JP2002154364A - 自動車のアシストグリップ装置 - Google Patents

自動車のアシストグリップ装置

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JP2002154364A
JP2002154364A JP2000351519A JP2000351519A JP2002154364A JP 2002154364 A JP2002154364 A JP 2002154364A JP 2000351519 A JP2000351519 A JP 2000351519A JP 2000351519 A JP2000351519 A JP 2000351519A JP 2002154364 A JP2002154364 A JP 2002154364A
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JP
Japan
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hook
rack
grip
vehicle
slide door
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JP2000351519A
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English (en)
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Soichiro Mori
壮一郎 森
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドドアを所定位置に開いた状態ではア
シストグリップを乗降に有効な位置へ車室側に突出配置
することができる自動車のアシストグリップ装置の提供
を図る。 【解決手段】 スライドドア3を開動すると、スライド
ドア3が一定の幅に開いた後、スライドドア3に設けた
ドア側アーム26によりスイング作動手段12の可動駒
部材27が車両後方へ移動され、ワイヤ28によりラッ
ク18を上方へ牽引してピニオン21を回転させてグリ
ップ回転軸13を回動し、グリップ本体11Aを略直立
状態の平常位置から車外側へ向けて略水平状態の突出位
置までスイング作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、とりわけス
ライドドア型車のアシストグリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、例えば特開平11−3
34447号公報に示されているように、インストルメ
ントパネルの側部にアシストグリップを収納するグリッ
プ収納部を設け、フロントドアを開いた際にこのアシス
トグリップを該フロントドアに向けて突出する使用位置
に移動可能に構成し、該アシストグリップを利用して乗
降性を向上し得るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スライドドア
型車ではスライドドアが車両前後方向にスライドして開
閉するため、前記従来の構造をそのまま採用することは
できない。
【0004】そこで、本発明は簡単な構造により、スラ
イドドアを所定位置に開いた状態ではアシストグリップ
を乗降に有効な位置へ車外側に突出配置することができ
る自動車のアシストグリップ装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、スライドドアを配設した車体開口部の前側フレーム
部に、アシストグリップを該前側フレーム部に沿って上
下方向に略直立状態に配置し、かつ、該アシストグリッ
プを前記スライドドアが所定位置に開いている状態で、
車外側へ向けて略水平状態に突出する位置に回動可能に
装着したことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の自動車のアシストグリップ装置は、スライドドアの
開閉動に連動して、該スライドドアが一定の幅に開いた
後の所定の開度範囲で、スライドドアの開動に伴ってア
シストグリップを略直立状態の平常位置から車外側へ向
けて略水平状態の突出位置までスイング作動させて保持
し、スライドドアの前記所定の開度範囲での閉動に伴っ
てアシストグリップを前記突出位置から車室側へ向けて
平常位置までスイング作動させて保持するスイング作動
手段を備えていることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載のスイング作動手段が、一端にグリップ本体を直交状
態に突設して前側フレーム部に水平に回転自在に支持し
たグリップ回転軸と、グリップ回転軸の他端に設けられ
て、グリップ本体が前側フレーム部に沿って上下方向に
略直立状態となる平常位置と、グリップ本体が車外側へ
向けて略水平状態となる突出位置と、に回動規制するス
トッパと、前側フレーム部に上下方向に摺動自在に配設
され、かつ、付勢手段により下向きに付勢されたラック
