JP6506606B2 - ウエーハの分割方法 - Google Patents

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本発明は、ウエーハの分割方法に関する。
いわゆるパワーデバイスは、ウエーハの表面にデバイスの配線層が形成されウエーハの裏面には材質が金、銀、銅等で厚みが例えば0.5μmから1μmの金属層が形成されたウエーハを分割することで作製される(例えば、特許文献1参照)。
特許5486865号公報
しかし、ウエーハを切削ブレードで切削することで分割してパワーデバイスを作製する場合に、切削ブレードに対してウエーハを切削送りしウエーハの裏面の金属層に切削ブレードを切込ませると、切削ブレードに目詰まりが生じる。そのため、ウエーハの切削送り速度を速めることができず、パワーデバイスの生産効率を向上させることはできない。また、ウエーハをレーザーで切断することで分割してパワーデバイスを作製しようとしても、レーザー切断による金属層の発熱の影響が大きな問題となり実施ができない。そこで、金属層に力を加えて割断することでウエーハを分割して、パワーデバイスの生産効率を高めることが考えられる。しかし、金属層を分割予定ラインに沿って分割するには、金属層に分割起点を作る必要が生じ、この分割起点を作ることは困難である。よって、金属層を分割するために金属層に分割起点を作り、金属層を割断してウエーハを分割できるようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、表面に分割予定ラインで区画された配線層が形成され裏面に金属層が形成されたウエーハを該分割予定ラインに沿って分割するウエーハの分割方法であって、ウエーハの裏面に粘着テープを貼着するテープ貼着工程と、該テープ貼着工程の後、該分割予定ラインに沿って先端が鋭角に尖った切削ブレードを切込ませウエーハの表面にV溝を形成するV溝形成工程と、該V溝形成工程の後、ウエーハの表面側からプラズマエッチングして該V溝をウエーハの裏面に向かって進行させ該V溝の先端が該金属層に達し進入するまでプラズマエッチングするプラズマエッチング工程と、該プラズマエッチング工程の後、該金属層を該V溝に沿って割断しウエーハを分割する分割工程と、からなるウエーハの分割方法である。
前記分割工程では、前記金属層に先端が達し進入した前記V溝を撮像手段で撮像させ、該撮像手段により取得した画像に基づき該V溝の最深部に押しブレードを位置づけウエーハの裏面側から表面側に向かってウエーハを押して前記金属層を該V溝に沿って割断しウエーハを分割すると好ましい。
前記分割方法において、前記V溝形成工程の前に、ウエーハの表面にレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程を含み、前記プラズマエッチング工程と前記分割工程との間に、ウエーハの表面の該レジスト膜を除去するレジスト膜除去工程を含むと好ましい。
本発明に係る分割方法は、ウエーハの裏面に粘着テープを貼着するテープ貼着工程と、テープ貼着工程の後、分割予定ラインに沿って先端が鋭角に尖った切削ブレードを切込ませウエーハの表面にV溝を形成するV溝形成工程と、V溝形成工程の後、ウエーハの表面側からプラズマエッチングしてV溝をウエーハの裏面に向かって進行させV溝の先端が金属層に達し進入するまでプラズマエッチングするプラズマエッチング工程と、プラズマエッチング工程の後、金属層をV溝に沿って割断しウエーハを分割する分割工程とからなることで、ウエーハの表面にV溝を形成した後、さらにプラズマエッチングによりV溝の先端をウエーハの金属層に達し進入するまで進行させて金属層に分割起点を作り、この分割起点たるV溝に沿って金属層を割断することで、ウエーハを容易かつ正確に分割することが可能となる。すなわち、切削ブレードの目詰まりを防ぐために遅い切削送りで分割せざるをえない切削ブレードのみによるウエーハの分割よりも、より速くウエーハの分割ができるためパワーデバイスの生産効率の向上を図ることが可能となる。また、レーザー切断によるウエーハの分割を行う場合と異なり、熱によるパワーデバイスへのダメージがないため、より高品質なパワーデバイスを作製することが可能となる。
