JP2010169485A - 車両試験装置の安全柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両試験装置の安全柵の幅を広げると、該安全柵が試験車両のドアを開く場合の障害になる。
【解決手段】車両試験装置1の安全柵7は、ピットカバー5に設けたローラ開口部4から外部に臨むローラ3上に載置された試験車両の車輪と略並行に配置された固定柵部51と、該固定柵部51の試験車両前後方向の少なくとも一方の側部に該固定柵部51に対して折曲可能に取り付けられた折曲柵部52と、該折曲柵部52を前記固定柵部51に対して所望の折曲角度で係止する係止部53と、を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、試験車両の駆動車輪をローラに載せ、該ローラにダイナモメータを連結し、試験車両の駆動力及びブレーキ力をローラを介してダイナモメータに伝達し、室内で試験車両の路上走行をシミュレートする車両試験装置の安全柵に関するものである。
車両試験装置は、図14に示すように、モータを備えたダイナモ本体の主軸101にローラ102を取り付け、該ローラ102の上方に位置する床面(以下、ピットカバーと称する)103にローラ開口部104を設け、該ローラ開口部104を介して試験車両105の駆動車輪106を前記ローラ102の周面上に載置して、駆動車輪106を回転させてローラ102に連結したダイナモメータ107に伝達して、走行時の試験車両の駆動力及びブレーキ力等をシミュレートする。前記駆動車輪106の側方には該駆動車輪106と並行に安全柵108が取り付けられている。
安全柵108は、試験運転中に高速で回転する駆動車輪106に作業員等が誤って接触することにより起こる事故を未然に防止するものである。安全柵108を、ピットカバー103のローラ開口部104の一側部に該駆動車輪106と並行に取り付けた場合には次に述べるような欠点がある。
(1)図15に示すように、安全柵108の幅Wは、幅広であればある程、駆動車輪106を完全に覆うことができ、安全性を増すが、試験車両のドア109を開く際の障害になる場合がある。特に、2ドアと4ドアでは、ドアの位置が異なるために、安全柵108がドア109を開閉する際の障害になる場合が多々ある。
(2)試験車両の右輪と左輪の間隔(以下、左右車輪間隔と称する)は、車種によって異なるため、前記ローラ102の位置を左右車輪間隔に合わせて狭めなければならない場合がある。この場合に、駆動車輪106と安全柵108との間隙が拡大し、駆動車輪106と安全柵108の間に人が入り込める余地が生じてしまう。なお、110は試験車両105を拘束している拘束ロープである。
そこで、上記(1)の欠点を解消するものとして、図16に示すように、車両試験装置に設置したスライドレール111に、コマ部112を摺動自在に装着し、該コマ部112の挿入孔112aに安全柵113の一方の縦枠棒113aの下部を回動自在かつ出入自在に挿着し、他方の縦枠棒113bに装着したロック棒114の先端を前記スライドレール111の側部々材115に設けた複数の係止孔115aに選択的に出入自在にした車両試験装置の安全柵が開発されている。
実開平5−11044号公報
上記特許文献1の車両試験装置の安全柵は、試験車両のドアを開閉する際等には、ドアの開閉に支障を来たさない位置に安全柵を逃がすことができ、上記(1)の欠点を解消することはできるが、上述したように、安全柵113の他方の縦枠棒113bに装着したロック棒114の先端を前記スライドレール111の側部々材115に設けた係止孔115aに挿入し、試験車両の駆動車輪と略並行に安全柵113を固定する構成になっているため、上記(2)の欠点を解消することはできなかった。
本発明の目的は、上記(1)の欠点のみならず、上記(2)の欠点を解消することのできる車両試験装置の安全柵を提供することにある。
