JP6514513B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドに関する。
横型ブラインドは、ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持された多数段のスラットを昇降させたり、チルトさせたりすることによって、室内に取り込む日射量の調整が可能となっている。
例えば、ラダーコードの下端にボトムレールが配置され、ボトムレールに取着された昇降コード(或いは昇降テープ)をヘッドボックス内への引き込み及びヘッドボックスからの引き出しを行うことによって、ボトムレールを昇降させることによりスラットを昇降させることができる。
この横型ブラインドの一種類として、ラダーコードをスラットの切欠きで垂下し、昇降テープをスラットの長穴に挿通するよう構成した横型ブラインドが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技法では、昇降テープをスラットの長穴に挿通するよう構成したため、スラットの開閉動作がスムーズに行えるとともに、その長穴を塞ぐ形で昇降テープが垂下されるため遮蔽時の気密性の向上や光漏れの抑制効果をもたらす構造となっている。
特開2002−38849号公報
前述した特許文献1の技法によれば、昇降テープをスラットの長穴に挿通するよう構成したため、スラットの開閉動作がスムーズに行えるとともに、その長穴を塞ぐ形で昇降テープが垂下されるため遮蔽時の気密性の向上や光漏れの抑制効果をもたらす点で有効である。
しかしながら、特許文献1に開示される構成では、昇降テープとラダーコードの垂下に十分な切欠きや孔を設ける必要があり、昇降テープとラダーコードとを近接して垂下するよう案内できず、意匠性が悪い。
一方で、ヘッドボックス近傍では所定の間隔で導出されている昇降テープとラダーコードをスラット近傍で近接させて垂下するよう案内しようとすると(例えば昇降テープをスラット近傍のラダーコード間の横糸やラダーコードに設けられるリング状の案内部材に挿通させてその近接性を高めようとすると)、昇降テープとラダーコードとの間で垂下に関する相反力が生じた状態で昇降テープの縁部がこれら横糸やリング状の案内部材に点接触し、昇降テープの縁部によってこれら横糸やリング状の案内部材を損傷させ、その耐久性を低下させることとなる。
従って、ヘッドボックス近傍では所定の間隔で導出されているテープ状又は紐状の昇降コードとラダーコードを、スラット近傍で近接させて垂下するよう案内するには、高耐久性を持たせる工夫が要求される。
本発明は、上述の問題に鑑みて、複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドを提供することにある。
本発明の横型ブラインドは、複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドであって、ラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットのうちの一部のスラットであって、ヘッドボックスから垂下される紐状又はテープ状の昇降コードがラダーコードに近接して案内される所定のスラットに対して、該昇降コードの垂下を規制して案内する規制手段を備え、前記規制手段が、当該所定のスラットの前後方向の両縁部を係止する係止片、又は当該所定のスラットの前後方向の一縁部を狭着する係止片を有すガイド部材からなることを特徴とする。
また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記規制手段として構成されるガイド部材は、切欠き又は挿通孔で前記紐状又はテープ状の昇降コードが案内されるラット形状に関わらず、当該所定のスラットに対して設けられていることを特徴とする。
更に、本発明の横型ブラインドは、複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドであって、ラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットのうちの一部のスラットであって、ヘッドボックスから垂下される紐状又はテープ状の昇降コードがラダーコードに近接して案内される所定のスラットに対してガイド部材を設け、前記ガイド部材が当該スラットの前後方向端部から突出する突出片を有し、且つ当該所定のスラットの前後方向の両縁部を係止する係止片、又は当該所定のスラットの前後方向の一縁部を狭着する係止片を有することを特徴とする。

