JP6503179B2 - 面ファスナーの製造方法、及び面ファスナー - Google Patents

面ファスナーの製造方法、及び面ファスナー Download PDF

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Description

本発明は、射出成形により一体成形される面ファスナーの製造方法、及び面ファスナーに関する。
面ファスナーの一例として、基板と、基板の一面から突出する複数の係合素子とを一体成形したものが存在する。係合素子としては様々な種類のものがあるが、その一例として、マッシュルームと同様の形状をしていることから、マッシュルーム型と呼ばれる係合素子がある。
このようなマッシュルーム型の係合素子を含む従来の面ファスナーの製造方法の一例としては、基板を成形する基部用鋳型と、マッシュルームの頭部を成形する頭部側鋳型と、マッシュルームの柱状の脚部を成形する破壊的脱離可能脚部用鋳型とを金型として用いたものが知られている(特許文献1)。この製造方法は、前記した金型を用いて射出成形した後に、破壊的脱離可能脚部を例えば水で溶かし、基板用鋳型と頭部側鋳型を離れる方向に移動させ、型開きを可能としている。
特表平7−509668号公報
しかしながら前記した製造方法は、成形材料である樹脂以外に、別の材料を破壊的脱離可能脚部用鋳型のために必須とするものである。また成形後に水で溶かした破壊的脱離可能脚部を、どのように処理するのかという点にも配慮が必要となる。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その目的は、成形材料以外の別の材料をできるだけ使わなくて済む面ファスナーの製造方法、及び面ファスナーを提供することにある。
本発明の面ファスナーの製造方法は、以下の(1)射出成形工程と、(2)切断工程と、(3)溶融工程と、(4)冷却工程とを備えるものである。
(1)射出成形工程は、複数の柱の集合である柱群と、柱群が突出する一面を含む基板とを一体とする成形品を、射出成形により形成する工程である。
(2)切断工程は、柱群の先部を切断することにより、柱群よりも短い小柱群及び基板を一体とする切断品を形成する工程である。
(3)溶融工程は、小柱群の先部を溶融することにより、小柱群を構成する各小柱から、非溶融部分である柱本体部と、溶融部分であると共に柱本体部よりも太い係合部とを形成する工程である。
(4)冷却工程は、冷却することにより、柱本体部及び係合部を含む係合素子の形状を定めると共に、複数の係合素子の集合である係合素子群及び基板を一体とする面ファスナーを形成する工程である。
溶融工程は、小柱群の先部を溶融する熱源としてのヒーターを小柱群に接触させるか否かは問わない。ただしヒーターを小柱群に接触させると、ヒーターに溶融樹脂が付着し、不良品が発生する原因となる恐れがある。したがって溶融工程は次のようにすることが望ましい。
すなわち溶融工程は、小柱群の先部に対してヒーターを非接触状態で配置してあることである。
また本発明によって製造する面ファスナーの係合素子の係合部は、次のようなものが望ましい。
すなわち係合素子の係合部は、柱本体部の先端からその周方向の全周に亘って外側に張り出す係合面を備えているものである。
そのうえで係合面と柱本体部の側面との交差角度は、特に問わないが、次のようにすることが望ましい。
すなわち係合面と柱本体部の側面との交差角度は、90°以上で、150°未満であることである。
また本発明の面ファスナーは、射出成形によって一体成形される、基板と係合素子群とを備えるものである。そして係合素子群は、基板の厚み方向における一面の複数の箇所から突出する複数の係合素子から構成される。また係合素子は、基板の内部から延長する樹脂層からなる積層構造であって、基板の厚み方向の一面から突出する柱本体部と、柱本体部の先端の外周からその全周に亘って張り出す係合面を含む半球状の係合部とを備えるものである。そして樹脂層は、柱本体部ではその長手方向に沿って平行に形成されており、前記係合部では、その全体において、柱本体部の先端から前記係合部の半球状の外周面に向かって放射状に形成されているものである。
本発明の面ファスナーの製造方法によれば、成形材料である樹脂以外の原料を必須とせずに済む。また切断した柱群の先部は、回収して再利用可能なので、製造過程において生ずる不要物の処理も容易である。
