JP2009072439A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の人手による釘調整を補助する部材を釘周辺に配置しつつ、打ち出された遊技球が当接した際の釘本来の弾力感を損なわせないように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】本パチンコ機は、遊技領域3aに入賞口27と障害釘30とを備えるとともに、障害釘30の基準位置を示す光Lを照射するLD72を備え、該LD72は、光Lを照射することで視認可能状態にし、消灯することで視認不能状態に切り換える。これにより、遊技中に調整対象となる障害釘30に対して特別な部材等を装着したり接触させたりし続けることなく、障害釘30の調整時にのみ光Lを発光表示させて釘調整を行い得るので、調整された障害釘30の遊技球に対する弾力感が損なわれることがない。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは命釘の調整に係る補助的な機能を有するように構成した遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時(つまり、特別遊技状態の抽選に当選した時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
そして、このようなパチンコ機の中には、命釘の間隔を調整する釘間隔調整装置を備えたものが提案されている(特許文献1参照)。この釘間隔調整装置によれば、遊技球の入賞口等に間隔調整部材を所定範囲で移動調整可能に装着し、この間隔調整部材に複数設定した所定幅の間隔調整辺部を2つの命釘間に選択的に位置させることにより、命釘の間隔を遊技球の直径以上の所要間隔に容易かつ正確に調整できるものとしている。
特開平9−38280号公報
しかし、上記した特許文献1に記載されたパチンコ機の釘間隔調整装置によれば、間隔調整辺部が命釘に定常的に触れた状態となるため、打ち出された遊技球が当接した際の命釘の撓み方や振動の仕方が釘間隔調整装置を配置しないパチンコ機に比して微妙に異なり、遊技球の弾み方に影響を与える虞があった。
また、上記した釘間隔調整装置によれば、間隔調整辺部の位置を変えることで命釘の間隔を調整できるものの、逆に調整者の経験的な勘などといった感覚的な調整の入り込む余地が極端に減少するものとなっていた。
そこで、本発明は、従来の人手による釘調整を補助する部材を釘周辺に配置しつつ、打ち出された遊技球が当接した際の釘本来の弾力感を損なわせないように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図9参照)、遊技球(Ba)の入球により賞球の払い出しの契機となる入賞口(27)と、該入賞口(27)への入球の多寡に影響を与える障害釘(30)と、を遊技盤(3)の遊技領域(3a)に備え、前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機において、
前記障害釘(30)の基準位置を示す目印(L、又は106,107)を有する基準位置表示手段(72、又は102)を備え、
前記基準位置表示手段(72、又は102)は、前記目印(L、又は106,107)を、視認可能状態と視認不能状態とに切り換えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1ないし図9参照)、前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)の流下経路を形成し、導入された遊技球を該流下経路に応じて流下させるユニット役物(23)を備え、
前記入賞口(27)が前記ユニット役物(23)の下方に配置され、前記障害釘(30)が前記ユニット役物(23)と前記入賞口(27)との間に配置されてなる、
請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1ないし図4参照)、前記基準位置表示手段が、光(L)を照射する光照射手段(72)を有し、該光照射手段(72)から前記障害釘(30)に対して照射する光(L)を前記目印としてなる、
請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図8及び図9参照)、前記基準位置表示手段が、前記遊技領域(3a)に対して進退自在なシート部材(102)を有し、
前記目印が、前記シート部材(102)に付された目盛り(106,107)であり、該シート部材(102)が前記障害釘(30)に近接した位置まで出された際に、該障害釘(30)の前記基準位置を示してなる、
請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技機は、遊技領域に入賞口と障害釘とを備えるとともに、障害釘の基準位置を示す目印を有する基準位置表示手段を備え、基準位置表示手段が、目印を、視認可能状態と視認不能状態とに切り換えてなる。これにより、調整対象となる障害釘に対し、遊技中に亘って特別な部材等を装着したり接触させたりし続けることなく、必要に応じて(つまり障害釘の調整時等)、目印を視認可能状態に切り換えて釘調整を行い得るので、調整された障害釘の遊技球に対する弾力感が損なわれることがない。また、釘調整に係る作業者が、従来では障害釘の開き具合等の調整に要していた特別な道具を持たずとも、目印を視認不能状態から視認可能状態に切り換えることによって、作業者の経験的な勘を入れ込む余地を残しつつ容易に障害釘の調整を行うことができる。
