JP6514459B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドに関する。
横型ブラインドは、ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持された多数段のスラットを昇降させたり、チルトさせたりすることによって、室内に取り込む日射量の調整が可能となっている。
例えば、ラダーコードの下端にボトムレールが配置され、ボトムレールに取着された昇降コードをヘッドボックス内への引き込み及びヘッドボックスからの引き出しを行うことによって、ボトムレールを昇降させることによりスラットを昇降させることができる。
一般的な横型ブラインドにおいては、昇降コードを各スラットの前後方向の中央に設けた昇降コード用挿通孔に挿通させて、ボトムレールに接続するものが知られている。昇降コードを昇降コード用挿通孔に挿通させる形態では、昇降機能を満たすべく、その昇降コード用挿通孔の孔径を昇降コードの径よりも大きくすることにより挿通性を確保する必要があるが、この昇降コード用挿通孔から外光が入射する光漏れが生じうるため、その遮蔽効果に改善の余地があった。
そこで、スラットに昇降コード用挿通孔を設けることなく構成する横型ブラインドも知られている。例えば、各スラットの前後方向の一端に切欠きを設け、2本の縦糸からなるラダーコード間で交差する2本の横糸間にスラットを挿通し、当該切欠きに当該横糸の交差部を係合させる技法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。そして、この切欠きと当該交差する2本の横糸を利用して昇降コードを係合させつつヘッドボックスからボトムレールまで昇降コードを垂下させる。
特許文献1の技法によれば、光漏れを生じさせる孔が無くなることから遮蔽効果も高くなり、ラダーコードにおける当該交差する2本の横糸間にスラットを挿通し、スラットに設けた切欠きにその横糸の交差部を係合させることから、スラットの横ずれを防止することができる。
国際公開第2013/147039号公報
前述したように、スラットに昇降コード用挿通孔を設けることなく横型ブラインドを構成するために、特許文献1に開示される技法を用いれば、光漏れを生じさせる孔が無くなることから遮蔽効果も高くなり、ラダーコードにおける当該交差する2本の横糸間にスラットを挿通し、スラットに設けた切欠きにその横糸の交差部を係合させることから、スラットの横ずれを防止することができる。
また、前述した一般的な横型ブラインドにおいて、昇降コード用挿通孔による光漏れが微少であり許容されるとしても、各スラットの前後方向の一端に切欠きを設け、この切欠きにその横糸の交差部を係合させることでスラットの横ずれを防止することができる。
しかしながら、これらの技法においては、スラットに設けた切欠きをその横糸の交差部で係合させるよう組み立てる必要があり、その組立性の観点からスラットに切欠きを設けずともスラットの横ずれを防止可能とする技法が望まれる。
或いは、スラットに切欠きを設ける場合でも、その切欠きのサイズは、その横糸の交差部を係合させるのに十分な大きさが必要であり、スラットの横ずれをより防止可能する技法が望まれる。
特に、スラットに切欠きを設ける場合に、スラットをチルトさせて遮光性を高めようとすると、その切欠きからラダーコードや昇降コードが外れてしまい、スラットの横ずれを抑制できなくなる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドを提供することにある。
本発明による第1態様の横型ブラインドは、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドであって、各スラットの両端部近傍をそれぞれ係合して挿通することにより各スラットを吊下支持するコードを備え、前記スラットの各々の両端部近傍には、前記コードを挿通するための挿通孔が設けられ、該挿通孔は、前記コードの断面径よりも小さい孔径で形成され、前記コードが前記挿通孔に対して摩擦を生じさせて挿通されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様の横型ブラインドにおいて、前記スラットの各々の両端部近傍には、前記コードを挿通するための挿通孔が設けられ、該挿通孔は、前記コードの断面径よりも小さい孔径で形成され、前記コードが前記挿通孔に対して摩擦を生じさせて挿通されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様の横型ブラインドにおいて、前記コードは、最下段のスラットに係止されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様の横型ブラインドにおいて、前記コードは、ボトムレールに係止されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様の横型ブラインドにおいて、前記コードは、前記ラダーコードの垂下位置の近傍で各スラットに係合させて垂下するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1態様の横型ブラインドにおいて、前記コードは、前記スラットの前後方向の中央付近又は端部付近にて各スラットに係合させて垂下するよう構成されていることを特徴とする。
