JP4967777B2 - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

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本発明は、インクジェットヘッドの製造方法に関する。
従来、インクジェットヘッドの液室や共通液室と言ったヘッド部材をシリコン基板(シリコンウェハ)のエッチングで形成することが提案されている(特許文献1、2参照)。
上述のように、シリコンをインクジェットヘッド部材に用いた場合、シリコン基板(シリコンウェハ)上に、複数のヘッドチップ部材を形成し、これを各チップ毎に分離する必要がある。この場合、シリコンウェハをチップに分割する手法として、一般的には、ダイシングが用いられる。ダイシングは、周囲にダイヤモンド粉が付いたブレードを高速回転し、該ブレードをチップが切り出される線に沿って動かしウェハを切断する方法である。
また、ダイシングによる切り屑付着の問題を解消するため、例えば、特許文献2に記載されているように、シリコンウェハに所定の外形加工パターンマスクを形成して、異方性エッチングを行ってV字溝での各チップに分離する方法、或いは、半導体チップの切り出し方法ではあるが、特許文献3に記載されているように、シリコンウェハに第1,第2のV字溝を形成し、これらの第1,第2のV字溝に応力を集中させてウェハをへき開して各チップに分離する方法などが提案されている。
また、ダイシングによるチップ破損の問題を解消するため、特許文献1に記載されているように、ダイシングと異方性エッチングを併用する方法も提案されている。
特開2004−253695号公報 特開平10−157149号公報 特開平5−36825号公報
しかしながら、ダイシングあるいは特許文献1〜3に記載の分離方法をシリコンノズルプレートに適用した場合以下の問題がある。
ダイシングで外形加工すると、シリコンの切り屑がノズルプレート表面に付着したり、ノズルプレート表面に形成された撥インク層を傷つけてしまうという問題がある。また、切断時に微少なクラックが端面に発生するとクラックを基点として割れや欠けが発生する。特にノズルプレートに使用する薄いシリコン基板の場合、工程上問題である。特許文献1に記載されているように、ダイシングと異方性エッチングを併用した場合もこれらの問題を解決することは難しい。
また、特許文献2に記載されている技術を利用して、エッチング処理によりノズル加工と同時にすべての外形を分離することも考えられるが、それ以降のハンドリングが極めて難しくなる。
さらに、特許文献3に記載されている技術においては、へき開のためのV字溝の形成とノズル穴の形成を別々の工程で行うことになり、製造工程が複雑になる。
本発明は、上記諸点に鑑みなされたものであって、外形加工工程におけるシリコンの切り屑の問題がなく、それ以降のハンドリングが容易であり、かつ製造工程を簡略化できるインクジェットヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題は、以下の構成により解決される。

シリコン基板をエッチング処理してノズル穴加工を行ったシリコンノズルプレートをヘッドチップに接着してインクジェットヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方法であって、
前記シリコン基板の表面に該シリコン基板をエッチングするためのエッチングマスクとなる膜を設けるための膜形成工程と、
ノズル穴加工パターンと外形加工パターンおよび外形加工パターンに接する耳部に対応して前記膜を部分的に除去するパターン膜形成工程と、
前記パターン膜をエッチングマスクとして前記シリコン基板をエッチング処理してノズル穴を形成すると共に前記外形加工パターンのうち少なくとも一部に相当する第1のハーフエッチング部および、該外形加工パターンと耳部との境界部に沿った第2のハーフエッチング部を形成するエッチング処理工程と、
前記シリコン基板を前記第1のハーフエッチング部に沿って割ることにより分離する分離工程と、
分離されたシリコンノズルプレートをヘッドチップに接合した後に、前記第2のハーフエッチング部に沿って耳部を折り取る工程と、