また溶融工程でヒーターを小柱群に対して非接触状態にすれば、不良品が発生する原因を少なくすることができる。
本発明の面ファスナーは、係合素子が基板の内部から延長する樹脂層の積層によって形成された構成であり、本発明の面ファスナーの製造方法によって製造されたものである。
(a)(b)図は、本発明により製造される面ファスナーの一例を示す平面図、正面図である。 射出成形工程を示す断面図である。 (a)(b)(c)図は、切断工程の詳細手順を示す断面図である。 切断工程、溶融工程、冷却工程を示す説明図である。 偏光顕微鏡で観察した状態を示す写真であり、(a)図は成形品の断面を、(b)図は面ファスナーの一例の断面を示す。 比較例の面ファスナーを示す写真である。 本発明の製造方法の一例により製造される面ファスナーを示す写真である。 (a)(b)図は、射出成形工程の他の例を示す説明図である。
本発明により製造される面ファスナー1の一例は、図1に示すように、マッシュルーム型の面ファスナーである。本発明のマッシュルーム型の面ファスナー1の一例は、基板2と、基板2の厚み方向の一面から突出する係合素子群3とから構成される。
本発明の面ファスナー1は、例えば雄型の面ファスナーとして利用される。より具体的な利用態様の一例としては、係合する2枚の面ファスナーを雄型と雌型の面ファスナーによって構成する場合に、雄型の面ファスナーを、本発明の面ファスナー1によって構成し、雌型の面ファスナーを、織製あるいは編製された基布から被係合素子となるループが多数突出した面ファスナーによって構成する場合がある。また係合する2枚の面ファスナーを雄型同士の面ファスナーによって構成する場合に、雄型の面ファスナーを2枚とも、本発明の面ファスナー1によって構成する場合や、2枚の雄型の面ファスナーのうち1枚のみを本発明の面ファスナー1によって構成すると共に、もう1枚を本発明とは別の製造方法により製造された面ファスナーにより構成する場合がある。
基板2は、係合素子群3が突出する基礎となる板であり、本実施例においてはその厚み方向の両面を平面にすると共に、平行にするものである。但し、基板2の形状、厚さは本発明においては特に限定されない。
係合素子群3は、基板2の一面の多数の箇所から突出する多数の係合素子31から構成される。係合素子群3は、多数の係合素子31を規則的に配列したもので、図では、複数の係合素子31を一列に配置した係合素子列31Lを複数備え、複数の係合素子列31Lをその列の延長方向に直交する方向に等間隔あけて並べたものである。より詳しく言えば、各係合素子列31Lは、複数の係合素子31を等間隔あけて一列に並べたものである。そして隣り合う係合素子列31L,31Lの関係は、一方の係合素子列31Lにおける隣り合う係合素子31,31の間に、他方の係合素子列31Lを構成する複数の係合素子31,31のうち一つが配置される関係になっている。言い換えれば隣り合う係合素子列31L,31Lは、ジグザグに係合素子31が配置される関係となっている。
係合素子31は、柱本体部31aと、柱本体部31aの先から突出する係合部31bとから構成される。より詳しく言えば、図では係合素子31は、円柱状の柱本体部31aと、半球状の係合部31bとから構成される。但し、本発明においては、柱本体部31aの形状は円柱状に特に限定されず、角柱状等の他形状であっても良く、例えば角柱状の角数が三角、四角、五角、あるいは六角以上であっても良い。
係合部31bは、半球状の底面31cである円形状面が柱本体部31aの先端面に連続している形状である。また柱本体部31aの延長方向から視ると、図1(a)の一点鎖線の拡大部分に示すように、係合部31bの外周(底面31cの外周)は、柱本体部31aの外周よりも、その周方向の全周に亘って大きなものとなっており、係合部31bの外周と柱本体部31aの外周は、いわゆる同心円状になっている。したがって係合部31bは柱本体部31aよりも太くなっている。
また係合部31bの底面31cは、図1に示すとおり、柱本体部31aの外周から外側に張り出す円環状であり、自身とは別の面ファスナーの係合素子に引っ掛かる係合面となる。この係合面31cは一部に平面を備えていることが好ましく、図5(b)に示すように係合面31cは柱本体部31aの側面に対して略直交する方向に延びた平面であり、基板2の厚み方向の一面から柱本体部31aは略直交する方向に延びていることから、基板2の厚み方向の一面と係合面31cとは略平行となっている。言い換えれば、係合面31cと柱本体部31aの側面との交差角度θは、図1(b)の一点鎖線の拡大部分に示すように、図示の例では90°であり、望ましくは90°以上である。なお、交差角度θの上限は特に限定されないが、180°未満、製品性能上望ましくは150°未満、より望ましくは135°以下である。