と、ラックに噛合して該ラックの上下動をグリップ回転
軸に回転力として伝達するピニオンと、スライドドアの
前記所定の開度範囲で、該スライドドアの開動により前
記ラックを上方へ牽引して摺動させるラック牽引機構
と、を備えていることを特徴としている。
【0008】請求項4の発明にあっては、請求項3に記
載のラック牽引機構が、車体開口部の上側フレーム部に
前後方向に設けたレールに配設され、スライドドアの前
記所定の開度範囲でのみ、該スライドドアの開動に対し
て該スライドドアに設けたドア側アームと係合して、ス
ライドドアの開動と共に車両後方へ向けて移動して所定
位置で停止位置が保持される可動駒部材と、該可動駒部
材とラックとを連結したワイヤと、を備えていることを
特徴としている。
【0009】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載の可動駒部材が、レールに係合するローラーを備えて
ワイヤの一端を連結したフック支持フレームと、フック
支持フレームに並設されて前端部がそれぞれフック支持
フレームに対して同軸上に回動自在に軸支され、かつ、
後端部上に係止部を有する第1フックおよび第2フック
と、これら第1フックおよび第2フックの各後端部を上
方に付勢して所定のリフト量に保持する付勢手段と、第
1フックと第2フックの後端部相互に設けられて、第1
フックの後端部の下動に対して該第1フックと第2フッ
クとを連結し、第2フックの後端部の下動に対しては第
1フックと第2フックとを切り離す係止手段と、を備え
ている一方、前記スライドドアのドア側アームには、第
2フックの係止部に係合して可動駒部材をスライドドア
の開動と共に車両後方へ向けて移動させる係合突起を設
け、車体開口部の上側フレーム部に車体側アームを設け
て、該車体側アームに、第1フックの係止部に係合して
可動駒部材の車両前方への移動を規制する第1係合突起
と、可動駒部材が車両後方へ所定ストローク移動すると
第1フックを第2フックと共に押し下げて、該第2フッ
クの係止部上方をドア側アームの係合突起が通過するの
を許容する第2係合突起と、可動駒部材の車両後方への
移動過程で第2フックの係止部をくぐり抜けさせて、ド
ア側アームの係合突起が第2フックの係止部上方を通過
した時点で、該第2フックの係止部に係合して可動駒部
材の停止位置を保持させる第3係合突起と、を設けたこ
とを特徴としている。
【0010】請求項6の発明にあっては、請求項3〜5
に記載のスイング作動手段におけるラックはピニオンと
反対の背面側に移動可能に配設してあると共に、該ラッ
クの背面にラックを常時ピニオンに噛合させる付勢手段
を配設したことを特徴としている。
【0011】請求項7の発明にあっては、請求項3〜6
に記載のスイング作動手段におけるグリップ回転軸は外
周に中空軸を備えていて前記ピニオンを該中空軸に固設
してあると共に、車体開口部の前側フレーム部に対して
上下方向にスライド移動可能に配設してあり、かつ、該
前側フレーム部と中空軸とに、相互に係合してアシスト
グリップの上下方向位置を任意に調節可能な位置決め手
段を設けたことを特徴としている。
【0012】請求項8の発明にあっては、請求項7に記
載の中空軸をグリップ回転軸に対して軸方向にスライド
可能に設ける一方、位置決め手段を、車体開口部の前側
フレーム部の外側面に上下方向に設けた複数のロケート
孔と、中空軸にその周方向に回動自在で、かつ、軸方向
には固定的に設けられて、該中空軸の軸方向のスライド
移動により前記ロケート孔と係脱するロケート突起を有
する位置決めディスクと、で構成したことを特徴として
いる。
【0013】請求項9の発明にあっては、請求項8に記
載のグリップ回転軸と中空軸との間に、該中空軸を前記
ロケート突起とロケート孔とが係合する方向に付勢する
付勢手段を設けたことを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
走行中等にあっては、スライドドアを配設した車体開口
部の前側フレーム部に略直立状態に配置されたアシスト
グリップを把持することによって、コーナーリング時等
における着座姿勢の安定化を図ることができることは勿
論、スライドドアを開いて乗降する際には、該スライド
ドアを所定位置に開いている状態では前記アシストグリ
ップが車外側へ向けて略水平状態に突出する位置に回動
可能であるため、車外側へ略水平状態に突出させた該ア
シストグリップを把持することによって乗降を容易に行
うことができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、アシストグリップは、スイング
作動手段によってスライドドアの開閉動に連動して前述
の略直立状態の平常位置と略水平状態の突出位置とに回
動,保持されるから、スライドドアの開閉操作とは別に
2次的にアシストグリップの回動操作を伴うことがな
く、該アシストグリップの前記各使用位置への移動をス
ライドドアの開閉動作に適切に同期させることができ
る。
【0016】また、このアシストグリップのスイング動