本発明による第1態様によれば、スラットに切欠きを設けずとも、光漏れを防止する態様でスラットの横ずれを防止することができる。また、スラットに切欠きを設ける場合でも、光漏れを防止する態様でスラットの横ずれを防止することができる。特に、スラットに切欠きを設けないよう構成した場合には、その組立性を改善することができ、低コスト化を図ることができる。また、本発明による第2態様によれば、スラットに切欠きを設ける場合に、スラットを高角度でチルトさせて、その切欠きからラダーコードや昇降コードが外れてしまう場合でも、切欠きに設けられた立上り部によりスラットの横ずれを抑制することができる。
本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドの全体構成を示す正面図である。 (a)は、本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおけるスラット周辺の構成を示す平面図であり、(b)は、本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおけるスラットに対する横ずれ防止用コードの挿通状態を示す正面断面図である。 本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおける各種コード周辺の構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおける横ずれ防止用コードに関する変形例を示す平面図である。 本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおける横ずれ防止用コードに関する別の変形例を示す斜視図である。 本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおける横ずれ防止用コードに関する更に別の変形例を示す斜視図である。 本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおける横ずれ防止用コードに関する更に別の変形例を示す斜視図である。 本発明による第2態様における一実施形態の横型ブラインドにおける切欠きに設けた立上り部の構成を示す斜視図である。 本発明による第2態様における別実施形態の横型ブラインドにおける切欠きに設けた立上り部の構成を示す斜視図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおけるスラットの構成を示す斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおけるスラットのチルト時の動作を示す側面図である。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおける多数段のスラットの切欠きに設けた立上り部の構成を示す正面図である。 本発明による第2態様における別実施形態の横型ブラインドにおける変形例の立上り部の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明による第1及び第2態様における各実施形態の横型ブラインドを説明する。尚、本願明細書中、図1に示す横型ブラインドの正面図に対して、図示上方及び図示下方をスラットの吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を横型ブラインドの左側、図示右方向を横型ブラインドの右側と定義する。また、図1の正面図を視認する側を前側(室内側)、及び、その反対側を後側(又は室外側)とし、横型ブラインドの前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。
〔第1態様の横型ブラインド〕
図1は、本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドの全体構成を示す正面図である。図2(a)は、本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおけるスラット周辺の構成を示す平面図であり、図2(b)は、本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおけるスラットに対する横ずれ防止用コードの挿通状態を示す正面断面図である。また、図3は、本発明による第1態様における一実施形態の横型ブラインドにおける各種コード周辺の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、ヘッドボックス1から、複数のラダーコード7が垂下されており、ラダーコード7の下端にはボトムレール5が取着されている。ラダーコード7には、多数段のスラット4が支持されている。また、ヘッドボックス1から複数の昇降コード6も垂下されている。図1では、昇降コード6は、ラダーコード7に対して対となるよう配置しているが、これに限定されず、ラダーコード7とは異なる本数で配置してもよい。尚、昇降コード6は、紐状の糸で構成する例を説明するが、厚みの薄い昇降テープとすることができる。
