JP6198421B2 - 釣り用リールの爪歯車 - Google Patents

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Description

本発明は、爪歯車、特に、釣り用リールの第1部品に装着され、第1部品と相対回転可能な第2部品に揺動可能に設けられる爪部材に係合する釣り用リールの爪歯車に関する。
釣り用リールである両軸受リールには、スプールの逆転を禁止するための逆転防止機構及びスプールが回転すると発音するスプール発音機構に爪歯車が用いられる。また、釣り用リールであるスピニングリールには、スプールが回転すると発音する発音機構に爪歯車が用いられる。従来の爪歯車は、板状の部材であり、外周面に周方向に間隔を隔てて配置された複数の歯部を有する。(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−087301号公報
従来の爪歯車は、板状部材によって形成されるため、軸方向の厚みが薄い。爪歯車の厚みが薄い場合、爪歯車と爪部材との軸方向位置がずれると、発音機構が正常に発音しなくなるという不具合が生じるおそれがある。また、逆転防止機構では、爪部材から爪歯車が外れて逆転を防止できなくなるという不具合が生じるおそれがある。このため、従来は、爪部材の軸方向の長さを大きくする。例えば、爪部材の厚みを長くしたり、爪部材を軸方向に沿って折り曲げて形成したりして、爪部材の軸方向長さを大きくする。しかし、爪部材を軸方向に沿って折り曲げると、爪部材の強度が弱くなり、スプール発音機構には使用できるが、逆転防止機構には使用できない。
本発明の課題は、爪歯車において、爪部材の軸方向長さを長くすることなく、爪部材との間に位置ずれが生じても不具合が生じにくくすることにある。
本発明に係る釣り用リールの爪歯車は、釣り用リールの第1部品に装着される。爪歯車は、第1部品と相対回転可能な第2部品に揺動可能に設けられる爪部材の爪部に係合する。釣り用リールの爪歯車は、装着部と、複数の歯部と、を備える。装着部は、第1部品に装着可能である。複数の歯部は、装着部の外周部及び内周部のいずれか一方に放射状に配置される。複数の歯部は、外周部及び内周部のいずれか一方から折れ曲がって第1部品及び第2部品のいずれかの回転軸に沿って延びる。複数の歯部の間に、爪部材の爪部が係合する。
この釣り用リールの爪歯車では、爪部材の爪部が複数の歯部の間に係合する。この複数の歯部は、回転軸に沿って延びるため、爪歯車と爪部材が回転軸方向の位置がずれても、歯部に爪部材の爪部を係合させることができる。ここでは、爪歯車の歯部を装着部から回転軸の軸方向に沿って延びるように形成したので、歯部の軸方向に沿った長さが装着部の厚みよりも長くなる。これにより、爪部材の軸方向長さを長くすることなく、爪歯車と爪部材との間に位置ずれが生じても不具合が生じにくくなる。
装着部及び歯部は、板状部材であり一体形成され、歯部はプレス加工によって折り曲げられてもよい。この場合には、例えば、パンチング加工によって円形の装着部となる部分及び装着部となる部分の外周部または内周部に放射状に歯部となる部分を打ち抜いた後にプレス加工によって折り曲げることによって爪歯車を容易に形成できる。
歯部は、装着部の外周部から折り曲げられてもよい。この場合には、装着部の外周部に歯部が形成されるので、歯部となる部分が径方向外方に徐々に間隔が離れるように延びる。このため、歯部の軸方向に沿った長さの制限が生じなくなり、打ち抜き加工によって装着部及び歯部を容易に形成できる。
歯部は、装着部の内周部から折り曲げられてもよい。この場合には、打ち抜き加工によって歯部となる部分を形成すると、歯部の軸方向に沿った長さが制限されるが、大径の爪歯車を形成できる。
第1部品は、釣り用リールとしてのスピニングリールのスプール軸であり、第2部品は、スプール軸に回転可能に装着されるスプールであってもよい。装着部は、スプール軸に回転不能に装着され、スプールの回転により発音するスプール発音機構に用いられる。この場合には、スピニングリールのスプール発音機構において、スプールの前後調整を行っても、不具合が生じにくくなる。
第1部品は、釣り用リールとしての両軸受リールのハンドルの回転に連動して回転する回転部材であり、第2部品は、両軸受リールのリール本体であってもよい。装着部は、回転部材に一体回転可能に装着され、回転部材の一方向の回転を禁止する逆転防止機構に用いられる。この場合には、両軸受リールの逆転防止機構において、ドラグ力に応じて爪部材の厚みを厚くしても不具合が生じにくくなる。
本発明によれば、爪歯車の歯部を装着部から回転軸の軸方向に沿って延びるように形成したので、歯部の軸方向に沿った長さが装着部の厚みよりも長くなる。これにより、爪部材の軸方向長さを長くすることなく、爪部材との間に位置ずれが生じても不具合が生じにくくなる。
本発明の第1実施形態が採用されたスピニングリールの側面図。 スピニングリールの断面図。 スピニングリールのスプール部分の断面図 スプール付近の分解斜視図。 スプール発音機構の正面図。 本発明の第2実施形態が採用された両軸受リールの断面図。 両軸受リールのハンドル側断面拡大図。 逆転防止機構の分解斜視図。 逆転防止機構を内側から見た断面部分図。
<第1実施形態>
<全体構成>
図1において、本発明の第1実施形態が採用されたスピニングリールは、釣り竿の長手方向に沿う軸芯X1回りに釣り糸を巻き取るフロントドラグ型のリールである。スピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に軸芯X1回りに回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプール4とを備える。
<リール本体>
