JP4963227B2 - スピニングリールのスプール - Google Patents

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本発明は、スプール、特に、リール本体に対して前後移動自在に設けられ、釣り糸が外周に巻き付けられるスピニングリールのスプールに関する。
一般に、スピニングリールは、リール本体と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、ロータの前方に配置され外周に釣り糸が巻き付けられるスプールとを備えている。
このようなスプールは、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部と、糸巻胴部の前端部に糸巻胴部の最大外径よりも大径に設けられた前フランジ部と、糸巻胴部の後端部に糸巻胴部の最大外径よりも大径かつ筒状に設けられたスカート部とを有している。また、フロントドラグ型のスピニングリールでは、糸巻胴部の内部には、複数のドラグ板からなるドラグ機構や、ドラグ機構作動時に発音する発音機構等を有している(たとえば、特許文献1参照)。
このような発音機構は、糸巻胴部の後端部に別体の取付台を介して装着された合成樹脂製の板状部材と、板状部材に当接して発音する円板部材とを備えている。取付台は、糸巻胴部の後端部の内周に沿って形成された円弧状部材であって、糸巻胴部の後端部にねじ止め固定されている。円板部材は、内周にスプール軸が回転不能かつ後方移動不能に係合しており、スプールの後方移動を規制するためのスプール受け部として機能している。また、円板部材は、外周に凹凸部が形成されており、板状部材との相対回転により、凹凸部に板状部材が当接して発音するようになっている。
特開2004−81097号公報
前記従来の発音機構を有するスプールでは、糸巻胴部の後端部にねじ止め固定された取付台を介して板状部材が装着されている。このため、スプール製造時において取付台を組み立てるには、取付台に板状部材を取り付けた状態でねじ部材を装着しなければならないので、発音機構の組み立てに手間がかかるおそれが生じる。
本発明の課題は、スピニングリールのスプールにおいて、発音機構の組み立てを容易に行えるようにすることにある。
発明1に係るスピニングリールのスプールは、リール本体に対して前後移動自在に設けられ釣り糸が外周に巻き付けられるスピニングリールのスプールであって、糸巻胴部と、スカート部とを備えている。糸巻胴部は、釣り糸が外周に巻き付けられ部材である。スカート部は、糸巻胴部の後方に設けられた円筒状の部材である。糸巻胴部は、筒状部と、取付凹部と、被係止部と、係止部とを備えている。取付凹部は、後部が開口するように筒状部の内周に軸方向に凹んで形成されている。取付部材は、方から取付凹部内に着脱可能に装着固定され、音機構が取り付けられている。被係止部は、取付凹部に形成されている。係止部は、被係止部に弾性係止され、取付部材を取付凹部内に固定する。
このスプールでは、発音機構が取り付けられる取付部材は、方から取付凹部内に着脱可能に装着固定され、被係止部は、筒状部の内周側後部に形成され、係止部は、被係止部に弾性係止されて取付部材が取付凹部に固定される。具体的には、たとえば弾性体製のOリングによって取付部材を取付凹部に弾性係止したり、取付凹部に形成された係止溝に取付部材に設けられた係止片を弾性係止することによって、従来のようにねじ部材を使用することなく取付部材を取付凹部に対して着脱できるので、発音機構の着脱を容易に行うことができる。さらに、この場合、取付凹部内に取付部材が装着されるので、取付部材が糸巻胴部の後端部から後方に突出しにくくなるために、スプールをコンパクトに配置することができる。
発明2に係るスプールは、発明1のスプールにおいて、糸巻胴部の前端部から径方向外方に突出する前フランジ部をさらに備えている。スカート部は、糸巻胴部の後端部から径方向外方に突出する後フランジ部と、後フランジ部の先端部から軸方向後方に突出する円筒部とを備えている。この場合、糸巻胴部や後フランジ部の後端部に取付部材を取り付ける必要がないので、糸巻胴部や後フランジ部の厚みを薄く形成できる。
発明3に係るスプールは、発明2のスプールにおいて、糸巻胴部、前フランジ部びスカート部は、金属製の部材により一体形成されている。取付部材は、合成樹脂製の部材である。この場合、たとえば鍛造成型やプレス加工等の一体成形により糸巻胴部、前フランジ部びスカート部を容易に形成できるとともに、合成樹脂性の取付部材によって、スプール全体を軽量化できる。
発明4に係るスプールは、発明1から3のいずれかのスプールにおいて、糸巻胴部は、筒状部の内周部から径方向内方に突出し後面が取付凹部の底面となる内フランジ部と、内フランジ部の後面から後方に突出し外側面が取付凹部の側面となる筒フランジ部とをさらに備えている