を有することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。

前記エッチング処理工程後であって、前記分離工程前に実行される、
前記パターン膜を除去するパターン膜除去工程と、
前記シリコン基板の表面に撥インク膜を形成する工程と、
を更に有することを特徴とする前記に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
本発明に係るインクジェットヘッドの製造方法は、前記シリコン基板をハーフエッチング部に沿って割ることにより分離するので、シリコンの切り屑の発生がほとんどなく、切り屑がノズルプレート表面に付着したり、ノズルプレート表面に形成された撥インク層を傷つけてしまうという問題がない。また、クラックを基点として割れや欠けが発生すような強度劣化をおこさない。
また、シリコン基板にノズル穴を貫通させるエッチング加工完了時点においてもハーフエッチング部が形成されてシリコン基板がバラバラとならず、以降の洗浄工程等におけるハンドリングが容易となる。
また、パターン膜をエッチングマスクとしてシリコン基板をエッチング処理してノズル穴を形成すると共に外形加工パターンのうち少なくとも一部にハーフエッチング部を形成することにより、ハーフエッチング部をノズル穴と同時に形成することが可能となる。一つのシリコン基板上に複数のノズルプレートを配置し、同時に製造することができるので、ノズルプレート製造にかかるスループットを向上することができるとともに、ノズル穴のエッチング及び分離のためのハーフエッチングを同一工程で行い、両者を一緒に形成することができ製造工程を簡略化できる。
本発明に係わるシリコンノズルプレートの製造工程及び該シリコンノズルプレートを有するインクジェットヘッドの製造工程に関して、図を参照しながら以下に説明する。
<第1の実施の形態>
図1はシリコン基板の加工パターンを示す平面図であり、図2は、シリコンノズルプレートの製造工程の第1の実施の形態を示す断面図である。
図1において、シリコン基板10の表裏面に形成されるノズル穴加工パターン19a、19bを白丸で、貫通する外形加工パターン22a、22bを二重線で、ハーフエッチング部となる外形加工パターン21a、21bを太線で表示してある。シリコンノズルプレートであるシリコン基板10cの外形のうち、長辺の2辺が貫通する外形加工パターン22a、22bで加工され、短辺の2辺がハーフエッチング部となる外形加工パターン21a、21bで加工されるように両面からパターニングされている。
図2は、シリコン基板を加工する工程を模式的に断面図(図1の断面AA)で示している。加工されたシリコン基板10c(図2(h))には、ノズル穴13が設けられ、材料のシリコン基板10(図2(a))から分離されている。シリコン基板10cは、シリコンノズルプレートであり、シリコン基板10より複数個分離して得ることができるが、本例では1個としている。
ノズル穴13は、加工されたシリコン基板10cに穿孔されて形成されており、ノズル穴13には、それぞれシリコン基板10cのインク吐出面に吐出孔を有する小径部13aとその背後に位置する大径の大径部13bとの2段構造とされている。このような構造は、シリコンノズルプレートの強度とインク吐出性能を両立する観点から好ましい。本実施形態において、ノズル穴13の小径部13a、大径部13bは、断面円形で略円筒状に形成されている。なお、ノズル穴13の形状は図1に示す形状に限定されず、形状が異なる種々のノズル穴を採用することが可能である。また、穴径を大小の2段に限定する必要はなく、3段以上にしても良い。
材料となるシリコン基板10は、エッチング加工が可能なシリコンであれば特に限定されることはない(図2(a))。シリコン基板10の表面にシリコン基板をエッチング処理する際のエッチングマスクとなる膜12を設ける(図2(b))。膜12の材料及び形成方法は、特に限定されないが、シリコン基板10をエッチング処理する上で、耐エッチング性が良好で、シリコン基板に対する密着性が良好であるものが好ましく、熱酸化膜(酸化珪素)が好ましい。膜12の厚さは、エッチングレート比、エッチング深さ等を考慮して、予め実験等を行い、決めれば良い。実施例としては、1.5μm厚を使用した。