リール本体2は、例えば金属製又は合成樹脂製である。リール本体2は、図1及び図2に示すように釣り竿に装着される前後に長い装着部2cと、装着部2cと間隔を隔てて配置されたリールボディ2a(図2)と、装着部2cとリールボディ2aとを連結する脚部2bとを有する。リールボディ2aは、内部に機構装着空間を有しており、その側部は開口する。この開口部分は蓋部材2dにより覆われている。
リールボディ2aの内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、スプール4をハンドル1の回転に連動して前後に往復移動させるオシレーティング機構6とが設けられる。
<ロータ>
ロータ3は例えば合成樹脂又は金属製であり、リール本体2に回転自在に支持される。ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有する。また、円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成される。この貫通孔3eにスプール軸8及びピニオンギア12(後述)が貫通する。第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、ベールアーム9が糸巻取姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に設けられる。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
ベールアーム9は、第1アーム部3bに装着されたベール反転機構7によりロータの糸巻取方向の回転に連動して糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻るようになっている。ロータ3は、逆転防止機構50によって、糸繰り出し方向の回転が禁止される。逆転防止機構50は、逆転禁止状態と逆転許可状態とに切り換え可能なローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51の状態を切り換える切換レバー52と、を有する。
<ロータ駆動機構>
ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定された駆動軸10とともに回転する駆動ギア軸11aを有する駆動ギア11と、この駆動ギア11に噛み合うピニオンギア12とを有する。駆動ギア軸11aは、リール本体2に回転自在に支持される。ピニオンギア12は筒状に形成されており、中心をスプール軸8が貫通する。ピニオンギア12の前部はロータ3の貫通孔3eを貫通してスプール4側に延びている。この前部12aで、ロータ3はナット13によりピニオンギア12に回転不能に固定される。ピニオンギア12は、前部と後部とで軸受14a,14bによりリール本体2に回転自在に支持される。ナット13は、リテーナ36により緩み止めされる。リテーナ36は前壁3dに形成されたねじ孔にねじ止めされたビスにより固定される。
<スプール及びスプール軸>
スプール4は、図2に示すように、例えば金属製又は合成樹脂製の部材であり、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置される。スプール4は、軸芯X1に沿って前後に配置されたスプール軸8の先端にドラグ機構53を介して回転自在に装着される。スプール4は、図3及び図4に示すように、釣り糸が外周面に巻き付けられる筒状の糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に一体成形された大径筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端部に一体形成された大径の前フランジ部4cとを有する。また、スプール4は、図3に示すように、内周部にスプール軸8に回転自在に装着されるボス部4dと、ボス部4dと糸巻胴部4aとを連結する円板部4eと、さらに有する。糸巻胴部4aの後面には、糸巻胴部4aの内周面4fとボス部4dの外周面4gと円板部4eとで構成される筒状の空間が形成される。糸巻胴部4aの後面には、スプール4が回転すると発音するスプール発音機構20と、釣り糸を引っ掛けるための糸止め21と、が180度間隔を隔てて設けられる。
スプール軸8は、図3及び図4に示すように、前後方向に沿って配置された、先端に雄ねじ部8aと、互いに平行に面取りされた回り止め部8bと、を有する。スプール軸8の後端部には、オシレーティング機構6の後述するスライダ部18が固定される。回り止め部8bは、雄ねじ部8aよりも軸方向長さが長い。
<ドラグ機構>
ドラグ機構53は、図3に示すように、ドラグ力を調整するためのドラグつまみ54と、ドラグつまみ54によって押圧されるドラグ板55と、ドラグ板55とスプール4の円板部4eとの間に配置されたドラグワッシャ56と、を備える。ドラグつまみ54は、つまみ本体54aと、スプール軸8に回転不能に係合する押圧部材54bと、を有する。つまみ本体54aは、内周部にスプール軸8の雄ねじ部に螺合するナット部材54cを有する。押圧部材54bは、スプール軸8の回り止め部8bに係合してスプール軸8に回転不能かつ軸方向移動可能に支持される。押圧部材54bと、ナット部材54cとの間には、コイルばね54dが圧縮状態で配置される。ドラグ板55は、回り止め部8bに回転不能に係合する。また、スプール4のボス部4dの後端面には、スプール4の軸方向位置を調整するための複数枚(例えば3枚)の調整座金57が設けられる。調整座金57は、回り止め部8bに係合する。回り止め部8bの後端部には、スプール発音機構20を構成する.本発明の第1実施形態による爪歯車60が設けられる。爪歯車60は、回り止め部8bの後端部に係合するため、後方への移動が規制される。爪歯車60は、スプール発音機構20を構成するとともに、スプール4の後方への移動を規制してドラグ機構53を動作させる機能も有する。なお、図3では、回り止め部8bに係合する部分を、交差する細線で図示する。