発明5に係るスプールは、発明4のスプールにおいて、被係止部は、筒フランジ部の外周側に周方向に沿って形成された環状溝である。係止部は、取付部材の後端部に別体で設けられ、内周部が環状溝に装着され、取付部材を内フランジ部に押圧して固定する弾性体製のOリングである。この場合、弾性体製のOリングを環状溝に装着して取付部材を糸巻胴部に弾性係止することによって、発音機構の着脱を容易に行うことができる。
発明6に係るスプールは、発明4のスプールにおいて、被係止部は、取付凹部の内周側に形成された第1係止溝である。係止部は、取付部材の前端部の外周側に一体成形され、第1係止溝に弾性係止される第1係止片である。この場合、取付部材の第1係止片を取付凹部の内周側の第1係止溝に係止して取付部材を糸巻胴部に弾性係止することによって、発音機構の着脱を容易に行うことができる。
発明7に係るスプールは、発明4のスプールにおいて、被係止部は、筒フランジ部の外周側に形成された第2係止溝である。係止部は、取付部材の前端部の内周側に一体成形され、第2係止溝に弾性係止される第2係止片である。この場合、取付部材の第2係止片を筒フランジ部の外周側の第2係止溝に係止して取付部材を取付凹部に弾性係止することによって、発音機構の着脱を容易に行うことができる。
発明8に係るスプールは、発明1から7のいずれかのスプールにおいて、取付部材は、取付凹部の内周部に形成され周方向に位相がずれて配置された複数の位置決め溝に、取付凹部の内周部と対向する側に形成された複数の位置決め突起を係止することによって、取付凹部の内周部に位置決め固定される。この場合、簡素な構造で取付部材を取付凹部の内周部に位置決めしたり回り止めしたりするこができる。
本発明によれば、スピニングリールのスプールにおいて、発音機構が取り付けられる取付部材は、方から取付凹部内に着脱可能に装着固定され、被係止部は、筒状部の内周側後部に形成され、係止部は、被係止部に弾性係止されて取付部材が取付凹部に固定されるので、発音機構の着脱を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、リール本体2の左右いずれにも装着可能である。
リール本体2は、図2及び図3に示すように、内部に空間を有するリールボディ2aと、リールボディ2aの空間を塞ぐためにリールボディ2aに着脱自在に装着される蓋部材2b(図3参照)とを有している。また、リール本体2は、リールボディ2a及び蓋部材2bの後部を覆う本体ガード26を有している。
リールボディ2aは、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものであり、上部に前後に延びるT字形の竿取付脚2cが一体形成されている。リールボディ2aの空間内には、図2に示すように、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6とが設けられている。リールボディ2aの前端には、図3に示すように、円形のフランジ部2dを構成する概ね半円形の第1フランジ2d1と、フランジ部2dより小径で先端が開口する円筒部2eとが形成されている。第1フランジ2d1の上部には、本体ガード26を固定する固定ボルト28を回すためのドライバーなどの工具の先端部が通過可能な通過孔2jが開口している。この通過孔2jは、固定ボルト28により本体ガード26を取り付けた後にキャップ29により塞がれている。円筒部2eのフランジ部2d側の基端部には、断面が円形状に切り欠かれた装着溝2fが形成されている。また、装着溝2fには、図3に示すように、ロータ制動機構57の制動部材58が装着されている。
蓋部材2bは、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものである。蓋部材2bは、たとえば、ロータ3で隠れる前側の2箇所で固定ボルト80によりリールボディ2aに固定されているとともに、ロータ3から離反する後側の1箇所で固定ボルト82によりリールボディ2aに固定されている。なお、固定ボルト82は、本体ガード26によりカバーされる位置で蓋部材2bをリールボディ2aに固定する。
蓋部材2bの前端には、第1フランジ2d1とで円形のフランジ部2dを構成する概ね半円形の第2フランジ2d2が形成されている。第2フランジ2d2の前面には、固定ボルト80が貫通する板状部2iが一体形成されている。板状部2iは、蓋部材2bの前部をリールボディ2aに固定ボルト80によりねじ止め固定するために設けられている。板状部2iは、シール部材25を装着するための、概ねC字状のシール装着部2hの外側に前方に突出して形成されている。板状部2iは、上下に長い板状の部分であり、その両端に固定ボルト80が貫通する1対の貫通孔2kが形成されている。貫通孔2k形成部分の間は、貫通孔2k形成部分より突出量が小さくなっている。すなわち、板状部2iは、両端が略半円形に同じ厚みで突出し、その間が貫通孔2kの中心位置より僅かに後方に凹むように第2フランジ2d2から突出して形成されている。
