JP2003024609A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003024609A
JP2003024609A JP2001216202A JP2001216202A JP2003024609A JP 2003024609 A JP2003024609 A JP 2003024609A JP 2001216202 A JP2001216202 A JP 2001216202A JP 2001216202 A JP2001216202 A JP 2001216202A JP 2003024609 A JP2003024609 A JP 2003024609A
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Masayuki Ebihara
昌行 海老原
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の遊技に関するさまざまな知識量に対
応でき、遊技中の遊技者の視線を移すことなく、必要な
ときのみ遊技に関する情報を確認する。 【解決手段】 遊技者は、遊技に関する情報を見る必要
が生じたとき、一旦遊技を中断し、操作つまみ20を把
持して遊技盤面に沿って引き降ろすことで、第1の情報
プレート18がぜんまいばね16の付勢力に抗して巻取
りローラ12から巻き出されてくる。この結果、遊技盤
面に多量の情報を遊技者に案内する。一方、操作レバー
24を長孔10Bの右端へスライド移動させると、第2
の情報プレート22が化粧カバー10と透明ガラス板1
10Aとの間から透明ガラス板110Aに沿って出てく
るため、遊技者の視界の中に入る

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発射装置と、この
発射装置によって発射された遊技球の経路を構成する遊
技盤と、前記遊技盤を保護すると共に、遊技盤面が遊技
者によって直接触れることができないように遮蔽する透
明ガラス板と、が矩形枠状のベース本体に組み付けられ
て構成された遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特
別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出するこ
とで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、
大入賞口が所定期間、所定回数開放され、遊技球の入賞
率を高める、遊技者に有利な状態とする機能を持つパチ
ンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊
技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中
央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。こ
の表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景
画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並び
で当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、
この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れか
に一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】上記抽選を開始するためには、特別図柄始
動入賞口にパチンコ球が入賞することが絶対条件であ
り、遊技者はこの特別指導入賞口を狙ってパチンコ球を
発射する。
【0005】ところで、パチンコ機では、初心者等、上
記遊技に関する情報、特に当りに関する情報に関して知
識がない、或いは知識が不足している者のために、遊技
者に対向する面の何れかへ当該情報がプリントされたシ
ートを貼り付けている。
【0006】ところが、上記シートを貼り付けるスペー
スが少ないため、充分な情報を遊技者に報知することが
できない場合がある。
【0007】これを解消するために、遊技盤面の下部に
帯状の遊技説明書を挟んでおくことが考えられるが、情
報量が増えると遊技の邪魔になるため、情報量に制限が
生じることになる。
【0008】そこで、特開平8−299574号公報
(以下、先行技術1という)では、島の前面板に一側を
軸として開閉する大当たり表示装置を設けている。しか
し、この先行技術1では、遊技者と表示面とが垂直の関
係になり、遊技者は遊技中に視線を頭上に向き、かつ首
を傾ける必要があり、遊技者にとって見易い配置構成と
なっていない。また、この表示装置は、大当たり後の表
示を主体としており、大当たり前の表示を行うものでは
ない。
【0009】また、特開2000−202140号公報
(先行技術2という)では、パチンコ機上部に遊技者に
対向する情報表示面を持つ情報表示板が開示されてい
る。この情報表示板は、さらに情報表示面に重ねて透明