分割工程では、金属層に先端が達し進入したV溝を撮像手段で撮像させ、撮像手段により取得した画像に基づきV溝の最深部に押しブレードを位置づけることで、ウエーハの裏面側から表面側に向かってウエーハを押して金属層をV溝に沿って割断しウエーハを分割することが可能となる。
また、分割方法において、V溝形成工程の前に、ウエーハの表面にレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程を含み、プラズマエッチング工程と分割工程との間に、ウエーハの表面のレジスト膜を除去するレジスト膜除去工程を含むこととしたことで、プラズマエッチング工程においてウエーハの配線層をレジスト膜により強力に保護した状態でプラズマエッチングをすることができ、さらにレジスト膜除去工程でレジスト膜を除去してから金属層を割断しウエーハを分割する分割工程を行うことで、ウエーハを容易に分割しつつ、作製したデバイスの品質をより高めることができる。
実施形態1の分割方法におけるテープ貼着工程において、ウエーハの裏面に粘着テープが貼着され、さらに粘着テープが環状フレームに貼着された状態を示す断面図である。 実施形態1の分割方法におけるV溝形成工程において、粘着テープを介して環状フレームに支持されたウエーハが、切削装置に搬送される状態を示す斜視図である。 実施形態1の分割方法におけるV溝形成工程において、ウエーハの表面に切削ブレードが切込みV溝が形成されている状態を示す断面図である。 プラズマエッチング装置の断面図である。 実施形態1の分割方法におけるプラズマエッチング工程において、V溝がウエーハの金属層に達するまでプラズマエッチングが行われている状態を示す断面図である。 実施形態1の分割方法における分割工程において、金属層をV溝に沿って割断してウエーハを分割している状態を示す断面図である。 実施形態2の分割方法におけるテープ貼着工程において、ウエーハの裏面に粘着テープが貼着され、さらに粘着テープが環状フレームに貼着された状態を示す断面図である。 実施形態2の分割方法におけるレジスト膜形成工程において、粘着テープを介して環状フレームに支持されたウエーハが、スピンコータに搬送される状態を示す斜視図である。 実施形態2の分割方法におけるレジスト膜形成工程において、ウエーハの表面にレジスト膜が形成された状態を示す断面図である。 実施形態2の分割方法におけるV溝形成工程において、ウエーハの表面に切削ブレードが切込みV溝が形成されている状態を示す断面図である。 実施形態2の分割方法におけるプラズマエッチング工程において、V溝がウエーハの金属層に達するまでプラズマエッチングが行われている状態を示す断面図である。 実施形態2の分割方法におけるレジスト膜除去工程において、ウエーハの表面のレジスト膜が除去された状態を示す断面図である。 実施形態2の分割方法における分割工程において、金属層をV溝に沿って割断してウエーハを分割している状態を示す断面図である。
(実施形態1)
以下に、図1〜6を用いて、図1に示すウエーハW1を本発明に係る分割方法により分割する場合の各工程について説明する。
図1に示すウエーハW1は、例えば外形が円形状であり、ウエーハの表面W1aは、シリコン層L4上の分割予定ラインSによって格子状に区画された矩形領域に、配線層L1が形成されて構成されている。さらに、配線層L1上及び分割予定ラインS上は、例えば、厚さが0.01μm〜0.2μm程度のSiO2等の酸化膜L2が形成されている。また、ウエーハW1の裏面W1bには、例えば、銀、金または銅等からなり厚さが0.5μm〜1μm程度の金属層L3が形成されている。また、酸化膜L2に代えて、Si3N4等の窒化膜が形成されている場合がある。
