JP6887217B2 - 両軸受リールのドラグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、両軸受リールのドラグ装置、特に、駆動ギアと駆動軸との相対回転を規制する両軸受リールのドラグ装置に関する。
両軸受リールの駆動軸には、スプールの糸繰り出し方向の回転を制動するために、ドラグ装置が設けられている。ドラグ装置は、駆動ギアと駆動軸との間で伝達されるトルクを調整し、釣り糸にかかる張力を抑制する。
ドラグ装置は、ドラグ調整部材(スタードラグ)と、駆動軸に一体的に回転可能に装着されたドラグ部材とを、備える。駆動ギアのドラグ調整部材側に配置されたドラグ部材は、ドラグ調整部材により間接的に押圧されて、駆動ギアを押圧する。
なお、糸繰り出し方向における駆動軸の回転は、ワンウェイクラッチにより、禁止されている。また、駆動ギアは、スプールと一体的に回転可能に連結されたピニオンギアに、噛み合い可能である。
このタイプのドラグ装置では、発音機能を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。発音機能は、スプールがドラグ力に抗して糸繰り出し方向に回転すると、ドラグ装置の作動を発音によって報知する。この発音機能を有するドラグ装置は、ドラグ部材と、発音部材と、収容部材とを、有する。
ドラグ部材は、駆動軸と一体的に回転可能且つドラグ調整部材によって押圧可能に構成される。ドラグ部材は、駆動ギアに対向する音出し部を、有する。発音部材は、音出し部に当接可能な頭部、及び頭部に接続された軸部を、有する。発音部材は、駆動ギアとドラグ部材との相対回転時に、音出し部及び頭部の干渉により音を発生する。収容部材は、実質的に筒状に形成されている。収容部材は、発音部材の軸部を保持し、駆動ギアに装着される。
特開2015-092830号公報
従来のドラグ装置では、発音部材の軸部が筒状の収容部材に配置され、発音部材の頭部が収容部材及び音出し部の間に配置される。この状態で、駆動ギアとドラグ部材との相対回転により、発音部材の頭部が音出し部に干渉すると、この干渉によって音が発生する。
このドラグ装置では、ドラグ調整部材がドラグ部材を押圧し、ドラグ部材が駆動ギアを押圧することによって、ドラグ力が調整される。詳細には、ドラグ部材が駆動ギアに接近すればするほど、駆動ギアに対するドラグ部材の押圧力が大きくなり、ドラグ力が大きくなる。一方で、ドラグ部材が駆動ギアから離れれば離れるほど、駆動ギアに対するドラグ部材の押圧力が小さくなり、ドラグ力が小さくなる。
ここで、駆動ギアに対するドラグ部材の押圧力が小さくなる場合、すなわちドラグ力が小さくなる場合、ドラグ部材は駆動ギアから離れた位置に配置される。すると、ドラグ部材の音出し部も、駆動ギアから離れた位置に配置される。すなわち、ドラグ力を小さく設定した場合、ドラグ部材の音出し部と、駆動ギアに装着された収容部材との間隔が大きくなる。この状態において発音部材の頭部がドラグ部材の音出し部に干渉すると、発音部材の軸部が収容部材から突出する量が大きくなり、発音部材の軸部が収容部材から抜け出してしまうおそれがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる両軸受リールのドラグ装置を、提供することにある。
(1)本発明の一側面に係る両軸受リールのドラグ装置は、駆動ギアと駆動軸との相対回転を規制する。両軸受リールのドラグ装置は、ドラグ部材と、発音部材と、収容部材とを、備える。ドラグ部材は、駆動軸と一体的に回転可能、且つドラグ調整部材によって押圧可能に構成される。ドラグ部材は、駆動ギアに対向する音出し部を、有する。発音部材は、音出し部に当接可能な頭部、及び頭部に接続された軸部を、有する。発音部材は、駆動ギア及びドラグ部材の相対回転時に、音出し部及び頭部の干渉により音を発生する。収容部材は、駆動ギアに装着される。収容部材は、発音部材の軸部を保持する保持部、及び頭部の移動を規制する規制部を、有する。
本ドラグ装置では、収容部材の保持部が、発音部材の軸部を保持する。また、収容部材の規制部が、発音部材の頭部の移動を規制する。このように構成することによって、駆動ギアとドラグ部材の音出し部との間隔が大きくなったとしても、駆動ギア及びドラグ部材の相対回転時に、収容部材の規制部によって発音部材の頭部の移動が規制されている。このため、発音部材の軸部が、収容部材の保持部から抜け出しにくい。すなわち、本ドラグ装置では、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる。
(2)本発明の別の側面に係る両軸受リールのドラグ装置では、保持部が、穴部を有することが好ましい。この場合、発音部材の軸部は、保持部の穴部に配置される。このように構成することによって、発音部材の軸部を確実に保持することができる。すなわち、本ドラグ装置では、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる。
(3)本発明の別の側面に係る両軸受リールのドラグ装置では、規制部が、発音部材の頭部の移動を周方向に規制可能に構成されることが好ましい。このように構成することによって、駆動ギア及びドラグ部材の相対回転時に、規制部によって、周方向における発音部材の頭部の移動を確実に規制することができる。すなわち、本ドラグ装置では、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる。
