JP6522367B2 - 研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨装置及び研磨方法に関する。
金属製の部材の研磨処理において、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に開示されているような研磨装置が使用される。
特開平03−066554号公報 特開平05−337804号公報 特開平07−156067号公報
ところで、原子力発電プラントで発生した放射性廃棄物を貯蔵する方法として、金属製の部材を含む放射性物質収納容器を用いる乾式方式と、使用済燃料プールを用いる湿式方式とが知られている。乾式方式による貯蔵のニーズが高まる場合、多数の放射性物質収納容器を効率良く製造できる技術の確立が要望される。
本発明は、放射性物質収納容器の製造工程のうち、研磨処理を効率良く行うことができる研磨装置及び研磨方法を提供することを目的とする。
本発明は、円筒形状を有する胴本体を研磨する研磨装置であって、前記胴本体を回転可能に支持する回転支持装置と、前記胴本体の表面を研磨可能な研磨ツールと、前記研磨ツールを移動可能に支持するロボットアームと、前記ロボットアームに支持され、前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面のうち視野エリアに配置された前記胴本体の表面の特定エリアの画像データを取得するカメラと、前記画像データに基づいて前記特定エリアの研磨を実施するか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記研磨を実施すると判定されたとき、前記ロボットアームに支持されている前記研磨ツールで前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面が研磨されるように研磨用指令信号を出力する研磨制御部と、を備える研磨装置を提供する。
本発明によれば、胴本体を回転可能に支持する回転支持装置とロボットアームに支持される研磨ツールとが設けられるので、回転支持装置で胴本体を回転させることにより、ロボットアームに支持されている研磨ツールは胴本体の表面を効率良く研磨することができる。また、胴本体を回転可能に支持する回転支持装置とロボットアームに支持されるカメラとが設けられるので、回転支持装置で胴本体を回転させることにより、ロボットアームに支持されているカメラは胴本体の表面の画像データを効率良く取得することができる。胴本体の表面の画像データは、カメラの視野エリアに対応した特定エリア毎に取得される。判定部は、特定エリア毎に研磨の要否を判定する。これにより、研磨制御部は、研磨が不要な特定エリアを研磨せず、研磨が必要な特定エリアだけ研磨することができる。研磨が不要な特定エリアが研磨されることが抑制されるので、研磨処理は効率良く行われる。
本発明において、前記カメラと前記胴本体とを相対移動させながら複数の前記特定エリアの画像データが順次取得されるように、前記ロボットアーム及び前記回転支持装置に撮影用指令信号を出力する撮影制御部を備えることが好ましい。
これにより、カメラは、視野エリアに対応した特定エリア毎に画像データを取得して、胴本体の表面全体の画像データを効率良く取得することができる。
本発明において、前記回転支持装置は、前記胴本体の中心軸と水平面とが平行となるように前記胴本体を支持することが好ましい。
これにより、回転支持装置は胴本体を円滑に回転させることができる。
本発明において、前記ロボットアームに支持され、前記カメラによる前記画像データの取得前に前記特定エリアに気体を吹き付けるブローツールを備えることが好ましい。
これにより、ブローツールから特定エリアに吹き付けられた気体によって特定エリアの異物が吹き飛ばされた後、画像データが取得される。そのため、画像データに基づいて、特定エリアの状態が的確に把握される。
本発明において、前記カメラの光学系の複数の光学素子のうち前記光学系の焦点に最も近い先端光学素子の周囲に配置され、前記特定エリアを照明する照明装置を備えることが好ましい。
これにより、照明装置で照明された特定エリアの画像データが取得されるので、特定エリアの状態が的確に把握される。先端光学素子の周囲に配置された照明装置から射出される照明光は、光学系の光軸とほぼ平行に進行して、特定エリアを照明する。そのため、特定エリアの錆の有無が的確に把握される。
本発明において、前記カメラは、前記カメラの光学系の光軸と前記特定エリアとがなす角度が第1角度になるように配置され、前記画像データの取得においてスリット光を射出して前記特定エリアを照明する照明装置を備え、前記照明装置は、前記照明装置から射出された前記スリット光と前記特定エリアとがなす角度が前記第1角度よりも小さい第2角度になるように配置されることが好ましい。
これにより、照明装置で照明された特定エリアの画像データが取得されるので、特定エリアの状態が的確に把握される。照明装置から射出されたスリット光と特定エリアとがなす第2角度は、カメラの光学系の光軸と特定エリアとがなす第1角度よりも小さく、特定エリアは射入射照明される。そのため、特定エリアの凹凸(うねり)の有無が的確に把握される。
