JP4536451B2 - ゴルフボールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールの製造方法に関する。詳細には、本発明は、コアと熱可塑性樹脂組成物からなるカバーとを備えたゴルフボールの製造方法に関する。
一般的なゴルフボールは、コアとこのコアの表面を被覆するカバーとを備えている。カバーは通常、熱可塑性樹脂組成物からなる。カバーの成形には、射出成形法又は圧縮成形法が用いられている。
射出成形法では、射出成形機内で加熱されることで、樹脂組成物が溶融する。溶融した樹脂組成物は、射出成形機のスクリューを通過し、成形型に向かって射出される。樹脂組成物は、成形型のランナー及びゲートを通過し、高速でキャビティに流入する。流入した樹脂組成物が凝固し、カバーが得られる。流入が円滑に行われるには、樹脂組成物の粘度が低くなければならない。樹脂組成物が高温とされることで、低い粘度が達成される。
近年、ゴルフボールのカバーは薄肉化の傾向がある。薄いカバーは、成形に困難が伴う。射出成形法の成形性改善が意図された提案が、種々なされている。例えば、特開平9−313648号公報には、10本以上のゲートを備えた成形型が用いられた製造方法が開示されている。
圧縮成形法では、熱可塑性樹脂組成物からなりハーフシェル状の2つの予備成形体により、コアが覆われる。このコアと予備成形体とが、成形型に投入される。成形型が閉められることにより、予備成形体は加圧される。同時に予備成形体は、加熱される。加圧及び加熱により樹脂組成物が流動し、カバーが形成される。予備成形体の成形にも、圧縮成形法又は射出成形法が採用される。
特開平9−313648号公報
射出成形法で得られたカバーは、耐摩耗性及び耐擦傷性に劣る。ゴルフボールがショートアイアンで打撃されると、カバーに傷が生じやすい。特に、厚みが1.0mm未満のカバーでは、この傾向が顕著である。圧縮成形法で得られたカバーは、射出成形法で得られたカバーに比べ、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れている。しかし、そのレベルは十分ではない。本発明の目的は、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れたゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールの製造方法は、
(1)熱可塑性樹脂を基材ポリマーとする樹脂組成物を調製して材料を得る工程
及び
(2)この樹脂組成物を成形型内で流動させつつ球状のコアの周りをこの樹脂組成物で被 覆し、材料に対する分子量変化率Pcが−30%以上であるカバーを成形する工程
を含む。
好ましくは、上記工程(1)において得られる材料の流動開始温度は、50℃以上150℃以下である。好ましくは、カバーは、圧縮成形法によって成形される。圧縮成形法における成形温度は、材料の流動開始温度に対して−20℃以上+70℃以下の範囲に設定される。圧縮成形法における成形時間は、1分以上30分以下である。
本発明に係る他の製造方法は、
(1)熱可塑性樹脂を基材ポリマーとする樹脂組成物を調製して材料を得る工程、
(2)この樹脂組成物を第一成形型内で流動させつつ、材料に対する分子量変化率Ppが −30%以上である予備成形体を成形する工程、
(3)この予備成形体と球状のコアを第二成形型に投入する工程
及び
(4)この予備成形体の樹脂組成物をこの第二成形型内で流動させつつコアの周りをこの 樹脂組成物で被覆してカバーを成形する工程
を含む。
好ましくは、上記工程(1)において得られる材料の流動開始温度は、50℃以上150℃以下である。好ましくは、予備成形体は、圧縮成形法によって成形される。圧縮成形法における成形温度は、材料の流動開始温度に対して−20℃以上+70℃以下の範囲に設定される。圧縮成形法における成形時間は、1分以上30分以下である。好ましくは、上記工程(1)において得られる材料は、ペレット状である。1つのペレットの質量は、1.4g以上2.0g以下である。好ましくは、カバーの分子量変化率Pcは、−30%以上である。
