JP6498549B2 - 清浄システム - Google Patents

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Description

本発明は、空気清浄機と掃除機とが連携して室内空間の清浄を図る清浄システムに関する。
近年、空気中に含まれる埃やウイルス、タバコの煙などの浮遊粒子を浄化する空気清浄機、および自動で走行して床面を清掃する自走式掃除機が普及しつつある。
例えば、特許文献1には、室内の空気の清浄を自動的に行う空気清浄部と、室内の床面の清掃を自動的に行う床面掃除部とを備え、両者を連携させて動作させる室内用集塵装置が開示されている。該室内用集塵装置は、床面清掃部が清掃を行っていると判断すると、空気清浄部を動作させる。
室内用集塵装置は、空気清浄部の送電手段と床面清掃部の受電手段との接続状態に基づいて、あるいは、床面清掃部から通知される動作状態に基づいて、床面清掃部が清掃を行っているかどうかを判断する。
特開2013−13538号公報(2013年1月24日公開)
しかしながら、特許文献1の技術では、空気清浄部が設置されている部屋と床面清掃部が清掃している部屋とが同じであるかなどの確認は行っておらず、床面清掃部が動作していると判断するだけで空気清浄部を動作させる。そのため、例えば、空気清浄部が設置されている部屋とは違う部屋を床面清掃部が清掃している場合にも、空気清浄部が動作するといったことが起こり得、有効な連携動作とは言えない。
部屋に設置されて使用される空気清浄部(空気清浄機)とは異なり、床面清掃部(掃除機)は、ユーザが別の部屋に運んで使用したり、各部屋で共用したりするため、床面清掃部が空気清浄部とは異なる部屋で稼働するといったことは十分に起こり得る。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、その目的は、空気清浄機と掃除機とを、無駄な電力消費を極力抑えて効果的に連携させて、より効果的に室内空間の清浄を図ることができる清浄システムを提供することにある。
本発明の一態様にかかる清浄システムは、上記課題を解決するために、空気清浄機と、掃除機と、前記掃除機の稼働状態を検出する掃除機稼働状態検出部と、空気中に含まれる浮遊粒子の量を検出する塵埃センサと、前記掃除機稼働状態検出部にて検出される前記掃除機の稼働状態と前記塵埃センサにて検出される前記浮遊粒子の量とに基づいて、前記掃除機が稼働している部屋と前記空気清浄機が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断し、同じであると判断すると空気清浄能力が高まるように前記空気清浄機を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様にかかる清浄システムによれば、空気清浄機と掃除機とを、無駄な電力消費を極力抑えて効果的に連携させて、より効果的に室内空間の清浄を図ることができるという効果を奏する。
実施の一形態にかかる、清浄システムが含まれた遠隔操作システムの概略構成を示す図である。 上記清浄システムを構成する空気清浄機の概略構成を示すブロック図である。 上記清浄システムを構成する掃除機の概略構成を示すブロック図である。 上記遠隔操作システムに含まれるサーバの概略構成を示すブロック図である。 上記空気清浄機における処理を示すフローチャートである。 上記掃除機における処理を示すフローチャートである。 上記サーバにおける処理を示すフローチャートである。 他の実施の形態の清浄システムにおける掃除機の概略構成を示すブロック図である。 上記他の実施の形態の清浄システムにおける空気清浄機の概略構成を示すブロック図である。 上記空気清浄機における処理を示すフローチャートである。 さらに他の実施の形態の清浄システムにおける空気清浄機の概略構成を示すブロック図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施形態について図1〜図7に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、本実施の形態では、清浄システムを構成する空気清浄機と掃除機とが、遠隔操作システムに含まれるサーバを経由して行う構成を例示する。
(遠隔操作システム100の構成)
図1は、本実施の形態にかかる、清浄システム1が含まれた遠隔操作システム100の概略構成を示す図である。図1に示すように、遠隔操作システム100では、ユーザ宅70に設置された家電10(10−1〜10−4)と、サーバ40と、通信端末装置30(30−1〜30−3)とが、通信ネットワーク60を介して接続されている。なお、図1は、遠隔操作システム100における、1つのユーザ宅70に関する部分を示している。
家電10は、通信ネットワーク60に接続してサーバ40と通信するための無線通信機能を有するネットワーク家電である。無線通信機能は、家電10本体に内蔵されていてもよいし、家電10本体に外付けされる通信アダプタに備えられていてもよい。家電10は、サーバ40を介して、対応付けられた通信端末装置30による遠隔操作を受け付ける。