<スプール発音機構>
図3、図4及び図5に示すように、スプール発音機構20は、スプール軸8(第1部品の一例)に回転不能に装着された爪歯車60と、スプール4(第2部品の一例)に揺動自在に装着され爪歯車60に衝突を繰り返す音出し用の爪部材62と、爪部材62を付勢する付勢部材64と、を有する。爪歯車60は、スプール軸8の回り止め部8bの後端部に装着可能な装着部60aと、装着部60aの外周部60dに設けられる歯部60bと、を有する。
装着部60aは、スプール軸8の回り止め部8bに回転不能に係合する非円形孔60cを中心に有する。この実施形態では、非円形孔60cは、長円形のスロット形状に形成されるが、非円形孔60cは、回り止め部8bの平行面に係合する形状であれば、矩形等のどのような形状でもよい。
複数の歯部60bは、装着部60aの外周部60dに放射状に配置される。歯部60bは、装着部60の外周部60dから折れ曲がってスプール軸8の軸芯X1(第1部品と第2部品の回転軸の一例)に沿って延びる。複数の歯部60bの間に、爪部材62の後述する爪部62aが係合する。爪歯車60は、例えば、金属板を、パンチング加工によって非円形孔60cとなる部分及び歯部60bとなる部分を打ち抜いた素材を、放射状に打ち抜いた歯部60bとなる部分をプレス加工によって折り曲げて形成される。
爪部材62は、スプール4の糸巻胴部4aの後面に揺動自在に装着される。爪部材62は、糸巻胴部4aの後面にねじ込まれるボルトの形態の揺動支持軸66によって支持される。爪部材62は、中央に配置される爪部62aと、爪部62aから両側に延びる一対のばね掛け部62bと、爪部62aと並べて配置される揺動支持軸66によって支持される支持孔62cと、を有する。
付勢部材64は、爪部材62を、爪部62aが爪歯車60の歯部60bの間に配置される中立位置に向けて付勢する。付勢部材64は、例えば、ばね線材製のねじりコイルばねの形態であり、揺動支持軸66に装着される。付勢部材64は、揺動支持軸66に装着されるコイル部64aと、コイル部64aから延びる一対の係止部64bと、を有する。一対の係止部64bは、一対のばね掛け部62bに各別に引っ掛けられるとともに、爪部材62が揺動すると、スプール4の糸巻胴部4aの内周面4fに引っ掛けられて圧縮する。これにより、爪部材62は、中立位置に向けて付勢される。
スピニングリールでは、例えば、糸巻胴部4aに巻き付けられる釣り糸の糸巻形状を所望の形状にするために、調整座金57の枚数を増減することがある。このような調整を行うと、スプール4に設けられる爪部材62の軸方向位置がずれる。このように爪部材62の軸方向位置がずれても、爪歯車60の歯部60bの軸方向長さが長いので、スプール4の位置調整を行っても、スプール発音機構20に不具合が生じない。
<オシレーティング機構>
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部に固定されたスプール軸8を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、駆動ギア部15と、中間ギア部16と、カムギア部17と、スライダ部18と、ガイド部19と、を有する。駆動ギア部15は、駆動ギア軸11aに一体または別体で設けられる。中間ギア部16は、駆動ギア部15にかみ合う大径ギア部16aと、カムギア部17にかみ合う小径ギア部16bと、を有する。カムギア部17は、小径ギア部16bにかみ合って駆動ギア部15に連動して駆動ギア部15よりも大きく減速して回転する。スライダ部18は、カムギア部17に係合してスプール軸8の後端に回転不能かつ移動不能に固定されカムギア部17に係合して前後移動する。ガイド部19は、リールボディ2aに設けられ、スライダ部18を前後移動自在に案内する。ガイド部19は上下に間隔を隔てて配置された2本のガイド軸19a,19bを有する。
駆動ギア部15は、例えば歯数が14の平歯車又ははす歯歯車等の円形ギアであり、駆動ギア軸11aに駆動ギア11と間隔を隔てて一体に設けられている。中間ギア部16は、円板状の部材であり、駆動ギア軸11aと平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。小径ギア部16b及びカムギア部17は、非円形ギアである。カムギア部17は、小径ギア部16bよりも歯数が多い。
<リールの操作及び動作>
キャスティング時には、釣り糸を人差し指で引っ掛けた状態でベールアーム9を糸開放姿勢側に倒してキャスティングを行う。
釣り糸巻き取り時には、ベールアーム9を糸巻き取り姿勢側に倒す。この状態で魚が仕掛けにかかると、ハンドル1を糸巻き取り方向に回転させる。ハンドル1を回すと、この回転力は駆動軸10及び駆動ギア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部を介してロータ3に伝達され、釣り糸がスプール4に巻き付けられる。このとき、オシレーティング機構6によってスプール4は前後往復移動する。
魚が仕掛けにかかって釣り糸をスプール4に巻き付けるとき、設定されたドラグ力より大きい力で魚が釣り糸を引っ張ると、釣り糸はスプール4から繰り出され、スプール4が糸繰り出し方向に回転する。スプール4が回転すると、スプール発音機構20の爪部材62がスプール4とともに回転し、爪歯車60との衝突を繰り返し、スプール発音機構20が発音する。このとき、歯部60bが弾性変形するため、歯部60bは磨耗しにくい。また、歯部60bの振動によって歯切れがよいクリック音になる。
また、スプール発音機構20では、爪歯車60の歯部60bを装着部60aからスプール軸8の軸方向に沿って延びるように形成したので、歯部60bへの軸方向に沿った長さが装着部60aの厚みよりも長くなる。これにより、爪部材62の軸方向長さを長くすることなく、爪歯車60と爪部材62との間に位置ずれが生じても不具合が生じにくくなる。
