JP6298379B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、駆動手段の駆動に伴い移動可能な可動体と、可動体を付勢する補助手段とを備えた遊技機に関するものである。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、図柄組合わせ演出が行われる表示部を備えた表示装置を装備すると共に、表示部を囲む上下や左右には、各種の可動演出装置が配設されたものがある。可動演出装置は、表示装置の表示部での図柄組合わせ演出に合わせて移動する可動体を備えている。すなわち可動演出装置は、遊技機に搭載された制御手段により制御される駆動手段(例えば電気モータ、ロータリーソレノイド、リニアソレノイド等)を備えると共に、この駆動手段に可動体が連係されており、駆動手段の駆動により可動体が第1位置および第2位置の間を移動することで演出効果を高めるよう構成されている。このような可動演出装置を備えた遊技機は、特許文献1および2に開示されている。
前記遊技機に配設される可動演出装置は、演出効果を高めるため、可動体を大型にしたり、可動体の移動距離を大きく設定することがなされる。しかしながら、可動体を大型にしたり該可動体の移動距離を大きくすると、駆動手段に加わる負荷が大きくなって該駆動手段の故障が誘発されると共に、駆動手段と可動体との連係部の作動不良等も発生し易くなる。このため、特許文献1および2に示す可動演出装置では、補助手段としての引張りコイルバネを装備して、該バネが長手方向へ伸張した際に発現する復元力(付勢力)を可動体に付与させる構成とすることで、駆動手段に加わる負荷を軽減する対策が施されている。なお、補助手段としては、引張りコイルバネの他に、圧縮コイルバネや捩りバネ等も採用されている。
特開2012−115597号公報 特開2009−240386号公報
補助手段として採用されるコイルバネは、細長い円筒状をなして嵩張った形状をなしており、所望の付勢力を発現するコイルバネの占有スペースを確保するため可動演出装置が大型になる問題がある。また、コイルバネの占有スペースの問題から、所望の付勢力を発現し得ないコイルバネを採用せざるを得ない場合には、駆動手段に加わる負荷が適切に軽減されないため、可動体のスムーズな移動が阻害される問題がある。
そこで本発明は、前述した課題を解決するために案出されたものであって、可動体のスムーズな移動を可能にし、かつ補助手段の占有スペースを小さくし得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
第1位置および第2位置の間を移動可能に固定部(151)に支持された可動体(152)と、前記可動体(152)を前記第2位置から第1位置側へ付勢する補助手段(241)とを備えた遊技機であって、
前記補助手段(241)は、
バネ鋼を渦巻き状に巻回した巻回部(242)の外周側に位置する第1端部(243)が前記固定部(151)または可動体(152)の何れか一方に連結されると共に、該巻回部(242)の中心側に位置する第2端部(244)が前記固定部(151)または可動体(152)の他方に連結されるゼンマイバネを備え、
前記可動体(152)が第1位置から第2位置へ移動する際に、渦巻き状に巻回したバネ鋼が前記巻回部(242)から引き出されるよう前記ゼンマイバネ(241)が弾性変形することで、該ゼンマイバネ(241)に発現する復元力により可動体(152)を第1位置側へ付勢するよう構成され
前記ゼンマイバネ(241)は、導電性を有し、アース部に接続されると共に、前記巻回部(242)および前記第1端部(243)の間に対向するよう設けられた駆動手段(260)に接触するよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、固定部と可動体との間に架設されたゼンマイバネは、該可動体が第1位置から第2位置へ移動する際に、渦巻き状に巻回したバネ鋼が巻回部から引き出されるように弾性変形するので、可動体が第2位置から第1位置側へ付勢されるようになり、駆動手段の駆動に伴って可動体のスムーズな移動が可能となる。そして、ゼンマイバネは、巻回部からバネ鋼が引き出されるように弾性変形するので、可動体と他の構成部材との間の狭い隙間であっても該バネ鋼が延在可能であり、該ゼンマイバネの占有スペースを小さくして可動体の小型化を図り得る。
また、導電性を有するゼンマイバネが駆動手段に接触するので、該駆動手段に帯電し得る静電気を該ゼンマイバネを介してアース部へ放電することができる。また、バネ鋼から形成されたゼンマイバネが駆動手段に接触することで、該駆動手段で発生した熱をゼンマイバネを介して放熱することも可能である。
請求項2に記載の発明では、
前記可動体(152)とは別の可動体(153)が前記駆動手段(260)の駆動により移動するよう構成され、
前記別の可動体(153)は、前記可動体(152)が前記第2位置にある状態で、該可動体(152)の前側となる初期位置と、前記ゼンマイバネ(241)を前側から覆う移動位置との間を移動し得るよう構成されたことを要旨とする。
また、本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記可動体(152)は、前記第1位置および該第1位置より下方に離間した前記第2位置の間を昇降移動可能に配設されると共に、
前記可動体(152)には、前記ゼンマイバネ(241)における前記巻回部(242)から引き出されたバネ鋼の延在方向に沿う線上に、駆動手段(260)が配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、巻回部から引き出されたバネ鋼の延在方向に沿う線上において駆動手段が可動体に配設されているので、可動体がゼンマイバネによりバランスよく支持され、該可動体を第1位置および第2位置の間でスムーズに昇降移動させ得る。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記駆動手段(260)は、前記ゼンマイバネ(241)における前記固定部(151)に配設された巻回部(242)と前記可動体(152)に連結された第1端部(243)との間に配設され、
前記ゼンマイバネ(241)は、前記可動体(152)が第1位置において、前記巻回部(242)からバネ鋼が引き出された状態で該可動体(152)に連結されていることを要旨とする。
上記構成によれば、ゼンマイバネの巻回部が固定部に配設されているので、該ゼンマイバネの重量が可動体に付与されないようにし得る。そして、可動体が第1位置にある場合には、バネ鋼が巻回部から引き出された状態にゼンマイバネが弾性変形しているので、第1位置の可動体が第2位置側へ移動するのを規制し得る。
本発明に係る遊技機によれば、可動体のスムーズな移動を可能にすると共に、補助手段の占有スペースを小さくすることができる。
実施例のスロットマシンの正面図である。 図1のX1−X1線断面図である。 前方右斜め上方から見たスロットマシンの分解斜視図である。 後方左斜め上方から見たスロットマシンの分解斜視図である。 初期状態における実施例の可動演出装置を、前方右斜め上方から見た斜視図である。 初期状態の実施例の可動演出装置を、取付部材を取り除いた状態で後方左斜め上方から見た斜視図である。 取付部材を取り除いた初期状態の可動演出装置の平面図である。 取付部材を取り除いた初期状態の可動演出装置の左側面図である。 図5のX2−X2線断面図である。 第1可動体が第1初期位置における第1作動機構の態様を後方から見た説明図である。 第1可動体が第1移動位置に移動した可動演出装置を、前方右斜め上方から見た斜視図である。 第1可動体が第1移動位置に移動した可動演出装置を、取付部材を取り除いた状態で後方左斜め上方から見た斜視図である。 図11のX3−X3線断面図である。 第1可動体が第1移動位置における第1作動機構の態様を後方から見た説明図である。 第1可動体が第1移動位置に移動すると共に各第2可動体が夫々の第2移動位置に移動した可動演出装置を、前方右斜め上方から見た斜視図である。 第1可動体が第1移動位置に移動すると共に各第2可動体が夫々の第2移動位置に移動した可動演出装置を、後方左斜め上方から見た斜視図である。 図15のX4−X4線断面図である。 各第2可動体が夫々の第2初期位置における第2作動機構の態様を前方から見た説明図である。 各第2可動体が夫々の第2移動位置における第2作動機構の態様を前方から見た説明図である。 可動演出体を分解した状態で前方右斜め上方から見た可動演出装置の斜視図である。 可動演出体を分解した状態で後方左斜め上方から見た可動演出装置の斜視図である。 ベース体および第1可動体に架設された状態で配設されるゼンマイバネの取付態様を示す分解斜視図である。 前面ユニット部材の収容部内に配設された可動演出装置の作動態様を示す説明図であって、(a)は、第1可動体が第1移動位置に停止すると共に第2可動体が第2初期位置に停止した状態を示し、(b)は、第1可動体が第1移動位置に停止した状態において各第2可動体が第2移動位置に移動した状態を示している。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技機としてスロットマシン10を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにスロットマシン10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(スロットマシンの概略構成)