シール部材25は、合成樹脂製のC字状に形成された部材であり、蓋部材2bとリールボディ2aのフランジ分割部分をシールするために設けられている。リールボディ2aと蓋部材2bとの分割部分には、後述する切換部材56が着脱自在に装着されている。
円筒部2eの装着溝2f形成部分には、板状部2iが配置される凹部2gが形成されている。この凹部2gには、制動部材58の凹みを防止するための突出部材81が装着される。凹部2gは、板状部2iの輪郭に沿うように凹んで形成されており、上下方向の両端部が中間部分より前方に突出するように略半円形に凹んでいる。板状部2iは、2本の固定ボルト80により、リールボディ2aの凹部2gに固定されている。したがって、凹部2gには、固定ボルト80が螺合するねじ孔2mが上下に間隔を隔てて配置されている。
本体ガード26は、図3に示すように、姿合わせのためのパッキン26bを介して竿取付脚2cを含むリールボディ2a及び蓋部材2bの後部に形成された凹み部2nに装着される。本体ガード26は、固定ボルト28によりリールボディ2aに固定される。本体ガード26は、固定ボルト28がねじ込まれる棒状のボス部26aを有している。ボス部26aの先端は、リールボディ2aの後部を貫通して後述するカラー部材27に僅かに間隔を隔てて対向する位置まで突出している。
なお、図3に示すように、固定ボルト28はカラー部材27の内部を貫通して本体ガード26のボス部26aにねじ込まれ、本体ガード26をリールボディ2aに固定している。カラー部材27は、筒状の部材であり、リールボディ2aに前後左右に位置決めされた状態で係止されている。固定ボルト28は、組み立て前に予めカラー部材27にねじ部分が配置された状態でリールボディ2aに装着され、蓋部材2bを固定した後に通過孔2jを通過して挿入されたドライバーなどの工具により締め付け方向に回されてカラー部材27を介して本体ガード26をリールボディ2aに固定する。
このリール本体2では、リールボディ2aに蓋部材2bを固定する固定ボルト82が本体ガード26によりカバーされ、固定ボルト80がロータ3によりカバーされるので、ボルト類が外部から見えない。また、本体ガード26を取り付けるための固定ボルト28もキャップ29により覆われている。このため、ボルト類が外部に露出しないすっきりとした外観を得ることができる。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が固定されたマスターギア軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3の中心部を貫通し、ナット13によりロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23はピニオンギア12に噛み合っている。
ロータ3は、図2に示すように、リール本体2に対して前後方向の第1軸X回りに回転自在なロータ本体7と、ロータ本体7の後部を覆う第1カバー部材33と、第1及び第2ロータアーム31、32の外側面を覆う1対の第2カバー部材34a、34bと、を有している。
ロータ本体7は、たとえばアルミニウム合金製であり、ピニオンギア12に回転不能に連結され、リール本体2に対して回転自在である。ロータ本体7は、リール本体2の前部である円筒部2eを内部に配置可能に後部に形成された凹陥部30aを有する筒部30と、筒部30の後部の対向する位置に接続され筒部30と間隔を隔てて前方に延びる第1及び第2ロータアーム31、32と、凹陥部30aの径方向外方の対向する位置に後方に突出して形成された1対の筒状のボス部とを有している。
また、ロータ3は、図2に示すように、1対のボス部に、ボス部の突出方向(前後方向)に移動自在かつ突出方向と交差する方向(ロータ3の径方向)に移動不能に係止されるブラケットと、第1カバー部材33をロータ本体7に固定する固定ボルトとをさらに有している。ブラケットは、1対の第2カバー部材34a、34bに設けられ、第1及び第2ロータアーム31、32に向けて延びている。第1固定ボルトは、ブラケットが、1対のボス部に係止された状態で、第1カバー部材33をロータ本体7に連結する。
筒部30は、前部内周側に円板状の壁部30dを有し、壁部30dの中心部には、ピニオンギア12と一体回転可能に連結される環状ボス部30eが形成されている。このボス部30eの中心にピニオンギア12の前部が回転不能に係止され、ピニオンギア12の先端にねじ込まれたナット13により、ロータ本体7がピニオンギア12に固定されている。