作はスライドドアが一定の幅に開いた後の所定の開度範
囲で行われるから、スライドドアが所謂半ドアの状態で
アシストグリップがスイング動作することがなく、半ド
アでのアシストグリップの車外側への突出あるいは全閉
途中でのアシストグリップの干渉等を回避できて、安全
性及びドア閉じ性を確保することができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、ラック・ピニオン機構とラック
牽引機構、および回動規制ストッパによってスイング作
動手段を簡単に構成することができる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、ラック牽引機構を車体開口部の
上側フレーム部に設けたレールに沿って移動する可動駒
部材と、該可動駒部材に牽引されるワイヤとによって、
前記上側フレーム部にコンパクトに構成することができ
る。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明の効果に加えて、ラック牽引機構の可動駒部材の
第1,第2フックと、スライドドアのドア側アームの係
合突起と、上側フレーム部の車体側アームの第1〜第3
係合突起と、の設定によって、スライドドアの開閉動作
とスイング作動手段によるグリップ本体のスイング作動
時期とを適切に設定することができる。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、請求項3
〜5の発明の効果に加えて、グリップ本体のスイング動
作途中で該グリップ本体が何等かの障害物に接触して停
止するような事態が生じても、ラックがピニオンとの噛
み合いから逃げるのでスライドドアの開閉動作に支障を
来すことがなく、その後は、グリップ本体をストッパに
より回動規制される位置まで手で回動することによっ
て、同様にラックがピニオンとの噛み合いから逃げて、
これらラックとピニオンとを正規の噛み合い位置に戻す
ことができる。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、請求項3
〜6の発明の効果に加えて、位置決め手段によってグリ
ップ本体の高さ位置を乗員の体格に合わせて最も使用し
易い位置に任意に調節することができて、使用性を一段
と高めることができる。
【0022】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
の発明の効果に加えて、グリップ本体の高さ位置調節を
中空軸のスライド操作によって容易に行うことができ
る。
【0023】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
の発明の効果に加えて、付勢手段によってロケート孔と
ロケート突起との係合状態を常に維持できて、グリップ
本体の高さ位置を確定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0025】図1において、1は車体本体、2はフロン
トドア、3はフロントドア2の後方に設けられた車体開
口部4に配設したスライドドアを示す。
【0026】スライドドア3は車体開口部4の上側フレ
ーム部5および下側フレーム部6に前後方向に配設した
ガイドレール8に、該スライドドア3に装着した図外の
ガイドローラーを係合して、前記ガイドレール8に沿っ
て車両前後方向にスライド移動して開閉するようにして
ある(図2,3参照)。
【0027】そして、前記車体開口部4の前側フレーム
部7の後側壁の上下方向中央部分にアシストグリップ1
1を配設してある。
【0028】アシストグリップ11は前側フレーム部7
に沿って上下方向に略直立状態に配置してあって、該ア
シストグリップ11を前記スライドドア3が所定位置に
開いている状態で、車外側へ向けて略水平状態に突出す
る位置に回動可能に装着してある。
【0029】このアシストグリップ11は図2,3に示
すようにスイング作動手段12を備え、スライドドア3
の開閉動に連動して、該スライドドア3が半ドア状態の
ように僅かにある一定の幅に開いた後の所定の開度範囲
で、スライドドア3の開動に伴ってアシストグリップ1
1を略直立状態の平常位置から車外側へ向けて略水平状
態の突出位置までスイング作動させて保持し、かつ、ス
ライドドア3の前記所定の開度範囲での閉動に伴ってア
シストグリップ11を前記突出位置から車室側へ向けて
平常位置までスイング作動させて保持するようにしてあ
る。
【0030】図4〜12に前述のスイング作動手段12
の一例を示す。
【0031】図4,5において、前述の前側フレーム部
7のアシストグリップ配設相当部位は、その前,後壁お
よび車室側壁の一部を、それぞれ側壁ピース材7a,7
b,7c,7dを組付けて構成してある。
【0032】側壁ピース材7b,7cを貫通してグリッ
プ回転軸13を水平に回動自在に支持してあり、その側
壁ピース材7cから突出した端部にアシストグリップ1
1のグリップ本体11Aを直交状態に突設してある。
【0033】グリップ回転軸13の他端には、側壁ピー