本発明者は、鋭意検討の結果、カバー又は予備成形体の成形工程において樹脂組成物が高温下に曝されることで基材ポリマーの分子鎖切断及び解離が生じること、及びこの分子鎖切断及び解離がカバーの耐摩耗性及び耐擦傷性に悪影響を与えることを突き止め、本発明を完成するに至った。本発明に係る製造方法では、分子量変化率Pp又は分子量変化率Pcが−30%以上なので、カバーの基材ポリマーの平均分子量が大きい。この製造方法で得られたゴルフボールは、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法で得られたゴルフボール2が示された断面図である。このゴルフボール2は、球状のコア4と、カバー6とを備えている。カバー6の表面には、多数のディンプル8が形成されている。ゴルフボール2の表面のうちディンプル8以外の部分は、ランド10である。このゴルフボール2は、カバー6の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。
このゴルフボール2の直径は、40mmから45mmである。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上が好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下が好ましく、42.80mm以下がより好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上が好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下が好ましい。
コア4は、ゴム組成物が架橋されることで得られる。典型的には、コア4にポリブタジエンが用いられる。コア4が2以上の層を備えてもよい。コア4の全部又は一部が、樹脂組成物から形成されてもよい。
カバー6は、熱可塑性樹脂組成物からなる。カバー6の基材ポリマーとしては、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性樹脂スチレンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー及びアイオノマー樹脂が例示される。耐擦傷性の観点から、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが好ましい。2以上のポリマーが併用されてもよい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーと他のポリマーとが併用される場合、全基材ポリマーに占める熱可塑性ポリウレタンエラストマーの比率は50質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。ポリウレタン成分の硬化剤としては、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートが例示される。特に、脂環式ジイソシアネートが好ましい。脂環式ジイソシアネートは主鎖に二重結合を有さないので、カバー6の黄変が抑制される。しかも、脂環式ジイソシアネートは強度に優れるので、カバー6の傷つきが抑制される。
脂環式ジイソシアネートとしては、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(HXDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)及びトランス−1,4−シクロヘキサンジイソシアネート(CHDI)が例示される。汎用性及び加工性の観点から、H12MDIが好ましい。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーの具体例としては、BASFジャパン社の商品名「エラストランXNY90A」、商品名「エラストランXNY97A」、商品名「エラストランXNY585」及び商品名「エラストランXKP016N」;並びに大日精化工業社の商品名「レザミンP4585LS」及び商品名「レザミンPS62490」が挙げられる。
図2は、図1のゴルフボール2の製造に用いられる第一成形型12の一部が示された断面図である。第一成形型12は、上型14及び下型16からなる。上型14は、平坦部18と凸部20とを備える。凸部20の表面は、実質的に半球状である。下型16は、平坦部22と凹部24とを備える。凹部24の表面は、実質的に半球状である。凸部20の半径は、凹部24の半径よりも小さい。上型14と下型16とが合わされると、凸部20と凹部24との間にスペースが形成される。上型14と下型16とが合わされると、上型14の平坦部18と下型16の平坦部22との間にもスペースが形成される。