第1カバー部材33は、凹陥部30aの周囲でロータ本体7の後部を覆うように構成されている。第1カバー部材33には、連結ボルトが貫通する貫通孔がボス部と対向して配置されている。連結ボルトは、第1軸Xと平行な軸方向に沿って配置されている。したがって貫通孔も同じ方向に沿って配置される。貫通孔は、連結ボルトの頭部が収納される段差部を有している。これにより連結ボルトの頭部が後方に突出しない。また、第1カバー部材33には、リール本体2のフランジ部2dと0.5〜1.5mm程度の僅かな隙間をあけて配置される円形の開口が形成されている。
第2カバー部材34aは、第1ロータアーム31の外方を覆うものであり、第1ロータアーム31にねじ込まれる固定ボルトにより第1ロータアーム31に連結されている。第2カバー部材34aは第1カバー部材33及び第1ロータアーム31と三次元的な曲線で接合している。このため、僅かでも前後方向にずれると第1ロータアーム31及び第1カバー部材33との間で段差が生じるおそれがある。第2カバー部材34aに設けられたブラケットは、概ね矩形の板状部であり、基端側は複数のリブにより補強されている。ブラケットの先端側には、ボス部が貫通して係合する貫通孔が形成されている。これにより、ブラケットがボス部の突出方向(前後方向)に移動自在かつ突出方向と交差する方向(ロータ3の径方向)に移動不能にボス部に係止される。第2カバー部材34aの先端部は、後述する第1ベール支持部材40を配置可能に概ね半円形に切り欠かれる。
第2カバー部材34bは、第2ロータアーム32の外方を覆うものであり、固定ボルト及びそれに螺合するナット部材により第2ロータアーム32に固定される。第2カバー部材34bも第1カバー部材33及び第2ロータアーム32と三次元的な曲線で接合している。このため、僅かでも前後方向にずれると第2ロータアーム32及び第1カバー部材33との間で段差が生じる。第2カバー部材34bに設けられたブラケットは、概ねブラケットと同様な矩形の板状部であり、基端側は複数のリブ34fにより補強されている。ブラケットの先端側には、ボス部が貫通して係合する貫通孔が形成されている。これにより、ブラケットもボス部の突出方向(前後方向)に移動自在かつ突出方向と交差する方向(ロータ3の径方向)に移動不能にボス部に係止される。第2カバー部材34bの先端には、固定ボルトに螺合するナット部材を回転不能に係止する係止孔が形成されている。固定ボルトは、第2カバー部材34bをロータ本体7に固定するするとともに、後述する第2ベール支持部材42を揺動自在に支持する機能も有している。
ここでは、ブラケットにボス部を貫通させ、第2カバー部材34a、34bの径方向の移動のみを規制し、前後方向の移動を可能とすることにより、第1カバー部材33を含めてロータ本体7に固定する際に、各カバー部材33、34a、34bとの間や各カバー部材33、34a、34bとロータ本体7との段差を、加工精度を上げることなく可及的に少なくすることができる。
すなわち、ベール反転機構等を収納した状態でロータ3を組み立てる際に、ボス部をブラケットの貫通孔に挿通してブラケットをボス部に係止させる。この状態で第2カバー部材34a、34bをロータ本体7に装着し、次に第1カバー部材33をロータ本体の後方から装着する。そして、第2カバー部材34a、34bをロータ本体7に固定ボルトによりロータ本体7との段差が可及的に小さくなるように前後に移動させて最適な位置に固定する。続いて、連結ボルトを貫通孔に挿通させてボス部にねじ込むことにより第1カバー部材33をロータ本体7に固定する。このとき、第2カバー部材34a、34bやロータ本体7との間に段差が生じた場合、固定ボルトを僅かに緩めて第2カバー部材34a、34bの前後位置を調整できる。
第1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41が装着されている。また、第2ロータアーム32の先端内周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。
ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定されている。これらの第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材42、ラインローラ41及びベール43により釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
ロータ3の筒部30の内部には、図2に示すように、ロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
