JP6522694B2 - ベイトリール - Google Patents

ベイトリール Download PDF

Info

Publication number
JP6522694B2
JP6522694B2 JP2017134412A JP2017134412A JP6522694B2 JP 6522694 B2 JP6522694 B2 JP 6522694B2 JP 2017134412 A JP2017134412 A JP 2017134412A JP 2017134412 A JP2017134412 A JP 2017134412A JP 6522694 B2 JP6522694 B2 JP 6522694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
low speed
high speed
speed drive
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017134412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018057360A (ja
Inventor
文相 李
文相 李
Original Assignee
寧波海寶漁具有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寧波海寶漁具有限公司 filed Critical 寧波海寶漁具有限公司
Publication of JP2018057360A publication Critical patent/JP2018057360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6522694B2 publication Critical patent/JP6522694B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0183Drive mechanism details
    • A01K89/0184Multiple drive ratio
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0105Multi-speed mechanisms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0183Drive mechanism details
    • A01K89/0186Drive mechanism details with disengageable positive drive components, e.g. a clutch
    • A01K89/0188Axially engaged
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0183Drive mechanism details
    • A01K89/0186Drive mechanism details with disengageable positive drive components, e.g. a clutch
    • A01K89/0188Axially engaged
    • A01K89/0189Coaxial of spool
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/01931Spool or spool shaft details

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

本発明は釣り用のベイトリールに関し、特に速度を変えることができるベイトリールに関する。
図1を参照して従来のベイトリールを説明する。ここで、図1は従来の釣り用ベイトリールの組み立て断面図である。釣り用ベイトリールは、本体1と、この本体1のフレームユニット2と、本体1及びフレームユニット2に軸着されるされるロータ3と、フレームユニット2に実装され、且つロータ3に対応したガイドユニット(図示せず)と、上述したガイドユニット及びロータ3を駆動できる駆動装置5と、この駆動装置5に対応したブレーキユニット6を備える。
上述したロータ3は、ロータ軸部301と、このロータ軸部301に連接したスプール302と、ロータ軸部301に穿設された従動ギア303を備える。駆動装置5は本体501に軸接されるシャフト501と、このシャフト501に嵌め合わせられ且つ上述した従動ギア303と噛み合うメインギア502と、シャフト501に固定して接続されるクランク503を備える。ブレーキユニット6は、シャフト501に嵌め合わせられ、上述したメインギア502に設けられる二個のプラテン601と、これらプラテン601の一側に取り付けられる摩擦板602と、調整ノブ603と、この調整ノブ603とプラテン601との間に設けられる複数のディスクスプリング604を備える。
クランク503を回転させることにより、シャフト501もこれに伴って回転する。シャフト501に嵌め合わせられているメインギア502が従動ギア303を駆動することによって、ロータ3を回転させることができる。更に、このシャフト501の回転によって、シャフト501が有するギアが上述したガイドユニットのねじ軸を連動して回転させ、且つ該ねじ軸がレベルワインダーをスプール302に対して直線的な往復移動を行なうよう動作させることによって、釣り糸を均一に巻き取ることができる。
しかし、この種のベイトリールのスプール302は、クランク503の回転速度に応じた所定の速度で回転することができるに過ぎず、変速することができず、状況によってクランク503の回転速度に対するスプール302の回転速度を変えるという要求に応えることができない。
即ち、クランク503を一回転させたときに、巻き取れる釣り糸の長さは固定であり、クランク503を一回転させたときに、巻き取れる釣り糸の量を10cmとしたり、20cmとしたり、巻き取れる長さ(速度)を調整することができない。
