JP5861164B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばパチンコ機やスロットマシーンといった遊技機に関するものである。
従来、たとえば遊技機の一例であるパチンコ機には、種々の電動役物が設置されており、図柄の変動開始から確定表示までの間に電動役物を作動させることによって、遊技者に対して大当たりの期待感を抱かせるといった演出を実行するようなものが多数考案されている(たとえば特許文献1及び2)。
特開2010−158326号公報 特開2009−285117号公報
しかしながら、大多数の遊技機においては、特許文献1に開示されている遊技機のように、1つの移動体を有する電動役物を夫々単体で作動させるにすぎないため、電動役物を作動させた際の迫力といった演出効果に乏しいという問題がある。
また、特許文献2に開示されている遊技機のように、2つの電動役物(左右のカーテン部材)を同時に作動させるようなものも考案されている。しかしながら、このような遊技機においても、各電動役物の作動態様は一様でしかない、電動役物同士が前後方向で重なることはなく立体感に乏しい等、依然として電動役物を作動させた際の演出効果に乏しいという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、前後方向に重なって設置された複数の電動役物を従来にない斬新な作動態様で作動させることにより、迫力に富んだ演出を実行することができる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、第1スライド位置と第2スライド位置との間を左右方向へスライドするスライド体を有するスライド役物と、上昇位置と下降位置との間を上下方向へ昇降する昇降体を有する昇降役物と、前記スライド役物及び前記昇降役物の動作を制御する制御装置とが備えられた遊技機であって、前記スライド役物に、前記スライド体の前記第2スライド位置へのスライドに伴い、前記スライド体の一部を被覆するカバー部材が設けられているとともに、前記昇降役物に、前記上昇位置にある前記昇降体の後側で、且つ、前記下降位置にある前記昇降体の上側となる位置に固定されている固定体が設けられており、前記制御装置は、前記スライド役物において、前記スライド体を前記第1スライド位置左右にガタ付かせるガタ付き演出と、前記スライド体を前記第1スライド位置から前記第2スライド位置へとスライドさせるスライド演出とを実行するとともに、前記スライド演出に伴い、前記昇降役物において、前記昇降体を前記上昇位置から前記下降位置へと移動させる一方、前記第2スライド位置にあり、前記カバー部材に被覆されていない前記スライド体の部位と、前記固定体及び前記下降位置にある前記昇降体とが前後方向で重なった状態で露出するように、前記昇降役物の前方に前記スライド役物が設置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記昇降役物は、前後方向を軸として回転するモータと、前記モータの回転に伴い前後方向を軸として回転する回転体と、一端が前記昇降体に連結され、他端が上下方向へ揺動可能に軸着された左右方向へ長いアームとを備えており、前記回転体の偏心位置に、前方へ突出する係合突起を設ける一方、前記アームを、前記回転体の前方を横切るように設置するとともに、前記アームにおける前記係合突起の回転軌跡上となる位置に、前記回転体の回転に伴い前記係合突起が進入/退出する係合溝を設け、前記制御装置による制御のもと、前記モータの回転に伴い前記回転体が回転して、前記係合突起が前記係合溝内へ進入して前記係合突起と前記係合溝とが係合し、且つ、該係合状態において前記係合突起が前記係合溝内を移動することにより、前記昇降体が上昇する一方、更に前記回転体が回転して、前記係合突起が前記係合溝から退出して前記係合突起と前記係合溝との係合が解除されることにより、前記昇降体が自由落下して前記上昇位置から前記下降位置へと移動することを特徴とする。
尚、請求項1における「左右にガタ付かせる」とは、スライド体を左右交互に微小な距離だけ短時間でスライドさせることを言う。
本発明によれば、第2スライド位置にあり、カバー部材に被覆されていないスライド体の部位、固定体及び下降位置にある昇降体とが前後方向で重なった状態で露出するように、昇降役物の前方にスライド役物を設置しており、スライド役物において、スライド体を第1スライド位置において左右にガタ付かせるガタ付き演出と、スライド体を第1スライド位置から第2スライド位置へとスライドさせるスライド演出とを実行するとともに、スライド演出に伴い、昇降役物において、昇降体を上昇位置から下降位置へと移動させるという演出を実行する。したがって、派手で迫力があり、立体感や奥行き感のある従来にない演出を実行することができ、演出効果の高い遊技性に富んだ遊技機を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、昇降体を自由落下により上昇位置から下降位置へと移動させるため、たとえばギアやラック歯を介在させてスライドさせるような構成と比較すると、上昇位置から下降位置まで移動する時間を短くすることができ、スピード感のある演出を実行することができる。