また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記ガイド部材は、前記ヘッドボックスから垂下される昇降コードが最初に前記ラダーコードに近接して案内されるスラットに設けられていることを特徴とする。
また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記昇降コードがテープ状の際に、前記ガイド部材の突出片は、該昇降コードのテープ幅より狭い間隔で突出する一対の板状片で構成されていることを特徴とする。
また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記一対の板状片は、当該スラットに対して略垂直方向、且つ略平行に延びるよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記ラダーコードに近接して案内されるテープ状の昇降コードは、前記ラダーコードに設けられている横糸又はリング状の案内部材に挿通されており、前記ガイド部材の一対の板状片は、前記テープ状の昇降コードを変形可能に案内するよう構成され、これにより前記横糸又はリング状の案内部材と前記昇降コードとの間の摩擦を低減させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記ヘッドボックスから前記昇降コードが複数垂下され、当該複数の昇降コードの各々に併設して垂下されるラダーコードに近接するよう案内される各スラットに対して前記ガイド部材がそれぞれ設けられ、該ガイド部材の各々は、当該複数の昇降コードの各々を当該近接させる方向に案内する1つの突出片を有することを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドボックス近傍では所定の間隔で導出されているテープ状又は紐状の昇降コードとラダーコードをスラット近傍で近接させて垂下するよう案内するのに高耐久性を持たせた構成とすることができる。
本発明による第1実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の横型ブラインドに係るスラット形状の典型例を示す斜視図である。 本発明による第1実施形態の横型ブラインドにおける一実施例の第1のガイド部材の概略構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、本発明による第1実施形態の横型ブラインドにおける一実施例の第1のガイド部材の概略構成を説明する側面図及び平面図である。 本発明による第1実施形態の横型ブラインドにおける一実施例の第1のガイド部材の作用・効果を説明する平面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の横型ブラインドにおける一実施例の第2のガイド部材の構成を示す斜視図である。 本発明による第2実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す斜視図である。 本発明による第3実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す正面図である。 本発明による第3実施形態の横型ブラインドの中央部の概略構成を示す側面透視図である。 本発明による各実施形態の横型ブラインドにおける他の実施例の第1のガイド部材の構成を示す斜視図である。 本発明による各実施形態の横型ブラインドにおける第1及び第2のガイド部材の代替例となるスラットを説明する平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る横型ブラインドを説明する。尚、本願明細書中、図1に示す横型ブラインドの斜視図に対して、図示上方及び図示下方をスラットの吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を横型ブラインドの左側、図示右方向を横型ブラインドの右側と定義する。また、図1の斜視図を視認する側を前側(室内側)、及び、その反対側を後側(又は室外側)とし、横型ブラインドの前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。尚、図6に示す横型ブラインドの正面図についても同様に定義し、図6の正面図を視認する側を前側(室内側)、及び、その反対側を後側(又は室外側)とする。
〔第1実施形態〕
(横型ブラインドの全体構成)