また、作業者が、障害釘の基準位置、つまり出荷時や初期設定時等の初期状態における障害釘の姿勢位置を当該目印によって認識できるので、障害釘の姿勢位置を相対的に調整するだけでなく、初期状態に戻して新たにリセットした状態から調整することができる。また、障害釘の基準位置となる目印は、障害釘の調整に際してのみ視認可能状態にし得るので、遊技機における、遊技を阻害したり、美観を損ねたりすることがない。
請求項2に係る本発明によると、遊技領域に遊技球の流下経路を形成し、導入された遊技球を該流下経路に応じて流下させるユニット役物を備え、入賞口がユニット役物の下方に配置され、障害釘が前記ユニット役物と入賞口との間に配置されてなるので、ユニット役物下方の入賞口(所謂始動チャッカー)の上方に位置する障害釘(命釘)の調整を容易に行うことができる。
請求項3に係る本発明によると、基準位置表示手段が、光を照射する光照射手段を有し、該光照射手段から障害釘に対して照射する光を目印としてなる。従って、直進性の高い光によって障害釘の基準位置を示すことができるので、障害釘の姿勢位置の調整を常に正確に行うことができる。
請求項4に係る本発明によると、基準位置表示手段が、遊技領域に対して進退自在なシート部材を有し、目印が、シート部材に付された目盛りであり、該シート部材が障害釘に近接した位置まで出された際に、該障害釘の基準位置を示してなる。これにより、シート部材からなる尺度を障害釘にあてがうようにして作業することができるので、視覚的に見易い状態で効率的に障害釘の調整作業を行うことができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂1種1種など他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。なお、図1は、本発明の実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たり(特別遊技状態)が発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上部中央には演出用照明装置8が配設されている。そして、前扉7における遊技盤3の左右上方及び左右下方には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠したり解放したりするための施錠装置18が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右側には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
遊技領域3aの中央部には、該遊技領域3aに打ち出された遊技球を導入し得る左右のワープ導入口37を有するセンター飾り(ユニット役物)23が配設されている。このセンター飾り23の中央部分には開口部36が形成され、かつ該開口部36の下部にはステージSが設けられている。センター飾り23のステージSにおける左右には、左右のワープ導入口37からそれぞれ導入された遊技球をステージSに放出する放出口44がそれぞれ形成されている。ステージSの中央下部には、該ステージS上を転動して案内口39に落下した遊技球を始動チャッカー(入賞口)27に向けて落下させるための球放出口49が形成されている。
遊技盤3には画像表示装置35が、開口部36から画面35aを露出させた状態で遊技盤裏面から装着・固定されている。センター飾り23の左右下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,26a,26bが配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー27とアタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図6参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左右に風車31が配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左右には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、一般入賞口25a,25b,26a,26b、始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27の左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
次に、センター飾り23及び該センター飾り23に搭載したステージSの詳細な構造について、図2ないし図4を参照して詳細に説明する。なお、図2はセンター飾り23の構造を詳細に示す正面図、図3はセンター飾り23の中央下部を拡大してLD72を破線で示した正面図、図4は障害釘30の状態に応じてLD72から光Lを照射した例を示す図で、(a)〜(d)まで順に第1から第4の例を示した説明図である。
