JPH06238728A - 金 型 - Google Patents
金 型Info
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- JPH06238728A JPH06238728A JP5131593A JP5131593A JPH06238728A JP H06238728 A JPH06238728 A JP H06238728A JP 5131593 A JP5131593 A JP 5131593A JP 5131593 A JP5131593 A JP 5131593A JP H06238728 A JPH06238728 A JP H06238728A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- joining
- cooling medium
- cavity
- cooling
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
- B29C45/7312—Construction of heating or cooling fluid flow channels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
- B29C45/7312—Construction of heating or cooling fluid flow channels
- B29C2045/7325—Mould cavity linings for covering fluid channels or provided therewith
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 3次元形状の成形品に対する金型キャビティ
の近傍に所望の立体的な多条の冷却媒体通路を形成す
る。 【構成】 固定側金型10は、固定側キャビティ部材1
と複数の裏当て部材2,3,4が、面p,q1 ,q2 ,
r1 ,r2 で接合されて形成され、両者の接合面部には
多条の冷却媒体通路10a,10b〜10oが設けられ
ている。一方可動側金型20は、複数の可動側キャビテ
ィ部材11,12,13と裏当て部材14が、面v1 ,
v2 ,w1 ,w2 で接合されて形成され、両者の接合面
部には入口と出口とに通じる多条の冷却媒体通路20
a,20b〜20kが設けられている。
の近傍に所望の立体的な多条の冷却媒体通路を形成す
る。 【構成】 固定側金型10は、固定側キャビティ部材1
と複数の裏当て部材2,3,4が、面p,q1 ,q2 ,
r1 ,r2 で接合されて形成され、両者の接合面部には
多条の冷却媒体通路10a,10b〜10oが設けられ
ている。一方可動側金型20は、複数の可動側キャビテ
ィ部材11,12,13と裏当て部材14が、面v1 ,
v2 ,w1 ,w2 で接合されて形成され、両者の接合面
部には入口と出口とに通じる多条の冷却媒体通路20
a,20b〜20kが設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形その他各種成形
に用いられる金型において、多条の冷却媒体通路を設け
て冷却性能を大幅に向上させる金型に関するものであ
る。
に用いられる金型において、多条の冷却媒体通路を設け
て冷却性能を大幅に向上させる金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来射出成形その他各種成形において、
金型内に充填された成形品を冷却するために、金型に冷
却媒体通路を設けて、冷却水などを同冷却媒体通路に流
す方法が採用されている。例えば、箱物成形品の金型で
は従来は図7のような構造に構成されていた。即ち、図
7において固定側金型51と可動側金型61とで1対の
金型を構成し、射出された樹脂は矢印F方向から流入し
てスプルーブッシュ55内を通り、キャビティ18内に
充填される。この場合固定側金型51には冷却穴51a
〜51dが、可動側金型61には冷却穴61a〜61d
が設けられている。この従来例の図7に示す冷却穴51
a〜51d,61a〜61dは金型の表面からドリル加
工などにより円形の穴を明けることにより設けられるの
で、キャビティ近くに冷却穴間のピッチを詰めて多数の
冷却穴を設置することはできなかった。そのため、射出
成形における金型の冷却性能は不十分であった。
金型内に充填された成形品を冷却するために、金型に冷
却媒体通路を設けて、冷却水などを同冷却媒体通路に流
す方法が採用されている。例えば、箱物成形品の金型で
は従来は図7のような構造に構成されていた。即ち、図
7において固定側金型51と可動側金型61とで1対の
金型を構成し、射出された樹脂は矢印F方向から流入し
てスプルーブッシュ55内を通り、キャビティ18内に
