JPH09662A - ゴルフボール射出成形方法及びゴルフボール射出成形用金型 - Google Patents

ゴルフボール射出成形方法及びゴルフボール射出成形用金型

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JPH09662A
JPH09662A JP17670895A JP17670895A JPH09662A JP H09662 A JPH09662 A JP H09662A JP 17670895 A JP17670895 A JP 17670895A JP 17670895 A JP17670895 A JP 17670895A JP H09662 A JPH09662 A JP H09662A
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JP
Japan
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golf ball
valve pin
cavity
hot runner
tip
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Application number
JP17670895A
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Inventor
Takehiko Yamaguchi
武彦 山口
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Bridgestone Sports Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Sports Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/28Closure devices therefor
    • B29C45/2806Closure devices therefor consisting of needle valve systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/54Balls
    • B29L2031/545Football balls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩雑な後工程を省略でき、材料の無駄のな
い、高品質のゴルフボールを効率よく得る。 【構成】 溶融したゴルフボール用射出成形材料を金型
キャビティ3内に導入してゴルフボールを射出成形する
方法において、上記溶融成形材料が流通し、この成形材
料の溶融状態を保持する加熱手段11が近接して設けら
れたホットランナー6をゲート部7を介して上記キャビ
ティ3に連通させて上記成形材料を上記ホットランナー
の出口端8bから直接ゲート部を介して上記キャビティ
に射出、導入する際に、ホットランナー部材のホットラ
ンナー内を貫通して、上下方向移動可能に配設されたバ
ブルピン9の先端面形状又はホットランナー部材の先端
ノズル部8bの先端面形状或いはその両方を成形品キャ
ビティの表面形状に合わせた形状とすることを特徴とす
るゴルフボール射出成形方法、及び該方法を実施するた
めのゴルフボール射出成形用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフボールの射出成形
方法及びそれに用いる射出成形用金型に関し、特にゴル
フボールのカバーを射出成形する場合に好適とされるも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ゴルフボールのカバーを射出成形する場合、図7,8に
示したように、射出成形機からの溶融カバー成形材料を
主ランナーaを通ってリング状コールドランナーbに導
入させ、このリング状ランナーbの内周部に周方向に沿
って等配した複数のノズル部cよりゲート部dを通って
金型eのキャビティfに供給する方法が採用されてい
た。なお、図中gはゴルフボールコアを示す。
【0003】しかし、この方法においては、射出成形
後、ゴルフボールを取り出す際、上記リング状ランナー
b及びそのノズル部cに残った成形材料もカバーと共に
固化し、図9に示したようにゴルフボールhに上記リン
グ状ランナーb及びノズル部cにそれぞれ対応するリン
グ状固化物i及び放射状固化物jも一体に連結した状態
で脱型されるものであった。
【0004】このため、このように脱型されたゴルフボ
ールhは、図10に示すようにゲートカットして上記リ
ング状及び放射状固化物i,jを切り離した後、ゲート
対応部分の固化物(バリ)kをトリミングで除去するこ
とが行われていた。
【0005】しかし、上記ゲートカットやトリミングは
手間のかかる後工程であり、ゲートカットやトリミング
のできが悪いとせっかく成形した製品が不良となる場合
がしばしば生じることがあった。更に、上記リング状、