すなわち、図2に示すように、センター飾り23は、遊技盤3(図1参照)を前後方向から挟んだ形でそれぞれ該遊技盤3の表面及び裏面に固定される前枠体23a及び後枠体23bを有している。遊技盤3の前後方向で一体化した前枠体23a及び後枠体23bにより開口部36が形成されており、該開口部36には、その最上部と中央部との間で昇降移動する演出装置28が設けられている。該演出装置28は、ロゴ等が記されて発光演出し得るものであり、左右に延びる支持部材29,29によって不図示の昇降機構に支持されている。開口部36の下方の縁部には、所定の契機で上昇する演出装置42が配設されている。後枠体23b最上部には、遊技盤3に形成された同形状の開口24(図1参照)に嵌め込まれて露出する所定形状の照明部33が配置されている。
遊技盤3の表側に位置する前枠体23aは、演出装置42の下側にステージSを有している。該ステージSの左右には、前述したワープ導入口37及び放出口44がそれぞれ設けられている。ステージSの後方には、該ステージS後部と演出装置42との間に延在する壁部48が配置されている。
ステージSには、図2に示すように、ワープ導入口37から導入した遊技球Ba(図1参照)を転がり移動させる転動路57が、センター飾り23の左右幅方向に延びるように形成されている。ワープ導入口37と転動路57との間には、該ワープ導入口37から導入された遊技球Baを直接受けて転動させる転動路54が形成されている。該転動路54は、上記転動路57より一段上方にて該転動路57に沿って延在すると共に、転動する遊技球Baを案内口39に導き得る案内溝部55を有している。また、転動路57の左右方向の中央部には、案内口39が形成されている。該案内口39は、遊技球Baを充分に通過させ得る程度の内径を有した形で上記転動路57を臨むように形成されており、該転動路57から受け入れた遊技球Baを始動チャッカー27に高確率(略々100%)で入賞させ得るように位置決めされている。なお、符号50は、転動路54と転動路57とを隔てる壁面であり、符号56は、転動路57をステージ外方と隔てる壁面である。
次いで、センター飾り23の中央下部で球放出口49の下方には、図3に示すように、本発明の特徴をなすレーザーダイオード(基準位置表示手段、光照射手段)72(以下、LD72という)が配置されている。
LD72は、その照射方向が、センター飾り23の中央下部からその下方に位置する命釘である障害釘30の方に向けられるとともに、該障害釘30の高さ方向の中間部(胴体部)へと向けられて配置される。そして、障害釘30が基準位置にある場合には、LD72からの光(目印)Lが、図4(a)に示すような、障害釘30の胴体部中心に照射面Laが形成されるように照射される。ここで、上記基準位置は、例えばパチンコ機1の出荷段階で既に定められた障害釘30の姿勢位置であるものとする。なお、この基準位置は、出荷後にホール等で個々に調整した姿勢位置等であってもよく、このような状況に対応するためには、LDの向きが可変となるような構造としておき、該基準位置とした障害釘の胴体部中心に照射面が位置するようにLDの向きを設定し得る構造にしてもよい。また、上記したLD72は、例えば、前扉7を開けた状態の遊技盤3の背面に設けられた、不図示の点灯スイッチによって点灯又は消灯され、光Lが視認可能状態と視認不能状態とに切り換えられる。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図5を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図5に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置18が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図6に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、及び画像表示装置35と、を備えている。
遊技制御装置80は、図5に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、遊技領域3aに打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。すなわち、抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、大当たり乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして抽選手段83は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また抽選手段83は、大当たり抽選で通常当たりに当選した場合、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に抽選手段83は、大当たり抽選に外れた場合、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段94は、始動チャッカー27を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32への遊技球通過を契機として行う。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11、照明装置42に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、保留球数が例えば4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー27を開放させ或いは閉塞させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、抽選手段83での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94において抽選手段83の大当たり抽選とは別途行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、抽選手段83による各抽選結果を、画像表示装置35の画面35aに時系列に表示する。