また、2本の縦糸からなるラダーコード7間で交差する2本の横糸7a,7b間にスラット4が挿通されている(図3参照)。そして、この2本の横糸7a,7bの交差部とラダーコード7の1本の縦糸との間に、昇降コード6が挿通されている。
ヘッドボックス1の一端側には、プーリー3が回転可能に支持され、そのプーリー3には無端状の操作コード2(例えば、ボールチェーン)が掛装されて下方へ垂下されている。そして、操作コード2の操作によりプーリー3を回転駆動可能となっている。プーリー3の回転は、ヘッドボックス1内の駆動軸に伝達され、ストッパー装置を経て昇降コード6の巻取り、又は巻戻しを可能とする巻取軸に伝達される(図示せず)。
図示しない当該ストッパー装置によって、ボトムレール5及びスラット4が所望高さまで引き上げられた状態で保持することが可能である。また、ボトムレール5及びスラット4の自重降下が阻止されている状態から、操作コード2をヘッドボックス1から引き出すと、当該ストッパー装置の作動が解除されて、ボトムレール5及びスラット4の自重降下が許容されるようになっている。このようなストッパー装置は、既知の技法で構成することができる。
従って、操作コード2を操作して、ボトムレール5に取着された昇降コード6をヘッドボックス1内への引き込み、或いはヘッドボックス1からの引き出しを行うことによってボトムレール5を昇降させることで、スラット4の昇降が可能となっている。
また、ヘッドボックス1の他端側には、プーリー10が回転可能に支持され、そのプーリー10には無端状のチルトコード9が掛装されて下方へ垂下されている。そして、チルトコード9の操作によりプーリー10を回転駆動可能となっている。プーリー10の回転は、ヘッドボックス1内のチルト軸に伝達され、所定量でラダーコード7の引き込み、又は引き出しを可能としている(図示せず)。
従って、チルトコード9を操作して、ラダーコード7をヘッドボックス1内への引き込み、或いはヘッドボックス1からの引き出しを行うことによって、スラット4の角度が調整可能となっている。
ここで、本実施形態の横型ブラインドでは、図1及び図2に示すように、各スラット4に、横ずれ防止用コード8を挿通するための挿通孔4aが設けられ、各スラット4は、ヘッドボックス1の左右両端側からそれぞれ垂下される横ずれ防止用コード8によって吊下支持されている。横ずれ防止用コード8は、モノフィラメントや紐状の糸等で構成することができる。横ずれ防止用コード8の上端は、ヘッドボックス1の底面にて取付具8aにより係止され、横ずれ防止用コード8の下端は、最下段のスラット4の下面にて取付具8bにより係止されている。このような取付具8a,8bによる係止は、金属材料や樹脂材料で形成した専用の部材を係止手段として構成することができるが、既存のゴム材を用いることや、結び玉としてもよい。
また、図2(b)に示すように、各スラット4に設けられる挿通孔4aは、横ずれ防止用コード8の断面径よりも小さい孔径で形成され、横ずれ防止用コード8がスラット4の挿通孔4aに対して摩擦を生じさせて挿通されている。これにより、横ずれ防止用コード8の任意位置で各スラット4を容易に調整可能に係合させることができ、各スラット4の横ずれを防止するとともに、光漏れが生じることなくも無いことから遮蔽効果も高くすることができる。
以上のように、本実施形態の横型ブラインドによれば、スラト4の挿通孔4aに対して摩擦を生じさせて挿通する横ずれ防止用コード8を設けるよう構成することから、光漏れを防止する態様でスラット4の横ずれを防止することができる。
また、本実施形態の横型ブラインドによれば、スラット4に昇降コード用挿通孔や切欠きを設けずとも、光漏れを防止する態様でスラット4の横ずれを防止することができるようになる。
また、本実施形態の横型ブラインドによれば、横ずれ防止用コード8を挿通するためのスラット4の挿通孔4aが、横ずれ防止用コード8の断面径よりも小さい孔径で形成され、横ずれ防止用コード8が挿通孔4aに対して摩擦を生じさせて挿通されるよう構成されているため、各スラット4を横ずれ防止用コード8の任意位置で容易に調整可能に係合させることができ、組立性も改善し、低コスト化を図ることが可能となる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明による第1態様を説明したが、本発明による第1態様は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述した例では、操作コード2やチルトコード9を用いて、昇降コード6及びラダーコード7を操作する特定の形態の横型ブラインドについて説明したが、本発明による第1態様は、これに限定されず、ヘッドボックス1からラダーコード7を介して多数段のスラット4を吊下支持する横型ブラインドであれば、他の形態の横型ブラインドに適用できることは勿論である。
