となり、軽い力で引き出すことができる。
この装置1は、図5〜図7に示すように、ベースフレームとしてテーブルフレーム10を有し、このテーブルフレーム10の上部には、バランサー(ダンパー)としてのゼンマイユニット21が取り付けられている。
このゼンマイユニット21のワイヤーケーブル21aは、後述する可動ベース52に連結されているので、テーブルユニット12の引き上げの際に、ゼンマイユニット21によるバランサー効果によってテーブルユニット12や可動ユニット51の重量が支持され、より一層使用者の引き上げの負担が軽減され、また、ゆっくりテーブルユニット12や可動ユニット51を収納できるようになっている。なお、ワイヤーケーブル21aはゼンマイユニット21から引き出され、バランサー用シャフト27に巻き掛けられた後、可動ベース52に連結されている。
右側に位置する第3のガイドブラケット18Cの外側面に、ガイドピース22が取り付けられている。このガイドピース22は、テーブルユニット12を引き出して水平状態として使用する際に、後述するロックプレート55の係合凹部55bが係脱可能に係合する部材である(図5参照)。
続いて、折り畳み式テーブル装置1の主たる構成要素である、テーブルユニット12、装置カバー11、テーブルフレーム10、レールアッセンブリ28および可動ユニット51についてこの順で説明する。
(テーブルユニット12)
テーブルユニット12は、図8(a)(b)に示すように、合成樹脂シート(例えば、硬質塩化ビニル樹脂シート)を積層してなるテーブルアッパ41(テーブル板)とテーブルロア42(テーブル板)とがヒンジ40を介して折り畳み可能に連結されている。そして、それらの連結部分付近である、テーブルロア42の上端部中央にハンドル12a(引き出し把持部)が設けられている。そして、テーブルユニット12は、可動ユニット51を介して、傾斜したガイドレール23A,23Bにスライド可能に取り付けられ、ガイドレール23A,23Bに沿って昇降できるようになっている。
このテーブルユニット12は、(i)テーブルアッパ41とテーブルロア42とを重ね合わせ、折り畳まれている傾斜状態と、(ii)テーブルアッパ41とテーブルロア42とを展開できる水平状態とを取り得るようになっている。
また、テーブルロア42には、テーブルボトムカバー43が設けられ、テーブルロア42とテーブルボトムカバー43との間であって下端部付近に、図8(c)および図9に示すように、左右方向に延びるスライドシャフト44が設けられ、このスライドシャフト44に可動フレーム45(可動部材)の下側部分45Aがスライド可能に嵌挿されている。また、この可動フレーム45の上側部分45Bが、スライドシャフト44と平行に延びるスライドガイド46(ガイド部材)にスライド可能に係合している。
可動フレーム45の下側部分45Aには、図8(d)(e)に示すように、角度調整ベースプレート47と、ターンシャフト48とが設けられている。ターンシャフト48がテーブルボトムカバー43より外側(図8(a)(b)において下方側)に配置されている。角度調整プレート47にはテーブル水平調整用ねじ47Aが設けられ、テーブルアッパ41及びテーブルロア42を展開できる水平状態にすると、テーブル水平調整用ねじ47Aの頭部(テーブルユニット12の後端部)がテーブル受け板57に接触することで、前記水平状態とされる。このテーブル水平調整用ねじ47Aの突出量を調整することで、水平状態としたときの角度調整ができる。また、オープンレバー49が、テーブルロア42の端部より突出するように取り付けられている。このオープンレバー49は、可動フレーム45の下側部分45Aに取り付けられる取付部49aと、この取付部49aの外側に連接されるレバー部49bとを有する。オープンレバー49の取付部49aに対応して、可動フレーム45の下側部分45Aに延長部45Aaが形成されており、取付部49aと延長部45Aaとの間にスライドシャフト44が設けられている。また、レバー部49bには、後述するロックピン55aの先端部が移動可能に係合する断面長円状の係合長穴部(図示せず)が形成されている。
このオープンレバー49は、テーブルロア42とは、スライドシャフト44の軸線に直交する方向においてずれて配置されているので、可動フレーム45を、スライドシャフト44及びスライドガイド46に案内させつつ、テーブルロア42をオープンレバー49と衝突させることなく、スライド移動させることができる。