充填される。この場合固定側金型51には冷却穴51a
〜51dが、可動側金型61には冷却穴61a〜61d
が設けられている。この従来例の図7に示す冷却穴51
a〜51d,61a〜61dは金型の表面からドリル加
工などにより円形の穴を明けることにより設けられるの
で、キャビティ近くに冷却穴間のピッチを詰めて多数の
冷却穴を設置することはできなかった。そのため、射出
成形における金型の冷却性能は不十分であった。
【0003】そこで前記従来例のような金型の冷却性能
を改善するため、本発明の発明者は、先に特開平4−8
6212号公報において金型を提案した。これは金型の
成形品キャビティ壁に多条の冷却媒体通路を接合加工に
より設けることを基本としているが、3次元形状の成形
品に対しては十分な冷却性能を持つ構造の金型を実現す
ることは困難であった。即ち、3次元形状の成形品で
は、多条の冷却媒体通路を接合する接合面も立体的にな
り、ろう付け接合や拡散接合で製作する技術が未だ未開
発であるからであった。
を改善するため、本発明の発明者は、先に特開平4−8
6212号公報において金型を提案した。これは金型の
成形品キャビティ壁に多条の冷却媒体通路を接合加工に
より設けることを基本としているが、3次元形状の成形
品に対しては十分な冷却性能を持つ構造の金型を実現す
ることは困難であった。即ち、3次元形状の成形品で
は、多条の冷却媒体通路を接合する接合面も立体的にな
り、ろう付け接合や拡散接合で製作する技術が未だ未開
発であるからであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く従来の技術
では、3次元形状の成形品に対し、金型の成形品キャビ
ティ壁に多条の冷却媒体通路を接合加工により設けるこ
とは困難で、冷却性能を満足させることができなかっ
た。本発明は3次元形状の成形品に対する金型キャビテ
ィの近傍に多条の冷却媒体通路を形成し、これにより冷
却性能の良い金型を提供し、前記従来の課題を解決しよ
うとするものである。
では、3次元形状の成形品に対し、金型の成形品キャビ
ティ壁に多条の冷却媒体通路を接合加工により設けるこ
とは困難で、冷却性能を満足させることができなかっ
た。本発明は3次元形状の成形品に対する金型キャビテ
ィの近傍に多条の冷却媒体通路を形成し、これにより冷
却性能の良い金型を提供し、前記従来の課題を解決しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、裏面
が金型キャビティ形状に沿うキャビティ部材と、同キャ
ビティ部材と一体に接合される裏当て部材からなる金型
において、各接合面がそれぞれ平面類似形状になるよう
にキャビティ部材又は裏当て部材を複数に分割し、これ
らの複数の部材を複数回に分けて接合することにより、
これらの部材間に冷却媒体通路を形成してなるものであ
り、また前記複数の部材をろう付け、拡散接合などで複
数回接合する時の加工温度を、各回毎に順次低下させる
ようにしてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
が金型キャビティ形状に沿うキャビティ部材と、同キャ
ビティ部材と一体に接合される裏当て部材からなる金型
において、各接合面がそれぞれ平面類似形状になるよう
にキャビティ部材又は裏当て部材を複数に分割し、これ
らの複数の部材を複数回に分けて接合することにより、
これらの部材間に冷却媒体通路を形成してなるものであ
り、また前記複数の部材をろう付け、拡散接合などで複
数回接合する時の加工温度を、各回毎に順次低下させる
ようにしてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
【0006】
【作用】裏面が金型キャビティ形状に沿う形状のキャビ
ティ部材と、同キャビティ部材と一体に接合される裏当
て部材からなる金型において、各接合面がそれぞれ平面
類似形状になるようにキャビティ部材又は裏当て部材を
複数に分割し、それらのキャビティ部材と裏当て部材と
の間に多条の冷却媒体通路を設ける構造とすることによ
り、多条の冷却媒体通路の加工が容易になる。更に複数
回の接合加工によりそれらのキャビティ部材と裏当て部
材とを一体化する構造であるので、ろう付けや拡散接合
により各接合面を個別に接合加工する際、接合に必要な
圧力を接合面に負荷することが容易になり、前記各部材
間に冷却媒体通路を形成した金型を実現できる。また前
記複数回の接合加工において、ろう付けや拡散接合を利
用し、各回の接合加工の温度を各回毎に順次低下させて
行くことにより、各回に接合した面が後の回の接合の際
に溶けて欠陥が生じるようなこともなく、複数回の接合
を確実に行なうことができる。
ティ部材と、同キャビティ部材と一体に接合される裏当
て部材からなる金型において、各接合面がそれぞれ平面
