JP6531209B1 - 順番管理システム、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】順番管理システムの利用者による商品等の転売を防止する。【解決手段】複数の施設における順番待ちを管理する順番管理システムであって、各施設において順番待ちを登録した利用者の利用者識別情報を保持する順番待ちリストを記憶する第1の記憶部と、いずれかの施設で過去に購入した商品を転売した利用者の利用者識別情報を保持する転売者リストを記憶する第2の記憶部と、新規の順番待ち登録を受け付ける際、当該利用者の利用者識別情報が転売者リストに登録されているか否かに基づいて、順番待ち登録の受付を制御する転売有無判定部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、順番管理システム、およびプログラムに関する。
従来、店舗やレストラン、病院、銀行、役所等においては、そのサービスを待つ顧客の順番待ちを管理するために、種々の順番管理システムが採用されている。
例えば、特許文献1には、順番待ちのできる複数の施設に対して同時に予約管理サービスを提供する予約管理システムが記載されており、ユーザは、Webや、電話や、店頭端末から、施設の混雑状況の確認や、順番待ち予約の申し込みをできることが記載されている。また、案内の順番が近づいたら電話やメールで通知することが記載されている。
特開2005−50002号公報
近年、購入した商品やチケット、商品などを購入するための整理券などが、オンラインで転売されることが多くなっている。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、順番管理システムの利用者による商品等の転売を防止することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る順番管理システムは、複数の施設における順番待ちを管理する順番管理システムであって、
各施設において順番待ちを登録した利用者の利用者識別情報を保持する順番待ちリストを記憶する第1の記憶部と、
いずれかの施設で過去に購入した商品を転売した利用者の利用者識別情報を保持する転売者リストを記憶する第2の記憶部と、
新規の順番待ち登録を受け付ける際、当該利用者の利用者識別情報が前記転売者リストに登録されているか否かに基づいて、順番待ち登録の受付を制御する転売有無判定部と、を備えたものである。
また、順番待ちを登録した利用者の購入商品を特定する情報を、前記順番待ちリストに登録する購入商品情報登録部と、
オンラインで売り出されている出品物の情報を取得し、当該出品物が各々の施設の順番待ちリストに登録されている購入商品と一致するか否かを判定する商品照合部と、
前記出品物が、いずれかの施設の順番待ちリストに登録されている購入商品と一致する場合には、その商品を購入した利用者の利用者識別情報を前記転売者リストに登録する転売者リスト登録部と、を備えるようにしてもよい。
また、前記転売者リストは、転売を行った各々の利用者の転売回数の情報を含み、前記転売有無判定部は、前記転売回数に応じて、従業者への注意喚起の提示、または順番待ち登録の受付の停止を行うようにしてもよい。
本発明によれば、順番管理システムの利用者による商品等の転売を防止することができる。
本発明の実施形態に係る順番管理システム1000の概略構成を示す図。 本発明の実施形態に係る順番管理端末200の主要構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る順番管理システム1000における順番待ちの受付登録処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係る順番管理システム1000における転売者リストへの登録処理のシーケンス図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態では、店舗Aにおける順番待ち管理の例について説明するが、その他、ショッピングモール、デパート、量販店、チケットショップ、イベント会場、アミューズメント施設、レストラン、病院、銀行、役所など、施設利用者の順番待ちの管理を行うあらゆる施設に適用できる。
図1は、本実施形態に係る順番管理システム1000の概略構成を示す図である。図1に示すように、順番管理システム1000は、管理センター等に設置された順番管理サーバ100と、施設の入口付近などに設置された順番管理端末200と、ユーザ端末300を含んでいる。順番管理サーバ100は、順番管理端末200およびユーザ端末300と通信ネットワークNを介して接続されている。
施設(ここでは店舗A)の利用者は、順番管理端末200またはユーザ端末300を操作して、施設への順番待ちを登録したり、待ち時間を確認したり、順番が来た際に呼出を受けたりすることができる。また、施設の従業者等は、順番管理端末200を操作して、利用者に代わって順番待ちを登録したり、順番待ちリストに登録されている順番待ち組のステータスを更新したりする。