ス材7aに設けた溝15に係合して、グリップ本体11
Aが前側フレーム部7に沿って上下方向に略直立状態と
なる平常位置と、グリップ本体11Aが車外側へ向けて
略水平状態となる突出位置と、に回動規制するストッパ
14を例えばボルト16により締結固定してある。
【0034】ストッパ14は側面正方形に形成して、そ
の一対角部分をストッパ中心を中心とする円弧状に面取
り成形することにより、前記溝15内でストッパ14が
90度に角回転して前述のグリップ本体11Aの2つの
使用位置(平常位置と突出位置)の回動規制を行えるよ
うにしてある。
【0035】本実施形態では後述する位置決め手段48
によってアシストグリップ11を上下方向に任意に高さ
位置調整できるように、前記側壁ピース材7b,7cの
グリップ回転軸貫通部分を上下方向のスリット17とし
て形成してあり、これに伴ってストッパ14を受容した
溝15も上下方向の長溝として形成してある。
【0036】側壁ピース材7b,7d間には、上下方向
の長溝19に沿ってラック18を摺動自在に配設してあ
る。
【0037】このラック18の下端と前側フレーム部7
の下端部とに亘って付勢手段としてのスプリング20を
張設して、該ラック18を下向きに付勢してある(図
2,3参照)。
【0038】前記ラック18に対応する部位には該ラッ
ク18に噛合して、該ラック18の上下動をグリップ回
転軸13に回転力として伝達するピニオン21を配設し
てある。
【0039】グリップ回転軸13はその外周に位置決め
手段48の構成部材の一つである中空軸50を備え、前
記ピニオン21はこの中空軸50に固設してある。
【0040】前記グリップ本体11Aはこの中空軸50
に設けた貫通孔51を通して直交配設してあり、従っ
て、ピニオン21の回転力が中空軸50,グリップ本体
11Aを介してグリップ回転軸13に伝達されるように
なっている。
【0041】前記ラック18を摺動ガイドする長溝19
の溝幅は若干広めに設定して、該ラック18がピニオン
21と反対の背面側に移動可能としてあり、かつ、該ラ
ック18の背面と側壁ピース材7dとの間には、上下複
数ケ所においてスライダ23を介して付勢手段としての
スプリング22を弾装して、該ラック18が常時ピニオ
ン21に歯合するようにしてある。
【0042】そして、このラック18の上端をラック牽
引機構24に連結して、スライドドア3の前記所定の開
度範囲で、該スライドドア3の開動により該ラック18
を上方へ牽引して摺動させるようにしてある。
【0043】ラック牽引機構24は図6〜12に示すよ
うに、車体開口部4の上側フレーム部5の前記ガイドレ
ール8を配設した部分の下側で、前後方向に所要の長さ
に設けられたレール25に配設されて、スライドドア3
の前記所定の開度範囲でのみ、該スライドドア3の開動
に対して該スライドドア3に設けたドア側アーム26と
係合して、スライドドア3の開動と共に車両後方へ向け
て移動して所定位置で停止位置が保持される可動駒部材
27と、該可動駒部材27と前記ラック18の上端とを
連結したワイヤ28とを備えてする。
【0044】レール25の前端部には、図2,3に示す
ようにワイヤ28のガイドプーリー29を配設して、該
ワイヤ28をこのガイドプーリー29を境にして上側フ
レーム部5と前側フレーム部7とに沿って配索するよう
にしてある。
【0045】前記可動駒部材27は図6,8に示すよう
に、前端に前述のワイヤ28を連結した平面コ字状のフ
ック支持フレーム30と、該フック支持フレーム30に
並設支持された第1フック35および第2フック36と
を備えている。
【0046】フック支持フレーム30は、支軸33,3
4により軸支した前後各一対のローラー31,32を介
して前記レール25上を車両前後方向に移動自在として
ある。
【0047】第1フック35と第2フック36は、それ
ぞれ前端部をフック支持フレーム30に対して同軸上に
回動自在に軸支してあり、本実施形態では前述の前部ロ
ーラー31の支軸33を長尺に形成して、該支軸33に
よって前部ローラー31と共に第1フック35と第2フ
ック36の各前端部を回動自在に同軸支持している。
【0048】第1フック35および第2フック36の各
後端部上には、後面をガイド斜面37a,38aとした
係止部37,38を形成してある。
【0049】また、これら第1フック35および第2フ
ック36の後端部には付勢手段収容部39をそれぞれ形
成してあり、これら付勢手段収容部39に、それぞれ付
勢手段としてのスプリング40と、該スプリング40に
より前記レール25面上に押圧されるスライダ40aと
を配設して、これら第1フック35と第2フック36の
後端部を上方に付勢して所定のリフト量に保持するよう
にしてある。
【0050】更に、第2フック36の後端部の第1フッ
ク35に隣接する側部下縁には、係止手段の一方を構成
する突片41を設けてある一方、第1フック35の前記
突片41に対応する部位には該突片41を受容して係止
手段の他方を構成する係止凹部42を形成してあって、
第1フック35の後端部の下動に対しては該第1フック
35と第2フック36とを連結して一体的な下動を行わ
