JP3210704B2 - 研削盤およびトラバース研削方法 - Google Patents

研削盤およびトラバース研削方法

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研削盤および研削砥石よ
りも幅の広い工作物を研削加工するための研削方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】研削加工は通常他の機械加工が施された
後に行われるが、他の機械加工後に熱処理が行われる
と、熱影響により工作物は変形する。したがって、例え
ば平面研削加工の場合を考えると、研削面は必ずしも平
坦な面ではなく、さらに、どの部分が最も高いかを知る
ことも困難である。このため、安全をみて研削面の最も
高いと思われる位置よりもある程度高い位置から研削加
工を開始するようにしている。この位置から、実際に工
作物が研削され始めるまではいわゆるエアカットとなる
が、この間も粗研削と全く同じ研削条件で研削加工が行
われるので、無駄時間が多くなる。そこで、例えば特開
昭57−173462号公報には、工作物を停止させた
状態で研削砥石を研削面に切り込ませて研削砥石と工作
物との接触をアコースティックエミッションにより検出
し、その位置から研削加工を開始することによりエアカ
ット時間を短縮する方法が開示されている。また、特開
昭58−45845号公報には、工作物を停止させた状
態で研削砥石を研削面に切り込ませて研削砥石と工作物
との間隙に照射した光により両者の接触を検出して、そ
の位置から研削加工を開始することによりエアカット時
間を短縮する方法が開示されている。さらに、特開昭6
2−107969号公報には、いわゆるクリープフィー
ド研削の要領で研削砥石を工作物に接触させた状態で、
工作物を長手方向に低速で走行させ、その際の負荷や砥
石回転数に応じて研削砥石を上下に移動させて工作物の
最高点を検出し、その位置から研削加工を始めることに
よりエアカット時間を短くする方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工作物
を停止させた状態で研削砥石を研削面に切り込ませて研
削砥石と工作物との接触を検出する上記第1および第2
の従来技術では、接触を検出した位置が研削面の最高点
であるとは限らないため、接触を検出した位置から研削
加工を始めると他の部分で過切込みとなり、研削砥石や
工作物を損傷することがあった。また、上記した第3の
従来技術においては、負荷や砥石回転数に応じて研削砥
石を上下運動させることや、研削面の最高点を検出する
際の運動と研削加工時の運動が異なる運動になることな
どから、制御が複雑であった。本発明の目的は、上記し
た従来技術の問題を解決し、トラバース研削におけるエ
アカット時間を簡単な制御で短縮できる方法および研削
盤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を達成する
ため、第1の手段は、切り込み方向と直角の砥石軸方向
送り量を、研削砥石の幅よりも狭い値にして研削砥石
よりも幅の広い工作物を研削加工するトラバース研削方
法において、研削砥石と工作物との接触が検出されるま
では砥石軸方向の送り量を研削砥石幅とし、研削砥石
と工作物との接触が検出された時点から、砥石軸方向の
送り量を、研削砥石の幅よりも狭い値にする。また、第
2の手段は、研削盤として、研削砥石と工作物との接触
を検出する手段と、研削砥石幅を設定する設定手段と
を設け、研削砥石と工作物との接触が検出されるまでの
切り込み方向と直角の砥石軸方向の送り量を研削砥石
幅とし、研削砥石と工作物との接触が検出された時点か
ら、砥石軸方向の送り量を、研削砥石の幅よりも狭い値
にしてトラバース研削を行う。
【0005】
【作用】研削砥石で研削面全面を走査させるから、研削
面の最高点を確実に検出することが可能で、かつ、その
際の送り量を粗研削送り量よりも大きくしたので、エア
カット時間を短くできる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図1及び図2
により説明する。図1は本発明を平面研削盤に適用した
場合の構成を示す側面図である。1はベッド。2はコラ
ムで、ベッド1に図において左右方向に摺動自在に保持
され、モータ3により駆動される。4はスピンドルヘッ
ドで、コラムに図において上下方向に摺動自在に保持さ
れ、モータ5により駆動される。6は研削砥石で、スピ
ンドルヘッド4に回転自在に保持された砥石軸7の先端
に取り付けられている。8はテーブルで、ベッド1に図
において紙面に垂直な方向に摺動自在に保持され、図示
しない油圧シリンダにより駆動される。9はチャック
で、研削抵抗測定器10を介してテーブル8に取り付け
られている。研削抵抗測定器10は増幅器11を経由し
て数値制御装置12に接続されている。13は工作物
で、チャック9に取り付けられている。14は数値制御
装置12に接続された送り量設定手段で、後述する送り
量fo,frを設定するためのものであり、図示しない操
作盤に配置されている。
【0007】以上の構成において、予め数値制御装置1