(4)本発明の別の側面に係る両軸受リールのドラグ装置では、規制部が、周方向に互いに対向する1対の対向面を、有することが好ましい。この場合、発音部材の頭部は、1対の対向面の間に配置される。このように構成することによって、駆動ギア及びドラグ部材の相対回転時に、1対の対向面によって、周方向における発音部材の頭部の移動を確実に規制することができる。すなわち、本ドラグ装置では、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる。
(5)本発明の別の側面に係る両軸受リールのドラグ装置では、規制部が、1対の突出部を有することが好ましい。この場合、1対の突出部は、周方向に互いに対向するように保持部から突出する。1対の突出部それぞれは、周方向に互いに対向する対向面を、有する。
このように構成することによって、駆動ギア及びドラグ部材の相対回転時に、1対の突出部すなわち1対の対向面によって、周方向における発音部材の頭部の移動を確実に規制することができる。すなわち、本ドラグ装置では、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる。
(6)本発明の別の側面に係る両軸受リールのドラグ装置は、発音部材を音出し部に向けて付勢する付勢部材を、さらに備えることが好ましい。この場合、付勢部材は、保持部に配置される。このように構成することによって、駆動ギア及びドラグ部材の相対回転時に、付勢部材によって発音部材を音出し部に確実に干渉させることができる。
(7)本発明の別の側面に係る両軸受リールのドラグ装置では、保持部が、穴部を有することが好ましい。この場合、発音部材の軸部は、保持部の穴部に配置される。付勢部材は、発音部材の軸部及び保持部の穴部の間に、配置される。このように構成することによって、付勢部材を配置するためのスペースを軸方向に特別に用意することなく、歯切れがよい明瞭な音を発生させることができる。
本発明によれば、両軸受リールのドラグ装置において、ドラグ作動時に発音部材を確実に保持できる。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 両軸受リールの断面図。 ドラグ装置の分解斜視図。 図2のIV部断面拡大図 駆動ギア側から見た第1ドラグ部材の正面図。 駆動ギア側から見た第2ドラグ部材の正面図。 駆動ギア及び音出しリングの打撃ピン装着部分の断面図。 図7の切断線VIII−VIIIによって切断した断面図。 ドラグ板の第1係合凹部の周方向長さと音出しリングの第1係合凸部と周方向長さを示す模式図。
図1及び図2において、本発明の一実施形態を採用した両軸受リール100は、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、スプール12と、ドラグ装置23と、を備える。
<両軸受リールの概略構成>
リール本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、機構装着板13と、を有する。フレーム5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された第1側板8及び第2側板9と、第1側板8及び第2側板9を連結する上連結部10a及び下連結部10bとを、有する。下連結部10bには、釣り竿装着用の竿装着脚部4が一体形成される。
第1側カバー6は、スプール軸方向外側から見て略円形であり、第2側カバー7は、外径が異なる偏芯した2つの外周円から構成される。第1側カバー6は、図2に示すように、第1側板8と一体的に形成される。第2側カバー7は、たとえば3本のねじにより第2側板9に固定される。
第2側カバー7は、後述するスプール軸16を支持するための第1ボス部7aと、後述する駆動軸30を支持するための第2ボス部7bと、を有する。第1ボス部7aは、第2ボス部7bよりも後方かつ上方に設けられる。機構装着板13は、ハンドル2が一体的に回転可能に連結される駆動軸30及びスプール軸16を支持するために設けられる。機構装着板13は、第2側カバー7に着脱可能に装着される。
ハンドル2は、図1に示すように、駆動軸30(図2参照)に一体的に回転可能に装着されるハンドルアーム2aと、ハンドルアーム2aの先端に回転自在に装着されたハンドル把手2bと、を有する。ハンドルアーム2aは、後述するスタードラグ3の軸方向外側に配置される。
図2に示すように、フレーム5内には、スプール12と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチレバー17と、スプール12に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構18とが、配置される。フレーム5と第2側カバー7との間には、回転伝達機構19と、クラッチ機構21と、クラッチ制御機構22と、ドラグ装置23と、キャスティングコントロール機構24とが、配置される。また、フレーム5と第1側カバー6との間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための遠心ブレーキ機構25が配置される。
回転伝達機構19は、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構18に伝える。クラッチ機構21は、回転伝達機構19の途中に設けられ、駆動軸30とスプール12とを連結及び遮断する。クラッチ制御機構22は、クラッチレバー17の操作に応じてクラッチ機構21の連結及び遮断を制御する。キャスティングコントロール機構24は、スプール12の回転時の抵抗力を調整する。
スプール12は、その中心を貫通するスプール軸16に一体的に回転可能に連結される。スプール12は、釣り糸が巻き付けられる糸巻き胴部12aと、糸巻き胴部12aの両側に大径に一体的に形成された一対のフランジ部12bとを、有する。スプール軸16は、3つの軸受29a,29b,29cによってリール本体1に回転自在に支持される。