本発明の面ファスナー1の製造方法の一例は図2〜図4に示すように、係合素子群3を形成する基になる柱群3x、及び柱群3xを一面から突出する基板2を一体として備える成形品1xを形成する射出成形工程と、柱群3xの先部を切断することによって柱群3xよりも短い小柱群3yと基板2とを一体として備える切断品1yを形成する切断工程と、小柱群3yの先部を溶融することによって係合素子群3の形状を形成する溶融工程と、冷却することにより面ファスナー1を形成する冷却工程とを備えるものである。
射出成形工程はたとえば図2に示すように、相対的に上下方向に開閉する固定型41及び可動型42とから構成される金型4を用いる。この例では、固定型41を上側に、可動型42を下側に配置してあるものとする。金型4は、固定型41と可動型42の合わせ面4aには、成形品1xの形状に対応したキャビティ43と、キャビティ43に通じるゲート44とを空間部として備えるものである。なお、キャビティ43は、金型4の凹凸面(より詳しくは、成形品の形状に対応する形の凹凸面(以下、「キャビティ面」という。)によって形成される。そして、図示しない射出成形機に対して固定型41と可動型42とは上下に対向して取り付けられ、可動型42は上下動可能に設けられる。また射出成形工程は、この金型4のキャビティ43に溶融樹脂を射出することによって行われる。溶融樹脂としては例えばポリプロピレン、ポリアセタール、ナイロン等が挙げられるが、係合部31bの形状を理想的な半球状とするためにはポリプロピレンが好ましい。
射出成型工程により形成される成形品1xは前述したように、基板2と柱群3xとを備えるものである。そして柱群3xは、前記した係合素子群3と同じ配列で、多数の柱31xを基板2の一面に対して規則的に配列したものである。図5(a)は、成形品1xを柱31xの長手方向に沿った平面で切断した場合の、その切断面を偏光顕微鏡で観察した状態を示す写真である。この写真は、基板2及び柱31xの内部構造を示しており、基板2の内部から柱31xの突出方向に(柱31xの先端に向かって)延長する樹脂層の積層構造を確認することができる。樹脂層は、複数の層が重なり合っており、より詳しく言えば複数の層が、基板2においては柱31xの根元側に連続する領域以外については厚み方向に、柱31xの先部よりも下側(中間部及び根元側の部分)においては柱31xの半径方向に重なり合っている。なお樹脂層は、基板2においては柱31xの根元側の近傍では、柱31xへ向かって隆起するように湾曲している。
この樹脂層は、射出成形工程での射出された溶湯の流れを示すものと考えられる。なお図5(a)で示す成形品1xは、溶湯の流れを観察しやすいように、黒色の樹脂を原料として作られたものであり、図5では溶湯の流れ(樹脂層)を多数の白色線及び黒色線によって把握することが可能である。一本の白色線及び黒色線は樹脂層の一層に相当するものであり、各層の形態から判断すれば、キャビティ内を溶湯は、基板2に対応する空間部分から、柱31xに対応する空間部分へ流れ込み、柱31xの根元に対応する空間部分から柱31xの先部に対応する空間部分へ向かって一直線に上昇し、柱31xの先部を形成しているキャビティ面に衝突し、衝突後には滑らかに折れ曲がって下降し、最終的にはキャビティを満たしたものと考えられる。言い換えれば、柱31xの中間部において各層は、柱31xの長手方向に平行な形状(長手方向に沿って延長する形状)であり、この形状から判断すれば、溶湯が柱31xの中間部において冷却固化される時には、溶湯は整流状態であったことがわかる。一方、柱31xの先部において各層は、柱31xの先端付近を折り返し点として柱31xの根元側(基板2側)へU字状に折れ曲がった形状であり、この形状から判断すれば、溶湯が柱31xの先端部で冷却固化される時には、キャビティ面に衝突したことによって溶湯は乱流状態であったことがわかる。
切断工程はたとえば図3に示すように治具5を用いる。治具5は、成形品1xを収容する収容穴51aが形成された下側治具51と、柱群3xを挿入する孔群52aが形成された上側治具52とから構成され、下側治具51と上側治具52との間に形成される空間に成形品1xの大半を収容し、上側治具52の上方に柱群3xの先部を突出させるものである。