の収納スペースを設けており、情報表示板に遊技者の手
が直接手を触れにくくし、汚れを防ぐようにしている。
【0010】この先行技術2では、パチンコ機の上部、
すなわち遊技店側の設備であるトップランプと一体化さ
れており、表示部分のスペースに限界がある。また、表
示部分を優先(広げる)と、トップランプ部のデザイン
上に制約が生じる。
【0011】さらに、上記先行技術1と同様に、情報を
見るときに遊技者は視線を上に移さなければならない。
また、上記先行技術2では、情報の知識が少ない遊技者
を対象としており、知識が豊富な遊技者にとっては、不
要な表示となる。
【0012】さらに、上記先行技術1及び先行技術2で
は、パチンコ機に遊技に関する情報を添付せず、遊技店
側の設備として設けているため、パチンコ機の入れ替え
等に、表示装置(表示板)も差し替えたり、情報のデー
タベースを変更しなければならず、作業が煩雑となると
いう欠点がある。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、遊技者の遊技
に関するさまざまな知識量に対応でき、遊技中の遊技者
の視線を移すことなく、必要なときのみ遊技に関する情
報を確認することができる遊技機を得ることが目的であ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、発射装置と、この発射装置によって発射された遊技
球の経路を構成する遊技盤と、前記遊技盤を保護すると
共に、遊技盤面が遊技者によって直接触れることができ
ないように遮蔽する透明ガラス板と、が矩形枠状のベー
ス本体に組み付けられて構成された遊技機であって、遊
技に関する情報が記録された記録媒体と、前記記録媒体
を、遊技中の遊技者の視界の範囲であり、かつ当該記録
媒体に記録された情報を確認可能な第1の位置、並びに
遊技者の遊技のための視界を妨げない第2の位置に選択
的に移動可能な移動手段と、を有している。
【0015】請求項1記載の発明によれば、記録媒体
は、必要ないときは第2の位置にあり、遊技者の遊技の
ための視界を妨げることはない。従って、知識が豊富な
遊技者等、遊技に関する情報の開示が不要な場合には、
遊技機の美観を損ねることもない。
【0016】一方、知識が不足している遊技者は、遊技
に関する情報を必要とする。この場合、記録媒体を第1
の位置とすることで、記録媒体に記録された情報が確認
可能となる。このとき、遊技者は遊技中の視線をほとん
ど移動することなく、情報を認識することができる。
【0017】このように、記録媒体を遊技者に情報開示
可能な位置(第1の位置)と、収納位置(第2の位置)
に移動可能とし、選択的に何れかの位置に移動させるこ
とで、遊技者に見易い位置での情報量を増大することが
でき、かつこの記録媒体による遊技機自体の美観を損ね
たり、遊技に支障をきたすような不具合の解消、という
二律背反の効果を両立することができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記記録媒体が、前記透明ガラス
板に沿って配設された板状プレートであり、前記遊技盤
面内の第1の位置と、前記遊技盤面外の第2の位置との
間を透明ガラス板に沿ってスライド移動可能に配置さ
れ、前記移動手段が、前記プレートに取り付けられ、遊
技者側に突出され、当該遊技者が把持してスライド可能
な操作レバーであることを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、通常遊技
盤面又は透明ガラス板に情報が記録されたシートを貼り
付けることがなされているが(従来技術の項で説明済
み)、この請求項2では、板状プレートを透明ガラスに
配置し、これをスライド可能な操作レバーの操作によ
り、第1の位置(遊戯盤面内)又は第2の位置(遊技盤
面外)に移動させることで、情報量を多くすることがで
き、邪魔になることもない。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記記録媒体が、前記芯材の回転
軸が前記フレーム本体の上端に略水平状態で軸支され、
筒状の芯材に層状に巻き取り可能なロールプレートであ
り、前記移動手段が、前記芯材へのロールプレートの巻
き取り方向に付勢する付勢手段と、前記ロールプレート
の巻き取り時に最上層側端部に設けられ、前記付勢手段
の付勢力に効して前記ロールプレートを引き出す操作部
と、で構成されていることを特徴としている。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、通常は付
勢手段の付勢力でロールプレートは、芯材に巻き取られ
るため、遊技盤を見る遊技者の視界を妨げることがな
い。
【0022】この状態で、情報を見たい遊技者は、操作
部を操作して、前記付勢手段の付勢力に効してロールプ
レートを引き出す。これにより、遊技者は、多量の情報
を見ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110が示されている。このパチンコ機110
は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店