(1)テープ貼着工程
本発明に係る分割方法においては、最初に図1に示すように、ウエーハW1の裏面W1bに粘着テープTを貼着するテープ貼着工程を行う。テープ貼着工程においては、まず、ウエーハW1が図に示す環状フレームFの内周側に位置しかつウエーハの裏面W1bが+Z方向を向くように、ウエーハW1と環状フレームFとの位置合わせを行う。ウエーハW1と環状フレームFとの位置合わせを終えた後、ウエーハW1の裏面W1bに対して粘着テープTの粘着面を+Z方向から押し付けて、裏面W1bに粘着テープTを貼着する。同時に、粘着テープTの粘着面の外周部を環状フレームFに貼着することで、図1に示すようにウエーハW1は粘着テープTを介して環状フレームFに支持される。
(2)V溝形成工程
テープ貼着工程を終えた後、図2に示すように、分割予定ラインSに沿って先端が鋭角に尖った切削ブレード60を切込ませウエーハW1の表面W1aにV溝を形成するV溝形成工程を行う。
V溝形成工程において用いられる図2に示す切削装置1は、ウエーハを保持するチャックテーブル30と、チャックテーブル30上に保持されたウエーハを切削する切削ブレード60を備えた切削手段6と、チャックテーブル30上に保持されたウエーハの切削すべき分割予定ラインSを検出するアライメント手段61とを少なくとも備える。アライメント手段61は、ウエーハの表面を撮像する撮像手段610を備えており、撮像手段610により取得した画像に基づき切削すべき分割予定ラインSを検出することができる。チャックテーブル30は、ウエーハを保持面30aで吸引保持するように構成されており、図示しない回転手段により回転可能に支持されている。また、図示しない切削送り手段によってX軸方向での移動可能が可能となっている。
図2に示す切削ブレード60は、例えば、電鋳ハブブレードであり、円盤状に形成された基台600と、基台600の外周部に固定した切り刃601とを備える。切り刃601は、切削ブレード60の先端となり、鋭角に尖った形状をしており、断面形状がV字状となる。そして、切削手段6に備えるスピンドルハウジング62中に回転可能に収容され軸方向がX軸方向に対し水平方向に直交する方向(Y軸方向)であるスピンドル63に、切削ブレード60は回転可能に装着され、図示しないモータによりスピンドル63が回転駆動されることに伴って、切削ブレード60も高速回転する。なお、切削ブレード60は電鋳ハブブレードに限定されるものではなく、先端が鋭角に尖った形状であれば、例えば、外形が環状のワッシャー型のレジンボンドブレードやメタルボンドブレード等でもよい。
V溝形成工程においては、まず、チャックテーブル30の保持面30aとウエーハW1の裏面W1bに貼着された粘着テープT側とが対向するように位置合わせを行い、次いで、粘着テープTを介して環状フレームFに支持されたウエーハW1をチャックテーブル30上に載置する。そして、チャックテーブル30に接続された図示しない吸引手段を作動してウエーハW1をチャックテーブル30上に吸引保持する。なお、図示していないが、チャックテーブル30の周囲にはクランプ部が複数配設されており、クランプ部において環状フレームFを固定する。さらに、図示しない切削送り手段により、チャックテーブル30に保持されたウエーハW1が−X方向に送られるとともに、撮像手段610によってウエーハの表面W1aが撮像されて切削すべき分割予定ラインSの位置が検出される。分割予定ラインSが検出されるのに伴って、切削手段6が図示しない割り出し送り手段によってY軸方向に駆動され、切削すべき分割予定ラインSと切削ブレード60とのY軸方向における位置付けがなされる。
図示しない切削送り手段がウエーハW1を保持するチャックテーブル30をさらに−X方向に送り出すとともに、図示しない切込み送り手段が切削手段6を−Z方向に降下させていく。また、図示しないモータがスピンドル63を高速回転させ、スピンドル63に固定された切削ブレード60がスピンドル63の回転に伴って高速回転をしながらウエーハW1に切込み、分割予定ラインSを切削していく。