クラッチレバー17は、スプール12の後方で、第1側板8及び第2側板9の間に配置される。クラッチレバー17は第1側板8及び第2側板9の間で上下方向にスライドする。
レベルワインド機構18は、スプール12の前方で、第1側板8及び第2側板9の間に配置される。レベルワインド機構18は、外周面において交差する螺旋状溝46aが形成された螺軸46と、螺軸によりスプール軸方向に往復移動する釣り糸案内部47とを、有する。螺軸46は、両端が第1側板8及び第2側板9に回転自在に支持される。
<回転伝達機構の構成>
回転伝達機構19は、図2に示すように、駆動軸30と、駆動軸30に固定された駆動ギア31と、駆動ギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32と、駆動軸30の基端部に一体的に回転可能に装着された第1ギア部材50と、螺軸46の図2右端に回転不能に装着された第2ギア部材51と、を有する。
駆動軸30は、図4に示すように、逆転防止機構55によって糸繰り出し方向の回転(逆転)が禁止される。これによって、ドラグ装置23が作動可能になる。逆転防止機構55は、ローラ型の第1ワンウェイクラッチ86と、爪式の第2ワンウェイクラッチ88と、を有する。第1ワンウェイクラッチ86は、駆動軸30の中間部に配置され、リール本体1の第2側カバー7の第2ボス部7bと駆動軸30との間に、装着される。第1ワンウェイクラッチ86は、内輪遊転型のローラクラッチである。
第1ワンウェイクラッチ86は、第2ボス部7bに回転不能に装着される外輪86aと、駆動軸30に一体的に回転可能に連結される内輪86bと、外輪86aと内輪86bとの間に配置されるローラ86cとを有する。内輪86bには、図3に示すように、一対の係合突起86dが設けられている。一対の係合突起86dは、内輪86bの駆動ギア31側の端面から軸方向に突出して形成される。一対の係合突起86dは、後述する第1ドラグ部材61のドラグ板66に一体的に回転可能に連結される。この実施形態では、内輪86bは、ドラグ板66を介して駆動軸30と一体的に回転可能に連結される。
第2ワンウェイクラッチ88は、図3に示すように、外周にラチェット歯90aを有するラチェットホイール90と、リール本体1の機構装着板13の外側面に揺動自在に装着されたラチェット爪92と、を有する。ラチェットホイール90は、駆動軸30の第1係止部30dに鍔部30cに接触して配置され、駆動軸30と一体的に回転可能である。駆動軸30の糸繰り出し方向の回転は、ラチェット歯90aにラチェット爪92が噛み込むことによって、禁止される。ラチェットホイール90と駆動ギア31との間には、ドラグ装置23のドラグディスク65dが配置される。ラチェットホイール90は、駆動軸30と一体的に回転可能なドラグ部材としても機能する。
駆動軸30は、図4に示すように、軸受28及び第1ワンウェイクラッチ86によって第2側カバー7及びフレーム5に回転自在に支持される。駆動軸30には、図3及び図4に示すように、基端側から先端側に向かって、被支持部30a、トルク規制部30b、鍔部30c、第1係止部30d、第1雄ネジ部30e、第2雄ネジ部30f(図3参照)、及び第2係止部30g(図3参照)が、形成される。
被支持部30aには、駆動軸30を回転自在に支持するための軸受28(図4参照)が装着される。トルク規制部30bは、被支持部30aよりも大径である。トルク規制部30bは、径方向外方に付勢された一対の規制ピン33によって、許容トルク内で第1ギア部材50を駆動軸30に一体回転可能に連結する。鍔部30cは、トルク規制部30bよりも大径である。鍔部30cは、ドラグ装置23によって生じる押圧力を受けるために設けられる。第1係止部30dは、ドラグ装置23を構成する第1ドラグ部材61、第3ドラグ部材63、及びラチェットホイール90(それぞれ後述)を、駆動軸30に一体的に回転可能に連結するために設けられる。
第1係止部30dは、鍔部30cよりも小径であり、互いに平行な2組の面取り部で構成される。第1雄ネジ部30eは、ドラグ装置23のスタードラグ3を螺合させるために設けられる。第1雄ネジ部30eは、第1係止部30dの先端側の外周面(第1係止部30dを除く外周面)に、形成される。第2雄ネジ部30fは、駆動軸30の先端部に第1雄ネジ部30eよりも小径に形成される。
第2係止部30gは、第1係止部30dよりも小径であり、互いに平行な1組の面取り部によって構成される。第2係止部30gは、第2雄ネジ部30fが形成された駆動軸30の外周面に形成される。第2係止部30gは、ハンドル2を一体的に回転可能に連結するために設けられる。ハンドル2は、第2雄ネジ部30fにねじ込まれたナット53(図2参照)によって駆動軸30に一体的に回転可能に固定される。
図3及び図4に示すように、駆動ギア31は、駆動軸30に回転自在に装着されており、駆動軸30とドラグ装置23を介して連結される。駆動ギア31は、筒状のギア部31aと、ギア部31aよりも薄肉の円板部31bと、ギア部31aの内周面に形成された少なくとも一つの第1係合凹部31cと、を有する。
ギア部31aは、駆動ギア31の外周側に形成されるギア歯31dを有する。円板部31bは、ギア部31aの内周側に一体形成され、駆動軸30に回転自在に装着される。円板部31bは、ギア部31aよりも薄肉である。円板部31bの中心に駆動軸30に支持される支持孔31eが、形成される。
また、円板部31bは、ハンドル2側にドラグ装置23によって押圧される被押圧側面31fと、軸方向に貫通する円形の装着孔31gとを、有する。装着孔31gには、打撃ピン70が収容される収容部材35(後述する)が、配置される。
