JP2020082578A - スプール - Google Patents

スプール Download PDF

Info

Publication number
JP2020082578A
JP2020082578A JP2018222456A JP2018222456A JP2020082578A JP 2020082578 A JP2020082578 A JP 2020082578A JP 2018222456 A JP2018222456 A JP 2018222456A JP 2018222456 A JP2018222456 A JP 2018222456A JP 2020082578 A JP2020082578 A JP 2020082578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
recess
head portion
slits
uneven shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018222456A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 弘志
Hiroshi Yamada
弘志 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2018222456A priority Critical patent/JP2020082578A/ja
Publication of JP2020082578A publication Critical patent/JP2020082578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】凹凸形状が潰れ難いスプールを提供すること。【解決手段】スプールは、ヘッド部と、窪みと、軸部と、溶融樹脂流路とを備える。窪みは、ヘッド部における一方の面に形成され、ノズルと接触する。軸部は、ヘッド部における前記一方とは反対の面に接続する。溶融樹脂流路は、軸部及びヘッド部を貫通し、窪みの底に至る。ヘッド部のうち、窪みの周囲の部分は、凹凸形状を有する。凹凸形状は、例えば、複数のスリットを含む形状である。複数のスリットは、例えば、窪みを中心として放射状に延びる。【選択図】図1