実施例のスロットマシン10は、図1〜図4に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される本体としての筐体12と、該筐体12の前側に開閉可能に取り付けられた前側部材としての前面扉14とを備えている。前面扉14は、前面ユニット部材90、前面パネル部材55、演出表示装置75等が配設され、該前面扉14を筐体12へ閉状態(図2参照)とすることで、該筐体12の前側開口が塞がれるようになっている。また、前面扉14の後側には、筐体12に開閉可能に取り付けられた支持枠体16を備えている。支持枠体16には、図柄表示装置100や制御装置110等が搭載され、該支持枠体16を筐体12へ閉状態(図2参照)とすることで、図柄表示装置100、制御装置110等が筐体12内に収容されるようになっている。また、筐体12内には、メダルを払い出すホッパー装置18や電源ユニット19等が配設されている。
(筐体)
筐体12は、図2〜図4に示すように、底板12a、左右の側板12b,12c、天板12dおよび後板12eを備え、前側が開口する箱状の部材に形成されている。天板12dは、底板12aより前後幅が小さく、左側板12bおよび右側板12cは、下縁部の前後幅が底板12aの前後幅と同じに設定されると共に上縁部の前後幅が天板12dの前後幅と同じに設定されて、該左側板12bおよび右側板12cの前縁は上方に行くにつれて後方へ傾斜している。底板12a、左右の側板12b,12c、天板12dおよび後板12eには、スリット状の貫通口が適宜位置に複数形成されており、筐体12内の換気を行い得るようになっている。また、底板12a、左右の側板12b,12c、天板12dおよび後板12eの内側には薄い金属板20が配設されており、筐体12内に収容された装置や機器が電磁波等の影響を受け難く構成されている。
(ヒンジ支持部材)
筐体12には、図3に示すように、前面扉14および支持枠体16を回転可能に支持するヒンジ支持部材21が、左側板12bの内面における前縁に沿う部位に設けられている。ヒンジ支持部材21は、前面扉14および支持枠体16を共通に支持する第1ヒンジ支持部22と、前面扉14を支持する第2ヒンジ支持部23と、支持枠体16を支持する第3ヒンジ支持部24とからなる。第1ヒンジ支持部22は、筐体12の上部に設けられ、前面扉14および支持枠体16の左側端縁を回動自在に片持支持可能となっている。第2ヒンジ支持部23は、筐体12の下部に設けられ、前面扉14を回動自在に片持支持可能となっている。第3ヒンジ支持部24は、第1ヒンジ支持部22と第2ヒンジ支持部23との間に設けられ、支持枠体16を回動自在に片持支持可能となっている。第1ヒンジ支持部22、第2ヒンジ支持部23および第3ヒンジ支持部24は、上方に向けて突出した支持ピンを夫々が備えている。
筐体12には、図3に示すように、右前端縁の内側(右側板12cの前端縁内側)に、前面扉14を閉状態にロックするロック部材25が設けられている。また、筐体12における右前端縁の内側に、支持枠体16を閉状態にロックするロック部材(図示省略)が設けられている。
(支持枠体)
支持枠体16は、図2〜図4に示すように、図柄表示装置100、制御装置110およびその他の構成部材や部品が取り付けられるよう構成されている。支持枠体16は、左右に離間して配置され、上下方向に延在する左枠部材30および右枠部材31と、左枠部材30および右枠部材31の下部に固定された下枠部材32と、左枠部材30の上部後側および右枠部材31の上部後側に固定される上枠部材33とを備えている。左枠部材30の下部後側および右枠部材31の下部後側には図柄表示装置100が固定され、下枠部材32と上枠部材33との間に図柄表示装置100が保持されるようになっている。また、上枠部材33は、上方から見て後方へ突出したコ字形に構成されており、制御装置110をなすメイン制御装置111およびサブ制御装置112が前後に重なった状態で固定されるようになっている。
(連結部材および係止部材)
支持枠体16の左枠部材30には、図3および図4に示すように、筐体12に設けられた前述のヒンジ支持部材21における第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24の各支持ピンが嵌合するヒンジ連結部34,34が設けられている。これにより支持枠体16は、第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24にヒンジ連結部34,34が連結されることで、筐体12に対して回転可能に配設され、該筐体12の前側開口に収容された閉状態(図2参照)および筐体12から前方へ延出した開状態とに姿勢変位するようになっている。また、支持枠体16の右枠部材31には、図3に示すように、該支持枠体16の閉状態時に、筐体12に設けられたロック部材(図示せず)に係脱可能に係止する係止部材35が設けられている。これにより支持枠体16は、係止部材35がロック部材に係止することで閉状態に姿勢保持され、図柄表示装置100、制御装置110をなすメイン制御装置111およびサブ制御装置112等を筐体12内に保持する。
(図柄表示装置について)
図柄表示装置100は、図2〜図4に示すように、第1〜第3リールユニット101,102,103を、前側が開口したユニットケース104内に横並びに収容してユニット化されている。ユニットケース104には、支持枠体16に固定するための固定部が設けられており、図柄表示装置100は、ユニットケース104の前側開口を支持枠体16に整合させた状態で該支持枠体16に取り付けられる。第1〜第3リールユニット101,102,103は、図2に示すように、駆動基板105と、駆動基板105に配設されたステッピングモータであるリール駆動モータ106と、図示省略した複数の図柄が周囲に配置され、リール駆動モータ106により回転されるリール107と、リール107の内側に配設されて図柄を内側から照明する照明装置108等を備えている。このような図柄表示装置100は、前面パネル部材55に配設されたスタートレバー63(図1参照)が操作されると、第1〜第3リールユニット101,102,103の各リール107,107,107が回転を開始されるよう制御される。また、図柄表示装置100は、前面パネル部材55に配設された第1ストップボタン64(図1参照)の押圧操作に基づいて第1リールユニット101のリール107を停止させ、第2ストップボタン65の押圧操作に基づいて第2リールユニット102のリール107を停止させ、第3ストップボタン66の押圧操作に基づいて第3リールユニット103のリール107を停止させるよう制御される。
(制御装置について)
制御装置110は、支持枠体16に対して、図柄表示装置100の配設位置より上側に配設されている。この制御装置110は、支持枠体16の上枠部材33に配設されたメイン制御装置111およびサブ制御装置112から構成される。実施例では、上枠部材33の後面側にメイン制御装置111が取り付けられると共に、該上枠部材33にサブ制御装置112が収納状態で取り付けられている。メイン制御装置111には、前面パネル部材55に設けられた1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66、そして第1〜第3リールユニット101,102,103の駆動モータ106やホッパー装置18等が接続されている。なお、1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66は、該1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66が操作された際に操作信号を出力するスイッチを備えている。そして、メイン制御装置111は、1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66等からの操作信号の入力に基づいて、第1〜第3リールユニット101,102,103の動作制御および入賞役抽選等の、主としてスロットマシン10の遊技に関する各種制御を行うよう構成されている。これに対してサブ制御装置112には、演出表示装置75、照明装置68を含む各種照明装置、スピーカ70、可動演出装置150を含む各種演出装置等が接続されている。そして、サブ制御装置112は、遊技の進行に応じた画像や動画等の選択、演出表示装置75の表示部77での表示態様、照明装置68の発光態様、可動演出装置150を含む演出装置の動作態様およびスピーカ70の音出力態様等に関する、主にスロットマシン10における遊技の演出に関する各種制御を行うよう構成されている。
(前面扉)
前面扉14は、図2〜図4に示すように、筐体12の前側開口の外周縁に整合する形状の前枠体15を備えている。前枠体15は、左右方向に延在する下枠部材40と、上下方向に延在して下枠部材40の左端に下端が連結される左枠部材41と、上下方向に延在して下枠部材40の右端に下端が連結される右枠部材42と、左右方向に延在して左枠部材41の上端および右枠部材42の上端に左端および右端が夫々連結される上枠部材43とにより枠状に構成される。また、前枠体15には、上枠部材43と下枠部材40との間に、左右に延在する中枠部材44が、その左端が左枠部材41の上下中間部に連結されると共に右端が右枠部材42の上下中間部に連結された状態で設けられている。ここで、前枠体15における上下略中央から上側部分が第1設置部45であり、該前枠体15における上下略中央から下側部分が第2設置部46となっている。第1設置部45には、前面ユニット部材90および演出表示装置75が着脱可能に取り付けられると共に、第2設置部46には、前面パネル部材55が取り付けられる。また、前枠体15において、左枠部材41、右枠部材42、上枠部材43および中枠部材44で囲まれた開口に、該開口に整合する透明なガラス板49が取り付けられている(図2、図3参照)。
(連結部材およびロック機構)
