JPH06273137A - バリ取りロボット - Google Patents

バリ取りロボット

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JPH06273137A
JPH06273137A JP5912093A JP5912093A JPH06273137A JP H06273137 A JPH06273137 A JP H06273137A JP 5912093 A JP5912093 A JP 5912093A JP 5912093 A JP5912093 A JP 5912093A JP H06273137 A JPH06273137 A JP H06273137A
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JP
Japan
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burr
work
grinding
image processing
pressing force
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Withdrawn
Application number
JP5912093A
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English (en)
Inventor
Yukio Otani
行雄 大谷
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 削り残しもしくは削りすぎ等を生じることな
く、かつ、短い作業時間で研削を行うことができるバリ
取りロボットを提供する。 【構成】 視覚センサ装置3により、グラインダ8の移
動方向前方に形成されているバリ4aの形状が検出さ
れ、検出されたバリ4aの形状に対応する最適なグライ
ンダ8の押圧力および移動速度が設定される。これら押
圧力および移動速度に基づき、グラインダ8は研削を行
う。また、視覚センサ装置3により、移動方向後方のワ
ーク4の稜の形状が検出され、バリ4aが完全に研削さ
れたか否かが判断される。バリ4aが完全に研削されて
いる場合は、この1パスを終了し、研削されていない場
合は、再びこのパスを繰り返すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバリ取りロボットに係
り、特にバリ形状のばらつきが大きいワークの作業に用
いて好適なバリ取りロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車産業において、生産ライ
ンにおける溶接作業に溶接ロボットが導入されている。
このような溶接作業が行われる際、ビードがはみ出して
形成される場合がある。これにより、被加工物である部
品等の稜に、バリが形成される。このバリを除去する方
法としては、従来、作業者がグラインダもしくはサンダ
等を用いて除去していた。また、被加工物の稜角度を精
度良く仕上げる作業も、作業者による手作業により行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、手作業によるバリ取りおよび稜の面取り等は、生
産ラインの効率を低下させるという問題があった。しか
しながら、被加工物の位置およびバリの形状等は常に一
定ではないため、産業用ロボットを導入した場合、研削
による削り残しもしくは削り過ぎ等が生じることが考え
られる。そのため、作業終了後に削り残しおよび削り過
ぎ等の有無を確認し、その確認結果に基づき作業の続行
もしくは終了等を制御する必要がある。従来、この問題
を克服する有効な手段がなかったため、上記意義に適う
有効な装置が実現されなかった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、削り残しもしくは削り過ぎ等を生じることな
く研削を行うことができるバリ取りロボットを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明によ
るバリ取りロボットは、ワーク上を移動することにより
前記ワークに形成されたバリを研削するバリ研削手段
と、前記バリ研削手段の前記ワークに対する押圧力を検
出する押圧力検出手段と、前記バリ研削手段の移動方向
前方に対してスリット光を照射する光照射手段と、前記
スリット光を撮像するカメラと、前記カメラによって捉
えられる画像を画像処理することにより、前記バリの形
状を検出する画像処理手段と、前記画像処理手段による
検出結果に基づき、前記バリの形状に対応する前記バリ
研削手段の押圧力または移動速度を設定する制御手段と
を具備することを特徴としている。
【0006】請求項2に係る発明によるバリ取りロボッ
トは、ワーク上を移動することにより前記ワークに形成
されたバリを研削するバリ研削手段と、前記バリ研削手