類似形状になるようにキャビティ部材又は裏当て部材を
複数に分割し、それらのキャビティ部材と裏当て部材と
の間に多条の冷却媒体通路を設ける構造とすることによ
り、多条の冷却媒体通路の加工が容易になる。更に複数
回の接合加工によりそれらのキャビティ部材と裏当て部
材とを一体化する構造であるので、ろう付けや拡散接合
により各接合面を個別に接合加工する際、接合に必要な
圧力を接合面に負荷することが容易になり、前記各部材
間に冷却媒体通路を形成した金型を実現できる。また前
記複数回の接合加工において、ろう付けや拡散接合を利
用し、各回の接合加工の温度を各回毎に順次低下させて
行くことにより、各回に接合した面が後の回の接合の際
に溶けて欠陥が生じるようなこともなく、複数回の接合
を確実に行なうことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図6は本発明の実施例を示す。さて図1は本
発明の実施例を示す金型の断面図で、図2の箱物成形品
8を対象例としている。図1において1は固定側キャビ
ティ部材、2〜4は裏当て部材で、これらは面p,
q1 ,q2 ,r1 ,r2 で接合されて固定側金型10を
形成している。また前記キャビティ部材1と裏当て部材
2〜4の間には、多条の冷却媒体通路10a,10b〜
10oが設けられている。また5はスプルーブッシュ
で、円周上に冷却媒体通路5aが設けられている。次に
可動側について説明すると、11〜13は可動側キャビ
ティ部材、14は裏当て部材で、これらは面u,v1 ,
v2 ,w1 ,w2 で接合されて、可動側金型20を形成
している。また前記キャビティ部材11〜13と裏当て
部材14の間には、多条の冷却媒体通路20a,20b
〜20kが設けられている。なお、成形時に射出された
樹脂は矢印A方向から流入してスプルーブッシュ5内に
充填される。
と、図1〜図6は本発明の実施例を示す。さて図1は本
発明の実施例を示す金型の断面図で、図2の箱物成形品
8を対象例としている。図1において1は固定側キャビ
ティ部材、2〜4は裏当て部材で、これらは面p,
q1 ,q2 ,r1 ,r2 で接合されて固定側金型10を
形成している。また前記キャビティ部材1と裏当て部材
2〜4の間には、多条の冷却媒体通路10a,10b〜
10oが設けられている。また5はスプルーブッシュ
で、円周上に冷却媒体通路5aが設けられている。次に
可動側について説明すると、11〜13は可動側キャビ
ティ部材、14は裏当て部材で、これらは面u,v1 ,
v2 ,w1 ,w2 で接合されて、可動側金型20を形成
している。また前記キャビティ部材11〜13と裏当て
部材14の間には、多条の冷却媒体通路20a,20b
〜20kが設けられている。なお、成形時に射出された
樹脂は矢印A方向から流入してスプルーブッシュ5内に
充填される。
【0008】図3は図1の可動側金型20における冷却
媒体通路20a〜20kを線図で示すもので、各冷却媒
体通路20a〜20kはそれぞれ冷却水の入口と出口に
接続されている。また図4は図1の可動側キャビティ部
材11の詳細を示す。図4に示すようにキャビティ部材
11には冷却溝20c1〜20i1が設けられている。
また接合面11aは図1の接合面uで裏当て部材14
に、接合面11bは図1の接合面v1 でキャビティ部材
12に、接合面11c(接合面11bの反対側)は図1
の接合面w1 でキャビティ部材13にそれぞれ接合され
る。
媒体通路20a〜20kを線図で示すもので、各冷却媒
体通路20a〜20kはそれぞれ冷却水の入口と出口に
接続されている。また図4は図1の可動側キャビティ部
材11の詳細を示す。図4に示すようにキャビティ部材
11には冷却溝20c1〜20i1が設けられている。
また接合面11aは図1の接合面uで裏当て部材14
に、接合面11bは図1の接合面v1 でキャビティ部材
12に、接合面11c(接合面11bの反対側)は図1
の接合面w1 でキャビティ部材13にそれぞれ接合され
る。
【0009】図5は図1の可動側キャビティ部材12の
詳細を示す。図5に示すように、キャビティ部材12に
は冷却溝20a3〜20c3が設けられ、冷却溝20c
3では穴36cから出入口35cに通じているように、
各冷却溝は冷却媒体の入口と出口とに通じている。また
接合面12aは図1の接合面v1 とv2 でそれぞれキャ
ビティ部材12と裏当て部材14に接合される。なお、
図1の可動側キャビティ部材13も全く同様である。図
6は図1の可動側裏当て部材14の詳細を示す。図6に
示すように、可動側裏当て部材14には冷却溝20a2
〜20k2(ただし20j2,20k2は図示せず)が
設けられ、冷却溝20h2では穴36hから出入口35
hに通じているように、各冷却溝は冷却水の入口と出口
とに通じている。また接合面14aは図1の接合面uで
キャビティ部材11に、接合面14bは図1の接合面v