<第2実施形態>
<全体構成>
本発明の第2実施形態を採用した両軸受リールは、図6に示すように、中型のレバードラグリールである。レバードラグリールは、筒状のリール本体101と、スプール軸102と、スプール103と、ハンドル104と、を備える。スプール軸102は、リール本体101の中心部に回転不能かつ軸方向移動自在に装着される。スプール103は、スプール軸102に回転自在かつ軸方向移動不能に支持される。ハンドル104は、リール本体101の側方に配置される。また、レバードラグリールは、回転伝達機構106と、逆転防止機構107と、レバードラグ機構109と、をリール本体101の内部に備える。回転伝達機構106は、ハンドル104の回転をスプール103に伝達する。逆転防止機構107は、レバードラグ機構109を動作可能にするために設けられ、後述するドラグディスク142の糸繰り出し方向の回転を禁止する。レバードラグ機構109は、スプール103の糸繰り出し方向の回転を制動する。
<リール本体>
リール本体101は、金属製の左右1対の皿状の第1側板110a及び第2側板110bと、第1側板110a及び第2側板110bを前後及び下部で連結する複数の連結部111とを有する金属製のフレーム105を備える。フレーム105の下側の連結部111には、レバードラグリールを釣り竿に装着するための竿装着部111aが一体形成される。
また、リール本体101は、第1側板110a及び第2側板110bの外方を各別に覆う、例えば、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂等の高剛性樹脂製の第1カバー部材112a及び第2カバー部材112bと、第1カバー部材112a及び第2カバー部材112bを覆う装飾用の、例えばアルミニウム合金等の軽金属製の第3カバー部材113a及び第4カバー部材113bと、第2カバー部材112bの内側を覆う高剛性樹脂製の蓋部材114と、を有する。第1側板110a及び第2側板110bは、スプール103が通過可能な開口を有する。第1カバー部材112aの内部には、スプール軸102の左端を軸方向移動自在かつ回転不能に支持するボス部112cが形成される。第1カバー部材112aの内部には、スプール103の回転に応じて発音するスプール発音機構108が設けられる。
スプール発音機構108は、クリックボタン108aの操作により発音状態と無音状態とに切り換え可能である。スプール発音機構108は、スプール103と一体回転する爪歯車108bと、クリックボタン108aに設けられる軸部材108cに揺動自在に支持される爪部材108dと、を有する。爪部材108dは、爪歯車108bに係合する発音位置と、爪歯車108bから離反する無音位置とにクリックボタン108aの径方向に沿った操作によって移動可能である。
ハンドル104側の第2カバー部材112bには、図7に示すように、径方向及び軸方向外方に突出する膨出部112dが形成される。膨出部112dは、僅かに前方に傾いて径方向に突出する。膨出部112dには、回転伝達機構106が設けられる。膨出部112dには、スプール軸102の右端を軸方向移動自在に支持する黄銅等の滑り性が良好な金属製の筒状の第1インサート部材115aが径方向外方に突出してインサート成形される。また、第1インサート部材115aの下方には、ハンドル104の駆動軸120を支持するための支持筒部112eが軸方向外方に突出して形成される。支持筒部112eの内部には、駆動軸120を回転自在に支持するための、黄銅等の滑り性が良好な金属製の筒状の第2インサート部材115bがインサート成形される。また、第2カバー部材112bの膨出部112dが形成されていない後部には、逆転防止機構107の後述する爪部材131を揺動自在に支持するための、黄銅等の滑り性が良好な金属製の軸状の第3インサート部材115cがインサート成形される。なお、図7では、第3インサート部材115cが上部に配置されるように描かれているが、実際には、図8に示すように、第2カバー部材112bの後部に配置される。
第3カバー部材113a及び第4カバー部材113bは、図6に示すように、第1カバー部材112a及び第2カバー部材112bの外側面に沿った形状でそれらを各別に覆うように形成される。なお、第1カバー部材112a及び第2カバー部材112bの周縁部には、第3カバー部材113a及び第4カバー部材113bの周縁部が突き合わされるような突起部112f,112gが各別に形成される。この突起部112f,112gだけで、合成樹脂製の第1カバー部材112a及び第2カバー部材112bが外部に露出する。このような突起部112f,112gを設けることにより、第3カバー部材113a及び第4カバー部材113bを、例えばアルミニウム合金製の薄板をプレス成形して製作し、その周縁部分に不揃いが生じても、その部分が目立ちにくくなる。
<スプール軸>
スプール軸102は、前述したように第1カバー部材112aのボス部112cと、第2カバー部材112bの第1インサート部材115aにより軸方向移動自在かつ回転不能に支持される。スプール軸102の左端部には、径方向に沿って貫通する回り止めピン102aが装着されており、第1カバー部材112aのボス部112cには、回り止めピン102aに係合する回り止めスリット112iが径方向に沿って形成される。
スプール軸102は、外周面に配置された2つの軸受116a,116bによりスプール103を回転自在に支持する。軸受116aは、皿ばねの形態の第1ばね部材117aにより、軸方向内側(図6では右側)に付勢され、軸受116bは、コイルばねの形態の第2ばね部材117bにより軸方向内側(図6では左側)に付勢される。また、軸受116a,116bの軸方向内側面は、スプール103及びスプール軸102により内側への移動が規制される。これにより、スプール軸102とスプール103とは、軸方向に一体的に移動可能である。スプール軸102は、レバードラグ機構109により軸方向にスプール103とともに移動する。スプール軸102の右端にはレバードラグ機構109の後述する移動機構143の構成部品がねじ込まれる雄ねじ部102bが形成される。またスプール軸102の外周には、回転伝達機構106の後述する小径の第1ピニオンギア121が装着される。