せ、第2フック36の後端部の下動に対しては第1フッ
ク35と第2フック36とを切り離して該第2フック3
6のみが独立して下動するようにしてある。
【0051】一方、前記スライドドア3に設けたドア側
アーム26の先端部下面には、前記第2フック36の係
止部38に係合して可動駒部材27をスライドドア3の
開動と共に車両後方へ移動させる係合突起43を設けて
ある。
【0052】他方、車体開口部4の上側フレーム部5に
は、前記レール25の上方の所定部位に車体側アーム4
4を設けてあり、この車体側アーム44の下面に前記第
1フック35の係止部37に係合して可動駒部材27の
車両前方への移動を規制する第1係合突起45と、可動
駒部材27が車両後方へ所定ストローク移動すると第1
フック35を第2フック36と共に押し下げて、該第2
フック36の係止部38の上方をドア側アーム26の係
合突起43が通過するのを許容する第2係合突起46
と、可動駒部材27の車両後方への移動過程で第2フッ
ク36の係止部38をくぐり抜けさせて、ドア側アーム
26の係合突起43が第2フック36の係止部38の上
方を通過した時点で、該第2フック36の係止部38に
係合して可動駒部材27の停止位置を保持させる第3係
合突起47と、を設けてある。
【0053】図9に前記第1,第2フック35,36
と、係合突起43、および第1係合突起45,第2係合
突起46,第3係合突起47との配置関係を示す。
【0054】ここで、前述の第1フック35と第2フッ
ク36と、係合突起43および第1〜第3係合突起45
〜47との係脱関係を成立させるため、これら係合突起
43および第1〜第3係合突起45〜47の突出量は、
本実施形態では図7に示すように46>43>47・4
5の関係に設定してある。
【0055】図4,5において、48はアシストグリッ
プ11の位置決め手段を示し、該位置決め手段48は前
記側壁ピース材7cの外側面にスリット17の両側に沿
って上下方向に設けた複数のロケート孔49と、グリッ
プ回転軸13の外周に軸方向に摺動自在に配設した中空
軸50に設けられて、該中空軸50の軸方向のスライド
移動により前記ロケート孔49と係脱するロケート突起
53を有する位置決めディスク52と、で構成してい
る。
【0056】位置決めディスク52は中空軸50にその
周方向に回動自在で、かつ、軸方向には固定的に設けて
ある。
【0057】また、グリップ回転軸13の端部と中空軸
50の端部との間には、該中空軸50を前記ロケート突
起53とロケート孔49とが係合する方向に付勢する付
勢手段としてのスプリング54を張設してある。
【0058】前述のように中空軸50はグリップ回転軸
13に対して軸方向にスライド自在とするために、グリ
ップ本体11Aを挿通した貫通孔51は軸方向に所要長
さの長孔として形成してある。
【0059】また、本実施形態では前記ラック18の歯
部18aは一側に偏寄して設け、中空軸50を前記ロケ
ート突起53がロケート孔49から離脱する位置まで軸
方向にスライド移動した際には、該中空軸50に固設し
たピニオン21が前記歯部18aから外れて、ラック1
8との噛み合い負荷を伴うことなくアシストグリップ1
1を上下方向に移動し得るようにしてある。
【0060】次に以上の実施形態の構造からなるアシス
トグリップ装置の作用について詳述する。
【0061】スライドドア3を全閉にしてある状態で
は、ストッパ14と溝15との係合によりアシストグリ
ップ11のグリップ本体11Aは図3に示すように車体
開口部4の前側フレーム部7に沿って上下方向に略直立
状態の平常位置に保持されているから、このグリップ本
体11Aを把持することによってコーナーリング時等に
おける着座姿勢の安定化を図ることができる。
【0062】次に車両を停車し、乗降のためスライドド
ア3を車両後方へスライドさせて開動すると、スライド
ドア3がある一定の幅に開くまではグリップ本体11A
は前述の平常位置に保持されているが、スライドドア3
が前記一定の幅の開き位置に至ると、ドア側アーム26
の係合突起43が可動駒部材27の第2フック36の係
止部38に係合し、以降のスライドドア3の開動に伴っ
て可動駒部材27がレール25上を車両後方に向けて移
動し、ワイヤ28をラック18の下方牽引用のスプリン
グ20のばね力に抗して牽引してラック18を上方へ牽
引摺動させる(図10の(A),(B)参照)。
【0063】これにより、ピニオン21が回転して中空
軸50とグリップ回転軸13とを一体に回転し、前記平
常位置にあるグリップ本体11Aを車体開口部4から車
外側へ向けてスイング作動させる。
【0064】前記可動駒部材27の車両後方への移動過
程では、第2フック36の係止部38が車体側アーム4
4の第3係合突起47に至ると、該係止部38のガイド
斜面38aが第3係合突起47に摺接して第2フック3
6の後端部が下方に押し下げられるが、第3係合突起4
7よりもドア側アーム26の係合突起43の突出量が大
きいため、該係合突起43と第2フック36の係止部3
8との係合状態は維持され、従って、第2フック36の
係止部38は第3係合突起47をくぐり抜ける(図10