図3は、図1のゴルフボール2の製造に用いられる第二成形型26の一部が示された断面図である。第二成形型26は、上型28及び下型30からなる。上型28及び下型30のそれぞれは多数のキャビティ面32を備えており、このキャビティ面32によって半球状のキャビティが形成されている。上型28と下型30とが合わされることにより、球状キャビティが形成される。図示されていないが、キャビティ面32には多数のピンプルが形成されている。後述されるように、このピンプルにより、ディンプル8が形成される。
図4は、図1のゴルフボール2の製造方法の一例が示されたフロー図である。この製造方法では、まず基材ゴム、架橋剤及び各種添加剤が混練され、ゴム組成物が得られる(STEP1)。次に、このゴム組成物が、上型及び下型からなり球状キャビティを備えた成形型(図示されず)に投入される(STEP2)。次に、この成形型が締められる(STEP3)。次に、ゴム組成物は成形型を介して加熱される。加熱により、ゴムが架橋反応を起こす(STEP4)。架橋により、ゴム組成物が硬化する。成形型が開かれ、球状のコア4が取り出される(STEP5)。
一方、熱可塑性樹脂及び添加剤がブレンドされ、押出機から押し出されて、樹脂組成物が得られる(STEP6)。次に、この樹脂組成物が所定サイズに切断される(STEP7)。切断により、材料であるペレット34(図2参照)が得られる。次に、このペレット34が、第一成形型12に投入される(STEP8)。図2に示されるように、ペレット34は下型16の凹部24に載置される。次に、上型14に対して下型16が相対的に上昇し、型締めがなされる(STEP9)。型締めは通常、プレス機によってなされる。型締めにより、ペレット34は加圧され、かつ加熱される(STEP10)。加圧と加熱とにより樹脂組成物は流動し、上型14と下型16との間のスペースが樹脂組成物で充填される。次に、第一成形型12が冷却される(STEP11)。冷却により、樹脂組成物の温度も下降する。温度が十分に下がった段階で第一成形型12が開かれ、予備成形体36が取り出される(STEP12)。図3に示されるように、予備成形体36は多数のハーフシェル38を備えている。ハーフシェル38は、碗状である。
次に、図3に示されるように、2枚の予備成形体36でコア4が挟まれる。コア4は、2枚のハーフシェル38で被覆される(STEP13)。次に、予備成形体36及びコア4が、第二成形型26に投入される(STEP14)。予備成形体36及びコア4は、通常は下型30のキャビティ面32に載置される。
次に、上型28に対して下型30が相対的に上昇し、第二成形型26が締められる(STEP15)。型締めは通常、プレス機によってなされる。型締めにより、ハーフシェル38は加圧され、かつ加熱される(STEP16)。加圧と加熱とにより樹脂組成物が流動し、コア4の周りを覆う。次に、第二成形型26が冷却される(STEP17)。冷却により、樹脂組成物の温度も下降する。温度が十分に下がった段階で第二成形型26が開かれ、ゴルフボール2が取り出される(STEP18)。このゴルフボール2は、樹脂組成物からなるカバー6を備えている。カバー6の表面には、ピンプルの形状が反転された形状を備えたディンプル8が形成されている。
ペレット34の重量平均分子量がMとされ、予備成形体36の重量平均分子量がMpとされたとき、予備成形体36の分子量変化率Ppは下記数式によって算出される。
Pp=((Mp−M)/M)*100
Ppが−30%以上となるように、予備成形体36の成形条件が調整される。この調整により、重量平均分子量が大きなカバー6が得られうる。このカバー6は、強靱である。このカバー6は、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れる。
耐摩耗性及び耐擦傷性の観点から、分子量変化率Ppは−20%以上が好ましく、−10%以上がより好ましい。分子鎖切断及び解離が全く生じない場合は、分子量変化率Ppは0%である。ゴルフボール2が完成した後に分子同士の化学結合が進行する場合は、分子量変化率Ppが0%を超えることもありうる。例えば、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが用いられた予備成形体36において、解離したウレタン結合が分子の再配列によって再結合する場合に、分子量変化率Ppが0%を超えうる。さらに、熱可塑性ポリウレタンエラストマーと、イソシアネート化合物のようなウレタン結合と反応しうるポリマーとが併用された予備成形体36において、アロファネートやビュレット結合が形成される場合に、分子量変化率Ppが0%を超えうる。分子量変化率Ppの上限は、通常は20%である。