その他、下記の特許公報には以下の構成及び機能を備えたリールが記載されている。すなわち、この従来のリールは、本体と、本体に軸を介して設けられた巻き取りドラムと、本体に接続された操作軸と、操作軸の一端に設けられた高速メインギアと、高速メインギアの一側に設けられた低速メインギアと、高速メインギアと低速メインギアと操作軸の間に設けられた係止片を備える。更に、このリールは、操作軸を押し入れると、係止片を低速メインギアに噛み合わせることができ、この状態で操作ロッドを操作すると、低速メインギアを介して巻き取りドラムを低速で回転させることができる。また、この従来のリールは、操作軸を引き出すと、係止片を高速メインギアに噛み合わせさせることができ、この状態で操作ロッドを操作すると、高速メインギアを介して巻き取りドラムを高速で回転させることができる。
台湾特許I499375号明細書
この種のリールは多段階に変速することができるが、操作軸がリールの内部に形成された凹孔に押し込まれたとき、これを引き出すのは容易ではなく、更に、操作軸が凹孔の外部に突出しているときは、誤接触による誤操作を起こし易く、釣り人が思いもよらない速度の変更が生ずることがある。
そこで本発明は、多段階に変速することができ、且つ誤接触による誤動作を起こしにくいベイトリールを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
第1の軸線を回転軸として回転するメインギア531と、前記第1の軸線と平行となる第2の軸線上に設けられたスモールギア532と、前記スモールギア532と同軸に且つ同期して回転するように設けられたラージギア533とを備え、且つ釣り糸を巻く速度を変えるために用いられる変速ギアセット53と、
一端に前記スモールギア532と噛み合う略円環状の高速ギア513が形成されると共に、中空状の軸管511が前記第1の軸線に沿って延伸し、他端が前記メインギア531に挿入されて、前記メインギア531と共に回転する高速駆動軸51と、
前記第1の軸線に沿って前記高速駆動軸51の前記高速ギア513が形成された側から前記軸管511に挿入されると共に、前記高速ギア513側で前記軸管511外に露出する一端に前記ラージギア533と噛み合う低速ギア522が形成され、前記メインギア531または前記高速駆動軸51と連動せずに独自に回転する低速駆動軸52と、
前記変速ギアセット53を介して釣り糸を巻き取るために操作されるクランクユニット54と、を備えた駆動変速装置50と、
前記駆動変速装置50により駆動され、前記メインギア531と噛み合い且つ前記第1の軸線と平行となる巻き取り軸部31を回転軸とした従動ギア33の回転により釣り糸を巻き取る巻き取りユニット30とを備え、
前記クランクユニット54を操作することにより、前記巻き取りユニット30が釣り糸を巻き取る速度は、前記変速ギアセット53によって、
前記クランクユニット54が前記高速ギア513を直接駆動して前記メインギア531及び前記従動ギア33を駆動する高速モードと、
前記クランクユニット54が前記低速駆動軸52を駆動し、前記低速駆動軸52と共に回転する前記低速ギア522が前記ラージギア533を駆動し、更に前記ラージギア533と共に回転する前記スモールギア532で前記高速ギア513を駆動する低速モードと、
の間で切り替えることができる。
従来の釣り用ベイトリールの組み立て断面図である。 本発明の変速可能な釣り用ベイトリールの実施例を示す斜視図である。 該実施例の断面図である。 該実施例の分解斜視図である。 該実施例の他の方向から見た分解斜視図である。 図3における直線VI−VI断面図である。 図3における直線VII−VII断面図である。 図3における直線VIII−VIII断面図である。 図3における直線IX−IX断面図である。 該実施例における変速操作を説明する説明図である。
以下、図2〜図5を参照しながら本発明について説明する。ここで、図2は、本発明の変速可能な釣り用のベイトリールの実施例を示す斜視図であり、図3は該実施例の断面図であり、図4は該実施例の分解斜視図であり、図5は該実施例の他の方向から見た分解斜視図である。
図2に示すように、本発明のベイトリールは、ベース10、フレーム20、巻き取りユニット30、ガイドユニット40、駆動変速装置50、及びブレーキユニット60を備える。ここで、ベース10は図4に示すように略円盤状に形成される部品等を含むが、詳しくは後述する。図2に示すように、フレーム20はベース10の一側(図2では、X軸において駆動変速装置50とは反対側)に設けられる。巻き取りユニット30は、ベース10とフレーム20との間に軸線X(第1の軸線)に沿って設けられる。
ガイドユニット40は、フレーム20に取り付けられ、巻き取りユニット30に対応するように設けられる。駆動変速装置50は、ガイドユニット40と巻き取りユニット30を駆動することができ、且つ図2に示すように2個のハンドルノブ(符号なし)を備え、これらのハンドルノブは、ハンドルの本体の両端(図2における幅方向であるY軸に沿った両端部)から、ハンドルの本体が延伸する方向(X軸と直交する方向)と直交する方向(図2においてX軸に沿った方向)に延伸する。なお、駆動変速装置50の詳細は後述する。ブレーキユニット60は駆動変速装置50に対応するように設けられるが、詳しくは後述する。
ベース10は、図4に示すようにメインサイドカバー11と、ギアベース12とを備える。ギアベース12は、メインサイドカバー11の一側(駆動変速装置50とは反対側)から、メインサイドカバー11によって蓋をするように嵌め合わせられる。また、メインサイドカバー11とギアベース12との間には収容空間13が画成される。
図4に示すように、フレーム20は、ギアベース12の駆動変速装置50とは反対側に連接される。また、図2、図3に示すように、フレーム20の内部には、中空状を呈し、X軸に沿って延伸するキャップ管21が備えられる。キャップ管21には、図2において高さ方向であるZ軸における上向きに略長尺状に開口211が形成される。更に、図2に示すように、フレーム20は、このキャップ管21と平行となるよう形成されたガイドロッド22を備える。
巻き取りユニット30は、図2、図3、図4又は図7に示すように、巻き取り軸部31、スプール32、従動ギア33を備える。ここで、図7は、図3における直線VII−VII断面図であるが、詳しくは後述する。巻き取り軸部31は、図4に示すように、X軸方向に延伸するように形成され、X軸方向におけるフレーム20とギアベース12の間に回転可能に設けられる。スプール32は、図3に示すように、巻き取り軸部31を取り囲むように、巻き取り軸部31と連接される。従動ギア33は、スプール32の一側(図4では駆動変速装置50側、即ちベース10側)に設けられ、後述する図7に示すように巻き取り軸部31を回転軸として回転するよう設けられる。
