JP3087821U - 魚釣り用リールの逆転防止装置 - Google Patents

魚釣り用リールの逆転防止装置

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JP3087821U
JP3087821U JP2002000519U JP2002000519U JP3087821U JP 3087821 U JP3087821 U JP 3087821U JP 2002000519 U JP2002000519 U JP 2002000519U JP 2002000519 U JP2002000519 U JP 2002000519U JP 3087821 U JP3087821 U JP 3087821U
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堯卿 洪
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堯卿 洪
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(57)【要約】 【課題】 爪の先端のギア面に当接する面積が従来のも
のの何倍もあり、逆転防止の信頼性がよく、且つ、逆転
方向への魚の引き力による衝撃を有効に分散し、爪ない
し爪車の使用寿命を上げる。 【解決手段】 魚の引き力によってスプール20が逆転
して釣糸を放出することを防止するために、魚釣り用リ
ール60,80のフレーム10内に、爪車30をスプー
ル20と連動するように設け、且つ、爪40を爪車30
の一連のギアを有するギア面32に着脱自在に係合さ
せ、スプール20の逆転方向と対応する爪車30の回転
のみを防止するラチェット機構を構成してなる魚釣り用
リール60,80の逆転防止装置において、爪40の先
端は、ギア面32と係合して複数ギア31とラチェット
関係を構成する複数の係合部41が分岐形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は魚釣り用リールの逆転防止装置に関し、特に、逆転防止の信頼性が高 く、且つ、魚の引き力による逆転方向への衝撃を有効に分散し、爪ないし爪車の 使用寿命を上げることができる魚釣り用リールの逆転防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の魚釣り用リール、例えば、図5に示すドラムリール100及び図6に示 すスピニングリール300には、それぞれに図示するように、魚の引き力によっ てスプール2,5が逆転し、これらに巻回した釣糸(図示せず)を放出すること を防止するために、逆転防止装置が設けられている。
【0003】 前記逆転防止装置は、前記リール100,300のフレーム1,6内に、爪車 3,7が前記スプール2,5と連動するように設けられ、且つ、前記爪車3,7 の一連のギア301,701を有するギア面302,702に爪4,8を着脱自 在に係合させることにより、前記爪車3,7の逆転方向と対応する回転のみを防 止するようにしたラチェット機構を構成してなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記逆転防止装置は、前記爪4,8が前記ギア面302,70 2と係合する際には、図示のように、その先端401,801で、前記一連のギ ア301,701の中の1つだけとラチェット関係を構成するように前記ギア面 302,702と当接するため、前記爪車3,7に対する逆転防止能力はあまり 良くないので、信頼性の問題がある。
【0005】 また、魚の引き力による衝撃を前記爪4,8の先端401,801が急に受け る瞬間、この先端401,801が前記ギア301,701と当接している薄く て狭い面積にかかる一時的な圧力は極めて大きいため、前記先端401,801 が破損し易いという問題がある。
【0006】 そこで、本考案では、爪が爪車のギア面と係合する際において、前記爪の先端 のギア面に当接する面積が従来のものの何倍もあり、逆転防止の信頼性がよく、 且つ、逆転方向への魚の引き力による衝撃を有効に分散し、爪ないし爪車の使用 寿命を上げることができる魚釣り用リールの逆転防止装置を提供しようとするこ とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は、魚の引き力によってスプールが逆転し て釣糸を放出することを防止するために、魚釣り用リールのフレーム内に、爪車 を前記スプールと連動するように設け、且つ、爪を前記爪車の一連のギアを有す るギア面に着脱自在に係合させ、前記スプールの逆転方向と対応する前記爪車の 回転のみを防止するラチェット機構を構成してなる魚釣り用リールの逆転防止装 置において、前記爪の先端は、前記ギア面と係合して複数のギアとラチェット関 係を構成する複数の係合部が分岐形成してあることを特徴とする魚釣り用リール の逆転防止装置を提供するものである。