第1係合凹部31cは、第2ドラグ部材62を駆動ギア31に一体回転可能に連結するために設けられる。また、第1係合凹部31cは、収容部材35の一部を配置するために設けられる。ここでは、複数(例えば、2から6つ、この実施形態では4つ)の第1係合凹部31cが、ギア部31aの内周部に円弧状に凹んで形成されている。また、第1係合凹部31cは、軸方向に延び、装着孔31gの内周面に接続されている(図8を参照)。
ピニオンギア32は、図2に示すように、第2側板9の外方から内方に延び且つ中心にスプール軸16が貫通する筒状部材である。ピニオンギア32は、軸受34a及び軸受34bによって、軸方向移動自在かつ回転自在にリール本体1に支持される。軸受34aは、機構装着板13に装着される。軸受34bは、第2側カバー7の第1ボス部7aに装着される。
図4に示すように、ピニオンギア32の図4左端部には、クラッチ機構21の後述する係合ピン21aに噛み合う噛み合い溝32aが、形成される。この噛み合い溝32aと、スプール軸16に装着された係合ピン21aとによって、クラッチ機構21が構成される。また、ピニオンギア32の中間部には、くびれ部32bが形成され、図4右端部には、軸受34bに支持される支持部分32cが形成される。くびれ部32bと支持部分34cとの間に、駆動ギア31に噛み合うギア部32dが形成される。
第1ギア部材50は、前述したように駆動軸30のトルク規制部30bに装着される。第1ギア部材50は、螺軸46又は第2ギア部材51が何らかの原因によって回転不能になって、許容トルク以上のトルクが第1ギア部材50に作用すると空転する。第1ギア部材50は、鍔部30cに駆動軸30の基端部側から当接している。螺軸46に装着された第2ギア部材51は、第1ギア部材50に噛み合っている。このような構成により、レベルワインド機構18の螺軸46は、駆動軸30の糸巻取方向の回転に連動して回転する。
<ドラグ装置の構成>
ドラグ装置23は、スプール12に連動する駆動ギア31と、駆動軸30との相対回転を所定のトルク量を超えるまで、規制する。また、ドラグ装置23は、所定のトルク量を超えて駆動ギア31と駆動軸30とが相対回転すると、スプール12の糸繰り出し方向の回転を制動する。
図2から図4に示すように、ドラグ装置23は、主として、スタードラグ3(ドラグ調整部材の一例)と、第1ドラグ部材61(ドラグ部材の一例)と、第2ドラグ部材62と、第3ドラグ部材63と、打撃ピン70(発音部材の一例)と、付勢部材72と、複数枚(例えば、4枚)のドラグディスク65a〜65dと、収容部材35とを、備える。
(スタードラグ)
図2に示すように、スタードラグ3は、駆動軸30の第1雄ネジ部30eに螺合するナット部材3aと、ナット部材3aを一体回転可能かつ軸方向移動自在に支持する本体部材3bと、を有する。スタードラグ3は、スタードラグ3よりも駆動軸30の基端側に装着された部材(例えば、第1ワンウェイクラッチ86の内輪86b、第1ドラグ部材61、第2ドラグ部材62、及び第3ドラグ部材63などの部材)を押圧して所定のトルク量を調整するための部材である。
スタードラグ3と第1ワンウェイクラッチ86との間には複数枚(例えば2枚から6枚であり、この実施形態では、2枚)の皿バネ57が装着される。皿バネ57は、スタードラグ3の締め付け力を第1ドラグ部材61に緩やかに伝えるために設けられる。皿バネ57は、スタードラグ3と第1ワンウェイクラッチ86の内輪86bとにそれぞれワッシャを介して接触する。
スタードラグ3は、その締め具合を調節することにより、皿バネ57を介して第2側カバー7に装着された第1ワンウェイクラッチ86の内輪86bを軸方向に移動させることができる。すなわち、スタードラグ3の調節によって、皿バネ57の押圧力が調整される。すなわち、スタードラグ3の締め具合によって皿バネ57の押圧力が調整され、駆動ギア31の押圧の度合いを変えることができる。これにより、スプール12を回転させるトルクの大きさ、つまりドラグ力の調節が、行われる。
(第1ドラグ部材)
第1ドラグ部材61は、図3及び図4に示すように、駆動軸30に一体的に回転可能に装着される。第1ドラグ部材61は、スタードラグ3によって押圧可能に構成される。第1ドラグ部材61は、スタードラグ3によって駆動ギア31に向けて押圧される。詳細には、第1ドラグ部材61は、皿バネ57及び第1ワンウェイクラッチ86の内輪86bを介して、スタードラグ3によって駆動ギア31に向けて押圧される。
第1ドラグ部材61は、ドラグ板66と、音出しリング67と、を有する。ドラグ板66は、駆動軸30の第1係止部30dに一体的に回転可能に装着され、駆動ギア31を押圧可能である。
ドラグ板66は、図3及び図5に示すように、円板状の部材である。ドラグ板66は、外周部に形成され音出しリング67に係合する係合部68と、内周部に形成された非円形孔66aと、を有する。非円形孔66aは、駆動軸30の第1係止部30d及び第1ワンウェイクラッチ86の内輪86bの一対の係合突起86dに一体的に回転可能に係合する。非円形孔66aは、内輪86bの一対の係合突起86dに係合する一対の矩形凹部66bと、駆動軸30の第1係止部30dに係合する一対の直線部66cと、を有する。
係合部68は、駆動ギア31を押圧する押圧方向(駆動軸の図3左方向)に音出しリング67と係合する第1係合部68aと、周方向に音出しリング67と係合する第2係合部68bと、を有する。第1係合部68aは、押圧方向に突出する押圧部68cと、押圧部68cの外周側から径方向に延出されるフランジ部68dと、を有する。第2係合部68bは、係合部68のフランジ部68dの周方向に間隔を隔てて配置された少なくとも一つの第2係合凹部68eを有する。
音出しリング67は、ドラグ板66の外周側にドラグ板66と一体的に回転可能に装着されている。音出しリング67は、駆動ギア31に対する押圧側面に形成されている。