図1は、本発明による第1実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す斜視図である。図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1の左端部側/右端部側及び中央部側にそれぞれ配設された支持機構5から垂下するラダーコード9L,9R,9Mを介して多数段のスラット4が吊下支持され、それぞれのラダーコード9L,9R,9Mの下端にボトムレール8が吊下支持されている。
また、左右両端側の支持機構5の各々は、ヘッドボックス1から、それぞれ室内側のラダーコード9L,9Rに併設して昇降テープ10L,10Rが垂下され、その昇降テープ10L,10Rの下端にボトムレール8が取着されている。一方、中央側の支持機構5は、ヘッドボックス1から、室外側のラダーコード9Mに併設して昇降テープ10Mが垂下され、その昇降テープ10Mの下端にボトムレール8が取着されている。そして、各支持機構5には四角棒状の駆動軸(図示せず)が挿通されている。
各支持機構5内には、それぞれのラダーコード9L,9R,9Mの各上端を支持する吊下げ部材を装着したチルトドラムが回転可能に支持され(図示せず)、このチルトドラムに当該駆動軸が相対回転不能に挿通されている。従って、当該駆動軸が回転されると、当該チルトドラムが回転し、ラダーコード9L,9R,9Mにより吊下支持された多数段のスラット4の角度が調整されるようになっている。
また、各支持機構5内には、ボトムレール8に下端を取着する昇降テープ10L,10R,10Mの上端を巻き取り又は巻戻し可能に取着した巻取軸が当該チルトドラムと相対回転不能に併設され(図示せず)、この巻取軸に当該駆動軸が相対回転不能に挿通されている。
ヘッドボックス1の右端側には、操作コード20を高摩擦で掛装可能に凹凸の係合溝を内部に有する略円形の操作ユニット21が設けられている。操作ユニット21は、操作コード20の操作によって、その中心軸が回転可能に構成され、この中心軸は、ヘッドボックス1内の右端部に設けられたギア機構22に連結している。また、ギア機構22は当該駆動軸を連結しており、操作ユニット20の中心軸の回転を当該駆動軸の回転へと伝達するよう構成されている。尚、操作ユニット20の形態は、当該駆動軸の回転へと伝達可能な形態であれば任意の形態とすることができ、例えば、当該駆動軸を直接的に中心軸とするプーリーで構成することや、操作コード20を無端状のボールチェーンや無端状の紐を掛装するよう構成してもよい。
したがって、操作コード20の操作によって、操作ユニット21の中心軸を回転操作することで、当該駆動軸にその回転を伝達し、各支持機構5を介してラダーコード9L,9R,9Mにより吊下支持された多数段のスラット4の角度を調整することができ、更には、ボトムレール8に下端を取着された昇降テープ10L,10R,10Mを、各支持機構5を介してヘッドボックス1内への引き込み及びヘッドボックス1からの引き出しを行うことによって、ボトムレール8を昇降させることによりスラット4を昇降させることができる。
尚、ギア機構22に連結する当該駆動軸について、図示しないストッパー装置を設けることができる。このストッパー装置は、操作コード20の操作によりボトムレール8を上昇させた後、手放したとき、ボトムレール8やスラット4の自重で昇降テープ10L,10R,10Mが移動するのを防止するよう当該駆動軸の回転をロックする公知の作用をなす。
ここで、図2を参照して、本実施形態の横型ブラインドにおける中央部側の支持機構5から吊下支持されるスラット形状の構成例を代表して説明する。図2(a)に示す例では、スラット4の前後方向端部に沿って昇降テープ10Mが垂下され、昇降テープ10Mはラダーコード9M間で交差する2本の横糸9a,9bに対して交互に編み込ませて挿通させるよう構成している。また、図2(b)に示す例では、各スラット4の室外側縁部に切欠き4aを設け、ラダーコード9Mにおける交差する2本の横糸9a,9b間にスラット4を挿通し、その横糸9a,9bの交差部を切欠き4aに係合させており、昇降テープ10Mはこの切欠き4aの位置で横糸9a,9b間に挿通させるよう構成している。
更には、この切欠き4aに係合させる代わりに、各スラット4の前後方向端部近傍に挿通孔を設け、この挿通孔に昇降コード10Mを挿通して垂下させてもよいし、ラダーコード9Mに所定間隔でリング状の案内部材を設け、この案内部材に昇降テープ10Mを挿通するよう構成してもよい。従って、昇降テープ10Mは、様々な方法で支持機構5からの垂下をラダーコード9Mに対して近接させることができる。
