JPH09313648A - ゴルフボールの射出成形用金型及び該金型を用いたゴルフボールの製造方法 - Google Patents

ゴルフボールの射出成形用金型及び該金型を用いたゴルフボールの製造方法

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JPH09313648A
JPH09313648A JP8156093A JP15609396A JPH09313648A JP H09313648 A JPH09313648 A JP H09313648A JP 8156093 A JP8156093 A JP 8156093A JP 15609396 A JP15609396 A JP 15609396A JP H09313648 A JPH09313648 A JP H09313648A
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molding
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一対の割型e,eを分離可能に接合し
て、球状のキャビティーfと、両割型e,eの接合面部
分に存して上記キャビティーfに連通する複数の管状ゲ
ート部dとを形成し、上記ゲート部dを通して上記キャ
ビティーf内に成形材料を射出供給することにより、ゴ
ルフボールを成形するゴルフボールの射出成形用金型に
おいて、上記ゲート部dを10本以上設けたことを特徴
とするゴルフボールの射出成形用金型。この場合、上記
各ゲート部dの少なくともキャビティーfに開放する部
分の断面を、非円形状で、かつ該断面の上記両割型e,
eの接合線PLを挟んだ両側部分の面積が互いに同一と
することが好ましい。 【効果】 良好な成形性をもってゴルフボールを成形す
ることができ、特に厚さ3mm以下の比較的薄いカバー
層をコアの周囲に成形する場合であっても、良好に成形
材料を供給して成形性よく確実にゴルフボールを成形す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールの射
出成形用金型、及び該金型を用いたゴルフボールの製造
方法に関し、更に詳述すると、コアの周囲に厚さ3mm
以下の薄いカバー層を成形してゴルフボールを得る場合
に好適に使用されるゴルフボールの射出成形用金型、及
び該金型を用いたゴルフボールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソリッドコアや糸巻きコアの周囲
にカバー層を射出成形してゴルフボールを製造する場
合、図4(A),(B)に示したような一対の金型e,
eを分離可能に接合した金型を用い、この金型のキャビ
ティーf内の中心部にコアgを配置し、熱可塑性樹脂か
らなるカバー成形材料を主ランナーaを通してリング状
のコールドランナーbに導入し、このリング状ランナー
bの内周縁部に周方向に沿って均等に配した複数のノズ
ル部cよりゲート部dを通して上記キャビティーfに射
出供給する方法が採用されている。
【0003】この場合、上記リング状ランナーb及びそ
のノズル部cに残った成形材料もカバーと共に固化する
ため、図5に示したように、成形品を金型から取り出す
と、ゴルフボールhに上記リング状ランナーb及びノズ
ル部cにそれぞれ対応するリング状固形物i及びゲート
状固形物jが一体的に連結した状態で脱型される。従っ
て、ゲート状固形物jを切り離し(ゲートカット)、次
いで、ゲート対応部分の固形物(バリ)をトリミング処
理で除去することが行われる。
【0004】上記射出成形に用いる金型において、ラン
ナーとキャビティーとの間に設けられたゲート部dは、
通常両割型e,eにそれぞれ設けられた断面半円状の溝
を接合した断面円形状の中空管であり、通常1つの金型
に4〜8本(図では8本)のゲート部dが設けられる。
また、該ゲート部dの出口端(キャビティーfに開放す
る部分)は、ディンプル部分では上記トリミング処理で
バリを除去することができないので、ゴルフボールの陸
部(ボール表面のディンプルのない部分)に対応して設
けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の金型によるゴルフボールの成形は、ゴルフボールの
構造が多様化している現在では、必ずしも十分満足し得
る成形性が得られない場合がある。例えば、カバー厚が
3mm以下、特に1.8mm以下の比較的薄いカバー層
をコアの周囲に成形する場合には、金型内に配置された
コアgとキャビティーfとの間に形成される空隙が非常
に狭くなるため、上記ゲート部dから供給された成形樹
脂が該空隙内の隅々まで十分に回り難く、成形不良が発
生し易くなる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、良好な成形性をもってゴルフボールを成形すること
ができ、特に厚さ3mm以下の比較的薄いカバー層をコ
アの周囲に成形する場合であっても、良好に成形材料を
供給して成形性よく確実にゴルフボールを成形すること
ができるゴルフボールの射出成形用金型、及び該金型を
用いたゴルフボールの製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を行った結果、一対の割型からな
り、該割型を分離可能に接合して、球状のキャビティー
と、両割型の接合面部分に存して上記キャビティーに連
通する複数の管状ゲート部とを形成する射出成形用金型
を用い、該金型の上記キャビティー内に上記ゲート部を
通して成形材料を射出供給して、ゴルフボールを成形す
る場合に、上記ゲート部を10本以上設けることによ
り、厚さ3mm以下、特に1.8mm以下の薄いカバー
層をコアの周囲に成形する場合であっても、良好に成形
材料を供給して成形性よく確実にゴルフボールを成形す
ることができることを見い出し、本発明を完成したもの
である。
【0008】即ち、ゲートの数を多くすることにより、
1つのゲートから成形樹脂が充填される領域を小さくす
ることができ、薄いカバー層を成形するために、金型内
に配置されたコアgとキャビティーfとの間に形成され
る空隙が非常に狭い場合でも、確実かつ良好に成形樹脂
を供給充填することができ、ひけ,欠け,ウェルド,フ
ローマーク等の成形不良の発生を確実に防止して良好に
ゴルフボールを成形し得、この場合ゲートの数を10本
以上とすることにより、上記効果が確実に得られること
を、本発明者は見い出したものである。
【0009】従って、本発明は、一対の割型を分離可能
に接合して、球状のキャビティーと、両割型の接合面部
分に存して上記キャビティーに連通する複数の管状ゲー
ト部とを形成し、上記ゲート部を通して上記キャビティ
ー内に成形材料を射出供給することにより、ゴルフボー
ルを成形するゴルフボールの射出成形用金型において、
上記ゲート部を10本以上設けたことを特徴とするゴル
フボールの射出成形用金型、及び、一対の割型からな
り、該割型を分離可能に接合して、球状のキャビティー
と、両割型の接合面部分に存して上記キャビティーに連
通する複数の管状ゲート部とを形成する射出成形用金型
を用い、該金型の上記キャビティー内に上記ゲート部を
通して成形材料を射出供給して、ゴルフボールを成形す
るゴルフボールの製造方法において、金型として上記本
発明の金型を用いることを特徴とするゴルフボールの製
造方法を提供するものである。
【0010】また、本発明者は、更に検討を重ねた結
果、上記ゲート部の断面形状をゴルフボールの陸部の形
状に応じて円形以外の適宜な形状とすることにより、1
0本以上のゲート部をバランスよく確実に設けることが
でき、しかもこの場合ゲート出口端断面の上記両割型の
接合線を挟んだ両側部分の面積が互いに同一となるよう
にすることにより、ゲート出口端の断面形状が円形でな
くてもコアの偏心を生じることなくバランスよく成形材
料を射出供給して、高品質のゴルフボールを効率よく確
実に成形し得ることを見い出した。
【0011】即ち、ゴルフボールは、近年の研究により
ボール表面のディンプル占有率が高い方が飛距離の増大
の点で好ましいことが分かってきており(例えば、特開
昭63−309282号公報)、近年ボール表面に形成
するディンプルを細密化してディンプルの占有率を高く
することが行われている。このため、近年のゴルフボー
ルは陸部の面積が小さくなる傾向があり、従って、この