次に、膜12を設けたシリコン基板10のインク吐出側面に小径部に対応した第1の径を有するノズル穴加工パターン19a及びシリコン基板10から加工されたシリコン基板10cを分離するための外形加工パターン21a、22aを設けてパターン膜12aを形成する(図2(c))。また、膜12を設けたシリコン基板10のインク導入側面に大径部に対応した第2の径を有するノズル穴加工パターン19b及びシリコン基板10から加工されたシリコン基板10cを分離するための外形加工パターン21b、22bを設けてパターン膜12bを形成する(図2(c))。
このように、本実施形態では、シリコン基板の両面からエッチング処理するため、両面にノズル穴加工パターン19及び外形加工パターン21,22を形成する。ノズル穴加工パターン19及び外形加工パターン21、22の形成方法は、シリコン基板10や膜12に損傷を与えることがなければ特に限定されることはなく、例えば、公知のフォトリソグラフィー処理及びエッチング処理がある。フォトレジストを膜12の上に塗布し、ノズル穴加工パターン19及び外形加工パターン21,22を有するフォトマスクを用いて露光し、フォトレジストを現像後、フォトレジストパターンをマスクとして膜12をエッチング処理して部分的に除去すれば良い。
ここでシリコン基板のパターン膜形成工程において、所定の径を有するノズル穴加工パターン19に対して、少なくとも一部が前記径よりも狭いパターン幅を有する外形加工パターンに前記熱酸化膜を部分的に除去することが重要である。本実施形態においては、エッチングマスクの外形加工パターン21aの開口幅は、前記第1の径に比較して狭く、また、外形加工パターン21bの開口幅は、前記第2の径に比較して狭くしている。すなわち、外形加工パターン21a、21bのパターン幅をノズル穴13のエッチング加工完了時点においてもシリコン基板を貫通しない形態で終了する程度に狭く設計することにより、ハーフエッチング部をノズル穴13と同時に形成することが可能となる。ノズル穴のエッチング及び分離のためのハーフエッチングを同一工程で行い、両者を一緒に形成することができ製造工程を簡略化できる。なお、外形加工パターン22a、22bの開口幅は、前記第2の径に略等しくすることにより、外形加工パターン22a、22bは、ノズル穴13のエッチング加工完了時点において、シリコン基板を貫通するようにしている。
ここで、前記第1の径及び第2の径はそれぞれノズル13の小径部の径及び大径部の径に対応しているが、この径とは、断面円形の場合は直径をさし、断面形状が円でない場合、断面積を同じ面積の円形に置き換えた場合の直径とする。
このように、エッチングの深さはマスクパターンの幅や径で制御される。上記の様なハーフエッチング部を形成するためのパターン幅の目安として、シリコン基板の加工工程におけるエッチング深さの穴径(幅)依存性の実験データを図3に示す。
ここで、図3においては、ノズル穴についてのエッチング深さの穴径依存性の実験データを示したが、溝幅についても同様の実験を行い、同様の実験データを得ることができることを確認している。
図3において、横軸が後述するボッシュプロセスでのエッチングのサイクル数であり、縦軸がエッチング深さを示している。実際の加工に適用する場合、使用する装置、エッチング条件で図3のようなグラフを作成し、図3を目安としてノズル穴加工パターンの径に対して外形加工パターンの幅を決定する必要がある。図3より、例えば、ノズル加工パターンの径が約30μmに対して外形加工パターンのパターン幅を5μm程度に設定すれば、ノズル穴部と外形加工部で有意なエッチングレートの差が生じることが判る。
次に、エッチングマスク12bを用いてドライエッチング等によるエッチング処理を行うことで大径部13b、外形加工の溝部23b、24bを形成する(図2(d))。次に、シリコン基板10を反転させて、エッチングマスク12aを用いてドライエッチング等によるエッチング処理を行うことで小径部13a、外形加工の溝部23a、24aを形成する(図2(e))。ノズル穴13が貫通して完成した時点で、外形加工の溝24bが貫通する。一方、外形加工の溝23bは貫通せず、ハーフエッチング部が形成される。