重量平均分子量は、テトラヒドロフラン可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって測定される。測定条件が、以下に示されている。
機種:東ソー社のHLC−8120
カラム:TSK−GEL SUPER HM−M
検出器:UV−8020U
溶媒:テトラヒドロフラン
注入量:100μl
温度:40℃
流速:0.6ml/min
校正曲線:ポリスチレン
測定のための試料には、ペレット34又は予備成形体36が用いられる。樹脂組成物に複数のポリマーが併用されている場合や、樹脂組成物に添加剤が配合されている場合であっても、ペレット34又は予備成形体36がそのまま試料として用いられる。
分子量変化率Ppが−30%以上である予備成形体36が得られるためには、成形工程において樹脂組成物が高温に曝されないことが重要である。予備成形体36の成形温度Tpと材料の流動開始温度Tとの差(Tp−T)が70℃以下に設定されることにより、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れたカバー6が得られうる。耐摩耗性及び耐擦傷性の観点から、(Tp−T)は60℃以下がより好ましく、50℃以下がさらに好ましく、40℃以下が特に好ましい。(Tp−T)が低すぎると、樹脂組成物の粒度が阻害されて予備成形体36が成形されにくい。成形性の観点から、(Tp−T)は−20℃以上が好ましく、−10℃以上がより好ましい。
成形温度Tpとは、型締め(STEP9)から型開き(STEP12)の間に第一成形型12の凹部24の表面が到達する最高温度を意味する。流動開始温度Tは、島津製作所の「FLOWSTER CFT−500」によって測定される。測定条件は、以下の通りである。
プランジャー面積:1cm
DIE LENGTH:1mm
DIE DIA:1mm
荷重:588.399N
開始温度:30℃
昇温速度:3℃/min
測定の試料には、ペレット34が用いられる。
分子鎖切断及び解離の抑制の観点から、予備成形体36の成形時間は30分以下が好ましく、20分以下がより好ましく、10分以下がさらに好ましく、5分以下が特に好ましい。樹脂組成物の十分な流動が得られるとの観点から、成形時間は1分以上が好ましく、2分以上が特に好ましい。成形時間とは、型締め(STEP9)から型開き(STEP12)までの時間である。
低い成形温度Tpが達成されうるとの観点から、その流動開始温度Tが150℃以下、さらには140℃以下、特には135℃以下の材料が用いられることが好ましい。通常得られる熱可塑性樹脂が用いられた場合の流動開始温度Tは、50℃以上である。
図2に示されるように、投入工程(STEP8)では、1つの凹部24に1つのペレット34が投入されている。1つの凹部24に2以上のペレット34が投入されてもよいが、この場合はハーフシェル38においてペレット34同士の合わせ目が形成される。合わせ目は、ウエルドラインとも称される。ウエルドラインは、特異な部分である。本発明では、成形温度Tpが低く設定されるので、ウエルドラインがカバー6の耐久性を阻害するおそれがある。耐久性の観点から、1つの凹部24に投入されるペレット34の数は1つが好ましい。ペレット34の質量が1.4g以上2.0g以下に設定されることにより、1つのペレット34によって1つのハーフシェル38が得られる。1つの凹部24に投入されるペレット34の数が1つであると、投入工程(STEP8)における作業が容易である。
予備成形体36が射出成形法で成形されてもよいが、以下の理由により、射出成形法よりも圧縮成形法が好ましい。まず第一に、射出成形法では、溶融樹脂組成物が高速でかつ長距離を流動させられるので、樹脂組成物が低粘度である必要がある。換言すれば、樹脂組成物の温度が高くされる必要がある。樹脂組成物が高温に曝されると、ポリマーの分子鎖切断及び解離が促進される。第二に、射出成形法では、樹脂組成物が高温雰囲気下で射出成形機のシリンダー内に長時間待機させられる。特に、予備成形体36が薄い場合は1ショットあたりの射出成形機の吐出量が少ないので、待機時間は極めて長い。この待機の間に、ポリマーの分子鎖切断及び解離が進行する。第三に、射出成形法では、樹脂組成物は射出成形機のスクリュー並びに成形型のランナー及びゲートを通過し、キャビティ内の狭いスペースを進行する。これにより、ポリマーの配向が顕著となる。この配向により、カバー6の耐擦傷性が阻害される。これらの理由により、予備成形体36の成形には、射出成形法よりも圧縮成形法が適している。