ガイドユニット40は、図2、図3、図4に示すように、ガイドシャフト41、レベルワインダー42、及びガイド部43を備える。ガイドシャフト41は、図2に示すように、キャップ管21の内部に収容されるようにX軸に延伸する。レベルワインダー42は、図2、図3に示すように、Z軸方向に延伸し、キャップ管21と一端側で連結し、且つガイドロッド22と延伸方向の略中央で連結する。ガイド部43は、レベルワインダー42に装着されると共に、図4に示すようにX軸方向に延伸したガイドシャフト41と嵌合できるように、Z軸に延伸する。
また、ガイドシャフト41には、図3に示すように互いに溝の向きが反対向きとなる一対の螺旋溝411が形成されている。即ち、一対の螺旋溝411は、第1の螺旋溝と第2の螺旋溝の螺旋方向が逆向きである。なお、この螺旋溝411は、図4に示すように、X軸方向における両端部には形成されていない。ガイド部43は、上述した螺旋溝411と嵌合可能な嵌合部431を有する。ガイドシャフト41が回転すると、ガイド部43の嵌合部431が螺旋溝411と嵌め合わせられたままなので、ガイド部43が設けられているレベルワインダー42を、キャップ管21が延伸するX軸方向に沿うように往復移動させることができる。
駆動変速装置50は、図4に示すように、高速駆動軸51、低速駆動軸52、変速ギアセット53、クランクユニット54、及び変速器55を備える。
低速駆動軸52は、図5に示すように、ベース10に対して軸が嵌められるように軸線Xに沿って延伸する。また、図5に示すように、低速駆動軸52は、詳しくは後述する低速シャフト521、低速ギア522、及び低速駆動リング523を備える。
高速駆動軸51は、詳しくは後述する軸管511、通孔512、高速ギア513、及び高速駆動リング514を備える。ここで、図5に示すように、低速駆動軸52と高速駆動軸51は組み合わせて用いられるが、その際に、中空状に形成された軸管511の内部の通孔512に、低速駆動軸52の低速シャフト521が挿入される(すなわち、内外から嵌め合わせられる。)。従って、通孔512(軸管511)の延伸方向も低速駆動軸52と同様に軸線Xに沿うこととなる。
また、低速駆動軸52における低速シャフト521が設けられた側とは反対側の端部には、低速シャフト521を囲むように略円盤状の低速ギア522が設けられる(図4を参照)。
一方、高速ギア513は、図5に示すように、高速駆動軸51の軸管511における低速駆動軸52側の端部を囲むように、略円環状に形成される。
また、低速駆動リング523は、低速シャフト521における上述した低速ギア522が形成された側とは反対側(図5を参照)に、低速シャフト521に固定されるように設けられる。また、図3、図4に示すように組み立てられた際、低速ギア522は、収容空間13の内部に位置し、低速駆動リング523は、図5に示すようにベース10の外部に位置する。
一方、高速駆動リング514は、軸管511における高速ギア513が設けらた側とは反対側の端部に設けられる。更に、組み立てられた際、高速ギア513は、収容空間13内に位置し(図4を参照)、高速駆動リング514は、ベース10の外部に位置する。
変速ギアセット53は、図4に示すように、メインギア531、スモールギア532、及びラージギア533を備える。変速ギア53セットは、組み立てられた際、収容空間13の中に位置する。また、変速ギアセット53は、高速ギア513若しくは低速ギア522と、図3に示すように、高速ギア513及び低速ギア522とは軸が異なり且つ軸線Xに対して平行となる軸線に沿って設けられた従動ギア33との間で噛み合う。
メインギア531は、図5に示すように略円環状に形成され、内部に形成された孔に高速駆動軸51の軸管511が挿入され、且つ従動ギア33と噛み合う(図7を参照)。スモールギア532は、図4に示すように、略円環状に形成され、内部に形成された孔に、ガイドユニット40のガイドシャフト41が挿入されて、ガイドシャフト41と連接する。ラージギア533は、図4に示すように略円環状に形成され、内部に形成された孔にガイドシャフト41が挿入され、且つ、上述したスモールギア532と同じ軸線上である第2の軸線(第1の軸線であるX軸と平行となる軸線)上で、低速ギア522と噛み合う。なお、図4に示すように、ガイドシャフト41は、ラージギア533の孔を介してスモールギア532の孔に挿入される。なお、スモールギア532とラージギア533は、第1の軸線である軸線Xと平行となる第2の軸線(図示せず)上に設けられる。
ここで、高速駆動軸51及び低速駆動軸52、並びに変速ギアセット53の各構成との関係は以下のとおりである。すなわち、高速駆動軸51は、一端にスモールギア532と噛み合う略円環状の高速ギア513が形成されると共に、中空状の軸管511が軸線Xに沿って延伸し、他端がメインギア531に挿入されて、メインギア531と共に回転する。
一方、低速駆動軸52は、軸線Xに沿って高速駆動軸51の高速ギア513が形成された側から軸管511に挿入されると共に、高速ギア513側で軸管511外に露出する一端にラージギア533と噛み合う低速ギア522が形成され、メインギア531または高速駆動軸51と連動せずに独自に回転する。
クランクユニット54は、図3、図4に示すように、ベース10の外部に設けられる。また、クランクユニット54は、図3の断面図に示すように、組み立てられた際、低速駆動軸52及び高速駆動軸51の外部に位置するように設けられるが、図4に示すように、クランクユニット54はこれら低速駆動軸52及び高速駆動軸51と同軸上に位置し、クランクユニット54の回転を低速駆動軸52及び高速駆動軸51に伝達できる。
変速器55は、図4に示すように、軸線Xにおいて、クランクユニット54と、高速駆動軸51及び低速駆動軸52の間に設けられる。また、変速器55は、図4に示すように、キャップ56、保持部57、及びスイッチ58を備える。キャップ56は、軸線Xに沿って設けられ、高速駆動軸51及び低速駆動軸52に対してクランクユニット54側から嵌めこまれる。また、キャップ56は、詳しくは後述するが、スイッチ58側に突起しており、この突起によりクランクユニット54と連接される。保持部57は、上述したキャップ56の内部に軸線Xに沿って移動可能に設けられる。スイッチ58は、軸線Xに沿って設けられ保持部57と連動するように動作できる。