放射状固化物i,jの形成は成形材料の無駄を引き起こ
し、このためこれら固化物i,jを粉砕し、これを成形
材料中に混合して再度射出成形に用いるというリサイク
ル化も図られてきたが、このような粉砕物を成形材料に
混入するとゴルフボールの品質低下や射出成形条件の変
動を引き起こすことがあった。
【0006】このように、従来のゴルフボールの射出成
形用金型及びこれを用いた射出成形方法ではゲート跡が
残り、後工程の点からも外観の点からも問題があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
ゲート跡をなくし又は目立たなくすることができて、煩
雑な後工程を省略でき、外観不良の少い高品質のゴルフ
ボール得ることができるゴルフボール射出成形方法及び
射出成形用金型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、溶融したゴルフボール用射出成形材料を金
型キャビティ内に導入してゴルフボールを射出成形する
方法において、上記溶融成形材料が流通するホットラン
ナーをゲート部を介して上記キャビティに連通させて上
記成形材料を上記ホットランナーの出口端から直接ゲー
ト部を介して上記キャビティに射出、導入する際に、上
記ホットランナー内に、先端部が上記ゲート部を通って
金型キャビティ面位置まで進出すると共に、これより退
出することが可能にバルブピンを配設すると共に、この
バルブピンの先端面をキャビティ面位置まで進出させた
際にこの先端面がキャビティ面の一部を形成し得る形状
に形成して、上記キャビティ内に所用量の溶融成形材料
が導入された後、上記バルブピンの先端部を金型キャビ
ティ面位置まで進出させて、キャビティ内の溶融成形材
料にバルブピンの先端面を当接させて固化させ、上記バ
ルブピンの先端面形状に相応した表面部を有するゴルフ
ボールを得ることを特徴とするゴルフボール射出成形方
法を提供する。また、本発明は2つ以上に分割される部
分型を有し、これら部分型を分離可能に接合することに
より内部に中空状のキャビティを形成するゴルフボール
射出成形用金型において、溶融したゴルフボール用射出
成形材料が流通するホットランナーが内部に形成された
ホットランナー部材の先端ノズル部を上記キャビティの
ゲート部に連結すると共に、上記ホットランナー内に、
先端部が上記ゲート部を通って金型キャビティ面位置ま
で進出すると共に、これより退出することが可能にバル
ブピンを配設すると共に、このバルブピンの先端面をキ
ャビティ面位置まで進出させた際に、この先端面がキャ
ビティ面の一部を形成し得る形状に形成し、かつ、ピン
の先端部近傍となる金型内部に冷却手段を設けたことを
特徴とするゴルフボール射出成形用金型を提供する。
【0009】
【作用】本発明のゴルフボールの射出成形方法及びこれ
に用いる金型は、溶融したゴルフボール用射出成形材料
が流通するホットランナーが内部に形成されたホットラ
ンナー部材の先端ノズル部を上記キャビティのゲート部
に連結して、上記成形材料を上記ホットランナーの出口
端から直接ゲート部を介して上記キャビティに射出、導
入するものであるが、この場合、上記ホットランナー内
に、先端部が上記ゲート部を通って金型キャビティ面位
置まで進出すると共に、これより退出することが可能に
バルブピンを配設すると共に、このバルブピンの先端面
をキャビティ面位置まで進出させた際にこの先端面がキ
ャビティ面の一部を形成し得る形状に形成して、上記キ
ャビティ内に所用量の溶融成形材料が導入された後、上
記バルブピンの先端部を金型キャビティ面位置まで進出
させて、キャビティ内の溶融成形材料にバルブピンの先
端面を当接させて固化させ、上記バルブピンの先端面形
状に相応した表面部を有するゴルフボールを得るもので
あり、ピン先端部近傍の金型内部に冷却手段を内蔵した
ため、ホットランナーからの熱影響による変形やフロー
マーク等を防止することができ、またバリの発生も少な
くすることができる。そのため、ゲートカットやトリミ
ング等の煩雑な後工程をなくすことができ、これら後工
程により不良品が生じることをなくすことができること
は勿論、成形ゴルフボール表面に生じるゲート跡をなく
し又は目立たなくすることができる点からも、後工程を
省略又はなくすことができるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図8を
参照して説明する。
【0011】図1,2は、本発明の一実施例に係るゴル
フボール射出成形用金型を示し、図中1は下面に半球状
凹部を有する上型、2は上面に半球状凹部を有する下型
であり、これら上型1と下型2とは互いに分離可能に接
合し得るようになっており、その接合状態において、中
空球状キャビティ3が形成されるようになっている。な
お、この金型は図中Aが割り面とされる。
【0012】また、4は第1ホットランナー部材(スプ
ルーブッシュ)、5は第2ホットランナー部材、6は第
3ホットランナー部材であり、第3ホットランナー部材