射出成形法が採用される場合、ペレット34が射出成形機のシリンダーに投入されてから成形が完了するまでの間に樹脂組成物が到達する最高温度が、成形温度Tpである。射出成形法が採用される場合、ペレット34が射出成形機のシリンダーに投入されてから樹脂組成物が成形型のキャビティに注入される間での時間が、成形温度である。射出成形法の場合、成形性の観点から、(Tp−T)は−20℃以上が好ましく、−10℃以上がより好ましく、0℃以上が特に好ましい。
ペレット34の重量平均分子量がMとされ、カバー6の重量平均分子量がMcとされたとき、カバー6の分子量変化率Pcは下記数式によって算出される。
Pc=((Mc−M)/M)*100
Pcが−30%以上となるように、カバー6の成形条件が調整される。この調整により、重量平均分子量が大きなカバー6が得られうる。このカバー6は、強靱である。このカバー6は、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れる。
耐摩耗性及び耐擦傷性の観点から、分子量変化率Pcは−20%以上が好ましく、−10%以上がより好ましい。予備成形体36の成形工程及びカバー6の成形工程において分子鎖切断及び解離が全く生じない場合は、分子量変化率Pcは0%である。予備成形体36が完成した後又はゴルフボール2が完成した後に分子同士の化学結合が進行する場合は、分子量変化率Pcが0%を超えることもあり得る。例えば、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが用いられたカバー6において、解離したウレタン結合が分子の再配列によって再結合する場合に、分子量変化率Pcが0%を超えうる。さらに、熱可塑性ポリウレタンエラストマーと、イソシアネート化合物のようなウレタン結合と反応しうるポリマーとが併用されたカバー6において、アロファネートやビュレット結合が形成される場合に、分子量変化率Pcが0%を超えうる。分子量変化率Pcの上限は、20%である。
カバー6の重量平均分子量Mcは、前述の予備成形体36の重量平均分子量Mpの測定と同様の方法にて測定される。測定のための試料は、カバー6から切り出される。樹脂組成物に複数のポリマーが併用されている場合や、樹脂組成物に添加剤が配合されている場合であっても、カバー6がそのまま試料として用いられる。
分子量変化率Pcが−30%以上であるカバー6が得られるためには、成形工程において樹脂組成物が高温に曝されないことが重要である。カバー6の成形温度Tcと材料の流動開始温度Tとの差(Tc−T)が70℃以下に設定されることにより、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れたカバー6が得られうる。耐摩耗性及び耐擦傷性の観点から、(Tc−T)は60℃以下がより好ましく、50℃以下がより好ましく、40℃以下が特に好ましい。(Tc−T)が低すぎると、樹脂組成物の粒度が阻害されてカバー6が成形されにくい。成形性の観点から、(Tc−T)は−20℃以上が好ましく、−10℃以上がより好ましい。
成形温度Tcとは、型締め(STEP15)から型開き(STEP18)の間に第二成形型26のキャビティ面32が到達する最高温度を意味する。
分子鎖切断及び解離の抑制の観点から、カバー6の成形時間は30分以下が好ましく、20分以下がより好ましく、10分以下がさらに好ましく、5分以下が特に好ましい。樹脂組成物の十分な流動が得られるとの観点から、成形時間は1分以上が好ましく、2分以上が特に好ましい。成形時間とは、型締め(STEP15)から型開き(STEP18)までの時間である。
低い成形温度Tcが達成されうるとの観点から、その流動開始温度Tが150℃以下、さらには140℃以下、特には135℃以下の材料が用いられることが好ましい。通常得られる熱可塑性樹脂が用いられた場合の流動開始温度Tは、50℃以上である。
カバー6が、射出成形法で成形されてもよい。射出成形法が採用される場合は、予備成形体36は成形されない。射出成形法の場合、成形性の観点から、(Tc−T)は−20℃以上が好ましく、−10℃以上がより好ましく、0℃以上が特に好ましい。予備成形体36の場合と同様の理由により、カバー6の成形には、射出成形法よりも圧縮成形法が好ましい。
図4に示された製造方法は、厚みが1.0mm以下、特には0.6mm以下、さらには0.5mm以下のカバー6を備えたゴルフボール2に適している。この製造方法は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが主成分であるカバー6を備えたゴルフボール2に適している。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