側のベース面115に支持されている。また、枠体11
3には、装飾版113A、スピーカ162、キーシリン
ダ113B等が配設されている。
【0024】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0025】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘(図示省略)が打ち込まれ、
レール112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘
に当たって跳ねたり、釘によって形成される案内路に案
内されながら、落下していくようになっている。また、
この釘の他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置
には、風車118が取り付けられており、パチンコ球を
予期しない方向へ方向転換させるようになっている。
【0026】ゲージ部114は、ほぼ左右対称系とされ
ており、この中央部には特別図柄変動装置としての電動
役物ユニット122が配置され、その表示部124が露
出されている。この表示部124の下方には電動役物ユ
ニット122を始動するための特別図柄始動入賞口12
6が設けられている。
【0027】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当りの表示状態で所定時間開放され、大量の
パチンコ球を入賞させることができる構成となってい
る。
【0028】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動役物ユ
ニット122による抽選結果の報知が終了した時点で、
保留された分が消化されるようになっている。
【0029】また、ゲージ部114には、特別始動入賞
口126の両サイドに普通図柄始動入賞口130が設け
られおり、普通図柄始動入賞口130にパチンコ球が入
賞すると、図示しない普通図柄表示部の表示が変動し、
所定当り数字になると、前記特別図柄始動入賞口126
に設けられた可動部としての電動チューリップ134が
所定時間開放するようになっている。この電動チューリ
ップ134の開放により、特別図柄始動入賞口126へ
の入賞の確率が物理的に高まることになる。
【0030】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0031】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。また、この
ハンドル136の周囲にはストップスイッチ137が設
けられている。このストップスイッチ136は、ハンド
ル136を回転した状態を維持しながら、発射装置を停
止させる機能を有している。
【0032】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板15
1という)。
【0033】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0034】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0035】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基
板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0036】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24が表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制
御基板160は、普通図柄表示部も制御する。
【0037】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられている。
【0038】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、特別図柄保留ランプ200が接続
されている。
【0039】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板1
60には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容の
データが予め記憶されており、命令信号に基づいてデー
タが選択されて、起動するようになっている。
【0040】上記構成のパチンコ機110において、遊
技者はある程度遊技に関する情報を知識として持ってい
ることで、遊技の進行を円滑に行うことができる。
【0041】ところが、遊技者は、当該情報の知識を充
分持った者とは限らず、初心者等、知識が不足している
者もいる。このため、必要最小限の遊技に関する情報を
遊技者に開示することが必要である。
【0042】この遊技に関する情報量は、パチンコ機の
趣向が複雑になればなるほど多くなる傾向にある。そこ
で、本実施の形態では、多量の情報を見易く、かつ知識
を充分持っている遊技者に対して、邪魔にならない情報