前面扉14の左枠部材41には、図3または図4に示すように、筐体12に設けられた前述のヒンジ支持部材21における第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24の各支持ピン22a,24aが嵌合するヒンジ連結部47,47が設けられている。これにより前面扉14は、第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24にヒンジ連結部47,47が連結されることで筐体12に対して回転可能に配設され、該前面扉14は、該筐体12の前側開口に前枠体15が整合した閉状態(図2参照)および筐体12から前方へ延出した開状態とに姿勢変位するようになっている。また、前面扉14の右枠部材42には、図4に示すように、該前面扉14の閉状態時に、筐体12に設けられた前述のロック部材25に係脱可能な係止部を備えたロック機構48が設けられている。これにより前面扉14は、ロック機構48の係止部がロック部材25に係止することで、閉状態に姿勢保持されるようになっている。なお、ロック機構48は、開閉鍵による操作により、係止部とロック部材25との係止を解除可能に構成されている。
(前面パネル部材)
前面パネル部材55は、図1〜図4に示すように、前方へ膨出した形状に構成されている。前面パネル部材55は、上部に設けれた操作パネル部56と、該操作パネル部56の下側に設けられた装飾パネル部57と、装飾パネル部57の下側に設けられた受け皿58とを備えている。操作パネル部56の上面には、遊技媒体であるメダルを投入するメダル投入口59と、クレジットメダルを用いて遊技状態に応じて定められた規定の投入数のうち最大投入数(実施例では3枚)を投入する際に操作されるMAXベットボタン61と、遊技中の適時に操作可能なチャンスボタン62と、精算スイッチ71等が配設されている。また、1枚のクレジットメダルを投入する際に操作される1ベットボタン60が、操作パネル部56の前面左側に設けられている。また、操作パネル部56の前面には、図柄表示装置100における第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107,107,107を回転させて遊技を開始する際に操作されるスタートレバー63と、第1リールユニット101のリール107を停止させる際に操作される第1ストップボタン64と、第2リールユニット102のリール107を停止させる際に操作される第2ストップボタン65と、第3リールユニット103のリール107を停止させる際に操作される第3ストップボタン66等が配設されている。
装飾パネル部57には、透明または半透明な部材で透光性を有する装飾部材67と、該装飾部材67の後側に配設された照明装置68と、受け皿58の後方に配設されたスピーカ70等によりユニット化されており、照明装置68に設けられた発光ランプ68aが点灯・点滅することで、装飾部材67が明輝されるようになっている。また、スピーカ70,70の間には排出口69が設けられ、ホッパー装置18から払い出されたメダルが、該排出口69から受け皿58に向けて払い出され得るようになっている。
実施例のスロットマシン10では、メダル投入口59にメダルを投入するか、1ベットボタン60またはMAXベットボタン61が操作されると、メダルがベットされてスタートレバー63が有効化されるようになっている。そして、有効化されたスタートレバー63が操作されると、これに伴ってゲームが開始される。また、ゲームが開始されると、メイン制御装置111において入賞役に当選か否かを決定する入賞役抽選が実行されて複数種類の入賞役の何れかまたははずれが決定されると共に、第1〜第3リールユニット101,102,103の各リール107が回転を開始する。その後、各第1〜第3ストップボタン64,65,66が有効化され、有効化された第1〜第3ストップボタン64,65,66が操作されると、操作された第1〜第3ストップボタン64,65,66に対応する第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107の回転が停止される。そして、第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107が全て停止することで1回のゲームが終了し、このゲームの結果、入賞役抽選で当選した入賞役が入賞(当選した入賞役に対応する図柄の組合わせが揃った場合)すると、入賞した入賞役に対応付けられた処理が実行されるようになっている。
ここで、前記入賞役としては、所定数のメダルが払い出される小役や、メダルをベットすることなくゲームを実行できるリプレイ役や、次回以降に特殊ゲームが開始されるボーナス役等、その他各種の入賞役が設定されている。
(演出表示装置)
演出表示装置75は、図2〜図4に示すように、演出内容を表示する表示部77を備えた表示ユニット76と、表示ユニット76を後側から保持すると共に前面扉14に取り付けられる保持部材78とを備えている。表示ユニット76は、略矩形状に形成されて、第1設置部45の開口領域と略同じ大きさに構成されている。演出表示装置75は、図1に示すように、上下略中央より上側に、画像や映像等による演出表示が可能な表示部77が設けられると共に、該表示部77の下側に、図柄表示装置100の第1〜第3リールユニット101,102,103における各リール107の外周面に形成された図柄を透視可能な窓部82,82,82が横並びに設けられている。
実施例の表示ユニット76は、表示部77として液晶パネルが採用されており、遊技の進行に応じて種々の画像や動画等が表示可能となっている。表示ユニット76の表示部77で表示する画像や動画としては、例えば各種の入賞役の成立を遊技者に報知する画像や、遊技者の興趣を向上させるようなキャラクター動画等が挙げられる。表示部77としては、液晶パネルに限らず、有機EL(Electro−Luminescence)等であってもよい。なお、表示部77の後側には、サブ制御装置112からの配線を接続するコネクタ端子81が設けられている。
各窓部82,82,82は、図1に示すように、図柄表示装置100の第1〜第3リールユニット101,102,103の前方に設けられている。各窓部82,82,82は、矩形状をなし、リール107,107,107の外周に形成された図柄のうちの複数(実施例では3個)の図柄を透視可能な大きさに形成されており、3列×3段で合計9個の図柄が視認可能となっている。
保持部材78は、図2および図4に示すように、前方に開口して表示ユニット76を収容可能な形状に形成された部材である。保持部材78には、透視領域80の各窓部82,82,82を後側へ露出させる開口部83が設けられている。保持部材78には、前面扉14に固定するための取付手段が設けられており、表示ユニット76が保持部材78に収容保持された演出表示装置75は、該取付手段を利用して前面扉14の第1設置部45に後側から着脱可能に取り付けられるようになっている。
(前面ユニット部材)
前面ユニット部材90は、図2〜図4に示すように、前面扉14の前枠体15における第1設置部45に対し、前側から着脱可能に取り付けられる。前面ユニット部材90は、第1設置部45の全体を前側から覆い得る形状に形成され、演出表示装置75の前側に重なるように配設されると共に、前面パネル部材55の上側に重なるように配設される。前面ユニット部材90は、前面扉14に固定される支持体91と、該支持体91の前側に設けられた装飾体92とを備えている。支持体91と装飾体92とは、別々に組み立てられた後に互いに組み付けられるよう構成されている。なお、前面ユニット部材90は、支持体91と装飾体92とを一体に形成した単一の部材として構成したものであってもよい。
支持体91は、図3および図4に示すように、中央に表示開口91aが形成されて矩形枠状に形成されており、可動演出装置150や、装飾部材、照明装置および中継基板等が取り付けられるようになっている。支持体91の表示開口91aには、前面ユニット部材90を取り付けた前面扉14を閉状態とした際に、演出表示装置75の表示部77および各窓部82,82,82が臨むようになっている。装飾体92は、図1〜図4に示すように、後側へ開口した箱体状に構成され、左縁から上縁および右縁に亘って延在する外周装飾部93と、外周装飾部93の前部内側に設けられた透明または半透明な前面板部94とを備えている。外周装飾部93は、前面板部94の上側に位置する上装飾壁93aの前後幅が最大で、前面板部94の左側に位置する左装飾壁93bおよび右側に位置する右装飾壁93cの下部における前後幅が最小となっている。そして、左装飾壁93bおよび右装飾壁93cは、上装飾壁93aに連設する上部から略上下中央までは略同じ前後幅に形成されて、上下中央から下方に行くにつれて前後幅が徐々に小さくなっている。外周装飾部93は、透明または半透明に構成されて光透過性を有し、該外周装飾部93の内側には発光基板(図示せず)が複数配設されており、該発光基板に実装されたLEDが点灯制御されることで外周装飾部93の外面が明輝するよう構成されている。
前面板部94は、図2〜図4に示すように、外周装飾部93の左装飾壁93bおよび右装飾壁93cの前縁形状に合わせて上下略中央で折曲しており、該折曲部から上側部分が略垂直に延在しており、該折曲部から下側部分は、下方に行くにつれて後方へ変位するよう後方傾斜している。前面板部94は、支持体91の表示開口91aと略同じ大きさとなっており、演出表示装置75の表示部77および各窓部82,82,82の前側に重なるように配設されている。すなわち、前面板部94は、図柄表示装置100の第1〜第3リールユニット101,102,103と前後に重なるように配設されている。また、前面板部94は、演出表示装置75の表示部77および各窓部82,82,82の前面から前側へ離間した位置に配設されている。
(収容部)