順番管理サーバ100は、順番管理端末200またはユーザ端末300を介して登録される順番待ちを施設毎に管理する。図1の例では、1つの施設の順番管理端末200のみが図示されているが、順番管理サーバ100は、実際には複数の施設に設置されている順番管理端末200と通信ネットワークNで接続され、各施設の順番待ちを管理している。順番管理サーバ100は、汎用的なコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現する。順番管理サーバ100を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
順番管理サーバ100は、施設ごとに順番管理端末200を管理するための管理データベース110と、プロセッサ(転売有無判定部、購入商品情報登録部、商品照合部、転売者リスト登録部)120と、を備えている。管理データベース110は、クライアント管理テーブルTA1と、ステータス管理テーブル(第1の記憶部)TA2と、転売者リスト管理テーブル(第2の記憶部)TA3を備えている。
クライアント管理テーブルTA1には、施設毎に、順番管理端末200に対して付与されている固有のIDとパスコード(アカウント)が登録されている。クライアント管理テーブルTA1の1レコードには、例えば「店舗A」のレコードとして、「ID:A1・・・」、「パスコード:AA2・・・」等が設定されている。これらの情報は、例えば、システム導入の際に各施設で順番待ちの管理を行う管理者(例えば、施設のオーナーなど)によって設定される。なお、1施設で複数の順番管理端末200を利用する場合には、同一のIDとパスコードを利用してもよいが、例えば所定の条件に従い、複数のIDとパスワードを使い分けるようにしてもよい。
ステータス管理テーブルTA2には、各施設での順番待ちリストが登録されている。この順番待ちリストは、順番待ちをしている者(順番待ち組)の一覧と、各々の順番待ち組の待ち状況をあらわす情報(ステータス情報)が含まれる。順番待ちリストの1レコードには、受付番号「1」、受付時刻「13:03」、ステータス「呼出中」、メールアドレス「abc@xyz.co.jp」、購入商品情報「商品コード:AB123456」等の情報が含まれている。その他、氏名、電話番号などの情報も含むことができる。
ステータスには、順番到来前の状態である「待ち中」、順番が来たことを知らせた状態である「呼出中」、順番が来た者を実際に案内した状態である「案内済」、さらに順番待ちをキャンセルした状態である「取消済」等が含まれる。ステータスとしてどのような項目を設定するかは各施設の管理者等が適宜設定および変更可能となっている。
購入商品情報には、利用者が実際に購入した商品を特定する情報(商品コード等)が記録される。
なお、順番待ちリストに含める情報は、各施設の管理者等が適宜設定および変更可能となっている。順番待ちリストの内容は、順番管理端末200から送信される順番待ちリストへの新規登録情報、またはステータスの更新情報(詳細は後述)に基づいて更新される。
転売者リスト管理テーブルTA3には、転売者リストが登録されている。転売者リストには、過去に転売を行った利用者のメールアドレスと、転売回数が登録されている。転売者リストの1レコードには、メールアドレス「abc@xyz.co.jp」、転売回数「2」等の情報が含まれている。
プロセッサ120は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、ROM等の記憶手段に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理サーバ100の各部を中枢的に制御する。また、プロセッサ120は、順番管理端末200と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(順番管理アプリケーション)も実行する。
通信ネットワークNは、順番管理サーバ100と順番管理端末200との間などで、相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
順番管理端末200は、タブレット端末や、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)など、通信ネットワークNを介して順番管理サーバ100とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。なお、順番管理端末200は、1施設で複数台利用することもできる。