段の前記ワークに対する押圧力を検出する押圧力検出手
段と、前記バリ研削手段の移動方向前方に対してスリッ
ト光を照射する光照射手段と、前記スリット光を撮像す
るカメラと、前記カメラによって捉えられる画像を画像
処理することにより、前記バリの形状を検出する画像処
理手段と、前記画像処理手段による検出結果に基づき、
前記バリの形状に対応する前記バリ研削手段の押圧力お
よび移動速度を設定する制御手段とを具備することを特
徴としている。
【0007】請求項3に係る発明によるバリ取りロボッ
トは、ワーク上を移動することにより前記ワークに形成
されたバリを研削するバリ研削手段と、前記バリ研削手
段の移動方向後方に対してスリット光を照射する光照射
手段と、前記スリット光を撮像するカメラと、前記カメ
ラによって捉えられる画像を画像処理することにより、
前記バリ研削手段によって前記バリが完全に研削された
か否かを判断する画像処理手段と、前記画像処理手段に
よる判断結果に基づき、前記バリ研削手段が、前記バリ
が完全に研削されている場合は研削を終了し、前記バリ
が完全に研削されていない場合は該バリに対して再び研
削を行うよう制御する制御手段とを具備することを特徴
としている。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明によるバリ取りロボットに
よれば、光照射手段によってバリ研削手段の移動方向前
方にスリット光が照射され、該スリット光がカメラによ
って撮像されて、撮像された画像が画像処理手段によっ
て画像処理される。その結果バリの形状が検出され、制
御手段により、このバリの形状に対応した最適なバリ研
削手段の押圧力または移動速度が設定される。
【0009】請求項2に係る発明によるバリ取りロボッ
トによれば、光照射手段によってバリ研削手段の移動方
向前方にスリット光が照射され、該スリット光がカメラ
によって撮像されて、撮像された画像が画像処理手段に
よって画像処理される。その結果バリの形状が検出さ
れ、制御手段により、このバリの形状に対応した最適な
バリ研削手段の押圧力および移動速度が設定される。
【0010】請求項3に係る発明によるバリ取りロボッ
トによれば、光照射手段によってバリ研削手段の移動方
向後方にスリット光が照射され、該スリット光がカメラ
によって撮像されて、撮像された画像が画像処理手段に
よって画像処理される。その結果、バリ研削手段によっ
てバリが完全に研削されたか否かが判断され、完全に研
削されていない場合は、制御手段の制御によりバリ研削
手段は再び研削を行う。バリが完全に研削されたことが
検出された場合は、制御手段の制御によりバリ研削手段
は研削を終了する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例によるバ
リ取りロボットの構成を示す斜視図である。この図にお
いて、100は6自由度を有するマニピュレータであ
り、アーム1を備えている。アーム1の前方の所定の位
置には、ワーク4が配置されており、稜にはアーク溶接
あるいはスポット溶接のビードのはみ出し等によるバリ
4aが形成されている。また、アーム1の先端には、力
検出センサ2、視覚センサ装置3、およびグラインダ8
が固定されている。グラインダ8は、矢印S方向に移動
することによりバリ4aを除去する。このバリ4aの除
去作業において、所定範囲における1回の作業を1パス
(1作業)とし、バリ4aが完全に除去されるまでこの
1パスが繰り返し行われる。また、力検出センサ2は、
グラインダ8のワーク4に対する押しつけ力を検出す
る。
【0012】図2に、アーム1の先端部分の詳細な構成
を示す。この図に示すように、力検出センサ2に取り付
けられた視覚センサ装置3は、ベース5aと、ベース5
aの両端に固定されたセンサユニット6および7からな
る。また、ベース5aのセンサユニット6,7に挟まれ
た中央部分には、グラインダブラケット5bを介してグ
ラインダ8が取り付けられている。上記のセンサユニッ
ト6は、グラインダ8による作業が行われる前のバリ4
aの形状を検出する。また、センサユニット7は、作業
が行われた後のワーク4の稜の形状を検出する。
【0013】図3に、センサユニット6の内部構成を示
す。11aはハロゲンランプ等による光源であり、ワー
ク4の表面にほぼ垂直にスリット光9aを照射する。す
なわち、このスリット光9aは、ワーク4の稜に形成さ
れたバリ4aの方向とほぼ90度をなしており、図2に
示すようにワーク4上にスリット像10を形成する。1
2aはCCDカメラ等のようなテレビカメラであり、上
記スリット像10を、スリット光軸に対して所定の角度
α傾いた方向から撮像し、映像信号を出力する。また、
センサユニット7の内部構造もセンサユニット6と同様
であり、スリット光9bを照射する光源11b、および
テレビカメラ12bからなり、テレビカメラ12bによ
って図2に示すスリット像20を撮像し、映像信号を出
力する。
【0014】図4は、図示しないロボットコントローラ