図4及び図6を参照しながらキャップ56の構造を説明する。ここで、図6は、図3における直線VI−VI断面図である。キャップ56は、周壁561、端壁562、内側環面563、駆動溝564、内孔565、及び貫通部566を備える。なお、これらの構成のうちメインギア531側に開口が形成された内側環面563、駆動溝564、及び内孔565により、円筒部が形成される。なお、駆動溝564の詳細は後述する。
図4に示すように、周壁561は、円環状であり、軸線Xを囲むように設けられる。端壁562は、円環状に形成されるが、スイッチ58側の面で周壁561と連接する。ここで、周壁561と端壁562との関係は、図4に示すように、端壁562の外周縁に沿って、上述した周壁561が軸線Xに沿ってベース1側に延伸するような位置関係となる。
更に、端壁562の内周縁からは、スイッチ58側に突起するように、円筒状の凸部566aが形成されており、この凸部566aの周壁には、互いに間隔を開けるように3個の貫通部566の一部が形成されている。それぞれの貫通部566は図4の斜視図にて明らかなように略長尺状であり、一端が凸部566aの頂点まで延伸し、他端が端壁562まで延伸する。更に、端壁562まで延伸した貫通部566は、端壁562の一部に形成される3個の切り欠きと一体となって貫通部566として、後述する内孔565と外部とを連通する。
内側環面563、駆動溝564、及び内孔565により形成される上述の円筒部は、円筒の内側に形成される内側環面563に、図4及び図6に示すような所定の間隔をあけるように、軸線Xに沿った9個の駆動溝564が形成される。なお、円筒部は周壁561よりも小径に形成されているため、周壁561に当接するように、軸線Xに沿って円筒部をスイッチ58側にスライドさせることにより、周壁561の内部に円筒部を嵌め合わせることができる。
また、周壁561の内径と円筒部の外径とは図6に示すようにほぼ隙間がないように大きさが調整されており、この結果、周壁561(円筒部)と端壁562の両者で図4、図6の内孔565を画成する。
上述した駆動溝564は、図6に示すように、中間部567、第1のインボリュート曲面568、及び第2のインボリュート曲面569から構成される。ここで、中間部567と、第1のインボリュート曲面568と、第2のインボリュート曲面569の関係は以下のとおりである。
図6の断面図から明らかなように、軸線X(図6において「+」で表されている。)からの距離については、中間部567と軸線Xとの間の距離が、第1のインボリュート曲面568から軸線Xまでの距離及び第2のインボリュート曲面569から軸線Xまでの距離よりも長い。
ここで、第1のインボリュート曲面568は、図6に示すように隣り合う駆動溝564に向けて延伸するが、その際、軸線Xとの間の距離は次第に短くなり、且つ第1のインボリュート曲面568の中間点を過ぎると、軸線Xとの間の距離は再び延伸するに従って長くなり、隣り合う中間部567まで到達すると、軸線Xとの間の距離が最大となる。
第2のインボリュート曲面569については、その延伸方向が第1のインボリュート曲面568とは逆の向きである点を除き同様なので説明を省略する。
図4に示すように、保持部57は、位置決めリング571、フック部572、嵌合孔573、ローラーポール574、及び弾性回復部575を備え、且つキャップ56の内部に移動可能に装着される。
ここで、位置決めリング571は、略円筒の中空状に形成され、軸線Xに沿って移動可能に内孔565の内部に設けられる。フック部572は互いに所定の間隔を空けるように3本形成され、それぞれ一端が上述した位置決めリング571に連接され、他端が軸線Xに対して遠ざかる方向に曲げられ、全体として略L字型に形成されることにより、スイッチ58に接続されて駆動されるフックとしての機能を果たす。また、嵌合孔573は、駆動溝564と対応するように位置決めリング571に設けられるが、上述したように駆動溝564は全部で9個形成されているので、嵌合孔573も9個形成されることとなる。ローラーポール574はそれぞれ回転可能に且つ嵌合孔573内に複数設けられる。弾性回復部575は、それぞれ嵌合孔573に複数設けられ且つ複数のローラーポール574を弾性により押し付ける。
本実施例において、一部の嵌合孔573において弾性回復部575が弾性によりローラーポール574を押し付ける方向と、相対するように間隔を開けてこれら一部の嵌合孔573の間に設けられたその他の嵌合孔573における弾性回復部575が弾性によりローラーポール574を押し付ける方向とは丁度反対となる。3個のフック部572はそれぞれ貫通部566を貫通する。保持部57がスイッチ58により駆動されると、これに伴ってローラーポール574が高速駆動リング514、若しくは低速駆動リング523にカップリングする。すなわち、ローラーポール574は高速駆動リング514、若しくは低速駆動リング523にカップリングすることによって対応するが、カップリングの具体的内容は後述する。
図3、図4及び図10に示すように、スイッチ58はキャップ56を介して保持部57の外部に嵌められるように設けられ且つクランクユニット54の一側に位置し、スイッチ58は中空のリング状を呈し、軸線Xを囲む内周面581と、軸線Xを囲むように螺旋状に延伸し且つ内周面581に設けられた螺旋レール582を備える。また、螺旋レール582はそれぞれフック部572と係合し、スイッチ58が回転するように操作されると、フック部572との係合を経由して保持部57の位置決めリング571の第1の軸線Xにおける位置決めすることができる。以下、スイッチ58を操作して、保持部57のローラーポール574がカップリングする際におけるローラーポール574と上述した各構成との関係について説明する。
すなわち、キャップ56は、軸線X上に配置され、軸線X上において高速ギア513及び低速ギア522に面する側に開口が形成されていると共に、クランクユニット54が取り付けられていてクランクユニット54と共に回転し、且つ開口の内部に内側環面563が形成される。
また、低速駆動リング523は、低速駆動軸52の低速ギア522が形成された側とは反対側で低速駆動軸52と共に回転するように低速駆動軸52と嵌合し、且つ、キャップ56の開口内に収容される。
高速駆動リング514は、キャップ56の開口内において低速駆動リング523よりもクランクユニット54から離れた側に配置されると共に、高速駆動軸51の高速ギア513が形成された側とは反対側で高速駆動軸51と共に回転するように高速駆動軸51と嵌合する。