図2は、順番管理端末200の主要構成を示すブロック図である。順番管理端末200は、プロセッサ210と、入力装置215と、表示装置216と、通信インタフェース220と、記憶資源230を備える。順番管理端末200は、施設に来た利用者や、施設の従業者がタッチパネルなどの入力装置215を操作することで、順番待ちリストへの登録や更新等の入力を受け付ける。
プロセッサ210は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)および各種レジスタから構成され、記憶資源230に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理端末200の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。
入力装置215は、順番待ちリストへの受付や順番待ちリストからの消込み等の入力を受け付けるための各種操作ボタンやタッチパネル215aを備えている。
表示装置216は、順番待ちリストや、受付画面やステータス管理画面を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイにより構成される。
通信インタフェース220は、通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークNを介して他の装置と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース220は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
記憶資源230は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶資源230は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。
記憶資源230には、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等が格納される。ドライバプログラムとしては、例えば、通信インタフェース220を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。また、記憶資源230には、これら各種プログラムや各種データのほか、プロセッサ210が実行することにより、順番管理サーバ100と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(順番管理アプリケーション)AP1が記憶されている。
ユーザ端末300は、施設の利用者が所有する、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、ウェアラブルデバイスなどの端末である。ユーザ端末300は、プロセッサ310、各種操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置320、液晶ディスプレイなどの表示装置330、通信ネットワークNに接続するための通信インタフェース340、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)などの記憶資源350を備えている。記憶資源350には、これら各種プログラムや各種データのほか、順番管理サーバ100と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム(専用アプリ)等が記憶されている。利用者は、ユーザ端末300にインストールされている専用アプリやウェブブラウザを介して、各施設への順番待ちを登録したり、順番待ち状況を確認したりすることができる。
(順番待ちの受付登録)
次に、順番管理システム1000による順番待ちの受付登録処理について図3のフローチャートを用いて説明する。受付登録を行う利用者は、実際に施設に行って、順番管理端末200を操作してもよいし、自身の所持するユーザ端末300を介して受付登録を行うこともできる。ユーザ端末300を用いる場合、利用者は自宅や外出先などからでも受付登録を行うことができる。具体的には、専用アプリやウェブサイト上で利用したい施設の受付画面を表示して、受付登録を行うことができる。ここでは、ユーザ端末300を用いる場合を例に説明する。
まず、利用者がユーザ端末300を操作して、順番管理システム1000のウェブサイトにアクセスし、利用したい施設(ここでは、店舗A)を選択する操作を行う(ステップS101)。
利用したい施設が選択されると、ユーザ端末300は、表示装置330にメールアドレス入力画面を表示し、メールアドレスの入力を受け付ける(ステップS102)。
ユーザ端末300は、メールアドレスの入力が完了すると、順番管理サーバ100に選択された施設の識別情報(施設名または施設のID等)と、入力されたメールアドレスを送信する(ステップS103)。
順番管理サーバ100は、受信したメールアドレスが、転売者リスト管理テーブルTA3に登録されているか否かを判定する(ステップS104)。