本発明は、円筒形状を有する胴本体を研磨する研磨方法であって、前記胴本体を回転支持装置で回転可能に支持する工程と、ロボットアームに支持されたカメラで、前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面のうち前記カメラの視野エリアに配置された前記胴本体の表面の特定エリアの画像データを取得する工程と、前記画像データに基づいて前記特定エリアの研磨を実施するか否かを判定する工程と、前記研磨を実施すると判定されたとき、前記ロボットアームに支持されている研磨ツールで前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面を研磨する工程と、を含む研磨方法を提供する。
本発明によれば、カメラの視野エリアに対応した特定エリア毎に研磨の要否が判定される。これにより、研磨が不要な特定エリアが研磨されてしまうことが抑制されるので、研磨処理は効率良く行われる。
本発明によれば、放射性物質収納容器の製造工程のうち、研磨処理を効率良く行うことができる研磨装置及び研磨方法が提供される。
図1は、本実施形態に係る放射性物質収納容器の一例を示す縦断面図である。 図2は、本実施形態に係る放射性物質収納容器の一例を示す水平断面図である。 図3は、本実施形態に係る研磨装置の一例を示す模式図である。 図4は、本実施形態に係る研磨装置の一部を示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係るカメラの一例を模式的に示す側面図である。 図6は、本実施形態に係るカメラの一例を模式的に示す正面図である。 図7は、本実施形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 図8は、本実施形態に係るカメラの視野エリアと胴本体の表面の特定エリアとの関係を示す模式図である。 図9は、本実施形態に係る研磨方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、本実施形態に係る研磨方法の一例を示す模式図である。 図11は、本実施形態に係る研磨装置の一例を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[放射性物質収納容器]
図1は、本実施形態に係る放射性物質収納容器の一例を示す縦断面図である。図2は、本実施形態に係る放射性物質収納容器の一例を示す水平断面図である。
本実施形態において、図1及び図2に示すように、放射性物質収納容器としてのキャスク11は、胴部12と蓋部13とバスケット14とを有している。胴部12は、胴本体21の上部に開口部22が形成され、下部に底部(閉塞部)23が形成された円筒形状をなしている。胴本体21は、内部にキャビティ24が設けられ、このキャビティ24は、その内面がバスケット14の外周形状に合わせた形状となっている。バスケット14は、例えば、使用済燃料集合体である放射性物質(図示略)を個々に収納するセルを複数有している。胴本体21は、下部に底部23が溶接結合または一体成形されており、この胴本体21及び底部23は、γ線遮蔽機能を有する炭素鋼製の鍛造品となっている。
胴部12は、胴本体21の外周側に所定の隙間を空けて外筒25が配設されており、胴本体21の外周面と外筒25の内周面との間に熱伝導を行う胴や鋼製の伝熱フィン26が周方向に所定間隔で複数溶接されている。そして、胴部12は、胴本体21と外筒25との空間部に水素を多く含有する高分子材料で中性子遮蔽機能を有するボロンまたはボロン化合物を含有したレジン(中性子遮蔽体)27が充填されている。
また、胴部12は、底部23の下側に所定の隙間を空けて底板28が連結されており、底部23と底板28との空間部にレジン(中性子遮蔽体)29が設けられている。また、胴部12は、側面部にトラニオン30が固定されている。
蓋部13は、一次蓋31と、二次蓋32と、三次蓋33とを有している。一次蓋31は、胴部12における胴本体21の開口部22に対して着脱可能に取付けられる。二次蓋32は、一次蓋31の外側で開口部22に対して着脱可能に取付けられる。三次蓋33は、二次蓋32の外側で開口部22に対して着脱可能に取付けられる。一次蓋31は、キャビティ24側の負圧を維持してキャビティ24内に充填されたガスの漏洩を防ぐと共に、キャビティ24内に収納された放射性物質から出る放射線(γ線)を遮蔽する。また、一次蓋31は、二次蓋32側にレジン(中性子遮蔽体)が設けられている。二次蓋32は、一次蓋31との間に大気に対して加圧された圧力監視境界を有し、一次蓋31からのガスの漏洩を阻止すると共に、キャビティ24側の圧力を担保する。三次蓋33は、二次蓋32を外部の衝撃から防御する。
胴部12は、胴本体21の開口部22の内周部に3個の段部41,42,43が設けられている。第1段部41は、第1座面部41aを有し、第1座面部41aに複数のネジ穴41bが胴本体21の周方向に等間隔で形成されている。第2段部42は、第1段部41よりも開口部22の外側に位置し、第2座面部42aを有し、第2座面部42aは、複数のネジ穴42bが胴本体21の周方向に等間隔で形成されている。第3段部43は、第2段部42よりも開口部22の外側に位置し、第3座面部43aを有し、第3座面部43aは、複数のネジ穴43bが胴本体21の周方向に等間隔で形成されている。