家電10には、サーバ40との通信等を可能とするためのアカウントが付されており、同一のユーザ宅70にある家電10には基本的に同じアカウントが付されている。さらに、家電10には、ユーザ宅70における設置場所の情報(例えば、リビング、キッチン、玄関、子供部屋、寝室…)も必要に応じて付されている。
図1の例では、家電10として、空気清浄機10−1、自走式の掃除機10−2、エアコン10−3、および冷蔵庫10−4を例示している。詳細については後述するが、これら家電10のうち、同一の設置場所の情報を有する空気清浄機10−1と掃除機10−2とが連携して室内空間の清浄を図る(清浄システム1)。
サーバ40は、遠隔操作を可能とする通信端末装置30と家電10とを対応付けて、その組み合わせを登録管理するものである。サーバ40に組み合わせが登録されることで、通信端末装置30による家電10の遠隔操作が可能となる。サーバ40は、家電10と相互に通信することで、家電10の稼働状態(稼働開始や稼働終了、運転モード等)を把握する。
また、サーバ40は、家電10との通信時、家電10に付された設置場所の情報も取得する。サーバ40が家電10の設置場所の情報を取得することで、同じアカウントを有する家電10は、サーバ40を介して互いの設置場所の情報を共有することができる。
通信端末装置30は、遠隔操作のためのアプリケーションがダウンロードされているスマートフォンやタブレット端末などである。
ユーザ宅70には、通信ネットワーク60の一部をなす無線LAN(Wireless Local Area Network)が整備されている。無線LANの中継局50は、インターネットを含む通信ネットワーク60と接続されている。中継局50は、例えばWiFi(登録商標)ルータやWiFi(登録商標)アクセスポイントなどの通信機器である。本実施の形態では、通信ネットワーク60としてインターネットを含む構成を例示しているが、電話回線網、移動体通信網、CATV(CAble TeleVision)通信網、衛星通信網などを利用することもできる。
サーバ40と家電10とは、通信ネットワーク60および無線LANの中継局50を介して通信可能となる。また、サーバ40と通信端末装置30とは、通信ネットワーク60を介して通信可能となる。通信端末装置30と通信ネットワーク60におけるインターネットとの間は、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)や、宅内あるいは公衆のWiFi(登録商標)アクセスポイントなどを利用して接続される。
(空気清浄機10−1の構成)
図2は、空気清浄機10−1の概略構成を示すブロック図である。空気清浄機10−1は、図2に示すように、清浄制御部11、清浄記憶部12、清浄通信部13、空気清浄部14、および塵埃センサ15を備えている。清浄制御部11には、運転制御部16、掃除機稼働状態検出部17、および部屋判定部(制御装置)18が構築されている。
清浄制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、空気清浄機10−1の各部の動作を制御するものである。
清浄記憶部12は、空気清浄機10−1で用いられる各種情報を記憶するものである。清浄記憶部12には、サーバ40との接続に用いるアカウントの情報や、設置場所の情報等も記憶されている。空気清浄機10−1は、通常、部屋に設置されて利用されるので、設置場所の情報としては、「リビング」や「寝室」など1つが設定される。また、清浄記憶部12には、塵埃センサ15の検出結果に基づいて、運転制御部16が空気清浄部14を動作させたり、部屋判定部18が部屋判定に用いたりするデータや情報も記憶されている。
清浄通信部13は、清浄制御部11の制御のもと、無線LANの中継局50および通信ネットワーク60を介してサーバ40と相互通信を行うものである。
塵埃センサ15は、空気中に含まれる浮遊粒子の量を検出するものである。塵埃センサ15としては、浮遊粒子の量に応じて、センサ出力値が一次元的に増減するタイプのものが一般的である。浮遊粒子には、ダニの糞や死骸、花粉、埃、タバコの煙、ウイルス等がある。なお、本実施の形態では、浮遊粒子の量の検出結果に基づいて、塵埃センサ15が、埃レベルを「0:非検出」「1:少」「2:中」「3:多」の4段階で判定する構成を例示する。
空気清浄部14は、清浄制御部11の制御のもと、ファンを回転させて空気を吸い込み、空気を清浄にするものである。清浄制御部11としては、吸い込んだ空気をフィルタに通して空気中の浮遊粒子を捕獲するタイプや、浮遊粒子を無害化あるいは有害性を抑制できるイオン等を気流に乗せて放出するタイプなど、種々のタイプを利用できる。