<スプール>
スプール103は、図6に示すように、糸巻胴部103aと糸巻胴部103aの両端に一体形成されたフランジ部103bとを有する。右側のフランジ部103bの端面には、レバードラグ機構109を構成する摩擦ディスク141がねじにより固定される。
<ハンドル>
ハンドル104は、スプール軸102の下方にスプール軸102と平行に配置された筒状の駆動軸120の突出端に固定される。駆動軸120は、前述したように第2インサート部材115bによりリール本体101に回転自在に支持される。駆動軸120の基端には、図7に示すように、径方向に貫通するスリット120aが形成されており、先端内面にはハンドル104を固定するための雌ねじ(図6)120bが形成される。
<回転伝達機構>
回転伝達機構106は、高低2速に切り換え可能な変速機構を備える。回転伝達機構106は、図7に示すように、ハンドル104の駆動軸120に回転自在に支持された高速巻き取り用の第1駆動ギア118及び低速巻き取り用の第2駆動ギア119と、第1駆動ギア118及び第2駆動ギア119にそれぞれ噛み合う状態でスプール軸102に回転自在に装着された第1ピニオンギア121及び第2ピニオンギア122と、第1駆動ギア118及び第2駆動ギア119のいずれか一方と駆動軸120とを結合し、回転を伝達する係合片123と、係合片123の両側で係合片123を位置決めする2つの圧縮ばね124a、124bと、係合片123の位置を設定する操作軸125と、を有する。
第1駆動ギア118及び第2駆動ギア119の中心部には、図示しない円形の支持孔が形成されるとともに、係合片123が係合する直交する2つのスリット118a,119aがそれぞれ形成される。第2駆動ギア119は、逆転防止機構107の爪歯車130を避けるために第1駆動ギア118側に屈曲するように形成される。
第1ピニオンギア121は、例えば非磁性のステンレス合金等の耐蝕性を有する金属製の筒状部材である。第1ピニオンギア121は、右端がスプール軸102の外側で膨出部112dに装着された軸受116cに回転自在に支持される。また左端は、レバードラグ機構109のドラグディスク142に一体回転可能に係合する。第1ピニオンギア121は、図8に示すように、第1駆動ギア118に噛み合う第1ギア歯121aと、軸受116cに支持される第1軸受支持部121bと、第1ギア歯121aを挟んで第1軸受支持部121bと逆側に配置された第1係合連結部121cと、を有する。第1ピニオンギア121の内周部には、スプール軸102が通過可能な第1通過孔121dが形成される。第1通過孔121dとスプール軸102との間には、0.05mm〜0.3mm程度の隙間が形成される。したがって、第1ピニオンギア121がスプール軸102に対してスムーズに相対回転できる。
第1ピニオンギア121は、第1ギア歯121aが全長にわたり形成された素材の第1ギア歯121aとなる部分の両側を、位置決めのための段差が形成されかつ回り止めのための凹凸が残るように切削加工したものである。この切削加工により第1ギア歯121aの両側に第1軸受支持部121bと第1係合連結部121cとが形成される。したがって、第1軸受支持部121b及び第1係合連結部121cは、第1ギア歯121aより小径であり、かつ第1ギア歯121aの一部が残った形状である。第1ピニオンギア121は、ドラグディスク142と軸受116cの内輪とに挟まれて配置されており、軸方向移動不能な状態で装着される。
第2ピニオンギア122は、第1ピニオンギア121と同様な材質の筒状部材であり、図7に示すように、左端がドラグディスク142に一体回転可能に係合する。第2ピニオンギア122は、図8に示すように、第2駆動ギア119に噛み合う第2ギア歯122aと、第2ギア歯122aに隣接して設けられた第2係合連結部122bと、を有する。第2ピニオンギア122の内周部には、第1ピニオンギア121の第1係合連結部121cが通過可能な第2通過孔122cが形成される。第2通過孔122cと第1係合連結部121cとの間には、0.01mm〜0.05mm程度の隙間が形成される。したがって、第2ピニオンギア122と第1ピニオンギア121とは接触することはないが、第2ピニオンギア122は、第1ピニオンギア121に実質的に支持される。
第2ピニオンギア122は、第2ギア歯122aが全長にわたり形成された素材の第2ギア歯122aとなる部分の片側を、位置決めのための段差が形成されかつ回り止めのための凹凸が残るように切削加工したものである。この切削加工により第2ギア歯122aの片側に第2係合連結部122bが形成される。したがって、第2係合連結部122bは、第2ギア歯122aより小径であり、かつ第2ギア歯122aの一部が残った形状である。第2ピニオンギア122は、ドラグディスク142と第1ピニオンギア121とに挟まれて配置されており、軸方向移動不能な状態で装着される。
係合片123は、駆動軸120のスリット120a内に回転不能に配置される。係合片123の中心部には突起部123aが設けられる。突起部123aは、係合片123が第2駆動ギア119側に配置されたとき、圧縮ばね124aを受けるフランジ状のばね受け126の内周側に配置される。ばね受け126は、駆動軸120の基端にねじ止めされる。