一次蓋31は、第1段部41に嵌合し、第1座面部41aに密着する。そして、ボルト51が一次蓋31を貫通してネジ穴41bに螺合することで、一次蓋31は、胴本体21の開口部22における第1段部41に固定される。二次蓋32は、第2段部42に嵌合し、第2座面部42aに密着する。そして、ボルト52が二次蓋32を貫通してネジ穴42bに螺合することで、二次蓋32は、胴本体21の開口部22における第2段部42に固定される。三次蓋33は、第3段部43に嵌合し、第3座面部43aに密着する。そして、ボルト53が三次蓋33を貫通してネジ穴43bに螺合することで、三次蓋33は、胴本体21の開口部22における第3段部43に固定される。
[研磨装置]
次に、本実施形態に係る研磨装置100の一例について説明する。図3は、本実施形態に係る研磨装置100の一例を示す模式図である。研磨装置100は、キャスク11の製造工程において使用される。研磨装置100は、キャスク11の製造工程のうち、キャスク11の表面の少なくとも一部の研磨処理を行う。本実施形態においては、研磨装置100は、キャスク11の胴本体21を研磨して、胴本体21の表面仕上げを行う。
図3に示すように、研磨装置100は、胴本体21を回転可能に支持する回転支持装置101と、胴本体21の表面を研磨可能な研磨ツール201と、研磨ツール201を移動可能に支持するロボットアーム202と、ロボットアーム202に支持され、回転支持装置101に支持されている胴本体21の表面のうち視野エリアに配置された胴本体21の表面の特定エリアの画像データを取得するカメラ203とを備えている。
また、研磨装置100は、ロボットアーム202に支持され、カメラ203による画像データの取得前に特定エリアに気体を吹き付けるブローツール204を備えている。
また、研磨装置100は、研磨装置100を制御する制御装置300を備えている。
胴本体21は、円筒形状を有する。胴本体21は、中心軸AXを有する。中心軸AXの周囲に胴本体21が配置される。
(回転支持装置)
回転支持装置101は、胴本体21が中心軸AXを中心に回転するように、胴本体21を回転可能に支持する。回転支持装置101は、胴本体21の中心軸AXと水平面とが平行となるように胴本体21を支持する。すなわち、胴本体21は、横倒し状態で回転支持装置101に支持される。
回転支持装置101は、ターニングローラを含み、胴本体21を横倒し状態で回転可能に支持する。回転支持装置101は、胴本体21を回転可能に支持する支持ローラ114及び支持ローラ115と、支持ローラ114及び支持ローラ115を支持する支持台111と、支持台111を支持する複数の脚部112と、支持ローラ114及び支持ローラ115を駆動する駆動装置116とを備えている。脚部112は、床面113に設けられる。支持台111は、脚部112を介して床面113に支持される。
支持ローラ114は、胴本体21の一部分を支持する。支持ローラ115は、中心軸AXを中心とする回転方向に関して、支持ローラ114に支持される部分とは異なる胴本体21の一部分を支持する。支持ローラ114は、中心軸AXと平行な方向に2つ設けられ、支持ローラ115は、中心軸AXと平行な方向に2つ設けられる。一対の支持ローラ114及び支持ローラ115は、胴本体21における上部(開口部22近傍)の外周面を支持し、もう一対の支持ローラ114及び支持ローラ115は、胴本体21の下部(底部23近傍)の外周面を支持する。すなわち、胴本体21は、支持ローラ114及び支持ローラ115により、4点支持されている。
駆動装置116は、アクチュエータを含む。複数の支持ローラ114及び支持ローラ115のそれぞれは、駆動装置116により駆動される。駆動装置116により、支持ローラ114及び支持ローラ115は、正転及び逆転することができる。胴本体21が支持ローラ114及び支持ローラ115に支持された状態で、支持ローラ114及び支持ローラ115が回転することにより、胴本体21は、中心軸AXを中心に回転する。
(研磨ユニット)
本実施形態において、ロボットアーム202は、複数設けられる。複数のロボットアーム202のそれぞれに、研磨ツール201、カメラ203、及びブローツール204が支持される。以下の説明においては、1組の研磨ツール201、ロボット202、カメラ203、及びブローツール204を適宜、研磨ユニット200、と称する。
本実施形態において、研磨ユニット200は、複数設けられる。図3に示すように、本実施形態においては、研磨ユニット200は、回転支持装置101に支持された胴本体21の中心軸AXに対して一方側及び他方側のそれぞれに配置される。また、研磨ユニット200は、中心軸AXと平行な方向に2つ配置される。すなわち、本実施形態においては、4つの研磨ユニット200が、回転支持装置101に支持された胴本体21の周囲に配置される。なお、研磨ユニット200の数は、4つに限定されず、例えば、6つでもよい。
図4は、本実施形態に係る研磨ユニット200の一例を示す斜視図である。図3及び図4に示すように、研磨ツール201は、胴本体21の表面を研磨可能な研磨部材(砥石)201Aと、研磨部材201Aを回転させるアクチュエータ201Bと、胴本体21に対する研磨部材201Aの押付力を検出する力センサ201Cとを有する。研磨ツール201は、高周波グラインダを含み、軽い押付力で胴本体21の表面を研磨することができる。力センサ201Cの検出結果は、制御装置300に出力される。制御装置300は、力センサ201Cの検出結果に基づいて、胴本体21に対する研磨部材201Aの押付力が目標値になるように、ロボットアーム202を制御する。