Description

本開示はスプールに関する。
スプールは、射出成形用の金型に取り付けられる。スプールは、射出成形機のノズルから射出される合成樹脂を金型内に注入する流路を形成する部材である。特許文献1には、スプールのうち、射出成形機のノズルと接触する部分に凹凸形状を形成することで、スプールの放熱性を高めようとする技術が開示されている。
特開2017−154255号公報
特許文献1の技術では、凹凸形状が射出成形機のノズルと接触し易いため、スプールを繰り返し使用すると、凹凸形状における凸部が潰れてしまう。本開示の一局面は、凹凸形状が潰れ難いスプールを提供することを目的とする。
本開示の一局面は、ヘッド部と、前記ヘッド部における一方の面に形成され、ノズルと接触する窪みと、前記ヘッド部における前記一方とは反対の面に接続する軸部と、前記軸部及び前記ヘッド部を貫通し、前記窪みの底に至る溶融樹脂流路と、を備えるスプールであって、前記ヘッド部のうち、前記窪みの周囲の部分が凹凸形状を有するスプールである。
本開示の一局面であるスプールは、窪みの周囲の部分に凹凸形状を有するので、放熱効果が高い。そのため、本開示の一局面であるスプール、及びその内部に存在する合成樹脂の温度は、合成樹脂の射出終了後、短時間で低下する。その結果、離型のタイミングを早めることができる。
本開示の一局面であるスプールにおいて、凹凸形状は、窪みの周囲の部分に位置するので、射出成形機のノズルと接触し難い。その結果、凹凸形状が、射出成形機のノズルによって潰されてしまうことを抑制できる。
スプール1の構成を表す側面図である。 スプール1の構成を表す平面図である。 図2におけるIII-III断面での断面図である。 図2におけるIV-IV断面での断面図である。 スプール1の構成を表す平面図である。 スプール1の構成を表す平面図である。 スプール1の構成を表す平面図である。
本開示の例示的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
1.スプール1の構成
スプール1の構成を図1〜図4に基づき説明する。スプール1は鋼材から成る。スプール1を構成する鋼材は、後述する射出成形機のノズルよりも柔らかい。そのため、ノズルを保護することができる。図1に示すように、スプール1は、ヘッド部3と、軸部5と、を備える。
ヘッド部3は円盤状の基本形態を有する。ヘッド部3における一方の平面(以下では第1面7とする)に窪み9が形成されている。窪み9は、第1面7の中央に位置する。窪み9はすり鉢状の形状を有する。窪み9の内面は、後述する溶融樹脂流路19を除き、凹凸が小さい形状を有する。
ヘッド部3のうち、窪み9の周囲の部分に複数のスリット11が形成されている。複数のスリット11は、窪み9を中心として放射状に延びている。複数のスリット11は、第1面7、及びヘッド部3の側面13を掘り下げることにより形成されている。複数のスリット11の深さは、ヘッド部3の外周側にゆくほど深い。
ヘッド部3のうち、両側からスリット11で挟まれた部分は、スリット11に比べて相対的に突出したフィン15となっている。よって、ヘッド部3のうち、窪み9の周囲の部分には、複数のスリット11と複数のフィン15とが、ヘッド部3の周方向に沿って交互に並ぶ凹凸形状が形成されている。
軸部5は円柱状の形態を有する。軸部5の直径はヘッド部3の直径より小さい。軸部5の軸方向における長さは、ヘッド部3の軸方向における長さより大きい。
軸部5は、ヘッド部3における、第1面7とは反対の面(以下では第2面17とする)に接続している。軸部5とヘッド部3とは同軸の位置関係にある。
スプール1は溶融樹脂流路19を備える。溶融樹脂流路19は、軸部5及びヘッド部3を貫通し、窪み9の底に至る貫通孔である。溶融樹脂流路19の直径は、窪み9に近づくほど、小さい。
2.スプール1の使用方法
スプール1を、射出成形用の金型に取り付ける。溶融樹脂流路19は、合成樹脂を金型内に注入する流路の少なくとも一部となる。次に、射出成形機のノズルを窪み9に接触させる。このとき、ノズルとフィン15とは接触しない。次に、ノズルから合成樹脂を射出する。射出された合成樹脂は、溶融樹脂流路19を通り、金型内に注入される。合成樹脂の射出終了後、ノズルを窪み9から離す。合成樹脂が固化してから、離型を行う。
3.スプール1が奏する効果
(1A)スプール1は、窪み9の周囲の部分に、複数のスリット11と複数のフィン15とから成る凹凸形状を有するので、放熱効果が高い。そのため、スプール1、及びその内部に存在する合成樹脂の温度は、合成樹脂の射出終了後、短時間で低下する。その結果、離型のタイミングを早めることができる。
(1B)複数のスリット11と複数のフィン15とから成る凹凸形状は、窪み9の周囲の部分に位置するので、射出成形機のノズルと接触し難い。その結果、複数のスリット11と複数のフィン15とから成る凹凸形状が、射出成形機のノズルによって潰されてしまうことを抑制できる。
(1C)複数のスリット11は、窪み9を中心として放射状に延びる。そのため、スプール1の放熱効果が一層高い。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、複数のスリット11は、窪み9を中心として放射状に延びていた。これに対し、第2実施形態では、図5に示すように、複数のスリット11は互いに平行である点で、第1実施形態と相違する。複数のフィン15も、互いに平行に延びている。スリット11の深さは一定であってもよいし、変化していてもよい。
2.スプール1が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)及び(1B)を奏する。
<第3実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、窪み9の周囲の部分に、複数のスリット11と複数のフィン15とから成る凹凸形状を有していた。これに対し、第3実施形態では、図6に示すように、窪み9の周囲の部分に、複数の島状の凹部21が点在する点で、第1実施形態と相違する。凹部21は、第1面7を掘り下げて形成されている。複数の凹部21は規則正しく配列されていてもよいし、ランダムに配列されていてもよい。規則正しく配列された形態として、例えば、窪み9を中心とする円の円周に沿って配列された形態等が挙げられる。
2.スプール1が奏する効果
以上詳述した第3実施形態によれば、以下の効果(3A)、(3B)を奏する。
(3A)スプール1は、窪み9の周囲の部分に、複数の島状の凹部21から成る凹凸形状を有するので、放熱効果が高い。そのため、スプール1、及びその内部に存在する合成樹脂の温度は、合成樹脂の射出終了後、短時間で低下する。その結果、離型のタイミングを早めることができる。
(3B)複数の島状の凹部21から成る凹凸形状は、窪み9の周囲の部分に位置するので、射出成形機のノズルと接触し難い。その結果、複数の島状の凹部21から成る凹凸形状が、射出成形機のノズルによって潰されてしまうことを抑制できる。
<第4実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、窪み9の周囲の部分に、複数のスリット11と複数のフィン15とから成る凹凸形状を有していた。これに対し、第4実施形態では、図7に示すように、窪み9の周囲の部分に、複数の島状の凸部23が点在する点で、第1実施形態と相違する。凸部23は、第1面7のうち、凸部23以外の部分を掘り下げて形成されている。複数の凸部23は規則正しく配列されていてもよいし、ランダムに配列されていてもよい。規則正しく配列された形態として、例えば、窪み9を中心とする円の円周に沿って配列された形態等が挙げられる。
2.スプール1が奏する効果
以上詳述した第4実施形態によれば、以下の効果(4A)、(4B)を奏する。
(4A)スプール1は、窪み9の周囲の部分に、複数の島状の凸部23から成る凹凸形状を有するので、放熱効果が高い。そのため、スプール1、及びその内部に存在する合成樹脂の温度は、合成樹脂の射出終了後、短時間で低下する。その結果、離型のタイミングを早めることができる。
(4B)複数の島状の凸部23から成る凹凸形状は、窪み9の周囲の部分に位置するので、射出成形機のノズルと接触し難い。その結果、複数の島状の凸部23から成る凹凸形状が、射出成形機のノズルによって潰されてしまうことを抑制できる。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)第1実施形態において、スリット11は、ヘッド部3の円周方向に沿って延びていてもよい。
(2)スプール1は、射出成形以外の成形に用いられるものであってもよい。
(3)スプール1は、複数の部品を組み立てて成るものであってもよい。
(4)窪み9の周囲の部分に形成される凹凸の形状は、第1〜第4実施形態以外の形状であってもよい。
(5)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(6)上述したスプールの他、当該スプールを構成要素とするシステム、合成樹脂から成る製品の製造方法、スプールの製造方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…スプール、3…ヘッド部、5…軸部、7…第1面、9…窪み、11…スリット、13…側面、15…フィン、17…第2面、19…溶融樹脂流路、21…凹部、23…凸部