の(C)参照)。
【0065】前記フック36の係止部38が下動して第
3係合突起47をくぐり抜ける際は、突片41が第1フ
ック35の係止凹部42から離れるだけであるから、該
第1フック35の後端部の下動は伴わない(図12の
(B)参照)。
【0066】そして、この第2フック36の係止部38
が第3係合突起47をくぐり抜けるのと同時に、第1フ
ック35の係止部37のガイド斜面37aが第2係合突
起46に摺接すると、この第2係合突起46により第1
フック35の後端部が押し下げられ、同時に係止凹部4
2と突片41との係合により第2フック36の後端部も
押し下げられる(図10の(D)および図12の(C)
参照)。
【0067】この第2係合突起46はドア側アーム26
の係合突起43よりも突出量が大きいため、第2フック
36の係止部38が前記係合突起43の突出量以下にま
で押し下げられると、該係合突起43が係止部38から
外れて該係止部38の上方を通過してスライドドア3が
全開位置まで開動される。
【0068】一方、可動駒部材27は前述のようにドア
側アーム26の係合突起43が第2フック36の係止部
38から外れた時点で、ラック18の下方牽引用のスプ
リング20のばね力によって車両前方への牽引力が作用
しているため、該第2フック36の係止部38が第3係
合突起47に係合して、該可動駒部材27の停止位置が
保持される(図11の(A)および図12の(A)参
照)。
【0069】この可動駒部材27の移動ストロークはグ
リップ本体11Aが前記平常位置から車外側へ向けて略
水平状態の突出位置までスイング作動するように設定さ
れており、従って、前述のように可動駒部材27が第2
フック36の係止部38と第3係合突起47との係合に
より停止位置が保持された状態では、グリップ本体11
Aが図3,4に示すように車外側へ向けて略水平状態に
突出し、この突出位置はストッパ14と溝15との係合
によって保持される。
【0070】従って、乗員は車外側へ略水平状態に突出
したこのグリップ本体11Aを把持して容易に乗降する
ことができる。
【0071】次にスライドドア3を全開位置から閉動し
た際には、ドア側アーム26の係合突起43が、第3係
合突起47に係合している第2フック36の係止部38
に至り、該係止部38のガイド斜面38aに摺接するこ
とによって該第2フック36の後端部を押し下げる(図
11の(B)参照)。
【0072】この時、突片41が係止凹部42から離れ
るだけであるから第2フック36の後端部のみが下動し
て、第1フック35の後端部の下動は伴わない(図12
の(B)参照)。
【0073】前記係合突起43は第3係合突起47より
も突出量が大きいため、前記第2フック36の係止部3
8が第3係合突起47の突出量以下にまで押し下げられ
て該第3係合突起47との係合が外れると、直ちにラッ
ク18の下方牽引用のスプリング20のばね力によって
可動駒部材27が、第1フック35の係止部37が第1
係合突起45に係合する位置まで車両前方へ牽引移動さ
れる(図11の(C)参照)。
【0074】前述のように可動駒部材27の第2フック
36の係止部38と第3係合突起47との係合が解除さ
れることによって、ラック18が下方牽引用のスプリン
グ20のばね力により下方へ牽引摺動され、ピニオン2
1を回転してグリップ本体11Aをスライドドア3が全
閉に至る間に前記突出位置から車室側へ向けてスイング
作動させて、前側フレーム部7に沿う略直立状態の平常
位置に復位させる。
【0075】そして、スライドドア3の全閉方向の移動
により、ドア側アーム26の係合突起43が、車体側ア
ーム44の第1係合突起45と第1フック35との係合
により可動駒部材27の停止位置が保持されれている状
態で、第2フック36の係止部38を押し下げて乗り越
え(図11の(D)参照)、該スライドドア3が全閉位
置に戻る。
【0076】以上のように本実施形態の構造によれば、
アシストグリップ11はスイング作動手段12によって
スライドドア3の開閉動に連動して前述の略直立状態の
平常位置と略水平状態の突出位置とに回動,保持される
から、スライドドア3の開閉操作とは別に2次的にアシ
ストグリップ11の回動操作を伴うことがなく、該アシ
ストグリップ11の前記各使用位置への移動をスライド
ドア3の開閉動作に適切に同期させることができる。
【0077】また、アシストグリップ11のスイング動
作はスライドドア3が一定の幅に開いた後の所定の開動
範囲で行われるから、スライドドア3が所謂半ドアの状
態でアシストグリップ11がスイング動作することがな
く、半ドアのアシストグリップ11の車外側への突出あ
るいは全閉途中でのアシストグリップ11の干渉等を回
避できて、安全性およびドア閉じ性を確保することがで
きる。
【0078】そして、前述のスイング作動手段12はラ
ック18とピニオン21とからなるラック・ピニオン機
構とラック牽引機構24、および回動規制用のストッパ
14によって簡単に構成できると共に、該ラック牽引機
構24を車体開口部4の上側フレーム部7に設けたレー
ル25に沿って移動する可動駒部材27と、該可動駒部