ロボットアーム202は、複数の関節を有し、関節のそれぞれに設けられたアクチュエータの作動により動くことができる。ロボットアーム202は、制御装置300に制御される。ロボットアーム202は、研磨ツール201を支持する。研磨ツール201は、ロボットアーム202の先端部に接続される。ロボットアーム202が動くことによって、研磨ツール201の位置が調整される。
カメラ203は、ロボットアーム202に支持される。ロボットアーム202が動くことによって、カメラ203の位置が調整される。カメラ203は、視野エリアを有する。視野エリアは、カメラ203が物体の画像を取得(撮影)可能なエリアである。カメラ203の位置が変動することによって、視野エリアの位置も変動する。カメラ203で取得された画像データは、制御装置300に出力される。
ブローツール204は、ロボットアーム202に支持される。ロボットアーム202が動くことによって、ブローツール204の位置が調整される。ブローツール204は、気体を噴射する噴射口を有するノズルを有する。ブローツール204は、噴射口から噴射した気体を胴本体21の表面に吹き付けて、その胴本体21の表面の異物を吹き飛ばす。ブローツール204は、制御装置300に制御される。
本実施形態において、カメラ203は、ロボットアーム202に支持されたケーシング205の内側に配置されている。ブローツール204は、ケーシング205に支持されている。
ケーシング205は、開口205Kと、開口205Kを開閉可能なカバー部材(不図示)とを有する。カメラ203で胴本体21の画像データを取得するとき、開口205Kからカバー部材が退かされる。これにより、ケーシング205の内側に配置されているカメラ203は、開口205Kを介して、胴本体21の画像データを取得することができる。カメラ203による画像データの取得が行われないとき、開口205Kはカバー部材で塞がれる。例えば、研磨ツール201による研磨処理において開口205Kが塞がれることにより、研磨により発生した異物がケーシング205の内部に入り込むことが抑制される。
(カメラ)
図5は、本実施形態に係るカメラ203の一例を模式的に示す側面図である。図6は、本実施形態に係るカメラ203の一例を模式的に示す正面図である。図5及び図6に示すように、カメラ203は、ケーシング205の内側に配置される。カメラ203は、光学系203Aと、光学系203Aを介して画像データを取得する撮像素子203Bとを有する。光学系203Aは、光軸BXを有する。撮像素子203Bは、CCDイメージセンサである。なお、撮像素子203Bは、CMOSイメージセンサでもよい。
本実施形態において、研磨ユニット200は、カメラ203の被写体である胴本体21を照明する照明装置206を備えている。照明装置206は、ケーシング205の内側に配置される。
照明装置206は、カメラ203の光学系203Aの複数の光学素子のうち、光学系203Aの焦点に最も近い先端光学素子203Afの周囲に配置される。本実施形態において、照明装置206は、先端光学素子203Afの周囲に配置される複数の赤色LED光源206Aを有する。赤色LED光源206Aから射出された照明光で、胴本体21が照明される。
[制御システム]
次に、本実施形態に係る制御装置300を含む制御システムの一例について説明する。図7は、本実施形態に係る制御システムの一例を示す機能ブロック図である。
図7に示すように、制御装置300は、力センサ201C及びカメラ203と接続される。力センサ201Cで取得された押付力を示す検出データ、及びカメラ203で取得された胴本体21の表面の画像を示す画像データは、制御装置300に出力される。
本実施形態において、研磨装置100は、ロボットアーム202の位置を検出するロボットアーム位置検出装置401と、回転支持装置101に支持されている胴本体21の位置を検出する胴本体位置検出装置402とを有する。
ロボットアーム位置検出装置401の少なくとも一部は、ロボットアーム202に設けられている。ロボットアーム位置検出装置401は、例えば、ロボットアーム202の関節の駆動量を検出可能なロータリーエンコーダを含む。
本実施形態において、ロボットアーム202の位置は、ロボットアーム202の先端部に接続される研磨ツール201(研磨部材201A)の位置を含む。ロボットアーム202の位置は、ロボットアーム202に支持されるカメラ203の位置を含む。
ロボットアーム位置検出装置401は、装置原点に対するロボットアーム202の位置を検出可能である。ロボットアーム位置検出装置401は、XYZ直交座標系における研磨部材201Aの位置及びカメラ203の位置を検出可能である。XYZ直交座標系における位置とは、装置原点に対するX軸方向の位置、Y軸方向の位置、Z軸方向の位置、θX方向の位置、θY方向の位置、及びθZ方向の位置である。X軸及びY軸を含む平面は、水平面と平行である。Z軸は、水平面と直交する。θX方向はX軸を中心とする回転方向であり、θY方向はY軸を中心とする回転方向であり、θZ方向はZ軸を中心とする回転方向である。
胴本体位置検出装置402の少なくとも一部は、回転支持装置101に設けられている。胴本体位置検出装置402は、例えば、支持ローラ114及び支持ローラ115の回転量を検出可能なロータリーエンコーダを含む。
本実施形態において、胴本体21の位置は、中心軸AXを中心とする回転方向に関する胴本体21の位置を含む。銅本体位置検出装置402は、回転方向の基準位置に対する胴本体21の位置を検出可能である。
