JP3041638U - 魚釣用リールの制動装置 - Google Patents

魚釣用リールの制動装置

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JP3041638U
JP3041638U JP1997002403U JP240397U JP3041638U JP 3041638 U JP3041638 U JP 3041638U JP 1997002403 U JP1997002403 U JP 1997002403U JP 240397 U JP240397 U JP 240397U JP 3041638 U JP3041638 U JP 3041638U
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JP
Japan
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spool
fishing reel
adjusting
protrusion
holding body
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997002403U
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English (en)
Inventor
わたる 堤
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用リールのスプール制動装置において調
節摘みの回動進退時の欠円環状バネによる回動節度の安
定保持とドラグ力の微調節を可能にする。 【解決手段】 保持体６に支持された欠円環状バネ７の
突部８の立上り部を直立平行状に形成して保持体６に形
成した係合部９に嵌合すると共に前記突部８の先端をス
プール軸１の先端部に進退自在に螺着した調節体１０の
内周面の凹凸部１１に弾発係合するようにし、調節体１
０を摘みとして節度を持って回動進退することにより、
保持体６をスプール軸方向のみ移動可能にして制動部材
３のスプール２に対する制動力を調節する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は魚釣用リールにおけるスプール制動装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
魚釣用リールのスプールに制動力を付与する制動装置として、制動力を調節す る調節摘みの弛緩防止と回動節度を保持するために、保持体に支持された欠円環 状バネの中央部に突出形成した突部を調節体の内周部に形成した凹凸部に弾発係 合せしめ、調節摘みの回動方向に抵抗を付与するようにすることが実公平１−４ ４０６３号公報、実開平１−１２７４６６号公報等で知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記保持体に支持された欠円環状バネの突部は、欠円環状部に対 して山形状に突出して保持体の係合部に嵌合し、その先端部が調節体の凹凸部に 係合しているために、調節摘み回動時における突部の係合部に間隙が生じ調節摘 みの回転方向にガタを発生し節度感が低下すると共に回転節度も安定せず、ドラ グの微調節が行えない等の欠陥がある。これらの現状に鑑み、本考案は欠円環状 バネの突部の保持体の係合部に対する弾発係合時の間隙を可及的に小さくして調 節摘みの回転節度を安定して行いドラグ力の微調節も容易にできるようにした魚 釣用リールの制動装置を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、環状バネの中央部に形成した突部を保持 体の係合部に嵌合してその先端部を調節体の内周部に形成した凹凸部に弾発係合 せしめると共に前記保持体又は調節体の何れか一方を調節摘みとして回動進退す ることにより保持体を介して制動部材を圧接し、前記調節摘みの弛緩防止と回転 節度を保持するようにした魚釣用リールにおいて、前記環状バネの突部の立上り 部を直立平行状に形成して保持体の係合部に嵌合したことを特徴とするものであ り、その実施態様としては、調節摘みを軸に進退自在に螺着した調節体に形成す ると共に制動部材を圧接する保持体を軸方向のみ移動可能に嵌着するスピニング リールのフロントドラグ方式や両軸受型リールのハンドル軸ドラグ方式に適用す る場合と、制動部材を圧接する保持体を調節摘みとして固定された調節体に進退 自在に螺着するスピニングリールのリヤドラグ方式に適用する場合とがある。
【０００５】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を実施例の図面について説明すると、図１乃至図４はスプ ール制動装置をスピニングリールのスプール前部に設けたフロントドラグ方式の 実施例である。スプール軸１に回動自在に嵌着されたスプール２の前部には公知 のように重合した複数の制動部材３を収容した凹部４が形成され、制動部材３の 圧接力によってスプール軸１とスプール２とを圧接摩擦力で一体的に連結すると 共に前記制動部材３の前部におけるスプール軸１には圧接発条５により制動部材 ３に向け圧接される保持体６が軸方向のみ移動可能に嵌着され、該保持体６に基 端を弾発保持され欠円環状バネ７の中央部には立上り部が直立平行状の突部８が 形成され、該突部８の立上り部が保持体６に設けられた切欠状係合部９に嵌合し ている。
【０００６】 また前記スプール軸１の先端部には調節摘みである調節体１０が進退自在に螺 着され、該調節体１０の内周部に形成された波形状の凹凸部１１に前記欠円環状 バネ７の突部８が弾発係合されている。
【０００７】 従って調節摘みである調節体１０をスプール軸１に対して回動進退することに より、圧接発条５を介して保持体６を制動部材３に圧接し、その進退度によりス プール軸１のスプール２に対する制動力を強弱に調節するようにしたものである 。
【０００８】 図５に示す実施例は、本考案をスピニングリールのリヤドラグ方式に適用した 場合であり、通常のリヤドラグ方式と同様に凹凸部１１を有する調節体１０をリ ール筐体１２と一体の筒体に形成して固定する一方、制動部材３を圧接する欠円 環状バネ７を支持した保持体６を調節摘みとして前記調節体１０の外周部に進退 自在に螺合して欠円環状バネ７の立上り部の直立平行状の突部８を係合部９に嵌 合してその先端部を前記凹凸部１１に弾発係合するようにしたものである。
【０００９】 更に図６に示す実施例は、本考案を両軸受型リールのハンドル軸１３に適用し た制動装置であり、ハンドル軸１３に進退自在に螺着した調節体１０を調節摘み とすると共にハンドル軸１３に軸方向のみ移動可能に嵌着した保持体６に欠円環 状バネ７を支持してその立上り部の直立平行状の突部８を前記調節体１０の内周 部に形成した凹凸部１１に弾発係合したものである。なお図６に示す公知のスプ ール軸端圧接装置に前記環状バネ７を使用してもよい。
【００１０】
【考案の効果】
本考案は保持体に支持した環状バネの突部の立上り部を直立平行状に形成した ので、突部先端が調節体の凹凸部に弾発係合したときの弾性変形による保持体の 係合部に生ずる間隙を極力少なくして調節摘みの回転方向のガタの発生を防止し 、その回動節度を安定維持すると共にドラグ力の微調節も容易に円滑確実に行う ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一部切欠側面図。
【図２】同要部の一部切欠側面図。
【図３】同要部の縦断正面図。
【図４】同要部の分解斜視図。
【図５】本考案の第２実施例の一部切欠側面図。
【図６】本考案の第３実施例の一部切欠側面図。
【符号の説明】
６ 保持体 ７ 欠円環状バネ ８ 突部 ９ 係合部 １０ 調節体 １１ 凹凸部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 環状バネの中央部に形成した突部を保持
    体の係合部に嵌合してその先端部を調節体の内周部に形
    成した凹凸部に弾発係合せしめると共に前記保持体又は
    調節体の何れか一方を調節摘みとして回動進退すること
    により保持体を介して制動部材を圧接し、前記調節摘み
    の弛緩防止と回転節度を保持するようにした魚釣用リー
    ルにおいて、前記環状バネの突部の立上り部を直立平行
    状に形成して保持体の係合部に嵌合したことを特徴とす
    る魚釣用リールの制動装置。
  2. 【請求項２】 保持体を軸方向のみ移動可能に嵌着する
    と共に調節体を調節摘みとして軸に進退自在に螺合した
    ことを特徴とする請求項１記載の魚釣用リールの制動装
    置。
  3. 【請求項３】 保持体を調節摘みとして固定した調節体
    に進退自在に螺合したことを特徴とする請求項２記載の
    魚釣用リールの制動装置。
JP1997002403U 1997-03-19 1997-03-19 魚釣用リールの制動装置 Expired - Lifetime JP3041638U (ja)

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