材27に牽引されるワイヤ28とによって、前記上側フ
レーム部7にコンパクトに構成することができる。
【0079】しかも、前記ラック18はピニオン21と
反対の背面側に移動可能に配設して、該ラック18の背
面からスライダ23とスプリング22により付勢して該
ラック18を常時ピニオン21に噛合させるようにして
あるため、アシストグリップ11のスイング動作途中で
グリップ本体11Aが何等かの障害物に接触して停止す
るような事態が生じても、ラック18がピニオン21と
の噛み合いから逃げてスライドドア3の開閉動作に支障
を来すことがなく、その後は、グリップ本体11Aをス
トッパ14により回動規制される位置まで手で回動する
ことによって、同様にラック18がピニオン21との噛
み合いから逃げて、これらラック18とピニオン21と
を正規の噛み合い位置に戻すことができる。
【0080】また、前記ラック牽引機構24の可動駒部
材27の第1,第2フック35,36と、スライドドア
3のドア側アーム26の係合突起43と、上側フレーム
部5の車体側アーム44の第1〜第3係合突起45〜4
7と、の設定によって、スライドドア3の開閉動作とス
イング作動手段12によるグリップ本体11Aのスイン
グ作動時期とを適切に設定することができる。
【0081】一方、アシストグリップ11は位置決め手
段48によってグリップ本体11Aの高さ位置を乗員の
体格に合わせて最も使用し易い位置に任意に調節するこ
とができて、使用性を一段と高めることができると共
に、このグリップ本体11Aの高さ位置調節は中空軸5
0の軸方向のスライド操作によって容易に行うことがで
きる。
【0082】しかも、前記中空軸50とグリップ回転軸
13との間に設けたスプリング54によって、位置決め
手段48のロケート孔49とロケート突起53との係合
状態を常に維持できて、グリップ本体11Aの高さ位置
を確定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したスライドドア型車のスライド
ドア周りを示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す部分斜視図。
【図3】図2の状態からアシストグリップを車外側へス
イング作動させた状態を示す部分斜視図。
【図4】スイング作動手段のグリップ回転軸配設部分を
示す断面図。
【図5】図4の断面構造の要部を分解して示す斜視図。
【図6】スイング作動手段のラック牽引機構を示す斜視
図。
【図7】ラック牽引機構の可動駒部材配設部分を示す断
面図。
【図8】可動駒部材を分解して示す斜視図。
【図9】可動駒部材とドア側アームおよび車体側アーム
との関係を示す平面説明図。
【図10】スライドドア開動時における可動駒部材の作
動を示す側面説明図。
【図11】スライドドア閉動時における可動駒部材の作
動を示す側面説明図。
【図12】可動駒部材の第1,第2フックの作動形態を
示す斜視図。
【符号の説明】
3 スライドドア 4 車体開口部 5 上側フレーム部 7 前側フレーム部 11 アシストグリップ 11A グリップ本体 12 スイング作動手段 13 グリップ回転軸 14 ストッパ 18 ラック 20 ラックの下方牽引用の付勢手段 21 ピニオン 22 ラック押圧用の付勢手段 24 ラック牽引機構 25 レール 26 ドア側アーム 27 可動駒部材 28 ワイヤ 30 フック支持フレーム 31,32 ローラー 35 第1フック 36 第2フック 37 第1フックの係止部 38 第2フックの係止部 40 第1,第2フックの付勢手段 41,42 係止手段 43 ドア側アームの係合突起 44 車体側アーム 45 第1係合突起 46 第2係合突起 47 第3係合突起 48 位置決め手段 49 ロケート孔 50 中空軸 52 位置決めディスク 53 ロケート突起 54 位置決めディスクの付勢手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアを配設した車体開口部の前
    側フレーム部に、アシストグリップを該前側フレーム部
    に沿って上下方向に略直立状態に配置し、かつ、該アシ
    ストグリップを前記スライドドアが所定位置に開いてい
    る状態で、車外側へ向けて略水平状態に突出する位置に
    回動可能に装着したことを特徴とする自動車のアシスト
    グリップ装置。
  2. 【請求項2】 スライドドアの開閉動に連動して、該ス
    ライドドアが一定の幅に開いた後の所定の開度範囲で、
    スライドドアの開動に伴ってアシストグリップを略直立
    状態の平常位置から車外側へ向けて略水平状態の突出位
    置までスイング作動させて保持し、スライドドアの前記
    所定の開度範囲での閉動に伴ってアシストグリップを前
    記突出位置から車室側へ向けて平常位置までスイング作
    動させて保持するスイング作動手段を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の自動車のアシストグリップ