6の先端部は上記上型1内に進入した状態に配置され、
この部材6の先端ノズル部6aが上記キャビティ3のゲ
ート部7に連結されている。上記各部材4,5,6内に
は溶融成形材料の通路となるホットランナー8が連続し
て形成され、射出成形機(図示せず)からの溶融成形材
料は第1ホットランナー部材4のホットランナー入口端
8aからホットランナー8内に流入し、上記第3ホット
ランナー部材6の先端ノズル部6aのホットランナー出
口端8bよりキャビティ3内に射出導入されるようにな
っている。9はバルブピンで、上記第3ホットランナー
部材6のホットランナー8c内に移動可能に(図1中上
下方向移動可能に)配設されている。このバルブピン9
の基端部(上端部)は上記第2ホットランナー部材5を
貫通して上方に突出し、バルブピン9を上下動させる可
動装置10と連結され、この可動装置10の作動により
バルブピン9がキャビティ3方向に進出すると、バルブ
ピン9の先端が上記ホットランナー出口端8bを閉塞し
てホットランナー8内の溶融成形材料のキャビティ3内
への流入を遮断し、またバルブピン9がキャビティ3側
から退出すると、ホットランナー出口端8bが解放して
ホットランナー8内の溶融成形材料がキャビティ3内に
流入し得るように構成されている。この場合、この実施
例ではバルブピン9の最大進出限状態においてバルブピ
ン9の先端面がゲート部7内を通ってキャビティ面位
置、即ち成形ゴルフボール表面に当接し得る位置まで進
出するようになっており、これによりバルブピン9の先
端面が金型キャビティ面の一部を構成し得るようになっ
ている。
【0013】ここで、バルブピン9の先端面は、図2に
示した例ではゴルフボールのディンプルを形成可能な半
球凸状に形成されている。
【0014】更に、上記各ホットランナー部材4,5,
6にはそれぞれ加熱手段(ヒーター)11が内蔵されて
おり、この加熱手段11によりホットランナー8を流れ
る溶融成形材料が加熱されるようになっている。これに
より、上記バルブピン9の進出でホットランナー出口端
8bが閉塞された後においても、ホットランナー8、特
に第3ホットランナー部材6のホットランナー8cに残
る成形材料が固化することなく溶融状態を保ち、次の成
形サイクルでこの溶融成形材料がキャビティ3内に射
出、導入される。
【0015】また更に、図中、参照符号12で示したよ
うに、ゲート部7付近に冷却手段を設けてあり、これに
より第3ホットランナー部材6の先端ノズル部6aから
の熱で成形ゴルフボールのゲート部7近傍部分が影響さ
れることが避けられる。
【0016】上記金型を用いてゴルフボールを射出成形
する場合は、上型1と下型2とを接合した状態におい
て、射出成形機(図示せず)よりゴルフボール用射出成
形材料を溶融状態でホットランナー入口端8aに供給す
る。このとき、バルブピン9はホットランナー出口端8
bより退出させて該出口端8bを解放する。これにより
溶融成形材料はホットランナー8内を流れ、ホットラン
ナー出口端8bより直接キャビティ3内に導入される。
所定量の成形材料がキャビティ3内に導入されたら、上
記可動装置10を作動させてバルブピン9をキャビティ
3方向に移動させ、その先端面を金型キャビティ面位置
まで進出させる。これにより、ホットランナー出口端8
bが閉塞され、成形材料のキャビティ3内への導入が遮
断されると共に、バルブピン9の先端面を上記位置に保
持したことにより、該先端面に成形材料が当接し、該先
端面に相応した形状のディンプルを有するゴルフボール
が得られる。
【0017】次いで、キャビティ3内の成形材料が固化
した後、上記割り面Aで上型1と下型2とを分離し、成
形されたゴルフボールを取り出す。更に続いてゴルフボ
ールを成形する場合は上記の動作を繰り返すが、上述し
たように、先の成形サイクルでホットランナー8内に残
った成形材料は加熱手段11の熱により固化することな
く溶融状態を保持しているので、新たな成形サイクルで
この溶融成形材料は無駄なく射出材料としてキャビティ
3内に射出、導入される。なお、バルブピンの進退のタ
イミングは射出成形機と連動させることによって行うこ
とができる。
【0018】従って、この方法によれば、成形ゴルフボ
ールが、従来のようにこれに図11に示したようにリン
グ状固化物が一体に接合した状態で成形されるのではな
く、成形サイクル終了時はバルブピン9の先端面が成形
ゴルフボール表面に当接するので実質的にバリのない状
態でかつゲート跡がなく又は目立たない状態で成形さ
れ、たとえバリがあってもバルブピン9とゲート部7と
の間のわずかな隙間に成形材料が侵入して生じる薄く短
いリング状のバリであって、これは容易に除去し得る程
度のものであり、成形材料に無駄がなく、しかもゲート
カット、トリミング等の後工程の削減が可能となり、場
合によっては後工程を省略し得、後加工時における不良
品の発生も低減する。
【0019】この場合、この実施例によれば、各成形サ
イクル毎にランナー部分を取り出す必要がないため、使
用する成形材料のロス(無駄)を少なくすることがで