本実施の形態では、空気清浄部14が、空気の清浄効果の大きい強運転と、清浄効果の小さい弱運転との切り換え運転を行う構成を例示する。なお、強運転と弱運転との間に中運転を有する構成であってもよく、あるいは空気清浄部14をオンとオフとで切り換え運転する構成などであってもよい。
掃除機稼働状態検出部17は、当該空気清浄機10−1と対応付けられている掃除機10−2の稼働状態を検出するものである。当該空気清浄機10−1と対応付けられている掃除機10−2とは、当該空気清浄機10−1と同じアカウントを有する掃除機であり、(同一のユーザ宅70内に設置)、かつ、同じ設置場所情報を有する掃除機である。つまり、当該空気清浄機10−1と同じアカウントを有していても、空気清浄機10−1の設置場所の情報が「リビング」であり、掃除機10−2の設置場所の情報に「リビング」が含まれていない場合は、対応付けられている掃除機には相当しない。
本実施の形態では、掃除機稼働状態検出部17は、対応付けられている掃除機10−2の稼働状態の情報を、サーバ40を介して受け取って稼働状態を検出する。具体的には、稼働状態の情報として、稼働開始の情報および稼働終了の情報を受信し、稼働開始と可動終了を検出する。
部屋判定部18は、掃除機稼働状態検出部17が稼働開始を検出した掃除機10−2が掃除を行っている部屋が、当該空気清浄機10−1が設置されている部屋と同じであるかどうかを判定するものである。部屋判定部18は、掃除機稼働状態検出部17にて掃除機10−2の稼働開始が検出されてからの第1所定時間内に、変更前の通常制御時よりも埃レベルが高くなったことを検出すると、掃除機10−2が掃除を行っている部屋と当該空気清浄機10−1が設置されている部屋とは同室であると判定する。第1所定時間は、掃除所要時間に応じて決まり、例えば10分である。
運転制御部16は、空気清浄部14の駆動を制御して運転させるものである。運転制御部16は、掃除機稼働状態検出部17が掃除機10−2の稼働開始を検出するまでは、塵埃センサ15の判定した埃レベルに基づいて、空気清浄部14を運転させる通常制御を実行する。そして、掃除機10−2の稼働開始が検出されると、通常制御と連携制御とを並行して行う。
通常制御では、運転制御部16は、塵埃センサ15の判定した埃レベルに基づいて、空気清浄部14を運転させる。本実施の形態では、通常制御において、空気清浄部14を常時弱運転で稼働させ、埃レベルが「2:中」以上となると強運転に切り換え、埃レベルが「0:非検出」まで下がると弱運転に戻す構成を例示する。なお、通常制御時の運転内容は、これに限るものではない。
連携制御では、部屋判定部18にて、同室であると判定されると、掃除機10−2の稼働終了後に(掃除機稼働状態検出部17が掃除機10−2の稼働終了を検出すると)、空気清浄部14に第2所定時間の間、強運転を実行させる。第2所定時間は、当該空気清浄機10−1が設置されている部屋のサイズに応じて設定された時間であることが好ましい。
なお、ここでは、部屋判定部18が、掃除機10−2の稼働開始のタイミングと埃レベルとに基づいて同室であるかどうかを判定し、同室である場合に運転制御部16が、掃除機10−2の稼働終了後に第2所定時間の間、空気清浄部14を強運転させる構成としている。これは、換言すると、掃除機10−2の稼働開始のタイミングと埃レベルとに基づいて、掃除機10−2の稼働により空気中の浮遊粒子の量が増加したかどうかを判断し、掃除機10−2の稼働による増加と判断できる場合に、運転制御部16が、掃除機10−2の稼働終了後に第2所定時間の間、空気清浄部14を強運転させる構成である。
運転制御部16は、連携制御における第2所定時間の間の強運転を終了すると、空気清浄部14の駆動制御を、並行処理から通常制御の単独処理に戻す。また、部屋判定部18にて同室であると判定されなかった場合は、掃除機稼働状態検出部17が掃除機10−2の稼働終了を検出すると、空気清浄部14の駆動制御を、並行処理から通常制御の単独処理に戻す。
(掃除機10-2の構成)
図3は、掃除機10−2の概略構成を示すブロック図である。掃除機10−2は、図3に示すように、掃除制御部31、掃除記憶部32、掃除通信部33、床面清掃部34、および走行機構部35を備えている。また、掃除制御部31には、掃除機稼働状態通知部36が構築されている。
掃除制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、掃除機10−2の各部の動作を制御するものである。
掃除制御部31は、掃除機10−2で用いられる各種情報を記憶するものである。掃除記憶部32には、サーバ40との接続に用いるアカウントの情報や、設置場所の情報等も記憶されている。空気清浄機10−1とは異なり、掃除機は通常、各部屋で共用させるため、設置場所の情報としては、「リビング,寝室,玄関、…」など複数設定される。
掃除通信部33は、掃除制御部31の制御のもと、無線LANの中継局50および通信ネットワーク60を介してサーバ40と相互通信を行うものである。
床面清掃部34は、掃除制御部31の制御のもと、ファンを回転させて、床面に存在する塵埃を空気と共に吸引して床面を清浄にするものである。走行機構部35は、掃除機10−2を自走させるものである。
掃除機稼働状態通知部36は、当該掃除機10−2の稼働状態を掃除通信部33を介してサーバ40に通知するものである。具体的には、稼働状態として、少なくとも稼働開始および稼働終了の情報を通知する。
(サーバ40の構成)
図4は、サーバ40の概略構成を示すブロック図である。サーバ40は、各家電10を管理するサーバであり、図4に示すように、サーバ制御部41、サーバ記憶部42、およびサーバ通信部43を備えている。
サーバ制御部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、サーバ40の各部の動作を制御するものである。また、サーバ制御部41は、掃除機10−2から稼働状態(稼働開始、稼働終了)が通知されると、通知された稼働情報をサーバ通信部43を介して同一アカウントの空気清浄機10−1に送信する。
サーバ記憶部42は、サーバ40で用いられる各種情報を記憶するものである。サーバ通信部43は、サーバ制御部41の制御のもと、通信ネットワーク60を介して家電10および通信端末装置30と相互通信を行うものである。
(空気清浄機10−1の処理)
空気清浄機10−1における処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。清浄制御部11は、運転開始が指示されたかどうかを常に判断している(S1)。S1においてYESと判断すると、塵埃センサ15による浮遊粒子の量の監視と通常制御による空気清浄部14の運転とを開始する(S2)。
空気清浄部14の運転開始後、清浄制御部11は、サーバ40から掃除機10−2の稼働開始が通知されたかどうか(S3)、当該空気清浄機10−1の運転終了が指示されたかどうか(S4)を常に判断している。
S3においてYESと判断するとS6に進み、連携制御を開始し、通常制御と並行して処理を進める。一方、S4においてYESと判断すると、塵埃センサ15による浮遊粒子の量の監視と通常制御による空気清浄部14の運転とを終了する(S5)
連携制御では、清浄制御部11は、連携制御に移行する前よりも埃レベルが上昇したかどうか(S6)、サーバ40から掃除機10−2の稼働終了が通知されたかどうか(S7)を常に判断している。
S6においてYESと判断するとS8に進み、S6における埃レベルの上昇検知が、S3における掃除機10−2の稼働開始が通知されてから所定の時間(例えば10分)以内かどうかを判断する。掃除機10−2が稼働を開始してから、例えば10分程度の所定の時間内に埃レベルが上昇した場合は、掃除機10−2が掃除を行っている部屋と当該空気清浄機10−1が設置されている部屋とは同室であり、掃除機10−2の稼働により空気中の浮遊粒子の量が増加したと判断することができる。
S8においてYESと判断するとS9に進み、再びサーバ40から掃除機10−2の稼働終了が通知されたかどうかを常に判断する。S6においてYESと判断すると、部屋サイズに応じて設定された第2所定時間の間、強運転を実行し(S10)、その後、連携制御を終了してS4に移行する。
また、S7においてYESと判断した場合と、S8においてNOと判断した場合とは、S10における掃除機10−2の稼働終了後の強運転を行うことなく、連携制御を終了してS4に移行する。
(掃除機10−2の処理)
掃除機10−2における処理を、図6のフローチャートを用いて説明する。掃除制御部31は、運転開始が指示されたかどうかを常に判断している(S21)。S21においてYESと判断すると、サーバ40に自身の稼働開始を通知し(S22)、走行機構部35および床面清掃部34を駆動させて床面清掃を開始する(S23)。
清掃開始後、掃除制御部31は、当該掃除機10−2の運転終了が指示されたかどうかを常に判断している(S24)。S24においてYESと判断すると、床面清掃部34および走行機構部35の駆動を停止して床面の清掃を終了し(S25)、サーバ40に自身の稼終了を通知する(S26)。なお、S21における運転開始指示は、ユーザによるスタートボタン操作の他、登録時間に自動的に運転を開始する場合等である。また、S24における運転終了指示も、ユーザによる停止ボタン操作の他、自身で判断して自動的に運転を終了する場合(掃除完了や、故障、バッテリー切れ)等である。
(サーバ40の処理)
サーバ40における処理を、図7のフローチャートを用いて説明する。サーバ制御部41は、掃除機10−2から稼働開始が通知されたかどうかを常に判断している(S31)。S31においてYESと判断すると、サーバ制御部41は、掃除機10−2と同じアカウントの空気清浄機10−1へ、掃除機10−2の稼働開始を通知する(S32)。その後、サーバ制御部41は、掃除機10−2から稼働終了が通知されたかどうかを常に判断する(S33)。S33においてYESと判断すると、サーバ制御部41は、掃除機10−2と同じアカウントの空気清浄機10−1へ、掃除機10−2の稼働終了を通知する(S34)。その後、S31に戻る。
以上のように、本実施の形態の家電10の構成によれば、空気清浄機10−1の清浄制御部11は、掃除機10−2の稼働状態と塵埃サンセ15による埃レベルとから、掃除機10−2が稼働している部屋と空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じ(同室)であるかどうかを判断し、同じであると判断すると空気清浄能力が高まるように空気清浄機10−1(空気清浄部14)を制御する。
このように、掃除機10−2の稼働状態だけでなく塵埃センサ15による埃レベルも用いることで、掃除機10−2が稼働している部屋と、空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断することができる。
したがって、掃除機10−2が、空気清浄機10−1が設置されている部屋とは違う部屋を清掃しているにもかかわらず、空気清浄機10−1が無駄に強運転するようなこと回避することができる。その結果、空気清浄機10−1と掃除機10−2とを、無駄な電力消費を極力抑えて効果的に連携させて、より効果的に室内空間の清浄を図ることができる。
しかも、掃除機10−2の稼働状態に加えて、塵埃センサ15による埃レベルを用いるといった元から備える機能を利用して、同室あるかどうかを判断するので、専用のセンサ等を別途設ける構成に比べて、部品点数およびコストを下げることができる。
また、上記構成では、同室であると判断して空気清浄能力を高めるにあたり、掃除機10−2の稼働終了後に、部屋の広さに応じて決まる第2所定時間の間、強運転を実施する構成である。
掃除機10−2の稼働終了後に、すぐに通常制御に戻すと、塵埃センサ15が搭載されている空気清浄機10−1の周囲の空気が浄化された時点で、弱運転に移行してしまい、部屋全体の空気を浄化することができない。これに対し、上記構成とすることで、掃除によって巻き上げられた浮遊粒子が室内全体から除去されるまで、強運転が実行されるので、掃除動作によって空気中に巻き上げられた塵埃を、より確実に除去することができる。
なお、本実施の形態にかかる清浄システム1においては、掃除機10−2は自走式に限らず、ユーザが手動で動かす掃除機であってもよい。
また、連携制御と並行処理する通常制御においては、強運転を行う埃レベルを並行処理しない場合よりも低めに設定してもよい。これは、掃除機10−2が稼働中であることで、塵埃が巻き上げられる可能性が高いためである。強運転を行う埃レベルを低めに設定することで、掃除中の部屋の空気の浄化を、より早くスタートさせることができる。
ところで、本実施の形態では、掃除機稼働状態検出部17および部屋判定部18を空気清浄機10−1に設けていたが、サーバ40に設けてもよい。サーバ40には、掃除機10−2および空気清浄機10−1の各々から、アカウントの情報、設置場所の情報等が通知され、掃除機10−2からはその稼働状態の情報が通知される。サーバ40は、これらの情報を用いて、空気清浄機10−1と対応付けられている掃除機10−2の稼働状態を検出する。この場合、空気清浄機10−1からサーバ40へ、塵埃センサ15による埃レベルの情報が送信される。
また、本実施の形態では、空気清浄機10−1と掃除機10−2とがサーバ40を介して連携する構成を例示したが、サーバ40を介さず無線LANの中継局50を介して連携する構成や、中継局50をも介さず空気清浄機10−1と掃除機10−2とが直接通信し合って連携する構成であってもよい(図1参照)。
あるいは、通信ネットワーク60上のサーバ40に代えて、ユーザ宅70内のローカルネットワーク内にホームサーバを設け、ホームサーバを介して連携する構成であってもよい。ホームサーバを介する場合は、ホームサーバに掃除機稼働状態検出部17および部屋判定部18を設けてもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、本実施の形態にかかる、清浄システム1Aにおける掃除機10−2Aの概略構成を示すブロック図である。掃除機10−2Aは、図3に示した掃除機10−2に、部屋サイズ認識部37と、部屋サイズ情報通知部38とが加えられた構成である。部屋サイズ認識部37および部屋サイズ情報通知部38は、掃除制御部31Aに構築される。本実施の形態では、掃除機10−2Aは自走式に限られる。
部屋サイズ認識部37は、掃除機10−2Aが、掃除動作中に室内を移動する過程で得られる情報から、部屋のサイズを認識するものである。例えば、掃除開始時に充電台からスタートして壁沿いに走行し、部屋を一周して充電台に戻ってくる時間・走行距離・途中の方向転換の方向と回数から部屋の形状とサイズを割り出すことができる。
部屋サイズ情報通知部38は、部屋サイズ認識部37にて認識された部屋サイズの情報を、掃除通信部33を介してサーバ40に通知するものである。
図9は、本実施の形態にかかる、清浄システム1Aにおける空気清浄機10−1Aの概略構成を示すブロック図である。空気清浄機10−1Aは、図2に示した空気清浄機10−1に、第2所定時間決定部19が加えられた構成である。第2所定時間決定部19は、清浄制御部11Aに構築される。
第2所定時間決定部19は、掃除機10−2Aの稼働終了後に強運転を実行する第2所定時間を、掃除機10−2Aより取得した部屋サイズの情報に応じて決定するものである。
サーバ40については、ブロック図を示さないが、図4を参照して説明すると、サーバ制御部41が、掃除機10−2Aから受信した部屋サイズの情報を空気清浄機10−1Aに送信する。
図10は、空気清浄機10−1Aにおける処理を示すフローチャートである。前述の図5のフローチャートと比較するとわかるように、S9とS10との間にS100が追加されると共に、S100でYESと判断された場合に進むS101が追加されている。
S100においては、サーバ40から部屋サイズの情報を受信しているかどうかを判断し、NOと判断した場合はS10に進む。S100において、YESと判断するとS101に進み、サーバ40から受信した部屋サイズの情報に基づいて、第2所定時間を決定し、強運転を実行する。その後、連携制御を終了してS4に戻る。
これにより、空気清浄機10−1に対して、設置されている部屋サイズの情報を登録する手間が不要となる。
また、第2所定時間決定部19をサーバ40あるいはホームサーバに設けてもよい。この場合、サーバ40は、決定した第2所定時間を空気清浄機10−1Aに送信する。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図11は、本実施の形態にかかる、清浄システム1Bにおける空気清浄機10−1Bの概略構成を示すブロック図である。空気清浄機10−1Bは、図9に示した空気清浄機10−1Aに、空気清浄機稼働状態検出部20と、掃除機稼働指示部21とが加えられた構成である。空気清浄機稼働状態検出部20と、掃除機稼働指示部21とは、清浄制御部11Bに構築される。本実施の形態では、掃除機10−2B(図1参照)は自走式に限られる。
空気清浄機稼働状態検出部20は、当該空気清浄機10−1Bの稼働状態を検出するもので、具体的には、通常制御において強運転を実施した時間の情報やその回数、連携制御において強運転を実行した時間や回数、強運転を自動で行う強運転自動制御モードが設定されていない場合は、手動による強運転の時間や回数などを検出する。
掃除機稼働指示部21は、空気清浄機稼働状態検出部20にて検出される空気清浄機の稼働状態と、塵埃センサ15で検出される埃レベルの情報とに基づいて、空気清浄機10−1Bによる清浄動作だけでは、埃レベルの量が減少しないと判断すると、清掃を実行するように掃除機に指示するものである。掃除機稼働指示部21からの稼働指示は、サーバ40を介して掃除機10−2Bに送られ、掃除機10−2Bが掃除を開始する。
掃除機稼働指示部21は、例えば、埃レベル「2:中」以上による通常制御の強運転が3日連続で実施されており、かつ、その間、掃除機10−2Bが運転されていないと判断すると、稼働を指示する。また、強運転自動制御モードが選択されておらず、手動によって強運転する場合は、例えば、空気清浄機10−1Bの強運転実施後(手動による)、24時間以内に埃レベル「2:中」以上が3回以上検出されると、稼働を指示する。あるいは、強運転の実施に関わらず、24時間以内に、埃レベル「2:中」以上を3回以上カウントすると、稼働を指示する。
このように、室内の床等に多くの塵埃が堆積しており、空気清浄機10−1Bが強運転で駆動し続けても、浮遊粒子の量は減少しない場合には、空気清浄機10−1Bから掃除機10−2Bに指示して清掃を実行させることで、空気清浄機10−1Bと掃除機10−2Bとを効果的に連携させて、より一層効果的に室内空間の清浄を図ることができる。
空気清浄機10−1Bの稼働状態と、塵埃センサ15による埃レベルの情報とに基づいて、空気清浄機10−1Bによる清浄だけでは、浮遊粒子の量が減少しないと判断して、自走式掃除機10−2Bに掃除を指示する制御装置は、清浄制御部11Bと掃除制御部31、あるいはこれらとサーバ制御部41とで構成される。
なお、このような空気清浄機10−1B側から掃除機10−2B側に掃除を指示する構成は、前述した実施の形態1,2と必ずしも組み合わせる必要はない。
また、空気清浄機稼働状態検出部20および掃除機稼働指示部21を、サーバ40あるいはホームサーバに設けてもよい。この場合、空気清浄機10−1Bは、サーバ40が空気清浄機10−1Bの稼働状態を検出するために必要な情報をサーバ40に送信する。
〔実施の形態4〕
実施の形態1から3にて説明した空気清浄機10−1,10−1A,10−1B、掃除機10−2,10−2A,10−2B、サーバ40における、運転制御部16、掃除機稼働状態検出部17、部屋判定部18、掃除機稼働状態通知部36、部屋サイズ認識部37および部屋サイズ情報通知部38、第2所定時間決定部19、空気清浄機稼働状態検出部20と、および掃除機稼働指示部21は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、空気清浄機10−1,10−1A,10−1B、掃除機10−2,10−2A,10−2B、サーバ40は、それぞれ、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる清浄システム1,1A,1Bは、空気清浄機10−1と、掃除機10−2と、掃除機10−2の稼働状態を検出する掃除機稼働状態検出部17と、空気中に含まれる浮遊粒子の量を検出する塵埃センサ15と、前記掃除機稼働状態検出部17にて検出される前記掃除機10−2の稼働状態と前記塵埃センサ15にて検出される前記浮遊粒子の量とに基づいて、前記掃除機10−2が稼働している部屋と前記空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断し、同じであると判断すると、空気清浄能力が高まるように前記空気清浄機10−1を制御する制御装置(清浄制御部11)と、を備えている。
上記構成によれば、制御装置が、掃除機10−2の稼働状態と、塵埃センサ15による浮遊粒子の量とから、前記掃除機10−2が稼働している部屋と、前記空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断し、同じであると判断すると、空気清浄能力が高まるように空気清浄機10−1を制御し、室内の空気を浄化する。
清掃中は、掃除機10−2の移動に伴う移動気流や清掃時の吸気に伴う排気気流などの影響にて、床面に堆積している塵埃が巻き上がり、空気中の浮遊粒子の量が増加する。そのため、掃除機10−2の稼働状態と空気中の浮遊粒子の量とから、掃除機10−2が稼働している部屋と空気清浄機が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断できる。
これにより、掃除機10−2が、空気清浄機10−1が設置されている部屋とは違う部屋を清掃しているにもかかわらず、空気清浄機10−1が無駄に強運転するような不具合を回避することができる。その結果、空気清浄機10−1と掃除機10−2とを、無駄な電力消費を極力抑えて効果的に連携させて、より効果的に室内空間の清浄を図ることができる。
しかも、掃除機10−2の稼働状態に加えて、塵埃センサ15による検出出力を用いるといった元から備える機能を利用して、同じであるかどうかを判断するので、専用のセンサ等を別途設ける構成に比べて、部品点数およびコストを下げることができる。
本発明の態様2にかかる清浄システム1,1A,1Bは、さらに、制御装置(清浄制御部11)は、前記掃除機稼働状態検出部17にて前記掃除機10−2の稼働開始が検出され、かつ、前記塵埃センサ15にて検出された前記浮遊粒子の量が、前記掃除機10−2の稼働開始からの第1所定時間内に増加した場合に、前記掃除機10−2が稼働している部屋と、前記空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じであると判断し、前記第1所定時間が、前記空気清浄機が設置されている部屋の清掃所要時間に応じて決定される構成とすることもできる。
上記構成によれば、掃除機10−2が稼働開始され、稼働開始からの第1所定時間内に室内空気の浮遊粒子の量が増加した場合に、掃除機10−2が稼働している部屋と、空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じであるかを判断する。第1所定時間は、空気清浄機が設置されている部屋の清掃所要時間に応じて決定される。
このように、空気清浄機が設置されている部屋の清掃所要時間の要素を取り込むことで、掃除機10−2が稼働している部屋と、空気清浄機10−1が設置されている部屋とが同じであるかどうかを、より精度良く判断することができる。
本発明の態様3にかかる清浄システム1,1A,1Bは、さらに、前記制御装置は、前記掃除機稼働状態検出部17にて前記掃除機10−2の稼働終了が検出されると、前記掃除機10−2の稼働終了からの第2所定時間の間、空気清浄能力が高い状態を保持するように前記空気清浄機10−1を制御し、前記第2所定時間が、前記空気清浄機10−1が設置されている部屋の広さに応じて決定される構成とすることもできる。
掃除機10−2の稼働が終了した時点で、室内の空気中には、掃除機10−2の清掃動作に伴い巻き上げられた塵埃が依然として残っている。上記構成では、掃除機の稼働終了からの第2所定時間の間、空気清浄機10−1は空気清浄能力の高い状態(強運転)を保持するので、掃除動作によって空気中に巻き上げられた塵埃を、より効果的に除去することができる。
しかも、第2所定時間が、空気清浄機10−1が設置されている部屋の広さに応じて決定されるので、掃除動作によって空気中に巻き上げられた塵埃を、部屋全体から効果的に除去することができる。