陸部に対応して設けられるゲート部の位置や大きさは必
然的に制限されることとなり、10本以上のゲート部を
十分な断面積をもってバランスよく配置することができ
ない場合がある。
【0012】この場合、所定の断面積を有するゲート部
を10本以上設けるために、ゲート部の位置が両割型の
パーティングラインに対応した大円の円周に対して不均
等になると、樹脂の射出バランスがくずれて金型内に配
置されたコアが偏心し良好な成形品が得られなくなるこ
とがあり、また図6に示したように、ゲートの断面積を
大きくとるために、スペースがあるからといってゲート
dの中心をパーティングラインPLからずらして割型
e,eでゲート断面積が異なるゲート部とすると、やは
り樹脂の射出バランスがくずれてコアの偏心が生じ、成
形不良の原因となる場合がある。
【0013】しかしながら、上述のように、ゲート部の
断面形状をゴルフボールの陸部の形状に応じて円形以外
の適宜な形状とすると共に、該断面の上記両割型の接合
線(パーティングライン)を挟んだ両側部分の面積が互
いに同一となるように各ゲート部を形成することによ
り、ディンプルが細密設計されたゴルフボールであって
も、十分な断面積を有する10本以上のゲート部を接合
線に沿って均等にバランスよく確実に設けることがで
き、より確実に本発明の目的を達成し得ることを本発明
者は見い出したものである。
【0014】従って、本発明は、好適な実施態様とし
て、各ゲート部の少なくともキャビティーに開放する部
分の断面が、非円形状であり、かつ該断面の上記両割型
の接合線を挟んだ両側部分の面積が互いに同一である上
記本発明の金型、及び、この金型を用いた上記本発明の
製造方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明につき更に詳しく説明する。本発明のゴルフボー
ルの射出成形用金型は、上述のように、一対の割型の接
合面に形成されるキャビティーと連通するゲート部を1
0本以上設けたものであり、例えば図1(A),(B)
に示した金型を例示することができる。即ち、図1
(A),(B)に示した金型は、本発明の一実施例にか
かるゴルフボールの射出成形用金型を示すもので、一対
の割型e,eを分離可能に接合して、球状のキャビティ
ーfと、両割型e,eの接合面部分に存して上記キャビ
ティーfに連通する複数の管状ゲート部dとを形成し、
上記ゲート部dを通して上記キャビティーf内に成形材
料を射出供給することにより、キャビティーfの中心部
に配置されたコアgの周囲にカバー層を成形してゴルフ
ボールを製造する射出成形用金型であり、上記ゲート部
dを10本以上(図では12本)設けたものである。
【0016】ここで、上記ゲート部dの本数は、10本
以上であればよく、成形するカバー層の厚さ、ディンプ
ル配列、成形樹脂材料の種類等に応じて適宜設定するこ
とができるが、通常は10〜12本とすることが好まし
く、特に、厚さ3mm以下、更には1.8mm以下の薄
いカバー層を成形する場合には、10〜16本とするこ
とが好ましい。また、この場合ゲート部dは両割型e,
eの接合線PLに沿って等間隔毎にできる限り均等に設
けることが好ましい。
【0017】このゲート部dの形状は、従来のゲート部
と同様に断面円形とすることができるが、本発明におい
ては、ゲート部dの出口端部分の断面形状を非円形状と
してもよく、例えば図2(A)のように、2つの半円形
をずらして合わせた形状、同図(B),(C)のよう
に、平行四辺形を斜めに傾けた形状、また図3に示した
ように、2つの三角形をずらして合わせた形状(A
図)、2つの台形をずらして合わせた形状(B図)、2
つの三角形を向かい合わせた形状(C図)など、ゴルフ
ボールの陸部の形状に応じて円形以外の形状としてもよ
い。これにより、ディンプル占有率を大きくするために
ディンプルを細密に配列したゴルフボールであっても、
図1に示されているように、ディンプルの配列に応じ
て、ゲート部dをゴルフボールの陸部形成位置に所望の
断面積をもって均等に形成することができる。なお、図
2中kは金型のキャビティーf内面に形成されたディン
プル形成用凸部である。
【0018】また、上記ゲート部dは、図2,3に示さ