操作軸125は、図6に示すように、駆動軸120内部に駆動軸120を貫通して外部に突出する。操作軸125は、駆動軸120の突出端にねじ込まれたハンドル104を駆動軸120に固定するためのナット127により軸方向に移動自在に支持される。操作軸125の外部への突出端には環状溝125aが形成される。この環状溝125aに係合する、スライド型のストッパ128がハンドル104に設けられる。また、操作軸125の逆側の端部には圧縮ばね124bを受けるばね受け部材129が装着される。このばね受け部材129に操作軸125の先端に嵌合する。ばね受け部材129には、係合片123に係合するスリット129aが形成されており、スリット129aにより係合片123が押圧される。
このような構成の回転伝達機構106では、操作軸125を図7の操作軸芯Yの下側に示すように押し込むと、第2駆動ギア119に係合片123が配置されハンドル104の回転が第2駆動ギア119を介して第2ピニオンギア122に伝達されスプール103が低速回転する。一方、スライド型のストッパ128をスライドさせて操作軸125を図7操作軸芯Yの上側に示すように引き出すと、第1駆動ギア118に係合片123が配置されハンドル104の回転が第1駆動ギア118を介して第1ピニオンギア121に伝達されスプール103が高速回転する。
<逆転防止機構の構成>
逆転防止機構107は、図8及び図9に示すように、爪式のワンウェイクラッチであり、ドラグディスク142に一体回転可能に装着される装着部130a及び装着部130aの外周部に設けられる複数の歯部130bを有する爪歯車130と、歯部130bに係合する爪部材131と、爪部材131を歯部130bに向けて付勢する付勢部材132と、を備える。
爪歯車130は、第2ピニオンギア122の外周側に配置される。爪歯車130は、図8に示すように、金属板を折り曲げて形成される。装着部130aは、ドラグディスク142の後述するディスク本体145のスプール103から離反する側面145cにボルト部材147によって固定される。装着部130aは、側面145cに同芯に突出して形成された円形の芯出し突起145fに嵌合する芯出し孔130cを有する。複数の歯部130bは、装着部130aの外周部130dに放射状に配置される。歯部130bは、装着部130aの外周部130dから折れ曲がってスプール軸102の軸芯X2(第1部品と第2部品の回転軸の一例)に沿って延びる。
爪部材131は、例えばステンレス合金製の薄板をプレス加工により打ち抜いて形成された部材であり、この実施形態では、同じ厚みの2枚の部材で構成される。爪部材131は、歯部130bに係合してドラグディスク142の逆転を禁止する係合位置と歯部130bから離反する離反位置とにリール本体101に揺動自在に連結された部材である。爪部材131は、歯部130bに係合可能に先端に形成された爪部131aと、第3インサート部材115cに揺動自在に装着される孔の形態の装着部131bと、装着部131bから爪部131aの逆側に径方向に延びる係合突起部131cと、を有する。係合突起部131cは、図9に示す係合位置にあるとき、第2カバー部材112bの内側に接触して係合位置を保持するためのものである。爪部材131は、例えばE型止め輪等の抜け止め部材136により第3インサート部材115cに対して抜け止めされる。
付勢部材132は、第2カバー部材112bに固定されたガイド軸133の外周側に配置されたコイルばね134と、コイルばね134を覆うように配置され係合突起部131cを押圧する有底筒状の押圧部材135と、を有する。押圧部材135は、係合突起部131cを第2カバー部材112bに形成された突出部112hに向けて押圧する。これにより、爪部材131は、常に係合位置に向けて付勢され、スプール103とともにドラグディスク142が図9に矢印で示す糸巻取方向に回転したときだけ、離反位置側に揺動する。
このように構成された逆転防止機構107では、第2ピニオンギア122とドラグディスク142との間に爪歯車130を設け、爪歯車130に爪部材131が係合するように構成したので、爪歯車130と爪部材131とでドラグ作動時の負荷を受けることができる。このため、ドラグ作動時に第2ピニオンギア122に負荷が作用せず、第2ピニオンギア122の第2ギア歯122aの損傷を防止できる。
<レバードラグ機構の構成>
レバードラグ機構109は、図6に示すように、スプール103の図6右端に装着された摩擦ディスク141と、摩擦ディスク141と対向して配置されたドラグディスク142と、スプール軸102を軸方向に往復移動させるための移動機構143とを有する。
摩擦ディスク141は、例えば、カーボングラファイトや繊維強化樹脂等の耐摩耗性材製のワッシャ状の円板部材である。摩擦ディスク141は、周方向に間隔を隔てて配置された複数本の取付ボルト150により、スプール103の右側のフランジ部103bの外側面に固定される。
ドラグディスク142は、図7及び図8に示すように、ディスク本体145と、制動ディスク146と、を備える。ドラグディスク142は、第1部品及び回転部材の一例である。ディスク本体145は、第1ピニオンギア121、第2ピニオンギア122、及び爪歯車130に一体回転可能に連結する。制動ディスク146は、ディスク本体145に複数本の取付ボルト151により固定され、摩擦ディスク141に対向して配置される例えばステンレス製の部材である。ドラグディスク142は、逆転防止機構107により糸繰り出し方向の回転が禁止される。
ディスク本体145は、例えば、放熱性が高いアルミダイキャスト製の円板状の部材であり、スプール軸102に軸受152により回転自在に支持される。ディスク本体145のスプール103に対向する面には、制動ディスク146が固定される。制動ディスク146及びその取付面は、摩擦ディスク141の取付ボルト150を避けるために中心側が凹んで形成される。
ディスク本体145のスプール103から離反する側面145cには、第1ピニオンギア121及び第2ピニオンギア122をそれぞれ一体回転可能に係合するための第1係合装着部145a及び第2係合装着部145bが形成される。