    装置。
  3. 【請求項3】 スイング作動手段が、一端にグリップ本
    体を直交状態に突設して前側フレーム部に水平に回転自
    在に支持したグリップ回転軸と、 グリップ回転軸の他端に設けられて、グリップ本体が前
    側フレーム部に沿って上下方向に略直立状態となる平常
    位置と、グリップ本体が車外側へ向けて略水平状態とな
    る突出位置と、に回動規制するストッパと、 前側フレーム部に上下方向に摺動自在に配設され、か
    つ、付勢手段により下向きに付勢されたラックと、 ラックに噛合して該ラックの上下動をグリップ回転軸に
    回転力として伝達するピニオンと、 スライドドアの前記所定の開度範囲で、該スライドドア
    の開動により前記ラックを上方へ牽引して摺動させるラ
    ック牽引機構と、 を備えていることを特徴とする請求項2に記載の自動車
    のアシストグリップ装置。
  4. 【請求項4】 ラック牽引機構が、車体開口部の上側フ
    レーム部に前後方向に設けたレールに配設され、スライ
    ドドアの前記所定の開度範囲でのみ、該スライドドアの
    開動に対して該スライドドアに設けたドア側アームと係
    合して、スライドドアの開動と共に車両後方へ向けて移
    動して所定位置で停止位置が保持される可動駒部材と、 該可動駒部材とラックとを連結したワイヤと、 を備えていることを特徴とする請求項3に記載の自動車
    のアシストグリップ装置。
  5. 【請求項5】 可動駒部材が、レールに係合するローラ
    ーを備えてワイヤの一端を連結したフック支持フレーム
    と、 フック支持フレームに並設されて前端部がそれぞれフッ
    ク支持フレームに対して同軸上に回動自在に軸支され、
    かつ、後端部上に係止部を有する第1フックおよび第2
    フックと、 これら第1フックおよび第2フックの各後端部を上方に
    付勢して所定のリフト量に保持する付勢手段と、 第1フックと第2フックの後端部相互に設けられて、第
    1フックの後端部の下動に対して該第1フックと第2フ
    ックとを連結し、第2フックの後端部の下動に対しては
    第1フックと第2フックとを切り離す係止手段と、を備
    えている一方、前記スライドドアのドア側アームには、
    第2フックの係止部に係合して可動駒部材をスライドド
    アの開動と共に車両後方へ向けて移動させる係合突起を
    設け、車体開口部の上側フレーム部に車体側アームを設
    けて、 該車体側アームに、第1フックの係止部に係合して可動
    駒部材の車両前方への移動を規制する第1係合突起と、 可動駒部材が車両後方へ所定ストローク移動すると第1
    フックを第2フックと共に押し下げて、該第2フックの
    係止部上方をドア側アームの係合突起が通過するのを許
    容する第2係合突起と、 可動駒部材の車両後方への移動過程で第2フックの係止
    部をくぐり抜けさせて、ドア側アームの係合突起が第2
    フックの係止部上方を通過した時点で、該第2フックの
    係止部に係合して可動駒部材の停止位置を保持させる第
    3係合突起と、を設けたことを特徴とする請求項4に記
    載の自動車のアシストグリップ装置。
  6. 【請求項6】 ラックはピニオンと反対の背面側に移動
    可能に配設してあると共に、該ラックの背面にラックを
    常時ピニオンに噛合させる付勢手段を配設したことを特
    徴とする請求項3〜5の何れかに記載の自動車のアシス
    トグリップ装置。
  7. 【請求項7】 グリップ回転軸は外周に中空軸を備えて
    いて前記ピニオンを該中空軸に固設してあると共に、車
    体開口部の前側フレーム部に対して上下方向にスライド
    移動可能に配設してあり、かつ、該前側フレーム部と中
    空軸とに、相互に係合してアシストグリップの上下方向
    位置を任意に調節可能な位置決め手段を設けたことを特
    徴とする請求項3〜6の何れかに記載の自動車のアシス
    トグリップ装置。
  8. 【請求項8】 中空軸をグリップ回転軸に対して軸方向
    にスライド可能に設ける一方、 位置決め手段を、車体開口部の前側フレーム部の外側面
    に上下方向に設けた複数のロケート孔と、 中空軸にその周方向に回動自在で、かつ、軸方向には固
    定的に設けられて、該中空軸の軸方向のスライド移動に
    より前記ロケート孔と係脱するロケート突起を有する位
    置決めディスクと、で構成したことを特徴とする請求項
    7に記載の自動車のアシストグリップ装置。
  9. 【請求項9】 グリップ回転軸と中空軸との間に、該中
    空軸を前記ロケート突起とロケート孔とが係合する方向
    に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項8
    に記載の自動車のアシストグリップ装置。
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