外形加工が終了した時点においてもハーフエッチング部により、シリコンノズルプレートとなるシリコン基板10cはシリコン基板10から分離していない。従って、その後の各工程でシリコン基板10cの外側の部分をつかんで作業ができるので、ハンドリングが容易となる。また、シリコン基板をヘッドチップに貼り合わせる前にハーフエッチング部に沿って割ることにより分離するので、シリコンの切り屑の発生がほとんどなく、切り屑がノズルプレート表面に付着したり、ノズルプレート表面に形成された撥インク層を傷つけてしまうという問題がない。また、クラックを基点として割れや欠けが発生すような強度劣化をおこさない。
なお、ドライエッチングにおいては、エッチングと側壁保護を繰り返すスイッチングプロセス(いわゆるボッシュプロセス)を採用することが好ましい。ボッシュプロセスでは、弗素ラジカルによるシリコンの高速エッチングとCF系ガスを用いたコンフォーマルCVDによる保護膜の形成の繰り返しにより、高アスペクト比でのシリコンの深堀りが容易になる。保護膜は、側壁のみならずエッチング底面にも形成されるが、底面の保護膜は高いエネルギーを持った弗素イオンの衝突により容易に除去されると同時にシリコンもさらにエッチングされる。また、このプロセスに適したプラズマとしては、エッチング速度を確保するための高分解・高密度のプラズマが得られ、かつ、CVDにおいて低分解から高分解までの制御性のよい条件設定ができる誘導結合型プラズマ(ICP)発生源を用いる。
また、実際の加工ではシリコン基板を、例えばシリコンやガラスの基板を台板として、この台板上にグリースまたは粘着性がグリース程度の粘着性が比較的弱い粘着剤を用いて仮固定すると作業性が良くなるので好ましい。仮固定の方法の具体例としては、例えばクールグリース(商品名)等の熱伝導性グリースや熱伝導性粘着シートを用いることが挙げられる。
さらに、以上で説明したエッチング処理工程においては、大径部側を加工する第1の工程(図2(d))と小径部側を加工する第2の工程(図2(e))の2つの工程を有しており、この2つの工程の順番は入れ替えても良い。
次に、膜12をウエットエッチング法又はドライエッチング法等により除去した後、洗浄する(図2(f))。
次に、シリコン基板のインク吐出側の面に撥インク膜26を形成する(図2(g))。撥インク膜26は、FEP(四フッ化エチレン、六フッ化プロピレン)、PTFE(ポリテトラフロロエチレン)、フッ素シロキサン、フルオロアルキルシラン、アモルファスパーフルオロ樹脂等のフッ素樹脂等が用いられることが好ましく、塗布や蒸着等の方法でインク吐出面に成膜される。
次にハーフエッチング部に沿って割ることにより、個々のシリコン基板10c(シリコンノズルプレート)に分離して、シリコンノズルプレートの製造が完了する(図2(h))。
次に、図4に示すように、これまでに用意したシリコン基板10c(シリコンノズルプレート)のインク導入側の面とヘッドチップ100とを接着剤を用いて貼り合わせ、インクジェットヘッド20とした。
インクジェットヘッドは、インクチャネル内のインクを該インクチャネルの一端に形成されたノズル孔からインク滴として吐出するように構成されたものであれば、インクを吐出するエネルギーを発生するための構造はどのようなタイプでもよいが、ここではインクチャネルを構成する側壁が分極された圧電性材料により形成され、この側壁に電界を印加することにより側壁をせん断変形させてインクチャネル内のインクを吐出する、いわゆるシェヤーモードタイプのヘッドを例に挙げて説明する。
図4は、インクジェットヘッドの一例であるマルチチャネル型インクジェットヘッドの構造例を示す一部破断斜視図である。
同図において、100はヘッドチップ、10cは本発明に係るシリコンノズルプレート、104はインクマニホールドである。
同図に示すヘッドチップ100は、アクチュエータ基板111と、該アクチュエータ基板111の上面に接合されたカバー基板120とにより構成されている。