2に入力されたプログラムにより、モータ3、モータ5
及び図示しない油圧シリンダが制御されて、工作物13
が研削砥石6により加工される。図2は、この時の加工
手順を示すフローチャートである。まず、研削砥石6が
工作物13の最高点よりも所定量高い研削サイクル開始
位置まで早送りで下降する(ステップ100)。続い
て、テーブル8とコラム2の運動が開始され、研削砥石
6が工作物13の研削面全面を走査する運動を行う。こ
の際のコラム2の送り量foは粗研削送り量frよりも大
きくなるように設定される(ステップ110)。また、
コラム2が移動端に達するごとに研削砥石6に所定の切
込み量が与えられる(ステップ120)。続いて、研削
抵抗Fが測定されるが(ステップ130)、研削砥石6
が工作物13に接触するまではエアカットとなり、研削
抵抗は0であるからステップ120へ戻る。研削砥石6
が工作物13に接触すると、研削抵抗測定器10により
研削抵抗Fが検出され、その信号が数値制御装置12に
入力される(ステップ130、140)。この信号を受
けて送り量がfoから粗研削送り量frに変更される(ス
テップ150)。以後の動作は通常の研削加工と全く同
様であり、粗研削、精研削が行われて研削サイクルが終
了する(ステップ160、170)。
【0008】なお、上記実施例では、送り量をfo>fr
となるようにしたが、送り量foが略砥石幅に等しくな
るようにすれば、エアカット時間を最も短かくすること
ができる。また、砥石自動交換装置を装備している研削
盤であれば、研削砥石6と工作物13との接触が検出さ
れるまでは、粗研削に使用する研削砥石6よりも幅の広
い研削砥石6を用いて上記実施例のような制御を行え
ば、エアカット時間をさらに短くできる。さらに、上記
実施例では、送り量設定手段14を図示しない操作盤に
配置したが、加工プログラムにより設定してもよい。ま
た、研削砥石6と工作物13との接触を研削抵抗で検出
するようにしたが、接触を検出する方法はこれに限定さ
れるものではなく、アコースティックエミッション、振
動、モータ電流値など、他の方法によってもよい。さら
に、上記実施例では、平面研削盤の場合について示した
が、本発明は円筒研削盤、内面研削盤などの他の研削盤
にも適用できることはいうまでもない。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、研
削サイクル開始点から実際に工作物の加工が開始される
までのエアカット時間を従来の方法に比べてfr/fo
け短縮できるという効果がある。また、研削砥石で工作
物の研削面全面を走査するようにしたので、研削面の最
高点を確実に検出でき、研削砥石や工作物を損傷するこ
となく、安全にエアカット時間を短縮できるという効果
がある。さらに、通常の研削加工と全く同様の運動で、
送り量だけを変更するという簡単な制御で最高点を検出
できるので、装置を簡単安価に構成できるという効果が
ある。
【0010】4.図面の簡単な説明
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を平面研削盤に適用した場合の構成を示
す側面図。
【図2】図1の動作を示すフローチャート。 符号の説明
【符号の説明】
6 研削砥石 10 研削抵抗測定器 12 数値制御装置 13 工作物 14 送り量設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 47/20,47/22,7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り込み方向と直角の砥石軸方向の送り
    量を、研削砥石の幅よりも狭い値にして研削砥石よりも
    幅の広い工作物を研削加工するトラバース研削方法にお
    いて、研削砥石と工作物との接触が検出されるまでは砥
    軸方向の送り量を研削砥石幅とし、研削砥石と工作
    物との接触が検出された時点から、砥石軸方向の送り量
    を、研削砥石の幅よりも狭い値にすることを特徴とする
    トラバース研削方法。
  2. 【請求項2】 研削砥石と工作物との接触が検出される
    までは、粗研削で使用する研削砥石よりも幅の広い研削
    砥石を使用することを特徴とする請求項1に記載のトラ
    バース研削方法。
  3. 【請求項3】 研削砥石と工作物との接触を検出する手
    段と、研削砥石幅を設定する設定手段とを設け、研削
    砥石と工作物との接触が検出されるまでの切り込み方向
    と直角の砥石軸方向の送り量を研削砥石幅とし、研削
    砥石と工作物との接触が検出された時点から、砥石軸方
    向の送り量を、研削砥石の幅よりも狭い値にしてトラバ
    ース研削を行うことを特徴とする研削盤。
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篠崎襄外1名著、「研削作業」、初版、日刊工業新聞社(昭和57年9月30日)155−157頁

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