下側治具51は、その上面には基板2より僅かに大きな寸法の収容穴51aが形成され、収容穴51aの深さを基板2の厚みよりも長く、成形品1xの全高(基板2の厚みと柱31xの全高を合算した値)よりも短くしてある。
上側治具52は、基板2の大きさとほぼ同じ大きさの平板であって、その厚み寸法を柱31xの全高よりも短くし、柱群3xの各柱31xを挿入するための多数の孔52bから構成される孔群52aが厚み方向に貫通して形成されている。
そして図3(a)に示すように、治具5に成形品1xを収容すると、上側治具52の上に柱群3xの各柱31xの先部が突出するようになる。突出する柱31xの先部は、図5(a)の写真で示した、樹脂層がU字状に折れ曲がった部分(溶湯が上昇した後に滑らかに折れ曲がって下降することによって形成された部分である。
そして図3(b)に示すように、カッターCの刃先を上側治具52の上面に対して摺動させることよって、各柱31xの先部を切断する。このようにすることによって、図4(a)に示すように、各柱31xの先部は、基板2のうち柱群3xが突出する面と平行な仮想の切断線Lに沿って、切断され、切断品1yが形成される。その後、図3(c)に示すように、切断品1yを治具5から取り出す。切断品1yは、柱群3xよりも全高(突出長)を短くした小柱群3yと、小柱群3yを一面から突出させる基板2とから構成される。小柱群3yを構成する多数の小柱31yは、その先端部において樹脂層の各層が柱31xの長手方向に沿って略平行に配列された形状になっている。
溶融工程は図4(b)に示すようにヒーター6を用いる。ヒーター6は、切断品1yの小柱群3yの先端から、小柱31yの突出方向(上方向)に離隔して配置されている。つまりヒーター6は、小柱群3yの先部に対して非接触状態で配置されている。またヒーター6は平板状であって、基板2と対向させて平行な状態で配置されているので、小柱群3yの各小柱31yの先端からヒーター6は小柱31yの突出方向に等距離離れた状態となっており、各小柱31yを均一に加熱するようになっている。高温のヒーター6によって小柱31yの先部を所定時間加熱することによって、各小柱31yの先部を溶融させる。これによって各小柱31yから、非溶融部分である柱本体部31aと、溶融部分である係合部31bとが形成される。ちなみに小柱31yの先部のみを溶融させ、それ以外の部分にヒーター6の熱が加わらないようにするには、たとえば水中に切断品1yを沈め、小柱群3yの各小柱31yの先部のみを水から突出させた状態としてから、ヒーター6で加熱すると、各小柱31yの先部が溶融し、その溶融した樹脂が水面で冷却され、水面よりも下方へ移動しづらくなる。そうすることによって係合部31bの底面31cが基板2の上面と平行(水平)になりやすく、係合部31bが歪みの小さな半球状になりやすい。
冷却工程では、溶融工程直後の高温となっている係合部31bを冷却することにより、係合部31bを硬化させて、柱本体部31aと係合部31bとを含む係合素子31の形状を定め、マッシュルーム型の面ファスナー1を形成する。冷却工程は、ファンからの風により強制的に係合部31bを冷却するものであっても良いし、一定時間放置することにより自然に係合部31bを冷却するものであっても良い。
上記した本発明の製造方法の一例によれば、成形材料である樹脂以外の原料を必須とせずに済む。また切断した柱群3xの先部は、成型材料以外の不純物が殆ど含まれていないので、回収して再利用可能であり、製造過程において生ずる不要物の処理も容易である。さらに溶融工程でヒーター6を小柱群3yに対して非接触状態にしてあるので、不良品が発生する原因を少なくすることができる。
また上記した本発明の製造方法の一例によれば、係合素子群3を構成する係合素子31は、係合部31bが歪みの小さな半球状となる。図6は、本発明の製造方法の一例により完成したマッシュルーム型の面ファスナー1を光学顕微鏡で観察した状態を示す写真であり、各係合素子31の各係合部31bは、半球状であり、その底面31cが基板2の一面とほぼ平行な形状となっている。また図5(b)は、本発明の製造方法の一例により完成したマッシュルーム型の面ファスナー1を、柱本体部31aの長手方向に沿った平面で切断した場合の、その切断面を光学顕微鏡で観察した状態を示す写真であり、基板2及び柱31xの内部構造(樹脂層)がわかるものである。これによれば、樹脂層は、各層が係合部31bでは柱本体部31aの先端から放射状に延長しており、このような複数の層がこの断面写真によれば円周方向に積層されたものであることがわかる。より詳しくいえば、係合部31bの底面31c(係合面)付近においては、各層は底面31cに沿って延長する形状となっている。