同様に、昇降テープ10L,10Rについても、様々な方法で支持機構5からの垂下を各ラダーコード9L,9Rに対して近接させることができる。
ところで、このようにヘッドボックス1近傍では支持機構5から所定の間隔で導出されている昇降テープ10Mとラダーコード9Mをスラット4近傍で近接させて垂下するよう案内すると、昇降テープ10Mとラダーコード9Mとの間で垂下に関する相反力が生じる。この状態では、昇降テープ10Mの縁部がこれら横糸9a,9bやリング状の案内部材に点接触する。このため、昇降テープ10Mの縁部によってこれら横糸9a,9bや当該リング状の案内部材を損傷させ、その耐久性を低下させる。
そこで、本実施形態の横型ブラインドでは、図1に示すように、ラダーコード9Mを介して吊下支持される多数段のスラット4のうち、ヘッドボックス1から垂下される昇降テープ10Mがラダーコード9Mに近接して案内される所定のスラット4に対して第1のガイド部材30を設けている。第1のガイド部材30は、ヘッドボックス1から垂下される昇降コード10Mが最初にラダーコード9Mに近接して案内されるスラット4に設けられる。図1では、最上段のスラット4に第1のガイド部材30を設ける例を示している。以下、図3乃至図5を参照して、一実施例の第1のガイド部材30の構成、及びその作用・効果について説明する。
(第1のガイド部材)
図3は、本発明に係る一実施例の第1のガイド部材30の概略構成を示す斜視図である。図4(a),(b)は、一実施例の第1のガイド部材30の概略構成を説明する側面図及び平面図である。そして、図5は、一実施例の第1のガイド部材30の作用・効果を説明する平面図である。
本実施例の第1のガイド部材30は、スラット4の底面側から取着可能に構成され合成樹脂材料により形成されている。図3に示すように、第1のガイド部材30は、スラット4の曲面形状に倣って屈曲した略コの字状の本体部35を有している。第1のガイド部材30をスラット4の底面側から取着可能にするため、スラット4の前後方向の縁部と当接する起立壁36が4箇所に設けられている。また、各起立壁36には係止片31が本体部35の内方向に突出しており、これによりスラット4を弾性変形させて第1のガイド部材30をスラット4の底面側から取着できるようになっている。
また、第1のガイド部材30には切欠き32が設けられ、例えばスラット4に切欠き4a(図2(b)参照)が設けられている場合や、この切欠き4aの代わりに挿通孔(図示せず)が設けられている場合に、この切欠き32の位置を合致させて第1のガイド部材30をスラット4の底面側から取着する。従って、スラット4に切欠き4aや当該挿通孔を設けず、昇降テープ10Mを横糸9a,9b間や当該リング状の案内部材に挿通するよう構成しているときは、この切欠き32は不要である。ただし、この切欠き32を設けておくことでスラット4の切欠きや挿通孔の有無に関係なく共通して同一形状の第1のガイド部材30を適用可能となる点で有効である。
また、第1のガイド部材30の本体部35の略中央には凹部34が設けられている。凹部34は、例えばスラット4が横糸9a,9b間に挿通されている際に、横糸9a,9bを圧迫し損傷させないようになっている。従って、スラット4がラダーコード9Mの横糸9a,9bにより支持されている状態から、後付けで第1のガイド部材30をスラット4の底面側から取着できるようになっている。
ところで、前述したように、ヘッドボックス1近傍では支持機構5から所定の間隔で導出されている昇降テープ10Mとラダーコード9Mをスラット4近傍で近接させて垂下するよう案内すると、昇降テープ10Mの縁部によって横糸9a,9bや当該リング状の案内部材の耐久性を低下させることがあるため、この耐久性の向上のために、第1のガイド部材30には、スラット4の前後方向端部から突出する一対の突出片33が形成されている。
一対の突出片33は、図4(a)に示すように、それぞれスラット4に対して略垂直方向、且つ略平行に延びる一対の板状片として構成されており、スラット4の回動時にも常時、昇降テープ10Mの縁部が一対の突出片33の各内面に接触するようになっている。
そして、図4(b)に示すように、一対の突出片33間の幅dは、昇降テープ10Mのテープ幅Wよりも狭くなるよう形成されている。