また、制御装置300は、回転支持装置101の駆動装置106、研磨ユニット200のアクチュエータ201B、ロボットアーム202(ロボットアーム202のアクチュエータ)、ブローツール204、及び照明装置206と接続される。制御装置300は、駆動装置106、研磨ユニット200のアクチュエータ201B、ロボットアーム202、カメラ203、ブローツール204、及び照明装置206のそれぞれを作動させるための制御信号を出力する。
制御装置300は、コンピュータシステムを含む。制御装置300は、CPUのようなプロセッサと、RAM及びROMのようなメモリとを含む。
制御装置300は、力センサ201Cから出力された検出データ及びカメラ203から出力された画像データを取得するデータ取得部301と、データ取得部301で取得された画像データに基づいて、胴本体21の表面の特定エリアの研磨を実施するか否かを判定する判定部302と、判定部302により研磨を実施すると判定されたとき、ロボットアーム202に支持されている研磨ツール201で回転支持装置101に支持されている胴本体21の表面が研磨されるように研磨用指令信号を出力する研磨制御部303とを有する。
また、制御装置300は、カメラ203と胴本体21とを相対移動させながら複数の特定エリアの画像データが順次取得されるように、ロボットアーム202及び回転支持装置201に撮影用指令信号を出力する撮影制御部304を有する。
また、制御装置300は、データを記憶する記憶部305と、カメラ203で取得された画像データを画像処理する画像処理部306とを有する。
[視野エリアと特定エリアとの関係]
図8は、本実施形態に係るカメラ203の視野エリアFAと胴本体21の表面の特定エリアSAとの関係を示す模式図である。
図8に示すように、カメラ203は、視野エリアFAを有する。視野エリアFAは、カメラ203が物体の画像を取得(撮影)可能なエリアである。カメラ203は、視野エリアFAに配置された物体の画像を取得可能である。視野エリアFAは、カメラ203の光学系203Aの視野エリアによって決定される。
胴本体21の表面は、視野エリアFAよりも大きい。カメラ203で胴本体21の表面の画像データを取得する場合、カメラ203は、1回の撮影動作において、胴本体21の表面の一部のエリアの画像データを取得する。本実施形態において、胴本体21の表面の特定エリアSAは、カメラ203の1回の撮影動作において、カメラ203が画像データを取得可能な胴本体21の表面の一部のエリアをいう。カメラ203は、1回の撮影動作において、胴本体21の表面のうち視野エリアFAに配置された胴本体21の表面の特定エリアSAの画像データを取得する。視野エリアFAよりも大きい胴本体21の表面の画像データを取得する場合、制御装置300は、カメラ203と胴本体21とを相対移動させながら、視野エリアFAに複数の特定エリアSAを順次配置して、それら複数の特定エリアSAの画像データを取得する。これにより、視野エリアFAよりも大きい胴本体21の表面全体の画像データが取得される。
本実施形態においては、カメラ203による特定エリアSAの画像データの取得において、照明装置206は、少なくとも特定エリアSAを照明する。カメラ203は、照明装置206から射出された照明光で照明された特定エリアSAの画像データを取得する。
[研磨方法]
次に、本実施形態に係る胴本体21の表面の研磨方法の一例について、図9のフローチャートを参照して説明する。
研磨対象である胴本体21が回転支持装置101に回転可能に支持される(ステップSP1)。
次に、ロボットアーム202に支持されたカメラ203で、回転支持装置101に支持されている胴本体21の表面のうちカメラ203の視野エリアFAに配置された胴本体21の表面の特定エリアSAの画像データが取得される(ステップSP2)。
撮影制御部304は、カメラ203と胴本体21とを相対移動させながら複数の特定エリアSAの画像データが順次取得されるように、ロボットアーム202及び回転支持装置101に撮影用指令信号を出力する。
図10は、胴本体21の表面の全体の画像データが取得されるときのカメラ203及び胴本体21の動作の一例を模式的に示す図である。図10に示すように、撮影制御部304は、ロボットアーム202及び回転支持装置101を制御して、胴本体21の表面の第1特定エリアSA1とカメラ203とを対向させる。視野エリアFAに第1特定エリアSA1が配置された後、撮影制御部304は、胴本体21及びカメラ203を静止させた状態で、ブローツール204を作動して、第1特定エリアSA1に気体を吹き付ける。気体が吹き付けられた後、撮影制御部304は、胴本体21及びカメラ203を静止させた状態で、カメラ203を使って第1特定エリアSA1の画像データを取得する。
第1特定エリアSA1の画像データが取得された後、撮影制御部304は、ロボットアーム202及び回転支持装置101の少なくとも一方を作動して、胴本体21の表面の第2特定エリアSA2とカメラ203とを対向させる。視野エリアFAに第2特定エリアSA2が配置された後、撮影制御部304は、胴本体21及びカメラ203を静止させた状態で、ブローツール204を作動して、第2特定エリアSA2に気体を吹き付ける。気体が吹き付けられた後、撮影制御部304は、胴本体21及びカメラ203を静止させた状態で、カメラ203を使って第2特定エリアSA2の画像データを取得する。