2 でキャビティ部材12に、接合面14c(14bと反
対側の面)は図1の接合面w2でキャビティ部材13に
接合される。
詳細を示す。図5に示すように、キャビティ部材12に
は冷却溝20a3〜20c3が設けられ、冷却溝20c
3では穴36cから出入口35cに通じているように、
各冷却溝は冷却媒体の入口と出口とに通じている。また
接合面12aは図1の接合面v1 とv2 でそれぞれキャ
ビティ部材12と裏当て部材14に接合される。なお、
図1の可動側キャビティ部材13も全く同様である。図
6は図1の可動側裏当て部材14の詳細を示す。図6に
示すように、可動側裏当て部材14には冷却溝20a2
〜20k2(ただし20j2,20k2は図示せず)が
設けられ、冷却溝20h2では穴36hから出入口35
hに通じているように、各冷却溝は冷却水の入口と出口
とに通じている。また接合面14aは図1の接合面uで
キャビティ部材11に、接合面14bは図1の接合面v
2 でキャビティ部材12に、接合面14c(14bと反
対側の面)は図1の接合面w2でキャビティ部材13に
接合される。
【0010】以上の各接合は、ろう付けや拡散接合によ
って次の順序で行なう。即ち、図1で先ずキャビティ部
材11と裏当て部材14とを、接合面uで高い加工温度
T1で接合する。次にその接合体とキャビティ部材12
とを接合面v1 ,v2 で中間の加工温度T2で接合し、
その次にキャビティ部材13と接合面w1 ,w2 で更に
低い加工温度T3で接合して、可動側金型20として一
体化する。このように接合を複数回に分けるのは、ろう
付けや拡散接合を行なう際、接合面に圧力をかける必要
があり、接合面が平面或いは緩やかな曲面など、圧力が
全面にかけ易い接合面形状でなければならないためであ
る。またこのように接合面を分割することにより、多条
の冷却溝(出入口を含む)の機械加工も容易になる。更
に前記の如く各回の接合加工の温度を高い温度から順次
低い温度に変えることにより、各回に接合した部分が、
その後の回の接合のより低い加工温度では溶け出すこと
がなく、所望の複数回の接合が達成できる。
って次の順序で行なう。即ち、図1で先ずキャビティ部
材11と裏当て部材14とを、接合面uで高い加工温度
T1で接合する。次にその接合体とキャビティ部材12
とを接合面v1 ,v2 で中間の加工温度T2で接合し、
その次にキャビティ部材13と接合面w1 ,w2 で更に
低い加工温度T3で接合して、可動側金型20として一
体化する。このように接合を複数回に分けるのは、ろう
付けや拡散接合を行なう際、接合面に圧力をかける必要
があり、接合面が平面或いは緩やかな曲面など、圧力が
全面にかけ易い接合面形状でなければならないためであ
る。またこのように接合面を分割することにより、多条
の冷却溝(出入口を含む)の機械加工も容易になる。更
に前記の如く各回の接合加工の温度を高い温度から順次
低い温度に変えることにより、各回に接合した部分が、
その後の回の接合のより低い加工温度では溶け出すこと
がなく、所望の複数回の接合が達成できる。
【0011】次に前記の接合の加工温度について、ろう
付けの場合のろう材種類による加工温度の例を表1に示
す。
付けの場合のろう材種類による加工温度の例を表1に示
す。
【表1】 表1からろう材により、或いは同じろう材でも条件変更
により、ろう付けの加工温度を自由に選択できる。この
ような接合の加工温度の選択は拡散接合でも同様に可能
である。以上は可動側金型20について説明したが、固
定側金型10についても同様に、複数回の接合加工によ
り多条の冷却媒体通路10a〜10oを構成することが
できる。なお、以上の実施例の説明では図2に示す箱物
成形品8を対象例として説明したが、本構造の金型は一
般的な形状の成形品にも全く同様に適用できる。
により、ろう付けの加工温度を自由に選択できる。この
ような接合の加工温度の選択は拡散接合でも同様に可能
である。以上は可動側金型20について説明したが、固
定側金型10についても同様に、複数回の接合加工によ
り多条の冷却媒体通路10a〜10oを構成することが
できる。なお、以上の実施例の説明では図2に示す箱物
成形品8を対象例として説明したが、本構造の金型は一
般的な形状の成形品にも全く同様に適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、3次元形状までの成形品に対して、成形品を冷却す
るための多条の冷却媒体通路の接合面が立体的になって
も、立体的な接合面を平面近似形状の接合面に分け、接
合の加工温度を各回毎に順次低下させて複数回の接合を
実施することにより、所望の立体的な多条の冷却媒体通
路を形成できる。それにより、成形品全面にわたって急
速に冷却することができ、成形品の金型内冷却時間を大
幅に短縮することが可能となる。
ば、3次元形状までの成形品に対して、成形品を冷却す