次に、本パチンコ機1による作用について、図7のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や一般入賞口25a,25b,26a,26bに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、転動路57を介してステージSに放出される。該放出された遊技球は、ステージS上を転動し、落下案内孔(図示せず)に上手く落下した遊技球は、球放出口49を経由して始動チャッカー27に高い入賞確率(略100%)で入賞する。
球放出口49から放出された遊技球は、上述のように高確率で始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘30への当接状況によっては入賞できないこともある。一方、落下案内孔に導入されない遊技球の多くは、ステージS下方に放出されて始動チャッカー27とは異なる方向に落下するが、場合によっては、始動チャッカー27とは異なる方向に落下しても、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して始動チャッカー27に入賞するものもある。
ところで、始動チャッカー27や一般入賞口25a,25b,26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。
そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
そして、遊技制御手段86が、画像表示装置35の画面35aに表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する(ステップS5)。この際、遊技制御手段86から指令が出ていれば、演出制御手段91は、画面35a上の演出に合わせて、放音装置12を放音駆動し、或いは、演出用照明装置8,11を発光駆動して、演出を盛り上げるように作動制御する。
そして、画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出される(ステップS6)。
ここで、上述したように遊技されるパチンコ機1における、LD72を用いた障害釘30の調整作業の流れについて説明する。
すなわち、釘調整を担当する作業者により、不図示の点灯スイッチがオンされると、図3(a),(b)に示したような光Lが、LD72から障害釘30に向けて照射される。このとき、障害釘30が基準位置にある場合には、光Lが、図4(a)に示すように、障害釘30の胴体部中央へと照射され、同図に示すような照射面Laが該胴体部に形成される。これにより、仮に、照射面Laが該胴体部からはみ出すように位置した場合には、作業者は、障害釘30が基準位置に無いものと判断でき、障害釘30の姿勢位置を該基準位置に戻す際には、照射面Laを障害釘30の胴体部中央に位置させるように釘調整を行えばよいものとなる。
図4(b),(c),(d)は、それぞれLD72から照射された光Lの照射面Laが障害釘30の胴体部からはみ出した状態の各種例を示している。図4(b)にあっては、光Lにより生じる照射面Laが、対をなした障害釘30の両胴体部の内側にはみ出して欠けた状態となっていることから、作業者は、該障害釘30の両先端が外側に開いた状態となっていることを認識し得る。このような場合には、作業者は、障害釘30の両先端をハンマー等で寄せるよう(正面視内側方向)に微調整し、照射面La全体が障害釘30の胴体部中央に照射されるようにすること(すなわち図4(a)の状態にすること)で、障害釘30の姿勢位置を基準位置に戻すように釘調整することができる。
また、図4(c)にあっては、光Lにより生じる照射面Laが、対をなした障害釘30の両胴体部の外側にはみ出して欠けた状態となっていることから、作業者は、該障害釘30の両先端が内側に寄り合った状態となっていることを認識し得る。このような場合には、作業者は、障害釘30の両先端をハンマー等で離隔するよう(正面視外側方向)に微調整し、照射面La全体が障害釘30の胴体部中央に照射されるようにすることで、障害釘30の姿勢位置を基準位置に戻すように釘調整することができる。
また、図4(d)にあっては、光Lにより生じる照射面Laが、対をなした障害釘30のうち正面視左側のもののみ胴体部の内側にはみ出して欠けた状態となっていることから、作業者は、左側に位置する障害釘30の先端が外側に傾いた状態となっていることを認識し得る。このような場合には、作業者は、左側に位置する障害釘30の先端をハンマー等で正面視右側に傾けるように微調整し、照射面La全体が障害釘30の胴体部中央に照射されるようにすることで、左側の障害釘30の姿勢位置を基準位置に戻すように釘調整することができる。