また、上述した例では、ヘッドボックス1の左右両端側からそれぞれ1本ずつ横ずれ防止用コード8を垂下する例について説明したが、例えば、図4(a)に示すように、ヘッドボックス1の左右両端側からそれぞれ2本以上の横ずれ防止用コード8を垂下するよう構成してもよい。或いは、図4(b)に示すように、ヘッドボックス1の左右両端側から横ずれ防止用コード8を垂下する以外に、例えばヘッドボックス1の中央付近から横ずれ防止用コード8を垂下するよう構成することができる。
従って、本発明に係る第1態様の横型ブラインドにおいて、効果的にスラット4の横ずれを防止するために、ヘッドボックス1の両端近傍の位置から、それぞれ少なくとも1以上の横ずれ防止用コード8を垂下するよう構成することが好ましい。例えば、ヘッドボックス1の両端近傍の位置(即ち、スラット4の長手方向の両端近傍の位置)として、スラット4の長手方向の端部から、その長手方向の全長に対して約30%以下の長さの位置に挿通孔4aを設け、横ずれ防止用コード8を挿通するよう構成することで、好適に横ずれを防止することができる。
また、上述した例では、ラダーコード6(或いは昇降コード7)の垂下位置とは比較的大きく異なる位置で、横ずれ防止用コード8をスラット4に係合させて垂下する例について説明したが、ラダーコード6(或いは昇降コード7)の垂下位置の近傍で横ずれ防止用コード8をスラット4に係合させて垂下するよう構成することができる。特に、図5に示すように、スラット4の前後方向の中央付近(或いは、その端部付近)にて、横ずれ防止用コード8をスラット4に係合させて垂下するよう構成することができる。このように構成することで、横ずれ防止用コード8の設置により美観を損なう場合には、この美観の劣化を低減させることができる。
例えば、スラット4の前後方向の中央付近(或いは、その端部付近)にて、横ずれ防止用コード8をスラット4に係合させて垂下するよう構成する際には、ラダーコード7間で交差する2本の横糸7a,7b間に挿通させるように構成してもよいし、挿通させずともよい。更には、上下のスラット4間で、ラダーコード7間で交差する2本の横糸7a,7b間を左右交互に編み込むよう挿通してもよい。例えば、上下のスラット4間で、上側スラット4では横糸7aの右側且つ横糸7bの左側に横ずれ防止用コード8を挿通し、下側スラット4では横糸7aの左側且つ横糸7bの右側に横ずれ防止用コード8を挿通する。このように編み込んで挿通する態様では、1つおきや2つおきなどで左右交互に編み込むよう挿通してもよい。
また、上述した例では、スラット4に、昇降コード6を挿通可能とする昇降コード用挿通孔や切欠きを設けない横型ブラインドの例を説明したが、本発明に係る横ずれ防止用コード8は、他の形態の横型ブラインドにも適用することができる。
例えば、図6に示すように、各スラット4に切欠き4bを設け、ラダーコード7における交差する2本の横糸7a,7b間にスラット4を挿通し、その横糸7a,7bの交差部を切欠き4bに係合させる場合にも発明に係る横ずれ防止用コード8を適用することができる。通常、切欠き4bのサイズは、その横糸7a,7bの交差部を係合させるのに十分な大きさが必要であることから多少の横ずれが発生しうるが、各スラット4に対して、横ずれ防止用コード8の断面径よりも小さい孔径で挿通孔4aを形成し、横ずれ防止用コード8をスラット4の挿通孔4aに対して摩擦を生じさせて挿通することで、より横ずれを防止することが可能となる。
或いは、図7に示すように、昇降コード6を挿通する昇降コード用挿通孔4cが各スラット4に設けられ昇降コード用挿通孔4cによる光漏れが微少であり許容される場合にも発明に係る横ずれ防止用コード8を適用することができる。通常、昇降コード6の断面径よりも大きい孔径の昇降コード用挿通孔4cにより多少の横ずれが発生しうるが、各スラット4に対して、横ずれ防止用コード8の断面径よりも小さい孔径で挿通孔4aを形成し、横ずれ防止用コード8をスラット4の挿通孔4aに対して摩擦を生じさせて挿通することで、より横ずれを防止することが可能となる。
また、前述した例では、最下段のスラット4の下面で横ずれ防止用コード8の下端を係止する例を説明したが、横ずれ防止用コード8の下端をボトムレール5に取着して係止するよう構成してもよい。
〔第2態様の横型ブラインド〕
次に、図8乃至図13を参照して、本発明による第2態様の横型ブラインドについて説明する。前述した本発明による第1態様の横型ブラインドでは、横ずれ防止用コード8を利用して、各スラット4の横ずれを防止する例を説明したが、本発明による第2態様の横型ブラインドでは、横ずれ防止用コード8を利用せず、切欠き4bに立上り部20を設け、この立上り部20と昇降コード6を利用して、各スラット4の横ずれを抑制するよう構成される。