音出しリング67は、ガラス繊維又は炭素繊維などのフィラーによって強化されたポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルファイド樹脂等の合成樹脂製の部材である。この実施形態では、ポリフェニレンスルファイド樹脂が選ばれる。
音出しリング67は、図3、図6、図7、及び図8に示すように、駆動ギア31に対向可能な面に音出し部67aと、ドラグ板66の係合部68に係合する被係合部69と、を有する。音出し部67aは、周方向に間隔を隔てて形成された複数の音出し凹部67bを、有する。この実施形態では、音出し凹部67bは、図7に示すように、波状に凹んで等間隔に形成される。
被係合部69と係合部68との間には、所定の隙間が設けられる。被係合部69は、第1係合部68aと係合する第1被係合部69aと、第2係合部68bと係合する第2被係合部69bと、を有する。第1被係合部69aは、押圧部68cが挿通可能であり、かつ、フランジ部68dよりも小径の貫通孔69cを有する。第2被係合部69bは、ドラグ板66の第2係合凹部68eに係合する第2係合凸部69dを有する。
図8に示すように、押圧部68cの押圧方向の長さL1は、貫通孔69cの押圧方向の長さL2よりも長い。具体的には、押圧部68cの長さL1は、貫通孔69cの長さL2よりも、少なくとも0.1mm長い。なお、図8では、隙間をわかりやすくするために、貫通孔69cの長さL2を実際の長さよりも短く描いている。これによって、音出しリング67は、軸方向に長さL1−L2の差である両者の隙間分だけ、ドラグ板66に対して移動可能になる。
図9に示すように、音出しリング67の第2係合凸部69dの周方向の長さL4は、ドラグ板66の第2係合凹部68eの周方向の長さL3よりも短い。具体的には、第2係合凸部69dの周方向の長さL4は、第2係合凹部68eの周方向の長さL3よりも、少なくとも0.1mm短い。なお、図9では、隙間をわかりやすくするために、第2係合凸部69dの長さL4を実際の長さよりも短く描いている。これによって、音出しリング67は、周方向に長さL3−L4の差である両者の周方向の隙間分だけ、ドラグ板66に対して移動可能になる。
(第2ドラグ部材)
第2ドラグ部材62は、図3及び図4に示すように、第1ドラグ部材61と第3ドラグ部材63との間に配置される。第2ドラグ部材62は、駆動ギア31のギア部31aの内周側に配置され、駆動ギア31と一体的に回転可能に設けられる。第2ドラグ部材62は、ドラグディスク65aを介して第1ドラグ部材61のドラグ板66の押圧部68cによって押圧される。第2ドラグ部材62は、外周部に駆動ギア31の複数の第1係合凹部31cに係合する少なくとも1つの第1係合凸部62aを、有する。第1係合凸部62aは、第1係合凹部31cの数よりも少ないのが好ましい。この実施形態では、第1係合凹部31cの数は4つであり、第1係合凸部62aの数は3つである。
また、第2ドラグ部材62は、打撃ピン70が通過可能な通過凹部62bを、有する。通過凹部62bは、第2ドラグ部材62の外周部に設けられる。詳細には、通過凹部62bは、第1係合凸部62aが第1係合凹部31cに係合した状態で、余った第1係合凹部31cに対向可能な位置において、第2ドラグ部材62の外周部に設けられる。例えば、第1係合凹部31cが等間隔で配置される場合、複数の第1係合凸部62aと通過凹部62bとが等間隔に配置される。通過凹部62bは、収容部材35に収容された打撃ピン70が通過可能に凹んで形成される。詳細には、通過凹部62bは、収容部材35及び打撃ピン70が通過可能に凹んで形成される。
(第3ドラグ部材)
第3ドラグ部材63は、第2ドラグ部材62と駆動ギア31の間に配置される。第3ドラグ部材63は、ドラグディスク65bを介して第2ドラグ部材62によって押圧される。第3ドラグ部材63は、駆動ギア31のギア部31aの内周側に配置され、ドラグディスク65を介して内周側に駆動軸30の第1係止部30dに一体的に回転可能に係合する非円形孔63aを有する。第3ドラグ部材63は、ドラグディスク65cを介して駆動ギア31の円板部31bを押圧する。
(打撃ピン)
打撃ピン70は、収容部材35に配置される。具体的には、打撃ピン70は、第1ドラグ部材61の音出し部67aに対して進退自在に収容部材35に、装着される。
打撃ピン70は、金属製の部材であり、音出し部67aに繰り返して衝突可能である。例えば、打撃ピン70は、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、音出し部67a及び頭部70aの干渉により、音を発生する。
打撃ピン70は、音出し部67aに当接可能な頭部70aと、頭部70aに接続された軸部70bとを、有する。
頭部70aは、先端に大径に設けられている。頭部70aは、銃弾形状に形成され、先端部は例えば球状に丸められる。頭部70aは、音出し凹部67bに係合可能な大きさである。具体的には、音出し凹部67bに進入可能な大きさである。頭部70aは、収容部材35の収容本体35a(後述する)から突出して、配置される。軸部70bは、頭部70aの基端に一体に形成されている。軸部70bは、収容部材35例えば収容本体35aに配置される。軸部70bは、頭部70aよりも小径であり、付勢部材72に係合して設けられる。
(付勢部材)
付勢部材72は、打撃ピン70を付勢する。付勢部材72は、収容部材35に配置される。詳細には、付勢部材72は、打撃ピン70の軸部70bの外周側に配置されるコイルばねである。付勢部材72は、収容部材35の底面36b(後述する)と、打撃ピン70の頭部70a及び軸部70bの段差70cとの間に、圧縮状態で配置される。これにより、付勢部材72は、打撃ピンを音出し部67aに向けて弾性的に付勢する。