前面ユニット部材90は、図2に示すように、前面板部94の後側に、可動演出装置150等を収容可能な収容部95が画成されている。収容部95は、演出表示装置75における表示部77の前側に画成されている。また、収容部95は、前面ユニット部材90の後端より前側に画成されている。従って、収容部95は、可動演出装置150の可動体152,153が表示部77の前側まで移動するのを許容するように構成され(図22参照)、前面板部94を介して該可動体152,153を透視可能に構成されている(図1参照)。更に、前面ユニット部材90は、可動演出装置150を該前面ユニット部材90に取り付けた状態で、前枠体15に対して前側から着脱可能となっている。
(可動演出装置)
次に、可動演出装置150について説明する。実施例の可動演出装置150は、図5〜図8、図11、図12、図15および図16に示すように、前面ユニット部材90における支持体91の上部前側に配置するベース体(固定部)151と、ベース体151に重なる第1初期位置(第1位置)および該第1初期位置から離間した第1移動位置(第2位置)の間を移動可能な第1可動体(可動体)152と、第1可動体152に配設されて、該第1可動体152に重なる第2初期位置および該第2初期位置から離間した第2移動位置の間を移動可能な第2可動体153,153とを備えている。そして、可動演出装置150は、ベース体151に配設されて、第1可動体152を第1初期位置および第1移動位置の間で移動させる第1作動機構154と、第1可動体152に配設されて、第2可動体153,153を第2初期位置および第2移動位置の間で移動させる第2作動機構155とを備えている。このような可動演出装置150は、ベース体151の後側に固定された取付部材157を前面ユニット部材90における支持体91の上部前側に固定することで、該前面ユニット部材90に画成された収容部95に収容された状態で該前面ユニット部材90に取り付けられる(図1、図2参照)。
(ベース体)
ベース体151は、図5〜図8、図11、図20および図21に示すように、前面ユニット部材90の支持体91の上部前側に固定されるよう構成されている。ベース体151は、該ベース体151の前側部分を構成する第1ベース部材160と、該第1ベース部材160の後側に組み付けられる第2ベース部材170とを備え、第1ベース部材160と第2ベース部材170とを前後に組み付けることで、下方に開口した第1配設空間151aが画成された箱体に構成されている。なお、第1ベース部材160と第2ベース部材170とは、第1ベース部材160に後方へ突出して設けられた係止爪と第2ベース部材170に設けられた係止孔とを係止させることで組み付けられる。
(第1ベース部材)
第1ベース部材160は、図11、図20および図21に示すように、左右中央を境にした左側部分の上下寸法が右側部分より小さい形状をなした前板部161と、該前板部161の上縁および右縁から後方へ延出した外周板部162とを備えている。前板部161の左側部分の後側には、取付部材156に配設した後述のロック装置270が対向すると共に、第2ベース部材170に配設した後述する補助手段としてのゼンマイバネ241が対向するようになっている。
(第2ベース部材)
第2ベース部材170は、図6、図7、図20および図21に示すように、主に第1ベース部材160の右側部分の裏側を覆い得る形状をなした後板部171と、該後板部171の上縁および右縁から前方へ延出した内周板部172とを備えている。後板部171には、左右方向において便宜上3つの領域に分けられ、ベース体151に第1可動体152を移動可能に支持するスライドレール190を設置する第1レール固定部173と、第1作動機構154を構成する駆動手段としての第1駆動モータ230を固定する第1モータ固定部174と、第1ベース部材160に配設した前述の第1レバー部材231の揺動端の移動軌跡に沿って延在するガイド溝176が形成されたガイド形成部175とが並んで設けられている。そして、後板部171の前面における中央上部には、第1作動機構154を構成する第1レバー部材231が、第1配設空間151aに収容された状態で回動可能に支持する第1支持部163が設けられている(図21参照)。また、第2ベース部材170において、第1レール固定部173の左隣りに位置する左側壁182には、補助手段としてのゼンマイバネ241を回転自在に支持するバネ支持体245を取り付けるバネ支持部177が設けられている。
第1レール固定部173は、図20〜図22に示すように、上下方向に延在する縦長の部分であり、第1モータ固定部174およびガイド形成部175よりも後方へ突出しており、スライドレール190の固定支持レール191が取り付けられる前側は、第1モータ固定部174およびガイド形成部175より後方へ凹んでいる。第1モータ固定部174の前面には、スライドレール190の固定支持レール191を固定するネジが締結される複数(実施例では2つ)のネジ締結ボス178が、上下に離間して設けられている。これにより、スライドレール190は、移動支持レール193が上下方向にスライド可能に第1レール固定部173に固定される。また、第1レール固定部173の後面には、ベース体151の後側に取り付けられる取付部材157を固定するネジが螺合する固定ボス179が、後方へ突出した状態で複数(実施例では3つ)設けられている。
第1モータ固定部174は、図20〜図22に示すように、第1駆動モータ230におけるモータ本体の前面が当接する後板部171の後面から前方へ凹むと共に後方に開口したギア収容部180が設けられている。このギア収容部180は、第1駆動モータ230の駆動軸230aに固定された第1駆動ギア233が、回転可能に収容可能な大きさに形成されている。また、ギア収容部180は、後板部171から前側へ突出した部分の上部が開口しており(図21参照)、該ギア収容部180に収容された第1駆動ギア233の上側部分が、後板部171の前側(第1配設空間151a内)に露出するようになっている。なお、第1モータ固定部174には、第1駆動モータ230を固定するネジが螺合するネジ締結孔181が複数(実施例では2つ)設けられている。
ガイド形成部175に形成されたガイド溝176は、図6および図12に示すように、後板部171を前後に貫通する細長の開口であって、第1ベース部材160に設けられた第1支持部163を中心とした円弧状に形成されている。ガイド溝176は、第1支持部163の右斜め下方に位置しており、右斜め下方へ凸となる円弧状に形成されている。ガイド溝176は、第1支持部163に回転可能に支持された第1レバー部材231の揺動端(先端)側に配設されたスライド部材235が摺動可能に係合されるようになっている。
内周板部172は、図6および図12に示すように、第1ベース部材160と第2ベース部材170とを組み付けた際に、外周板部162の内側に沿って延在するように形成されている。そして、内周板部172と外周板部162との間には、配線が収容可能な隙間が画成されるよう構成されている。ここで、内周板部172と外周板部162との間には、第1可動体152に配設された第1発光基板(図9、図20、図21参照)223と取付部材156に配設された中継基板(図16参照)189とを電気的に接続する配線(図示せず)が収容されるようになっている。
(取付部材)
ベース体151の後側に固定される取付部材156は、図9、図16、図20および図21に示すように、第2ベース部材170に設けられた各固定ボス179に固定される略矩形状の支持板部185と、支持板部185の上縁および下縁から後方へ延出して、前面ユニット部材90の支持体91により固定される取付片部186,187とを備えている。支持板部185の左側には、ロック装置270を固定する取付台座部185aが設けられている。また、支持板部185の右側には、第1作動機構154における第1駆動モータ230のモータ本体との干渉を回避する凹部188が設けられている。下側の取付片部187は、支持体91に形成された係止部(図示せず)に係止され、上側の取付片部186は、支持体91に形成されたネジ締結孔(図示せず)に締結されるネジにより該支持体91に固定されるようになっている。また、支持板部185の後面には、サブ制御装置112のサブ制御基板に電気的に接続された中継基板189が配設されている。
(スライドレール)
第1可動体152は、図20〜図22に示すように、ベース体151に配設されたスライドレール190に支持されて、第1初期位置および該第1初期位置より下方の第1移動位置との間を昇降移動するようになっている。スライドレール190は、ベース体151の第2ベース部材170に設けられた第1レール固定部173に固定される固定支持レール191と、該固定支持レール191にその長手方向へスライド移動可能に配設されたスライド体192と、固定支持レール191に対してスライド体192を挟んで対向して配設され、該スライド体192にスライド移動可能に配設された移動支持レール193とから構成されている。固定支持レール191は、長手方向(スライド方向)が上下方向となる向きで、第1レール固定部173の前面に固定されている。また、移動支持レール193には、第1可動体152の後述する第2レール固定部212に固定可能となっている。
スライドレール190の移動支持レール193は、固定支持レール191と前後方向で整合した重なり位置(図10参照)と、該重なり位置から下方へ移動して該固定支持レール191から下方へ延出した延出位置(図12、図14参照)との間を移動可能に構成されている。そして、移動支持レール193が重なり位置となることで第1可動体152が第1初期位置となり、移動支持レール193が延出位置となることで第1可動体152が第1移動位置となるよう構成されている。なお、実施例のスライドレール190は、固定支持レール191、スライド体192および移動支持レール193が金属製である。これにより、第1可動体152および各第2可動体153,153等の重量を支持した移動支持レール193が重なり位置および延出位置の間を移動する際に、該移動支持レール193および固定支持レール191に撓み変形や捻れ変形が発現し難く構成されている。また、スライドレール190は、移動支持レール193が固定支持レール191に対してがたつくことなくスムーズなスライド移動が可能となっている。