内に設けられる制御系の構成を示す図である。この図に
おいて、13は力検出装置であり、力検出センサ2から
出力される手先座標系で表された力検出ベクトルf
Sを、図示しない各関節の角度検出器によって検出され
る各関節角度θ1〜θ6に基づき、基準座標系で表した力
検出ベクトルFSに変換して出力する。14は画像処理
装置であり、センサユニット6,7内のテレビカメラ1
2a,12bから出力される映像信号に基づいて画像処
理を行う。画像処理装置14は、除去すべきバリ4aの
高さに対応して変化する、グラインダ8の押し付け力を
示す力目標値|Fd|、およびアーム1の移動速度を示
す作業速度目標値dXB/dtの関数g、hを保持して
おり、入力されるバリ4aの高さに応じて力目標値|F
d|および作業速度目標値dXB/dtを出力する。ま
た、バリ4aが完全に除去された場合に、作業終了信号
を出力する。15はアーム制御装置であり、図示しない
記憶装置から、教示により予め記憶された、アーム1の
先端の軌道目標ベクトルXdおよび力目標ベクトルFd0
を読み出す。そして、画像処理装置14から出力される
作業速度目標値dXB/dtに基いて軌道目標ベクトル
dを変更し、力目標ベクトルFd0と共に出力する。1
6は力制御装置であり、アーム制御装置15から出力さ
れる軌道目標ベクトルXdおよび力目標ベクトルFd0
図示しない角度検出器から出力される各関節角度θ1
θ6、力検出装置13から出力される力検出ベクトル
S、および画像処理装置14から出力される力目標値
|Fd|に基づき、マニピュレータ1の各軸を駆動する
モータ18a〜18fの回転数を指定するトルク指令値
τd1〜τd6を出力する。15a〜17fはモータドライ
バであり、力制御装置16から出力されるトルク指令値
τd1〜τd6に基づき、モータ18a〜18fを駆動す
る。
【0015】次に、このバリ取りロボットの動作につい
て説明する。まず、電源が投入され、図示しない動作ス
イッチが操作されると、アーム制御装置15が該動作ス
イッチによる動作命令に基づいて、アーム1の各軸に対
する制御指令を出力する。それによって、アーム1の先
端がワーク4の所定のパスの作業開始点まで移動する。
そして、アーム制御装置15が図示しない記憶装置から
軌道目標ベクトルXdおよび力目標ベクトルFd0を読み
出し、力制御装置16に出力する。それらの各データに
基づき、力制御装置16からモータドライバ17a〜1
7fに対してトルク指令値τd1〜τd6が出力され、それ
によってモータ18a〜18fが駆動する。そして各軸
が駆動されることにより、グラインダ8が矢印S方向に
移動を開始し、ワーク4に形成されたバリ4aの除去作
業を行う。それによって、図示しない各関節の角度検出
器により、各関節角度θ1〜θ6が検出されて力検出装置
13および力制御装置16に出力され、力検出センサ2
によって力検出ベクトルfSが検出されて、力検出装置
13に出力される。同時に、センサユニット6および7
により、バリ4aおよび稜の形状が検出される。
【0016】ここで、テレビカメラ12a,12bによ
って取り込まれる映像信号に基づく、画像処理装置14
の動作について説明する。ここでは、ワーク4のほぼ直
角の稜に発生するバリ4aを除去対象とする。まず、グ
ラインダ8の作業開始前の画像処理について説明する。
図5は、センサユニット6のテレビカメラ12aが捉え
た画像19の例を示す。この図において、バリ4aは、
スリット光9aによって形成される2本の交差する直線
10a,10bの交点に、突出部10cとして検出され
る。ここで、直線10a,10bの交点である端点Pを
原点として、突出部10cの突出方向である矢印T方向
を正、その逆方向である研削方向を負とする。また、端
点Pから突出部10cの頂点までの距離をバリ高さδb
とする。このバリ高さδbは、突出部10の頂点が端点
Pより矢印T方向である場合は正となり、その逆方向で
ある場合は負となる。そして、グラインダ8によって面
取りされるワーク4の稜の高さを、必要面取り量δf0
する。
【0017】次に、図6に示すフローチャートにより、
テレビカメラ12aによって捉えられる画像19に基づ
く、画像処理装置14の動作について説明する。まず、
ステップS101において、必要面取り量δf0を所定の
値に初期設定する。次に、ステップS102において、
図5に示す画像19から、バリ高さδbを算出する。次
に、ステップS103に進み、実際にグラインダ8によ
って研削される高さである研削量δを δ = δb + δf0 として求める。次に、ステップS104に進み、ステッ
プS103において求めたバリ研削量δに対する、力目
標値|Fd|を |Fd| = g(δ,dXB/dt) より算出する。そして、ステップS105に進み、上記
バリ研削量δ、および力目標値|Fd|から、作業速度
目標値dXB/dtを dXB/dt = h(δ,|Fd|) より算出する。これらの関数g(δ,dXB/dt)お
よびh(δ,|Fd|)においては、バリ研削量δが大