保持部57は、キャップ56の開口内において、内側環面563と低速駆動リング523及び高速駆動リング514との間に介在し、且つ軸線Xに沿って移動できるように収容されており、且つこの保持部57は、軸線Xからの距離が等しい複数の保持位置に複数のローラーポール574をそれぞれ保持しながら、保持部57の軸線Xに沿った移動によって、各ローラーポール574が内側環面563と低速駆動リング523との間に介在し且つ低速モードに対応する低速駆動位置と、各ローラーポール574が内側環面563と高速駆動リング514との間に介在し且つ高速モードに対応する高速駆動位置と、の間で切り替えることができる。
更に、キャップ56の内側環面563には、キャップ56が回転する際において各ローラーポール574を軸線X側に押し付けることができるように形成された第1及び第2のインボリュート曲面568、569が形成されている。
また、保持部57が高速駆動位置にある際、クランクユニット54を回転させると、第1及び第2のインボリュート曲面568、569が各ローラーポール574を高速駆動リング514に押し付けることにより生じる摩擦力で、高速駆動リング514及び高速ギア513がクランクユニット54と同調するよう回転し、クランクユニット54が高速ギア513を直接駆動してメインギア531及び従動ギア33を駆動する高速モードとなる。
一方、保持部57が低速駆動位置にある際、クランクユニット54を回転させると、第1及び第2のインボリュート曲面568、569が各ローラーポール574を低速駆動リング523に押し付けることにより生じる摩擦力で、低速駆動リング523及び低速駆動軸52がクランクユニット54と同調するよう回転し、クランクユニット54が低速駆動軸52を駆動し、低速駆動軸52と共に回転する低速ギア522がラージギア533を駆動し、更にラージギア533と共に回転するスモールギア532で高速ギア513を駆動する低速モードとなる 。
ここで、高速モードと低速モードを切り換える際の、駆動装置50と巻き取りユニット30の関係について説明する。
釣り人がクランクユニット54を操作することにより、巻き取りユニット30が釣り糸を巻き取る速度は、変速ギアセット53によって、クランクユニット54が高速ギア513を直接駆動してメインギア531及び従動ギア33を駆動する高速モードと、後述する低速モードの中から選択することができる。
加えて、釣り人は、クランクユニット54が低速駆動軸52を駆動し、低速駆動軸52と共に回転する低速ギア522がラージギア533を駆動し、更にラージギア533と共に回転するスモールギア532で高速ギア513を駆動する低速モードを選択することができる。このようにして、釣り人は高速モードと低速モードを切り換えることができる。
図3と図5に示すように、ブレーキユニット60は、高速駆動軸51に嵌め合わせるように設けられ、且つ軸線Xに沿ってメインギア531の一側(すなわち、図5において示すように、ベース10を介してメインギア531とは反対側)に設けられる。また、ブレーキユニット60は、2個のプラテン61と、2個の摩擦板62と、調整ノブ63と、複数のディスクスプリング64と、単方向ベアリング65とを備える。なお、プラテン61と摩擦板62は一つでも足りる。
2個のプラテン61は、軸線Xに沿ってメインギア531の一側に設けられる。2個の摩擦板62は、高速駆動軸51に嵌め合わせるように、且つそれぞれが各プラテン61の一側に設けられる。調整ノブ63は、ベース10に設けられ、且つ高速駆動軸51の外部に嵌め合わせられる。ディスクスプリング64は、調整ノブ63と1個のプラテン61(図3において上側のプラテン61)の間に設けられる。単方向ベアリング65は、高速駆動軸51とベース10の間に嵌め合わせるように設けられる。また、調整ノブ63は、プラテン61と連動することができる。調整ノブ63は、プラテン61を調整することにより、摩擦板62、並びに、いずれかの摩擦板62とメインギア531の間の摩擦力を調整することができる。単方向ベアリング65は、クランクユニット54の回転方向を制限して、単一方向にのみ高速駆動軸51若しくは低速駆動軸52が回転できるようにする。
図3、図4、図7、図10を参照してメインギア531の動作について説明する。ここで、図7は、図3における直線VII−VII断面図であり、図10は、変速操作を説明する図面である。図7に示すように、メインギア531は巻き取りユニット30の従動ギア33と常に噛み合う。従って、図7から明らかなように、メインギア531が回転するとき、従動ギア33も回転する。スイッチ58が回転するように操作されると、保持部57は高速駆動リング514又は低速駆動リング523と選択的にカップリングすることができる。
図3〜図9に示すように、釣り人がスイッチ58を操作すると、保持部57は軸線Xに沿って移動し、ローラーポール574を駆動溝564と高速駆動リング514の間に位置させる。すなわち、図3に示すように、高速駆動リング514とローラーポール574が軸線Zに沿って隣り合う状態とする。
そして、図6に示すF方向にクランクユニット54回転させて、高速駆動軸51と変速ギアセット53を介した駆動により、巻き取りユニット30の高速回転を実現できる。
つまり、保持部57のローラーポール574を高速駆動リング514にカップリングさせ、クランクユニット54を一回転させたとき、摩擦作用を利用して高速駆動軸51をメインギア531と連動して回転させることができ、メインギア531も同期して一回転し、メインギア531と従動ギア33のギア比を利用して、メインギア531により従動ギア33を直接駆動することにより、スプール32を高速に回転させることができる。
すなわち、図7から明らかなように、メインギア531の歯数は従動ギア33の歯数よりも十分に多いので、メインギア531を一回転させると、その際に、従動ギア33は複数回の回転をすることができる。
また、図4及び図8に示すように、高速駆動軸51の高速ギア513は、ガイドシャフト41上のスモールギア532を伴って(噛み合って)回転し、ガイドシャフト41のスモールギア532と同軸に形成された(図8を参照)ラージギア533も同じように回転し、ラージギア533は低速ギア522を伴って(噛み合って)回転し、このとき低速駆動軸52は空回りし、ガイドシャフト41がガイド部43を駆動して往復移動するのと相俟って、均一的に釣り糸を巻き取る目的を達成することができる。