図3に示すように、切削ブレード60の先端となる切り刃601がウエーハW1の分割予定ラインS上の酸化膜L2を切削し、シリコン層L4に少し達する程度まで、切削ブレード60をウエーハW1に切込ませることで、溝の最深部がシリコン層L4の表面(上面)から−Z方向に少し下方にある位置Z1となりかつ断面がV字形状となるV溝Mが、ウエーハの表面W1aに形成される。なお、位置Z1は、少なくともシリコン層L4の表面(上面)より−Z方向下方にありかつ金属層L3の表面(上面)より+Z方向上方にある位置であればよく、その範囲で適宜変更可能な位置である。
切削ブレード60が分割予定ラインSを切削し終えるX軸方向の所定の位置までウエーハW1が送られると、図示しない切削送り手段によるウエーハW1の切削送りを一度停止させ、図示しない切込み送り手段が切削ブレード60をウエーハW1から離間させ、次いで、図示しない切削送り手段がウエーハW1を元の位置に戻す。そして、隣り合う分割予定ラインSの間隔ずつ切削ブレード60をY軸方向に割り出し送りしながら順次同様の切削を行うことにより、ウエーハの表面W1aの同方向の全ての分割予定ラインSに沿ってV溝Mを形成する。さらに、ウエーハW1を図示しない回転手段によって90度回転させてから同様の切削を行うことで、ウエーハの表面W1aの全ての分割予定ラインSに沿って、ウエーハの表面W1aにV溝Mを形成する。
(3)プラズマエッチング工程
V溝形成工程を終えた後、図4に示すプラズマエッチング装置2を用いて、図3に示したウエーハの表面W1a側からプラズマエッチングしてV溝Mをウエーハの裏面W1bに向かって進行させV溝Mの最深部である先端が金属層L3に達するまでプラズマエッチングするプラズマエッチング工程を行う。
プラズマエッチング工程において用いられる図4に示すプラズマエッチング装置2は、ガス供給部71とエッチング処理部72とを備えている。ガス供給部71には、例えば六フッ化イオウ(SF)等のフッ素系安定ガスを主体とするプラズマ発生用のエッチングガスが蓄えられる。エッチング処理部72においてはウエーハを収容し、ガス供給部71から供給されるフッ素系安定ガスをプラズマ化してウエーハをエッチングする。
エッチング処理部72は、プラズマエッチングが行われるチャンバ73の上部側にエッチングガス噴出手段74を収容すると共に、エッチングしようとするウエーハを保持するチャックテーブル75を下部側に収容した構成となっている。
エッチングガス噴出手段74は、チャックテーブル75に保持されたウエーハの表面にエッチングガスを供給する機能を有し、軸部74aがチャンバ73に対して軸受け76を介して昇降自在に挿通しており、内部には、ガス供給部71に連通するガス流通路77が形成されており、ガス流通路77はエッチングガス噴出手段74の下面で開口している。エッチングガス噴出手段74は、図示しないモータによりZ軸方向に昇降可能となっている。
一方、チャックテーブル75は、下部の軸部75aがチャンバ73に対して軸受け78を介して回転可能に挿通されており、内部には吸引源79に連通する吸引路80及び冷却部81に連通する冷却路82が形成されており、吸引路80はチャックテーブル75の上面である保持面75cにおいて開口し、保持面75cでウエーハを吸引保持する。
チャンバ73の側部にはエッチングするウエーハの搬出入口となる開口部73aが形成されており、開口部73aの外側には開口部73aを開閉するシャッター73bが配設されている。また、チャンバ73の下部にはガス排気部83に連通する排気口73cが形成されており、排気口73cから使用済みのガスを排出することができる。また、エッチングガス噴出手段74及びチャックテーブル75には高周波電源84が接続され、高周波電源84で高周波電圧を印加して、エッチングガスをプラズマ化することができる。