打撃ピン70と付勢部材72と音出し部67aとによって、発音機構が構成される。付勢部材72によって音出し部67aに向けて付勢された打撃ピン70は、組み立てられた状態で第1ドラグ部材61をハンドル2側に付勢する。
(ドラグディスク)
図4に示すように、ドラグディスク65aは、第1ドラグ部材61と第2ドラグ部材62との間に、配置される。ドラグディスク65bは、第2ドラグ部材62と第3ドラグ部材63との間に、配置される。ドラグディスク65cは、第3ドラグ部材63と駆動ギア31(円板部31b)との間に、配置される。ドラグディスク65dは、駆動ギア31(円板部31b)とラチェットホイール90との間に、配置される。ドラグディスク65a〜ドラグディスク65dは、例えば、フェルト、カーボン等の部材で構成される。
(収容部材)
図3、図4、図7、及び図8に示すように、収容部材35は、駆動ギア31に装着される。詳細には、収容部材35は、駆動ギア31の円板部31bに装着される。より詳細には、収容部材35は、駆動ギア31における円板部31bの装着孔31g、例えば4つの装着孔31gのいずれか1つに、装着される。
具体的には、図7及び図8に示すように、収容部材35は、収容本体35a(保持部の一例)と、位置決め部35bと、規制部35cとを、有する。
収容本体35aは、打撃ピン70の軸部70bを保持する。すなわち、収容本体35aには、打撃ピン70の軸部70bが収容される。収容本体35aは、有底筒状に形成されている。図7及び図8に示すように、収容本体35aは、装着孔31g及び第1係合凹部31cに係合可能である。詳細には、収容本体35aの底部側が装着孔31gに嵌合され、収容本体35aの開口側が第1係合凹部31cに部分的に係合している。
図7に示すように、収容本体35aは、穴部36aを有する。穴部36aには、打撃ピン70の軸部70bが配置される。また、穴部36aには、付勢部材72が配置される。詳細には、穴部36aは、底面36bと、内周面36cとを、有する。内周面36c及び軸部70bとの間には、付勢部材72が配置される。また、底面36bと、打撃ピン70の頭部70a及び軸部70bの段差70cとには、付勢部材72の両端部が、各別に当接する。
図3、図7、及び図8に示すように、位置決め部35bは、収容本体35aを軸方向及び径方向に位置決めするためのものである。位置決め部35bは、収容本体35aに一体に形成されている。位置決め部35bは、収容本体35aの外周面から外方に突出している。詳細には、位置決め部35bは、収容本体35aの外周面から、周方向(図7を参照)及び径方向内側(駆動軸30側;図8を参照)に向けて突出している。
ここで、収容本体35aが装着孔31g及び第1係合凹部31cに装着された状態において、位置決め部35bにおいて軸方向に設けられた面(ハンドル2から離れた面)が、装着孔31gの周囲の円板部31bの壁面に接触する。そして、位置決め部35bにおいて径方向外側に設けられた面が、ギア部31aの内周面に接触する。これによって、収容本体35aの軸方向の位置決め及び回り止めが行われる。
規制部35cは、打撃ピン70の頭部70aの移動を規制する。規制部35cは、打撃ピン70の頭部70aの移動を周方向に規制可能に構成される。図7に示すように、規制部35cは、収容本体35aに一体に形成される。図8に示すように、規制部35cは、第1係合凹部31cに係合可能である。詳細には、規制部35cは、第1係合凹部31cに部分的に係合している。
具体的には、図7に示すように、規制部35cは、1対の突出部35dを有する。1対の突出部35dそれぞれは、周方向に互いに対向するように、収容本体35aから軸方向に突出している。詳細には、1対の突出部35dそれぞれは、周方向に互いに対向するように、収容本体35aの外周部及び位置決め部35bから軸方向に突出している。
1対の突出部35dそれぞれは、周方向に互いに対向する対向面35eを、有する。各対向面35eの間には、打撃ピン70の頭部70aが配置される。各対向面35eは、周方向において、打撃ピン70の頭部70aに対向している。詳細には、打撃ピン70の頭部70aの基端部(軸部側の部分)が、周方向において各対向面35eに対向している。各対向面35eは、音出し部67aから見て(軸方向に見て)、実質的に円弧状に形成されている。詳細には、音出し部67aから見て、各対向面35eの曲率が打撃ピンの最外形の曲率と実質的に同じになるように、各対向面35eは形成されている。
各対向面35eと打撃ピン70の頭部70aとの間には、所定の隙間が設けられている。この隙間の範囲内おいて、打撃ピン70の頭部70aは、周方向に移動可能である。言い換えると、打撃ピン70の頭部70aが1対の対向面35eのいずれか一方に当接した場合、この当接によって、打撃ピン70の頭部70aの移動、すなわち頭部70aの周方向への移動が、規制される。
このような構成では、打撃ピンは駆動ギア31に連動して回転し、駆動軸30及び第1ドラグ部材61は逆転防止機構55によって逆転が禁止されている。したがって、ドラグ装置23の作動により駆動軸30と駆動ギア31とが相対回転すると、打撃ピン70が第1ドラグ部材61の音出し部67aに対して衝突を繰り返して発音する。
<両軸受けリールの動作>
次に、この両軸受リールの動作を説明する。
釣り糸を巻き取るときには、ハンドル2を糸巻き取り方向に回す。ハンドル2の回転は駆動軸30からドラグ装置23を介して駆動軸30に連動する駆動ギア31及びピニオンギア32に伝達される。ピニオンギア32の回転は、クラッチ機構21によりピニオンギア32と嵌合しているスプール軸16に伝達され、スプール12が回転して釣り糸を巻き取る。この駆動軸30の回転は、第1ギア部材50及び第2ギア部材51を介して螺軸46にも伝達される。螺軸46の回転によって、レベルワインド機構18の釣り糸案内部47がスプール軸16に沿って往復運動する。この往復運動によって、スプール12に釣り糸が略均一に巻き取られる。