本発明の態様4にかかる清浄システム1Aは、さらに、前記掃除機10−2Aは自走式掃除機であり、前記自走式掃除機10−2Aは、自走して清掃を行った部屋の広さを計測する計測部(部屋サイズ認識部37)と、前記計測部にて計測された値を前記制御装置に通知する通知部(部屋サイズ情報通知部38)と、を備え、前記制御装置は、前記自走式掃除機10−2Aより通知された部屋の広さの情報に基づいて前記第2所定時間を決定する構成とすることもできる。
上記構成によれば、空気清浄機10−1Aが設置されている部屋の広さの情報を制御装置に登録する手間が不要となり、利便性が向上する。
本発明の態様5にかかる清浄システム1Bは、さらに、前記空気清浄機10−1Bの稼働状態を検出する空気清浄機稼働状態検出部20を備え、前記掃除機10−2Bは自走式掃除機であり、前記制御装置(清浄制御部センサ11B、掃除制御部31)は、前記空気清浄機稼働状態検出部20にて検出される前記空気清浄機10−1Bの稼働状態と、前記塵埃センサ15にて検出される前記浮遊粒子の量とに基づいて、前記空気清浄機10−1Bによる清浄だけでは、前記浮遊粒子の量が減少しないと判断すると、清掃を実行するように前記自走式掃除機10−2Bを制御する構成とすることもできる。
室内の床等に多くの塵埃が堆積している場合、空気清浄機10−1Bが強運転で稼働し続けても、浮遊粒子の量は減少しない。上記構成によれば、このような場合に、制御装置が自走式掃除機10−2Bに清掃を実行させるので、室内の清浄に保持することができる。
1、1A、1B 清浄システム
10−1、10−1A、10−1B 空気清浄機
10−2、10−2A、10−2B 掃除機
11、11A、11B 清浄制御部(制御装置)
14 空気清浄部
15 塵埃センサ
16 運転制御部(制御装置)
17 掃除機稼働状態検出部
18 部屋判定部(制御装置)
19 第2所定時間決定部(制御装置)
20 空気清浄機稼働状態検出部
21 掃除機稼働指示部(制御装置)
31、31A、掃除制御部(制御装置)
36 掃除機稼働状態通知部
37 部屋サイズ認識部(計測部)
38 部屋サイズ情報通知部(通知部)
40 サーバ
43 サーバ通信部
60 通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 空気清浄機と、
    掃除機と、
    前記掃除機の稼働状態を検出する掃除機稼働状態検出部と、
    空気中に含まれる浮遊粒子の量を検出する塵埃センサと、
    前記掃除機稼働状態検出部にて検出される前記掃除機の稼働状態と前記塵埃センサにて検出される前記浮遊粒子の量とに基づいて、前記掃除機が稼働している部屋と前記空気清浄機が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断し、同じであると判断すると空気清浄能力が高まるように前記空気清浄機を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする清浄システム。
  2. 前記制御装置は、前記掃除機稼働状態検出部にて前記掃除機の稼働開始が検出され、かつ、前記塵埃センサにて検出された前記浮遊粒子の量が、前記掃除機の稼働開始からの第1所定時間内に増加した場合に、前記掃除機が稼働している部屋と、前記空気清浄機が設置されている部屋とが同じであると判断し、
    前記第1所定時間が、前記空気清浄機が設置されている部屋の清掃所要時間に応じて決定されることを特徴とする請求項1に記載の清浄システム。
  3. 前記制御装置は、前記掃除機稼働状態検出部にて前記掃除機の稼働終了が検出されると、前記掃除機の稼働終了からの第2所定時間の間、空気清浄能力が高い状態を保持するように前記空気清浄機を制御し、
    前記第2所定時間が、前記空気清浄機が設置されている部屋の広さに応じて決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の清浄システム。
  4. 前記掃除機は自走式掃除機であり、
    前記自走式掃除機は、自走して清掃を行った部屋の広さを計測する計測部と、
    前記計測部にて計測された値を前記制御装置に通知する通知部と、を備え、
    前記制御装置は、前記自走式掃除機より通知された部屋の広さの情報に基づいて前記第2所定時間を決定することを特徴とする請求項3に記載の清浄システム。
  5. 前記空気清浄機の稼働状態を検出する空気清浄機稼働状態検出部を備え、
    前記掃除機は自走式掃除機であり、
    前記制御装置は、前記空気清浄機稼働状態検出部にて検出される前記空気清浄機の稼働状態と、前記塵埃センサにて検出される前記浮遊粒子の量とに基づいて、前記空気清浄機による清浄だけでは、前記浮遊粒子の量が減少しないと判断すると、清掃を実行するように前記自走式掃除機を制御することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の清浄システム。
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