プラズマエッチング工程においては、図4に示すように、まず、シャッター73bを開き開口部73aを開口させた状態で、V溝形成工程が実施され粘着テープTを介して環状フレームFで支持されたウエーハW1を、チャンバ73の内部に進入させる。そして、チャックテーブル75の保持面75cとウエーハW1の裏面W1bに貼着された粘着テープT側とが対向するように位置合わせを行い、次いで、チャックテーブル75上に粘着テープTを介して環状フレームFに支持されたウエーハW1を載置する。次いで、吸引源79を駆動させ、吸引源79が生み出す吸引力が保持面75cに伝達されることにより、チャックテーブル75が保持面75c上でウエーハW1を吸引保持する。すなわち、ウエーハW1の表面W1aが、エッチングガス噴出手段74の下面と対向した状態でチャックテーブル75に吸引保持された状態となる。そして開口部73aを閉め、チャンバ73の内部を減圧排気し真空状態とする。なお、吸引源79は必須ではなく、チャックテーブル75の内部に電極を備え、その電極に直流電圧を印加するとともに、エッチングガスをプラズマ化させ、静電吸着力によってウエーハW1を保持するようにしてもよい。
次に、エッチングガス噴出手段74を下降させ、その状態でガス供給部71からガス流通路77にエッチングガスとして、例えば、SF6を主体とするエッチングガスを供給し、エッチングガス噴出手段74の下面からエッチングガスを噴出させると共に、高周波電源84からエッチングガス噴出手段74とチャックテーブル75との間に高周波電圧を印加してエッチングガスをプラズマ化させる。
図5に示すように、プラズマ化したエッチングガスGが、ウエーハW1の表面W1aからプラズマエッチングをしていく。ここで、エッチングガスGは、配線層L1を保護する酸化膜L2はほとんどエッチングせずに、ウエーハの表面W1aに形成されたV溝Mに対応する部分のみを除去する異方性エッチングをしていくことで、V溝Mがウエーハの表面W1a側からウエーハの裏面W1bに向かって進行していく。そして、V溝Mの最深部となる先端が金属層L3に達する位置Z2までプラズマエッチングを行った後、図4に示す高周波電源84による高周波電圧の印加を止めて、開口部73aを開いてウエーハW1をチャンバ73から搬出する。なお、位置Z2は、例えば金属層L3の表面(上面)より−Z方向に少し下方にある位置であり、エッチング時間の制御によりその範囲で適宜変更可能な位置である。
(4)分割工程
プラズマエッチング工程を終えた後、図6に示すように、金属層L3をV溝Mに沿って割断し分割する分割工程を行う。
分割工程においては、例えば、粘着テープTを拡張することで、金属層L3をV溝Mに沿って割断して分割する。すなわち、例えば環状フレームFを下降させることにより粘着テープTを放射状に伸張させることで、粘着テープTが貼着されたウエーハの裏面W1bの金属層L3にも放射状に伸張させる力が作用し、金属層L3に達して形成されているV溝Mを分割起点として、金属層L3がV溝Mに沿って縦横に割断され、ウエーハW1を完全に分割し個々のデバイスD1とすることができる。
また、分割工程においては、図に示すV溝Mの延在方向に沿ってV溝Mを押し上げる押しブレードBによる押し上げで、金属層L3を割断させてウエーハW1を分割してもよい。すなわち、例えば、まず、ウエーハW1の表面W1aの上方(+Z方向)から、ウエーハの表面を撮像する撮像手段90を備えV溝を検出できるアライメント9手段で、撮像手段90により取得した画像に基づきX軸方向へ延びるV溝MのY軸方向における位置を検出する。次いで、裏面W1bに貼着された粘着テープT側から、検出したX軸方向へ延びるV溝MのY軸方向における位置に基づいて、X軸方向に延びるV溝Mに最深部である先端に対して、押しブレードBの先端を裏面W1bに貼着された粘着テープT側から(−Z方向から)粘着テープTを介して沿うように押し当てて位置づける。そして、V溝Mの最深部である先端を押しブレードBの先端で押し上げると、ウエーハの裏面W1bの金属層L3に+Z方向の力が作用し、金属層L3に達しているV溝Mを分割起点として、金属層L3がX軸方向に延びるV溝Mに沿って割断される。その後、順次同様にX軸方向に延びるV溝Mに沿って金属層L3を割断させていき、X軸方向に延びる全てのV溝Mに沿って金属層L3を割断させる。次いで、金属層L3をY軸方向に延びるV溝Mに沿って同様に割断させることで、ウエーハW1を完全に分割し個々のデバイスD1とすることができる。