アクチュエータ基板111は、電界を印加することにより変形を生じる2枚の圧電材料基板111a、111bを、分極方向を互いに反対に向けてエポキシ系接着剤等を用いて上下に接合されてなり、それら2枚の圧電材料基板111a、111bに亘って円盤状の砥石(ダイシングブレード)等の公知の研削機を用いて所定ピッチで互いに平行な複数列の溝が加工されることにより、チャネル113と隔壁114とが交互に形成されている。
各隔壁114の壁面には該隔壁114に電界を印加するための金属電極(図示せず)が形成されている。この金属電極の形成方法としては、蒸着法、スパッタ法、めっき法等の公知の手段を用いることができる。図示する態様では、隔壁114は分極方向の異なる2枚の圧電材料基板111a、111bからなるため、各金属電極は、それら両圧電材料基板111a、111bを駆動させるべく、少なくとも各隔壁114を構成している圧電材料基板111a及び111bに亘る側面の全面に形成されている。
カバー基板120は、アクチュエータ基板111のチャネル113が形成されている上面にエポキシ系接着剤等を用いて接合される。
ヘッドチップ100の前端面には、ヘッドチップ100の複数のチャネル113に対応するように形成されたインク吐出用のノズル孔となる小径部13aを有するシリコンノズルプレート10cが、また、ヘッドチップ100の後端面には、チャネル113内にインクを供給するインクマニホールド104が接着剤を用いてそれぞれ接合されている。
圧電材料であるPZTで構成されるヘッドチップ100の前面に接合されるノズルプレート10cは、シリコンからなる1枚の板状の基板によって形成されている。シリコンの熱膨張係数は、2.7ppm/℃であり、ヘッドチップ100に通常用いられる、圧電材料であるPZTの熱膨張係数(4〜6ppm/℃)と近いため、ヘッドチップ100に対して正確に接合でき、また、熱膨張率の差に起因するヘッドチップ100の歪み等の発生を抑えることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施形態においては、シリコン基板の片面からパターニングしてエッチング処理を行う以外は、第1の実施形態と同様である。
シリコン基板の加工パターンは基本的に図1に示すパターンと同様である。図5は、シリコンノズルプレートの製造工程の第2の実施の形態を示す断面図である。図5において(f)以降の工程は、図2の(f)以降の工程がそのまま適用されるため、図示を省略してある。
材料となるシリコン基板10は、エッチング加工が可能なシリコンであれば特に限定されることはない(図5(a))。シリコン基板10の表面にシリコン基板をエッチング処理する際のエッチングマスクとなる膜12を設ける(図5(b))。
次に、膜12を設けたシリコン基板10のインク導入側面に大径部に対応した第2の径を有するノズル穴加工パターン19b、小径部に対応した第1の径を有するノズル穴加工パターン19a及びシリコン基板10から加工されたシリコン基板10cを分離するための外形加工パターン21b、22bを設けてパターン膜12bを形成する(図5(c))。
このように、本実施形態では、シリコン基板の片面からエッチング処理するため、インク導入側の面にノズル穴加工パターン19及び外形加工パターン21,22を形成する。ノズル穴加工パターン19及び外形加工パターン21、22の形成方法は、シリコン基板10や膜12に損傷を与えることがなければ特に限定されることはなく、例えば、公知のフォトリソグラフィー処理及びエッチング処理がある。
まず、フォトレジストを膜12の上に塗布し、小径部に対応した第1の径を有するノズル穴加工パターン19a及び外形加工パターン21b,22bを有するフォトマスクを用いて露光し、フォトレジストを現像後、フォトレジストパターンをマスクとして膜12をエッチング処理して部分的に除去する。次に、再度フォトレジストを膜12の上に塗布し、大径部に対応した第2の径を有するノズル穴加工パターン19bを有するフォトマスクを用いて露光し、フォトレジストを現像後、フォトレジストパターンをマスクとして膜12をエッチング処理して部分的に除去すれば良い。