従って、例えば図5に示すように、一対のラダーコード9M間に接続される横糸9a,9b間に、切欠き32の位置で昇降テープ10Mを挿通すると、昇降テープ10Mが略Uの字に弾性変形する。即ち、ヘッドボックス1近傍では支持機構5から所定の間隔で導出されている昇降テープ10Mとラダーコード9Mを、この第1のガイド部材30で近接させて垂下するよう案内すると、図示矢印のように、昇降テープ10Mとラダーコード9Mとの間で生じる垂下に関する相反力が生じているが、第1のガイド部材30が無いときでは昇降テープ10Mとラダーコード9Mの横糸9a,9bが点接触していたのに対し、第1のガイド部材30が有るときでは昇降テープ10Mとラダーコード9Mの横糸9a,9bが面接触するようになる。
これにより、昇降テープ10Mとラダーコード9Mとの間で生じる垂下に関する相反力に起因する、昇降テープ10Mの縁部によるラダーコード9Mの横糸9a,9bに対する押圧力をこの第1のガイド部材30により緩和させ、その摩擦を低減させることができ、これによりその耐久性を向上させることができる。
また、昇降テープ10Mとラダーコード9Mとの間で生じる垂下に関する相反力が生じていても、第1のガイド部材30の一対の突出片33がその相反力を一旦受けることとなるため、昇降テープ10Mの縁部によるラダーコード9Mの横糸9a,9bに対する押圧力を緩和させる作用もある。このため、昇降テープ10Mを紐状の昇降コードで構成した場合にもラダーコード9Mの横糸9a,9bに対する押圧力を緩和させ、第1のガイド部材30を設けない場合よりもその耐久性を向上させることができる。
(第2のガイド部材)
尚、前述まで、第1のガイド部材30が一対の突出片33を有する例を説明したが、昇降テープ10Mとラダーコード9Mとの間で生じる垂下に関する相反力が生じていても、第1のガイド部材30の一対の突出片33がその相反力を一旦受けることとなるため、昇降テープ10Mの縁部によるリング状の案内部材13に対する押圧力を緩和させる作用もある。このため、例えば、図6(a),(b)に示すように、一片の突出片33を有する第2のガイド部材30a及び/又は第2のガイド部材30bを用いて横型ブラインドを構成した場合にも、ラダーコードの横糸等に対する耐久性を改善する効果がある。例えば、図1にも示しているように、ヘッドボックス1から複数の昇降テープ10R,10Lがそれぞれ左右両端側から中央側に向けて各ラダーコード9R,9Lに近接するよう屈曲させて垂下させる際に、各ラダーコード9R,9Lに近接して案内される各スラット4に対してそれぞれ第2のガイド部材30a及び第2のガイド部材30bを設けるようにする。このとき、1つの突出片32を有する各第2のガイド部材30a,30bは、各昇降テープ10R,10Lの当該屈曲させる向きに応じて配置し、当該近接させる方向に案内するようにする(本例の場合、当該スラット4の左右両端側から中央側に案内する。)。
このように、第2のガイド部材30a,30bを設けることで、昇降テープ等によるラダーコードの横糸等に対する耐久性を改善することができる。
〔第2実施形態〕
(横型ブラインドの全体構成)
前述した第1実施形態の横型ブラインドの例では、第1のガイド部材30、及び第2のガイド部材30a,30bを最上段のスラット4に対して1つずつ設ける例を説明したが、図7に示すように、第1のガイド部材30を最上段のスラット4以外の位置、好適にはヘッドボックス1から垂下される昇降テープ10Mが最初にラダーコード9Mに近接して案内されるスラット4に設けることができる。更に、第2のガイド部材30a,30bを各昇降テープ10R,10Lのそれぞれの上下方向に、複数個所にて設置することができる。
〔第3実施形態〕
(横型ブラインドの全体構成)
次に、図8及び図9を参照して、本発明による第3実施形態の横型ブラインドとして電動横型ブラインドを例に説明する。図8は、本発明による第2実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す正面図である。図9は、第3実施形態の横型ブラインドの中央部の概略構成を示す側面透視図である。尚、第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。図8及び図9に示す電動横型ブラインドは、ヘッドボックス1の中央部、及び左右両側部から各支持機構5により、ラダーコード9M,9L,9Rを介して多数段のスラット4が吊下支持され、各ラダーコード9M,9L,9Rの近傍にて、それぞれ昇降テープ10M,10L,11Rが吊下支持され、各ダーコード9M,9L,9R、及び各昇降テープ10M,10L,11Rの下端にボトムレール8が取着されている。