順番管理サーバ100は、メールアドレスが転売者リストに登録されていない場合には(ステップS104:NO)、受信したメールアドレス宛に、受信した施設の受付画面を表示するURLを送信する(ステップS105)。
利用者は、ユーザ端末300を操作して、受信したURLにアクセスし、店舗Aの受付画面を表示させる(ステップS106)。受付画面には、店舗Aの現在の待ち時間などの情報が表示される。利用者は、ユーザ端末300を操作して、順番待ちの受付に必要な情報(呼出通知(電話又はメール)の希望の有無、呼出時の連絡先等)の入力を完了させる。
順番待ちの受付に必要な情報の入力が完了すると、入力された情報(新規登録情報)が、ユーザ端末300から順番管理サーバ100に送信される(ステップS107)。
順番管理サーバ100は、受信した新規登録情報に基づいて、その施設(店舗A)の順番待ちリストに順番待ちを1組新たに追加する処理を行う(ステップS108)。
ユーザ端末300の表示装置330には、受付完了画面が表示され、受付番号や、現時点での予想待ち時間等が表示される(ステップS109)。
一方、メールアドレスが転売者リストに登録されている場合には(ステップS104:YES)、受信したメールアドレス宛に、受付を行えない旨を知らせる通知を送信する(ステップS110)。
利用者が順番管理端末200から受付登録を行う場合には、例えば利用者が表示装置216の表面にタッチすると、受付画面が表示される。受付画面ではまずメールアドレスを入力してもらうことにより、転売者リストへの登録の有無を確認するようにしてもよい。転売者リストへの登録が無い場合には、受付を続行し、必要な項目の入力を受け付ける。一方、転売者リストに登録されている場合には受付を停止する。
なお、受付を許可するかどうかは、メールアドレスが転売者リストに登録されているかどうかではなく、転売回数によって判断してもよい。例えば、転売回数が所定値(例えば3回)以上の場合には、受付を行えない旨を通知するようにしてもよい。
また、転売回数に応じて、対応を変えるようにしてもよい。例えば、転売回数が1回〜2回の場合には、順番管理端末200の従業者用の画面にアラートを出し、3回以上の場合には受付を停止するようにしてもよい。
また、転売者リストへの登録にはメールアドレス以外に、電話番号等を用いるようにしてもよい。
(順番待ちリストの更新)
各施設の順番待ちリストの各レコードの内容は、施設の従業者が順番管理端末200を用いて「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」等の操作を行った際に更新される。「取消」は、順番待ちをキャンセルすることを意味し、「変更」は、いったん入力された順番待ちの内容を変更することを意味する。また、「呼出」は、順番が来た組を口頭で呼出したり、電話や呼出メールなどで知らせた状態であることを意味し、「案内」は、順番が来た組に対して実際に対応を開始した状態であることを意味する。
従業者は、順番管理端末200に表示された順番待ちリストの中から、更新対象の順番待ち組を選択し、選択した順番待ち組に対して「取消」、「変更」、「呼出」、「案内」のいずれかの更新操作を行う。更新対象の順番待ち組を特定する情報(例えば受付番号「1」)と更新操作の情報(例えば「呼出」)は、順番管理端末200から通信ネットワークNを介して順番管理サーバ100にアップロードされる。順番管理サーバ100は、受信した情報に基づき、当該施設の順番待ちリストを更新する。例えば、受付番号「1」に対して「呼出」操作を行った場合には、受付番号「1」の順番待ち組のステータスが「呼出中」に更新される。
(購入商品等の記録)
順番が到来した利用者が商品を購入すると、順番待ちリストのレコードに購入商品情報が登録される。購入商品情報には、商品コードや、製品番号、商品に添付されたバーコード等、商品を特定できるものを用いることができる。また、商品がチケットなどの場合には、チケット番号を登録しておく。また、商品を購入するための整理券や引換券を渡した場合には、整理券番号や引換券番号を登録しておく。
(転売者リストへの登録)
次に、順番管理システム1000による転売者リストへの登録処理について図4のフローチャートを用いて説明する。
順番管理サーバ100は、定期的にウェブ上のオークションサイトやフリーマーケットサイトをクローリングする(ステップS201)。順番管理サーバ100は、サイトに出品されている品物が、順番管理システム1000の利用者が購入した商品やチケット、整理券等ではないか判定する(ステップS202)。
具体的には、出品物の画像から商品を特定する情報(商品コード、製品番号、バーコード、チケット番号、整理券番号等)を読み取り、順番待ちリストに登録されている購入商品情報と照合する。また、出品物に添えられた説明文にこれらの商品を特定する情報が含まれる場合には、説明文から取得してもよい。なお、照合する順番待ちリストは、特定の施設のものに限定せず、ステータス管理テーブルTA2に記憶されている全ての施設の順番待ちリストが対象となる。