れているように、上下両割型e,eの接合線(パーティ
ングライン)PL上に形成されるが、この接合線PLを
挟んだゲート部dの両側部分d1,d2の断面積が互いに
同一となるようにする好ましく、これら両側部分d1
2の断面積が異なっていると、金型の上下割型e,e
間で樹脂の射出バランスが悪くなり、キャビティー内に
配置したコアgの偏心が生じるなどの不都合が発生し、
良好な成形を行うことができなくなる場合がある。ま
た、この両側部分d1,d2は同一断面積であればその形
状は互いに異なっていてもよいが、特に図2,3の各ゲ
ート部dのように、両側部分d1,d2を互いに合同な形
状とすることが射出バランスの点から好ましい。なお、
1つの金型において、各ゲート部dの形状は異なってい
てもよいが、射出バランスの点から各ゲート部dの断面
積は同一とすることが好ましい。
【0019】また、このゲート部dは、あまりにディン
プルエッジに近接していると、成形後のトリミング処理
によりバリを除去する際、その削りかすがディンプルエ
ッジに溶着して不良部分となる場合があるため、ゲート
部dとディンプル形成用凸部kとの間にある程度の間隔
を設けることが好ましく、具体的には0.05〜3.0
mm、特に0.1〜1.0mm程度の間隔を設けること
が好ましい。
【0020】更に、各ゲート部dの断面積は、ディンプ
ル配列やゲートの本数に応じて適宜設定され、特に制限
されるものではないが、良好に成形樹脂を射出供給する
ためには通常0.20〜3.14mm2、特に0.35
〜1.50mm2とすることが好ましく、特に厚さ3m
m以下、更には1.8mm以下の薄いカバー層を成形す
る場合には0.20〜1.80mm2、特に0.50〜
0.80mm2とすることが好ましい。
【0021】なお、本発明の金型の上記ゲート部d以外
の構成については、特に制限はなく、従来の金型と同様
の構成とすることができる。
【0022】このように、本発明の金型は、ゲート部d
の本数を10本以上としたことにより、1つのゲートか
ら成形樹脂が充填される領域を小さくすることができ、
薄いカバー層を成形するために金型内に配置されたコア
gとキャビティーfとの間に形成される空隙が非常に狭
い場合でも、確実かつ良好に成形樹脂を供給充填するこ
とができ、ひけ,欠け,ウェルド,フローマーク等の成
形不良の発生を確実に防止して良好にゴルフボールを成
形し得るものである。
【0023】また、各ゲート部dの出口端の断面形状を
非円形状とするより、ディンプルを細密に配列したディ
ンプル占有率の高いゴルフボールを成形する場合であっ
ても、ディンプル部分を避けて比較的大きな断面積を有
するゲート部dを設けることができ、かつゲート部形成
位置の制約もほとんどなくなり10本以上のゲート部d
を均等にバランスよく設けることができる。しかも、こ
の場合ゲート部dが非円形形状であっても、割型e,e
の接合線PLを挟んだ両側部分d1,d2の断面積を互い
に同一とすることにより、キャビティーfにバランスよ
く成形樹脂を射出供給することができるものである。
【0024】従って、本発明の金型によれば、厚さが3
mm以下、特に1.8mm以下の薄いカバー層を有し、
かつディンプルを細密に配列してディンプル占有率を大
きく設計したゴルフボールであっても、成形不良を生じ
ることなく効率よく射出成形を行うことができるもので
ある。
【0025】本発明の金型を用いて、ゴルフボールを射
出成形する場合、その方法及び条件等は、従来の金型を
用いた場合と同様に行うことができ、例えば図1に示し
た金型を用いてソリッドコアの周囲にカバーを射出成形
してツーピースソリッドゴルフボールを得る場合には、
キャビティーfの中心部にソリッドコアgを配置保持し
た状態で、両割型e,eを分離可能に接合し、各ゲート
部dを通してキャビティーf内にアイオノマー樹脂等の
成形材料を溶融状態で射出供給し、冷却固化した後両割
型e,eを分離して成形品を取り出し、ゲートカットし
た後、トリミング処理してバリを除去することにより、
ゴルフボールを得るものである。また、本発明の金型
は、このようなツーピースソリッドゴルフボールのカバ
ー層を成形する場合に特に好適に使用され、特に厚さ3
mm以下、更には1.8mm以下の薄いカバー層を有す