(第1可動体)
第1可動体152は、図9、図12、図15、図20および図21に示すように、第1支持体200と、該第1支持体200の前側に取り付けられた第1装飾体201とを備えている。第1支持体200は、前述したスライドレール190の移動支持レール193を介してベース体151に支持されている。また、第1支持体200には、2つの第2可動体153,153が、夫々の第2初期位置および第2移動位置の間で移動可能に配設されていると共に、各第2可動体153,153を第2初期位置および第2移動位置の間で移動させる第2作動機構155が配設されている。
(第1支持体)
第1支持体200は、図9、図10、図12、図20および図21に示すように、第1支持部材202と、該第1支持部材202の後側に配設される第2支持部材210とを備えている。第1支持部材202と第2支持部材210とは、前後に所要の間隔をおいて前後に組み付けられ、第1支持部材202と第2支持部材210との間に、上下に開口した第2配設空間200aが画成されている(図9、図13)。第1支持部材202の後面(第2配設空間200aに臨む面)には、第2作動機構155を構成する複数(実施例では4つ)の各アーム部材261,262,263,264を回転可能に支持するアーム支持部203a,203b,203c,203dと、駆動手段としての第2駆動モータ260とアーム部材262,263とを連係する第2従動ギア266を回転可能に支持するギア支持部204aと、アーム部材263,264を連結する第2従動ギア266を回転可能に支持するギア支持部204bとが設けられている。また、第1支持部材202の後面には、ネジ締結孔が形成された取付ボス205が、後方へ延出した状態で複数設けられ、第2支持部材210を該第1支持部材202に固定するネジが該ネジ締結孔に締結されるようになっている。
第2支持部材210は、図10、図12、図20および図21に示すように、後面の左寄りに、第2作動機構155の第2駆動モータ260を固定する第2モータ固定部211が設けられると共に、後面における左右略中央に、スライドレール190の移動支持レール193を固定する第2レール固定部212が設けられている。また、第2支持部材210には、第2モータ固定部211の下側に、後方へ延出したバネ連結部217が設けられている。第2モータ固定部211には、第2駆動モータ260の駆動軸260aが挿通可能な軸挿通孔213と、該第2駆動モータ260を固定するネジが締結されるネジ締結孔214とが設けられている。また、第2レール固定部212は、上下方向に延在する縦長の部分であり、該第2レール固定部212の後面に、複数(実施例では2つ)のネジ締結ボス215が上下に離間して設けられ、スライドレール190の移動支持レール193を固定するネジが該ネジ締結ボス215に締結されるようになっている。更に、第2支持部材210の後面における右下には第2支持部216が設けられ(図10、図22参照)、該第2支持部216には、第1作動機構154を構成する第2レバー部材232が回転自在に支持されるようになっている。
(第1装飾体)
第1装飾体201は、図9、図20および図21に示すように、第1支持部材202の前側に取り付けられる第1装飾部材220と、第1装飾部材220の後側に配設される光拡散シート221と、光拡散シート221の後側に配設される枠部材222と、該枠部材222の後側に配設される第1発光基板223とを備えている。第1装飾部材220は、横長で所要の意匠形状に形成されると共に、塗装やメッキ等の装飾が施されている。また、第1装飾部材220は、少なくとも第1発光基板223の前側部分が光透過性を有するよう構成されている。第1発光基板223は、発光手段である複数の第1LED223aが前面に実装されており、図示省略した配線により前述の中継基板189に電気的に接続されている。これにより、第1可動体152の第1装飾体201は、第1発光基板223の第1LED223aの発光時に、第1装飾部材220の一部または全体が明輝されるようになっている。
第1支持体200および第1装飾体201から構成された第1可動体152は、第1支持部材202が、スライドレール190の移動支持レール193に第2レール固定部212において固定されることで、ベース体151に対して上下方向にスライド移動可能に配設される。また、第1可動体152は、第1作動機構154の第1レバー部材231および第2レバー部材232を介して第1駆動モータ230に連係されていることで、該第1駆動モータ230の駆動により第1初期位置(図6〜図10)および第1移動位置(図12〜図14)の間を昇降移動するようになる。
(第1作動機構)
第1作動機構154は、図10および図14に示すように、駆動制御される駆動手段としての第1駆動モータ230と、ベース体151の第1ベース部材160の前板部161後側の第1支持部163に回動可能に取り付けた前述した第1レバー部材231と、該第1レバー部材231の揺動端側に連結されると共に、第1可動体152に設けられた前述の第2支持部216に回転可能に連結した第2レバー部材232とを備えている。すなわち、第1作動機構154は、サブ制御装置112のサブ制御基板により制御される第1駆動モータ230の駆動により第1レバー部材231および第2レバー部材232を姿勢変位させて、第1可動体152を第1初期位置および第1移動位置の間で往復移動させる。
(第1駆動モータ)
第1駆動モータ230は、例えば正逆回転が可能な電気モータで、減速用のギアボックスを備えており、図示省略した配線により前述した中継基板189と電気的に接続されている。ギアボックスには、第1モータ固定部174に設けたネジ締結孔181に締結されるネジ用のネジ挿通孔を備えたブラケットが設けられている。従って、第1駆動モータ230は、その駆動軸230aに第1駆動ギア233を固定した状態で、ネジ挿通孔に挿通したネジをネジ締結孔181に締結することで、第1駆動ギア233がギア収容部180に収容されると共にモータ本体が後方に向いた姿勢で第1モータ固定部174に固定される。そして、第1駆動モータ230は、前述したサブ制御装置112により駆動制御される。なお、第1駆動モータ230には、モータ本体をカバーするモータカバー236が装着される(図5、図16参照)。
(第1レバー部材)
第1レバー部材231は、図10および図14に示すように、細長の棒状部材であり、長手の一端側に支持孔231aが設けられると共に、長手の他端側に連結孔231bが設けられている。第1レバー部材231の支持孔231aは、ベース体151に設けられた第1支持部163に嵌合し、該第1レバー部材231は、軸心が前後に向いた第1支持部163に枢支された状態で揺動が可能となっている。また、第1レバー部材231の連結孔231bは、第2レバー部材232に設けられた連結ボス232bが嵌合するようになっている。また、図10、図14、図20および図21に示すように、第1レバー部材231の長手の一端側には、第1駆動モータ230の駆動軸230aに固定された第1駆動ギア233に噛合する第1従動ギア234が設けられている。第1従動ギア234は、支持孔231aと中心を同一とした扇形をなし、円弧先端に複数の歯部が形成されている。従って、第1レバー部材231は、第1駆動モータ230の駆動により、図10に示す第1姿勢および図14に示す第2姿勢の間を揺動可能となっている。なお、第1従動ギア234は、第1レバー部材231と一体に形成されている。
(第2レバー部材)
第2レバー部材232は、図10、図14、図20および図21に示すように、細長の棒状部材であり、長手の一端側に支持孔232aが設けられると共に、長手の他端側に前述した連結ボス232bが設けられている。第2レバー部材232の支持孔232aは、第1可動体152に設けられた前述の第2支持部216に嵌合し、該第2レバー部材232は、軸心が前後に向いた第2支持部216に枢支された状態で揺動が可能となっている。また、第2レバー部材232の連結ボス232bは、第1レバー部材231に設けられた連結孔231bに前側から嵌合するようになっている。第1レバー部材231の連結孔231bに嵌合した第2レバー部材232の連結ボス232bは、ベース体151に設けられた前述のガイド溝176に前側から整合するようになっており、該ガイド溝176に後側から整合するスライド部材235が、該ガイド溝176を介して連結ボス232bに固定されている。
(スライド部材)
スライド部材235は、図6および図12に示すように、ガイド溝176の短手幅より僅かに小さい直径をなす小径部235aと、該小径部235aの後側に設けられて該小径部235aより大径の大径部235bとを備え、該小径部235aがガイド溝176内に嵌合した状態で該ガイド溝176に沿って摺動可能となっている。そして、大径部235bがガイド溝176の開口縁に係合していることで、第1レバー部材231および第2レバー部材232が前方へがたつくことを規制し得るようになっている。
前述のように構成された第1作動機構154は、図10に示すように、第1レバー部材231の第1姿勢においては、該第1レバー部材231に連結された第2レバー部材232が、第2支持部216を中心として右方へ回転しながら上方へ移動することで、第1可動体152を第1初期位置とする。また、第1作動機構154は、図14に示すように、第1駆動モータ230の駆動により第1レバー部材231を第1姿勢から第2姿勢へ回転させると、該第1レバー部材231に連結された第2レバー部材232が、第2支持部216を中心として左方へ回転しながら下方へ移動することで、第1可動体152を第1移動位置へ移動させる。