請求項1の発明は、車両試験装置の安全柵を、ピットカバーに設けたローラ開口部から外部に臨むローラ上に載置された試験車両の車輪と略並行に配置された固定柵部と、該固定柵部の試験車両前後方向の少なくとも一方の側部に該固定柵部に対して折曲可能に取り付けられた折曲柵部と、該折曲柵部を前記固定柵部に対して所望の折曲角度で係止する係止部と、で構成した。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両試験装置の安全柵において、該安全柵を、前記ピットカバーのローラ開口部の一側部に沿って設けた。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両試験装置の安全柵において、該安全柵を、前記ピットカバーのローラ開口部を開閉するローラカバーに設けた。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の車両試験装置の安全柵において、前記固定柵部と前記折曲柵部を、柵本体部と、該柵本体部を囲む枠体と、で構成し、前記固定柵部を、前記ローラ開口部を開閉するローラカバーの柵組付部に着脱可能に組付ける構成にするとともに、前記折曲柵部に、前記枠体の一側部に筒状の軸受部を設け、該筒状の軸受部に、前記固定柵部の枠体の一側部に沿って設けた折曲柵部組付用の軸部を挿入することにより、該軸部を中心に回動可能に取り付ける構成にした。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の車両試験装置の安全柵において、折曲柵部を前記固定柵部に対して所望の角度で係止する係止部を、前記折曲柵部にスライド可能に取り付けられたロックピンと、前記固定柵部の折曲柵部組付用の軸部に設けられた円板状のピン係合部と、で構成し、前記円板状のピン係合部の外周面に前記折曲柵部組付用の軸部を中心にして放射状に前記ロックピンの先端部を挿入する複数のロックピン受け孔を設けた。
請求項1の車両試験装置の安全柵は、折曲柵部を固定柵部に対して一直線状に伸ばすことにより、安全柵を幅広にして、安全性を向上させることができる。また、折曲柵部を固定柵部の背面側(駆動車輪と反対側)に折り曲げることにより、安全柵の幅を狭くして試験車両のドアの開閉の障害になるのを抑制することができる。また、折曲柵部を駆動車輪側に向けて折り曲げた状態にすることにより車輪との間隙を減少させて、作業員の侵入を防止することができる。
請求項2の車両試験装置の安全柵は、前記ピットカバーのローラ開口部の一側部に沿って設けられているので、ローラ開口部の位置を明確にし、ローラ開口部への脱落等を防止することができる。
請求項3の車両試験装置の安全柵は、ピットカバーのローラ開口部を開閉するローラカバーに設けられているので、ローラカバーの開閉度合によっても、試験車両の駆動車輪との間隔を調整することができる。
請求項4の車両試験装置の安全柵は、前記固定柵部を前記ピットカバー又は前記ローラ開口部を開閉するローラカバーの柵組付部に着脱可能にしたので、安全柵が不要のときは、これを取り外しておくことができる。また、前記固定柵部の枠体の一側部に設けた折曲柵部組付用の軸部を中心に前記折曲柵部を回動させて折曲柵部を開閉させることができる。
請求項5の車両試験装置の安全柵は、前記折曲柵部にスライド可能に取り付けられたロックピンを、前記円板状のピン係合部の外周面に設けたロックピン受け孔に挿入することにより、前記折曲柵部を、駆動車輪側に向け、或いは反駆動車輪側に向けて所定の角度で傾斜させて位置決め固定することができる。
図1はローラ開口部を全開した状態の斜視図。 図1の略示的断面図。 図2の要部の拡大図。 図3のA−A断面図。 ローラ開口部を全閉した状態の斜視図。 図5の略示的断面図。 図6の要部の拡大図。 ローラ開口部の一部をローラカバーで塞いだ状態の断面図。 先端部に安全柵を取り付けたローラカバーの斜視図。 ローラカバーを裏面側から見た斜視図。 ガイドローラとガイドレールの嵌合状態を示す断面図。 安全柵の斜視図。 Aは係合部の斜視図、Bは平面図。 車両試験装置の概略説明図。 Aは従来例の問題点を示す平面図、Bは同側面図。 Aは他の従来例を示す側面図、Bは同平面図。
以下、本発明を、(1)車両試験装置全体の構成、(2)安全柵の構成、(3)作用、(4)他の実施例、の順に説明する。
(1)車両試験装置全体の概略構成
図1〜図3に示すように、車両試験装置1は、ピット2内に配置したローラ3の周面を外部に臨ませるローラ開口部4を備えたピットカバー5と、前記ローラ開口部4を開閉するローラカバー6と、ローラカバー6の先端部に設けられた安全柵7と、を備えている。
前記ローラ開口部4は、略四角形の枠体8に設けられている。前記枠体8は、後に説明するローラカバー6の連結部材31を挿入する一対の長孔9を備えている。前記枠体8は、ベルトコンベア10によって試験車両の前後方向に移動可能になっていて、前記ローラ3に追従させて試験車両の前後方向に移動させる。