以下、同様の手順が繰り返されることによって、複数の特定エリアSAの画像データが取得される。撮影制御部304は、撮影用指令信号を出力して、カメラ203と胴本体21とを相対移動させながら、複数の特定エリアSA(第1特定エリアSA1から第n特定エリアSAn)の画像データを順次取得する。複数の特定エリアSAそれぞれの画像データは、記憶部305に記憶される。
胴本体21の表面全体の画像データがカメラ203によって取得された後、判定部302は、記憶部305に記憶されている画像データに基づいて、複数の特定エリアSA(第1特定エリアSA1から第n特定エリアSAn)のそれぞれについて、研磨を実施するか否かを判定する(ステップSP3)。
本実施形態においては、複数の画像データのそれぞれが画像処理部306によって二値化処理される。特定エリアSAが平滑な場合、画像データは白色の画像を示す。特定エリアSAに錆等が存在し、特定エリアSAが平滑でない場合、画像データは黒色の画像を示す。判定部302は、画像データに基づいて、その画像データに対応する特定エリアSAが平滑であるか否かを判定する。特定エリアSAが平滑である場合(画像データが白色を示す場合)、判定部302は、その特定エリアSAの研磨は不要であると判定する。特定エリアSAが平滑でない場合(画像データが黒色を示す場合)、判定部302は、その特定エリアSAの研磨は必要であると判定する。
判定部302は、記憶部305に記憶されている複数の画像データのそれぞれについて、白色を示すか黒色を示すかを判定する。すなわち、判定部302は、記憶部305に記憶されている複数の特定エリアSA(第1特定エリアSA1から第n特定エリアSAn)のそれぞれについて、研磨を実施する必要があるか否かを判定する。
例えば、複数の特定エリアSAのうち、第k特定エリアSAkの研磨が必要であると判定された場合(ステップSP3:Yes)、研磨制御部303は、ロボットアーム202に支持されている研磨ツール201で回転支持装置101に支持されている胴本体21の表面のうち第k特定エリアSAkが研磨されるように研磨用指令信号を出力する(ステップSP4)。
本実施形態においては、第k特定エリアSAkの画像データを取得したときのロボットアーム202の位置(カメラ203の位置)がロボットアーム位置検出装置401で検出され、記憶部305に記憶されている。また、第k特定エリアSAkの画像データを取得したときの胴本体21の位置(回転量)が胴本体位置検出装置402で検出され、記憶部305に記憶されている。研磨制御部303は、記憶部305に記憶されているロボットアーム202の位置データ及び胴本体21の位置データに基づいて、ロボットアーム202及び回転支持装置101を制御して、研磨ツール201(研磨部材201A)と胴本体21の表面の第k特定エリアSAkとを位置合わせすることができる。
研磨ツール201と胴本体21の表面の第k特定エリアSAkとが位置合わせされた後、研磨制御部303は、研磨ツール201を作動する。これにより、ロボットアーム202に支持されている研磨ツール201によって、回転支持装置101に支持されている胴本体21の表面の第k特定エリアSAkが研磨される。
なお、第k特定エリアSAkの他に、研磨が必要と判定された特定エリアSAが存在する場合、上述と同様の手順で、その特定エリアSAの研磨が実施される。
研磨が必要と判定された特定エリアSAの研磨が終了した後、研磨終了後の特定エリアSAについて、研磨が適正に行われたか否かの確認処理が実施される。撮影制御部304は、研磨終了後の特定エリアSAとカメラ203とが対向するように、ロボットアーム202及び回転支持装置101に撮影用指令信号を出力する。視野エリアFAに研磨終了後の特定エリアSAが配置された後、撮影制御部304は、胴本体21及びカメラ203を静止させた状態で、ブローツール204を作動して、研磨終了後の特定エリアSAに気体を吹き付ける。気体が吹き付けられた後、撮影制御部304は、胴本体21及びカメラ203を静止させた状態で、カメラ203で研磨終了後の特定エリアSAの画像データを取得する(ステップSP5)。
研磨終了後の特定エリアSAの画像データが白色の画像を示す場合、研磨が適正に実施されたと判定され、研磨が終了する。
なお、ステップSP3において、研磨が必要な特定エリアSAは存在しないと判定された場合(ステップSP3:No)、研磨が実施されることなく、処理が終了する。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、胴本体21が回転支持装置101に支持されるので、胴本体21を回転させて、ロボットアーム202に支持されている研磨ツール201で胴本体21の表面の特定エリアSAを効率良く研磨することができる。ロボットアーム202には視野エリアFAを有するカメラ203が支持されているので、胴本体21を回転させて、ロボットアーム202に支持されているカメラ203で胴本体21の表面の画像データを効率良く取得することができる。胴本体21の表面の画像データは、カメラ203の視野エリアFAに対応した特定エリアSA毎に取得される。判定部302は、特定エリアSA毎に研磨の要否を判定する。これにより、研磨制御部303は、研磨が不要な特定エリアSAを研磨せず、研磨が必要な特定エリアSAだけ研磨することができる。研磨が不要な特定エリアSAを研磨してしまうことが抑制されるので、研磨処理は効率良く行われる。