このように、直進性の高い光Lにより、照射面Laを障害釘30の胴体部上に照射することで障害釘30の基準位置を正確に示すことができるので、障害釘30の姿勢位置の調整を常に正確に行うことができるようになる。また、LD72から照射される光Lによって基準位置を示すので、作業者が作業する周囲が薄暗い状態であっても容易に釘の調整作業をすることができる。
なお、上記した図4(b)〜(d)の例にあっては、障害釘30をすべて基準位置に正確に戻すように調整する例を説明したが、光Lがレーザ光でありその輪郭が明瞭なものであることから、作業者は、障害釘30の外面に照射された照射面Laの位置をより細かく見定めることで、勘による微妙な位置調整をすることができることは勿論である。
次いで、障害釘30の調整に係り、前述したLD72を用いる以外の他の例を、図8及び図9を参照して説明する。図8はセンター飾り23の中央下部を拡大してメジャー部101を破線で示した正面図、図9はメジャー部101を示したもので、(a)は調整状態を示す概略斜視図、(b)は調整状態の正面図である。なお、同図の中で用いる図1ないし図7と同符号のものは、構成及び作用が同様のものとしてその説明を省略する。また、以下の説明で図8,9中に記載が無い符号についても、図1ないし図7に記載のものを援用し、その説明を省略するものとする。
図8及び図9に示すように、センター飾り23の中央下部で球放出口49の下方には、本例の特徴をなすメジャー部101が配置されている。該メジャー部101は、樹脂製で且つ目盛り(目印)106,107(例えば0.5mm刻み)が付されたシート材(基準位置表示手段、シート材)102と、該シート材102の先端部を形成する細長い直方体の棒状の支持部103とを有している。シート材102は、上記支持部103が形成された先端側の左右に、それぞれ矩形状の切り欠き部105を有しており、該切り欠き部105に沿ったシート材102の縁端部には、左右方向及び上下方向にそれぞれ目盛り106,107が印刷されている。
メジャー部101は、遊技中、すなわち本パチンコ機1の稼動中にあっては、センター飾り23の内部に収納され、障害釘30の調整時にあっては、遊技盤3上に延出されて作業者により使用されることとなる。シート材102は、収納された状態(視認不能状態)にあっては、不図示の巻き取り機構によってセンター飾り23の中央下部の内方に向けて開口部109を介して付勢され、ロール状に巻き取られている。このとき、シート材102の先端部である支持部103は、開口部109に嵌合された状態でセンター飾り23の表面と面一となり、打ち出された遊技球の流下を阻害しない状態になる。
また、障害釘30の調整時にあっては、作業者は、支持部103を指の爪等に掛けて遊技領域3a側に出し、図8の矢印における正面視下方側に向けて引き下げることでシート材102を遊技盤3上に引き出して視認可能状態とする。このとき、支持部103を遊技盤3の前方(遊技盤3に向って手前側)へと引き出すようにし、切り欠き部105に挟まれたシート材102の狭窄部を2本の障害釘30の間に位置させるようにして、支持部103を遊技盤3上に押し当てるようにして支持する。作業者は、シート材102を上記のような支持した状態(以下、調整状態という)にすることで、障害釘30の調整作業を行う。
シート材102が調整状態になると、目盛り106,107が障害釘30に近接した位置でそれぞれ、目盛り106が障害釘30の左右方向、目盛り107が障害釘30の上下方向にそれぞれあてがわれた状態となる。そして、目盛り106のうち、中央部に位置した長さの長い目盛り106aが、障害釘30の左右方向における基準位置を示すものとなり、目盛り107のうち、中央部に位置した長さの長い目盛り107aが、障害釘30の上下方向における基準位置を示すものとなる。
そして、例えば、障害釘30が左右方向のいずれかに傾いた状態にある場合には、作業者は、目盛り106aの位置にまでその傾きを変位させることで該障害釘30を左右方向における基準位置に戻す調整をすることができる。また、障害釘30が上下方向のいずれかに傾いた状態にある場合には、目盛り107aの位置にまでその傾きを変位させることで該障害釘30を上下方向における基準位置に戻す調整をすることができる。このように、シート材102からなる尺度を障害釘30にあてがうようにして作業することができるので、作業者は、視覚的に見易い状態で効率的に障害釘30の調整作業を行うことができる。
また、本例のシート材102にあっては、作業者は、例えば、目盛り106aを基準位置として障害釘30がどの程度傾いているかを他の目盛り106と比較することで把握することができる。これにより、目盛り106aに正確に位置合わせするだけでなく、障害釘30を目盛り106aが示す基準位置から微妙に位置をずらすような釘調整を行うことができるものとなる。このように、目盛り106a以外の他の目盛り106によって該障害釘の基準位置からの変位状態を把握することで、障害釘30の調整作業を精度良く行うことができるようになる。なお、上記では目盛り106及び目盛り106aによる障害釘30の左右方向の位置調整についてのみ説明したが、障害釘30の上下方向の位置調整については、目盛り107及び目盛り107aを用いることで同様に行うことができる。