き、ランナー部分に材料を充填する時間が短縮でき、ラ
ンナーを取り出すための時間も不要となるので、これら
を合計すると成形サイクル時間がかなり短縮できる。こ
の場合、成形サイクル終了後において、ホットランナー
内の溶融成形材料は加熱手段により加熱されるので固化
することなく、溶融状態を保持しているので、次の成形
サイクル時に無駄なくキャビティに射出、導入されるも
のである。また、ランナー取り出しが不要なため、ゲー
ト部が自動分離できるので、全自動成形(無人運転)が
可能となる。更に、ゲートカットやトリミング等の後処
理がなく、高速低圧成形が可能となり、バリの発生やウ
ェルド等の成形不良の生じることが少ないものである。
【0020】また、図1及び図2からわかるように、金
型内部でピンの先端部近傍には冷却水を循環させる管部
(冷却手段)12が形成されている。これによりゲート
部近傍のゴルフボール表面部位における熱変形、フロー
マーク等の不良を確実に防止することができる。なお、
冷却手段としては、上記のような冷水の循環方法に限ら
ず他の手段(例えばヒートパイプ等)を用いてもよい。
【0021】図3は、上記実施例の変形例であり、この
例は第3ホットランナー部材6の先端ノズル部6aを同
時にゲート部7とした状態としたトップタイプのもので
ある点で上記図1,2のトップレスタイプのものと相違
する以外は上記実施例と同様の構成及び作用効果を有す
るものである。
【0022】また、上記実施例は、バルブピンの先端面
形状をゴルフボールのディンプルを形成し得る半球凸状
に形成したが、これに限られるものではなく、ゴルフボ
ールの陸地部を形成し得る凹状に形成し得る。この場
合、その平面形状は、例えば図4〜6に示す六角形の互
に隣合わない三辺が円弧状に切り欠かれた形状、人型、
円形状のほか、三角形、正方形、長方形、六角形、八角
形や楕円状、ひょうたん形、十字形など種々の形状に形
成し得る。なお、図4〜6において、aはバルブピン先
端面、bはゴルフボールのディンプルを示す。
【0023】このようにバルブピンの先端面をゴルフボ
ールの陸地部を形成可能な形状とする場合にも、上記と
同様の効果を有するもので、成形ゴルフボールにゲート
跡をなくし、若しくは目立たなくすることができ、結果
として後工程を省略又はなくすことが可能になり得るも
のである。
【0024】なお、本発明において、図1〜3の実施例
は溶融成形材料をキャビティの上方から導入するように
したが、キャビティへの成形材料の導入方向(バルブピ
ンの進退方向)はこれに限られるものではなく、例えば
横方向から成形材料を導入し、バルブピンを進退させる
こともできる。
【0025】本発明で成形されるゴルフボールの種類は
特に制限されず、ワンピース、ツーピース、スリーピー
ス等のソリッドゴルフボールでも糸巻きゴルフボールで
もよいが、特にツーピース以上のソリッドゴルフボー
ル、糸巻きゴルフボールのカバーの射出成形に好適に用
いられる。この場合、図7で示したように、キャビティ
内にコアを入れ、このコアとキャビティ壁面との隙間に
カバー用成形材料を射出することにより、カバーを形成
できる。なお、カバー材料は射出成形可能なものであれ
ばよく、特に制限されるものではない。
【0026】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差し支えな
い。
【0027】
【発明の効果】本発明のゴルフボール射出成形方法及び
射出成形用金型によれば、下記の効果を有する。 (1)バルブピンの先端を成形品キャビティの表面形状
に合わせた形状とすることで成形ゴルフボール表面に生
じるゲート跡をなくし又は目立たなくでき、後工程を省
略又はなくすことができ、従ってその工程での不良がな
くなる。また、後加工によるゴルフボールの飛びのバラ
ツキ等の要因を減少若しくはなくすことができ、品質が
向上する上、後加工用設備を簡素化したり、省くことが
できる。 (2)これにより、ゲート径を大きくできるため、より
高速低圧成形ができ、外観不良が減少するので、ホット
ランナーを使う場合において本発明のメリットをより大
きくすることができるものである。 (3)一成形による材料ロスを防げる。 (4)金型の割り面にディンプルのあるシームレスゴル
フボールの成形が容易になる。 (5)高速低圧射出が容易になり、薄カバーの成形が容
易になる。(なお、従来のコールドランナー方式では樹
脂が入る前に固まってしまったり、無理に高圧で入れる
ためコアが偏心したりする。) (6)低圧射出、低圧型締ができるため、金型及び成形
機の寿命が伸びる。 (7)従来技術の金型による成形品より樹脂の残留応力
を減らせるため、ボールの耐久性がよくなる。 (8)ゲート部近傍に冷却手段を有するので、ホットラ
ンナーが製品(成形品)に近い位置であっても変形、フ
ローマーク等の不良は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるゴルフボール用金型
の部分断面概略図である。
【図2】同例のホットランナーノズル部、キャビティ部