である程、すなわち、ステップS102において算出さ
れるバリ高さδbが大である程、力目標値|Fd|は増加
し作業速度目標値dXB/dtは減少するようになって
いる。
【0018】そして、画像処理装置14は、以上のよう
にして求めた力目標値|Fd|を力制御装置16に出力
し、作業速度目標値dXB/dtをアーム制御装置15
に出力する。アーム制御装置15は、この作業速度目標
値dXB/dtに基づいて記憶装置から読み出された軌
道目標ベクトルXdを変更し、力目標ベクトルFd0と共
に力制御装置16に出力する。力制御装置16は、画像
処理装置14から出力される力目標値|Fd|、および
アーム制御装置15から出力される力目標ベクトルFd0
から、新たに力目標ベクトルFdを次式により算出す
る。 Fd = (|Fd|/|Fd0|)・Fd0 力制御装置16は、この力目標ベクトルFd、軌道目標
ベクトルXd、各関節角度θ、および力検出装置13か
ら出力される力検出ベクトルFSに基づき、トルク指令
値τd1〜τd6をモータドライバ17a〜17fに出力す
る。それらトルク指令値τd1〜τd6に基づき、モータド
ライバ17a〜17fはモータ18a〜18fを駆動制
御し、モータ18a〜18fは各軸を駆動する。ここ
で、バリ4aの高さが大である場合、グラインダ8の作
業速度は減少し、押し付け力は増加する。また、バリ4
aの高さが小である場合は、グラインダ8の作業速度は
増加し、押し付け力は減少する。
【0019】以上のような動作が、1パスの間、図示し
ないタイマによって供給されるサンプル時間毎に行われ
る。
【0020】次に、グラインダ8の作業終了後の画像処
理について説明する。図7は、センサユニット7のテレ
ビカメラ12bが捉えた画像21の例を示す。この図に
おいて、スリット像20は、スリット光9aによって形
成される2本の交差する直線20a,20bによって構
成される。この画像21は、グラインダ8による作業の
終了後を示しており、この図7においては、グラインダ
8によってバリ4aが完全に除去された場合を表してい
る。従って、ワーク4の稜は面取りされて平面となって
おり、スリット像20の端部20cが直線となってい
る。ここで、端点Pは、直線20aおよび20bの延長
線の交点であり、この端点Pから、必要面取り量δf0
け研削されたことを示している。
【0021】次に、図8に示すフローチャートにより、
テレビカメラ12bによって捉えられる画像21に基づ
く、画像処理装置14の動作について説明する。まず、
ステップS201において、必要面取り量δf0を所定の
値に初期設定する。そして、ステップS202におい
て、1パスにおける最大バリ高さδbmaxを「−δf0」に
設定する。なお、この最大バリ高さδbmaxの値が「−δ
f0」である場合とは、図7に示すようにバリ4aが完全
に除去され、必要面取り量δf0が研削された場合を示し
ている。次に、ステップS203に進み、画像21から
バリ高さδb、すなわち端点Pから端部20cまでの距
離を算出する。ここで、ワーク4上にバリ4aが残って
いない場合は、バリ高さδbは「−δf0」以下となる。
そして、ステップS204に進み、このバリ高さδb
最大バリ高さδbmaxより大か否かを判断する。ここで例
えば最大バリ高さδbmaxが「−δf0」であり、ステップ
S203で算出したバリ高さδbが「−δf0」以下であ
る場合は、ステップS204における判断結果は「N
O」となり、ステップS206に進む。また、ワーク4
上にバリ4aが残っており、ステップS203において
検出される端部20cの位置が、図7に示す端部20c
の位置よりもT方向にある場合は、バリ高さδbに「−
δf 0」より大きい値が設定される。そして、ステップS
204における判断結果が「YES」となり、ステップ
S205に進み、最大バリ高さδbmaxに新たにバリ高さ
δbを設定する。
【0022】次に、ステップS206において、グライ
ンダ8による1パスが終了であるか否かを判断する。こ
の判断結果が「NO」である間、すなわちグラインダ8
による1パス中である間は、ステップS203に戻り、
以下ステップS204〜ステップS206を繰り返す。
そして、1パス内の最大バリ高さδbmaxを求める。1パ
スが終了し、ステップS206における判断結果が「Y
ES」となると、ステップS207に進み、最大バリ高
さδbmaxが「−δf0」より小であるか否かを判断する。
この判断結果が「NO」である場合、すなわちワーク4
の稜からバリ4aが完全に除去されていない場合は、ア
ーム制御装置15は、再びアーム1を同じパスにおける
作業開始点に移動させ、作業を繰り返すよう制御指令を
出力する。一方、ステップS207における判断結果が
「YES」である場合、すなわち、バリ4aが完全に除
去された場合は、ステップS208に進み、画像処理装
置14は、作業終了信号をアーム制御装置15へ出力す
る。それにより、アーム制御装置15は、アーム1が次
のパスへ移動するよう制御指令を出力する。そして、ア