本実施形態における分割方法では、V溝形成工程でウエーハW1の表面W1aにV溝Mを形成した後、プラズマエッチング工程におけるプラズマエッチングによりV溝MをウエーハW1の金属層L3に達するまで進行させて金属層L3に容易に分割起点を作り、分割工程でこの分割起点たるV溝Mに沿って金属層L3を割断することで、ウエーハW1を容易かつ正確に分割することが可能となる。すなわち、切削ブレード60の目詰まりを防ぐために遅い切削送りで分割せざるをえない切削装置1のみによるウエーハW1の分割よりも、より速くウエーハW1の分割ができるためデバイスD1の生産効率の向上させることが可能となる。また、レーザー切断によりウエーハW1の分割を行う場合と異なり、分割して作製されたデバイスD1への熱によるダメージがないため、より高品質なデバイスD1を作製することが可能となる。
(実施形態2)
以下に、図2、4及び図7〜13を用いて、図7に示すウエーハW2を本発明に係る分割方法により分割する場合の各工程について説明する。
図7に示すウエーハW2は、例えば外形が円形状であり、ウエーハの表面W2aは、シリコン層L4上の分割予定ラインSによって格子状に区画された矩形領域に、配線層L1が形成されて構成されている。また、ウエーハW2の裏面W2bには、例えば、銀、金または銅等からなり厚さが0.5μm〜1μm程度の金属層L3が形成されている。
(1)テープ貼着工程
図7に示すウエーハW2の裏面W2bに粘着テープTを貼着するテープ貼着工程は、実施形態1におけるテープ貼着工程と同様に行うことで、図8に示すようにウエーハW2は粘着テープTを介して環状フレームFに支持される。
(2)レジスト膜形成工程
テープ貼着工程を終えた後、ウエーハW2の表面W2aにレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程を行う。
レジスト膜形成工程においては、図8に示すスピンコータ40に備える回転可能なスピンナーテーブル400上に、粘着テープTを介して環状フレームFに支持されたウエーハW2を載置し、スピンコータ40に接続された図示しない吸引手段を作動することによりスピンナーテーブル400上でウエーハW2を吸引保持する。次に、スピンナーテーブル400上で吸引保持されたウエーハW2の表面W2aの中心部にレジスト液供給ノズル41から所定量のレジスト液を滴下し、スピンナーテーブル400を所定速度で回転することにより、遠心力により滴下されたレジスト液がレベリングされて、図9に示すようなほぼ一様な厚さのレジスト膜L5がウエーハの表面W2a上に形成される。
(3)V溝形成工程
レジスト膜形成工程を終えた後、図10に示すように、分割予定ラインSに沿って先端が鋭角に尖った切削ブレード60を切込ませウエーハW2の表面W2aにV溝を形成するV溝形成工程を行う。
V溝形成工程において用いられる切削装置は、実施形態1と同様に図2に示す切削装置1を用いる。そして、スピンドル63に固定された切削ブレード60がスピンドル63の回転に伴って高速回転をしながらウエーハW2に切込み、分割予定ラインSを切削していくまでの工程は、実施形態1におけるV溝形成工程と同様に行われる。