るツーピースソリッドゴルフボールや3層構造以上のマ
ルチピースソリッドゴルフボールの製造に好適に使用さ
れるものであるが、これ以外にも糸巻きコアの周囲に射
出成形によってカバー層を被覆形成して糸巻きゴルフボ
ールを得る場合や、ワンピースソリッドゴルフボールを
射出成形により得る場合などにも好適に使用されるもの
である。
【0026】なお、本発明の金型は、図1〜3に示され
たものに限定されるものではなく、ゲート部dの形状や
主ランナーa、コールドランナーb、ノズル部c等の配
設態様などは本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更す
ることができ、また冷却水を循環させるための冷却管な
どの公知の構成を付加することはなんら差し支えない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴルフボ
ールの射出成形用金型、及び該金型を用いたゴルフボー
ルの製造方法によれば、良好な成形性をもってゴルフボ
ールを成形することができ、特に厚さ3mm以下の比較
的薄いカバー層をコアの周囲に成形する場合であって
も、良好に成形材料を供給して成形性よく確実にゴルフ
ボールを成形することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるゴルフボールの射出
成形用金型を示すもので、(A)は概略側面断面図、
(B)はその割型を示す平面図である。
【図2】本発明のゴルフボールの射出成形用金型に設け
られるゲート出口端部分の一例を示す部分拡大平面図で
ある。
【図3】本発明のゴルフボールの射出成形用金型に設け
られるゲート出口端部分の他の例を示す部分拡大平面図
である。
【図4】従来のゴルフボールの射出成形用金型を示すも
ので、(A)は概略側面断面図、(B)はその割型を示
す平面図である。
【図5】同金型により成形されたゴルフボールの斜視図
である。
【図6】従来のゴルフボールの射出成形用金型の一例を
示す部分概略平面図である。
【符号の説明】
a 主ランナー b コールドランナー c ノズル部 d ゲート部 d1,d2 ゲート部の接合線PLを挟んだ両側部分 e 割型 f キャビティー g コア h ゴルフボール i リング状固形物 j ゲート状固形物 k ディンプル形成用凸部 PL 接合線(パーティングライン)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の割型を分離可能に接合して、球状
    のキャビティーと、両割型の接合面部分に存して上記キ
    ャビティーに連通する複数の管状ゲート部とを形成し、
    上記ゲート部を通して上記キャビティー内に成形材料を
    射出供給することにより、ゴルフボールを成形するゴル
    フボールの射出成形用金型において、上記ゲート部を1
    0本以上設けたことを特徴とするゴルフボールの射出成
    形用金型。
  2. 【請求項2】 上記各ゲート部の少なくともキャビティ
    ーに開放する部分の断面が、非円形状であり、かつ該断
    面の上記両割型の接合線を挟んだ両側部分の面積が互い
    に同一である請求項1記載のゴルフボールの射出成形用
    金型。
  3. 【請求項3】 一対の割型からなり、該割型を分離可能
    に接合して、球状のキャビティーと、両割型の接合面部
    分に存して上記キャビティーに連通する複数の管状ゲー
    ト部とを形成する射出成形用金型を用い、該金型の上記
    キャビティー内に上記ゲート部を通して成形材料を射出
    供給して、ゴルフボールを成形するゴルフボールの製造
    方法において、上記金型として請求項1又は2記載の金
    型を用いることを特徴とするゴルフボールの製造方法。
JP15609396A 1996-05-28 1996-05-28 ゴルフボールの射出成形用金型及び該金型を用いたゴルフボールの製造方法 Expired - Fee Related JP3292042B2 (ja)

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