ーム1は他のパスの作業開始点に移動し、以上のような
処理を繰り返す。
【0023】なお、上記実施例においては、センサユニ
ット6,7に設けられた光源11a,bとしてハロゲン
ランプを使用するようにしたが、その代わりにレーザ光
源を使用してもよい。
【0024】また、力検出ベクトルFS、およびグライ
ンダ8の作業前と後とで検出されるバリ高さの差から、
随時関数g(δ,dXB/dt)および関数h(δ,|
d|)を変更することも可能である。それによって、
力目標値|Fd|および作業速度目標値dXB/dtの関
係を補正することができるので、作業品質が高められ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
記載の発明によれば、バリ研削手段の移動方向前方に形
成されているバリの形状を予め検出するので、バリの形
状のばらつきが大きいワークに対しても、削り残しある
いは削り過ぎ等が生じないようにバリの研削を行うこと
ができるという効果がある。また、請求項2記載の発明
によれば、バリ研削手段によりバリが完全に研削されて
いるか否かを判断しつつ研削を行うので、作業の確認の
ために1パス動作を繰り返す必要がなく、作業時間を短
縮することができ、かつ削り残し等を防ぐことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるバリ取りロボットの
構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例におけるアーム1の先端部分の構成を
示す斜視図である。
【図3】同実施例におけるセンサユニット6の構成を示
す断面図である。
【図4】同実施例における制御系の構成を示すブロック
図である。
【図5】同実施例におけるテレビカメラ12aによって
捉えられた画像例を示す図である。
【図6】同実施例における画像処理装置14の動作を示
すフローチャートである。
【図7】同実施例におけるテレビカメラ12aによって
捉えられた画像例を示す図である。
【図8】同実施例における画像処理装置14の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アーム 2 力検出センサ(押圧力検出手段) 4 ワーク 4a バリ 6,7 センサユニット 8 グラインダ(バリ研削手段) 9a,9b スリット光 10,20 スリット像 11a,11b 光源(光照射手段) 12a,12b テレビカメラ(カメラ) 14 画像処理装置(画像処理手段) 15 アーム制御装置(制御手段) 16 力制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク上を移動することにより前記ワー
    クに形成されたバリを研削するバリ研削手段と、 前記バリ研削手段の前記ワークに対する押圧力を検出す
    る押圧力検出手段と、 前記バリ研削手段の移動方向前方に対してスリット光を
    照射する光照射手段と、 前記スリット光を撮像するカメラと、 前記カメラによって捉えられる画像を画像処理すること
    により、前記バリの形状を検出する画像処理手段と、 前記画像処理手段による検出結果に基づき、前記バリの
    形状に対応する前記バリ研削手段の押圧力または移動速
    度を設定する制御手段とを具備することを特徴とするバ
    リ取りロボット。
  2. 【請求項2】 ワーク上を移動することにより前記ワー
    クに形成されたバリを研削するバリ研削手段と、 前記バリ研削手段の前記ワークに対する押圧力を検出す
    る押圧力検出手段と、 前記バリ研削手段の移動方向前方に対してスリット光を
    照射する光照射手段と、 前記スリット光を撮像するカメラと、 前記カメラによって捉えられる画像を画像処理すること
    により、前記バリの形状を検出する画像処理手段と、 前記画像処理手段による検出結果に基づき、前記バリの
    形状に対応する前記バリ研削手段の押圧力および移動速
    度を設定する制御手段とを具備することを特徴とするバ
    リ取りロボット。
  3. 【請求項3】 ワーク上を移動することにより前記ワー
    クに形成されたバリを研削するバリ研削手段と、 前記バリ研削手段の移動方向後方に対してスリット光を
    照射する光照射手段と、 前記スリット光を撮像するカメラと、 前記カメラによって捉えられる画像を画像処理すること
    により、前記バリ研削手段によって前記バリが完全に研
    削されたか否かを判断する画像処理手段と、 前記画像処理手段による判断結果に基づき、前記バリ研
    削手段が、前記バリが完全に研削されている場合は研削
    を終了し、前記バリが完全に研削されていない場合は該
    バリに対して再び研削を行うよう制御する制御手段とを
    具備することを特徴とするバリ取りロボット。
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