テーブルアッパ41あるいはテーブルロア42を把持して前後に動かせば、図9に示すように、テーブルロア42内の可動フレーム45が、スライドシャフト44及びスライドガイド46に案内されつつ、テーブルロア42をオープンレバー49と衝突させることなく、テーブルアッパ41及びテーブルロア42をスライド移動させ、前後位置を調整することができる(図10参照)。なお、スライドシャフト44のシャフト支持部材39A,39Bには、可動フレーム11に接触してそれの可動範囲を規制するストッパ部39Aa,39Baが形成されている。
また、テーブルユニット12を収納する場合には、前述した動作と逆の動作を行うことで、簡単に収納することができる。
(装置カバー11)
装置カバー11は、図11に示すように、水平断面コ字形状のカバーフレーム31の外側に水平断面コ字形状のテーブルサイドカバー32が取り付けられ、一側においてカバーフレーム31の側面部とテーブルサイドカバー32の側面部との間に、スプリングフック33が設けられる隙間Sが形成されている。
また、カバーフレーム31の下端部には、テーブルフレーム10の支点ブラケット17A,17Bに回転可能に支持される回転軸サポート34が設けられ、スプリングフック33とピラー13Bとの間に上側スプリング35が、スプリングフック33と取付プレート24との間に下側スプリング36がそれぞれ設けられ、装置カバー11(テーブルサイドカバー32)の表面がピラー13A,13Bの軸線と平行に、鉛直方向になるように弾性的に付勢されている。なお、回転軸サポート34は、テーブルサイドカバー32の下端縁よりも下方に突出している。
また、テーブルサイドカバー32の正面上部中央部には、収納状態でテーブルユニット12のハンドル12aが露出する矩形状の切り欠き部32aが設けられている。
ハンドル12aを把持してテーブルユニット12を引き出す際に、その引き出し動作に対応してテーブルサイドカバー32が両スプリング35,36の付勢力に抗して傾斜し、引き出し終了後テーブルサイドカバー32がピラー13A,13Bと平行な、鉛直方向の向きに復帰するようになっている。このとき、テーブル展開角度により装置カバー11の開き角度が連動するようになっている。これは、オープンレバー49がカバーフレーム31の背面に接触してスプリング35,36による閉じる方向の動きを規制している。
(テーブルフレーム10)
テーブルフレーム10は、図12に示すように、左右において平行に延びる1対のピラー13A,13Bと、その両ピラー13A,13Bを連結し上側から順に設けられるトップビーム14、クロスビーム15及びボトムビーム16とを備える。
各ピラー13A,13Bの下部(クロスビーム15とボトムビーム16との間の部分)に、支点ブラケット17A,17Bがそれぞれ、前側に突出するように設けられている。
また、トップビーム14とクロスビーム15とに対し、3つのガイドブラケット、すなわち第1〜第3のガイドブラケット18A,18B,18Cが並んで設けられ、それらの、前方に突出する上端部に対し左右方向に延びるハンドルサポート19が設けられている。このハンドルサポート19には、ガイドレール23A,23Bの上方への移動を規制するレールストッパ20A,20Bが設けられている。中央に位置する第2のガイドブラケット18Bに、バランサー(ダンパー)としてのゼンマイユニット21が取り付けられている。このゼンマイユニット21は、左側の第1のガイドブラケット18A側に位置している。
(レールアッセンブリ28)
テーブルフレーム10には、テーブルユニット12を昇降するための左右に断面略C字形状のガイドレール23A,23B(レール部材)を有するレールアッセンブリ28が設けられている。このレールアッセンブリ28は、図13に示すように、ガイドレール23A,23Bが、中間部が取付プレート24を介して、支点ブラケット17A,17Bに、ほぼ15°程度傾斜した状態で取り付けられている。なお、ガイドレール23A,23Bの下端部には、落下ストッパゴム25が、落下ストッパブラケット26を用いて取り付けられている。
(可動ユニット51)
可動ユニット51は、図14に示すように、左右方向に延びる矩形板状の可動ベース52と、この可動ベース52の左右両側に設けられガイドレール23A,23Bにスライド可能に係合するスライダ53A,53Bとを有する。これによりテーブルフレーム10のピラー13A,13Bに対し傾斜した状態で、テーブルユニット12の昇降を案内する案内手段が構成されている。