本発明による第2態様の横型ブラインドでは、各スラット4の前後方向の一端に切欠き4bが設けられ、2本の縦糸からなるラダーコード7間で交差する2本の横糸7a,7b間にスラット4が挿通され、当該切欠き4bに当該横糸7a,7bの交差部を係合させるとともに、切欠き4b及び当該交差する2本の横糸7a,7bに対して昇降コード6を係合させることにより、ヘッドボックス1からラダーコード7を介して多数段のスラット4を昇降可能に吊下支持される。そして、各スラット4に当該切欠き4bが2以上設けられ、該2以上の切欠き4bに、昇降コード6と係合して当該スラット4の横ずれを抑制する立上り部20が設けられている。
図8は、本発明による第2態様における一実施形態の横型ブラインドにおける切欠き4bに設けた立上り部20の構成を示す斜視図である。図8に示すように、立上り部20は、当該切欠き4bから切り曲げ加工により形成され、当該スラット4の長手方向における各切欠き4bの両側部に設けられている。そして、詳細に後述するが、当該2以上の切欠き4bにおける立上り部20は、各スラット4が水平状態から最大チルト状態に状態遷移する際に昇降コード6との係合を維持する長さで起立している。
また、図9は、本発明による第2態様における別実施形態の横型ブラインドにおける切欠き4bに設けた立上り部20の構成を示す斜視図である。図9に示すように、立上り部20は、当該切欠き4bから切り曲げ加工により形成され、当該スラット4の長手方向における各切欠き4bの一側部に設けられている。そして、図8に示す例と同様に、当該2以上の切欠き4bにおける立上り部20は、各スラット4が水平状態から最大チルト状態に状態遷移する際に昇降コード6との係合を維持する長さで起立している。
このような図8及び図9に示す各実施形態の横型ブラインドでは、立上り部20により、昇降コード6と係合して当該スラット4の横ずれを抑制することができる。図10(a),(b),(c)は、それぞれ本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおけるスラット4の構成を示す斜視図である。図10(a)に示すように、各切欠き4bの両側部に設けられている立上り部20(図8に示す形態)は、昇降コード6と係合して当該スラット4の横ずれを抑制するよう構成される。また、図10(b)に示すように、スラット4の長手方向の外縁部側にのみ、各切欠き4bの一側部に設けられている立上り部20(図9に示す形態)は、昇降コード6と係合して当該スラット4の横ずれを抑制するよう構成される。そして、図10(c)に示すように、スラット4の長手方向の中央部側にのみ、各切欠き4bの一側部に設けられている立上り部20(図9に示す形態)は、昇降コード6と係合して当該スラット4の横ずれを抑制するよう構成される。このように、図10(b),(c)では、当該スラット4の長手方向にて昇降コード6と係合して各スラット4の長手方向への横ずれを抑制する配置関係で構成されている。
そして、図8及び図9に示す各実施形態の横型ブラインドでは、当該2以上の切欠き4bにおける立上り部20は、各スラット4が水平状態から最大チルト状態に状態遷移する際に昇降コード6との係合を維持する長さで起立している。図11(a),(b)は、それぞれ本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおけるスラット4のチルト時の動作を示す側面図である。
図11(a)は、各スラット4が水平状態から最大チルト状態に状態遷移する間の所定のチルト量で傾斜した各スラット4の状態を示しており、この状態では、昇降コード6は、立上り部20の有無に関わらず、各切欠き4bにて係合され、各スラット4の長手方向への横ずれは抑制されている。
一方、図11(b)に示すように、各スラット4を最大チルト状態に状態遷移させたときに、昇降コード6が各切欠き4bから外れるような場合でも、立上り部20により、各スラット4の長手方向への横ずれが抑制されるようになっている。
また、各スラット4に設けられた立上り部20は、多数段のスラット4を重ね合わせ可能に構成されている。図12(a),(b),(c),(d)は、それぞれ本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおける多数段のスラットの切欠き4に設けた立上り部20の構成を示す正面図である。
図12(a)に示すように、各スラット4‐1乃至4‐3の各切欠き4bの両側部に設けられている立上り部20‐1乃至20‐3(図8に示す形態)は、当該複数段のスラット4の上位から下位となるに従い各スラット4‐1乃至4‐3の長手方向における切欠き幅が狭くなるよう構成されている。
また、図12(b)に示すように、各スラット4‐1乃至4‐3の各切欠き4bの一側部に設けられている立上り部20‐1乃至20‐3(図9に示す形態)は、当該複数段のスラット4の上位から下位となるに従い各スラット4‐1乃至4‐3の長手方向における切欠き幅が狭くなるよう構成されている。