図10に示すように、切削ブレード60の先端となる切り刃601がウエーハW2のレジスト膜L5を切削し、シリコン層L4に少し達する程度まで、切削ブレード60をウエーハW2に切込ませることで、溝の最深部がシリコン層L4の表面(上面)から−Z方向に少し下方にある位置Z1となりかつ断面がV字形状となるV溝Mが、ウエーハの表面W2aに形成される。なお、位置Z1は、少なくともシリコン層L4の表面(上面)より−Z方向下方にありかつ金属層L3の表面(上面)より+Z方向上方にある位置であればよく、その範囲で適宜変更可能となる位置である。
そして、切削ブレード60が分割予定ラインSを切削し終えるX軸方向の所定の位置までウエーハW2が送られると、ウエーハW2の切削送りを一度停止させ、切削ブレード60をウエーハW2から離間させてから、ウエーハW2を元の位置に戻す。そして、隣り合う分割予定ラインSの間隔ずつ切削ブレード60をY軸方向に割り出し送りしながら順次同様の切削を行うことにより、ウエーハの表面W2aの同方向の全ての分割予定ラインSに沿ってウエーハの表面W2aにV溝Mを形成する。さらに、ウエーハW2を90度回転させてから同様の切削を行い、ウエーハの表面W2aの全ての分割予定ラインSに沿って、ウエーハの表面W2aにV溝Mを形成する。
(4)プラズマエッチング工程
V溝形成工程を終えた後、図11に示すように、ウエーハの表面W2a側からプラズマエッチングしてV溝Mをウエーハの裏面W2bに向かって進行させV溝Mの最深部である先端が金属層L3に達するまでプラズマエッチングするプラズマエッチング工程を行う。
プラズマエッチング工程においては、実施形態1と同様に図4に示すプラズマエッチング装置2を用いる。そして、ウエーハW2を、チャンバ73の内部に進入させ、高周波電源84からエッチングガス噴出手段74とチャックテーブル75との間に高周波電圧を印加してエッチングガスをプラズマ化するまでの工程は、実施形態1におけるプラズマエッチング工程と同様に行われる。
図11に示すように、プラズマ化したエッチングガスGが、ウエーハW2の表面W2aからプラズマエッチングをしていく。ここで、エッチングガスGは、配線層L1を保護するレジスト膜L5はエッチングせずに、ウエーハの表面W2aに形成されたV溝Mに対応する部分のみを除去する異方性エッチングをしていくことで、V溝Mがウエーハの表面W2a側からウエーハの裏面W2bに向かって進行していく。そして、V溝Mの最深部となる先端が金属層L3に達する位置Z2までプラズマエッチングを行う。なお、本実施形態における位置Z2は、例えば、金属層L3の表面(上面)より−Z方向に少し下方にある位置であり、エッチング時間の制御によりその範囲で適宜変更可能な位置である。
(5)レジスト膜除去工程
プラズマエッチング工程を終えた後、例えば、図4に示したプラズマエッチング装置2を用いて、ウエーハW2の表面W2aのレジスト膜L5を除去するレジスト膜除去工程を行う。なお、レジスト膜の除去にはウェットエッチングを行ってもよい。
レジスト膜除去工程では、まず、図4に示すプラズマエッチング工程において用いたプラズマエッチング装置2に備えるチャンバ73内のエッチングガスGを、排気口73cからガス排気部83に排気し、チャンバ73の内部にエッチングガスGであるフッ素系安定ガスが存在しない状態とする。そして次に、ガス供給部71からOガスをガス流通路77に供給し、エッチングガス噴出手段74の下面からOガスを噴出させると共に、高周波電源84からエッチングガス噴出手段74とチャックテーブル75との間に高周波電圧を印加してOガスをプラズマ化させる。そうすると、レジスト膜L5が酸化し灰化するため、図12に示すようにウエーハW2の表面W2aからレジスト膜L5が除去された状態となる。
(6)分割工程
レジスト膜除去工程を終えた後、図13に示すように、金属層L3をV溝Mに沿って割断させ分割する分割工程を行う。分割工程を実施形態1と同様に行うことで、図13に示すようにウエーハW2を完全に分割し個々のデバイスD2とすることができる。