また、本実施形態においては、カメラ203と胴本体21とを相対移動させて、複数の特定エリアSAの画像データを順次取得した後、それら画像データに基づいて、研磨が必要な特定エリアSAが抽出される。胴本体21の表面全体の画像データが効率良く取得された後、研磨が必要な特定エリアSAが抽出されるので、研磨処理の効率が向上する。
また、本実施形態においては、回転支持装置101は、胴本体21の中心軸AXと水平面とが平行となるように胴本体21を支持する。これにより、回転支持装置101は胴本体21を円滑に回転させることができる。
また、本実施形態においては、研磨ユニット200は、特定エリアSAに気体を吹き付けるブローツール204を備えている。ステップSP2で説明したカメラ203による特定エリアSAの画像データの取得前に、特定エリアSAに気体が吹き付けられることにより、撮影対象の特定エリアSAに異物が存在していても、その異物を気体で吹き飛ばした後、画像データを取得することができる。したがって、画像データに基づいて、特定エリアSAの状態を的確に把握することができる。例えば、撮影対象の特定エリアSAが平滑で、その特定エリアSAについて研磨の必要が無いにもかかわらず、その特定エリアSAに異物が付着している状態でその特定エリアSAの撮影が実施されると、異物に起因して、その特定エリアSAの画像データは、黒色の画像を示すこととなる。その結果、研磨の必要が無いにもかかわらず、その特定エリアSAについて研磨が実施されてしまう。本実施形態によれば、研磨の必要性の有無を判定するための画像データの取得において、気体により特定エリアSAの異物を除去してから、特定エリアSAの画像データを取得するので、特定エリアSAの平滑状態を的確に把握することができ、作業効率の低下を抑制することができる。
また、ステップSP5で説明したカメラ203による研磨終了後の特定エリアSAの画像データの取得前に、特定エリアSAに気体が吹き付けられることにより、撮影対象の特定エリアSAに研磨により発生した異物が存在していても、その異物を気体で吹き飛ばした後、画像データを取得することができる。したがって、画像データに基づいて、特定エリアSAの状態を的確に把握することができる。例えば、研磨が適正に行われ、研磨終了後の特定エリアSAが平滑で、その特定エリアSAについて再研磨の必要が無いにもかかわらず、その特定エリアSAに異物が付着している状態でその特定エリアSAの撮影が実施されると、異物に起因して、その特定エリアSAの画像データは、黒色の画像を示すこととなる。その結果、再研磨の必要が無いにもかかわらず、その特定エリアSAについて再研磨が実施されてしまう。本実施形態によれば、再研磨の必要性の有無を判定するための画像データの取得において、気体により特定エリアSAの異物を除去してから、特定エリアSAの画像データを取得するので、特定エリアSAの平滑状態を的確に把握することができ、作業効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態においては、カメラ203の光学系203Aの複数の光学素子のうち光学系203の焦点に最も近い先端光学素子203Afの周囲に、特定エリアSAを照明する照明装置206が設けられる。これにより、照明装置206で特定エリアSAを照明した状態で、特定エリアSAの画像データが取得されるので、特定エリアSAの状態を的確に把握することができる。照明装置206から射出された照明光は、光学系203Aの光軸BXとほぼ平行に進行し、胴本体21の表面にほぼ垂直に入射するので、特定エリアSAの錆の有無を的確に把握することができ、錆に起因する特定エリアSAの平滑度の低下を把握することができる。
[変形例]
図11は、変形例に係る研磨装置100の一例を示す図である。図11に示す例において、カメラ203は、カメラ203の光学系203Aの光軸BXと特定エリアSAとがなす角度が第1角度θ1になるように配置される。
照明装置206Hは、カメラ203による画像データの取得において特定エリアSAを照明する。本変形例において、照明装置206Hは、画像データの取得においてスリット光を射出して特定エリアSAを照明する。
照明装置206Hは、照明装置206Hから射出されたスリット光(光束)と特定エリアSAとがなす角度が第1角度θ1よりも小さい第2角度θ2になるように配置される。第1角度θ1は、例えば90[°]である。第2角度θ2は、例えば5[°]以上15[°]以下である。
本変形例においては、特定エリアSAは、スリット光で射入射照明される。射入射照明された特定エリアSAの画像データが取得されるので、特定エリアSAの状態を的確に把握することができる。本変形例によれば、特に、特定エリアSAの凹凸(うねり)の有無を的確に把握することができる。
11 キャスク(放射性物質収納容器)
12 胴部
13 蓋部
14 バスケット
21 胴本体
22 開口部
23 底部(閉塞部)
24 キャビティ
25 外筒
26 伝熱フィン
27 レジン(中性子遮蔽体)
28 底板
29 レジン(中性子遮蔽体)
30 トラニオン
31 一次蓋
32 二次蓋
33 三次蓋
41 第1段部
41a 第1座面部
41b ネジ穴
42 第2段部
42a 第2座面部
42b ネジ穴
43 第3段部
43a 第3座面部
43b ネジ穴
51 ボルト
52 ボルト
53 ボルト
100 研磨装置