(補助手段)
実施例の可動演出装置150は、図6〜図9、図13および図22に示すように、第1可動体152を第1移動位置から第1初期位置側へ付勢する補助手段としてのゼンマイバネ241を備えている。ゼンマイバネ241は、帯状のバネ鋼を渦巻き状に巻回した巻回部242を有し、該バネ鋼が巻回部242から引き出し可能となっている。ゼンマイバネ241は、巻回部242の外周側に位置する第1端部243を第1可動体152に連結すると共に、巻回部242の中心側に位置する第2端部244をベース体151に連結させた状態で配設されている。これにより可動演出装置150は、第1可動体152が第1初期位置から第1移動位置へ移動する際に、渦巻き状に巻回したバネ鋼の第1端部243側が巻回部242から引き出されるようゼンマイバネ241が弾性変形することで、該ゼンマイバネ241に発現する復元力により第1可動体152を第1初期位置側へ付勢するよう構成されている。
図6、図9および図22に示すように、ベース体151の第2ベース部材170に設けられたバネ支持部177にバネ支持体245が配設されており、ゼンマイバネ241の巻回部242が、該バネ支持体245に取り付けられている。バネ支持体245は、ゼンマイバネ241の巻回部242が遊嵌状態で回転自在に取り付け可能な円筒部246と、円筒部246における一端に周方向へ延在すると共に径方向へ突出したフランジ部247とを備えている。すなわち、バネ支持体245は、円筒部246の内径はゼンマイバネ241の巻回部242の内径より小さく、フランジ部247の外径は該巻回部242の内径より大きく設定されている。そして、バネ支持体245は、円筒部246の軸心を左右方向とすると共に、フランジ部247をベース体151の左側壁182と反対側(左側)とした向きで、該左側壁182に固定されている。従って、バネ支持体245に取り付けたゼンマイバネ241の第1端部243側は、帯状のバネ鋼の幅方向が左右方向に向いた状態で、巻回部242の外周後側から引き出されるようになっている(図6、図9参照)。また、バネ支持体245の円筒部246に取り付けたゼンマイバネ241の巻回部242は、左側壁182およびフランジ部247により左右方向への移動が規制され、該巻回部242が円筒部246から外れないよう構成されている。そして、図6、図9および図10に示すように、バネ支持体245は、第1可動体152に配設された第2作動機構155の第2駆動モータ260の直上に位置している。
(バネ連結部)
ゼンマイバネ241の第1端部243は、図6、図8および図9に示すように、第1可動体152に設けられたバネ連結部217に連結される。バネ連結部217は、第2支持部材210において、第2駆動モータ260用の第2モータ固定部211の真下に隣接して設けられている。また、バネ連結部217は、第2支持部材210から後方へ突出した状態に形成されて、その突出端にネジ締結孔218が形成されており、該ネジ締結孔218には、ゼンマイバネ241の第1端部243に形成されたネジ挿通孔243aに挿通したネジ(図示せず)が締結可能になっている。従って、ゼンマイバネ241の第1端部243側は、ネジ挿通孔243aに挿通したネジをネジ締結孔218に締結することで、バネ鋼の幅方向が左右方向に向いた状態でバネ連結部217の突出端に固定される。なお、バネ連結部217の後方への延出長さは、第2モータ固定部211に固定した第2駆動モータ260のモータ本体の長さより僅かに小さく設定されている(図8、図9参照)。
ゼンマイバネ241の第1端部243側は、図6および図9に示すように、バネ連結部217から外れた位置に、バネ鋼の厚み方向へ折れ曲がった折曲部243bが設けられている。これにより、巻回部242から引き出されて第1端部243がバネ連結部217に連結されたバネ鋼は、折曲部243bにおいて後方へ変向するようになっている。すなわち、ゼンマイバネ241は、第1駆動モータ260をカバーするモータカバー267との接触が回避されて、該第1駆動モータ260の後側近傍を延在するよう構成されている。
従って、実施例の可動演出装置150は、図6、図9、図10、図12〜図14に示すように、ゼンマイバネ241の巻回部242から引き出されたバネ鋼が、第1可動体152の移動方向である上下方向に沿って下方へ延出して、該第2駆動モータ260の直下に設けられたバネ連結部217に第1端部243が連結されている。すなわち、第2駆動モータ260は、ゼンマイバネ241におけるベース体151に配設された巻回部242と第1可動体152に連結された第1端部243との間に配設されており、巻回部242から引き出されたバネ鋼の延在方向に沿う線上に第2駆動モータ260が配置された構成となっている。
そして、ゼンマイバネ241は、第2駆動モータ260の上方に位置する巻回部242から引き出されたバネ鋼が、該第2駆動モータ260の後方を通過してバネ連結部217に連結されているため、図6、図9および図10に示すように、第1可動体152が第1初期位置にある場合でも、バネ鋼が巻回部242から所要長で引き出されて復元力が発現するようになっている。これにより、第1可動体152は、第1初期位置において、ゼンマイバネ241の復元力により、第1移動位置への移動が規制されて該第1初期位置に保持され得るよう構成されている。
なお、ゼンマイバネ241は、第1可動体152の重量および第2可動体153,153の重量に鑑み、第1可動体152を第1初期位置および第1移動位置の間を昇降移動させる第1駆動モータ230の駆動を好適に補助し得る復元力が発現されるものが選択されている。
(第2可動体)
実施例の可動演出装置150は、図5、図7および図15に示すように、第1可動体152の前側に、該第1支持体200に移動可能に配設された複数(実施例では2つ)の第2可動体153,153を備えている。第2可動体153,153は、夫々の第2初期位置が第1装飾体201と重なると共に、夫々の第2移動位置が該第1装飾体201を挟んで反対方向となっている。第2可動体153,153は、第1支持体200に配設された第2作動機構155に支持されており、第2作動機構155における第2駆動モータ260の駆動制御に伴い夫々の第2初期位置および第2移動位置の間を移動するよう構成されている。すなわち、第1可動体152が第1移動位置にある場合において、第2駆動モータ260の駆動に伴い夫々の第2可動体153,153を夫々の第2移動位置へ移動させることで、第1可動体152の第1装飾体201の両側(実施例では第1可動体152の上方および下方)に該第2可動体153,153が夫々位置するよう構成されている。なお、一対の第2可動体153,153は、図7に示すように、前後方向において互いに重ならない関係で第1可動体152に配設されている。
第2可動体153,153は、図17、図20および図21に示すように、第2装飾ベース部材250と、該第2装飾ベース部材250の前側に配設される第2装飾部材251と、第2装飾ベース部材250と第2装飾部材251との間に画成された空間内において、第2装飾部材251の後側に配設される光拡散シート252と、光拡散シート252の後側に配設される第2発光基板253とを備えている。第2装飾ベース部材250は、第2装飾部材251より一回り小さい輪郭形状に形成される共に、後面上部から後方へ延出する複数(実施例では2つ)の取付ボス254,254が、左右に離間して一体に形成されている。第2初期位置が第1可動体152の左前側となる第2可動体153は、第1可動体152の第1支持体200において右側に支持された2つのアーム部材(第1アーム部材261および第2アーム部材262)に、夫々の取付ボス254,254を利用して連結することで両アーム部材261,262に支持されている。また、第2初期位置が第1可動体152の右前側となる第2可動体153は、第1可動体152の第1支持体200において左側に支持された2つのアーム部材(第3アーム部材263および第4アーム部材264)に、夫々の取付ボス254,254を利用して連結することで両アーム部材263,264に支持されている。なお、夫々の第2可動体153,153には、該第2可動体153,153に設けられた一対の取付ボス254,254の突出端間に架設される保持部材255が固定され(図12、図16参照)、取付ボス254に枢支された第1〜第4アーム部材261,262,263,264が、該取付ボス254から外れるのを防止するようになっている。
(第2装飾部材および第2発光基板)
夫々の第2可動体153,153の第2装飾部材251は、図20および図21に示すように、所要の意匠形状に形成されると共に、塗装やメッキ等の装飾が施されている。また、第2装飾部材251は、少なくとも第2発光基板253の前側部分が光透過性を有するよう構成されている。第2発光基板253は、前面に複数の第2LED253aが実装されており、図示省略した配線により第1発光基板223に電気的に接続されている。これにより、夫々の第2可動体153,153は、第2発光基板253の第2LED223aの発光時に、第2装飾部材251の一部または全体が明輝されるようになっている。
(第2作動機構)