第1係合装着部145aは、図8に示すように、中心をスプール軸102が通過する内周側に凹んで形成され第1ピニオンギア121の第1係合連結部121cが係合するものである。第1係合装着部145aは、第1ギア歯121aよりやや小径の凹凸部で構成される。第1係合装着部145aの第1底面145dには、第1ピニオンギア121の第1係合連結部121cの端面が当接する。
第2係合装着部145bは、第1係合装着部145aの径方向外方に凹んで形成され第2ピニオンギア122の第2係合連結部122bが係合するものである。第2係合装着部145bは、第2ギア歯122aよりやや小径の凹凸部で構成される。第2係合装着部145bの第2底面145eには、第2ピニオンギア122の第2係合連結部122bの端面が当接する。
ここで、第1ピニオンギア121は、軸受116cの内輪と、第1係合装着部145aの第1底面145dと、に挟持されて位置決めされる。第2ピニオンギア122は、第1ピニオンギア121の第1ギア歯121aと第1係合連結部121cとの段差と、第2係合装着部145bの第2底面145eと、に挟持されて位置決めされる。
ドラグディスク142の外側は、図7に示すように、ドラグカバー155により覆われている。ドラグカバー155は、例えば放熱性能を考慮したアルミダイキャスト製であり、スプール103のフランジ部103bの端面にボルト部材により固定される。ドラグカバー155の内周側とドラグディスク142との間、及びドラグカバー155とスプール103との間は、それぞれシール部材156,157が装着される。
移動機構143は、図7に示すように、リール本体101に揺動自在に設けられたドラグレバー160と、ドラグレバー160の一方向の揺動に応じてスプール軸102を引っ張って図7右方に移動させる引張機構161と、スプール軸102を図7左方に付勢してドラグレバー160の他方向の移動に応じてスプール軸102を図7左方に移動させるための第2ばね部材117bとを有する。
<レバードラグリールの動作>
このように構成されたレバードラグリールにおいて、レバードラグ機構109のドラグ力を強弱調整する場合には、ドラグレバー160を揺動させる。ドラグレバー160を最も手前側の揺動位置であるドラグ解放位置に配置すると、レバードラグ機構109において、ドラグディスク142から摩擦ディスク141が離反してドラグ開放状態になり、スプール103が自由回転可能になる。これにより、キャスティングを行える。そこから、ドラグレバー160を奥側に向けて揺動操作するとスプール軸方向外方(図6右側)に徐々に移動しスプール軸102及びスプール103が徐々に右側に移動する。この結果、摩擦ディスク141のドラグディスク142への圧接力が強くなり、ドラグ力が強くなる。
釣りを行っているときに、設定されたドラグ力より強い力が釣り糸に作用すると、スプール103が糸繰り出し方向に回転する。このとき、摩擦ディスク141がドラグディスク142に対して相対回転し、ドラグディスク142が糸繰り出し方向に回転しようとする。すると、逆転防止機構107が作動し、爪部材131が爪歯車130に係合してドラグディスク142の逆転が禁止される。このとき、第2ピニオンギア122ではなく、爪歯車130に爪部材131が係合するので、第2ピニオンギア122の破損を防止できる。しかも、ドラグが作動すると、爪歯車130で逆転を阻止するので、第1ピニオンギア121又は第2ピニオンギア122から第1駆動ギア118又は第2駆動ギア119に動力が伝達されない。このため、ドラグ作動中に第1ピニオンギア121及び第2ピニオンギア122が破損することがない。
<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)釣り用の爪歯車60(又は130)は、釣り用リールの第1部品であるスプール軸8(又はドラグディスク142)に装着される。爪歯車60(又は130)は、第1部品と相対回転可能な第2部品であるスプール4(又はリール本体101)に揺動可能に設けられる爪部材62(又は131)の爪部62a(又は131a)に係合する。釣り用リールの爪歯車60(又は130)は、装着部60a(又は130a)と、複数の歯部60b(又は130b)と、を備える。装着部60a(又は130a)は、第1部品に装着可能である。複数の歯部60b(又は130b)は、装着部60a(又は130a)の外周部60d(130d)に放射状に配置される。複数の歯部60b(又は130b)は、外周部60d(130d)から折れ曲がって第1部品及び第2部品のいずれかの回転軸であるスプール軸8の軸芯X1(又はスプール軸102の軸芯X2)に沿って延びる。複数の歯部60b(又は130b)の間に、爪部材62(又は131)の爪部62a(又は131a)が係合する。
この釣り用リールの爪歯車60(又は130)では、爪部材62(又は131)の爪部62a(又は131a)が複数の歯部60b(又は130b)の間に係合する。この複数の歯部60b(又は130b)は、軸芯X1(又はX2)に沿って延びるため、爪歯車60(又は130)と爪部材62(又は131)が回転軸方向の位置がずれても、歯部60b(又は130b)に爪部材62(又は131)の爪部62a(又は131a)を係合させることができる。ここでは、爪歯車60(又は130)の歯部60b(又は130b)を装着部60a(又は130a)から、軸芯X1(又はX2)の軸方向に沿って延びるように形成したので、歯部60b(又は130b)の軸方向に沿った長さが装着部60a(又は130a)の厚みよりも長くなる。これにより、爪部材62(又は131)の軸方向長さを長くすることなく、爪歯車60(又は130)と爪部材62(又は131)との間に位置ずれが生じても不具合が生じにくくなる。
