JP2006346441A - ゴルフボール製造方法 - Google Patents

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Masatoshi Yokota
政利 横田
Seiichiro Endo
誠一郎 遠藤
Haruki Shinagawa
晴喜 品川
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Abstract

【課題】高品質なゴルフボールが得られる製造方法の提供。
【解決手段】成形型18は、金属製の本体32、38と、この本体32、38に積層されたメッキ層34、40と、このメッキ層34、40に積層されたフッ素樹脂コート層36、42とを備えている。メッキ層34、40は、無電解ニッケルメッキ処理によって形成されている。メッキ層34、40の表面は、化学処理で粗面化されている。フッ素樹脂コート層36、42は、焼成によって形成されている。フッ素樹脂コート層36、42は、ポリテトラフルオロエチレンからなる。熱可塑性ポリウレタンエラストマーからなる樹脂組成物がこの成形型において加圧及び加熱され、ハーフシェルが得られる。ハーフシェルは、成形型18から容易に離型する。コアとこのコアに嵌められた2枚のハーフシェルとが、圧縮成形法に供され、ゴルフボールが得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゴルフボールの製造方法に関する。詳細には、本発明は、ハーフシェルの成形に用いられる成形型の改良に関する。
一般的なゴルフボールは、コアとカバーとを備えている。カバーは、熱可塑性樹脂組成物からなる。カバーは、射出成形法又は圧縮成形法によって成形される。
射出成形法は、量産性に優れる。射出成形法では、まず保持ピンによってコアが球状キャビティの中心に保持される。次に、キャビティ面とコアとの間隙に、溶融した熱可塑性樹脂組成物が射出される。射出の最終段階では保持ピンは後退するので、樹脂組成物の流動に伴ってコアが中心から移動することがある。移動は、カバーの厚みの不均一(いわゆる偏肉)を招来する。キャビティ面とコアとの間隙に存在するエアは、樹脂組成物の流入に従ってベント穴又は保持ピンのクリアランスから排出される。この排出が不十分であると、残留エアによる外観不良が発生する。射出成形法による高品質なゴルフボールの製造には、困難が伴う。
圧縮成形法では、熱可塑性樹脂組成物からなるハーフシェルが用いられる。ハーフシェルの成形には、凸部を備えた上型と凹部を備えた下型とからなる成形型が用いられる。成形型に投入された樹脂組成物は、加圧及び加熱によって流動し、凸部と凹部との間に形成されたキャビティを満たす。樹脂組成物が冷却された後、成形型が開かれて、ハーフシェルが取り出される。
圧縮成形法によるカバーの成形では、2枚のハーフシェルと、これらハーフシェルに被覆されたコアとが、他の成形型に投入される。この成形型が締められることで樹脂組成物が加圧され、余剰の樹脂組成物がパーティングラインから流出する。コアとハーフシェルとの間に存在するエアは、樹脂組成物の流出に伴ってパーティングラインから排出される。成形型に残存する樹脂組成物が凝固し、カバーが得られる。このような圧縮成形法が、特開2004−344386公報に開示されている。
特開2004−344386公報
ハーフシェルの取り出しの際、離型性が不十分であると、ハーフシェルが引っ張られて変形が生じる。変形したハーフシェルが用いられれば、不均一なカバーが成形される。近年、薄いカバーを備えたゴルフボールが開発され、市販されている。このゴルフボールには、薄いハーフシェルが用いられる。薄いハーフシェルでは、成形型から取り出されるときの変形が生じやすい。近年、ポリウレタンエラストマー等の軟質材料からなるカバーを備えたゴルフボールが開発され、市販されている。このゴルフボールには、軟質材料からなるハーフシェルが用いられる。このハーフシェルでは、成形型から取り出されるときの変形が生じやすい。ハーフシェル用成形型の離型性は、極めて重要である。
表面に離型剤層を備えた種々の成形型が、提案されている。しかし、いずれの成形型においても、離型性は十分ではない。特に、ポリウレタンエラストマーに対する離型性に優れた離型剤は、見出されていない。しかも、いずれの離型剤層も、耐久性に劣る。繰り返しの使用により、離型性は大幅に低下する。不十分な離型性は、ゴルフボールの品質を阻害する。
本発明の目的は、離型性に優れ、しかも優れた離型性が長続きするゴルフボール用成形型の提供にある。本発明の他の目的は、高品質なゴルフボールが得られる製造方法の提供にある。