の部分拡大図である。
【図3】本発明の他の実施例にかかるゴルフボール用金
型のノズル部、キャビティ部の部分拡大図である。
【図4】バルブピンの先端面形状の一例を示す平面図で
ある。
【図5】バルブピンの先端面形状の他の例を示す平面図
である。
【図6】バルブピンの先端面形状の別の例を示す平面図
である。
【図7】従来のコールドランナーを用いた金型の概略断
面図である。
【図8】同従来のコールドリング状ライナー及びキャビ
ティ部の横方向断面図である。
【図9】同従来の射出成形終了後、金型から取り出した
状態のゴルフボールを示す斜視図である。
【図10】同従来行っていた成形ゴルフボールからリン
グ状ランナーをゲートカットする状態を示す部分斜視図
である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 中空球状キャビティ 4 第1ホットランナー部材 5 第2ホットランナー部材 6 第3ホットランナー部材 6a 先端ノズル部 7 ゲート部 8 ホットランナー 8a ホットランナー入口端 8b ホットランナー出口端 9 バルブピン 10 可動装置 11 加熱手段 12 冷却手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融したゴルフボール用射出成形材料を
    金型キャビティ内に導入してゴルフボールを射出成形す
    る方法において、上記溶融成形材料が流通するホットラ
    ンナーをゲート部を介して上記キャビティに連通させて
    上記成形材料を上記ホットランナーの出口端から直接ゲ
    ート部を介して上記キャビティに射出、導入する際に、
    上記ホットランナー内に、先端部が上記ゲート部を通っ
    て金型キャビティ面位置まで進出すると共に、これより
    退出することが可能にバルブピンを配設すると共に、こ
    のバルブピンの先端面をキャビティ面位置まで進出させ
    た際にこの先端面がキャビティ面の一部を形成し得る形
    状に形成して、上記キャビティ内に所用量の溶融成形材
    料が導入された後、上記バルブピンの先端部を金型キャ
    ビティ面位置まで進出させて、キャビティ内の溶融成形
    材料にバルブピンの先端面を当接させて固化させ、上記
    バルブピンの先端面形状に相応した表面部を有するゴル
    フボールを得ることを特徴とするゴルフボール射出成形
    方法。
  2. 【請求項2】 バルブピンの先端面がゴルフボールのデ
    ィンプルを形成可能な半球凸状に形成された請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 バルブピンの先端面がゴルフボールの陸
    地部を形成可能な凹状面に形成された請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 2つ以上に分割される部分型を有し、こ
    れら部分型を分離可能に接合することにより内部に中空
    状のキャビティを形成するゴルフボール射出成形用金型
    において、溶融したゴルフボール用射出成形材料が流通
    するホットランナーが内部に形成されたホットランナー
    部材の先端ノズル部を上記キャビティのゲート部に連結
    すると共に、上記ホットランナー内に、先端部が上記ゲ
    ート部を通って金型キャビティ面位置まで進出すると共
    に、これより退出することが可能にバルブピンを配設す
    ると共に、このバルブピンの先端面をキャビティ面位置
    まで進出させた際に、この先端面がキャビティ面の一部
    を形成し得る形状に形成し、かつ、ピンの先端部近傍と
    なる金型内部に冷却手段を設けたことを特徴とするゴル
    フボール射出成形用金型。
  5. 【請求項5】 バルブピンの先端面がゴルフボールのデ
    ィンプルを形成可能な半球凸状に形成された請求項4記
    載の金型。
  6. 【請求項6】 バルブピンの先端面がゴルフボールの陸
    地部を形成可能な凹状面に形成された請求項4記載の金
    型。
JP17670895A 1995-06-20 1995-06-20 ゴルフボール射出成形方法及びゴルフボール射出成形用金型 Pending JPH09662A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6358031B1 (en) * 1999-07-06 2002-03-19 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Golf ball-shaping mold and cavity die
US6379138B1 (en) 2000-11-08 2002-04-30 Acushnet Company Injection molding apparatus

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