第1可動体152に配設されて、一対の第2可動体153,153を夫々の第2初期位置および第2移動位置の間で移動させる第2作動機構155は、図17〜図21に示すように、駆動手段としての第2駆動モータ260と、第2駆動モータ260に連係され、該第2駆動モータ260の駆動により姿勢変位する前述の第1〜第4アーム部材261,262,263,264とを備えている。第1〜第4アーム部材261,262,263,264は、夫々の一端側が第1可動体152の第1支持部材202に設けられたアーム支持部203a,203b,203c,203dに個別に枢支されている。また第2作動機構155は、第2駆動モータ260の駆動軸260aに固定された第2駆動ギア265と、第2〜第4アーム部材262,263,264に夫々設けられて、第2駆動ギア265に直接に噛合または間接的に連係された複数の第2従動ギア266とを備えている。第2アーム部材262に設けられた第2従動ギア266および第3アーム部材263に設けられた第2従動ギア266は、ギア支持部204aに回転自在に支持されて第2駆動ギア265に噛合した第2従動ギア266に噛合している。また、第3アーム部材263に設けられた第2従動ギア266および第4アーム部材264に設けられた第2従動ギア266は、ギア支持部204bに回転自在に支持された第2従動ギア266に噛合している。なお、第2駆動モータ260のモータ本体は、モータカバー267によりカバーされている(図9、図12参照)。
第1アーム部材261の他端および第2アーム部材262の他端は、左側の第2可動体153の取付ボス254,254に夫々連結されており、第1支持部材202および左側の第2可動体153とで平行リンク機構を構成している。従って、第2駆動モータ260の駆動により、第1支持部材202に対して第1アーム部材261および第2アーム部材262が平行に回転することで、左側の第2可動体153を、第1可動体152の前側となる第2初期位置および該第1可動体152の上方となる第2移動位置の間を昇降移動させ得るようになっている。一方、第3アーム部材263の他端および第4アーム部材264の他端は、右側の第2可動体153の取付ボス254,254に夫々連結されており、第1支持部材202および右側の第2可動体153とで平行リンク機構を構成している。従って、第2駆動モータ260の駆動により、第1支持部材202に対して第3アーム部材263および第4アーム部材264が平行に回転することで、右側の第2可動体153を、第1可動体152の前側となる第2初期位置および該第1可動体152の下方となる第2移動位置の間を昇降移動させ得るようになっている。すなわち、第2作動機構155は、サブ制御装置112により第2駆動モータ260を駆動制御することにより、第1〜第4アーム部材261,262,263,264が同期的に回転して、夫々の第2可動体153,153を夫々の第2初期位置および第2移動位置の間で昇降移動させるように構成されている。
(ロック装置)
実施例の可動演出装置150は、図6〜図8に示すように、ベース体151の後側に固定される取付部材157の左部に、第1可動体152を第1初期位置にロックするロック装置270を備えている。ロック装置270は、作動手段としての電磁ソレノイド270aと、該電磁ソレノイド270aのロッドに固定されたロックピン270bとを備えており、該ロックピン270bが前方へ突出した姿勢で電磁ソレノイド270aが取付部材157に固定されている。ロックピン270bは、電磁ソレノイド270aの非励磁状態において、ベース体151の第1ベース部材160から前方へ延出して、第1可動体152の後面(第2支持部材210の後面)に後方へ突設した係止突部(図16、図22参照)219の下方に位置することで、第1可動体152が第1移動位置に向けて下方へ移動するのを規制し得る。また、電磁ソレノイド270aが励磁制御されると、ロックピン270bが後方へ移動して係止突部219の下方から退避するため、第1可動体152が第1移動位置に向けて下方へ移動することが許容される。
(実施例の作用)
実施例のスロットマシン10では、メダル投入口59にメダルを投入するか、1ベットボタン60またはMAXベットボタン61を操作すると、スタートレバー63が有効化される。そして、有効化されたスタートレバー63を操作すると、これに伴ってゲームが開始される。また、ゲームが開始されると、メイン制御装置111において入賞役に当選か否かを決定する入賞役抽選が実行されて複数種類の入賞役の何れかまたははずれが決定されると共に、第1〜第3リールユニット101,102,103の各リール107の回転が開始される。その後、各第1〜第3ストップボタン64,65,66が有効化され、有効化された第1〜第3ストップボタン64,65,66が操作されると、操作された第1〜第3ストップボタン64,65,66に対応する第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107の回転が停止される。そして、第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107が全て停止することで1回のゲームが終了し、このゲームの結果、入賞役抽選で当選した入賞役に対応する図柄の組合わせが窓部82,82,82に揃うと、入賞した入賞役に対応付けられた処理が実行される。
一方、メイン制御装置111のメイン制御基板での入賞役抽選結果が、サブ制御装置112のサブ制御基板に送信される。サブ制御装置112のサブ制御基板は、メイン制御装置111から受信した入賞役抽選結果に基づき、演出表示装置75における表示ユニット76の表示部77での演出表示内容や、照明装置68を含む照明装置の演出内容や、スピーカ70での演出内容や、可動演出装置150を含む演出装置の作動有無等を決定して、決定した内容に基づいて夫々を作動制御する。
サブ制御装置112のサブ制御基板が、可動体演出の実行可否判定の結果により、可動演出装置150を作動させることが決定された場合には、該サブ制御基板は可動演出装置150に所定の制御信号を送信する。なお、制御信号としては、第1作動機構154の第1駆動モータ230用および第2作動機構155の第2駆動モータ260用の駆動制御信号と、第1発光基板223および第2発光基板253におけるLED223a,253aの発光制御信号等が送信される。
(可動演出装置の作動態様について)
可動演出装置150は、図1、図5〜図8に示す初期状態において、第1可動体152および第2可動体153,153が、夫々の第1初期位置および第2初期位置に停止保持されている。サブ制御装置112のサブ制御基板からの制御信号が可動演出装置150に送信されると、第1作動機構154の第1駆動モータ230が回転駆動を開始する。第1作動機構154は、第1駆動ギア233と第1従動ギア234との噛合のもとで、第1レバー部材231が図10に示す第1姿勢から図14に示す第2姿勢に向けて正面視において時計方向へ回転し、第1レバー部材231に連結された第2レバー部材232が第1レバー部材231に押されることで、第1初期位置にあった第1可動体152は、スライドレール190を介してベース体151に支持された状態で、該第1初期位置から第1移動位置に向けて下方へ移動する。ここで、第1可動体152の第1移動位置は、図23(a)に示すように、前面ユニット部材90の収容部95内において、演出表示装置75における表示ユニット76の表示部77の前方に設定されている。従って、前面ユニット部材90の収容部95内に収容した状態で配設された可動演出装置150の第1可動体152は、第1移動位置まで移動すると演出表示装置75における表示ユニット76の表示部77と前後方向で重なった状態となり、該表示部77を部分的に覆うようになる(実施例では、表示部77の略上半分の領域を覆うようになる)。
そして、第1レバー部材231が第2姿勢まで回転変位して、ガイド溝176に係合したスライド部材235が該ガイド溝176の下端に当接すると、第1可動体152が第1移動位置に到達する。そして、スライド部材235がガイド溝176の下端に当接することで、第1レバー部材231および第2レバー部材232の回転が規制され、第1可動体152が第1移動位置に停止保持される。
(第2可動体の作動)
第1可動体152が第1初期位置から第1移動位置まで移動したことが図示省略した位置検出手段により検出されると、サブ制御装置112のサブ制御基板からの制御信号に基づき、第2作動機構155の第2駆動モータ260が回転駆動を開始する。これにより、第2駆動ギア265と第2従動ギア266との噛合のもとに、第1アーム部材261および第2アーム部材262が図18において時計方向へ回転することで、該第1アーム部材261および第2アーム部材262に支持された左側の第2可動体153が、第1可動体152に重なった第2初期位置から上方の第2移動位置に向けて上昇移動する。一方、第3アーム部材263および第4アーム部材264が図18において時計方向へ回転することで、該第3アーム部材263および第4アーム部材264に支持された右側の第2可動体153が、第1可動体152に重なった第2初期位置から下方の第2移動位置に向けて下降移動する。
従って、実施例の可動演出装置150は、図15〜図17に示すように、第1可動体152が第1移動位置となり、夫々の第2可動体153,153が夫々の第2移動位置となった場合に、第1可動体152の上方および下方の第2可動体153,153が位置して上下3段に各可動体152,153,153が並んだ状態となり、演出表示装置75の表示部77の前側において大きく拡大した状態となる(図23(b)参照)。従って、前面ユニット部材90の収容部95内に収容した状態で配設された可動演出装置150は、夫々の第2可動体153,153が第2移動位置に移動すると、演出表示装置75における表示ユニット76の表示部77と前後方向で重なった状態となり、該表示部77を広く覆うようになる(実施例では、表示部77の左側下部および右側下部を除く領域を覆うようになる)。すなわち、可動演出装置150は、演出表示装置75の表示部77の前側において、第1可動体152の移動方向である上下方向に第2可動体153,153が移動することで、第1可動体152および第2可動体153,153の全てが視認されるようになり、迫力かつインパクトのある演出が行われる。