【0008】 前記構成の魚釣り用リールの逆転防止装置では、爪は、爪車のギア面と係合す る際において、その複数の係合部で前記爪車の前記ギア面における複数のギアと 係合当接するため、前記ギア面と係合する面積が大幅に増える。そのため、前記 爪車に対する係合力を強く向上させることができると共に、前記爪ないし前記爪 車の先端にかかる衝撃を分散することができるので、魚釣り用リールの逆転防止 装置の信頼性及び使用寿命が大幅に向上され得る。
【0009】 前記魚釣り用リールの逆転防止装置では、前記フレームは前記スプールの軸方 向の一端側に直立した端板があり、前記爪車は、前記端板の近傍に前記スプール と共に同軸で回転できるように設けられている円環体であり、且つ、前記ギア面 は前記円環体の内周面に形成されおり、前記爪は、前記複数の係合部が前記ギア 面に着脱自在に係合当接するように前記端板に軸支されていることが好ましい。
【0010】 また、前記爪車は、前記スプールと一体に形成されることが好ましい。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る実施の形態の魚釣り用リールの逆転防止装置を図面に従っ て説明する。なお、以下の説明においては、そのサイズに拘わらず、略同一の機 能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複する説明は必要 な場合にのみ行う。
【0012】 図1は、本考案に係る第1実施形態の魚釣り用リールの逆転防止装置を示す。 この第1実施形態の逆転防止装置は、主として、爪車30と爪40とからなって いる。
【0013】 前記爪車30は、その軸方向の一端が開口し他端が閉塞された略円環体であり 、この円環体の内周面に一連に連続したギア31を有するギア面32が形成され ている。なお、爪車30は、軸方向の両端を開口した円筒体であってもよい。
【0014】 前記爪40は、前記ギア31に係合する先端に複数の係合部41が分岐して形 成してある。
【0015】 この逆転防止装置は、図2に示すように、魚の引き力によってスプール20が 逆転されて釣糸(図示せず)を放出することを防止するために、ドラム形の魚釣 り用リール60のフレーム10内に配設される。
【0016】 具体的には、前記爪車30を前記スプール20と連動するように配設し、且つ 、前記爪40を前記爪車30の一連のギア31のギア面32と着脱自在に係合さ せる。これにより、前記スプール20の逆転方向と対応する前記爪車30の回転 のみを防止するラチェット機構を構成する。
【0017】 更に詳しく説明すると、前記フレーム10は、前記リール60のスプール20 の軸方向の一端側に直立した端板12を有する。そして、前記爪車30は、前記 端板12の近傍に、前記スプール20と共に同軸で回転できるように設けられて いる。また、前記爪40は、前記端板12の内面に突柱11を介して軸支され、 且つ、弾性付勢手段(図示せず)によって前記複数の係合部41を、前記ギア面 32に着脱自在に係合当接させられている。即ち、前記ギア面32の複数のギア 31とラチェット関係を構成するように配置されている。
【0018】 なお、前記第1実施形態では、前記爪車30は、前記スプール20の回転軸( 図示せず)の一端に前記スプール20と隣接して外嵌されているが、前記スプー ル20と一体に形成し、該スプール20と共に回転軸に外嵌固定されても良い。 また、前記爪車30は、前記スプール20と同軸でなく、周知の伝動機構などに よって前記スプール20と連動できるように設けられても良い。さらに、前記爪 車30を小さな円盤体とし、その円盤体の外周面に前記ギア面32を形成し、且 つ、前記爪40を爪車30の外周部に設置してもよい。勿論、この円盤体からな る爪車30を前記スプール20と一体に形成しても良い。このように、爪車30 の形状は種々の変更が可能であり、その形状変更に応じて前記爪40の設置箇所 を変更しても良い。
【0019】 図3は、本考案に係る第2実施形態の魚釣り用リールの逆転防止装置を示す。 この第2実施形態の逆転防止装置の構成は、前記第1実施形態の逆転防止装置と 略同様であり、爪車30と爪40とからなっている。
【0020】 前記爪車30は、その軸方向の一端が開口し他端が閉塞された略円環体であり 、この円環体の内周面に一連に連続したギア31を有するギア面32が形成され ている。なお、爪車30は、軸方向の両端を開口した円筒体であってもよい。
【0021】 前記爪40は、前記ギア31に係合する先端に複数の係合部41が分岐して形 成してある。
