JP6458259B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、スライド手段が、固定レールと、固定レール上をスライドする移動レールと、移動レール上をスライドする移動体とを備えているため、移動体のスライド速度が速く、より可動遊技手段による演出効果の高い遊技機とすることができる。さらに、移動体をスライドさせるためのモータ等の駆動手段が必要でなく、部品点数の削減やそれに伴うコスト低下といった効果に加え、煩雑な配線作業を必要としない、配線用のスペースを確保する必要がない等の効果もある。
加えて、装飾体に、飾り部を有する飾り部材を、飾り部が装飾体内に位置する退避姿勢と、飾り部が装飾体から突出する演出姿勢との間を回動可能に設けるとともに、固定レールに作用突起を、飾り部材に、作用突起との干渉を避けるための逃げ部と、逃げ部から連続して設けられ、作用突起が干渉可能な被作用部とを夫々設け、装飾体が第1位置にある際には、作用突起が逃げ部に対応した位置にあって、飾り部材が退避姿勢をとっており、作用突起が、装飾体の先端位置側へのスライドに伴って被作用部側へ相対的に移動し、被作用部に干渉することによって、飾り部材を退避姿勢から演出姿勢へ姿勢変更させるようにしている。したがって、装飾体の内部にソレノイドやモータ等の駆動手段を設けずとも、飾り部材を作動させることができるため、部品点数を減らすことができ、コストの低減を図ることができる上、煩雑な配線作業や配線に係るスペース確保に係る問題が生じない。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、装飾可動体32が退避位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、装飾可動体32が演出位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図4は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
さらに、図柄の変動表示中において、特定のリーチ演出が実行される等といったように所定の条件が満たされると、サブ制御装置による制御のもと電動役物31を作動させ、後述の如き動作で装飾可動体32を退避位置から演出位置へ移動させ、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
ここで、本発明の要部となる電動役物31について、図5〜図18にもとづき詳細に説明する。
図5は、装飾可動体32が退避位置にある状態の電動役物31を前側から示した説明図である。図6は、装飾可動体32が演出位置にある状態の電動役物31を前側から示した説明図である。図7は、支持アーム体56が第1回動姿勢にある状態の回動機構及びスライド機構を前側から示した説明図である。図8は、支持アーム体56が第2回動姿勢にある状態の回動機構及びスライド機構を前側から示した説明図である。図9は、分解状態にある回動機構を前側から示した斜視説明図である。図10は、分解状態にある回動機構を後側から示した斜視説明図である。図11は、スライド機構及び分解状態にある装飾可動体32を前側から示した斜視説明図である。図12は、スライド機構及び分解状態にある装飾可動体32を後側から示した斜視説明図である。図13は、上飾り部材68及び下飾り部材69が退避姿勢にある状態の装飾可動体32の内部を前側から示した説明図である。図14は、退避姿勢にある下飾り部材69と作用突起63との関係を前側から示した説明図である。図15は、退避姿勢にある上飾り部材68及び下飾り部材69と作用突起63との関係を後側から示した説明図である。図16は、上飾り部材68及び下飾り部材69が演出姿勢にある状態の装飾可動体32の内部を前側から示した説明図である。図17は、演出姿勢にある下飾り部材69と作用突起63との関係を前側から示した説明図である。図18は、演出姿勢にある上飾り部材68及び下飾り部材69と作用突起63との関係を後側から示した説明図である。
回動機構は、モータ35と、モータ35に直結されたモータピニオン36と、モータピニオン36が噛合する連結用ピニオン37と、連結用ピニオン37が噛合するカム付きピニオン38と、カム付きピニオン38の回転に応じて上下方向へスライドするスライド体39と、スライド体39のスライドに応じ前後方向を軸として回動する回動アーム体40と、後ケース及び前ケースからなる第1ケーシング部材43とを有する。
以上のような構成を有する電動役物31を備えたパチンコ機1によれば、スライドレール55の移動体59に装飾可動体32を固定するとともに、当該スライドレール55を、先端側と基端側とが略水平となる第1回動姿勢と、先端側が基端側よりも下方に位置する第2回動姿勢との間で、基端側を軸として回動可能とし、装飾可動体32が、回動のみならず、スライドレール55の回動に応じた移動体59のスライドにより退避位置から演出位置へ移動するようにしている。したがって、従来の回動のみにより退避位置から演出位置へ移動させるものと比較して、装飾可動体32を広い範囲にわたり移動させることができ、電動役物31による演出効果の高い、すなわち遊技性の高いパチンコ機1とすることができる。