100質量部のポリブタジエン(JSR社の商品名「BR−730」)、37質量部のアクリル酸亜鉛、適量の酸化亜鉛、0.7質量部のビス(ペンタブロモフェニル)ジスルフィド及び0.9質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃の温度下で15分間加熱して、直径が38.5mmであるセンターを得た。このセンターの質量は、34.9gであった。
二軸押出機で、50質量部のアイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)及び50質量部の他のアイオノマー樹脂(デュポン社の商品名「サーリン9945」)を混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を射出成形法にてセンターの周りに被覆し、直径が41.7mmであるコアを得た。
二軸押出機で、100質量部の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(BASFジャパン社の商品名「エラストランXNY97A」)、4質量部の二酸化チタン及び0.1質量部のウルトラマリンブルーを混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を切断し、質量が1.7gであるペレットを得た。このペレットの重量平均分子量Mは、100000であった。このペレットの流動開始温度Tは、135℃であった。
このペレットを第一成形型の凹部ごとに1つずつ投入し、圧縮成形法で多数のハーフシェルを備えた予備成形体を得た。成形温度は165℃であり、成形時間は3分であり、成形圧力は30kgf/cmであった。この予備成形体の重量平均分子量Mpは、90000であった。この予備成形体の分子量変化率Ppは、−10.0%である。
上記コアを2枚の予備成形体で挟み込み、第二成形型に投入して、圧縮成形法にてカバーを得た。成形温度は140℃であり、成形時間は3分であり、成形圧力は100kgf/cmであった。このカバーの重量平均分子量Mcは、89000であった。このカバーの分子量変化率Pcは、−11.0%である。このカバーの厚みは、0.5mmであった。このカバーの表面に塗装を施して、ゴルフボールを得た。
[実施例2及び3]
予備成形体の成形条件を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ゴルフボールを得た。
[比較例1]
予備成形体の成形条件及びカバーの成形条件を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ゴルフボールを得た。
[実施例4]
熱可塑性ポリウレタンエラストマーとしてBASFジャパン社の商品名「エラストランXNY90A」を用い、予備成形体及びカバーの成形条件を下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ゴルフボールを得た。
[実施例5]
予備成形体を射出成形法で成形した他は実施例1と同様にして、ゴルフボールを得た。
[実施例6及び比較例2]
予備成形体を成形せず、射出成形法でカバーを成形した他は実施例1と同様にして、ゴルフボールを得た。
[摩耗減量の測定]
カバーから直径が5mmである円盤状試験片を打ち抜き、「JIS K 6264」のDIN摩耗試験の規定に準じて、摩耗距離が20mのときの摩耗減量を測定した。この試験において、カバーの内周面を研磨布に押しつけた。この結果が、下記の表1及び表2に示されている。
[耐擦傷性能の評価]
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、ピッチングウエッジを装着した。ヘッド速度が36m/secとなるようにマシン条件を設定し、ゴルフボールを打撃した。打撃後のゴルフボール表面の傷の程度を目視で観察し、下記の「A」から「C」の3ランクの格付けを行った。
A:表面に傷がわずかに生じる。
B:表面が少し削れており、毛羽立ちが生じている。
C:表面がかなり削れており、毛羽立ちが目立つ。
この結果が、下記の表1及び表2に示されている。
Figure 0004536451
Figure 0004536451