Claims (5)

  1. ヘッド部と、
    前記ヘッド部における一方の面に形成され、ノズルと接触する窪みと、
    前記ヘッド部における前記一方とは反対の面に接続する軸部と、
    前記軸部及び前記ヘッド部を貫通し、前記窪みの底に至る溶融樹脂流路と、
    を備えるスプールであって、
    前記ヘッド部のうち、前記窪みの周囲の部分が凹凸形状を有するスプール。
  2. 請求項1に記載のスプールであって、
    前記凹凸形状は、複数のスリットを含む形状であるスプール。
  3. 請求項2に記載のスプールであって、
    前記複数のスリットは、前記窪みを中心として放射状に延びるスプール。
  4. 請求項2に記載のスプールであって、
    前記複数のスリットは互いに平行であるスプール。
  5. 請求項1に記載のスプールであって、
    前記凹凸形状は、複数の島状の凹部、又は、複数の島状の凸部が点在する形状であるスプール。
JP2018222456A 2018-11-28 2018-11-28 スプール Pending JP2020082578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222456A JP2020082578A (ja) 2018-11-28 2018-11-28 スプール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222456A JP2020082578A (ja) 2018-11-28 2018-11-28 スプール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020082578A true JP2020082578A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70905636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018222456A Pending JP2020082578A (ja) 2018-11-28 2018-11-28 スプール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020082578A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6463867B1 (ja) 回転型動力伝達部材の製造方法
JP2015226649A (ja) マイクロニードル構造体及びマイクロニードル構造体の製造方法
JP6205117B2 (ja) 円錐ころ軸受用樹脂保持器
JP2020082578A (ja) スプール
JP6772587B2 (ja) 合成樹脂製保持器の製造方法及び合成樹脂製保持器
KR101557610B1 (ko) 임펠러 로터 어셈블리의 제조방법
JP6362411B2 (ja) 印刷用ブランケット
KR101961583B1 (ko) 스프루 부시 및 그 부시 부품
JP6503179B2 (ja) 面ファスナーの製造方法、及び面ファスナー
JP2013075504A (ja) スプルブッシュ、ピンポイントゲートブッシュ及び成形用金型
JP6440057B2 (ja) 高周波加熱用コイル
JP6800402B2 (ja) ワークキャリア及びワークキャリアの製造方法
JP6792106B2 (ja) ワークキャリア及びワークキャリアの製造方法
JP2017042984A5 (ja)
JP5760555B2 (ja) アパーチャアレイの製造装置及び製造方法
JP2012179650A (ja) 鋳造用金型
KR101549489B1 (ko) 미세 피치 간격을 가지는 정밀 인터페이스 블록 및 그 제조를 위한 금형
JP4346389B2 (ja) レンズホルダ
WO2023026977A1 (ja) クリープ防止転がり軸受
JP7281062B2 (ja) 樹脂成形品及び樹脂成形品の製造方法
JP6671123B2 (ja) リール部材、フィルム収容体、及びリール部材の製造方法
JP2010162350A (ja) ゴルフボール成形用金型及びゴルフボール
TW201408474A (zh) 可改善偏心之塑膠鏡片及其製造方法
TW201600771A (zh) 配重輥及其製造方法
JP2022026394A (ja) 射出成形用金型、樹脂成形体の製造方法、および、樹脂成形体