また、スライドレール55を、固定レール57と、固定レール57上をスライドする移動レール58と、移動レール58上をスライドする移動体59とから構成しているため、移動体59のスライド速度が速く、より電動役物31による演出効果の高いパチンコ機1とすることができる。さらにまた、移動体59をスライドさせるためのモータ等の駆動手段が必要でなく、部品点数の削減やそれに伴うコスト低下といった効果に加え、煩雑な配線作業を必要としない、配線用のスペースを確保する必要がない等の効果もある。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、可動遊技手段に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、回動機構が復帰手段を兼ね備えるように構成しているが、装飾体を基端位置側へ付勢するバネを設ける等することにより、復帰手段を構成することも可能である。
またさらに、可動遊技手段が作動する契機となる所定の条件についても、上記実施形態では演出用表示部において特定のリーチ演出が実行されるとしているが、他の条件(たとえば、確変大当たり等の特定特別遊技状態が生起したといった条件や、デモ演出中に押しボタンが操作されたといった条件等が考えられる)を所定の条件としてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、スライド手段としてスライドレールを採用し、スライド手段の回動に伴い移動体が基端位置と先端位置との間をスライドするように構成しているが、移動体をスライドさせるためのモータ等の駆動源を設けてもよいし、ピニオンとラックとを利用して移動体をスライドさせるように構成しても何ら問題はない。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、可動遊技手段やスライド手段、回動手段、復帰手段、装飾体、移動体等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (1)
- 所定の第1位置と第2位置との間を移動可能な装飾体を有する可動遊技手段を備えており、所定の条件が満たされると、前記装飾体が前記第1位置から前記第2位置へ移動する遊技機であって、
前記可動遊技手段に、固定レール、前記固定レール上をスライドする移動レール、及び前記移動レール上をスライドする移動体を備え、前記固定レール上の前記移動レールのスライドと前記移動レール上の前記移動体のスライドとの組み合わせにより、前記移動体が基端位置と先端位置との間をスライドするスライド手段を設けるとともに、前記基端位置と前記先端位置とが水平、若しくは、前記基端位置が前記先端位置よりも下方に位置する第1回動姿勢と、前記先端位置が前記基端位置よりも下方に位置する第2回動姿勢との間で、前記基端位置側を軸として前記スライド手段を回動させる回動手段を設け、さらに前記スライド手段が前記第2回動姿勢となったことに伴い先端位置へスライドした前記移動体を、前記スライド手段が前記第1回動姿勢へ復帰するに際して、前記基端位置へ復帰させる復帰手段を設けており、
前記装飾体を前記移動体に固定し、前記スライド手段が前記第1回動姿勢にあって前記移動体が前記基端位置にあると前記装飾体は前記第1位置にあり、前記所定の条件が満たされると、前記スライド手段が前記第1回動姿勢から前記第2回動姿勢へ回動することにより、前記装飾体は前記移動体と共に回動しながら前記先端位置側へスライドし、前記移動体の前記先端位置への到達をもって、前記装飾体は前記第2位置へ移動する一方、
前記装飾体に、飾り部を有する飾り部材を、前記飾り部が前記装飾体内に位置する退避姿勢と、前記飾り部が前記装飾体から突出する演出姿勢との間を回動可能に設けるとともに、
前記固定レールに作用突起を、前記飾り部材に、前記作用突起との干渉を避けるための逃げ部と、前記逃げ部から連続して設けられ、前記作用突起が干渉可能な被作用部とを夫々設け、前記装飾体が前記第1位置にある際には、前記作用突起が前記逃げ部に対応した位置にあって、前記飾り部材が前記退避姿勢をとっており、
前記作用突起が、前記装飾体の前記先端位置側へのスライドに伴って前記被作用部側へ相対的に移動し、前記被作用部に干渉することによって、前記飾り部材を前記退避姿勢から前記演出姿勢へ姿勢変更させることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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Country Status (1)
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- 2014-07-17 JP JP2014147103A patent/JP6458259B2/ja active Active
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