以上説明した本実施の形態におけるパチンコ機1は、遊技領域3aに入賞口27と障害釘30とを備えるとともに、障害釘30の基準位置を示す光Lを照射するLD72を備え、該LD72は、光Lを照射することで視認可能状態にし、消灯することで視認不能状態に切り換える。これにより、調整対象となる障害釘30に対し、遊技中に亘って特別な部材等を装着したり接触させたりし続けることなく、必要に応じて(つまり障害釘の調整時等)、光Lを発光表示させることで視認可能状態に切り換えて釘調整を行い得るので、調整された障害釘30の遊技球に対する弾力感が損なわれることがない。また、釘調整に係る作業者が、従来では障害釘30の開き具合等の調整時に要していた特別な道具(例えばゲージ棒)を持たずとも、LD72の光Lを照射して視認可能状態にすることにより、作業者の経験的な勘の入り込む余地を残しつつ容易に該障害釘30の調整を行うことができるようになる。また、作業者が、障害釘30の基準位置、つまり出荷時や初期設定時等の初期状態における障害釘30の姿勢位置を、当該光Lにより、照射面Laとして認識できるので、障害釘30に対し、その傾き等を相対的に調整するだけでなく、初期状態の姿勢位置に戻して新たにリセットした状態から調整することができるようになる。
また、本実施の形態における他の例にあっては、遊技領域3aに入賞口27と障害釘30とを備えるとともに、障害釘30の基準位置を示す目盛り106,107をシート材102に備え、該シート材102を、出す又は巻き取ることで視認可能状態と視認不能状態とに切り換えてなる。これにより、調整対象となる障害釘30に対し、遊技中に亘って特別な部材等を装着したり接触させたりし続けることなく、必要に応じて(つまり障害釘の調整時等)、シート材102を出して目盛り106,107を視認可能状態に切り換えて釘調整を行い得るので、調整された障害釘30の遊技球に対する弾力感が損なわれることがない。また、釘調整に係る作業者が、従来では障害釘30の開き具合等の調整時に要していた特別な道具(例えばゲージ棒)を持たずとも、シート材102を出して目盛り106,107を視認可能状態にすることにより、作業者の経験的な勘の入り込む余地を残しつつ容易に該障害釘30の調整を行うことができるようになる。また、作業者が、障害釘30の基準位置、つまり出荷時や初期設定時等の初期状態における障害釘30の姿勢位置を、目盛り106,107によって認識できるので、障害釘30の傾き等を相対的に調整するだけでなく、初期状態の姿勢位置に戻して新たにリセットした状態から調整することができるようになる。
また、LD72が障害釘30に対して照射する光Lを基準位置として表示するので、直進性の高い光Lによって障害釘30の姿勢位置の調整を常に正確に行うことができるようになる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 センター飾りの構造を詳細に示す正面図である。 センター飾りの中央下部を拡大してLDを破線で示した正面図である。 障害釘の状態に応じてLDから光を照射した例を示す図で、(a)〜(d)まで順に第1から第4の例を示した説明図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。 センター飾りの中央下部を拡大してメジャー部を破線で示した正面図である。 メジャー部を示したもので、(a)は調整状態を示す概略斜視図、(b)は調整状態の正面図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
23 ユニット役物(センター飾り)
27 入賞口(始動チャッカー)
30 障害釘
72 基準位置表示手段(レーザーダイオード、LD)、光照射手段(レーザーダイオード、LD)
102 基準位置表示手段(シート材)、シート部材(シート材)
106 目盛り
107 目盛り
Ba 遊技球
L 目印(光、目盛り)、光

Claims (4)

  1. 遊技球の入球により賞球の払い出しの契機となる入賞口と、該入賞口への入球の多寡に影響を与える障害釘と、を遊技盤の遊技領域に備え、前記遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    前記障害釘の基準位置を示す目印を有する基準位置表示手段を備え、
    前記基準位置表示手段は、前記目印を、視認可能状態と視認不能状態とに切り換えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技領域に遊技球の流下経路を形成し、導入された遊技球を該流下経路に応じて流下させるユニット役物を備え、
    前記入賞口は前記ユニット役物の下方に配置され、前記障害釘は前記ユニット役物と前記入賞口との間に配置されてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記基準位置表示手段は、光を照射する光照射手段を有し、該光照射手段から前記障害釘に対して照射する光を前記目印としてなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記基準位置表示手段は、前記遊技領域に対して進退自在なシート部材を有し、
    前記目印は、前記シート部材に付された目盛りであり、該シート部材が前記障害釘に近接した位置まで出された際に、該障害釘の前記基準位置を示してなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
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