案内機能を設けている。
【0043】図4及び図5は、図1を簡略化したパチン
コ機110の正面図及び右側面図であり、上記情報案内
機能の詳細を示しており、図1では図示を省略したが、
枠体113の最前面には、上下端及び左右端に沿うよう
に、枠状の化粧カバー10が取り付けられている。(巻
取り式情報プレートの情報開示機構部)この化粧カバー
10の上端は、略円筒状に突出された突起部10Aが形
成され、この突起部10Aの内方空間には、巻取り式の
情報プレートによる情報開示機構部12が配設されてい
る。この巻取り式の情報プレートの情報開示機構部12
は、芯材としての巻取りローラ14を備えている。
【0044】図6に示される如く、巻取りローラ12の
回転軸12Aは、枠体113(図5参照)から突出した
ブラケット14に軸支されている。また、この巻取りロ
ーラ12は、ぜんまいばね16の一端が係止されてお
り、他端は、ブラケット14に係止されており、このぜ
んまいばね16により巻取りローラ12を一方向(図6
の矢印A方向)へ回転するように付勢している。
【0045】巻取りローラ12の周面には、可撓性を有
する長尺の第1の情報プレート18の長手方向一端側が
固着されており、前記ぜんまいばね16の付勢力での巻
取りローラ12の回転で、層状に巻き取られている。
【0046】この第1の情報プレート18は、巻取り状
態では、前記化粧カバー10の上端部の突起部10Aに
よって形成された空間に収納されており、遊技盤面の視
界を妨げることはない(第2の位置)。
【0047】前記層状に巻き取られた第1の情報プレー
ト18における最上層側の端部には、球状の操作つまみ
20が取り付けられている。遊技者が、この操作つまみ
20を把持して下方へ引きおろすと、第1の情報プレー
ト18は、前記ぜんまいばね16の付勢力に抗して回転
し、第1の情報プレート18が巻き出されることになる
(第1の位置)。
【0048】この場合、遊技盤面を見る遊技者の視界を
第1の情報プレート18が妨げることになるが(図7参
照)、遊技者の意思によって行われることであり、遊技
に支障をきたすことはない。
【0049】第1の情報プレート18には、遊技に関す
る情報が記録されており、遊技者はこの情報に基づい
て、遊技を実行する。また、情報の認識が終了した場合
には、操作つまみ20を離すことで、第1の情報プレー
ト18は付勢力で再度巻取りローラ12に巻き取られる
ことになる。
【0050】なお、遊技者が操作つまみ20を把持して
第1の情報プレート18を所定量引出した後、図示しな
いストッパの作用で操作つまみ20を離しても、引出し
状態を保持する構造としてもよい。また、この場合、操
作つまみ20を再度把持して、若干量引きおろすこと
で、ストッパ機能を解除させる等のストッパ解除機構を
併せ持つことが必要である。(スライド式情報プレート
の情報開示機構部)また、図4に示される如く、このパ
チンコ機110には、前記化粧カバー10の右下角部に
スライド式情報プレートの情報開示機構部が設けられて
いる。
【0051】化粧カバー10の右下角部の内側には、薄
肉平板状の第2の情報プレート22が配設されている。
この第2の情報プレート22は、透明ガラス板110A
と化粧カバー10との間に配設されている。
【0052】この化粧カバー10の右下角部の内周面
は、遊技盤面に沿って円弧状にカットされており、前記
第2の情報プレート22も、右上の角部が前記円弧状に
沿ってカットされており、通常は遊技者から見えないよ
うになっている(第2の位置)。
【0053】第2の情報プレート22の前面には、操作
レバー24が取り付けられ、化粧カバー10に形成され
た長孔10Bから突出されている。前記第2の位置で
は、操作レバー24は、長孔10Bの右端に位置してい
る。
【0054】遊技者は、この操作レバー24を把持して
長孔10Bの左端へ移動させると、これに伴って第2の
情報プレート22が化粧カバー10の内側である遊技盤
面上に露出することになる(図8に示す第1の位置)。
【0055】これにより、遊技者は、第2の情報プレー
ト22に記録された情報を見ることができるようになっ
ている。
【0056】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0057】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0058】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0059】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確立で大当り抽選が開始される。この大
当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれに
おいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パ
ターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、
図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御基板