(B)装着部60a(又は130a)及び歯部60b(又は130b)は、板状部材であり一体形成され、歯部60b(又は130b)はプレス加工によって折り曲げられてもよい。この場合には、例えば、パンチング加工によって円形の装着部60a(又は130a)となる部分及び装着部60a(又は130a)となる部分の外周部または内周部に放射状に歯部60b(又は130b)となる部分を打ち抜いた後にプレス加工によって折り曲げることによって爪歯車60(又は130)を容易に形成できる。
(C)歯部60b(又は130b)は、装着部60a(又は130a)の外周部60d(又は130d)から折り曲げられてもよい。この場合には、装着部60a(又は130a)の外周部60d(又は130d)に歯部60b(又は130b)が形成されるので、歯部60b(又は130b)となる部分が径方向外方に徐々に間隔が離れるように延びる。このため、歯部60b(又は130b)の軸方向に沿った長さの制限が生じなくなり、打ち抜き加工によって装着部60a(又は130a)及び歯部60b(又は130b)を容易に形成できる。
(D)歯部は、装着部60a(又は130a)の内周部から折り曲げられてもよい。この場合には、打ち抜き加工によって歯部となる部分を形成すると、歯部の軸方向に沿った長さが制限されるが、大径の爪歯車60(又は130)を形成できる。
(E)第1部品は、釣り用リールとしてのスピニングリールのスプール軸8であり、第2部品は、スプール軸8に回転可能に装着されるスプール4であってもよい。装着部60は、スプール軸8に回転不能に装着され、スプール4の回転により発音するスプール発音機構20に用いられる。この場合には、スピニングリールのスプール発音機構20において、スプール4の前後調整を行っても、不具合が生じにくくなる。
(F)第1部品は、釣り用リールとしての両軸受リールのハンドル104の回転に連動して回転するドラグディスク142であり、第2部品は、両軸受リールのリール本体101であってもよい。装着部130aは、ドラグディスク142に一体回転可能に装着され、ドラグディスク142の一方向の回転を禁止する逆転防止機構107に用いられる。この場合には、両軸受リールの逆転防止機構107において、ドラグ力に応じて爪部材131の厚みを厚くしても不具合が生じにくくなる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、爪歯車60(又は130)において、装着部60a(又は130a)の外周部60d(又は130d)から歯部60b(又は130b)に放射状に配置されたが、本発明はこれに限定されない。装着部60a(又は130a)の内周部に歯部を放射状に配置してもよい。
(b)前記実施形態では、金属板をプレス加工にして爪歯車60(又は130)を形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、焼結成形またはダイキャストなどの成形加工によって爪歯車を形成してもよい。
(c)第1実施形態では、フロントドラグ式のスピニングリールのスプール発音機構20の爪歯車60に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、レバーブレーキ式のスピニングリールやリアドラグ式のスピニングリールやクローズドフェイス形のスピニングリールなど全てのスピニングリールのスプール発音機構の爪歯車に本発明を適用できる。
(d)第2実施形態では、両軸受リールにおいて、逆転防止機構107の爪歯車108bに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されない。例えば、両軸受リールのスプール発音機構108の爪歯車に本発明を適用してもよい。
4 スプール(第2部品の一例)
8 スプール軸(第1部品の一例)
20 スプール発音機構
60,130 爪歯車
60a,130a 装着部
60b,130b 歯部
60d,160d 外周部
101 リール本体(第2部品の一例)
107 逆転防止機構
142 ドラグディスク(第1部品及び回転部材の一例)

Claims (6)

  1. 釣り用リールの第1部品に装着され、前記第1部品と相対回転可能な第2部品に揺動可能に設けられる爪部材の爪部に係合する釣り用リールの爪歯車であって、
    前記第1部品に装着可能な装着部と、
    前記装着部の外周部及び内周部のいずれか一方に放射状に配置され、前記いずれか一方から折れ曲がって前記第1部品と前記第2部品のいずれかの回転軸に沿って延び、前記爪部材の前記爪部が間に係合する複数の歯部と、
    を備えた釣り用リールの爪歯車。
  2. 前記装着部及び前記歯部は、板状部材であり一体形成された、請求項1に記載の釣り用リールの爪歯車。
  3. 前記歯部は、前記装着部の前記外周部から折れ曲がる、請求項1又は2に記載の釣り用リールの爪歯車。
  4. 前記歯部は、前記装着部の前記内周部から折れ曲がる、請求項1又は2に記載の釣り用リールの爪歯車。
  5. 前記第1部品は、前記釣り用リールとしてのスピニングリールのスプール軸であり、前記第2部品は、前記スプール軸に回転可能に装着されるスプールであり、
    前記装着部は、前記スプール軸に回転不能に装着され、前記スプールの回転により発音するスプール発音機構に用いられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の釣り用リールの爪歯車。
  6. 前記第1部品は、前記釣り用リールとしての両軸受リールのハンドルの回転に連動して回転する回転部材であり、前記第2部品は、前記両軸受リールのリール本体であり、
    前記装着部は、前記回転部材に一体回転可能に装着され、前記回転部材の一方向の回転を禁止する逆転防止機構に用いられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の釣り用リールの爪歯車。
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