ここでシリコン基板のパターン膜形成工程において、所定の径を有するノズル穴加工パターン19に対して、少なくとも一部が前記径よりも狭いパターン幅を有する外形加工パターンに前記熱酸化膜を部分的に除去することが重要である。本実施形態においては、エッチングマスクの外形加工パターン21bの開口幅は、前記第1の径に比較して狭くしている。すなわち、外形加工パターン21bのパターン幅をノズル穴13のエッチング加工完了時点においてもシリコン基板を貫通しない形態で終了する程度に狭く設計することにより、ハーフエッチング部をノズル穴13と同時に形成することが可能となる。ノズル穴のエッチング及び分離のためのハーフエッチングを同一工程で行い、両者を一緒に形成することができ製造工程を簡略化できる。なお、外形加工パターン21bの開口幅は、前記第2の径に略等しくすることにより、外形加工パターン22bは、ノズル穴13のエッチング加工完了時点において、シリコン基板を貫通するようにしている。
次に、エッチングマスク12bを用いてドライエッチング等によるエッチング処理を行うことで小径部13a、外形加工の溝部23b、24bを形成する(図5(d1))。次に、ドライエッチング等によるエッチング処理を行うことで小径部13aに対応したパターン膜12bを部分的に除去する(図5(d2))。
エッチングマスク12bを用いて再度、ドライエッチング等によるエッチング処理を行うことで大径部13b、外形加工の溝部23b、24bを形成する(図5(e))。ノズル穴13が貫通して完成した時点で、外形加工の溝24bが貫通する。一方、外形加工の溝23bは貫通せず、ハーフエッチング部が形成される。
以降は、図2(f)のパターン膜12の除去以降の工程が適用される。
以上の第1、第2実施形態で説明した外形加工パターンの例では、シリコンノズルプレートであるシリコン基板10cの外形のうち、長辺の2辺が貫通する外形加工パターン22で加工され、短辺の2辺がハーフエッチング部となる外形加工パターン21で加工されるようパターンとしているが、このようなパターンに限定される必要はなく、外形加工パターンの少なくとも一部をハーフエッチング部となる外形加工パターンとし、残りを貫通する外形加工パターンとすればよい。例えば、外形部分すべてをハーフエッチング部となる外形加工パターンとしたり、1辺のみをハーフエッチング部となる外形加工パターンとしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るシリコンノズルプレートの製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法は、前記シリコン基板をハーフエッチング部に沿って割ることにより分離するので、シリコンの切り屑の発生がほとんどなく、切り屑がノズルプレート表面に付着したり、ノズルプレート表面に形成された撥インク層を傷つけてしまうという問題がない。また、クラックを基点として割れや欠けが発生すような強度劣化をおこさない。
また、シリコン基板にノズル穴を貫通させるエッチング加工完了時点においてもハーフエッチング部が形成されてシリコン基板がバラバラとならず、以降の洗浄工程等におけるハンドリングが容易となる。
また、所定の径を有するノズル穴加工パターン及び少なくとも一部が前記径よりも狭いパターン幅を有する外形加工パターンに膜を部分的に除去するパターン膜形成工程を有するので、エッチングマスクの外形加工パターンの少なくとも一部の開口幅は、エッチング加工完了時点においてもシリコン基板を貫通しない形態で終了する程度に狭く設計することにより、ハーフエッチング部をノズル穴と同時に形成することが可能となる。一つのシリコン基板上に複数のノズルプレートを配置し、同時に製造することができるので、ノズルプレート製造にかかるスループットを向上することができるとともに、ノズル穴のエッチング及び分離のためのハーフエッチングを同一工程で行い、両者を一緒に形成することができ製造工程を簡略化できる。
(実施例1)
図6に示す小径部の直径(ノズル径)23μm、ノズル小径部の長さを40μm、大径部の直径を40μm、ノズル大径部の長さを160μm、ノズル穴の長さ(小径部+大径部)が200μmの穴を141μm間隔で1列に128個とするノズル穴13を有する厚さ200μm、大きさ3mm幅×41mm長の複数個のシリコン基板10cを、直径6インチのシリコン基板(以降、シリコン基板と称する。)10を用いて作製した。