へコマンド信号を送出する。
【0060】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変
動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリ
ーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、
遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0061】ここで、当りとなった場合には、大入賞口
128の開閉部材129が所定時間、所定回数開放する
ことで、パチンコ球の入賞の確率が極めて大きくなる、
遊技者の有利な状態とすることができる。
【0062】上記図柄変動表示中に、特別図柄始動入賞
口126にパチンコ球が入賞すると、抽選はその時点で
なされるが、現在進行中の図柄変動表示中が終了するま
で図柄変動表示を待機する。これは、保留ランプ200
が点灯することで、遊技者に報知される。
【0063】ここで、遊技者は、遊技中に遊技内容の確
認をしたい場合がある。
【0064】例えば、機種により当たりになる図柄の種
類が異なり、また、確率変動となり得る図柄の種類も異
なるため、予めこれらを把握して遊技することで、期待
感を持って遊技することができる。
【0065】また、パチンコ機110により、入賞した
ときの賞球数も異なるため、この賞球数の確認も遊技者
の把握しておきた情報の1つである。
【0066】上記遊技に関する情報は、熟練の遊技者で
あれば、事前情報として認識していることが多いが、逆
に初心者は遊技内容をほとんど理解(認識)していない
場合があり、遊技者感で必要とする情報両に格差が生じ
ている。
【0067】そこで、本実施の形態では、前記情報を記
録した媒体(第1の情報プレート18、第2の情報プレ
ート22)を、通常は遊技者の遊技中の視界外に格納し
ておき、遊技者の意思で見易い位置に配置することがで
きる機構を設けた。
【0068】この実施の形態では、2種類の情報開示機
構を備えており、それぞれ用途がことなっている。
【0069】まず、巻取り式情報プレート機構部は、遊
技盤面の上部に位置している。この上部の化粧カバー1
0からは、操作つまみ20が露出しており、この操作つ
まみ20が取り付けられた第1の情報プレート18が巻
取りローラ12に層状に巻き取られている。
【0070】遊技者は、遊技に関する情報を見る必要が
生じたとき、一旦遊技を中断し、操作つまみ20を把持
して遊技盤面に沿って引き降ろす。
【0071】これにより、操作つまみ20の引き降ろし
動作に伴ない、第1の情報プレート18がぜんまいばね
16の付勢力に抗して巻取りローラ12から巻き出され
てくる。
【0072】この結果、遊技盤面のほぼ1/2の領域
(図7参照)に亘り、第1の情報プレート18を配置す
ることができ、多量の情報を遊技者に案内することがで
きる。なお、第1の情報プレート18は、引出したとき
に遊技盤面全域に配置してもよい。また、引出量を可変
とし、統計的に重要な情報から先に見えるように情報の
配置を設定しておけば、操作も楽であり、遊技盤面を隠
す量を少なくすることもできる。
【0073】情報の確認(認識)が終了し、遊技者が操
作つまみ20の把持を解除することで、第1の情報プレ
ート18は再度ぜんまいばね16の付勢力で巻取りロー
ラ12へ巻き取られていき、化粧カバー10の上部の突
起部10Aによって形成された空間に格納される。
【0074】このように、巻取り式情報プレートの情報
開示機構部では、多量の情報を開示するのに適してお
り、情報を見るときに遊技を一旦中断するものの、情報
量に制限がないため、熟練者から初心者までそれぞれに
必要な情報を網羅することができ、かつ不要なときは遊
技者の視界から外し格納することができる。
【0075】次に、スライド式情報プレートの情報開示
機構部について説明する。
【0076】巻取り式情報プレートの情報開示機構部
は、多量の情報が必要な場合有利であるが、前述したよ
うに一旦遊技を中断する必要がある。
【0077】遊技者によっては、少量の遊技に関する情
報を遊技しながら確認したい場合もあり得る。
【0078】そこで、化粧カバー10の右下角部に第2
の情報プレート22を配置した。
【0079】この第2の情報プレート22に取り付けた
操作レバー24は、化粧カバー10に設けた長孔10B
から突出しており、第2の情報プレート22が化粧カバ
ー10によって隠されている場合は長孔10Bの右端に
位置している(図9(A)参照)。
【0080】遊技者が情報をみたいとき、この操作レバ
ー24を長孔10Bの右端へスライド移動させると、こ
の移動に伴なって第2の情報プレート22が化粧カバー
10と透明ガラス板110Aとの間から透明ガラス板1
10Aに沿って出てくるため、遊技者の視界の中に入る
(図9(B)参照)。
【0081】この位置は、若干遊技盤面の視界を妨げる
が、遊技を中断するほどではないので、遊技者は遊技を
継続しながら情報を見ることができる。また、情報の確
認が終了した場合は、操作レバー24を長孔10Bの右