また、昇降体の上方にラック歯等を突設させる必要がないため、昇降体を上昇させた際にラック歯の逃げ等のためのスペースを設けなくてよく、昇降役物を上下方向でコンパクト化することができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 スライド体が露出位置にあるスライド役物を前面側から示した説明図である。 スライド体が露出位置にあるスライド役物を後面側から示した説明図である。 スライド体が被覆位置にあるスライド役物を前面側から示した説明図である。 スライド体が被覆位置にあるスライド役物を後面側から示した説明図である。 昇降体が上昇位置にある昇降役物を前面側から示した説明図である。 昇降体が上昇位置にある昇降役物を後面側から示した説明図である。 昇降体が下降位置にある昇降役物を前面側から示した説明図である。 昇降体が下降位置にある昇降役物を後面側から示した説明図である。 設置状態におけるスライド役物と昇降役物との位置関係を示した説明図である。 スライド役物においてスライド演出が実行され、昇降体が下降位置にある状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字や絵柄等からなる図柄を表示するための図柄表示部6が設けられている。さらに、図柄表示部6を囲むようにセンター部材26が遊技盤2に設置されており、該センター部材26には、図柄表示部6における演出等に関連して後述の如く作動する電動役物であるスライド役物35や昇降役物36、及びそれらの役物35、36とは別個に独立して作動する電動役物27が取り付けられている。加えて、遊技領域16には、一対の爪片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物17、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置18、遊技球が通過可能なゲート部材19や多数の遊技釘等が設置されている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させるためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、図柄表示部6に図柄を表示させるための液晶表示装置、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、図柄表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び払出装置12や表示制御装置等の動作を統合的に制御するとともに、スライド役物35や昇降役物36の作動を制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、31は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、32は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球がチューリップ式電動役物17へ入賞すると、メイン制御装置にて「大当たり抽選」を行う。該「大当たり抽選」は、乱数から1つの数値を取得する態様で行われ、取得した数値に応じて、「大当たり」であるか「外れ」であるかを決定するとともに、図柄の変動時間を決定する。そして、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である場合には、決定した変動時間だけ図柄を変動表示させた後、図柄表示部6に所定の「大当たり図柄」(たとえば、「7、7、7」等)を確定表示させる。さらに確定表示後、大入賞装置18の扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」を生起させる。一方、「大当たり抽選」の結果、「外れ」である場合には、決定した変動時間だけ図柄を変動表示させた後、図柄表示部6に「外れ図柄」(たとえば、「1、2、1」等)を確定表示させる。また、図柄の変動表示中(たとえばリーチ演出中等)において、サブ制御装置による制御のもと、スライド役物35及び昇降役物36を後述の如く作動させ、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
(スライド役物及び昇降役物の構造の説明)
スライド役物35及び昇降役物36は、上述したようにセンター部材26に設けられている。該センター部材26について簡略に説明すると、センター部材26は、両役物35、36や電動役物27を含んだ種々の部材を四角環状に組み付けてなるもので、中央には図柄表示部6を露出させるための大開口が形成されている。そして、スライド役物35及び昇降役物36は、図柄表示部6の上方となるセンター部材26の上辺部に設置されている。
ここで、まずスライド役物35について、図4〜図7をもとに詳述する。
図4は、スライド体40が露出位置にあるスライド役物35を前面側から示した説明図であり、図5は、スライド体40が露出位置にあるスライド役物35を後面側から示した説明図である。また、図6は、スライド体40が被覆位置にあるスライド役物35を前面側から示した説明図であり、図7は、スライド体40が被覆位置にあるスライド役物35を後面側から示した説明図である。尚、図5及び図7においては、スライド役物35の駆動機構を示すため、一部の部材(特に基板部材43)を省略している。
スライド役物35は、左右方向へスライドするスライド体40と、スライド体40をスライドさせるためのモータ47及びギヤ48a、48b等からなる駆動機構と、スライド体40を通常状態からスライドさせた際にスライド体40の一部40aを被覆するカバー部材42と、駆動機構やカバー部材42が取り付けられる基板部材43とを備えてなる。
スライド体40は、左右方向へ長く形成されたブロック体であって、その内部にはLEDが設置されている。また、スライド体40の後面上部には、上面に左右方向へ延びるラック歯44が形成された棒状部が一体的に設けられているとともに、棒状部の先端部には、スライド体40の位置を検知させるための突片(図示せず)が後方へ突設されている。さらに、スライド体40の後面下部には、内蔵されたLEDへ電源を供給するハーネスを挿通させるためのスリット45が形成されている。加えて、スライド体40の後面には、ロッド部材49を遊挿可能な遊挿部46、46・・が設けられている。
上記スライド体40は、左右方向へ長い板状体として形成された基板部材43の前面に備えられる。そして、該基板部材43の右上部には、前後方向を軸として回転するモータ47と、モータ47の回転に伴い回転するギヤ48a、48bとが設置されている。そして、ギヤ48bがラック歯44と噛合しており、モータ47の作動に伴いスライド体40を左右方向へスライド可能としている。また、基板部材43の右端部後面でモータ47の下方には、スライド体40のスライド位置を検知するためのセンサ50、50が設けられている。さらに、基板部材43の中央部分には、基板部材43の略左右全域にわたってロッド部材49が設けられている。該ロッド部材49は、スライド体40をスライド可能に支持するためのものであって、スライド体40のスライド時にはガイドとして機能する。また、ロッド部材49は、基板部材43を補強するための補強部材ともなっている。
さらに、基板部材43の右端部前面でモータ47の下方には、透光性を有さない材料で形成されたカバー部材42が設けられており、スライド体40が右方へスライドした際、スライド体40の一部40aがカバー部材42の後方へ入り込んで、遊技盤2の前面側から視認できないように構成している。
上述したようなスライド役物35は、基板部材43をセンター部材26側へネジ止めして設置されており、通常は、スライド体40を全体が露出する露出位置(第1スライド位置)に位置させている。そして、スライド役物35では、サブ制御装置による制御のもと、モータ47を極めて短時間で正逆交互に作動させることにより、スライド体40を露出位置において左右方向にガタ付かせる(すなわち、スライド体40を左右交互に微小な距離だけ短時間でスライドさせる)ガタ付き演出と、モータ47を同一方向へ継続的に作動させてスライド体40を右方へスライドさせ、スライド体40を露出位置からその一部40aがカバー部材42の後方へ入り込んだ被覆位置(第2スライド位置)へと移動させるスライド演出との2つの演出動作が実行される。尚、サブ制御装置は、スライド演出の終了に伴い、モータ47を逆方向へ回転させ、スライド体40を再び露出位置まで移動させる。また、ガタ付き演出やスライド演出時に、サブ制御装置は、スライド体40の内部に設置されているLEDを所定の態様で点灯/点滅させる。
次に、昇降役物36について、図8〜図12をもとに詳述する。
図8は、昇降体52が上昇位置にある昇降役物36を前面側から示した説明図であり、図9は、昇降体52が上昇位置にある昇降役物36を後面側から示した説明図である。また、図10は、昇降体52が下降位置にある昇降役物36を前面側から示した説明図であり、図11は、昇降体52が下降位置にある昇降役物36を後面側から示した説明図である。尚、図8及び図10においては、昇降役物36の駆動機構を示すため、一部の部材(特にケーシング部材54)について内部構造を示している。
昇降役物36は、固定体51と、昇降する昇降体52と、昇降体52を昇降移動させるためのモータ53等からなる駆動機構と、固定体51やモータ53等が固定されるケーシング部材54とを備えてなる。固定体51は、正面視が略半円状に形成されており、直線部が下側を向くような姿勢でケーシング部材54に固定されている。また、昇降体52は、固定体51を上下逆さにしたような正面視略半円状に形成されている。そして、昇降体52は、固定体51の前方を上下方向に昇降移動するように取り付けられており、上昇位置においては固定体51の前方に位置している一方、下降位置においては固定体51の下方に位置して、固定体51と昇降体52とで正面視が略円形の1つのオブジェクトとなる。尚、固定体51及び昇降体52の内部には、図示しないLEDが設置されている。
一方、昇降体52を昇降移動させるための駆動機構は、モータ53と、モータ53の回転に伴い回転する回転体55と、昇降体52から延設されており、回転体55の回転に応じて上下方向へ揺動するアーム56とからなる。モータ53は、固定体51の左方において前後方向を軸として回転可能にケーシング部材54に設置されている。また、回転体55は、モータ53の右方でモータ53と固定体51との間となる位置に、前後方向を軸として回転可能に取り付けられている。該回転体55は、図示しない複数のギアを介してモータ53と接続されており、モータ53の回転に伴い回転する。また、回転体55の回転中心から偏心した位置には、前方へ突出する係合突起57が設けられている。さらに、アーム56は、左右方向へ長い棒状に形成されており、一端(右端部)が昇降体52の後面に連結されている一方、他端(左端部)がケーシング部材54の左端に軸着されており、他端を中心として上下方向へ揺動可能に取り付けられている。また、アーム56は、回転体55の前方を横切るように設けられており、アーム56の略中央位置で、回転体55が回転した際に係合突起57の回転軌跡上となる位置には、回転体55の回転に伴い係合突起57が進入/退出可能な係合溝58が設けられている。
上述したような昇降役物36は、固定体51及びケーシング部材54をセンター部材26側へネジ止めして設置されており、通常は、回転体55の回転姿勢が所定の係合姿勢、すなわち係合突起57が係合溝58内に位置して係合突起57と係合溝58とが係合状態にある姿勢で止まっており、昇降体52を上昇位置で保持している。そして、昇降役物36では、サブ制御装置による制御のもと、モータ53が所定方向へ作動して回転体55を回転させ、係合突起57を係合溝58から退出させて両者の係合を解除することにより、昇降体52を自由落下させ、上昇位置から下降位置へ移動させるという演出動作が実行される。尚、サブ制御装置は、上記演出の終了に伴い、モータ53を再び所定方向へ作動させて、係合突起57を係合溝58に進入させて係合突起57と係合溝58とを係合させ、且つ、該係合状態において更に係合突起57を係合溝58内で移動させることにより、昇降体52を下降位置から持ち上げ、上昇位置へ復帰させる。また、ケーシング部材54には、アーム56は下方へ揺動した際にアーム56の下面が当接する規制壁が設けられており、下方へ揺動したアーム56が規制壁に当接することによって、昇降体52が下降位置を超えて下方へ移動することを防止する、すなわち昇降体52を下降位置で支持するようになっている。さらに、昇降体52を下降位置へ位置させるに伴い、サブ制御装置は、固定体51及び昇降体52の内部に設置されているLEDを所定の態様で点灯/点滅させる。
以上のようなスライド役物35及び昇降役物36は、図12に示すように、昇降役物36の前方にスライド役物35が位置するような状態で設置されている。そして、スライド体40は、固定体51及び昇降体52の前方に位置して(すなわち、固定体51及び昇降体52と前後方向で重なって)おり、スライド体40が被覆位置に位置した際には、スライド体40の被覆されていない部分が、固定体51及び昇降体52により形成された正面視円形のオブジェクトの中央部分の前方に位置するようになっている。
また、図13に示すように、昇降役物36は、スライド役物35のスライド演出に応じて作動するように設定されている。すなわち、サブ制御装置は、スライド役物35においてスライド演出が実行され、スライド体40が被覆位置へ移動したと同時に、昇降体52が落下して下降位置に位置するようにモータ47、53の作動を制御する。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
上述したようなパチンコ機1によれば、左右方向へスライドするスライド体40を有するスライド役物35と、上下方向へ昇降する昇降体52を有する昇降役物36とを、昇降役物36の前方にスライド役物36が位置するような状態で備えている。そして、スライド役物35では、モータ47を極めて短時間で正逆交互に作動させることにより、スライド体40を露出位置において左右方向にガタ付かせるガタ付き演出と、モータ47を同一方向へ継続的に作動させてスライド体40を右方へスライドさせ、スライド体40を露出位置からその一部40aがカバー部材42の後方へ入り込んだ被覆位置へと移動させるスライド演出との2つの演出動作が実行される。さらに、スライド役物35のスライド演出に同期させて、昇降役物36を作動させるようになっている。このように、1度に2つの電動役物を作動させる上、スライド体40と固定体51及び昇降体52とが前後方向で重なっているため、派手で迫力があり、立体感や奥行き感のある従来にない演出を実行することができ、演出効果の高い遊技性に富んだパチンコ機1を提供することができる。
また、昇降役物36では、モータ53の回転に伴い回転する回転体55の偏心位置に係合突起57を突設する一方、昇降体52を上下方向で揺動可能に支持するアーム56を、回転体55の前方を横切るように設けるとともに、該アーム56の係合突起57の回転軌跡上となる位置に係合突起57が進入/退出可能な係合溝58を設けている。そして、回転体55の回転に伴い、係合突起57を係合溝58へ進入させて係合突起57と係合溝58とを係合させ、且つ、該係合状態において更に係合突起57を係合溝58内で移動させることにより、昇降体52を下降位置から持ち上げ、上昇位置へ移動させる一方、モータ53を更に回転させて係合突起57を係合溝58から退出させ、両者の係合を解除することにより、昇降体52が自由落下して下降位置へ移動するように構成している。したがって、たとえばスライド役物35のスライド体40の如くラック歯44によりスライドさせるような構成と比較すると、上昇位置から下降位置まで移動する時間を短くすることができ、スピード感のある演出を実行することができる。また、昇降体52の上方にラック歯等を突設させる必要がない上、センター部材26の上部にラック歯の逃げ等のためのスペースを設ける必要もなく、昇降役物36、ひいてはセンター部材26を上下方向においてコンパクト化することができる。
(本発明の変更例の説明)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機そのものの構成、スライド役物及び昇降役物の形状や作動態様等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、スライド役物35においてスライド体40を露出位置から被覆位置へ移動させるに伴い、昇降役物36を作動させるように構成しているが、反対にスライド体40を被覆位置から露出位置へ移動させるに伴い、昇降役物36を作動させるように構成することも可能である。
また、スライド役物35においてスライド演出と昇降役物36との作動とを必ずしも同時に行う必要はなく、たとえばスライド演出が実行されていないにも拘わらず昇降役物36が作動したり、スライド役物35がスライド演出したにも拘わらず昇降役物36が作動しないといった演出態様をもたせるようにしても何ら問題はない。
さらに、昇降役物36を昇降させる機構として、上記実施形態とは異なり、スライド役物35に利用しているようなラック歯を昇降体52に取り付けて昇降体52を昇降させるような機構を採用することも可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機としてパチンコ機を採用しているが、スライド役物及び昇降役物を備えてさえいれば、たとえばスロットマシーン等の他の遊技機に適用することも可能である。
1・・パチンコ機(遊技機)、35・・スライド役物、36・・昇降役物、40・・スライド体、42・・カバー部材、43・・基板部材、44・・ラック歯、47・・モータ、48a、48b・・ギヤ、49・・ロッド部材、51・・固定体、52・・昇降体、53・・モータ、54・・ケーシング部材、55・・回転体、56・・アーム、57・・係合突起、58・・係合溝。

Claims (2)

  1. 第1スライド位置と第2スライド位置との間を左右方向へスライドするスライド体を有するスライド役物と、上昇位置と下降位置との間を上下方向へ昇降する昇降体を有する昇降役物と、前記スライド役物及び前記昇降役物の動作を制御する制御装置とが備えられた遊技機であって、
    前記スライド役物に、前記スライド体の前記第2スライド位置へのスライドに伴い、前記スライド体の一部を被覆するカバー部材が設けられているとともに、
    前記昇降役物に、前記上昇位置にある前記昇降体の後側で、且つ、前記下降位置にある前記昇降体の上側となる位置に固定されている固定体が設けられており、
    前記制御装置は、前記スライド役物において、前記スライド体を前記第1スライド位置左右にガタ付かせるガタ付き演出と、前記スライド体を前記第1スライド位置から前記第2スライド位置へとスライドさせるスライド演出とを実行するとともに、前記スライド演出に伴い、前記昇降役物において、前記昇降体を前記上昇位置から前記下降位置へと移動させる一方、
    前記第2スライド位置にあり、前記カバー部材に被覆されていない前記スライド体の部位と、前記固定体及び前記下降位置にある前記昇降体とが前後方向で重なった状態で露出するように、前記昇降役物の前方に前記スライド役物が設置されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記昇降役物は、前後方向を軸として回転するモータと、前記モータの回転に伴い前後方向を軸として回転する回転体と、一端が前記昇降体に連結され、他端が上下方向へ揺動可能に軸着された左右方向へ長いアームとを備えており、
    前記回転体の偏心位置に、前方へ突出する係合突起を設ける一方、前記アームを、前記回転体の前方を横切るように設置するとともに、前記アームにおける前記係合突起の回転軌跡上となる位置に、前記回転体の回転に伴い前記係合突起が進入/退出する係合溝を設け、
    前記制御装置による制御のもと、前記モータの回転に伴い前記回転体が回転して、前記係合突起が前記係合溝内へ進入して前記係合突起と前記係合溝とが係合し、且つ、該係合状態において前記係合突起が前記係合溝内を移動することにより、前記昇降体が上昇する一方、
    更に前記回転体が回転して、前記係合突起が前記係合溝から退出して前記係合突起と前記係合溝との係合が解除されることにより、前記昇降体が自由落下して前記上昇位置から前記下降位置へと移動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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