図6において、シリコン基板10の表裏面に形成されるノズル穴加工パターン19a、19bを黒丸で、貫通する外形加工パターン22a、22bを二重線で、ハーフエッチング部となる外形加工パターン21a、21bを太線で表示してある。シリコンノズルプレートであるシリコン基板10cの外形のうち、長辺の2辺が貫通する外形加工パターン22a、22bで加工され、短辺の2辺がハーフエッチング部となる外形加工パターン21a、21bで加工されるようにパターニングされている。
以下、図2、図6に沿って説明する。
(1)熱酸化法でシリコン基板10を水蒸気雰囲気で1000〜1100℃に加熱・維持した状態で、膜厚1.5μmのエッチングマスクとなる熱酸化膜12を設けた。
(2)熱酸化膜12を設けたシリコン基板10のインク吐出側面にフォトレジストを塗布後、フォトマスクを用いてマスクアライナーで露光した後、現像及びエッチング処理を行って直径23μmの穴を141μm間隔で1列に128個の小径部のノズル穴加工パターン19a及びハーフエッチング部を形成するための前記ノズル径よりも狭い5μmのパターン幅を有する外形加工パターン21a、前記ノズル径より大きい40μmのパターン幅を有する外形加工パターン22aをパターンニングした。
(3)パターニングされたフォトレジストをエッチングマスクとして熱酸化膜をエッチングして部分的に熱酸化膜を除去してパターン膜12aを形成した。
(4)熱酸化膜12を設けたシリコン基板10のインク導入側面にフォトレジストを塗布後、フォトマスクを用いてマスクアライナーで露光した後、現像及びエッチング処理を行って直径40μmの穴を141μm間隔で1列に128個の大径部のノズル穴加工パターン19b及びハーフエッチング部を形成するための前記ノズル径よりも狭い5μmのパターン幅を有する外形加工パターン21b、前記大径部の直径と同じ40μmのパターン幅を有する外形加工パターン22bをパターンニングした。
(5)パターニングされたフォトレジストをエッチングマスクとして熱酸化膜をエッチングして部分的に熱酸化膜を除去してパターン膜12bを形成した。
(6)シリコン基板10をダミーのシリコンウエハー上にクールグリースを用いて貼り付け固定した後、(5)で作製したパターン膜12bをエッチングマスクとしてシリコン基板10をボッシュプロセスによりドライエッチング処理することにより深さ160μmの大径部13b、外形加工の溝部23b、24bを形成した。
(7)シリコン基板10を反転させて、ダミーのシリコンウエハー上にクールグリースを用いて貼り付け固定した後、(3)で作製したパターン膜12aをエッチングマスクとしてシリコン基板10をボッシュプロセスによりドライエッチング処理することにより深さ40μmの小径部13a、外形加工の溝部23a、24aを形成した。ノズル穴13が貫通して完成した時点で、(6)で設けた外形加工の溝24bが貫通する。一方、(6)で設けた外形加工の溝23bは貫通せず、ハーフエッチング部が形成さる。
(8)シリコン基板10を熱酸化膜用エッチング液であるフッ酸に浸けてパターン膜12a,12bを完全に除去した後、洗浄した。
(9)シリコン基板10のインク吐出側の面にパーフルオロアルキルシランからなる膜厚0.1μmの撥インク膜26を蒸着により成膜した。
(10)ハーフエッチング部に沿って割ることにより、個々のシリコン基板10c(シリコンノズルプレート)に分離した。
従って、直径6インチのシリコン基板10からノズル穴を有する大きさ3mm幅×41mm長のシリコン基板10cを得ることができた。
得られたシリコン基板10c表面を顕微鏡にて観察した結果、ノズル穴の形状の乱れもなく、切り屑の付着やクラックの発生は認められなかった。また撥インク膜の傷も見られず良好であった。
(11)次に、図4に示すように、これまでに用意したシリコン基板10c(シリコンノズルプレート)とヘッドチップ100とをエポキシ系の接着剤を用いて貼り合わせ、100℃に加熱して硬化させて、インクジェットヘッド20とした。
シリコンの熱膨張係数は、2.7ppm/℃であり、ヘッドチップ100に通常用いられる、圧電材料であるPZTの熱膨張係数(4〜6ppm/℃)と近いため、ヘッドチップ100に対して位置ずれは認められなく良好であった。