第2カバー部材34bの内部には、ハンドル1の糸巻き取り方向の回転に連動してベールアーム44を糸開放姿勢から糸巻き取り姿勢に戻すベール反転機構が収納されている。ベール反転機構は、ベールアーム44を糸開放姿勢と糸巻き取り姿勢とに死点を挟んで付勢するトグルばね機構と、ベールアーム44の揺動に連動して前後方向に移動する移動部材と、前述した切換部材56とを備えている。トグルばね機構及び移動部材は、先端が第1ベール支持部材40の下面に係止されている。移動部材の後端はロータ3が糸巻き取り方向に回転すると切換部材56に接触して乗り上げて前方に移動し、ベールアーム44を糸巻き取り姿勢に戻す。また、移動部材は、ロータ制動機構57も構成しており、糸開放姿勢の時に前述した制動部材58に係合してロータ3が回らないように制動する。制動部材58は、図3に示すように、移動部材の先端が係合する多数の凹部58aが周方向に間隔を隔てて形成された環状の弾性部材であり、装着溝2fに摩擦係合している。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、図4に示すように、外周に釣り糸が巻かれる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後方に糸巻胴部4aと一体形成された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端に設けられた大径の前フランジ部4cとを有している。前フランジ部4cは、糸巻胴部4aの前端部から径方向外方に突出し糸巻胴部4aと一体形成された内フランジ部4dと、内フランジ部4dの外周側に着脱自在に装着された、たとえば硬質セラミック製のリング状の外フランジ部4eとを有している。外フランジ部4eは、フランジ固定部材9により内フランジ部4dに固定されている。スカート部4bは、糸巻胴部4aの後端部から径方向外方に突出する後フランジ部4fと、後フランジ部4fの径方向外方の先端部から軸方向後方に突出する円筒部4gとを有している。糸巻胴部4a、スカート部4b及び内フランジ部4dは、図4に示すように、たとえばアルミニウム合金やマグネシウム合金のプレス加工やアルミニウム合金の鍛造成型によって一体成形して得られた大小2段の円筒状の部材であり、第1軸受45及び第2軸受46によりスプール軸15に回転自在に装着されている。
糸巻胴部4aは、図4及び図5に示すように、外周に釣り糸が巻かれる筒状部16と、筒状部16内周側に形成された段付きの円板部17と、内周側の前後に突出して形成された有底筒状の支持部18a、18bと、後部が開口するように筒状部16の内周部に環状に凹んで形成された取付凹部19と、取付凹部19内に着脱可能に装着固定されスプール軸15との相対回転により発音する発音機構90が取り付けられる環状の取付部材20とを有している。筒状部16の前部には、フランジ固定部材9の雄ねじ部9aがねじ込まれる雌ねじ部16aが形成されている。支持部18a、18bの内側には第1軸受45及び第2軸受46が装着されており、第1軸受45及び第2軸受46は筒状の保持部材を介してスプール軸15に装着されている。糸巻胴部4aの後方には、スプール4とスプール軸15との相対回転によって発音する発音機構90が設けられている。
取付凹部19は、図4及び図8に示すように、筒状部16後部内周面と支持部18bの外周面とからなる壁部で囲まれ円板部17の後面が底部となるように形成された環状の凹部である。ここで、円板部17は、筒状部16の内周部から径方向内方に突出し後面が取付凹部19の底面となる内フランジ部であり、支持部18bは、円板部17の後面から後方に突出し外側面が取付凹部19の側面となる筒フランジ部である。取付凹部19は、別体で設けられた環状の取付部材20を装着したときに形状が合致するように、内周形状が取付部材20の外周形状と一致するような環状形状に形成されている。取付凹部19は、支持部18bの外周側に周方向に沿って凹んで形成され、取付部材20の前端部の内周側の3箇所に一体成形された係止片からなる係止部20aを弾性係止するための環状溝からなる被係止部19aが形成されている。被係止部19aは、図4に示すように、支持部18bの外周側の奥側(前端側)に周方向に沿って凹んで形成された溝部であり、手前側(後端側)の内周面に係止部20aの先端部が接触するように弾性係止されている。