前記ローラカバー6は、一対のスプロケット11によって試験車両の車幅方向に移動して、前記ローラ開口部4を開閉する。
図2に示すように、前記ローラ3は、モータを備えたダイナモメータ本体12の主軸12aに取り付けられている。前記ローラ3およびダイナモメータ本体12は、移動台(図示省略)に取り付けられていて、試験車両の前後車輪間隔に合わせてローラ3の位置を移動させることが可能になっている。そして、前記ローラ開口部4を介して試験車両の駆動車輪(図示省略)を前記ローラ3の周面上に載置して、前記駆動車輪を回転させて、前記ローラ3に連結したダイナモメータ本体12に伝達して、走行時の試験車両の駆動力及びブレーキ力等をシミュレートする。
図4に示すように、一対のスプロケット11は、シャフト13に取り付けられている。前記シャフト13は、モータ14によって回転される。
前記ローラカバー6は、ローラ開口部4を開いた状態においては、図1〜図3に示すように、前記一対のスプロケット11部分で後記するガイドレール37から外れて略直角に折り曲げられてピット2内に垂れ下がる。
前記ローラカバー6がガイドレール37から外れてピット2内に侵入し始める前記枠体8の一側部の上面位置には開口部プロテクタ15が設けられている。また、前記ローラカバー6は、図5〜図7に示すように、前記枠体8の上面に重なるように平行状態になってローラ開口部4を閉塞する。
前記ローラカバー6の先端部には、タッチセンサ21が設けられている。前記タッチセンサ21は、図8に示すように、ローラカバー6を半閉状態にするためのもので、前記ローラ3に試験車両105の駆動車輪106を載せた状態でローラカバー6を閉じ方向に移動させると、前記タッチセンサ21のローラ状の接触部が駆動車輪106の側面に当って、ローラカバー6の先端が駆動車輪106の側面に接触したことを検知する。
ローラカバー6の先端が駆動車輪106の側面に接触したことを検知した検知信号は、ピット2内の制御装置(図示省略)に入力され、前記モータ14を所定時間逆転させて、前記タッチセンサ21、ローラカバー6を駆動車輪106から所定量離間させる。
図9に示すように、ローラカバー6は、多数の板材30を並列に並べて両側部を一対のチェーン状の連結部材31,31で連結することにより折り曲げ可能な板状(ベルトコンベア状)に形成されている。
前記ローラカバー6の裏面には、合成樹脂製の低摩擦材32が取り付けられている。前記低摩擦材32は、前記枠体8の上面に接触してローラカバー開閉時に前記ローラカバー6を円滑に移動させるとともに、その下面を前記枠体8の上面に接触させることにより、板材30に大きな荷重が掛かった場合でも、該板材30が撓むのを防止している。
図10に示すように、連結部材31は、軸33により順次、回動可能に連結された多数のリンク34からなっている。前記軸33にはガイドローラ35が回転自在に取り付けられている。
前記リンク34は、並行に配置された一対のプレート34a,34bからなっている。前記一方のプレート34bの下端には、該プレート34bに対して略直角に延びる固着部34cが設けられている。
前記リンク34は、前記固着部34cを前記板材30の裏面に設けた台座部30a上に重ね合わせてネジ36により前記板材30の裏面に取り付けられる。
前記連結部材31は、前記ガイドローラ35を外側に向けた状態で前記板材30の長手方向の両側部に取り付けられている。
図11に示すように、前記連結部材31のガイドローラ35は、前記枠体8に設けたガイドレール37の凹溝38に挿入されていて、該凹溝38に沿ってローラカバー6を試験車両の車幅方向に円滑に移動させる。
前記ガイドレール37は、前記枠体8に設けた長孔9と略同じ長さに形成されている。
前記連結部材31には前記タッチセンサ21のリード線22を取り付けるリード線ホルダ39が取り付けられている。前記リード線ホルダ39は、前記ネジ36により前記リンク34の一方のプレート34bの固着部34cと一緒に前記台座部30aに取り付けられている。
前記リード線ホルダ39には、ネジ40によってバネ材41が取り付けられていて、該バネ材41によって前記リード線27は、前記リード線ホルダ39の一側面に押し付けられた状態で保持される。