また、図6〜図10に示すように、釣り人がスイッチ58を操作し、且つ保持部57をX軸に沿って移動し、ローラーポール574を駆動溝564と低速駆動リング523の間に位置させ、且つクランクユニット54を図6に示す方向Fに向けて回転させるように操作すると、低速駆動軸52と変速ギアセット53を介した回転により、巻き取りユニット30の低速回転が実現する。
すなわち、図3の断面図において高速駆動リング514と軸線Zに沿って並んでいたローラーポール574を、図10の軸線Xに沿って上側にスライドさせることにより、ローラーポール574は保持部57と共に移動し、この状態では低速駆動リング523とローラーポール574が軸線Zに沿って並ぶ。この状態が低速回転を実現できる状態である。
即ち、保持部57のローラーポール574が、低速駆動リング523とカップリングし、クランクユニット54が一回転周り、低速駆動軸52も同期して一回転周り、且つ低速駆動軸52も低速ギア522を伴って(噛み合って)回転したとき、低速ギア522はガイドシャフト41のラージギア533を伴って回転すると共に、ガイドシャフト41のラージギア533も図8に示すように同軸となっているので、ラージギア533もスモールギア532と共に回転し、スモールギア532は高速ギア513と噛み合い、且つ高速駆動軸51もこれに伴って回転し、且つ、摩擦作用を利用してメインギア531を作動することができ、また、低速ギア522とラージギア533が噛み合い、減速作用を生じさせ、クランクユニット54を回転させたとき、メインギア531が減速回転する。
このため、本発明はスイッチ58を利用して、変速切換を行なうことができ、異なる2種類の速度を実現でき、変速の操作が容易であり、且つ変速時にはスイッチ58を回転させることが必要なので、スイッチ58に対する誤接触により予期せぬ変速が起きることを抑制でき、釣り人は所望の回転速度を得られ、異なる状況下の変速の要求に適応することができる。
また、本発明の高速駆動軸51はブレーキユニット60によって、メインギア531に対して摩擦力を生ずるので、メインギア531が減速回転することができ、更に、高速駆動軸51は摩擦力を用いてメインギア531を一緒に回転させるものであるので、例えばヒット時に釣り糸が引っ張られて、スプール32が反対向きに回転しようとしても、高速駆動軸51は単方向ベアリング65による制限を受けて反対向きに回転することができず、これにより、メインギア531は、摩擦力を利用してスプール32に対して、釣り糸をリリースする方向へ回転するときの抵抗を生じる。更にこの抵抗は、ブレーキユニット60を調整し、メインギア531と高速駆動軸51の間の摩擦力を大きくすれば大きくするほど大きくなる。
10 ベース
11 メインサイドカバー
12 ギアベース
13 収容空間
20 フレーム
211 開口
30 巻き取りユニット
31 巻き取り軸部
32 スプール
33 従動ギア
40 ガイドユニット
41 ガイドシャフト
42 レベルワインダー
411 螺旋溝
43 ガイド部
431 嵌合部
50 駆動変速装置
51 高速駆動軸
511 高速シャフト
512 通孔
513 高速ギア
514 高速駆動リング
52 低速駆動軸
521 低速シャフト
522 低速ギア
523 低速駆動リング
53 変速ギアセット
531 メインギア
532 スモールギア
533 ラージギア
54 クランクユニット
55 変速器
56 キャップ
561 周壁
562 端壁
563 内側環面
564 駆動溝
565 内孔
566 貫通部
566a 凸部
567 中間部
568、569 インボリュート曲面
57 保持部
571 位置決めリング
572 フック部
573 嵌合孔
574 ローラーポール
575 弾性回復部
58 スイッチ
581 内周面
582 螺旋レール
60 ブレーキユニット
61 プラテン
62 摩擦板
63 調整ノブ
64 ディスクスプリング
65 単方向ベアリング

Claims (4)

  1. 第1の軸線を回転軸として回転するメインギアと、前記第1の軸線と平行となる第2の軸線上に設けられたスモールギアと、前記スモールギアと同軸に且つ同期して回転するラージギアとを備え、且つ釣り糸を巻く速度を変えるために用いられる変速ギアセットと、
    一端に前記スモールギアと噛み合う略円環状の高速ギアが形成されると共に、中空状の軸管が前記第1の軸線に沿って延伸し、他端が前記メインギアに挿入されて、前記メインギアと共に回転する高速駆動軸と、
    前記第1の軸線に沿って前記高速駆動軸の前記高速ギアが形成された側から前記軸管に挿入されると共に、前記軸管の前記高速ギア側に前記ラージギアと噛み合う低速ギアが形成され、前記メインギアまたは前記高速駆動軸と直接連動せずに独自に回転し、且つ前記高速駆動軸とは別体である低速駆動軸と、
    前記変速ギアセットを介して釣り糸を巻き取るために操作されるクランクユニットと、を備えた駆動変速装置と、
    前記駆動変速装置により駆動され、前記メインギアと噛み合い且つ前記第1の軸線と平行となる巻き取り軸部を回転軸とした従動ギアの回転により釣り糸を巻き取る巻き取りユニットとを備え、
    前記クランクユニットを操作することにより、前記巻き取りユニットが釣り糸を巻き取る速度は、前記変速ギアセットによって、
    前記クランクユニットが前記高速ギアを直接駆動して前記メインギア及び前記従動ギアを駆動する高速モードと、
    前記クランクユニットが前記低速駆動軸を駆動し、前記低速駆動軸と共に回転する前記低速ギアが前記ラージギアを駆動し、更に前記ラージギアと共に回転する前記スモールギアで前記高速ギアを駆動する低速モードと、
    の間で切り替えることができることを特徴とするベイトリール。
  2. 前記第1の軸線上に配置され、前記第1の軸線上において前記高速ギア及び前記低速ギアに面する側に開口が形成されていると共に、前記クランクユニットが取り付けられていて前記クランクユニットと共に回転し、且つ前記開口の内部に内側環面が形成されたキャップと、
    前記低速駆動軸の前記低速ギアが形成された側とは反対側で前記低速駆動軸と共に回転するように前記低速駆動軸と嵌合し、且つ、前記キャップの前記開口内に収容されている低速駆動リングと、
    前記キャップの前記開口内において前記低速駆動リングよりも前記クランクユニットから離れた側に配置されると共に、前記高速駆動軸の前記高速ギアが形成された側とは反対側で前記高速駆動軸と共に回転するように前記高速駆動軸と嵌合する高速駆動リングと、
    前記キャップの前記開口内において、前記内側環面と前記低速駆動リング及び前記高速駆動リングとの間に介在し、且つ前記第1の軸線に沿って移動できるように収容されている保持部とを備え、