取付凹部19は、図8に示すように、支持部18bの外周面の周方向に異なる間隔を隔てて複数(たとえば3つ)凹んで形成され、取付部材20の先端内周面の周方向に異なる間隔を隔てて複数(たとえば3つ)突出して形成された係止突起20b(図9参照)が係合する円弧状の切り欠き凹部からなる係止窪み19bを有している。この係止窪み19bに係止突起20bを係合させることにより、取付部材20を支持部18aに対して周方向に回り止め及び位置決めできる。取付凹部19は、図8に示すように、筒状部16の内周面の周方向の2箇所に複数(たとえば2つ)凹んで形成され、取付部材20の外周面の周方向の2箇所に径方向外方に一部が突出して形成されたボス部20c(図9参照)が係合する円弧状の切り欠き凹部からなる係合窪み19cを有している。ここでは、係合窪み19cにボス部20cを係合させることにより、径方向外方に突出した大径のボス部20cを逃がすことができる。
取付部材20は、図4、図6、図7、図9及び図10に示すように、スプール軸15との相対回転により発音する発音機構90の後述する打撃部材92を装着するためにスプール軸15と同芯に配置される環状の取付台であって、合成樹脂製の環状の部材である。取付部材20は、図4及び図5に示すように、全体が取付凹部19内に収納されるように装着固定されており、取付凹部19に装着したときの後端面が取付凹部19の開口面より前側に位置するようになっている。取付部材20は、図4及び図9に示すように、前端部の内周側の3箇所に等間隔となるように一体成形され、取付凹部19に形成された被係止部19aに弾性係止するための鉤状の係止片からなる係止部20aを有している。係止部20aは、合成樹脂製の係止片であるために弾性変形可能に設けられており、取付部材20を取付凹部19に装着したときに、先端部が被係止部19aの後面に弾性係合するように、取付部材20の最小内径(3つの係止部20aの先端部を仮想的に結んだ仮想円の径)が支持部18bの外径よりやや小径かつ被係止部19aの底部の外径よりやや大径となっている。
取付部材20は、図9に示すように、先端内周面の周方向に異なる間隔を隔てて複数(たとえば3つ)突出して形成され、支持部18bの外周面に形成された円弧状の切り欠き凹部からなる係止窪み19b(図8参照)に係合可能な円弧状の係止突起20bを有している。係止突起20bは、3つの係止部20aの間に配置されており、内周側に一体的に突出して形成されている。この係止突起20bを係止窪み19bに係合させることにより、取付部材20を支持部18aに対して周方向に回り止め及び位置決めできる。取付部材20は、図9に示すように、外周面の周方向の2箇所に径方向外方に一部が円弧状に突出して形成されたボス部20cを有しており、ボス部20cの円弧状に突出した一部は、筒状部16の内周面に凹んで形成された係合窪み19c(図8参照)に係合するようになっている。ここでは、ボス部20cを係合窪み19cに係合させることにより、径方向外方に突出した大径のボス部20cを逃がすことができる。
取付部材20の後部には、図4及び図10に示すように、取付部材20の後部に発音機構90を装着した状態で、取付部材20より大径の環状部材98が取り付けられ、環状部材98の後部には、一部が切り欠かれた環状の板状部材99が取り付けられている。取付部材20は、3箇所に間隔をあけて形成された雌ねじ孔20dを有しており、環状部材98に形成された3箇所の貫通孔98a及び板状部材99に形成された3箇所の貫通孔99aをそれぞれ連通させ3つのねじ部材100を後方から装着することによって、取付部材20に環状部材98及び板状部材99を固定できる。ここでは、取付部材20の後部に発音機構90を装着した状態で取付部材20に環状部材98及び板状部材99を固定することによって、発音機構90が取付部材20から離脱するのを防止できる。
取付部材20の後面には、図7に示すように、複数個所(たとえば4箇所)に凹んで形成された肉盗み部20fが形成されている。肉盗み部20fは、3箇所の雌ねじ孔20dを避けるように円弧状に形成された凹部であり、取付部材20の後部に環状部材98及び板状部材99を装着することによって外部後方に露出しないようになっている。ここでは、肉盗み部20fを形成することによって、環状部材98及び板状部材99の装着で外部に凹部を露出しない構成で、取付部材20の軽量化を図ることができる。
発音機構90は、図4及び図5に示すように、スプール軸15に回転不能に装着され音出し用の凹凸部91aを外周面に有する発音部材91と、スプール4と相対回転不能に装着されスプール4が釣り糸繰り出し方向に回転したとき凹凸部91aに当接を繰り返して発音する打撃部材92と、打撃部材92を発音部材91に向けて付勢する付勢部材93とを備えている。発音部材91は、スプール軸15に回転不能に装着された金属製の筒状のラチェットホイールであり、外周部に音出し用の凹凸部91aが形成されている。凹凸部91aは、筒部外周面の周方向に間隔を隔てて設けられスプール4の釣り糸繰り出し方向の回転のみを許容し得るように鋸歯状に形成されている。発音部材91の内周部は、スプール軸15に回転不能に固定されており、スプール4が後方へ移動するのを規制する部材としても機能している。打撃部材92は、取付部材20の後面にボルト部材94によりスプール軸15と平行な軸回りに揺動可能に装着され、凹凸部91aに当接を繰り返して発音する爪部92aを有する鉤状の爪部材である。打撃部材92は、図4に示すように、基端部が糸巻胴部4aの内周部に位置するように取り付けられている。付勢部材93は、取付部材20の後端面に装着されたボルト部材94の周囲に巻回され爪部92aが凹凸部91aに接触する方向に打撃部材92を付勢する部材である。このような構成の発音機構90では、スプール4が釣り糸繰り出し方向に回転したとき、爪部92aが、凹凸部91a角度が緩やかな面への当接を繰り返して発音機構90が発音するようになっている。