本実施例に拠れば、シリコン基板10から多数の複数のノズルプレートを得るようにした場合、ヘッドチップ100にノズルプレートを貼り付ける直前に、シリコン基板から個々のノズルプレートを分離するので、それまでの工程間では一体となったシリコン基板のままでハンドリングを行うことができ、個々のノズルプレートを個々に扱う必要がなく、ハンドリングが容易である。
(実施例2)
図7に示すように耳部10dが形成されるように、貫通する外形加工パターン22a、22bの形状を変更し、また、耳部10dを分離するためのハーフエッチング部となる外形加工パターン21a、21bを追加した(追加した部分は点線で表示)以外は実施例1と同様に加工し、耳部10dを有した状態でヘッドチップ100に接着し、その後ハーフエッチング部(点線)に沿って折ることにより耳部10dを分離した。
評価結果は実施例1と同様に良好であった。
また、本実施形態においては、(10)の工程において、シリコン基板10c(シリコンノズルプレート)からはみ出た耳部10dが形成される。耳部10dを有していると、(11)のヘッドチップ100とへの貼り付け工程で耳部10dをつかんで作業ができるので、ハンドリングが容易となる。また、作業の際にノズルプレートのノズル近傍やプレート面を挟持する必要がなく、撥インク膜やノズルプレートの不用意な損傷を避けることができる。
シリコン基板の加工パターンを示す図である。 シリコンノズルプレートの製造工程の第1の実施形態を示す断面図である。 シリコン基板の加工工程におけるエッチング深さの穴径依存性を示す図である。 マルチチャネル型インクジェットヘッドの構造例を示す一部破断斜視図である。 シリコンノズルプレートの製造工程の第2の実施形態を示す断面図である。 実施例1におけるシリコン基板の加工パターンを説明する図である。 実施例2におけるシリコン基板の加工パターンを説明する図である。
符号の説明
10 材料となるシリコン基板
10c 外形加工されたシリコン基板(シリコンノズルプレート)
12 エッチングマスクとなる膜
12a、12b パターン膜
13 ノズル穴
13a 小径部
13b 大径部
19、19a、19b ノズル穴加工パターン
21,21a、21b 外形加工パターン(ハーフエッチング部に対応)
22、22a、22b 外形加工パターン(貫通部に対応)

Claims (2)

  1. シリコン基板をエッチング処理してノズル穴加工を行ったシリコンノズルプレートをヘッドチップに接着してインクジェットヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方法であって、
    前記シリコン基板の表面に該シリコン基板をエッチングするためのエッチングマスクとなる膜を設けるための膜形成工程と、
    ノズル穴加工パターンと外形加工パターンおよび外形加工パターンに接する耳部に対応して前記膜を部分的に除去するパターン膜形成工程と、
    前記パターン膜をエッチングマスクとして前記シリコン基板をエッチング処理してノズル穴を形成すると共に前記外形加工パターンのうち少なくとも一部に相当する第1のハーフエッチング部および、該外形加工パターンと耳部との境界部に沿った第2のハーフエッチング部を形成するエッチング処理工程と、
    前記シリコン基板を前記第1のハーフエッチング部に沿って割ることにより分離する分離工程と、
    分離されたシリコンノズルプレートをヘッドチップに接合した後に、前記第2のハーフエッチング部に沿って耳部を折り取る工程と、
    を有することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  2. 前記エッチング処理工程後であって、前記分離工程前に実行される、
    前記パターン膜を除去するパターン膜除去工程と、
    前記シリコン基板の表面に撥インク膜を形成する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
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