一方、実施例の可動演出装置150は、第1可動体152および第2可動体153が第1移動位置および第2移動位置にある状態から初期状態に復帰する場合には、まず第2作動機構155の第2駆動モータ260を逆駆動させて、夫々の第2可動体153,153を夫々の第2初期位置へ移動させる。次いで、第1作動機構154の第1駆動モータ230を逆駆動させて、第1可動体152を第1移動位置から第1初期位置に向けて上方へ移動させる。
(ゼンマイバネによる第1可動体の移動補助)
実施例の可動演出装置150は、第1可動体152が第1初期位置および第1移動位置の間を昇降移動する際に、ベース体151と第1可動体152との間に架設されたゼンマイバネ241のバネ鋼が巻回部242から引き出されて下方へ延出することで発現する付勢力により、第1可動体152が常に上方へ付勢された状態となる。すなわち、前述したように、第1可動体152が第1初期位置にある場合であっても、ゼンマイバネ241のバネ鋼が巻回部242から所要長に引き出された状態となっていることから、第1可動体152が第1初期位置、第1移動位置および両位置間の中途位置の何れの位置にあっても、第1可動体152および第2可動体153,153の重量がゼンマイバネ241の付勢力に相当する分だけ相殺される。従って、第1作動機構154の第1駆動モータ230に加わる負荷が軽減され得る。
実施例の可動演出装置150によれば、ベース体151と第1可動体152との間に架設されたゼンマイバネ241は、該第1可動体152が第1初期位置から第1移動位置へ移動する際に、渦巻き状に巻回した巻回部242からバネ鋼が引き出されるように弾性変形するので、第1可動体152が第2位置から第1位置側へ付勢されるようになり、第1駆動モータ230の駆動に伴って第1可動体152のスムーズな移動が可能となる。そして、ゼンマイバネ241は、巻回部242からバネ鋼が引き出されるように弾性変形するので、第1可動体152およびベース体151に配設された部材との間に、バネ鋼の厚み以上の僅かな隙間があれば該バネ鋼を通すことが可能であるので、該ゼンマイバネ241の占有スペースを小さくして可動演出装置150の小型化を図り得る。また、ゼンマイバネ241の占有スペースを小さくし得るので、可動演出装置150の設計の自由度も高められる。
また、実施例の可動演出装置150では、ベース体151に配設したバネ支持体245が第1駆動モータ230の直上に位置すると共に、バネ支持体245に取り付けられたゼンマイバネ241における巻回部242から引き出された第1端部243側を、第1可動体152における第1駆動モータ230の直下に位置するバネ連結部217に連結するよう構成した。これにより、ゼンマイバネ241の巻回部242と第1端部243との間に第1駆動モータ230が位置すると共に、巻回部242から引き出されたバネ鋼の延在方向に沿う線上において第1駆動モータ230が第1可動体152に配設されているので、第1可動体152がゼンマイバネ241によりバランスよく支持され、該第1可動体152を第1初期位置および第1移動位置の間でスムーズに昇降移動させ得る。
また、実施例の可動演出装置150では、ゼンマイバネ241の巻回部242をベース体151に取り付けて、該ゼンマイバネ241の重量が第1可動体152に付与されないよう構成されているので、第1可動体152を第1初期位置および第1移動位置の間で昇降移動させる第1駆動モータ230に対する負荷が軽減され得る。
〔変更例〕
本発明に係る遊技機は、実施例に例示の形態に限らず種々の変更が可能である。
(1)可動演出装置は、1つの可動体のみ備えたものであってもよい。
(2)第1可動体の第1初期位置および第1移動位置の間の移動方向は、実施例で例示した上下方向に限らず、左右方向、前後方向または斜め方向であってもよい。
(3)第1可動体に配設される第2可動体は、1つまたは3つ以上であってもよい。また、第2可動体における夫々の第2移動位置は、実施例で例示した上下方向に限らず、第1可動体を挟んで左右方向や斜め方向であってもよい。
(4)補助手段としてのゼンマイバネは、その巻回部を第1可動体側に配設すると共に、巻回部から引き出した第1端部側を固定部であるベース体側に連結することで、ベース部および第1可動体に架設するようにしてもよい。
(5)補助手段としてのゼンマイバネは、巻回部の回転軸方向を可動演出装置の左右方向となるようにベース体または第1可動体に配設して、該巻回部から引き出されるバネ鋼の幅方向が該可動演出装置の前後方向となるようにしてもよい。また、ゼンマイバネは、巻回部の回転軸方向が、可動演出装置の前後方向および左右方向の両方向と斜めに交差する向きに配設してもよい。
(6)補助手段は、第1可動体と第2可動体とに架設されて、第2可動体を移動させる第2駆動モータを補助するものであってもよいる
(7)補助手段としてのゼンマイバネは、第1作動機構を構成する駆動手段である第1駆動モータを挟んで、巻回部および第1端部を配設するようにしてもよい。
(8)補助手段としてのゼンマイバネは、バネ鋼を渦巻き状に巻回した巻回部の中心側に位置する第2端部側を引き出すようにして、巻回部を固定部または可動体の何れか一方に配設すると共に、第2端部を固定部または可動体の他方に連結するようにしてもよい。
(9)バネ鋼から構成されたゼンマイバネは、導電性を有すると共にアース部に接続し、該ゼンマイバネにおける巻回部から引き出された第1端部側を駆動手段に接触した状態で延在するよう構成してもよい。このような構成とすれば、導電性を有すると共にアース部に接続されたゼンマイバネが駆動手段に接触するので、該駆動手段に帯電し得る静電気を該ゼンマイバネを介してアース部へ放電し得る効果が得られる。また、バネ鋼から形成されたゼンマイバネが駆動手段に接触することで、該駆動手段で発生した熱をゼンマイバネを介して放熱することも可能である。
(10)可動演出装置は、前面扉ではなく、筐体や支持枠体に配設したものであってもよい。
(11)実施例では、サブ制御装置により可動演出装置を作動制御するようにしたが、メイン制御装置により該可動演出装置を作動制御するようにしてもよい。
(12)実施例では、遊技機としてのスロットマシンを示したが、可動演出装置が配設される遊技機はスロットマシンに限られるものではなく、パチンコ機やアレンジボール機等であってもよい。すなわち、本願発明は、固定枠としての外枠の開口前面側に開閉および着脱可能に組み付けられ、図柄表示装置が配設された遊技盤を着脱可能に保持する本体枠としての中枠を有する本体と、該本体における中枠の前面側に開閉可能に組み付けられ、遊技盤を透視保護可能に構成された装飾枠としての前枠からなる前側部材とを備えたパチンコ機において、当該中枠、遊技盤または前枠に配設され、第1位置および第2位置の間を移動可能に固定部に支持された可動体と、可動体を第2位置から第1位置側へ付勢する補助手段とを備えたパチンコ機も対象とされる。
(13)実施例では、筐体と前面扉との間に支持枠体が配設されて、図柄表示装置および制御装置を該支持枠体に配設して構成されたスロットマシンを例示したが、支持枠体を装備せずに、図柄表示装置および制御装置が筐体内に設置されたスロットマシンであってもよい。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
(付記)
請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機において、
前記ゼンマイバネ(241)は、導電性を有すると共にアース部に接続されており、
前記ゼンマイバネ(241)は、巻回部(242)から引き出された第1端部(243)側が前記駆動手段(260)に接触した状態で延在する。
付記に係る発明によれば、導電性を有するゼンマイバネが駆動手段に接触するので、該駆動手段に帯電し得る静電気を該ゼンマイバネを介してアース部へ放電することができる。また、バネ鋼から形成されたゼンマイバネが駆動手段に接触することで、該駆動手段で発生した熱をゼンマイバネを介して放熱することも可能である。
151 ベース体(固定部)
152 第1可動体(可動体)
153 第2可動体(別の可動体)
241 ゼンマイバネ(補助手段)
242 巻回部
243 第1端部
244 第2端部
260 第2駆動モータ(駆動手段)

Claims (2)

  1. 第1位置および第2位置の間を移動可能に固定部に支持された可動体と、前記可動体を前記第2位置から第1位置側へ付勢する補助手段とを備えた遊技機であって、
    前記補助手段は、
    バネ鋼を渦巻き状に巻回した巻回部の外周側に位置する第1端部が前記固定部または可動体の何れか一方に連結されると共に、該巻回部の中心側に位置する第2端部が前記固定部または可動体の他方に連結されるゼンマイバネを備え、
    前記可動体が第1位置から第2位置へ移動する際に、渦巻き状に巻回したバネ鋼が前記巻回部から引き出されるよう前記ゼンマイバネが弾性変形することで、該ゼンマイバネに発現する復元力により可動体を第1位置側へ付勢するよう構成され
    前記ゼンマイバネは、導電性を有し、アース部に接続されると共に、前記巻回部および前記第1端部の間に対向するよう設けられた駆動手段に接触するよう構成され
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動体とは別の可動体が前記駆動手段の駆動により移動するよう構成され、
    前記別の可動体は、前記可動体が前記第2位置にある状態で、該可動体の前側となる初期位置と、前記ゼンマイバネを前側から覆う移動位置との間を移動し得るよう構成された請求項1記載の遊技機。
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