ドラグ機構60は、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有している。ドラグ調整つまみ61は、図4に示すように、スプール軸15に螺合する円形のつまみ部材63と、つまみ部材63に固定されたつまみ金具65と、つまみ部材63と相対回転自在でありつまみ部材63により押圧される押圧部材64と、を有している。制動部62は、図4に示すように、糸巻胴部4aの内部に収納された複数(たとえば3枚)のドラグ座金を有している。
次にリールの操作及び動作について説明する。
キャスティング時にはベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状態で釣り竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。仕掛けが着水した後ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が釣り糸巻き取り方向に回転し、ベールアーム44がベール反転機構により糸巻き取り姿勢に復帰しロータ3の逆転が禁止されているので釣り糸の放出が止まる。
釣り糸を巻き取る際には、ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させる。すると、その回転がフェースギア11、ピニオンギア12を介してロータ3に伝達されロータ3が回転する。ロータ3が回転すると、ラインローラ41に案内された釣り糸がスプール4に巻き付けられる。また、ドラグが作動してスプールが釣り糸繰り出し方向に回転すると、前述したように爪部92aが、凹凸部91a角度が緩やかな面への当接を繰り返して発音機構90が発音する。
このようなスピニングリールのスプール4では、発音機構90の打撃部材92が取り付けられる取付部材20の係止部20aを取付凹部19の被係止部19aに弾性係止することによって、従来のようにねじ部材を使用することなく発音機構90が設けられた取付部材20を取付凹部19に対して着脱できるので、発音機構90の着脱を容易に行うことができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、取付部材20の係止部20aを取付凹部19の被係止部19aに弾性係止することによって、取付部材20を取付凹部19に固定していたが、図11に示すように、弾性体製のOリング95によって取付部材20を取付凹部19に弾性係止するようにしてもよい。図11に示す取付部材20は、有底筒状の環状部材であって、取付凹部19の壁部である筒状部16後部内周面と取付凹部19の底部である円板部17に接触するように装着されている。取付部材20の円板部17に接触する部分は、内周側に向かって筒フランジ部である支持部18bまで板状に延出されており、その先端部20eは、支持部18bの外周面に凹んで形成された装着溝部19dに装着された弾性体製のOリング95によって、取付凹部19の底部である円板部17の後面に押圧されている。装着溝部19dの奥側の壁部は、取付部材20の先端部20eの手前側の壁面より奥側に配置されており、このため、弾性体製のOリング95によって取付部材20の先端部20eを前方に押圧できる。ここでは、弾性体製のOリング95によって取付部材20を取付凹部19に弾性係止することによって、従来のようにドライバー等の工具を使用することなく発音機構90が設けられた取付部材20を取付凹部19に対して着脱できるので、発音機構90の着脱を容易に行うことができる。
(b) 前記実施形態では、被係止部19aは、筒フランジ部である支持部18bの外周側に形成され、係止部20aは、取付部材20の前端部の内周側に形成され、取付部材20の係止部20aを取付凹部19の被係止部19aに弾性係止することによって、取付部材20を取付凹部19に固定していたが、図12に示すように、筒状部16の内周側に形成された環状溝からなる被係止部19aと、取付部材20の前端部の外周側に形成され被係止部19aに弾性係止される係止部20aとを設け、取付部材20の係止部20aを取付凹部19の被係止部19aに弾性係止する構成にしてもよい。ここでは、取付部材20の係止部20aを取付凹部19の内周側に形成された被係止部19aに係止して発音機構90が設けられた取付部材20を糸巻胴部4aに弾性係止することによって、発音機構90の着脱を容易に行うことができる。