表1及び表2に示されるように、実施例の製造方法で得られたゴルフボールは、耐摩耗性及び耐擦傷性に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係る製造方法は、2層のカバーを備えたゴルフボールの内側カバー及び外側カバーの成形にも適している。すなわち、本発明に言う「カバー」の概念には、内側カバーも含まれる。
図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法で得られたゴルフボールが示された断面図である。 図2は、図1のゴルフボールの製造に用いられる第一成形型の一部が示された断面図である。 図3は、図1のゴルフボールの製造に用いられる第二成形型の一部が示された断面図である。 図4は、図1のゴルフボールの製造方法の一例が示されたフロー図である。
符号の説明
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・ディンプル
10・・・ランド
12・・・第一成形型
14・・・(第一成形型の)上型
16・・・(第一成形型の)下型
20・・・凸部
24・・・凹部
26・・・第二成形型
28・・・(第二成形型の)上型
30・・・(第二成形型の)下型
32・・・キャビティ面
34・・・ペレット
36・・・予備成形体
38・・・ハーフシェル

Claims (7)

  1. 熱可塑性ポリウレタンエラストマーを基材ポリマーとする樹脂組成物を調製し、その流動開始温度が50℃以上150℃以下である材料を得る工程と、
    この樹脂組成物を第一成形型内で流動させつつ、圧縮成形法により、材料に対する、下記数式で算出された分子量変化率Ppが−17.3%以上である予備成形体を成形する工程と、
    この予備成形体と球状のコアを第二成形型に投入する工程と、
    この予備成形体の樹脂組成物をこの第二成形型内で流動させつつコアの周りをこの樹脂組成物で被覆して、重量平均分子量が85000以上であるカバーを成形する工程と
    を含むゴルフボールの製造方法。
    Pp = ((Mp − M) / M) * 100
    (この数式において、Mpは予備成形体の重量平均分子量を表し、Mは材料の重量平均分子量を表す。)
  2. 上記圧縮成形法において、成形温度が材料の流動開始温度に対し−20℃以上+70℃以下であり、成形時間が1分以上30分以下である請求項1に記載の製造方法。
  3. 上記材料がペレット状であり、1つのペレットの質量が1.4g以上2.0g以下である請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 上記カバーの、下記数式で算出された分子量変化率Pcが−30%以上である請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
    Pc = ((Mc − M) / M) * 100
    (この数式において、Mcはカバーの重量平均分子量を表し、Mは材料の重量平均分子量を表す。)
  5. 熱可塑性ポリウレタンエラストマーを基材ポリマーとする樹脂組成物を調製し、その流動開始温度が50℃以上150℃以下であり、ペレット状でありかつ1つのペレットの質量が1.4g以上2.0g以下である材料を得る工程と、
    この樹脂組成物を第一成形型内で流動させつつ、材料に対する、下記数式で算出された分子量変化率Ppが−30%以上である予備成形体を成形する工程と、
    この予備成形体と球状のコアを第二成形型に投入する工程と、
    この予備成形体の樹脂組成物をこの第二成形型内で流動させつつコアの周りをこの樹脂組成物で被覆して、重量平均分子量が85000以上であるカバーを成形する工程と
    を含んでおり、
    上記予備成形体を成形する工程において、材料の流動開始温度に対し−20℃以上+70℃以下の成形温度と、1分以上30分以下の成形時間とを備えた圧縮成形法により、予備成形体が得られるゴルフボールの製造方法。
    Pp = ((Mp − M) / M) * 100
    (この数式において、Mpは予備成形体の重量平均分子量を表し、Mは材料の重量平均分子量を表す。)
  6. 上記材料の流動開始温度が50℃以上150℃以下である請求項5に記載の製造方法。
  7. 上記カバーの、下記数式で算出された分子量変化率Pcが−30%以上である請求項5又は6に記載の製造方法。
    Pc = ((Mc − M) / M) * 100
    (この数式において、Mcはカバーの重量平均分子量を表し、Mは材料の重量平均分子量を表す。)
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