可動ユニット51の可動ベース52の一側には、スライダ53Bを挟んで1対のロックアーム54A,54Bが設けられ、外側のロックアーム54Bの外側にロックプレート55が取り付けられている。このロックプレート55の一端部側には、上側に位置しオープンレバー49のレバー部49bの係合長穴部(図示せず)に移動可能に係合するロックピン55aが設けられ、他端部側はガイドピース22に係脱可能に係合する係合凹部55bが形成されている。そして、ロックピン55aより下側に位置において、ロックプレート55をロックアーム54Bの外側面に沿って回転可能に支持する支軸55cが設けられている。
可動ユニット51(ロックアーム54A,54B)の上端には、自己潤滑性を有する潤滑ブッシュ56を介してテーブルユニット12のターンシャフト48(軸部材)が連結されている。
そして、テーブルユニット12を引き上げる際には、テーブルユニット12とともに可動ユニット51も、ガイドレール23A,23Bに沿って、一緒に引き上げられ、テーブルユニット12を傾斜状態から水平状態にする際には、ロックピン55aとオープンレバー49の係合長穴部(図示せず)との係合状態を維持して、オープンレバー49がロックピン55aを押して、ロックプレート55が支軸55c回りに回転してテーブルフレーム10側に移動し、ロックプレート55の係合凹部55bがガイドピース22に引っ掛かると共に、テーブルユニット12の後端部となるテーブル水平用調整ねじ47Aの頭部がテーブル受け板57に接触することで、テーブルアッパ41及びテーブルロア42を展開できる水平状態に保持される。
上記テーブル装置1の使用方法について説明する。
まず、テーブルを使用しない収納状態では、図2(a)に示すように、可動ユニット51が下端位置にあり、テーブルユニット12が装置カバー11に覆われている。装置カバー11(テーブルサイドカバー32)の切り欠き部32aを通じて、ハンドル12aが把持できるように露出している。装置カバー11の正面板部(テーブルサイドカバー32)は、スプリング35,36の付勢力によって鉛直方向を向いている。
テーブルを使用する際には、図2(b)に示すように、使用者がハンドル12aを把持して引き上げると、テーブルユニット12と一緒に可動ユニット51が持ち上げられ、その際にスライダ53A,53Bとガイドレール23A,23Bの係合関係で、テーブルユニット12が、前方にほぼ15°程度傾斜した状態で引き上げられる。このとき、前方にほぼ15°程度傾斜した状態で引き上げることになるので、鉛直方向に引き上げる場合に比べて、軽く引き上げることができる。しかも、ゼンマイユニット21のワイヤケーブル21aが可動ベース52に連結され、ゼンマイユニット21によってテーブルユニット12や可動ユニット51の重量が支持されているので、より一層使用者の引き上げ労力の負担が軽減される。
そしてテーブルユニット12を上限位置まで引き上げてから、図2(c)および図3に示すように、テーブルユニット12を手前に倒すことで、オープンレバー49とロックピン55aの係合関係を維持して、傾斜状態から水平状態に変更することができるようになっている。このテーブルユニット12を手前に倒すときに、オープンレバー49が、ロックピン55aを押して、支軸55cを回転中心軸としてテーブルユニット12を回転させながら引き出すために装置カバー11を開く梃子として機能する。
そして、この水平状態では、ハンドル12aが下向きとなっており、ロックプレート55の係合凹部55bがガイドピース22に係脱可能に係合し、テーブルユニット12のテーブル水平用調整ねじ47Aの頭部がテーブル受け板57に接触する水平状態が安定して維持される。また、この係合により、テーブルロア42の位置決めもなされる。なお、装置カバー11は、テーブルユニット12が引き出されてしまうと、スプリング35,36の付勢力によって鉛直方向を向くようになっている。
この状態で、テーブルアッパ41を回転により展開すれば、テーブルアッパ41とテーブルロア42の上面がテーブル面を形成することになる。
前記実施の形態では、折り畳み式テーブル装置を、鉄道車両の内壁面2に設けた場合について説明したが、本発明はそれに限定されることなく、鉄道車両の座席の肘掛けに設けることも可能であり、必要時以外は収納してスペースを有効活用したような部位あるいは場所にも設けることができるのはもちろんである。
