JPH0713498Y2 - 釣用リールのクリック音発生装置 - Google Patents

釣用リールのクリック音発生装置

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Publication number
JPH0713498Y2
JPH0713498Y2 JP2241689U JP2241689U JPH0713498Y2 JP H0713498 Y2 JPH0713498 Y2 JP H0713498Y2 JP 2241689 U JP2241689 U JP 2241689U JP 2241689 U JP2241689 U JP 2241689U JP H0713498 Y2 JPH0713498 Y2 JP H0713498Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
click
pin
mounting cylinder
spring
pin head
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2241689U
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English (en)
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JPH02113972U (ja
Inventor
尚久 片桐
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Mamiya OP Co Ltd
Original Assignee
Mamiya OP Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトローリングに使用される両軸受タイプの釣用
リールのクリック音発生装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 一般にトローリングにおいては魚のヒットをクリック音
によって確認している。
このクリック音発生装置は第6図に示すように、側枠を
構成する皿板からなる固定部材13に対してクリックスリ
ーブ14が固定され、そのクリックスリーブ内に、クリッ
クレバー16を取付けたクリックピン15が上下摺動自在に
嵌合されると共に、クリックスリーブとクリックピンと
の間にスプリング17が弾圧挟入されており、スプリング
17で下方に付勢されたクリックピン15は円周上に孔19を
開設したクリック板18に当接している。そして、クリッ
ク板がスプールと一体に回転することによりクリックピ
ンは跳ね上げられ、クリック音を発生する。
しかしながら、上記構成にあってはスプリング被労によ
り弾発力が弱くなるとクリックピンの付勢力も弱くな
り、クリック板の回転に伴って発生するクリック音の音
量も弱くなって釣り操作に支障をきたすといった問題点
を有していた。
尚、スプリングの弾発力を元の状態の如く強くするため
には、発生装置全体を分解し、スプリング交換しなけれ
ばならず、一般釣人には出来ない作業であり、釣具店や
メーカーのアフターサービスに出されなければ出来ない
といった不便さを有している。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上述した如き従来の技術の有することのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする処
はクリックピンに作用するスプリングの弾発力を外部よ
り調節自在としたクリック音発生装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案におけるクリック音
発生装置は、スプリングの弾発力でクリック板側に押圧
付勢されるクリックピンを、クリックピン取付筒とピン
ヘッドの二部材で構成し、固定部材側に取付けたクリッ
クスリーブ内に、上端にクリッックレバーを取付けたク
リックピン取付筒を上下摺動可能に嵌合すると共に、ク
リックスリーブとクリックピン取付筒との間にスプリン
グを弾圧挿着し、且つクリックピン取付筒にはクリック
板と当接するピンヘッドを外部より上下方向に移動調節
自在に取付けたものである。
クリックピン取付筒に対するピンヘッドは螺合構造と
し、そのピンヘッドの上端部に該ピンヘッドを回動する
工具を係着し得る手段、例えばドライバーの先端が嵌入
係合する溝、あるいは角形の凹所が形成されている。
又、ピンヘッドの上端はクリックレバーの表面付近に延
長突出させるか、或いはクリックピン取付筒の中空孔内
に位置させるなど何れでも良いものである。
(作用) 上記手段によれば、クリックスリーブ内を上下摺動する
クリックピン取付筒には相対して上下調節し得るピンヘ
ッドが取付けられているため、クリックピン取付筒に対
するピンヘッドの突出量を調節することによりスプリン
グの弾発力の変化に対処でき、音量の強弱調節が可能と
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、ス
プリングの弾発力でクリック板側に押圧付勢されるクリ
ックピンを、クリックピン取付筒とピンヘッドの二部材
で構成し、固定部材である皿板1に上下貫通したクリッ
クスリーブ2が嵌合固着され、そのクリックスリーブ2
内に、中空のクリックピン取付筒3が上下摺動自在に嵌
合されており、そのクリックピン取付筒3の上部にクリ
ックレバー4が一体的に固着されると共に、該クリック
レバー4の内部にはガイドピン5が径方向に取付けら
れ、クリックスリーブ2の上部周壁に形成した傾斜カム
面6に係合するようになっている。
又、上記クリックピン取付筒3の内部にはピンヘッド7
が嵌合されると共に、そのピンヘッド7とクリックピン
取付筒3は螺子構造8によって螺着一体化されており、