    前記保持部は、
    前記第1の軸線からの距離が等しい複数の保持位置に複数のローラーポールをそれぞれ保持しながら、前記保持部の前記第1の軸線に沿った移動によって、
    各前記ローラーポールが前記内側環面と前記低速駆動リングとの間に介在し且つ前記低速モードに対応する低速駆動位置と、
    各前記ローラーポールが前記内側環面と前記高速駆動リングとの間に介在し且つ前記高速モードに対応する高速駆動位置と、
    の間で切り替えることができ、
    前記キャップの前記内側環面には、前記キャップが回転する際において各前記ローラーポールを前記第1の軸線側へ押し付けることができるインボリュート曲面が形成されており、
    前記保持部が前記高速駆動位置にある際、前記クランクユニットを回転させると、前記インボリュート曲面が各前記ローラーポールを前記高速駆動リングに押し付けることにより生じる摩擦力で、前記高速駆動リング及び前記高速ギアが前記クランクユニットと同調するよう回転し、前記クランクユニットが前記高速ギアを直接駆動して前記メインギア及び前記従動ギアを駆動する前記高速モードとなり、
    前記保持部が前記低速駆動位置にある際、前記クランクユニットを回転させると、前記インボリュート曲面が各前記ローラーポールを前記低速駆動リングに押し付けることにより生じる摩擦力で、前記低速駆動リング及び前記低速駆動軸が前記クランクユニットと同調するよう回転し、前記クランクユニットが前記低速駆動軸を駆動し、前記低速駆動軸と共に回転する前記低速ギアが前記ラージギアを駆動し、更に前記ラージギアと共に回転する前記スモールギアで前記高速ギアを駆動する前記低速モードとなることを特徴とする請求項1に記載のベイトリール。
  3. 前記保持部が前記第1の軸線に沿って移動するように駆動することができるスイッチを備え、
    前記保持部が前記スイッチにより駆動されると、前記第1の軸線に沿って移動して前記ローラーポールが前記高速駆動リング、若しくは前記低速駆動リングにカップリングすることを特徴とする請求項2に記載のベイトリール。
  4. 前記キャップは、前記クランクユニットと共に回転し、
    前記スイッチは中空のリング状を呈し、前記キャップを介して前記保持部の外部に嵌められると共に、前記第1の軸線を囲む内周面と、前記第1の軸線を囲むように螺旋状に延伸し且つ前記内周面に設けられた螺旋レールを備えており、
    前記保持部は、
    各前記ローラーポールを保持する位置決めリングと、
    一端が前記位置決めリングに連接され、他端が前記第1の軸線に対して遠ざかる方向に曲げられて前記スイッチの前記螺旋レールと係合し、全体として略L字型に形成されるフック部と、を更に有しており、
    前記スイッチが回転するように操作されると、前記螺旋レールと前記フック部との係合を経由して前記保持部の前記位置決めリングの前記第1の軸線における位置決めを行い、
    前記位置決めリングにより保持される各前記ローラーポールが前記高速駆動リング、若しくは前記低速駆動リングにカップリングすることを特徴とする請求項3に記載のベイトリール。
JP2017134412A 2016-09-30 2017-07-10 ベイトリール Expired - Fee Related JP6522694B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201610866624.0 2016-09-30
CN201610866624.0A CN107873662A (zh) 2016-09-30 2016-09-30 可变速的钓鱼用两轴式卷线器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018057360A JP2018057360A (ja) 2018-04-12
JP6522694B2 true JP6522694B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=61756793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017134412A Expired - Fee Related JP6522694B2 (ja) 2016-09-30 2017-07-10 ベイトリール

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10420331B2 (ja)
JP (1) JP6522694B2 (ja)
CN (1) CN107873662A (ja)

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650968B2 (ja) * 1988-05-13 1994-07-06 ダイワ精工株式会社 魚釣用リールの変速装置
US4966335A (en) * 1988-05-13 1990-10-30 Daiwa Seiko Inc. Speed changer for fishing reels
JPH0318765U (ja) * 1989-07-05 1991-02-25
US5058447A (en) * 1990-11-30 1991-10-22 Shimano Industrial Company Limited Change-speed construction for fishing reel
US5415359A (en) * 1991-02-05 1995-05-16 Ikuta; Takeshi Fishing reel
JP2529874Y2 (ja) * 1991-09-13 1997-03-19 ダイワ精工株式会社 魚釣用リールの変速装置
US5560562A (en) * 1995-06-26 1996-10-01 Hartmann; Dirck T. Fishing reel with a three speed planetary drive and drag control
AUPO406296A0 (en) * 1996-12-06 1997-01-09 Hsing, Suo A spinning reel for fishing
US6113019A (en) * 1998-08-28 2000-09-05 Penn Fishing Tackle Manufacturing Co. Direct speed changing gear drive mechanism for a fishing reel