1 折り畳み式テーブル装置
2 鉄道車両の内壁面
10 テーブルフレーム
11 装置カバー
12 テーブルユニット
12a ハンドル(引き出し把持部)
13A,13B ピラー
21 ゼンマイユニット(バランサー)
21a ワイヤーケーブル
22 ガイドピース(被係合部材)
23A,23B ガイドレール(レール部材)
27 バランサー用シャフト
28 レールアッセンブリ
35,36 スプリング
41 テーブルアッパ
42 テーブルロア
43 テーブルボトムカバー
44 スライドシャフト
45 可動フレーム(可動部材)
46 スライドガイド(ガイド部材)
47 角度調整プレート
47A テーブル水平調整用ねじ
48 ターンシャフト(軸部材)
49 オープンレバー(被係合部材)
51 可動ユニット
53A,53B スライダ
55 ロックプレート(係合部材)
55a ロックピン
55b 係合凹部
55c 支軸

Claims (8)

  1. 取付部に形成される収納凹部に収納される折り畳み式テーブル装置であって、
    前記収納凹部に対して取り付けられ上下方向に延びるピラーを有するテーブルフレームと、
    前記取付部の表面と面一となり得る正面板部を有し前記テーブルフレームに下端部が回転可能にかつ前記正面板部が前記ピラーと平行になる方向に弾性付勢されるように取り付けられている装置カバーと、
    前記テーブルフレームと前記装置カバーとの間に設けられ複数のテーブル板が折り畳まれている傾斜状態と、前記複数のテーブル板を展開できる水平状態とを取り得るテーブルユニットと、
    前記テーブルフレームのピラーに対し傾斜した状態で前記テーブルユニットの昇降を案内する案内手段と、
    前記装置カバー側の前記テーブル板の端部に設けられ前記装置カバーの上側より露出している引き出し把持部とを備え、
    前記引き出し把持部を把持して前記テーブルユニットを前記案内手段によって案内させつつ引き出す際に、その引き出し動作に対応して前記装置カバーが傾斜し、引き出し終了後前記装置カバーが前記ピラーと平行な状態に復帰することを特徴とする折り畳み式テーブル装置。
  2. 前記案内手段は、前記テーブルフレームのピラーに対し傾斜した状態で取り付けられたレール部材と、
    前記レール部材にスライド可能に係合するスライダを有し前記テーブルユニットを前記傾斜状態から前記水平状態に変化させる際の回転軸となる軸部材を介して前記テーブルユニットに連結される可動ユニットとを備える請求項1記載の折り畳み式テーブル装置。
  3. 前記テーブルフレームには、被係合部材が設けられ、
    前記可動ユニットは、前記テーブルユニットの水平状態で前記被係合部材に係脱可能に係合する係合部材と、前記テーブルユニットの後端部が接触するテーブル受け板とを有する請求項2記載の折り畳み式テーブル装置。
  4. 前記テーブルユニットは、ヒンジを介して折り畳み可能に連結された1対のテーブル板を有し、
    前記装置カバー側のテーブル板の連結端部側に前記引き出し把持部が設けられる一方、前記連結端部側と反対側の端部に、前記軸部材が設けられている請求項2または3記載の折り畳み式テーブル装置。
  5. 前記テーブルフレームには、前記可動ユニットの荷重を支持するバランサーが設けられ、前記バランサーにワイヤーケーブルを介して可動ユニットに連係されている請求項2〜4のいずれか1つに記載の折り畳み式テーブル装置。
  6. 前記装置カバー側のテーブル板には、前記引き出し把持部と前記被係合部材との間にスライドシャフトが設けられ、前記スライドシャフトにスライド可能に係合する可動部材が前記可動ユニット側に設けられている請求項記載の折り畳み式テーブル装置。
  7. 前記装置カバー側のテーブル板には、前記スライドシャフトと平行に延びるガイド部材が設けられ、前記ガイド部材に前記可動部材の端部がスライド可能に係合している請求項6記載の折り畳み式テーブル装置。
  8. 前記テーブルフレームと、前記装置カバーとの間には、前記装置カバーを前記テーブルフレーム側に付勢するスプリングが設けられている請求項1〜7のいずれか1つに記載の記載の折り畳み式テーブル装置。
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