【0022】 この逆転防止装置を構成する前記爪車30と前記爪40とは、図4に示すよう に、スピニング型のリール80のフレーム10内に配設される。具体的には、前 記爪車30をリール80のスプール20と連動するように配設し、且つ、前記爪 40を前記爪車30の一連のギア31のギア面32と着脱自在に係合させる。こ れにより、前記スプール20の逆転方向の対応する前記爪車30の回転のみを防 止するラチェット機構を構成する。
【0023】 なお、前記爪40は、前記フレーム10の端板12の内面に突柱11を介して 軸支され、且つ、弾性付勢手段(図示せず)によって前記複数の係合部41を前 記ギア面32に着脱自在に係合当接させられている。即ち、前記ギア面32の複 数のギア31とラチェット関係を構成するように配置されている。
【0024】 本考案の魚釣り用リールの逆転防止装置は、前記実施形態の構成に限定される ものではない。即ち、前記実施形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らか にする意図のものにおいてなされたものであり、この技術を熟練した人々にとっ ては種々の変形や修正が可能である。そのため、そのような変形や修正は、請求 の範囲から外れない限り、その中に含められると理解されるべきである。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の魚釣り用リールの逆転防止装置は、 爪の先端に設けた複数の係合部が、爪車のギア面における複数のギアと当接する ため、前記ギア面と係合する面積を増やすことができる。そのため、前記爪車に 対する係合力を向上させ、且つ、前記爪ないし爪車の先端にかかる衝撃を分散す ることができるので、信頼性及び使用寿命が向上され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る第1実施形態の魚釣り用リール
の逆転防止装置を示す分解斜視図である。
【図2】 逆転防止装置を装着したドラム形のリールを
示す斜視図である。
【図3】 本考案に係る第2実施形態の魚釣り用リール
の逆転防止装置を示す分解斜視図である。
【図4】 逆転防止装置を装着したスピニング型のリー
ルを示す斜視図である。
【図5】 従来の魚釣り用リールの逆転防止装置を装着
したドラム形のリールを示す斜視図である。
【図6】 従来の魚釣り用リールの逆転防止装置を装着
したスピニング型のリールを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…フレーム 11…突柱 12…端板 20…スプール 30…爪車 31…ギア 32…ギア面 40…爪 41…先端の係合部 60…ドラムリール 80…スピニングリール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚の引き力によってスプールが逆転して
    釣糸を放出することを防止するために、魚釣り用リール
    のフレーム内に、爪車を前記スプールと連動するように
    設け、且つ、爪を前記爪車の一連のギアを有するギア面
    に着脱自在に係合させ、前記スプールの逆転方向と対応
    する前記爪車の回転のみを防止するラチェット機構を構
    成してなる魚釣り用リールの逆転防止装置において、 前記爪の先端は、前記ギア面と係合して複数のギアとラ
    チェット関係を構成する複数の係合部が分岐形成してあ
    ることを特徴とする魚釣り用リールの逆転防止装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームは前記スプールの軸方向の
    一端側に直立した端板があり、 前記爪車は、前記端板の近傍に前記スプールと共に同軸
    で回転できるように設けられている円環体であり、且
    つ、前記ギア面は前記円環体の内周面に形成されおり、 前記爪は、前記複数の係合部が前記ギア面に着脱自在に
    係合当接するように前記端板に軸支されていることを特
    徴とする請求項1に記載の魚釣り用リールの逆転防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記爪車は、前記スプールと一体に形成
    されたことを特徴とする請求項2に記載の魚釣り用リー
    ルの逆転防止装置。
JP2002000519U 2002-02-07 2002-02-07 魚釣り用リールの逆転防止装置 Expired - Lifetime JP3087821U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014176359A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Shimano Components Malaysia Sdn Bhd 釣り用リールの爪歯車

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