端へ移動させることで、第2の情報プレート22を化粧
カバー10の裏側へ格納することができるため、通常の
遊技に支障をきたすようなことはない。
【0082】上記スライド式情報プレートの情報開示機
構部では、情報量は少量ではあるが、遊技者は遊技を継
続しながら情報を確認することができると共に、常に遊
技者の視界内にあるのではないので、必要ないのに視界
に入るといった煩わしさを解消することができる。
【0083】なお、第2の情報プレート22は、化粧カ
バー10の左下角部に限らず、右下角部等、いずれの位
置にあってもよい。
【0084】本実施の形態では、パチンコ機110にお
ける情報開示機構部として、巻取り式の情報プレート
(第1の情報プレート18)と、スライド式の情報プレ
ート(第2の情報プレート22)と、を説明したが、こ
れらの情報開示機構部は、パチンコ機110に限らず、
パチスロ機等の他のゲーム機器(遊技機)にもて機用可
能である。
【0085】また、巻取り式、スライド式共に手動操作
として記載したが、電動モータ等を用いて、ボタン操作
で情報プレートを出し入れする構成としてもよい)。
【0086】さらに、記録媒体としての第1のプレート
18及び第2のプレート22は、所謂印刷やプリントし
たものではなく、電子的に書き換え可能なプレート等、
他の記録媒体であってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、遊技者の
遊技に関するさまざまな知識量に対応でき、遊技中の遊
技者の視線を移すことなく、必要なときのみ遊技に関す
る情報を確認することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の遊技盤面の正
面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る情報開示機構を主体とし、
図1を簡略したパチンコ機の正面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】巻取りローラの回転付勢力の機構を説明する側
面図である。
【図7】第1の情報プレートが引出された状態を示すパ
チンコ機の正面図である。
【図8】第2の情報プレートが引出された状態を示すパ
チンコ機の正面図である。
【図9】スライド式情報開示機構の拡大図であり、
(A)が第2の情報プレートの格納状態、(B)が第2
の情報プレート引出し状態である。
【符号の説明】
10 化粧カバー 10A 突起部 10B 長孔 12 巻取りローラ(移動手段) 12A 回転軸 14 ブラケット 16 ぜんまいばね(付勢手段) 18 第1の情報プレート(記録媒体、ロールプレー
ト) 20 操作つまみ(操作部) 22 第2の情報プレート(記録媒体、板状プレー
ト) 24 操作レバー(移動手段) 110 パチンコ機(遊技機) 111 遊技盤 111A 透明ガラス板 113 枠体 114 ゲージ部 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射装置と、この発射装置によって発射
    された遊技球の経路を構成する遊技盤と、前記遊技盤を
    保護すると共に、遊技盤面が遊技者によって直接触れる
    ことができないように遮蔽する透明ガラス板と、が矩形
    枠状のベース本体に組み付けられて構成された遊技機で
    あって、 遊技に関する情報が記録された記録媒体と、 前記記録媒体を、遊技中の遊技者の視界の範囲であり、
    かつ当該記録媒体に記録された情報を確認可能な第1の
    位置、並びに遊技者の遊技のための視界を妨げない第2
    の位置に選択的に移動可能な移動手段と、を有する遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体が、前記透明ガラス板に沿
    って配設された板状プレートであり、前記遊技盤面内の
    第1の位置と、前記遊技盤面外の第2の位置との間を透
    明ガラス板に沿ってスライド移動可能に配置され、前記
    移動手段が、前記プレートに取り付けられ、遊技者側に
    突出され、当該遊技者が把持してスライド可能な操作レ
    バーであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体が、前記芯材の回転軸が前
    記フレーム本体の上端に略水平状態で軸支され、筒状の
    芯材に層状に巻き取り可能なロールプレートであり、前
    記移動手段が、前記芯材へのロールプレートの巻き取り
    方向に付勢する付勢手段と、前記ロールプレートの巻き
    取り時に最上層側端部に設けられ、前記付勢手段の付勢
    力に効して前記ロールプレートを引き出す操作部と、で
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
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Cited By (6)

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