ちなみに図7は、比較例のマッシュルーム型の面ファスナーを光学顕微鏡で観察した状態を示す写真である。この比較例の面ファスナーは、本発明での切断工程をしなかったものであり、図5(a)の状態のまま柱31xの先端部を溶融させたものである。つまり射出成形工程、溶融工程、冷却工程で製造されたものである。この場合、溶融される柱31xの先端部では溶湯が乱流状態であることが、溶融工程後の係合部31bの形状に影響を与え、係合部31bは球を潰したような歪な形になっている。特に係合部31bの下側が基板2側に向かって球面状に膨らんだような形となっており、このような形状の係合部31bでは、マッシュルーム型の面ファスナーとしての係合力(連結力)を十分に発揮できないことになる。
比較例からわかるとおり、本発明の面ファスナー1の一例のような理想的な半球状の係合部31bを得るためには、溶融される小柱31yの先端部において、その樹脂層の各層が柱31xの長手方向に沿って略平行な形状になっていることが重要である。また係合部31bの底面31c及びその近傍を形成するのは、樹脂層のうち外側の層であるので、少なくとも外側の層が柱31xの外周全周に亘って柱31xの長手方向に沿って略平行な形状になっていればよく、樹脂層のうち内側の層は、特に限定されない。
また本発明の面ファスナー1の製造方法における他の例は、図8に示すように、射出成形工程を先の例とは異ならせたものである。
図8(a)に示す例は、射出成形機のノズル7の下に間隔をあけて金型4を配置してある。この金型4は、第1のドラム71と、第2のドラム72とから構成され、第1のドラム71と第2のドラム72を基板2の厚み寸法の間隔をあけて対向させてある。第1のドラム71はその円筒面の表面を凹凸のない平滑面としている。一方、第2のドラム72は、円筒面の表面に柱群3xの各柱31xを形成するためのキャビティ72aが円周方向全周に亘って形成されている。またキャビティ72aを形成するキャビティ面は、柱31xの先端部に相当する部分を閉鎖した凹面としてある。そして第1及び第2のドラム71,72は、互いの円筒面の中心が回転軸となるように回転可能に設けられている。
この図8(a)に示す例の場合、ノズル7から溶融樹脂を第1のドラム71と第2のドラム72の間に射出しながら、第1及び第2のドラム71,72をゆっくりと回転させると、第1のドラム71と第2のドラム72の間に充填された溶融樹脂は、基板2になると共に、第2のドラム72のキャビティ72aに入り込んで柱31xになり、第2のドラム72の回転に伴って、連続する成形品1xが送り出されていく。
また図8(b)に示す例は、射出成形機のノズル7と、このノズル7から射出される溶融樹脂の方向に間隔をあけて配置した第3のドラム73とによって、金型4を形成してある。
第3のドラム73は、円筒面の中心が回転軸となるように回転可能に設けられている。また第3のドラム73は、先の第2のドラム72と同じく、柱31xを形成するためのキャビティ73aが形成されている。
ノズル7は、その先端面を断面円弧状に凹む湾曲面としてある。この湾曲面は、第3のドラム73よりも直径を大きくした断面円弧状の面である。そして湾曲面の円弧の中心が、第3のドラム73の中心と同じになるように、ノズル7を第3のドラム73の円筒面に対して間隔をあけて配置してある。
この図8(b)に示す例の場合、ノズル7から溶融樹脂を第3のドラム73に向かって射出しながら、第3のドラム73をゆっくりと回転させると、ノズル7と第3のドラム73の間に充填された溶融樹脂は、基板2になると共に、第3のドラム73のキャビティ73aに入り込んで柱31xになり、第3のドラム73の回転に伴って、連続する成形品1xが送り出されていく。