るための多条の冷却媒体通路の接合面が立体的になって
も、立体的な接合面を平面近似形状の接合面に分け、接
合の加工温度を各回毎に順次低下させて複数回の接合を
実施することにより、所望の立体的な多条の冷却媒体通
路を形成できる。それにより、成形品全面にわたって急
速に冷却することができ、成形品の金型内冷却時間を大
幅に短縮することが可能となる。
【図1】本発明の実施例を示す金型の断面図である。
【図2】本発明での対象例とする箱物成形品の斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1の可動側金型における冷却媒体通路の説明
図である。
図である。
【図4】図1の分割された1つの可動側キャビティ部材
の詳細斜視図である。
の詳細斜視図である。
【図5】図1の分割された他の可動側キャビティ部材の
詳細斜視図である。
詳細斜視図である。
【図6】図1の可動側裏当て部材の詳細斜視図である。
【図7】従来の金型の1例を示す断面図である。
1 固定側キャビティ部材 2〜4 固定側裏当て部材 5 スプルーブッシュ 10,20 金型 10a〜10o 固定側の冷却媒体通路 11〜13 可動側キャビティ部材 14 可動側裏当て部材 20a〜20k 可動側の冷却媒体通路 p,q1 ,q2 ,r1 ,r2 固定側の接合面 u,v1 ,v2 ,w1 ,w2 可動側の接合面 20c1〜20i1,20a3〜20c3,20a2〜
20i2 冷却溝 35c,35h 出入口 36c,36h 穴(冷却溝内)
20i2 冷却溝 35c,35h 出入口 36c,36h 穴(冷却溝内)
Claims (2)
- 【請求項1】 裏面が金型キャビティ形状に沿うキャビ
ティ部材と、同キャビティ部材と一体に接合される裏当
て部材からなる金型において、各接合面がそれぞれ平面
類似形状になるようにキャビティ部材又は裏当て部材を
複数に分割し、これらの複数の部材を複数回に分けて接
合することにより、これらの部材間に冷却媒体通路を形
成したことを特徴とする金型。 - 【請求項2】 前記複数の部材をろう付け、拡散接合な
どで複数回接合する時の加工温度を、各回毎に順次低下
させることを特徴とする請求項1記載の金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5131593A JPH06238728A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 金 型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5131593A JPH06238728A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 金 型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238728A true JPH06238728A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12883491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5131593A Withdrawn JPH06238728A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 金 型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06238728A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039437A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Suwa Netsukogyo Kk | 温度調節用流体通路付き成形型及びその製造方法 |
WO2006030503A1 (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-23 | Asahi Co., Ltd | 金型、金型の製造方法、熱交換流路形成用ブロック及び成形製品 |
JP2006326871A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Mitsuboshi Belt Kaseihin Kk | 成形用金型装置 |
US7172405B2 (en) * | 2001-05-23 | 2007-02-06 | Minoru Kasei Company, Limited | Metal mold device for blow molding |
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