一方、図12(a),(b)に示す形態とは別の形態として、それぞれ図12(c),(d)に示すような形態とすることができる。図12(c)に示すように、各スラット4‐1乃至4‐3の各切欠き4bの両側部に設けられている立上り部20‐1乃至20‐3(図8に示す形態)は、当該複数段のスラット4を重ね合わせ可能に当該切欠き4bから傾斜して起立しており、該立上り部20‐1乃至20‐3の傾斜角が当該複数段のスラット4の上位から下位となるに従い小さくなるよう構成されている。
また、図12(d)に示すように、各スラット4‐1乃至4‐3の各切欠き4bの一側部に設けられている立上り部20‐1乃至20‐3(図9に示す形態)は、当該複数段のスラット4を重ね合わせ可能に当該切欠き4bから傾斜して起立しており、該立上り部20‐1乃至20‐3の傾斜角が当該複数段のスラット4の上位から下位となるに従い小さくなるよう構成されている。
このように、図8及び図9に示す各実施形態の横型ブラインドでは、各スラット4に設けられた立上り部20が、多数段のスラット4を重ね合わせ可能に構成されている。したがって、本発明による第2態様によれば、スラットに切欠きを設ける場合に、スラットを高角度でチルトさせて、その切欠きからラダーコードや昇降コードが外れてしまう場合でも、切欠きに設けられた立上り部によりスラットの横ずれを抑制することができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明による第2態様を説明したが、本発明による第2態様は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述した例では、立上り部20を当該切欠き4bから切り曲げ加工により形成されている例を説明したが、立上り部20を当該切欠き4bに対して係合させる係合部材30により形成することができる。
図13は、本発明による第2態様における別実施形態の横型ブラインドにおける変形例の立上り部20の構成を示す斜視図である。図13に示すように、本例の立上り部20は、各スラット4にて横ずれの抑制対象の切欠き4bの部位に、係合部材30を取着して一体化させることで構成される。係合部材30は係止部21を有し、この係止部21は、スラット4の厚み及び切欠き4bの部位の形状に合致したクリップ状の形状を有し、スラット4を挟み込むことで切欠き4bの部位に係止される。また、係合部材30はスラット4に対して相対的に2箇所で起立する立上り部20を有している。このため、係合部材30が切欠き4bの部位に係止され、一体化させた状態では、前述した図8に示す実施形態の横型ブラインドと同様の作用効果を得ることができる。また、前述した図9に示す実施形態の横型ブラインドと同様の作用効果を可能とするために、係合部材30をスラット4に対して相対的に1箇所で起立する立上り部20を有するよう構成してもよい。
尚、本発明による第2態様における各実施形態の横型ブラインドにおいて、立上り部20をスラット4に対して上方に起立する例を説明したが、例えばスラット4のチルト方向に逆にした場合でも横ずれを防止可能とするよう立上り部20をスラット4に対して下方に起立する立上り部20とすることや、立上り部20をスラット4に対して上方及び下方に起立する立上り部20とすることもできる。
本発明によれば、光漏れを防止する態様でスラットの横ずれをより防止することができるので、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドの用途に有用である。
1 ヘッドボックス
2 操作コード
3 プーリー
4 スラット
4a 挿通孔
4b 切欠き
4c 昇降コード用挿通孔
5 ボトムレール
6 昇降コード
7 ラダーコード
7a,7b 横糸
8 横ずれ防止用コード
8a,8b 取付具
9 チルトコード
10 プーリー
20 立上り部
30 係合部材

Claims (5)

  1. ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドであって、
    各スラットの両端部近傍をそれぞれ係合して挿通することにより各スラットを吊下支持するコードを備え、前記スラットの各々の両端部近傍には、前記コードを挿通するための挿通孔が設けられ、該挿通孔は、前記コードの断面径よりも小さい孔径で形成され、前記コードが前記挿通孔に対して摩擦を生じさせて挿通されていることを特徴とする横型ブラインド。
  2. 前記コードは、最下段のスラットに係止されていることを特徴とする、請求項に記載の横型ブラインド。
  3. 前記コードは、ボトムレールに係止されていることを特徴とする、請求項に記載の横型ブラインド。
  4. 前記コードは、前記ラダーコードの垂下位置の近傍で各スラットに係合させて垂下するよう構成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の横型ブラインド。
  5. 前記コードは、前記スラットの前後方向の中央付近又は端部付近にて各スラットに係合させて垂下するよう構成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の横型ブラインド。
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