本発明に係るゴルフボール製造方法には、金属製の本体と、この本体に積層されておりその表面が化学処理で粗面化されたメッキ層と、このメッキ層に積層されたフッ素樹脂コート層とを備えた成形型が用いられる。
この製造方法は、
(1)上記成形型によって熱可塑性樹脂組成物が加圧及び加熱され、碗状であるハーフシェルが得られる工程、
(2)コアと、このコアに嵌められた2枚のハーフシェルとが、半球状のキャビティ面を有し表面に多数のピンプルを有する上型及び下型を備えた他の成形型に、この成形型が開かれた状態で投入される工程、
(3)この成形型が締められることにより、ハーフシェルの熱可塑性樹脂組成物が球状キャビティ内で加圧されつつ加熱されて余剰の熱可塑性樹脂組成物が球状キャビティから流出する工程
及び
(4)球状キャビティに残存する熱可塑性樹脂組成物が固化してカバーが成形される工程
を含む。
好ましくは、メッキ層は、無電解ニッケルメッキ処理によって形成される。フッ素樹脂コート層は、焼成によって形成される。好ましくは、本体の表面は粗面化される。好ましくは、フッ素樹脂コート層は、ポリテトラフルオロエチレンからなる。
この成形型は、熱可塑性樹脂組成物の基材ポリマーの主成分がポリウレタンエラストマーであるハーフシェルの成形に適している。この成形型は、カバーの厚みが0.1mm以上0.8mm以下であるゴルフボールのためのハーフシェルの成形に適している。この成形型は、カバーのA硬度が70以上98以下であるゴルフボールのためのハーフシェルの成形に適している。
本発明に係る成形型は、離型性に優れ、かつ優れた離型性が長持ちする。この成形型により、ハーフシェルの変形が抑制される。この成形型が用いられた製造方法により、品質に優れたゴルフボールが得られる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法で得られたゴルフボール2が示された一部切り欠き断面図である。このゴルフボール2は、球状のコア4と、このコア4を覆うカバー6とを備えている。コア4は、球状のセンター8と、このセンター8を覆う中間層10とからなる。カバー6の表面には、多数のディンプル12が形成されている。カバー6の表面のうちディンプル12以外の部分は、ランド14である。このゴルフボール2は、カバー6の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。
このゴルフボール2の直径は、40mmから45mmである。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上が好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下が好ましく、42.80mm以下がより好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上が好ましく、45.00g以上がより好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下が好ましい。
センター8は、ゴム組成物が架橋されることで得られる。ゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。反発性能の観点からポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。
センター8の架橋には、通常は共架橋剤が用いられる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムである。ゴム組成物には、共架橋剤と共に有機過酸化物が配合されるのが好ましい。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。
ゴム組成物には、充填剤、硫黄化合物、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合される。ゴム組成物に、架橋ゴム粉末又は合成樹脂粉末が配合されてもよい。
センター8の直径は30.0mm以上、特には35.0mm以上である。センター8の直径は41.5mm以下、特には41.0mm以下である。センター8に、研磨、ブラッシング、フレーミング、プラズマ処理等の表面処理が施されてもよい。センター8が2以上の層から構成されてもよい。センター8と中間層10との間に、熱可塑性樹脂組成物からなる他の層が設けられてもよい。
中間層10は、熱可塑性樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の基材ポリマーとしては、アイオノマー樹脂、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー及び熱可塑性ポリスチレンエラストマーが例示される。特に、アイオノマー樹脂が好ましい。アイオノマー樹脂は、高弾性である。後述されるように、このゴルフボール2のカバー6は極めて薄い。このゴルフボール2がドライバーで打撃されると、中間層10が大きく変形する。アイオノマー樹脂が用いられた中間層10は、ドライバーでのショットにおける飛行性能に寄与する。アイオノマー樹脂と他の樹脂とが併用される場合は、飛行性能の観点から、アイオノマー樹脂が基材ポリマーの主成分とされる。全基材ポリマーに占めるアイオノマー樹脂の比率は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、85%以上が特に好ましい。
好ましいアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。中和が、2種以上の金属イオンでなされてもよい。ゴルフボール2の反発性能及び耐久性の観点から特に好適な金属イオンは、ナトリウムイオン、亜鉛イオン、リチウムイオン及びマグネシウムイオンである。
好ましい二元共重合体は、80質量%以上90質量%以下のα−オレフィンと、10質量%以上20質量%以下のα,β−不飽和カルボン酸とを含む。この二元共重合体は、反発性能に優れる。好ましい三元共重合体は、70質量%以上85質量%以下のα−オレフィンと、5質量%以上30質量%以下のα,β−不飽和カルボン酸と、1質量%以上25質量%以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとを含む。この三元共重合体は、反発性能に優れる。特に好ましいアイオノマー樹脂は、エチレンと、アクリル酸又はメタクリル酸との共重合体である。
アイオノマー樹脂の具体例としては、三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1555」、「ハイミラン1557」、「ハイミラン1605」、「ハイミラン1706」、「ハイミラン1707」、「ハイミランAM7311」、「ハイミランAM7315」、「ハイミランAM7317」、「ハイミランAM7318」及び「ハイミランMK7320」;デュポン社の商品名「サーリン7930」、「サーリン7940」、「サーリン8140」、「サーリン8940」、「サーリン8945」、「サーリン9120」、「サーリン9910」及び「サーリン9945」;並びにエクソン社の商品名「IOTEK7010」、「IOTEK7030」、「IOTEK8000」及び「IOTEK8030」が挙げられる。2種以上のアイオノマー樹脂が併用されてもよい。1価の金属イオンで中和されたアイオノマー樹脂と2価の金属イオンで中和されたアイオノマー樹脂とが併用されてもよい。
飛行性能の観点から、中間層10の厚みは0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましく、0.7mm以上が特に好ましい。打球感の観点から、厚みは2.5mm以下が好ましく、2.0mm以下がより好ましい。
中間層10とカバー6との密着の観点から、中間層10に表面処理が施され、その粗度が高められることが好ましい。表面処理の具体例としては、ブラッシング、研磨等が挙げられる。中間層10とカバー6との間に、両者の密着を高めるための補強層が設けられてもよい。
カバー6は、熱可塑性樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の基材ポリマーとしては、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリスチレンエラストマー及びアイオノマー樹脂が例示される。基材ポリマーとして熱可塑性ポリウレタンエラストマーが用いられることが好ましい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、軟質である。熱可塑性ポリウレタンエラストマーからなるカバー6を備えたゴルフボール2がショートアイアンで打撃されたときのスピン速度は、大きい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーからなるカバー6は、ショートアイアンでのショットにおけるコントロール性能に寄与する。熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、カバー6の耐擦傷性能にも寄与する。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。ポリウレタン成分の硬化剤としては、脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネートが例示される。特に、脂環式ジイソシアネートが好ましい。脂環式ジイソシアネートは主鎖に二重結合を有さないので、カバー6の黄変が抑制される。しかも、脂環式ジイソシアネートは強度に優れるので、カバー6の傷つきが抑制される。2種以上のジイソシアネートが併用されてもよい。
脂環式ジイソシアネートとしては、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(HXDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)及びトランス−1,4−シクロヘキサンジイソシアネート(CHDI)が例示される。汎用性及び加工性の観点から、H12MDIが好ましい。
芳香族ジイソシアネートとしては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)及びトルエンジイソシアネート(TDI)が例示される。脂肪族ジイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)が例示される。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーの具体例としては、BASFジャパン社の商品名「エラストランXNY90A」、商品名「エラストランXNY97A」、商品名「エラストランXNY585」及び商品名「エラストランXKP016N」;並びに大日精化工業社の商品名「レザミンP4585LS」及び商品名「レザミンPS62490」が挙げられる。
カバー6において、熱可塑性ポリウレタンエラストマーと他の樹脂とが併用される場合は、コントロール性能の観点から、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが基材ポリマーの主成分とされる。全基材ポリマーに占める熱可塑性ポリウレタンエラストマーの比率は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、85質量%以上が特に好ましい。
カバー6には、必要に応じ、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等が、適量配合される。比重調整の目的で、カバー6にタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が配合されてもよい。
JIS−A型硬度計で測定されたカバー6の硬度は、98以下が好ましい。このカバー6は、軟質である。このカバー6は、打球感及びコントロール性能に寄与する。この観点から、硬度は97以下がより好ましい。硬度は、70以上が好ましい。硬度が70以上のカバー6は、ゴルフボール2の反発性能をさほど阻害しない。この観点から、硬度は75以上がより好ましい。硬度の測定には、熱プレスで成形された、カバー6と同一の材料からなる、厚みが約2mmであるシートが用いられる。測定に先立ち、シートは23℃の温度下に2週間保管される。測定時には、3枚のシートが重ね合わされる。
カバー6の厚みは、0.8mm以下である。前述のように、カバー6は軟質である。軟質なカバー6は、ゴルフボール2の反発係数の面では不利である。ドライバーでのショットでは、ゴルフボール2の中間層10及びセンター8も大きく変形する。カバー6の厚みが0.8mm以下に設定されることにより、カバー6が軟質であっても、ドライバーでのショットにおける反発係数にカバー6が大幅な悪影響を与えることがない。飛行性能及び成形容易の観点から、カバー6の厚みは0.6mm以下がより好ましく、0.5mm以下が特に好ましい。カバー6の成形容易の観点から、厚みは0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましい。
図2は、図1のゴルフボール2の製造に用いられる第一成形型18の一部が示された断面図である。第一成形型18は、上型20及び下型22からなる。上型20は、平坦部24と凸部26とを備える。凸部26の表面は、実質的に半球状である。下型22は、平坦部28と凹部30とを備える。凹部30の表面は、実質的に半球状である。凸部26の半径は、凹部30の半径よりも小さい。上型20と下型22とが合わされると、凸部26と凹部30との間にスペースが形成される。上型20と下型22とが合わされると、上型20の平坦部24と下型22の平坦部28との間にもスペースが形成される。
図3は、図2の第一成形型18の一部が示された拡大断面図である。この図には、上型20及び下型22が示されている。上型20は、本体32、メッキ層34及びフッ素樹脂コート層36を備えている。下型22も、本体38、メッキ層40及びフッ素樹脂コート層42を備えている。メッキ層34、40は、本体32、38に積層されている。フッ素樹脂コート層36、42は、メッキ層34、40に積層されている。本体32、38は、金属材料からなる。典型的には、本体32、38は、炭素鋼、ステンレス鋼等の鋼からなる。好ましくは、本体32、38の表面は粗面化される。粗面化により、本体32、38とメッキ層34、40との密着性が高められる。粗面化処理の具体例としては、ブラスト処理及び研磨処理が挙げられる。
メッキ層34、40は、無電解ニッケルメッキ処理によって形成されている。メッキ層34、40の厚みは、5μm以上30μm以下が好ましい。メッキ層34、40の表面は、化学処理で粗面化されている。この化学処理では、メッキ層34、40の表面が薬品に曝される。化学処理により、メッキ層34、40の表面に凹凸が形成されている。この凹凸は、機械処理によって粗面化された凹凸よりも微細である。このメッキ層は、フッ素樹脂コート層の下地としては極めて特殊である。
フッ素樹脂コート層36、42の厚みは、5μm以上30μm以下が好ましい。フッ素樹脂コート層36、42には、典型的には、ポリテトラフルオロエチレンが用いられる。フッ素樹脂コート層36、42の形成では、まずメッキ層34、40の表面にフッ素樹脂が塗布される。次に、第一成形型18が昇温される。一般的には、第一成形型18は、約400℃の環境下に置かれる。これによりフッ素樹脂が溶融し、メッキ層34、40の表面の微細凹凸に含浸する。この処理は、焼成と称されている。フッ素樹脂の塗布と焼成とが、2回以上繰り返されてもよい。含浸により、メッキ層34、40と堅固に密着したフッ素樹脂コート層36、42が得られる。含浸により、十分に厚いフッ素樹脂コート層36、42が得られる。このフッ素樹脂コート層36、42は、潤滑性、非粘着性及び耐摩耗性に優れる。このフッ素樹脂コート層36、42はまた、耐久性にも優れる。この第一成形型18の表面のビッカース硬度は、600以上1200以下である。
図4は、図1のゴルフボール2の製造に用いられる第二成形型44の一部が示された断面図である。第二成形型44は、上型46及び下型48からなる。上型46及び下型48のそれぞれは多数のキャビティ面50を備えており、このキャビティ面50によって半球状のキャビティが形成されている。上型46と下型48とが合わされることにより、球状キャビティが形成される。キャビティ面50には多数のピンプル52が形成されている。
このゴルフボール2の製造では、まず基材ゴム、架橋剤及び各種添加剤が混練され、ゴム組成物が得られる。次に、このゴム組成物が、上型及び下型からなり球状キャビティを備えた成形型(図示されず)に投入される。次に、この成形型が締められる。次に、ゴム組成物は成形型を介して加熱される。加熱により、ゴムが架橋反応を起こす。架橋により、ゴム組成物が硬化する。成形型が開かれ、球状のセンター8が取り出される。
このセンター8は、上型及び下型からなり球状キャビティを備えた成形型(図示されず)に投入される。このセンター8の周りに、溶融樹脂組成物が、射出成形法によって注入される。この樹脂組成物が固化し、中間層10が形成される。こうして、センター8及び中間層10からなるコア4が得られる。中間層10が、圧縮成形法によって成形されてもよい。
次に、熱可塑性樹脂及び添加剤がブレンドされ、押出機から押し出されて、樹脂組成物が得られる。次に、この樹脂組成物が所定サイズに切断される。切断により、ペレット54(図2参照)が得られる。次に、このペレット54が、第一成形型18に投入される。図2に示されるように、ペレット54は下型22の凹部30に載置される。次に、上型20に対して下型22が相対的に上昇し、型締めがなされる。型締めは通常、プレス機によってなされる。型締めにより、ペレット54は加圧され、かつ加熱される。加圧と加熱とにより樹脂組成物は流動し、上型20と下型22との間のスペースが樹脂組成物で充填される。次に、第一成形型18が冷却される。冷却により、樹脂組成物の温度も下降する。温度が十分に下がった段階で第一成形型18が開かれ、予備成形体56が取り出される。図4に示されるように、予備成形体56は多数のハーフシェル58を備えている。ハーフシェル58は、碗状である。