JP2001321041A (ja) * 2000-05-18 2001-11-20 Shimano Inc スピニングリールの往復移動装置
US6830208B2 (en) * 2002-06-18 2004-12-14 Penn Fishing Tackle Mfg. Co. Gear shift mechanism for fishing reel
US6672526B1 (en) * 2002-07-08 2004-01-06 Tiburon Engineering, Inc. Automatic two-speed transmission for a fishing reel
US7552886B2 (en) * 2007-07-10 2009-06-30 W.C. Bradley/Zebco Holdings, Inc. Double drag, pre-set adjust and unitary end assembly for trolling reel
JP5324819B2 (ja) * 2008-05-12 2013-10-23 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. レバードラグリールの逆転防止機構
JP5047889B2 (ja) * 2008-06-19 2012-10-10 グローブライド株式会社 魚釣用リール
JP5143757B2 (ja) * 2009-01-26 2013-02-13 株式会社シマノ 釣り用リールの螺軸及びそれを用いた釣り用リールの往復移動機構
JP2011019428A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Shimano Inc 両軸受リールのレバードラグ機構
JP5258688B2 (ja) * 2009-07-14 2013-08-07 株式会社シマノ 両軸受リールの発音装置
JP5686534B2 (ja) * 2010-06-21 2015-03-18 株式会社シマノ 両軸受リールの回転操作機構
JP5961378B2 (ja) * 2011-12-22 2016-08-02 株式会社シマノ 両軸受リールのドラグ調整装置
JP6198421B2 (ja) * 2013-03-15 2017-09-20 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. 釣り用リールの爪歯車
CN104322469A (zh) * 2014-10-17 2015-02-04 宁波海宝渔具有限公司 一种可变速的钓鱼用纺车式卷线轮
US10004214B2 (en) * 2014-10-17 2018-06-26 Haibao Fishing Tackle Co., Ltd. Spinning reel with variable gear ratio transmission
CN204259658U (zh) * 2014-10-27 2015-04-15 宁波海宝渔具有限公司 一种可变速钓鱼用纺车式卷线轮的变速切换机构
CN205124787U (zh) * 2015-09-07 2016-04-06 宁波海宝渔具有限公司 可变速的钓鱼用纺车式卷线器
CN106489859A (zh) * 2015-09-07 2017-03-15 宁波海宝渔具有限公司 可变速的钓鱼用纺车式卷线器
CN206165556U (zh) * 2016-09-30 2017-05-17 宁波海宝渔具有限公司 可变速的钓鱼用两轴式卷线器

Also Published As

Publication number Publication date
US10420331B2 (en) 2019-09-24
JP2018057360A (ja) 2018-04-12
CN107873662A (zh) 2018-04-06
US20180092342A1 (en) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2675877C (en) Control system for architectural coverings with reversible drive and single operating element
JP5047889B2 (ja) 魚釣用リール
US9770017B2 (en) Reciprocating mechanism for a fishing reel
KR20000069350A (ko) 낚시용 스피닝 릴
JP4299180B2 (ja) スピニングリールの往復移動装置
JP6818083B2 (ja) 釣り用スピニングリール
JP6522694B2 (ja) ベイトリール
JP2005059844A (ja) パラレルギアを用いた自転車用ツイストグリップ式のシフト装置
JP6284658B2 (ja) 釣り用回転リール
JP2008271874A (ja) 魚釣用リール
JP2019106898A (ja) 魚釣用スピニングリール
KR100699325B1 (ko) 낚시용 릴
JP4397043B2 (ja) 魚釣用リール
JP6376756B2 (ja) 釣用リールの往復移動機構
JP2020000013A (ja) 魚釣用リール及びその制動力調節用の回転操作部材
GB2575550A (en) Spinning reel
JP2004261077A (ja) 魚釣用リ−ル
JP2015128403A5 (ja)
KR101477484B1 (ko) 자전거 변속레버장치
JP2010004800A (ja) 魚釣用リール
JP4436379B2 (ja) 魚釣用電動リールのドラグ機構
JP5349392B2 (ja) 変速装置及び変速装置付温室用シート開閉装置
JP2001346484A (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JP6286122B2 (ja) 巻尺
KR200462333Y1 (ko) 낚시용 전동 릴

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6522694

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees