JP5467213B2 - 可動役物装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機に備えられる可動役物装置に係り、特に、電子抽選の結果を役物本体の上下動によって遊技者に示唆するようにした可動役物装置に関するものである。
パチンコ機に代表される弾球遊技機の中には、遊技盤の遊技領域に可変表示装置や始動入賞口を配設し、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入球することを契機に電子抽選を行い、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示および停止表示を行うようにした機種が存在する。電子抽選の抽選結果には当たり(当選)とハズレ(非当選)があり、抽選結果が当たりの場合には、可変表示装置の表示画面に所定の特別図柄の組み合わせが表示され、通常モードから特別遊技モードへと移行する。この特別遊技モードでは、例えばアタッカーを開放動作して露呈される大入賞口に遊技球が入るので、遊技者は多くの賞球を獲得できるようになっている。
このような弾球遊技機において、可動態様を変化させることができる役物本体を遊技領域の適宜位置に配置し、電子抽選で当選していることを遊技者に役物本体の可動態様によって示唆するようにした可動役物装置が広く採用されている。かかる可動役物装置は、モータやソレノイド等からなるアクチュエータと、このアクチュエータを駆動源として種々の運動を行う役物本体とを備えており、従来より、可変表示装置の上方位置に横長形状の役物本体を配置し、この役物本体を可変表示装置の表示画面の前方で上下方向に往復移動させるようにした可動役物装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された可動役物装置は、ガイドレールによって上下方向に案内された役物本体と、この役物本体を最上位置でロック/アンロック状態に切り替えるロック機構と、このロック機構を動作させる第1モータと、役物本体をガイドレールに沿って最下位置から最上位置まで上昇させる昇降機構と、この昇降機構の駆動源である第2モータ等を備えており、役物本体の左右両側部には一対の長孔が形成されている。ロック機構は、第1モータによって回転動作されるカム部材と、左右方向へ移動可能な固定部材と、この固定部材を一方向へ付勢するスプリングとで構成されており、固定部材はカム部材の回転によって左右方向へ往復移動されるようになっている。昇降機構は、互いの円弧状ギア同士を噛合させて同期回転する一対の回動アームと、第2モータによって回転動作される駆動アームとで構成されており、この駆動アームの先端部は一方の回動アームに連結されている。また、両回動アームの先端部には係止突起と連結ピンが設けられており、連結ピンは役物本体の長孔に挿入されている。
このように概略構成された可動役物装置において、一対の回動アームが両連結ピン間の距離を最長とする水平姿勢にあり、その先端部に設けられた係止突起が固定部材に係止したロック状態となっているとき、役物本体は表示画面の上部の最上位置で停止している。この状態で第1モータを始動すると、カム部材の回転によって固定部材がスプリングの付勢力に抗して水平方向へ移動するため、係止突起と固定部材の係止が解除されて両回動アームはアンロック状態となる。その結果、水平姿勢にあった両回動アームが役物本体の自重を受けて下方側へ同期回転すると共に、両回動アームの先端部に連結された役物本体がガイドレールに案内されながら自由落下し、両回動アームがストッパに当接してハの字状姿勢で停止すると、役物本体が表示画面の前方を最下位置まで下降して停止する。また、役物本体が最下位置にあるときに第2モータを始動すると、駆動アームの回転力を受けて両回動アームが上記と逆向きに同期回転するため、役物本体が表示画面の前方を最上位置まで上昇し、当該位置で第1モータを始動して係止突起と固定部材をロック状態にすることにより、役物本体は再び最上位置に停止状態で保持される。
特開2008−246014号公報
特許文献1に開示された可動役物装置では、役物本体を最上位置でロック/アンロック状態に切り替えるロック機構と、最下位置まで自由落下した役物本体を最上位置まで上昇させる昇降機構とを備えており、これらロック機構と昇降機構を用いて役物本体を最上位置と最下位置との間で上下動させることができるため、例えばスーパーリーチ時に表示画面の表示内容と役物本体の上下方向の動きを関連付けることにより、興趣性の高い可動演出を実現することができる。しかしながら、ロック機構の駆動源である第1モータと昇降機構の駆動源である第2モータという2種類のモータを必要とするため、これら2つのモータによって部品コストが高騰したり、2つのモータを含めた機構部品の配置スペースが大型化するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、1つのモータを駆動源として役物本体にインパクトのある上下動を行わせることができる可動役物装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、遊技盤の遊技領域に配設され、電子抽選の結果を可動態様によって遊技者に示唆する可動役物装置において、モータが取り付けられたベース部材と、前記モータを駆動源として前記遊技盤の盤面と平行な面内を回転する駆動体と、この駆動体の回転中心軸と平行な支軸を中心に前記ベース部材に揺動可能に支持された回動アームと、この回動アームに回転可能に吊り下げられた役物本体と、この役物本体を最上位置と最下位置との間で上下方向に案内するガイド手段とを備え、前記駆動体にその回転中心軸と平行に延びる突起を設け、前記回動アームに前記支軸から径方向外側へ向かって延びるガイド溝を設けると共に、このガイド溝の内方側端部に前記突起の出入動作を許容する出入口を形成し、前記突起が前記ガイド溝内にあるとき、前記駆動体の回転が前記突起と前記ガイド溝の係合を介して前記回動アームに伝達されるようになし、前記突起が前記ガイド溝から外れたとき、前記回動アームが前記役物本体の自重で待機位置まで回転して前記役物本体を最下位置に停止させると共に、この待機位置で前記出入口が前記突起の回転軌跡上に位置するように構成した。
このように構成された可動役物装置では、モータを駆動源として回転する駆動体の突起が回動アームのガイド溝内にあるとき、駆動体の回転が突起とガイド溝の係合を介して回動アームに伝達されるため、回動アームの回転に連動して役物本体を最下位置と最上位置との間で上下動させることができる。また、突起がガイド溝から外れる位置まで駆動体を一方向へ回転すると、回動アームが役物本体の自重によって突起から離れる方向へ回転するため、最上位置まで持ち上げられていた役物本体を最下位置に向かって勢い良く落下させることができる。このとき、回動アームは待機位置で停止してガイド溝の出入口を突起の回転軌跡上に位置させており、駆動体の同方向へのさらなる回転によって突起を出入口からガイド溝内に入り込ませることができるため、回動アームの回転に連動して最下位置まで落下した役物本体を最上位置まで上昇させることができる。
上記の構成において、回動アームが支軸から異なる方向へ延びる一対の腕部を有し、役物本体が一方の腕部の先端に吊り下げられていると共に、ガイド溝が他方の腕部に設けられており、かつ、支軸を通る鉛直線上に駆動体の回転中心が位置していると、モータから役物本体に至る動力伝達機構を全体的にコンパクトな構造にすることができて好ましい。
また、上記の構成において、回動アームが待機位置で停止しているとき、突起がガイド溝から外れるときと同じ方向に駆動体を回転することにより、突起を出入口からガイド溝内に入り込ませるようにすると、駆動体を一方向へ連続的に回転させる単純な動作により、役物装置を最上位置と最下位置との間で往復移動させることができて好ましい。
本発明の可動役物装置は、モータを駆動源として駆動体が1回転する間に、駆動体の突起を回動アームのガイド溝と選択的に係脱させることにより、役物本体を最下位置と最上位置との間で上下動させたり、最上位置に持ち上げられていた役物本体を最下位置に向かって勢い良く落下させることができるため、1つのモータを駆動源として役物本体にインパクトのある上下動を行わせることができる。
パチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1のパチンコ機に備えられる遊技盤の正面図である。 本発明の実施形態例に係る可動役物装置が動作状態にあるときの該遊技盤の正面図である。 該可動役物装置の正面図である。 該可動役物装置の背面図である。 該可動役物装置の平面図である。 該可動役物装置の側面図である。 該可動役物装置の斜視図である。 該可動役物装置の分解斜視図である。 該可動役物装置に備えられる役物本体が最下位置へ落下した状態を示す正面図である。 該役物本体が最下位置から最上位置へ落下する途中状態を示す正面図である。 該可動役物装置に備えられる駆動体と回動アームの位置関係を示す動作説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の可動役物装置が適用されたパチンコ機Pは、遊技場の島設備に配置される機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2に収納保持された後述する遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉4と、前面枠2の下方に配設された前面ボード5と、前面ボード5に取り付けられた発射ハンドル6等を具備しており、前面ボード5には受け皿7が設けられている。
図2と図3に示すように、遊技盤3の盤面はガイドレール8等で囲まれた遊技領域9となっており、発射ハンドル6が遊技者によって任意角度に回転操作されると、図示せぬ発射装置が受け皿7に貯留された遊技球を遊技領域9に向けて連続的に打ち出すようになっている。遊技領域9の上部中央付近には中央役物ユニット10が配設されており、この中央役物ユニット10は、中央部に矩形状の開口11を有する枠状の装飾ケース12と、装飾ケース12の上壁部に配置された後述する可動役物装置13とを具備している。また、中央役物ユニット10の裏面には液晶パネル(LCD)からなる可変表示装置14が配設されており、この可変表示装置14の表示画面14aは装飾ケース12の開口11から露出している。
装飾ケース12には、上側ステージ15aと下側ステージ15bとで構成される二段ステージ15が設けられている。上側ステージ15aは開口11の下辺に沿って左右方向に延びており、下側ステージ15bは上側ステージ15aの下面に沿って左右方向に延びている。上側ステージ15aの中央部には導入口(図示せず)が形成されており、この導入口は下側ステージ15bの中央部下方に設けられた導出口16に連通している。また、装飾ケース12の左側壁には中空構造のワープ通路12aが形成されており、このワープ通路12aの入口は遊技領域9に開口していると共に、ワープ通路12aの出口は上側ステージ15aの左上部に開口している。したがって、中央役物ユニット10の左側の遊技領域9を流下する遊技球がワープ通路12aに入球すると、その遊技球はワープ通路12aの内部を通って上側ステージ15a上に導かれた後、前記導入口から導出口16を経て下方の遊技領域9に向けて排出される。
装飾ケース12の真下位置には第1の始動入賞口17と第2の始動入賞口18が上下に近接配設されており、導出口16から排出された遊技球は高い確率で第1の始動入賞口17へ導かれるようになっている。ここで、第1の始動入賞口17は上面に入賞孔が開口された単純構造の始動入賞口であるが、第2の始動入賞口18は一対の可動片を有する電動チューリップ構造の始動入賞口となっている。そして、第1および第2の始動入賞口17,18のいずれか一方に遊技球が入賞すると、それを契機として特別図柄表示の電子抽選が行われ、可変表示装置14の表示画面14a上で図柄の変動表示と停止表示が行われる。また、中央役物ユニット10の左側には通過チャッカー19が配設されており、この通過チャッカー19を遊技球が通過したことを契機に普通図柄表示の電子抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に第2の始動入賞口18の可動片を一時的に開放して遊技球の入球を許可するようになっている。
さらに、第2の始動入賞口18の真下位置にはアタッカー20が配設されており、このアタッカー20によって図示せぬ大入賞口が覆われている。アタッカー20は、第1および第2の始動入賞口17,18のいずれか一方に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄表示の電子抽選の結果、当たりとなって大当たり遊技状態(特別遊技モード)に移行した場合に作動される装置である。具体的には、特別図柄表示の抽選結果が当たりの場合、可変表示装置14の表示画面14a上で図柄の変動表示を例えば「777」のように特定図柄で停止させると共に、アタッカー20が複数回繰り返し開放動作して大入賞口を露呈させる。アタッカー20は1回の開放動作について例えば30秒通過するまで、あるいは遊技球が大入賞口に例えば10個入球するまで開放状態を維持し、かかる開放動作を例えば15回繰り返した後に大当たりが終了する。その他、遊技領域9には遊技球の流下経路を担う遊技釘(図示せず)と風車21や、遊技球の払い出しのみを行う複数の一般入賞口22等が配設されており、いずれの始動入賞口17,18や一般入賞口22にも入賞しなかった遊技球は、遊技領域9の最下端部に設けられたアウト口23から遊技盤3の裏面側に排出されるようになっている。
図4〜図12に示すように、本発明の実施形態例に係る可動役物装置13は、装飾ケース12の上部内壁に固定されたベース部材24と、ベース部材24に取り付けられたモータ25と、モータ25を駆動源として回転する駆動体26と、駆動体26の原点位置を検出するフォトインタラプタ27と、ベース部材24に揺動可能に支持された回動アーム28と、回動アーム28の先端部に回転可能に連結された金属板製のブラケット29と、ブラケット29に固定された役物本体30等によって主として構成されている。
モータ25は減速ギアユニット31に積層・一体化されており、減速ギアユニット31の出力軸31aは遊技盤3の盤面と直交する方向へ突出している。この出力軸31aには駆動体26が固着されており、駆動体26は出力軸31aを回転中心軸Oとして回転する。駆動体26には突起26aと検出片26bが形成されており、突起26aの軸線方向と回転中心軸Oは互いに平行に設定されている。したがって、モータ25を駆動源として駆動体26が回転すると、突起26aは回転中心軸Oを中心とする仮想円P(図12の2点鎖線)上を回転する。検出片26bは回転中心軸Oから径方向の外側へ突出しており、この検出片26bは遊技盤3の盤面と平行な面内を回転する。フォトインタラプタ27は凹溝27aを有する光センサであり、図示せぬ発光素子と受光素子が凹溝27aを介して対向配置されている。フォトインタラプタ27は基台32を介してベース部材24に取り付けられており、検出片26bの先端部は凹溝27aを横切るように回転する。
回動アーム28は互いに略直交方向へ延びる一対の腕部28a,28bを有する合成樹脂の成形品であり、その中央部がベース部材24に植設された支軸33に揺動可能に支持されている。支軸33の軸線方向と駆動体26の回転中心軸Oも互いに平行に設定されており、図12に示すように、支軸33を通る鉛直線をLとすると、駆動体26の回転中心軸Oはこの鉛直線L上に位置している。回動アーム28の一方の腕部28aの先端部には円筒状のボス28cが突設されており、このボス28cはブラケット29の上端部裏面に設けられた横長形状の連結溝29aに挿入されている(図5参照)。また、回動アーム28の他方の腕部28bの裏面には一対のリブ状突起28d,28eが形成されており、これらリブ状突起28d,28eの間にガイド溝34が画成されている。このガイド溝34は回動アーム28の回転中心である支軸33から径方向外側へ向かって直線状に延びており、詳細な動作については後述するが、駆動体26の回転に伴って突起26aがガイド溝34に出入動作するようになっている。なお、ガイド溝34は長手方向の両端が開口しており、そのうち支軸33に近い方の開口が突起26aの出入口34aとなっている。
ブラケット29には上下方向に延びる複数の長孔29bが形成されており、これら長孔29bはベース部材24に固定されたガイドワッシャー35に抜け止めされた状態で係合している。したがって、回動アーム28が支軸33を中心に揺動回転すると、ブラケット29と役物本体30が回動アーム28に吊り下げられた状態で上下方向へ一体的に移動し、これら長孔29bとガイドワッシャー35によって役物本体30を最上位置と最下位置との間で上下方向に案内するガイド手段が構成されている。
役物本体30は全体的に横長箱形状をした中空構造体であり、光透過性の合成樹脂を用いて成形されている。役物本体30はブラケット29の下部先端に固定されており、その前面にはロゴタイプ等の装飾が施されている。図示省略されているが、役物本体30の内部には多数のLEDを実装した回路基板が収納されており、この回路基板とベース部材24に取り付けられた中継基板36とはFPCを介して接続されている。なお、モータ25と中継基板36は遊技盤3の裏面側に配設された制御基板(図示せず)とワイヤーハーネスを介して接続されており、この制御基板から出力される制御信号に基づいてモータ25の回転方向と回転量が制御されると共に、回路基板上のLEDが点灯動作されるようになっている。また、フォトインタラプタ27もワイヤーハーネスを介して制御基板と接続されており、フォトインタラプタ27の出力信号が制御基板に取り込まれることにより、駆動体26の原点位置が検出されるようになっている。
次に、このように構成された可動役物装置13の動作を説明する。
本実施形態例に係る可動役物装置13において、通常、役物本体30は図4〜図8に示す最上位置に持ち上げられており、当該位置をホームポジションと呼ぶと、図2に示すように、役物本体30はホームポジションで可変表示装置14の表示画面14aの上方に保持されている。この場合、図12(a)に示すように、駆動体26の突起26aは鉛直線Lの左側方で回動アーム28のガイド溝34と係合しており、回動アーム28は役物本体30を最上位置に持ち上げた状態で停止している。また、駆動体26の検出片26bは鉛直線L上でフォトインタラプタ27の凹溝27a内に位置しており、この検出片26bによってフォトインタラプタ27の発光素子から受光素子に向かう光路が遮断されているため、フォトインタラプタ27の出力信号に基づいて駆動体26が原点位置にあることを検出できる。
このように役物本体30がホームポジションにあるときにモータ25を一方向(図12の時計回り方向)に回転すると、モータ25を駆動源として駆動体26が同方向へ回転し、それに伴って突起26aがガイド溝34の出入口34aに向かって仮想円P上を回転する。そして、突起26aがガイド溝34の出入口34aから外れる位置まで回転すると、図12(b)に示すように、回動アーム28が役物本体30の自重によって同図の反時計回り方向に揺動回転するため、回動アーム28の先端部に連結されたブラケット29が長孔29bとガイドワッシャー35との係合部分で案内されながら下方へ移動し、長孔29bの上端がガイドワッシャー35に当接した時点でブラケット29は停止する。その結果、ブラケット29を介して回動アーム28の先端部に吊り下げられた役物本体30が勢い良く落下し、この役物本体30は図10に示す最下位置に保持される。すなわち、ホームポジションにおいて表示画面14aの上方に保持されていた役物本体30は、表示画面14aの前方を所定量だけ勢い良く落下して図3に示す最下位置で停止し、当該位置で表示画面14aの上部領域内に露呈することになる。なお、役物本体30が最上位置と最下位置を含む任意位置にあるとき、例えば役物本体30が落下している途中や最下位置で停止したとき、前述したLEDを点灯あるいは点滅させることにより、落下動作する役物本体30の前面からLEDの光が放射されるというライティング演出を行うことができる。
ここで、役物本体30が最下位置で停止しているとき、反時計回り方向に揺動回転した回動アーム28は図12(b)に示す待機位置で停止しており、それに伴ってガイド溝34は鉛直線Lの右側方へ移行して出入口34aを仮想円P上に位置させている。したがって、役物本体30が最下位置で停止しているときにモータ25を時計回り方向に回転すると、駆動体26の突起26aが仮想円P上を同方向へ回転して出入口34aからガイド溝34に入り込り、再び突起26aとガイド溝34が係合状態になる。この状態でモータ25を時計回り方向にさらに回転すると、仮想円P上を回転する突起26aがガイド溝34内を移動するため、図12(c)に示すように、回動アーム28が支軸33を中心に同図の時計回り方向に揺動回転し、それに伴ってブラケット29と役物本体30が最下位置から上昇する。そして、検出片26bがフォトインタラプタ27の凹溝27a内に入り込むと、フォトインタラプタ27から駆動体26の原点位置を検知する信号が出力され、この検知信号に基づいてモータ25の回転を停止すると、役物本体30は図4〜図8に示す最上位置まで持ち上げられてホームポジションに戻る。
なお、役物本体30が最下位置から最上位置に向かって上昇する途中、すなわち、突起26aとガイド溝34が図12(c)に示す係合状態にあるとき、モータ25を正逆両方向へ微小角度だけ往復回転すると、役物本体30を最下位置と最上位置間の任意位置で小刻みに揺らすことができる。そして、このような役物本体30の揺らし動作や前述した上下動作は、遊技球が第1および第2の始動入賞口17,18のいずれか一方に入賞したことを契機に行われる特別図柄表示の電子抽選の結果に応じて単独または複合的に動作されるようになっている。例えば、スーパーリーチ時などに役物本体30を表示画面14aの上部領域に勢い良く落下させた後、そのままホームポジション(最上位置)までゆっくりと上昇させたり、あるいは、その上昇途中で小刻みに揺らしてからホームポジションへ戻す、というように役物本体30の可動態様にバリエーションを持たせるようになっており、遊技者はその可動態様によって大当たりである可能性が高いのではないかとドキドキしながら遊技を楽しむことができる。
以上説明したように本実施形態例に係る可動役物装置13では、モータ25を駆動源として回転する駆動体26の突起26aが回動アーム28のガイド溝34内にあるとき、駆動体26の回転が突起26aとガイド溝34の係合を介して回動アーム28に伝達されるため、回動アーム28の揺動回転に連動して役物本体30を最下位置と最上位置との間で上下動させることができる。また、突起26aがガイド溝34から外れる位置まで駆動体26を一方向へ回転すると、回動アーム28が役物本体30の自重によって突起26aから離れる方向へ揺動回転するため、最上位置まで持ち上げられていた役物本体30を最下位置に向かって勢い良く落下させることができる。このとき、回動アーム28は待機位置で停止してガイド溝34の出入口34aを突起26aの回転軌跡(仮想円P)上に位置させており、駆動体26の同方向へのさらなる回転によって突起26aを出入口34aからガイド溝34内に入り込ませることができるため、回動アーム28の回転に連動して最下位置まで落下した役物本体30を最上位置まで上昇させることができる。すなわち、モータ25を駆動源として駆動体26が原点位置から360度回転(1回転)する間に、表示画面14a上方のホームポジションに保持されていた役物本体30を勢い良く落下させて表示画面14aの上部領域内に露呈させた後、この役物本体30を再びホームポジションへ上昇させることができ、1つのモータ25を用いて役物本体30にインパクトのある上下動を行わせることができる。
また、回動アーム28が支軸33を中心に略直交方向へ延びる一対の腕部28a,28bを有し、役物本体30に一体化されたブラケット29が一方の腕部28aの先端部に回転可能に吊り下げられていると共に、ガイド溝34が他方の腕部28bに形成されており、かつ、支軸33を通る鉛直線L上に駆動体26の回転中心軸Oが位置するように設定されているため、モータ26から役物本体30に至る動力伝達機構を全体的にコンパクトな構造にすることができる。さらに、駆動体26に径方向の外側へ突出する検出片26bを設けると共に、ベース部材24に検出片26bの回転位置を検出可能なフォトインタラプタ(光センサ)27を配設したため、駆動体26の原点位置を検出するための検出構造を簡素化することができる。
3 遊技盤
9 遊技領域
10 中央役物ユニット
12 装飾ケース
13 可動役物装置
14 可変表示装置
14a 表示画面
24 ベース部材
25 モータ
26 駆動体
26a 突起
26b 検出片
27 フォトインタラプタ(光センサ)
27a 凹溝
28 回動アーム
28a,28b 腕部
28c ボス
28d,28e リブ状突起
29 ブラケット
29a 連結溝
29b 長孔
30 役物本体
31 減速ギアユニット
31a 出力軸
33 支軸
34 ガイド溝
34a 出入口
35 ガイドワッシャー
L 鉛直線
P 仮想円(突起の回転軌跡)

Claims (3)

  1. 遊技盤の遊技領域に配設され、電子抽選の結果を可動態様によって遊技者に示唆する可動役物装置において、
    モータが取り付けられたベース部材と、前記モータを駆動源として前記遊技盤の盤面と平行な面内を回転する駆動体と、この駆動体の回転中心軸と平行な支軸を中心に前記ベース部材に揺動可能に支持された回動アームと、この回動アームに回転可能に吊り下げられた役物本体と、この役物本体を最上位置と最下位置との間で上下方向に案内するガイド手段とを備え、
    前記駆動体にその回転中心軸と平行に延びる突起を設け、前記回動アームに前記支軸から径方向外側へ向かって延びるガイド溝を設けると共に、このガイド溝の内方側端部に前記突起の出入動作を許容する出入口を形成し、
    前記突起が前記ガイド溝内にあるとき、前記駆動体の回転が前記突起と前記ガイド溝の係合を介して前記回動アームに伝達されるようになし、前記突起が前記ガイド溝から外れたとき、前記回動アームが前記役物本体の自重で待機位置まで回転して前記役物本体を最下位置に停止させると共に、この待機位置で前記出入口が前記突起の回転軌跡上に位置するようにしたことを特徴とする可動役物装置。
  2. 請求項1の記載において、前記回動アームが前記支軸から異なる方向へ延びる一対の腕部を有し、前記役物本体が一方の前記腕部の先端に吊り下げられていると共に、前記ガイド溝が他方の前記腕部に設けられており、かつ、前記支軸を通る鉛直線上に前記駆動体の回転中心が位置していることを特徴とする可動役物装置。
  3. 請求項1または2の記載において、前記回動アームが前記待機位置で停止しているとき、前記突起が前記ガイド溝から外れるときと同じ方向に前記駆動体を回転することにより、前記突起を前記出入口から前記ガイド溝内に入り込ませるようにしたことを特徴とする可動役物装置。
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