これらの図8(a)及び図8(b)に示す射出成形工程で得られた成形品1xの内部構造は、柱31xの中間部分において樹脂層が柱31xの長手方向に沿って平行に形成された構造である。したがってこの成形品1xは、先ほどの例と同様に、切断工程、溶融工程、冷却工程を経ることによって、マッシュルーム型の面ファスナーとなる。そしてこの面ファスナーの係合素子は、半球状の係合部を備えたものとなる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、前記実施例では、係合素子群3は、隣り合う係合素子列31Lを構成する係合素子31をジグザグに配列してあったが、これに限らず、本発明では、縦横に等間隔毎に係合素子31を配列するものであっても良い。
また、係合素子は前記実施例では柱本体部の外周からその周方向の全周に亘って係合面が張り出すものであったが、本発明は必ずしも全周に係合面を備えるものでなくともよく、例えば柱本体部の外周全周のうち一部にのみ係合面が張り出すものであっても良い。より詳しく言えば係合素子は、たとえば米国特許第6678924号明細書の図1、図2、図3に示すように、柱の形状を断面十字状にして、その柱の中間部を切断してから、その切断面を熱溶融することによって、断面十字状の柱本体部の全周にではなく一部にのみ係合面を備えるものとしても良い。
1 面ファスナー
1x 成形品
1y 切断品
2 基板
3 係合素子群
3x 柱群
3y 小柱群
31 係合素子
31L 係合素子列
31a 柱本体部
31b 係合部
31c 係合面(底面)
31x 柱
31y 小柱
4 金型
4a 合わせ面
41 固定型
42 可動型
43 キャビティ
44 ゲート
5 治具
51 下側治具
51a 収容穴
52 上側治具
52a 孔群
52b 孔
6 ヒーター
7 ノズル
71 第1のドラム
72 第2のドラム
72a キャビティ
73 第3のドラム
73a キャビティ
C カッター
L 切断線
θ 交差角度

Claims (5)

  1. 複数の柱(31x)の集合である柱群(3x)と、前記柱群(3x)が突出する一面を含む基板(2)とを一体とする成形品(1x)を、射出成形により形成する射出成形工程と、
    前記柱群(3x)の先部を切断することにより、前記柱群(3x)よりも短い小柱群(3y)及び前記基板(2)を一体とする切断品(1y)を形成する切断工程と、
    前記小柱群(3y)の先部を溶融することにより、前記小柱群(3y)を構成する各小柱(31y)から、非溶融部分である柱本体部(31a)と、溶融部分であると共に前記柱本体部(31a)よりも太い係合部(31b)とを形成する溶融工程と、
    冷却することにより、前記柱本体部(31a)及び前記係合部(31b)を含む係合素子(31)の形状を定めると共に、複数の前記係合素子(31)の集合である係合素子群(3)及び前記基板(2)を一体とする面ファスナー(1)を形成する冷却工程とを備えることを特徴とする面ファスナーの製造方法。
  2. 前記溶融工程は、前記小柱群(3y)の先部に対してヒーター(6)を非接触状態で配置してあることを特徴とする請求項1記載の面ファスナーの製造方法。
  3. 前記係合部(31b)は、前記柱本体部(31a)の先端からその周方向の全周に亘って外側に張り出す係合面(31c)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の面ファスナーの製造方法。
  4. 前記係合面(31c)と前記柱本体部(31a)の側面との交差角度(θ)は、90°以上で、150°未満であることを特徴とする請求項3に記載の面ファスナーの製造方法。
  5. 射出成形によって一体成形される、基板(2)と係合素子群(3)とを備え、
    前記係合素子群(3)は、前記基板(2)の厚み方向における一面の複数の箇所から突出する複数の係合素子(31)から構成され、
    前記係合素子(31)は、前記基板(2)の内部から延長する樹脂層からなる積層構造であって、前記基板(2)の厚み方向の一面から突出する柱本体部(31a)と、前記柱本体部(31a)の先端の外周からその全周に亘って張り出す係合面(31c)を含む半球状の係合部(31b)とを備え、
    前記樹脂層は、前記柱本体部(31a)ではその長手方向に沿って平行に形成されており、前記係合部(31b)では、その全体において、前記柱本体部(31a)の先端から前記係合部(31b)の半球状の外周面に向かって放射状に形成されていることを特徴とする面ファスナー。
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