且つピンヘッド7の下端は球面状に形成されてスプール
(図示省略)と一体に回動する如く取付けられたクリッ
ク板9に当接されている。
更に、ピンヘッド7の上端はクリックレバー4の表面付
近まで延長突出し、その上端面にドライバーの先端が嵌
入係合する溝10が形成されている。又、上記クリックピ
ン取付筒3の外周面中程には段部を設け、その段部とク
リックスリーブ2の段部との間にスプリング11が弾圧挟
入されており、そのスプリング11の弾発力によってピン
ヘッド7を保持したクリックピン取付筒3はクリック板
9側に押圧付勢されている。
尚、クリックスリーブ2に形成した傾斜カム面6はクリ
ック音の発生をON/OFF切換えるもので、傾斜カム面6の
最底部にガイドピン5が位置する時はクリックONの状態
でクリックレバー4を回動してガイドピン5をクリック
スリーブ2の上端面に形成した凹部12に位置させた時は
ピンヘッド7をクリック板9より強制的に離反された状
態となってクリックOFFとなる。
第5図はクリックピン取付筒3に取付けられるピンヘッ
ド7′の変形例を示し、ピンヘッド7′はクリックピン
取付筒3の略中程で止まる長さとし、クリックピン取付
筒3の中空孔を通してピンヘッド7′の回動を行うこと
が出来るようにしてある。尚、第5図ににおいて他の構
成は前示実施例と同じであるため説明は省略する。
上記の構成により、クリックレバー4を貫通してピンヘ
ッド7又は7′をドライバー等の工具を用いて回動する
ことにより、クリックピン取付筒3下端から突出するピ
ンヘッド7又は7′の突出量が長短可変出来る。それに
より、クリック板9に対するクリックピンの押接力が可
変され、クリック音の音量を強弱調整出来ると共に、ス
プリング11の弾発力の変化をカバーして安定したクリッ
ク音の発生を維持できる。
(考案の効果) 本考案のクリック音発生装置は以上詳述した如く、スプ
リングの弾発力でクリック板側に押圧付勢されるクリッ
クピンを、クリックピン取付筒とピンヘッドの二部材に
よって構成し、且つピンヘッドは外部より上下調節自在
としたものであるから、クリックピン全体の長さ、即ち
クリックピン取付筒の先端より突出するピンヘッドの突
出長さを自由に調節することが出来る。
従って、スプリングが長期使用において被労し、弾発力
が弱くなった時はピンヘッドの突出量を多くすることに
より弾発力が弱くなった分をカバーして今までと同じ音
量或いは強い音量の発音が可能となる。
更に、ピンヘッドの上下調節は外部より直接行ない得る
ため、釣人でも簡単に調整作業を行なうことが出来る。
従って、装置全体を分解して調節を行なうといった従来
の如き不便は解消することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はクリックONの状
態を示す断面図、第2図はクリックOFFに切換えた状態
を示す同断面図、第3図はクリックレバーの平面図、第
4図はクリックスリーブに形成した傾斜カムを示す展開
図、第5図はピンヘッドの変形例を示す断面図、第6図
は従来構造を示す断面図である。 図中、 1:固定部材(皿板)、2:クリックスリーブ 3:クリックピン取付筒、4:クリックレバー 7,7′:ピンヘッド、9:クリック板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールと一体回転するクリック板に対し
    クリックピンがスプリングの弾発力で押圧接されたクリ
    ック音発生装置において、前記クリックピンをクリック
    ピン取付筒とピンヘッドの二部材によって構成し、固定
    部材側に取付けたクリックスリーブ内に、上端にクリッ
    クレバーを取付けたクリックピン取付筒を上下摺動可能
    に嵌合すると共に、クリックスリーブとクリックピン取
    付筒との間にスプリングを弾圧装着し、且つクリックピ
    ン取付筒にはクリック板と当接するピンヘッドを外部よ
    り上下方向に移動調節自在に取付けた釣用リールのクリ
    ック音発生装置。
JP2241689U 1989-02-27 1989-02-27 釣用リールのクリック音発生装置 Expired - Lifetime JPH0713498Y2 (ja)

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JP2241689U JPH0713498Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 釣用リールのクリック音発生装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02113972U JPH02113972U (ja) 1990-09-12
JPH0713498Y2 true JPH0713498Y2 (ja) 1995-04-05

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ID=31240518

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170087394A (ko) * 2016-01-20 2017-07-28 가부시키가이샤 시마노 양 베어링 릴의 드래그 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170087394A (ko) * 2016-01-20 2017-07-28 가부시키가이샤 시마노 양 베어링 릴의 드래그 장치

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JPH02113972U (ja) 1990-09-12

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