(c) 前記実施形態では、環状の取付部材20が環状に凹んで形成された取付凹部19内に装着されていたが、取付部材20の後端面が取付凹部19より後方に位置するように突出させる構成であってもよい。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの側面断面図。 前記スピニングリールの分解斜視図。 前記スピニングリールのスプールの拡大断面図。 取付部材を装着したときの前記スプールの背面図。 前記取付部材の正面図。 前記取付部材の背面図。 前記スプールの背面拡大斜視図。 前記取付部材の正面斜視図。 前記スプール及び前記取付部材の分解斜視図。 他の実施形態の図4に相当する図。 他の実施形態の図4に相当する図。
2 リール本体
4 スプール
4a 糸巻胴部
4b スカート部
4c 前フランジ部
4f 後フランジ部
16 筒状部
17 円板部
18a、18b 支持部
19 取付凹部
19a 被係止部
19b 係止窪み
19c 係合窪み
19d 装着溝部
19e 装着凹部
20 取付部材
20a 係止部
20b 係止突起
20c ボス部
20d 雌ねじ孔
20e 先端部
20f 肉盗み部
90 発音機構
91 発音部材
91a 凹凸部
92 打撃部材
92a 爪部
95 Oリング
96 装着部材
97 連結部材
98 環状部材
99 板状部材
100 ねじ部材

Claims (8)

  1. リール本体に対して前後移動自在に設けられ、釣り糸が外周に巻き付けられるスピニングリールのスプールであって、
    前記釣り糸が外周に巻き付けられ糸巻胴部と、
    前記糸巻胴部の後方に設けられた円筒状のスカート部と、
    を備え、
    前記糸巻胴部は、
    筒状部と、
    後部が開口するように前記筒状部の内周に軸方向に凹んで形成された取付凹部と、
    方から前記取付凹部内に着脱可能に装着固定され、音機構が取り付けられる取付部材と、
    前記取付凹部に形成された被係止部と、
    前記被係止部に弾性係止され、前記取付部材を前記取付凹部内に固定する係止部と、
    を備えたスピニングリールのスプール。
  2. 前記糸巻胴部の前端部から径方向外方に突出する前フランジ部をさらに備え
    前記スカート部は、前記糸巻胴部の後端部から径方向外方に突出する後フランジ部と前記後フランジ部の先端部から軸方向後方に突出する円筒部とを備えている、請求項1に記載のスピニングリールのスプール。
  3. 前記糸巻胴部、前記前フランジ部び前記スカート部は、金属製の部材により一体形成され、
    前記取付部材は、合成樹脂製の部材である、請求項2に記載のスピニングリールのスプール。
  4. 前記糸巻胴部は、
    前記筒状部の内周部から径方向内方に突出し、後面が前記取付凹部の底面となる内フランジ部と、
    前記内フランジ部の後面から後方に突出し、外側面が前記取付凹部の側面となる筒フランジ部と、
    をさらに備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのスプール。
  5. 前記被係止部は、前記筒フランジ部の外周側に周方向に沿って形成された環状溝であり、
    前記係止部は、前記取付部材の後端部に別体で設けられ、内周部が前記環状溝に装着され、前記取付部材を前記内フランジ部に押圧して固定する弾性体製のOリングである、請求項4に記載のスピニングリールのスプール。
  6. 前記被係止部は、前記取付凹部の内周側に形成された第1係止溝であり、
    前記係止部は、前記取付部材の前端部の外周側に一体成形され、前記第1係止溝に弾性係止される第1係止片である、請求項4に記載のスピニングリールのスプール。
  7. 前記被係止部は、前記筒フランジ部の外周側に形成された第2係止溝であり、
    前記係止部は、前記取付部材の前端部の内周側に一体成形され、前記第2係止溝に弾性係止される第2係止片である、請求項4に記載のスピニングリールのスプール。
  8. 前記取付部材は、前記取付凹部の内周部に形成され周方向に位相がずれて配置された複数の位置決め溝に、前記取付凹部の内周部と対向する側に形成された複数の位置決め突起を係止することによって、前記取付凹部の内周部に位置決め固定される、請求項1から7のいずれか1項に記載のスピニングリールのスプール。
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