前述のように、十分に厚いフッ素樹脂コート層36、42が形成されているので、第一成形型18は離型性に優れる。予備成形体56の取り出しによっても、ハーフシェル58は変形しない。この第一成形型18は、軟質な材料からなるハーフシェル58の成形に適している。この第一成形型18は、薄いハーフシェル58の成形にも適している。フッ素樹脂コート層36、42は下地と堅固に密着しているので、第一成形型18が繰り返し使用されても、優れた離型性が維持される。
次に、図4に示されるように、2枚の予備成形体56でコア4が挟まれる。コア4には、2枚のハーフシェル58が嵌められる。次に、予備成形体56及びコア4が、開かれている第二成形型44に投入される。ハーフシェル58及びコア4は、通常は下型48のキャビティ面50に載置される。
次に、上型46に対して下型48が相対的に上昇し、下型48が上型46に接近する。この操作は通常、プレス機によってなされる。接近の速度は、3.0mm/sec以上200.0mm/sec以下である。この速度は、速い。速い速度により、短いサイクルタイムが達成される。この工程は、接近工程と称される。
上型46と下型48との距離が所定値に達した段階で、接近工程は終了する。その後は、0.5mm/sec以上2.0mm/sec以下の速度で、下型48が上型46に接近する。ハーフシェル58の熱可塑性樹脂組成物は、球状キャビティ内で加圧されつつ加熱される。加圧と加熱とにより樹脂組成物が流動し、コア4の周りを覆う。余剰の樹脂組成物は、球状キャビティから流出する。この工程は、型締め工程と称される。型締め工程では、ピンプル52がハーフシェル58及び中間層10を押圧する。この押圧により、ハーフシェル58及び中間層10は窪む。ハーフシェル58が窪むことにより、ディンプル12が形成される。
次に、プレス機の圧力が高められる。ハーフシェル58の樹脂組成物は、球状キャビティ内で、型締め工程の圧力よりも高い圧力で加圧される。この工程は、高圧工程と称される。高圧工程により、上側のハーフシェル58と下側のハーフシェル58とが堅固に結合する。高圧工程により、ピンプル52の形状が正確に反映されたディンプル12が形成される。
次に、第二成形型44が締められた状態で、この第二成形型44が冷却される。冷却により、ハーフシェル58の樹脂組成物が固化する。この樹脂組成物は、カバー6を構成する。この工程は、固化工程と称される。固化の後に第二成形型44が開かれ、ゴルフボール2が取り出される。ハーフシェル58が均質なので、このゴルフボール2は品質に優れる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例]
100質量部の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(前述の商品名「エラストランXNY97A」)及び4質量部の二酸化チタンを二軸押出機で混練し、樹脂組成物を押し出した。条件は、以下の通りである。
温度:230℃
スクリュー径:45mm
スクリュー回転速度:200rpm
スクリューのL/D:35
この樹脂組成物を切断し、円柱状のペレットを得た。このペレットの直径は20mmであり、質量は約2gである。
炭素鋼からなる本体と、無電解ニッケルメッキ処理によって形成され化学処理でその表面が粗面化されたメッキ層と、ポリテトラフルオロエチレンからなり焼成で得られたフッ素樹脂コート層とを備えた第一成形型を用意した。この第一成形型の凹部にペレットを投入し、圧縮成形法で多数のハーフシェルを備えた予備成形体を得た。条件は、以下の通りである。
成形温度:160℃
一次加圧工程の圧縮力:7845N
一次加圧工程の時間:2分
二次加圧工程の圧縮力:26478N
二次加圧工程の時間:2分
冷却工程の圧縮力:26478N
冷却工程の時間:5分
なお、圧縮力とは、各工程においてプレス機によって第一成形型に加えられる最大の力が、第一成形型が有する凹部の数で除された値である。プレス機によって第一成形型に加わる力とは、プレス機のラムの圧力にこのラムの断面積が乗じられた値である。
[比較例1]
炭素鋼からなる本体にフッ素系離型剤(ダイキン工業社の商品名「ダイフリー」)が塗布された第一成形型を用いた他は実施例と同様にして、予備成形体を得た。
[比較例2]
炭素鋼からなる本体に、テフロン(登録商標)が含浸した無電解ニッケルメッキ(旭プレシジョン社の商品名「テクノフォス」)が積層された第一成形型を用いた他は実施例と同様にして、予備成形体を得た。
[比較例3]