出品されている品物が、順番管理システム1000の利用者が購入した品物であると特定された場合(ステップS202:YES)、順番管理サーバ100は、転売者リストにその品物を購入した利用者のメールアドレス(順番待ちリストに登録されているメールアドレス)がすでに登録されている場合には(ステップS203:YES)、転売回数を1回増やして更新する(ステップS204)。
また、転売者リストにその利用者のメールアドレスが登録されていない場合には(ステップS203:NO)、転売者リストにメールアドレスを登録し、転売回数に「1」を記録する(ステップS205)。
なお、ウェブ上のオークションサイトやフリーマーケットサイトの監視は、定期的なクローリング以外にも、通報フォーム等の手段を利用して行ってもよい。
以上のように、本実施形態によれば、新規の順番待ち登録を受け付ける際、当該利用者のメールアドレス等の識別情報が、転売者リストに登録されていないかどうかを確認し、登録されている場合には、転売回数に応じて警告メッセージを出力したり、受付を停止するようにした。これにより、過去に転売を行った利用者には商品を販売しないようにするなど、順番管理システムの利用者による商品等の転売を防止することができる。
また、順番待ちを登録した利用者の購入商品を特定する情報を、順番待ちリストに登録すると共に、定期的にオンラインのオークションサイトやフリーマーケットサイトで出品されている品物の情報を取得し、順番待ちリストに登録されている購入商品と一致するか否かを判定し、一致する場合には、その商品を購入した利用者を転売者リストに登録するようにした。これにより、効率的かつ確実に転売者リストを管理することができる。また、転売者リストでは、いずれかの施設で購入した商品を転売した利用者の情報を一括して管理するので、順番管理システム1000を利用する複数の施設間での情報共有が可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
1000…順番管理システム
100…順番管理サーバ
110…管理データベース
120…プロセッサ
200…順番管理端末
210…プロセッサ
215…入力装置
215a…タッチパネル
216…表示装置
220…通信インタフェース
230…記憶資源
300…ユーザ端末
310…プロセッサ
320…入力装置
330…表示装置
340…通信インタフェース
350…記憶資源
TA1…クライアント管理テーブル
TA2…ステータス管理テーブル
TA3…転売者リスト管理テーブル
N…通信ネットワーク
AP1…順番管理アプリケーション

Claims (4)

  1. 複数の施設における順番待ちを管理する順番管理システムであって、
    各施設において順番待ちを登録した利用者の利用者識別情報を保持する順番待ちリストを記憶する第1の記憶部と、
    いずれかの施設で過去に購入した商品を転売した利用者の利用者識別情報を保持する転売者リストを記憶する第2の記憶部と、
    新規の順番待ち登録を受け付ける際、当該利用者の利用者識別情報が前記転売者リストに登録されているか否かに基づいて、順番待ち登録の受付を制御する転売有無判定部と、を備えた順番管理システム。
  2. 順番待ちを登録した利用者の購入商品を特定する情報を、前記順番待ちリストに登録する購入商品情報登録部と、
    オンラインで売り出されている出品物の情報を取得し、当該出品物が各々の施設の順番待ちリストに登録されている購入商品と一致するか否かを判定する商品照合部と、
    前記出品物が、いずれかの施設の順番待ちリストに登録されている購入商品と一致する場合には、その商品を購入した利用者の利用者識別情報を前記転売者リストに登録する転売者リスト登録部と、を備えた請求項1に記載の順番管理システム。
  3. 前記転売者リストは、転売を行った各々の利用者の転売回数の情報を含み、
    前記転売有無判定部は、
    前記転売回数に応じて、従業者への注意喚起の提示、または順番待ち登録の受付の停止を行う、請求項1または2に記載の順番管理システム。
  4. 複数の施設における順番待ちを管理するコンピュータを、
    各施設において順番待ちを登録した利用者の利用者識別情報を保持する順番待ちリストを記憶する第1の記憶部と、
    いずれかの施設で過去に購入した商品を転売した利用者の利用者識別情報を保持する転売者リストを記憶する第2の記憶部と、
    新規の順番待ち登録を受け付ける際、当該利用者の利用者識別情報が前記転売者リストに登録されているか否かに基づいて、順番待ち登録の受付を制御する転売有無判定部と、して機能させるプログラム。
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