支持機構5には六角棒状の駆動軸11が挿通されており、ヘッドボックス1の一端側には配設されたモーター6の出力軸に駆動軸11の一端が連結されている。そして、モーター6の作動に基づいて駆動軸11が正逆転され、駆動軸11の正逆転に基づいて各ラダーコード9M,9L,9Rを介して各スラット4が回動され、或いは各昇降テープ10M,10L,11Rを介してボトムレール8が昇降されてスラット4が昇降される。
ヘッドボックス1の他端側には、電源ユニット3及び制御装置2が配設されている。そして、電源ユニット3から制御装置2やモーター6等に対して電源供給され、制御装置2は操作スイッチ(図示しない)からの操作指示信号に基づいてモーター6等の動作を制御するようになっている。
本実施形態では、図8に示すように、昇降テープ10L,11Rは、最上段のスラット4から下方に位置する所定段のスラット4まではスラット4の前後方向の室内側縁部に沿ってヘッドボックス1から垂下された後、スラット4の前後方向の室内側縁部に設けられた切欠き4a(又は挿通孔)を経て垂下され、ボトムレール8に取着されている。また、図8及び図9に示すように、昇降テープ10Mは、最上段のスラット4から下方に位置する所定段のスラット4まではスラット4の前後方向の室外側縁部に沿ってヘッドボックス1から垂下された後、スラット4の前後方向の室外側縁部に沿って垂下されるラダーコード9Mに設けられたリング状の案内部材13に挿通されて垂下され、ボトムレール8に取着されている。リング状の案内部材13は、各スラット4の位置に対応して所定間隔で室外側縁部に沿って垂下されるラダーコード9Mに設けられ、昇降テープ10Mの移動に対する摩擦抵抗が十分に小さい樹脂材料で形成されている。
そして、本実施形態においても、ラダーコード9Mを介して吊下支持される多数段のスラット4のうち、ヘッドボックス1から垂下される昇降テープ10Mがラダーコード9Mに近接して案内される所定のスラット4に対して第1のガイド部材30が設けられている。また、図8に示すように、第2のガイド部材30a,30bを各昇降テープ10R,10Lのそれぞれの上下方向に、複数個所にて設置することができる。
このように、最上段のスラット4以外の位置でも第1のガイド部材30を設置することができ、更にはリング状の案内部材13に挿通されて垂下される昇降テープ10Mに対しても第1のガイド部材30を設けることで、昇降テープ10Mとラダーコード9Mとの間で生じる垂下に関する相反力に起因する、昇降テープ10Mの縁部によるラダーコード9Mのリング状の案内部材13に対する押圧力をこの第1のガイド部材30により緩和させ、その摩擦を低減させることができ、これによりその耐久性を向上させることができる。そして、昇降テープ10L,10Rに対して第2のガイド部材30a,30bを設けることで、昇降テープ10L,10Rに起因するラダーコード9L,9Rの横糸等に対する押圧力をこの第2のガイド部材30a,30bにより緩和させ、その摩擦を低減させることができ、これによりその耐久性を向上させることができる。
また、各実施形態において、図3に示す例では、スラット4がラダーコード9Mの横糸9a,9bにより支持されている状態から、第1のガイド部材30をスラット4の底面側から取着できる点を説明したが、例えば、図10に示すように、スラット4を狭着可能なクリップ状の係止片37を有する第1のガイド部材30cを構成し、この第1のガイド部材30cを予めスラット4に装着しておき、ラダーコード9Mの横糸9a,9bにより支持するよう構成しても、上述した作用・効果を得ることができる。第2のガイド部材30a,30bについても同様である。
また、各実施形態において、第1のガイド部材30や第2のガイド部材30a,30bを設けることで、昇降テープに起因するリング状の案内部材やラダーコードの横糸等に対する押圧力を緩和させ、その摩擦を低減させてその耐久性を向上させる例を説明したが、例えば代表して第1のガイド部材30の代替例として、図11に示すように、各スラット4に昇降テープ10Mのテープ幅より狭い幅dを有する挿通孔4aを形成し、この挿通孔4aに昇降テープ10Mを屈曲させて挿通するよう構成する。そして、この挿通孔4aも、ヘッドボックス1から垂下される昇降コードが最初にラダーコードに近接して案内されるスラットに設けるのが好適である。このように構成した場合にも、当該昇降テープに起因するリング状の案内部材やラダーコードの横糸等の耐久性を向上させることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、スラット4は、アルミニウム製や木製とすることができ、前述の実施形態の例のような凸面を有する形態のほか、平板状の形態としてもよい。