本実施形態における分割方法では、V溝形成工程の前に、ウエーハW2の表面W2aにレジスト膜L5を形成するレジスト膜形成工程を行い、プラズマエッチング工程においてウエーハW2の配線層L1をレジスト膜L5により強力に保護した状態でプラズマエッチングでき、さらにレジスト膜除去工程でレジスト膜L5を除去してから金属層L3を割断して分割する分割工程を行うことで、ウエーハW2を容易に分割しつつ、作製したデバイスD2の品質をより高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態1及び2に限定されるものではない。例えば、表面W1a側に酸化膜L2が被覆されたウエーハW1を分割するに際して、V溝形成工程の前に、ウエーハW1の表面W1aにレジスト膜L5を形成するレジスト膜形成工程を含み、プラズマエッチング工程と分割工程との間に、ウエーハの表面W1aのレジスト膜L5を除去するレジスト膜除去工程を含むこととすることで、ウエーハW1の酸化膜L2の表面(上面)にさらにレジスト膜L5を形成させてウエーハW1の配線層L1をより強く保護した状態で、プラズマエッチングを行ってもよい。
1:切削装置 2:プラズマエッチング装置
30:チャックテーブル 30a:保持面
40:スピンコータ 400:スピンナーテーブル 41:レジスト液供給ノズル
6:切削手段
60:切削ブレード 600:基台 601:切り刃
61:アライメント手段 610:撮像手段
62:スピンドルハウジング 63:スピンドル
71:ガス供給部 72:エッチング処理部
73:チャンバ 73a:開口部 73b:シャッター 73c:排気口
74:エッチングガス噴出手段 74a:軸部 75:チャックテーブル 75a:軸部 75c:保持面 76:軸受け 77:ガス流通路 78:軸受け 79:吸引源 80:吸引路 81:冷却部 82:冷却炉 83:ガス排気部 84:高周波電源
9:アライメント手段 90:撮像手段
W1:ウエーハ W1a:ウエーハの表面 W1b:ウエーハの裏面 W2:ウエーハ W2a:ウエーハの表面 W2b:ウエーハの裏面 S:分割予定ライン D1:デバイス D2:デバイス F:環状フレーム T:粘着テープ L1:配線層 L2:酸化膜 L3:金属層 L4:シリコン層 L5:レジスト膜 M:V溝 G:エッチングガス B:押しブレード Z1:位置 Z2:位置

Claims (3)

  1. 表面に分割予定ラインで区画された配線層が形成され裏面に金属層が形成されたウエーハを該分割予定ラインに沿って分割するウエーハの分割方法であって、
    ウエーハの裏面に粘着テープを貼着するテープ貼着工程と、
    該テープ貼着工程の後、該分割予定ラインに沿って先端が鋭角に尖った切削ブレードを切込ませウエーハの表面にV溝を形成するV溝形成工程と、
    該V溝形成工程の後、ウエーハの表面側からプラズマエッチングして該V溝をウエーハの裏面に向かって進行させ該V溝の先端が該金属層に達し進入するまでプラズマエッチングするプラズマエッチング工程と、該プラズマエッチング工程の後、該金属層を該V溝に沿って割断しウエーハを分割する分割工程と、からなるウエーハの分割方法。
  2. 前記分割工程では、前記金属層に先端が達し進入した前記V溝を撮像手段で撮像させ、該撮像手段により取得した画像に基づき該V溝の最深部に押しブレードを位置づけウエーハの裏面側から表面側に向かってウエーハを押して前記金属層を該V溝に沿って割断しウエーハを分割する請求項1記載のウエーハの分割方法。
  3. 前記V溝形成工程の前に、ウエーハの表面にレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程を含み、
    前記プラズマエッチング工程と前記分割工程との間に、ウエーハの表面の該レジスト膜を除去するレジスト膜除去工程を含む請求項1又は2に記載のウエーハの分割方法。
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