一方、釣り糸を繰り出すときには、クラッチレバー17を操作してクラッチ制御機構22によりクラッチ機構21を離脱状態(クラッチオフ状態)する。これにより、スプール軸16とピニオンギア32との嵌合が解除され、釣り糸の繰り出しによりスプール12が回転しても回転伝達機構19及び駆動軸30にはその回転は伝達されない。
<ドラグ装置の動作>
次に、ドラグ装置23の動作について説明する。
魚を釣り上げる際には、釣り糸にテンションがかかる。これにより、スプール12には糸繰り出し方向に回転しようとするトルクが作用する。しかし、スタードラグ3の締め込みにより圧縮した皿バネ57によって、駆動ギア31がラチェットホイール90側に押圧されているために、スプール12に作用するトルクが小さい間は、駆動ギア31と駆動軸30が相対回転不能である。そして、駆動軸30は逆転防止機構55により糸繰り出し方向に回転しないように止められているので、駆動ギア31と連動するスプール12も糸繰り出し方向に回転しない。
釣り糸にかかるテンションが高くなりスプール12にかかるトルクが大きくなると、駆動ギア31及び第2ドラグ部材62が、第1ドラグ部材61、第3ドラグ部材63及びラチェットホイール90に対してスリップしながら糸繰り出し方向に回転する。これにより、スプール12も糸繰り出し方向に回転する。このように、スプール12に作用するトルクが所定の値を超えて、釣り糸に過大な張力がかかると、ドラグ装置23が作動してスプール12が糸繰り出し方向に回転し、釣り糸を過大な張力から保護する。
魚の釣り上げ時において上記のようにスプール12が糸繰り出し方向に回転する際には、発音機構によって音を発生する。駆動軸30と駆動ギア31とが相対回転すると、駆動軸30に連動して回転する第1ドラグ部材61の音出し凹部67bと、駆動ギア31に連動して回転する打撃ピン70とが干渉してクリック音を発生する。このクリック音は、等間隔に配置された音出し凹部67bに向けて付勢された打撃ピン70の頭部70aが間欠的に当接することによって発生する。
<まとめ>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(1)本両軸受リールのドラグ装置23は、駆動ギア31と駆動軸30との相対回転を規制する。両軸受リールのドラグ装置23は、第1ドラグ部材61と、打撃ピン70と、収容部材35とを、備える。第1ドラグ部材61は、駆動軸30と一体的に回転可能、且つスタードラグ3によって押圧可能に構成される。第1ドラグ部材61は、駆動ギア31に対向する音出し部67aを、有する。打撃ピン70は、音出し部67aに当接可能な頭部70a、及び頭部70aに接続された軸部70bを、有する。打撃ピン70は、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、音出し部67a及び頭部70aの干渉により音を発生する。収容部材35は、駆動ギア31に装着される。収容部材35は、打撃ピン70の軸部70bを保持する収容本体35a、及び頭部70aの移動を規制する規制部35cを、有する。
本ドラグ装置23では、収容部材35の収容本体35aが、打撃ピン70の軸部70bを保持する。また、収容部材35の規制部35cが、打撃ピン70の頭部70aの移動を規制する。このように構成することによって、駆動ギア31と第1ドラグ部材61の音出し部67aとの間隔が大きくなったとしても、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、収容部材35の規制部35cによって打撃ピン70の頭部70aの移動が規制されている。このため、打撃ピン70の軸部70bが、収容部材35の収容本体35aから抜け出しにくい。すなわち、本ドラグ装置23では、ドラグ作動時に打撃ピン70を確実に保持できる。
(2)本両軸受リールのドラグ装置23では、収容本体35aが、穴部36aを有することが好ましい。この場合、打撃ピン70の軸部70bは、収容本体35aの穴部36aに配置される。このように構成することによって、打撃ピン70の軸部70bを確実に保持することができる。すなわち、本ドラグ装置23では、ドラグ作動時に打撃ピン70を確実に保持できる。
(3)本両軸受リールのドラグ装置23では、規制部35cが、打撃ピン70の頭部70aの移動を周方向に規制可能に構成されることが好ましい。このように構成することによって、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、規制部35cによって、周方向における打撃ピン70の頭部70aの移動を確実に規制することができる。すなわち、本ドラグ装置23では、ドラグ作動時に打撃ピン70を確実に保持できる。
(4)本両軸受リールのドラグ装置23では、規制部35cが、周方向に互いに対向する1対の対向面35eを、有することが好ましい。この場合、打撃ピン70の頭部70aは、1対の対向面35eの間に配置される。このように構成することによって、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、1対の対向面35eによって、周方向における打撃ピン70の頭部70aの移動を確実に規制することができる。すなわち、本ドラグ装置23では、ドラグ作動時に打撃ピン70を確実に保持できる。
(5)本両軸受リールのドラグ装置23では、規制部35cが、1対の突出部35dを有することが好ましい。この場合、1対の突出部35dは、周方向に互いに対向するように収容本体35aから突出する。1対の突出部35dそれぞれは、周方向に互いに対向する対向面35eを、有する。