また、前記ローラカバー6と枠体8にはローラカバー6が開位置にあるか閉位置にあるかを検出するローラカバー位置検出手段42が設けられている。前記ローラカバー位置検出手段42は、枠体8に設けられた近接スイッチ43と、ローラカバー6に設けられた一対のスイッチ操作体44と、からなっている。そして、前記ローラカバー6が全開位置にきた時に近接スイッチ43で一方のスイッチ操作体44を検出して前記モータ14の駆動を停止させ、前記ローラカバー6が全閉位置にきた時に近接スイッチ43で他方のスイッチ操作体44を検出して前記モータ14の駆動を停止させる。
(2)安全柵の構成
図1に示すように、安全柵7は、ローラカバー5の先端部に配置されていてローラ4上に載置された試験車両の駆動車輪と略並行に配置された固定柵部51と、該固定柵部51の試験車両前後方向の両側部に該固定柵部51に対して折曲可能に取り付けられた折曲柵部52と、該折曲柵部52を前記固定柵部51に対して所望の角度で係止する係止部53と、を備えている。
図12に拡大して示すように、固定柵部51は、無数の孔をあけた金属板製の柵本体部61と、該柵本体部61を囲む枠体62と、を備えている。
固定柵部51は、枠体62の下辺に一対の突起63,63を備えていて、これら突起63,63を固定柵部支持体64に設けた突起挿入孔(図示省略)に挿入することにより固定柵部支持体64に着脱可能に取り付けられている。固定柵部支持体64は、ボルト65によりローラカバー5の先端部に取り付けられている。また、固定柵部51は、枠体62の試験車両の前後方向の両側部に折曲柵部取付用の軸部66を備えていて、これら軸部66に折曲柵部52が回動可能に取り付けられている。
折曲柵部52は、固定柵部51と同様に無数の孔をあけた金属板製の柵本体部71と、該柵本体部71を囲む枠体72と、を備えている。前記枠体72の一側部に筒状の軸受部73を備えていて、該筒状の軸受部73に、前記固定柵部51の折曲柵部取付用の軸部66を挿入することにより、該軸部66を中心に回動可能に取り付けられている。
前記係止部53は、前記折曲柵部52の上辺にスライド可能に取り付けられたロックピン81と、前記固定柵部51の折曲柵部組付用の軸部66に設けられた円板状のピン係合部82と、で構成されている。
図13に示すように、ロックピン81は、金属棒を略L字状に折り曲げることにより形成されている。ロックピン81は、折曲柵部52の上辺に設けた筒状のピンホルダ83にスライド可能に挿入されている。ロックピン81は、ピンホルダ83内に設けたピン付勢バネ(図示省略)により付勢されて、先端部が前記ピン係合部82の外周面に設けたロックピン受け孔84に係合される。
ピン係合部82は、10ミリ前後の肉厚の円板の一部を略90°の範囲で切り欠いた形状に形成されていて、外周面に前記軸部66を中心にして放射状に複数のロックピン受け孔84が形成されている。そして、ロックピン81の先端部をロックピン受け孔84に係合(嵌合)することにより折曲柵部52を固定柵部51にロックし、ロックピン81の先端部をロックピン受け孔84から引き抜くことによりロックを解除する
(3)作用
図1〜図3に示すように、ローラ開口部5を全開にした状態でローラ3に試験車両の駆動車輪を載せる。そして、拘束ロープ等で試験車両が動かないように固定する。
次に、ローラカバー6を閉方向に移動させる。ローラカバー6の先端に設けたタッチセンサ21が駆動車輪の側面に接触すると、該タッチセンサ21の信号に基づいて、前記モータ14が所定時間逆転して、図8に示すように、前記タッチセンサ21、ローラカバー6、安全柵7を駆動車輪から所定量離間させる。
図13に実線で示すように、固定柵部51に対して折曲柵部52を略平行に一直線状に伸ばして、安全柵を最長にした状態において、前記折曲柵部52が試験車両のドアの開閉の障害になる場合には、図13に一点鎖線で示すように、折曲柵部52をドアから逃げるように反駆動車輪側に傾斜させ、或いは折曲柵部52を固定柵部51の背面に重ね合わせ、ドアを自由に開閉できる状態にする。また、折曲柵部52と駆動車輪の間隔を更に狭めたい場合には、二点鎖線で示すように、折曲柵部52を駆動車輪側に向けて傾斜させ、駆動車輪との間の隙間をより少なくして安全性を向上させる。そして、試験車両の駆動車輪を回転させて試験車両の各種の試験を行なう。
各種試験が終了したら、ローラカバー6を開方向に移動させてローラ開口部5を全開状態にする。そして、試験車両をローラ3から外した後に、ローラカバー6を閉方向に移動させる。ローラカバー6が全閉位置に来ると前記ローラカバー位置検出手段42で検出されて、ローラカバー6は全閉位置で停止する。