また、上述した実施形態の例では、昇降テープを用いる例を主に説明したが、紐状の昇降コードを用いる横型ブラインドでもよい。よって、本発明に係る横型ブラインドについて、単に昇降コードと称するときは、紐状又はテープ状の形態を含むものとする。更に、前述の実施形態の例では特定の例を挙げて説明したが、昇降コードに関するスラット4の前後方向の垂下位置は任意に定めることができ、本発明の作用・効果を発揮させるものであれば、スラット4の挿通孔、切欠き、リング状の案内部材、横糸に対して昇降コードを係合させて垂下させることができる。
本発明によれば、横型ブラインドに対する耐久性を高めることができるので、複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドの用途に有用である。
1 ヘッドボックス
4 スラット
4a 挿通孔
5 支持機構
8 ボトムレール
9L,9R,9M ラダーコード
10L,10R,10M 昇降テープ
30,30a,30b,30c ガイド部材
33 突出片

Claims (8)

  1. 複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドであって、
    ラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットのうちの一部のスラットであって、ヘッドボックスから垂下される紐状又はテープ状の昇降コードがラダーコードに近接して案内される所定のスラットに対して、該昇降コードの垂下を規制して案内する規制手段を備え、前記規制手段が、当該所定のスラットの前後方向の両縁部を係止する係止片、又は当該所定のスラットの前後方向の一縁部を狭着する係止片を有すガイド部材からなることを特徴とする横型ブラインド。
  2. 前記規制手段として構成されるガイド部材は、切欠き又は挿通孔で前記紐状又はテープ状の昇降コードが案内されるラット形状に関わらず、当該所定のスラットに対して設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の横型ブラインド。
  3. 複数のスラットを昇降可能に吊下支持する横型ブラインドであって、
    ラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットのうちの一部のスラットであって、ヘッドボックスから垂下される紐状又はテープ状の昇降コードがラダーコードに近接して案内される所定のスラットに対してガイド部材を設け、前記ガイド部材が当該スラットの前後方向端部から突出する突出片を有し、且つ当該所定のスラットの前後方向の両縁部を係止する係止片、又は当該所定のスラットの前後方向の一縁部を狭着する係止片を有することを特徴とする横型ブラインド。
  4. 前記ガイド部材は、前記ヘッドボックスから垂下される昇降コードが最初に前記ラダーコードに近接して案内されるスラットに設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の横型ブラインド。
  5. 前記昇降コードがテープ状の際に、前記ガイド部材の突出片は、該昇降コードのテープ幅より狭い間隔で突出する一対の板状片で構成されていることを特徴とする、請求項3又は4に記載の横型ブラインド。
  6. 前記一対の板状片は、当該スラットに対して略垂直方向、且つ略平行に延びるよう構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の横型ブラインド。
  7. 前記ラダーコードに近接して案内されるテープ状の昇降コードは、前記ラダーコードに設けられている横糸又はリング状の案内部材に挿通されており、前記ガイド部材の一対の板状片は、前記テープ状の昇降コードを変形可能に案内するよう構成され、これにより前記横糸又はリング状の案内部材と前記昇降コードとの間の摩擦を低減させるようにしたことを特徴とする、請求項5に記載の横型ブラインド。
  8. 前記ヘッドボックスから前記昇降コードが複数垂下され、当該複数の昇降コードの各々に併設して垂下されるラダーコードに近接するよう案内される各スラットに対して前記ガイド部材がそれぞれ設けられ、該ガイド部材の各々は、当該複数の昇降コードの各々を当該近接させる方向に案内する1つの突出片を有することを特徴とする、請求項3又は4に記載の横型ブラインド。
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