このように構成することによって、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、1対の突出部35dすなわち1対の対向面35eによって、周方向における打撃ピン70の頭部70aの移動を確実に規制することができる。すなわち、本ドラグ装置23では、ドラグ作動時に打撃ピン70を確実に保持できる。
(6)本両軸受リールのドラグ装置23は、打撃ピン70を音出し部67aに向けて付勢する付勢部材72を、さらに備えることが好ましい。この場合、付勢部材72は、収容本体35aに配置される。このように構成することによって、駆動ギア31及び第1ドラグ部材61の相対回転時に、付勢部材72によって打撃ピン70を音出し部67aに確実に干渉させることができる。
(7)本両軸受リールのドラグ装置23では、収容本体35aが、穴部36aを有することが好ましい。この場合、打撃ピン70の軸部70bは、収容本体35aの穴部36aに配置される。付勢部材72は、打撃ピン70の軸部70b及び収容本体35aの穴部36aの間に、配置される。このように構成することによって、付勢部材72を配置するためのスペースを軸方向に特別に用意することなく、歯切れがよい明瞭な音を発生させることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、金属製の丸形の両軸受リールを例に説明したが、本発明のドラグ装置は全ての両軸受リールの駆動軸に装着されたドラグ装置に採用できる。
(b)上記実施形態では、音出し部67aが、複数の音出し凹部67bを有する場合の例を示したが、音出し部67aの形状はこれに限定されない。例えば、打撃ピン70が音出しリング67と駆動ギア31の相対回転によって繰り返し衝突を繰り返す構成であれば、周方向に間隔を隔てて突出して形成された複数の音出し凸部でもよい。また、音出し凹部67bの形状は、波状に限定されず、例えば球状、三角形状、又は矩形状に凹んで形成されてもよい。
(c)上記実施形態では、第1ドラグ部材61を、押圧部68cを有するドラグ板66と、音出し部67aを有する音出しリング67との2つの部材で構成したが、本発明はこれに限定されない。一つの第1ドラグ部材61に音出し部67aを設けてもよい。
(d)上記実施形態では、伝達トルクを大きくするために、ドラグ装置23に第2ドラグ部材62と第3ドラグ部材63とを設けたが、これらのドラグ部材を設けなくてもよい。
(e)上記実施形態では、打撃ピン70を1つ設けたが、打撃ピン70を複数(例えば、2つ)設けてもよい。この場合、収容部材35を複数設け、収容部材35を装着孔31gに装着し、その収容部材35に打撃ピン70を収容すればよい。この場合、それぞれの打撃ピン70を異なる回転位相で発音させてもよい。例えば、音出しリングの音出し凹部の数を打撃ピン70の数で割り切れない数にしてもよい。また、第1係合凹部及び装着孔の位相を複数の打撃ピン70が同時に発音しない位置に変更してもよい。これによって、打撃ピン70の発音周期が短くなる。さらに、複数の打撃ピン70を同時に発音させて音量を大きくしてもよい。上記実施形態では、収容部材35を駆動ギア31と別体で設けたので、上記のように、複数の打撃ピン70を設けることが容易である。
3 スタードラグ
23 ドラグ装置
30 駆動軸
31 駆動ギア
35 収容部材
35a 収容本体
35c 規制部
35d 突出部
35e 対向面
36a 穴部
61 第1ドラグ部材
67a 音出し部
70 打撃ピン
70a 頭部
70b 軸部
72 付勢部材

Claims (5)

  1. 駆動ギアと駆動軸との相対回転を規制する両軸受リールのドラグ装置であって、
    前記駆動軸と一体的に回転可能且つドラグ調整部材によって押圧可能に構成され、前記駆動ギアに対向する音出し部を有するドラグ部材と、
    前記音出し部に当接可能な頭部、及び、前記頭部に接続された軸部を有し、前記駆動ギアと前記ドラグ部材との相対回転時に前記音出し部及び前記頭部の干渉により音を発生する発音部材と、
    前記発音部材の軸部を保持する保持部、前記保持部を前記駆動ギアに位置決めするために前記駆動軸まわりの周方向に向けて前記保持部から突出する位置決め部、及び前記周方向において前記頭部の移動を規制する規制部を有し、前記駆動ギアに装着される収容部材と、
    を備え、
    前記規制部は、前記駆動軸が延びる軸方向に前記保持部から突出し且つ前記周方向に互いに間隔を隔てて配置される1対の突出部を、有し、
    前記頭部は、1対の前記突出部の間に配置される、
    両軸リールのドラグ装置。
  2. 前記保持部は、穴部を有し、
    前記軸部は、前記穴部に配置される、
    請求項1に記載の両軸リールのドラグ装置。
  3. 1対の前記突出部は、周方向に互いに対向する1対の対向面を、各別に有し、
    前記頭部の一部は、1対の前記対向面の間に配置される、
    請求項1又は2に記載の両軸リールのドラグ装置。
  4. 前記発音部材を前記音出し部に向けて付勢する付勢部材、
    をさらに備え、
    前記付勢部材は、前記保持部に配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸リールのドラグ装置。
  5. 前記保持部は、穴部を有し、
    前記軸部は、前記穴部に配置され、
    前記付勢部材は、前記軸部及び前記穴部の間に配置される、
    請求項4に記載の両軸リールのドラグ装置。
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