(4)他の実施例
試験車両の前輪と後輪の間隔(以下、前後車輪間隔と称する)は、車種によって異なるため、前記ローラ3の位置を前後車輪間隔に合わせて移動させなければならない。この場合に、前記ローラ開口部5の位置を前記ローラ3の位置に合わせて試験車両の前後方向に移動させなければならないとともに、前記ローラ開口部5の位置をローラ3の位置に合わせて移動させなければならない。
そこで、上記実施例では、上述したように、ローラ開口部5を設けた枠体8をコンベア10で前後車輪間隔に合わせて移動させる構成にしたが、ピットカバーに直接、ローラ開口部5を設けてもよい。この場合に、安全柵は、ピットカバーに設ける。
また、上記実施例では、ローラ開口部5をローラカバーで開閉する構成にしたが、ローラ開口部5は、開放したままの状態であってもよい。
また、上記実施例では、折曲柵部52を固定柵部51に対して所望の角度で係止する係止部53を、ロックピン81と円板状のピン係合部82と、で構成し、ロックピン81の先端を円板状のピン係合部82の周面に設けたロックピン受け孔84に挿入して折曲柵部52を固定柵部51に対して所望の角度で係止する構成にしたが、上記円板状のピン係合部82の周面に摩擦材を取り付けるなどして高摩擦発生部を形成するとともに、ロックピンの代わりに偏芯カムを使用して、該カムの周面を上記円板状のピン係合部82の周面に押し付けることにより摩擦力で折曲柵部52を固定柵部51に対して所望の角度で係止し、上記押し付けを解除することにより折曲柵部52を固定柵部51に対して折り曲げ自由になるようにしてもよい。なお、係止部53は、上記実施例のものに限定されず、要は簡単な構成で確実容易に折曲柵部13を位置決め固定できるものであればよい。
本発明の車両試験装置は、トランスミッション、トランスアクスル、ディファレンシャルギヤ等の自動車用の電力伝達系部品を試験するシャシーダイナモメータ等に広く使用される。
1…車両試験装置
2…ピット
3…ローラ
4…ローラ開口部
5…ピットカバー
6…ローラカバー
7…安全柵
8…枠体
10…コンベア
11…スプロケット
51…固定柵部
52…折曲柵部
53…係合部
61…固定柵部の柵本体部
62…固定柵部の枠体

Claims (5)

  1. ピットカバーに設けたローラ開口部から外部に臨むローラ上に載置された試験車両の車輪と略並行に配置された固定柵部と、該固定柵部の試験車両前後方向の少なくとも一方の側部に該固定柵部に対して一直線状に伸ばした状態から前記車輪側及び反車輪側に折り曲げ可能に取り付けられた折曲柵部と、該折曲柵部を前記固定柵部に対して所望の角度で係止する係止部と、を備えていることを特徴とする車両試験装置の安全柵。
  2. 前記ピットカバーのローラ開口部の一側部に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両試験装置の安全柵。
  3. 前記ピットカバーのローラ開口部を開閉するローラカバーに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両試験装置の安全柵。
  4. 前記固定柵部と前記折曲柵部は、柵本体部と、該柵本体部を囲む枠体と、を備え、
    前記固定柵部は、前記ピットカバー又は前記ローラ開口部を開閉するローラカバーの柵組付部に着脱可能に組付けられ、
    前記折曲柵部は、前記枠体の一側部に筒状の軸受部を備えていて、該筒状の軸受部に、前記固定柵部の枠体の一側部に沿って設けた折曲柵部組付用の軸部を挿入することにより、該軸部を中心に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両試験装置。
  5. 前記係止部は、前記折曲柵部にスライド可能に取り付けられたロックピンと、前記固定柵部の折曲柵部組付用の軸部に設けられた円板状のピン係合部と、で構成され、
    前記ピン係合部は、外周面に前記折曲柵部組付用の軸部を中心にして放射状に前記ロックピンの先端部を挿入する複数のロックピン受け孔をと、備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両試験装置。
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