101 回転支持装置
111 支持台
112 脚部
113 床面
114 支持ローラ
115 支持ローラ
116 駆動装置
201 研磨ツール
201A 研磨部材
201B アクチュエータ
201C 力センサ
202 ロボットアーム
203 カメラ
203A 光学系
203Af 先端光学素子
203B 撮像素子
204 ブローツール
205 ケーシング
205K 開口
206 照明装置
206A 赤色LED光源
206H 照明装置
300 制御装置
301 データ取得部
302 判定部
303 研磨制御部
304 撮影制御部
305 記憶部
401 ロボットアーム位置検出装置
402 胴本体位置検出装置
FA 視野エリア
SA 特定エリア

Claims (6)

  1. 円筒形状を有する胴本体を研磨する研磨装置であって、
    前記胴本体を回転可能に支持する回転支持装置と、
    前記胴本体の表面を研磨可能な研磨ツールと、
    前記研磨ツールを移動可能に支持するロボットアームと、
    前記ロボットアームに支持され、前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面のうち視野エリアに配置された前記胴本体の表面の特定エリアの画像データを取得するカメラと、
    前記ロボットアームの位置を検出するロボットアーム位置検出装置と、
    前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の位置を検出する胴本体位置検出装置と、
    前記カメラと前記胴本体とを相対移動させながら複数の前記特定エリアの画像データが順次取得されるように、前記ロボットアーム及び前記回転支持装置に撮影用指令信号を出力する撮影制御部と、
    複数の前記特定エリアの画像データと、複数の前記特定エリアのそれぞれの画像データが取得されたときに前記ロボットアーム位置検出装置により検出された前記ロボットアームの位置データと、複数の前記特定エリアのそれぞれの画像データが取得されたときに前記胴本体位置検出装置により検出された前記胴本体の位置データとを記憶する記憶部と、
    前記画像データに基づいて前記特定エリアの研磨を実施するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記特定エリアの前記研磨を実施すると判定されたとき、前記記憶部に記憶されている前記ロボットアームの位置データ及び前記胴本体の位置データに基づいて、前記ロボットアームに支持されている前記研磨ツール前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面の前記特定エリアとを位置合わせして、前記特定エリアが研磨されるように研磨用指令信号を出力する研磨制御部と、
    を備える研磨装置。
  2. 前記回転支持装置は、前記胴本体の中心軸と水平面とが平行となるように前記胴本体を支持する請求項1記載の研磨装置。
  3. 前記ロボットアームに支持され、前記カメラによる前記画像データの取得前に前記特定エリアに気体を吹き付けるブローツールを備える請求項1又は請求項2に記載の研磨装置。
  4. 前記カメラの光学系の複数の光学素子のうち前記光学系の焦点に最も近い先端光学素子の周囲に配置され、前記特定エリアを照明する照明装置を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載の研磨装置。
  5. 前記カメラは、前記カメラの光学系の光軸と前記特定エリアとがなす角度が第1角度になるように配置され、
    前記画像データの取得においてスリット光を射出して前記特定エリアを照明する照明装置を備え、
    前記照明装置は、前記照明装置から射出された前記スリット光と前記特定エリアとがなす角度が前記第1角度よりも小さい第2角度になるように配置される請求項1から請求項のいずれか一項に記載の研磨装置。
  6. 円筒形状を有する胴本体を研磨する研磨方法であって、
    前記胴本体を回転支持装置で回転可能に支持する工程と、
    ロボットアームに支持されたカメラで、前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面のうち前記カメラの視野エリアに配置された前記胴本体の表面の複数の特定エリアの画像データを取得する工程と、
    前記カメラと前記胴本体とを相対移動させながら複数の前記特定エリアの画像データを順次取得する工程と、
    前記カメラにより複数の前記特定エリアのそれぞれの画像データが取得されたときの前記ロボットアームの位置データを取得する工程と、
    前記カメラにより複数の前記特定エリアのそれぞれの画像データが取得されたときの前記胴本体の位置データを取得する工程と、
    前記画像データに基づいて前記特定エリアの研磨を実施するか否かを判定する工程と、
    前記特定エリアの前記研磨を実施すると判定されたとき、前記ロボットアームの位置データ及び前記胴本体の位置データに基づいて、前記ロボットアームに支持されている研磨ツール前記回転支持装置に支持されている前記胴本体の表面の前記特定エリアとを位置合わせして、前記特定エリアを研磨する工程と、
    を含む研磨方法。
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