JP6497008B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機には、退避位置と演出位置との間を移動する種々の装飾部が備えられている。たとえば特許文献1に記載のパチンコ機には、前後方向を軸として回転移動する第1の装飾部と、左右方向へスライドする第2の装飾部とが備えられている。
特開2011−24668号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパチンコ機では、第1の装飾部を作動させるためのモータと、第2の装飾部を作動させるためのモータとを夫々別個に設けている。したがって、部品点数が多くなり、コスト高になるという問題がある。また、モータの設置スペースを確保した結果、装飾部を小型化しなければならない、装飾部の移動範囲に制約が生じる等といった問題も生じる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、1つのモータで、回転移動する第1の装飾部とスライドする第2の装飾部との両装飾部が退避位置と演出位置との間を移動する遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、所定の退避位置と演出位置との間を移動可能な第1装飾部及び第2装飾部を有する可動遊技手段備えられており、所定の条件が満たされると、前記第1装飾部及び前記第2装飾部が前記退避位置から前記演出位置へ移動する遊技機であって、前記可動遊技手段に、モータと、前記モータの駆動に応じて前後方向を軸として回転する回転体とけられ、前記回転体の前面における偏心位置に前方へ突出する第1ボスが、前記回転体の後面における偏心位置に後方へ突出する第2ボスが夫々設けられているとともに、前記回転体の回転に伴う前記第1ボスの移動に応じ、前後方向を軸として回動する第1回動部と、前記回転体の回転に伴う前記第2ボスの移動に応じ、前後方向を軸として回動する第2回動部とが夫々設けられており、前記第1回動部と前記第2回動部との何れか一方が、前記回転体の回転に応じて前後方向を軸として回転する回転移動部とされているとともに、他方が、回転運動を直線運動に変換する変換機構を介して、前記回転体の回転に応じて所定方向へ直線移動する直線移動部に取り付けられており、さらに、前記回転移動部に前記第1装飾部、前記直線移動部に前記第2装飾部夫々設けられており、前記第1装飾部は、前記一方の回動部の軸を中心とした回転移動により前記退避位置から前記演出位置へ移動し、前記第2装飾部は、直線移動により前記退避位置から前記演出位置へ移動することを特徴とする。
なお、請求項1に記載の発明において、前記変換機構が、前記回動部側と前記第2装飾部側との何れか一方に設けられた突起と、何れか他方に設けられ、前記突起が回転自在に嵌入可能で、且つ、内部を前記突起が移動可能な長孔と、前記第2装飾部の前記所定方向以外への移動を規制しながら直線移動を案内する案内部とを備えているという第1の構成を採用することも考えられる。
本発明によれば、可動遊技手段に、モータと、モータの駆動に応じて前後方向を軸として回転する回転体とを設けるとともに、回転体の回転に応じて前後方向を軸として回転する回転移動部と、回転体の回転に応じて所定方向へ直線移動する直線移動部とを設け、回転移動部に前記第1装飾部を、直線移動部に第2装飾部を夫々設けており、第1装飾部は、回転移動により退避位置から演出位置へ移動し、第2装飾部は、直線移動により退避位置から演出位置へ移動するようにした。したがって、1つのモータで回転移動する第1装飾部と、直線移動する第2装飾部との両装飾部を移動させることができるため、部品点数を少なくすることができ、コストの低減を図ることができる。また、モータを複数設置するものと比較して、モータの設置スペースを省スペース化することができるため、そのスペースを両装飾部や他の電動役物のためのスペースとして利用することができ、たとえば両装飾部を大型化したり、より広範囲にわたって移動させたりすることができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 第1装飾可動体及び第2装飾可動体が退避位置にある遊技盤を前面側から示した説明図である。 第1装飾可動体及び第2装飾可動体が演出位置にある遊技盤を前面側から示した説明図である。 第1装飾可動体のみが演出位置にある遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 分解状態にある電動役物を前側から示した斜視説明図である。 分解状態にある電動役物を後側から示した斜視説明図である。 第1装飾可動体及び第2装飾可動体が退避位置にある電動役物を前側から示した説明図である。 退避位置にある第1装飾可動体及び第2装飾可動体と、その際の動作伝達機構の状態を前側から示した説明図である。 第1装飾可動体及び第2装飾可動体が退避位置にある電動役物を後側から示した説明図である。 退避位置にある第1装飾可動体及び第2装飾可動体と、その際の動作伝達機構の状態を後側から示した説明図である。 第1装飾可動体及び第2装飾可動体が演出位置にある電動役物を前側から示した説明図である。 演出位置にある第1装飾可動体及び第2装飾可動体と、その際の動作伝達機構の状態を前側から示した説明図である。 第1装飾可動体及び第2装飾可動体が演出位置にある電動役物を後側から示した説明図である。 演出位置にある第1装飾可動体及び第2装飾可動体と、その際の動作伝達機構の状態を後側から示した説明図である。 第2装飾可動体が退避位置から演出位置へ直線移動する様子を示した説明図である。 モータを正回転させた際に、第1装飾可動体が退避位置から演出位置へ回転移動する様子を前側から示した説明図である。 、モータを正回転させた際に、第1装飾可動体が退避位置から演出位置へ回転移動する様子を後側から示した説明図である。 第1装飾可動体のみが演出位置にある電動役物を前側から示した説明図である。 演出位置にある第1装飾可動体及び退避位置にある第2装飾可動体と、その際の動作伝達機構の状態を前側から示した説明図である。 第1装飾可動体のみが演出位置にある電動役物を後側から示した説明図である。 演出位置にある第1装飾可動体及び退避位置にある第2装飾可動体と、その際の動作伝達機構の状態を後側から示した説明図である。 モータを逆回転させた際に、第1装飾可動体のみが退避位置から演出位置へ回転移動する様子を前側から示した説明図である。 モータを逆回転させた際に、第1装飾可動体のみが退避位置から演出位置へ回転移動する様子を後側から示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32が退避位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32が演出位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図4は、第1装飾可動体31のみが演出位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図5は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6を囲むようにセンター部材26が遊技盤2に設置されており、該センター部材26には、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32を有する電動役物30が設けられている。そして、電動役物30の作動に応じて、第1装飾可動体31や第2装飾体32の装飾部32a、36a、37a(図6等に示す)が、演出用表示部6の左側に退避する退避位置と、演出用表示部6の前側に進出する演出位置との間を移動可能となっている。また、センター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19と、開閉可能な扉部材を有する第1大入賞装置17とが設けられている。さらにまた、センター部材26の左方から下方にかけては、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下させることで、効率良く始動入賞口19や開成した第1大入賞装置17へ入賞させ得るようになっている。
一方、センター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。また、該右打ち用スペースSRには、可動体(図示せず)を有して遊技球の入賞を可能/不可能とする可動入賞役物を内蔵した入賞装置20、及び開閉可能な扉部材を有する第2大入賞装置18が設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRを流下させることにより、入賞装置20の可動入賞役物や、開成した第2大入賞装置18へ入賞させることができる。なお、左打ち用スペースSLや右打ち用スペースSRには、多数の遊技釘が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、第1特別図柄及び第2特別図柄を夫々別個に表示可能とした特別図柄表示部83が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、発射装置10へ供給する遊技球を貯留するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは左打ち用スペースSLを流下させる等し(所謂左打ちを行い)、始動入賞口19への遊技球の入賞を狙う。そして、始動入賞口19への遊技球の入賞検知に起因して実行される所謂大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部83及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7、7」と確定表示させる)。また、「大当たり図柄」が確定表示されると、第1大入賞装置17を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は左打ちを継続し、断続的に開成する第1大入賞装置17への遊技球の入賞を狙う。なお、始動入賞口19へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部83では第1特別図柄を変動/確定表示させる。
また、大当たり状態が終了すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の合計の確定表示回数が所定回数に達するまで、入賞装置20への遊技球の進入検知に起因して実行される所謂当たり抽選の結果が「当たり」となりやすく、入賞装置20の内部において可動入賞役物が頻繁に開状態となって遊技球の入賞を可能とする所謂時短状態が生起する。そこで、遊技者は、遊技球を右打ち用スペースSRへ打ち込んで流下させる所謂右打ちを行い、可動入賞役物への遊技球の入賞を狙う。そして、可動入賞役物へ遊技球が入賞すると、上記始動入賞口19へ遊技球が入賞した場合と同じく大当たり抽選が実行され、該大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部83及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される。また、可動入賞役物への遊技球の入賞に応じて「大当たり図柄」が確定表示されると、第2大入賞装置18を所定回数にわたって断続的に開成させるといった「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は右打ちを継続し、断続的に開成する第2大入賞装置18への遊技球の入賞を狙う。なお、可動入賞役物へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部83では第2特別図柄を変動/確定表示させる。
一方、「大当たり状態」が生起することなく、第1特別図柄及び第2特別図柄の合計の確定表示回数が所定回数に達して時短状態が終了すると、右打ちを止めて左打ちを行う上記遊技へと戻る。
さらに、図柄の変動表示中において、特定のリーチ演出が実行される等といったように所定の条件が満たされると、サブ制御装置による制御のもと電動役物30を作動させ、後述の如き動作で第1装飾可動体31の装飾部36a、37aや第2装飾可動体32の装飾部32aを退避位置から演出位置へ移動させ、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
(電動役物の説明)
ここで、本発明の要部となる電動役物30について、図6〜図24にもとづき詳細に説明する。まず、図6及び図7にもとづき、電動役物30を構成する各構成要素の構造を説明する。図6は、分解状態にある電動役物30を前側から示した斜視説明図である。図7は、分解状態にある電動役物30を後側から示した斜視説明図である。
電動役物30は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32と、前後方向を軸として回転するモータ33と、モータ33の動作を両装飾可動体31、32に伝える動作伝達機構とを備えてなる。
第1装飾可動体31は、装飾部36a、37aを退避位置と演出位置との間で回転移動させるものであって、動作伝達機構を介してモータ33の動作が伝達されて回動する第1可動部材36と、第1可動部材36の回動に連動して回動する第2可動部材37とを有する。第1可動部材36は、前面に装飾が施された装飾部36aと、装飾部36aから上方へ突設された腕部36bとを備えており、腕部36bの上下方向で略中央となる位置には、後ケース51に軸着するための軸孔38が穿設されている。また、腕部36bの前面で、該軸孔38よりも腕部36bの先端側となる位置には、腕部36bの突出方向(上下方向)に沿って延びる伝達溝39が凹設されている。さらに、装飾部36aの下端部には、第2可動部材37を連結するための連結孔40が穿設されている。一方、第2可動部材37は、前面に装飾が施された装飾部37aと、装飾部37aから下方へ突設された腕部37bとを備えている。そして、腕部37bには、腕部37bの突出方向(上下方向)に沿って長い長孔41が穿設されている。また、腕部37bの先端には、左方へ湾曲した阻止爪42が設けられている。さらに、装飾部37aの後面の上端部には、連結孔40内へ嵌入し、第2可動部材37を第1可動部材36に対して回転可能に連結するための連結突起43が後方へ突設されている。なお、第1可動部材36及び第2可動部材37には、LEDが搭載された図示しない発光基板が内蔵されており、LEDが点灯/点滅することによって装飾部36a、37aが発光するようになっている。
第2装飾可動体32は、装飾部32aを退避位置と演出位置との間でスライドさせるものであって、前面に装飾が施された装飾部32aと、装飾部32aから上方へ突設された第1腕部32bと、装飾部32aから下方へ突設された第2腕部32cとを備えている。そして、第1腕部32bの先端には、左右方向へ貫通する貫通孔を有する被ガイド部44が設けられているとともに、被ガイド部44の前面に、動作伝達機構が連結される連結ボス45が前方へ突設されている。さらに、装飾部32aの後面には、押圧突起46が後方へ突設されており、第1装飾可動体31が動作伝達機構の故障等により可動しない際に、自身が退避位置から演出位置へ移動するにあたり、第1装飾可動体31を押圧し、共に演出位置へ押し出し可能となっている。なお、装飾部32aにも、LEDが搭載された図示しない発光基板が内蔵されており、LEDが点灯/点滅することによって装飾部32aが発光するようになっている。
一方、動作伝達機構は、前ケース50及び後ケース51を組み付けてなる本体ケースと、本体ケース内に取り付けられる各種ギア等とにより構成されている。後ケース51は、上部に動作伝達機構設置部を、下部に案内部を夫々有する合成樹脂製部材であって、上部と下部とは、前後方向へ折り曲げ形成された帯状の補強部52と前面に装飾が施された装飾部53とにより一体化されている。そして、動作伝達機構設置部には、モータ33と、モータ33に直結されたモータピニオン55と、モータピニオン55が噛合する連結用ピニオン56と、連結用ピニオン56が噛合するボス付きピニオン57と、ボス付きピニオン57の回転に応じ前後方向を軸として回動する回動アーム58と、第2装飾可動体32のスライドを案内するガイドバー59とが設置可能となっている。
モータ33は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32を移動させる駆動源となるものであって、前後方向を軸として回転可能に固定されており、前方へ突出するモータ33の軸にモータピニオン55が嵌着されている。また、モータピニオン55の近傍に、モータ33の回転をボス付きピニオン57に伝えるための連結用ピニオン56が、前後方向を軸として回転可能に取り付けられている。さらに、連結用ピニオン56の近傍に、スライド用ボス60及び回転用ボス61を備えたボス付きピニオン57が、前後方向を軸として回転可能に取り付けられている。スライド用ボス60は、ボス付きピニオン57の前面における偏心位置において、前方へ突設されている一方、回転用ボス61は、ボス付きピニオン57の後面における偏心位置において、後方へ突設されている。また、ボス付きピニオン57の回転中心は、第1可動部材36の腕部36bの先端部よりも軸孔38側で、且つ、軸方向から見て腕部36bの回動範囲内に位置している。そして、回転用ボス61は、第1可動部材36の伝達溝39内に嵌入し、ボス付きピニオン57の回転に伴い伝達溝39が延びる方向へ直線的に移動するようになっている。
さらにまた、ボス付きピニオン57の前方を縦断するように、回動アーム58が上端部を軸として回動可能に取り付けられている。該回動アーム58は、ボス付きピニオン57の回転に伴うスライド用ボス60の移動軌跡と交差しており、回動アーム58の左側面には、ボス付きピニオン57の回転に伴うスライド用ボス60の移動に伴い、スライド用ボス60により第2装飾可動体32を演出位置へ進出させる側へ押圧される被押圧面58aが設けられている。また、回動アーム58の下端部には、回動軸から放射方向へ延びる長孔状の伝達孔62が設けられている。該伝達孔62には、連結ボス45が回転自在に嵌入可能となっており、回動アーム58の回動に伴い、連結ボス45が伝達孔62内で回転しながら、伝達孔62が延びる方向へ相対的に移動可能となっている。さらに、回動アーム58の軸着位置の近傍には、第2装飾可動体32を退避位置へ復帰させる側へ回動アーム58を付勢するコイルバネ(図示せず)が取り付けられている。
加えて、ボス付きピニオン57の下方、且つ、回動アーム58の後方で、回動アーム58の回動時に伝達孔62が移動する移動軌跡と前後で重なるような位置に、ガイドバー59が配設されている。該ガイドバー59は、第2装飾可動体32の被ガイド部44を貫通しており、第2装飾可動体32はガイドバー59により直線移動する方向以外への移動を規制されながら、ガイドバー59に沿って移動し、装飾部32aを退避位置と演出位置との間で移動させることになる。なお、ガイドバー59は、右端が左端よりも稍上方に位置する傾斜姿勢(すなわち右上がりに傾斜する姿勢)で配設されている。
なお、後ケース51から前方へ突設されている65は、連結用ピニオン56を取り付けるためのピニオン軸部であり、同様に前方へ突設されている66は、第1可動部材36の腕部36aを軸着するための回動軸部である。また、67は、ボス付きピニオン57の前方を覆うように取り付けられる仕切り板であり、後ケース51に固定可能となっている。そして、仕切り板67には、スライド用ボス60を前方へ突出させるためのスリット68が、スライド用ボス60の移動軌跡に沿った円弧状に開設されている。さらに、69は、ガイドバー59を支持するための支持ケースであり、後ケース51の下部に固定可能となっている。加えて、前ケース50は、上記後ケース51の動作伝達機構設置部を覆うように組み付け可能となっており、該前ケース50の後面には、回動アーム58を軸着するためのアーム軸部70が設けられている。
一方、後ケース51の案内部には、長孔41内に嵌入し、第2可動部材37の回動に伴い長孔41が延びる方向へ相対的に移動する案内突起71が前方へ突設されている。また、案内突起71の左側には、第1装飾可動体31が演出位置に達した際、第2可動部材37の阻止爪42が係止する係止段部72が設けられている。さらに、案内突起71や係止段部72の前方を覆うように、前ガイドケース73及び後ガイドケース74からなるガイドケースが組み付けられている。そして、該ガイドケースには、第2装飾可動体32の第2腕部32cの先端を差し込み可能で、第2装飾可動体32のスライドを案内するガイド凹部75が設けられている。
次に、以上のような第1装飾可動体31、第2装飾可動体32、モータ33、及び動作伝達機構を有する電動役物30の動作について、図8〜図24にもとづき説明する。
図8は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32が退避位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図9は、退避位置にある第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32と、その際の動作伝達機構の状態を前側から示した説明図である。図10は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32が退避位置にある電動役物30を後側から示した説明図である。図11は、退避位置にある第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32と、その際の動作伝達機構の状態を後側から示した説明図である。図12は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32が演出位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図13は、演出位置にある第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32と、その際の動作伝達機構の状態を前側から示した説明図である。図14は、第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32が演出位置にある電動役物30を後側から示した説明図である。図15は、演出位置にある第1装飾可動体31及び第2装飾可動体32と、その際の動作伝達機構の状態を後側から示した説明図である。図16は、第2装飾可動体32が退避位置から演出位置へ直線移動する様子を示した説明図である。図17は、モータ33を正回転させた際に、第1装飾可動体31が退避位置から演出位置へ回転移動する様子を前側から示した説明図である。図18は、モータ33を正回転させた際に、第1装飾可動体31が退避位置から演出位置へ回転移動する様子を後側から示した説明図である。図19は、第1装飾可動体31のみが演出位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図20は、演出位置にある第1装飾可動体31及び退避位置にある第2装飾可動体32と、その際の動作伝達機構の状態を前側から示した説明図である。図21は、第1装飾可動体31のみが演出位置にある電動役物30を後側から示した説明図である。図22は、演出位置にある第1装飾可動体31及び退避位置にある第2装飾可動体32と、その際の動作伝達機構の状態を後側から示した説明図である。図23は、モータ33を逆回転させた際に、第1装飾可動体31のみが退避位置から演出位置へ回転移動する様子を前側から示した説明図である。図24は、モータ33を逆回転させた際に、第1装飾可動体31のみが退避位置から演出位置へ回転移動する様子を後側から示した説明図である。
通常、第2装飾可動体32は、被ガイド部44がガイドバー59の略左端に位置して、装飾部32aが退避位置に位置した初期状態にある(図8、図10)。このとき、回動アーム58は、右上がりに傾斜する第1傾斜姿勢にあり、連結ボス45は、伝達孔62の下端に位置している(図9)。また、回動アーム58の被押圧面58aには、スライド用ボス60が当接している(図9)。そして、第2装飾可動体32は、被ガイド部44を貫通するガイドバー59が右上がりに傾斜していること、及びコイルバネの付勢力によって、当該初期状態で保持されている。一方、第1装飾可動体31は、第1可動部材36及び第2可動部材37の装飾部36a、37aが第2装飾可動体32の装飾部32aの後方に位置する退避位置に位置した初期状態にある(図8、図10)。このとき、第1可動部材36の腕部36bは、回動アーム58同様、右上がりに傾斜する第1回動姿勢にあり、回転用ボス61は、伝達溝39の略中央に位置している(図11)。
上記状態からモータ33が左回りに回転する(正回転する)と、ボス付きピニオン57も左回りに回転し、スライド用ボス60は右側へ移動する。したがって、回動アーム58は、スライド用ボス60に被押圧面58aを押されて右側へ回動し、上記第1傾斜姿勢から左上がりに傾斜する第2傾斜姿勢へと姿勢を変化させる(図16)。そして、この回動アーム58の回動に伴い、連結ボス45が伝達孔62内を相対的に移動しながら右側へ引っ張られることになり、被ガイド部44、ひいては第2装飾可動体32の装飾部32aがガイドバー59に沿って退避位置から右側へ移動し、最終的に被ガイド部44がガイドバー59の略右端に位置して、装飾部32aが演出位置へ至る(図12〜図15)。すなわち、第2装飾可動体32の装飾部32aが退避位置から演出位置へ直線移動する。一方、ボス付きピニオン57の回転に伴い、回転用ボス61は伝達溝39内を上方(回動軸部66や軸孔38から離れる側)へ移動しながら右側へ移動する。したがって、第1可動部材36の腕部36bが右側へ引っ張られ、第1可動部材36は回動軸部66を中心に回動する。そして、第1可動部材36の腕部36bは、上記第1回動姿勢から左上がりに傾斜する第2回動姿勢へと姿勢を変化させ、装飾部36aが右側へ突出する(図17、図18)。また、この第1可動部材36の回動に連動して、第2可動部材37も、案内突起71が長孔41内を相対的に移動しながら回動して、装飾部37aが右側へ突出し(図17、図18)、最終的に両可動部材36、37の装飾部36a、37aが演出位置へ至る(図12〜図15)。すなわち、第1装飾可動体31の装飾部36a、37aが退避位置から演出位置へ回転移動する。
なお、上述の如くして演出位置へ到達した両装飾可動体31、32の装飾部32a、36a、37aを退避位置へ復帰させるためには、モータ33を右回りに回転させて(逆回転させて)スライド用ボス60及び回転用ボス61を初期位置まで移動させればよい。すると、第1装飾可動体31の装飾部36a、37aは上記動作の逆を辿って演出位置から退避位置へ復帰する。一方、第2装飾可動体32では、コイルバネの付勢力及びガイドバー59が右下がりになっていることにより、スライド用ボス60に追従するような格好となって、装飾部32aが演出位置から退避位置へ復帰する。
一方、上記初期状態からモータ33が右回りに回転する(逆回転する)と、ボス付きピニオン57も右回りに回転し、スライド用ボス60は左側へ移動する。したがって、スライド用ボス60が被押圧面58aから離れることになり(図23)、回動アーム58は回動せず、ひいては第2装飾可動体32の装飾部32aは退避位置から移動しない(図19〜図22)。また、回転用ボス61は伝達溝39内を下方(回動軸部66や軸孔38に近づく側)へ移動しながら右側へ移動する。したがって、上記正回転した場合と同様に、第1可動部材36の腕部36bが右側へ引っ張られ、第1可動部材36は回動軸部66を中心に回動する。そして、第1可動部材36の腕部36bは、上記第1回動姿勢から左上がりに傾斜する第2回動姿勢へと姿勢を変化させ、装飾部36aが右側へ突出する(図24)。また、この第1可動部材36の回動に連動して、第2可動部材37も回動し、装飾部37aが右側へ突出し(図24)、最終的に両可動部材36、37の装飾部36a、37aが演出位置へ至る(図19〜図22)。すなわち、第1装飾可動体31の装飾部36a、37aが退避位置から演出位置へ回転移動する。そして、この回転移動は、回転用ボス61が回動軸部66に近い位置で右側へ移動するため、上記正回転させた場合の回転移動と比較して装飾部36a、37aの移動速度が速くなる。なお、このようにして演出位置へ到達した第1装飾可動体31の装飾部36a、37aを退避位置へ復帰させるためには、モータ33を左回りに回転させて(正回転させて)回転用ボス61を初期位置まで移動させればよい。すると、第1装飾可動体31の装飾部36a、37aは上記動作の逆を辿って演出位置から退避位置へ復帰する。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有する電動役物30を備えたパチンコ機1によれば、モータ33の駆動に応じて回転するボス付きピニオン57の後面における偏心位置に後方へ突出する回転用ボス61を設けるとともに、ボス付きピニオン57の回転に伴う回転用ボス61の移動に応じ、装飾部36a、37aが前後方向を軸として回転移動するように第1装飾可動体31を設けている。また、ボス付きピニオン57の前面における偏心位置に前方へ突出するスライド用ボス60を設けるとともに、ボス付きピニオン57の回転に伴うスライド用ボス60の移動に応じ、前後方向を軸として回動する回動アーム58を設け、該回動アーム58の下端に長孔状の伝達孔62を設け、さらにガイドバー59に沿う方向へのみ移動可能とされた被ガイド部44に連結ボス45を設けるとともに、当該連結ボス45を伝達孔62内で回転自在且つ伝達孔62内を移動可能に嵌入させることによって、回動アーム58の回動に応じて装飾部32aが直線移動するように第2装飾可動体32を取り付けている。したがって、1つのモータ33で装飾部36a、37aが回転移動する第1装飾可動体31と、装飾部32aが直線移動する第2装飾可動体32との両方を作動させることができるため、部品点数を少なくすることができ、コストの低減を図ることができる。また、モータを複数設置するものと比較して、モータの設置スペースを省スペース化することができるため、そのスペースを両装飾可動体31、32や他の電動役物のためのスペースとして利用することができ、たとえば両装飾可動体31、32を大型化したり、より広範囲にわたって移動させたりすることができる。
また、第1可動部材36にボス付きピニオン57側へ延びる腕部36bを設け、腕部36bに、第1可動部材36を回転可能に軸着するための軸孔38を設けるとともに、腕部36bの軸孔38よりも先端側に、回転用ボス61が嵌入し、且つ、回転用ボス61がボス付きピニオン57の回転に伴い、軸孔38に近づく側及び軸孔38から離れる側へ直線的に移動可能とした伝達溝39を設けており、ボス付きピニオン57が右回りに回転すると、回転用ボス61が伝達溝39内を軸孔38に近づく側へ移動することにより第1可動部材36が右側へ回動し、装飾部36aが退避位置から演出位置へ移動する一方、ボス付きピニオン57が左回りに回転すると、回転用ボス61が伝達溝39内を軸孔38から離れる側へ移動することにより第1可動部材36が右側へ回動し、装飾部36aが退避位置から演出位置へ移動するようにした。そのため、モータ33を右回りに回転させた場合と左回りに回転させた場合とで、装飾部36aの退避位置から演出位置への移動速度が異なる。したがって、モータ33の回転速度を変更したりすることなく、装飾部36aの移動速度を異ならせることができ、そのような移動速度が異なるといった従来にない演出が可能となるし、移動速度を速くするにあたってモータ33にかかる負荷を軽減することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、可動遊技手段における回転移動部や直線移動部、回転運動を直線運動に変換する変換機構等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、回転体に突設されたボスの回転運動を直線運動に変換する変換機構を介して回転体と第2装飾部とを連結しているが、モータの駆動に応じて回転するピニオン(ボス付きピニオンに相当する構成要素)に、直線状に噛合面が形成されたラックを噛合させるとともに、当該ラックに第2装飾部を設ける等し、ピニオンの回転に伴うラックの直線移動により、第2装飾部が退避位置と演出位置との間を直線移動するように構成してもよい。
また、変換機構を設けるにあたっても、上記実施形態の変換機構とは構成の異なる変換機構を採用可能である。たとえば、回動アーム側に突起を、第2装飾部側に長孔を夫々設けてもよいし、回動アームの下端に噛合面を、第2装飾部側に被噛合面を夫々設け、上記ラックの如く回動アームの回動に応じて第2装飾部が直線移動するように構成しても何ら問題はない。
さらに、回転移動部に関しても、上記実施形態の構成に何ら限定されることはなく、たとえば第1装飾部を有するピニオンを設置し、モータの駆動に応じたピニオン(ボス付きピニオンに相当する構成要素)の回転に伴い第1装飾部を有するピニオンが回転し、第1装飾部が退避位置と演出位置との間を回転移動するように構成してもよい。
さらにまた、上記実施形態のスライド用ボスと回動アームとの連係の如く、回転用ボスと第1装飾可動体の腕部とを連係させるような構成を採用することも当然可能であり、退避位置から演出位置へ移動させる際には、モータを必ず正回転させるといったように構成しても何ら問題はない。
さらに、回転移動部において、上記実施形態では第1可動部材に軸孔を、後ケースに回動軸部を夫々設けているが、第1可動部材に軸着部として軸部を設けても何ら問題はない。加えて、モータを右回りに回転させた場合の方が、第1装飾部の移動速度が速くなるように構成しているが、左回りに回転させた場合の方が、第1装飾部の移動速度が速くなるように構成することも勿論可能である。なお、上記実施形態の伝達溝に代えて、長孔やスリットを設けて構成してもよい。
またさらに、上記実施形態ではボス付きピニオンの前面に突設された第1ボスをスライド用ボス、後面に突設された第2ボスを回転用ボスとしている(すなわち、前側に直線移動する第2装飾部を、後側に回転移動する第1装飾部を夫々設けている)が、ボス付きピニオンの前面に突設された第1ボスを回転用ボスとし、後面側に突設された第2ボスをスライド用ボスとすることも当然可能である。
また、可動遊技手段をどこに設けるかといった事項、すなわちどのような位置を退避位置や演出位置とするかといった事項や、何個設けるかといった事項については適宜変更可能である。すなわち、上下方向への直線移動若しくは回転移動により第1装飾部や第2装飾部が退避位置から演出位置へ移動するように構成してもよい。さらにまた、第1装飾部や第2装飾部をどのような形状とするか等についても言うまでもなく適宜設計変更可能である。
さらに、可動遊技手段が作動する契機となる所定の条件についても、上記実施形態では演出用表示部において特定のリーチ演出が実行されるとしているが、他の条件(たとえば、確変大当たり等の特定特別遊技状態が生起したといった条件や、デモ演出中に押しボタンが操作されたといった条件等が考えられる)を所定の条件としてもよい。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、第1装飾部、第2装飾部、可動遊技手段、回転体、回転移動部、直線移動部、変換機構等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、30・・電動役物(可動遊技手段)、31・・第1装飾可動体、32・・第2装飾可動体、32a・・装飾部(第2装飾部)、32b・・第1腕部(直線移動部)、32c・・第2腕部、33・・モータ、36・・第1可動部材、36a・・装飾部(第1装飾部)、36b・・腕部(回転移動部、第2回動部)、37・・第2可動部材、37a・・装飾部、37b・・腕部、38・・軸孔(回転移動部、第2回動部)、39・・伝達溝(回転移動部)、44・・被ガイド部(直線移動部、変換機構)、45・・連結ボス(直線移動部、変換機構)、57・・ボス付きピニオン(回転体)、58・・回動アーム(第1回動部)、58a・・被押圧面、59・・ガイドバー(変換機構)、60・・スライド用ボス(第1ボス)、61・・回転用ボス(第2ボス)、62・・伝達孔(変換機構)、66・・回動軸部、70・・アーム軸部。

Claims (1)

  1. 所定の退避位置と演出位置との間を移動可能な第1装飾部及び第2装飾部を有する可動遊技手段備えられており、所定の条件が満たされると、前記第1装飾部及び前記第2装飾部が前記退避位置から前記演出位置へ移動する遊技機であって、
    前記可動遊技手段に、モータと、前記モータの駆動に応じて前後方向を軸として回転する回転体とけられ、
    前記回転体の前面における偏心位置に前方へ突出する第1ボスが、前記回転体の後面における偏心位置に後方へ突出する第2ボスが夫々設けられているとともに、前記回転体の回転に伴う前記第1ボスの移動に応じ、前後方向を軸として回動する第1回動部と、前記回転体の回転に伴う前記第2ボスの移動に応じ、前後方向を軸として回動する第2回動部とが夫々設けられており、
    前記第1回動部と前記第2回動部との何れか一方が、前記回転体の回転に応じて前後方向を軸として回転する回転移動部とされているとともに、他方が、回転運動を直線運動に変換する変換機構を介して、前記回転体の回転に応じて所定方向へ直線移動する直線移動部に取り付けられており、
    さらに、前記回転移動部に前記第1装飾部、前記直線移動部に前記第2装飾部夫々設けられており、
    前記第1装飾部は、前記一方の回動部の軸を中心とした回転移動により前記退避位置から前記演出位置へ移動し、前記第2装飾部は、直線移動により前記退避位置から前記演出位置へ移動することを特徴とする遊技機。
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