炭素鋼からなる本体に、テフロン(登録商標)のコーティングが施された第一成形型を用いた他は実施例と同様にして、予備成形体を得た。
[離型性の評価]
第一成形型からの予備成形体の離型性を、下記の基準に従って格付けした。
A:予備成形体が第一成形型から容易にピックアップできる
B:予備成形体の第一成形型からのピックアップに多少の困難がある
C:予備成形体が第一成形型からピックアップできない
この結果が、下記の表1に示されている。
[耐久性の評価]
予備成形体の成形を繰り返し、第一成形型からのピックアップが不可能となるまでの成形回数をカウントした。そして、下記の基準に従って格付けした。
A:1000回以上
B:100回以上1000回未満
C:100回未満
この結果が、下記の表1に示されている。
表1 評価結果
実施例 比較例1 比較例2 比較例3
離型性 A B C B
耐久性 A C − C
表1から明らかなように、実施例の成形型では、離型性が良好であり、しかも優れた離型性が長期間維持されている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係る成形型は、センター、中間層及びカバーの成形にも適している。
図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法で得られたゴルフボールが示された一部切り欠き断面図である。 図2は、図1のゴルフボールの製造に用いられる第一成形型の一部が示された断面図である。 図3は、図2の第一成形型の一部が示された拡大断面図である。 図4は、図1のゴルフボールの製造に用いられる第二成形型の一部が示された断面図である。
符号の説明
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・センター
10・・・中間層
12・・・ディンプル
14・・・ランド
18・・・第一成形型
20、46・・・上型
22、48・・・下型
24、28・・・平坦部
26・・・凸部
30・・・凹部
32、38・・・本体
34、40・・・メッキ層
36、42・・・フッ素樹脂コート層
44・・・第二成形型
50・・・キャビティ面
52・・・ピンプル
54・・・ペレット
56・・・予備成形体
58・・・ハーフシェル

Claims (8)

  1. 金属製の本体と、この本体に積層されておりその表面が化学処理で粗面化されたメッキ層と、このメッキ層に積層されたフッ素樹脂コート層とを備えた成形型によって、熱可塑性樹脂組成物が加圧及び加熱され、碗状であるハーフシェルが得られる工程と、
    コアと、このコアに嵌められた2枚のハーフシェルとが、半球状のキャビティ面を有し表面に多数のピンプルを有する上型及び下型を備えた他の成形型に、この成形型が開かれた状態で投入される工程と、
    この成形型が締められることにより、ハーフシェルの熱可塑性樹脂組成物が球状キャビティ内で加圧されつつ加熱されて余剰の熱可塑性樹脂組成物が球状キャビティから流出する工程と、
    球状キャビティに残存する熱可塑性樹脂組成物が固化してカバーが成形される工程と
    を含むゴルフボール製造方法。
  2. 上記メッキ層が無電解ニッケルメッキ処理によって形成されており、フッ素樹脂コート層が焼成によって形成されている請求項1に記載の製造方法。
  3. 上記本体の表面が粗面化されている請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 上記フッ素樹脂コート層がポリテトラフルオロエチレンからなる請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 上記熱可塑性樹脂組成物の基材ポリマーの主成分がポリウレタンエラストマーである請求項1から4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 上記カバーの厚みが0.1mm以上0.8mm以下である請求項1から5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 上記カバーの、JIS−A硬度計で測定された硬度が70以上98以下である請求項1から6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 金属製の本体と、この本体に積層されておりその表面が化学処理で粗面化されたメッキ層と、このメッキ層に積層されたフッ素樹脂コート層とを備えたゴルフボール用成形型。
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