JP2003038830A

JP2003038830A - パチンコ機

Info

Publication number: JP2003038830A
Application number: JP2001226096A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Maehara; 友一前原
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2001-07-26
Filing date: 2001-07-26
Publication date: 2003-02-12

Abstract

(57)【要約】【課題】パチンコ機の入賞口の上方に配設された命釘
（一対の釘）の間隔を判り易く盤上に表現したパチンコ
機を提供する。【解決手段】遊技盤１に備えられた入賞装置５の上部
の命釘９に近接して、命釘９の間隔が推量可能な、命釘
９の幅方向に刻んだ目盛り１２を設けた。命釘９の間隔
が目盛り１２によって寸法的に容易に判るようになるの
で、離れた台どうしでもその間隔を比較することがで
き、いずれの台の入賞装置５に遊技球が入り易いか否か
が判るようになる。これにより、遊技者にとって台選び
も興趣のあるものになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機におけ
る命釘と遊技球との関係における情報を、盤上に表わす
ようにしたパチンコ機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ機は、遊技盤に取付けた
釘、風車によって遊技球の流下方向に変化をつけて遊技
の興趣を高め、また、入賞口を備えた入賞装置およびア
ウト口が設けられ、遊技球が入賞口に入ったときは当た
りとなって賞球払出しが行なわれる。

【０００３】一例として図４に示す遊技盤１には、中央
部に図柄表示装置２が設けられ、各所に釘、風車が配置
されており、また、図柄表示装置２の側方の入賞口３、
電動チューリップ４を備えた入賞装置５、遊技盤下部の
大入賞口６とその両側の入賞口７が設けられ、遊技盤の
下端にアウト口８が形成されている。

【０００４】図柄表示装置２の側方の入賞口３と電動チ
ューリップ４を備えた入賞装置５には、一対の釘９が遊
技球の入る入口の直上方に設けられている（図５参
照）。この一対の釘９を命釘９という。例えば、図５
（ａ），（ｂ）に示すように、電動チューリップ４を備
えた入賞装置５には、上方に命釘９が配置され、また、
複数の釘１０が一列に配置され、チューリップ４が開い
た状態において遊技球をチューリップ４内に誘導するよ
うにされている。また、命釘９の両側にも釘１１が設け
られている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、図５（ａ）
の遊技盤１においては命釘９は通常の広さ（間隔ａ）で
設けられているが、図５（ｂ）に示す遊技盤１の命釘９
は調整によって広げられている（間隔ｂ）。ここで間隔
ｂは間隔ａより大きいものとする。一般的に、遊技者は
ホールにおいてパチンコ台（単に台ともいう）を選ぶと
きに、それぞれのパチンコ台において命釘９が広げられ
ているか否かを判定し、遊技球の入り易いパチンコ台を
選んで遊技することになる。

【０００６】しかしながら、初心者または命釘９の間隔
の読み取りの苦手な人はなかなか優秀台（出玉が多いと
思われる台）を選び出すことができない。このことは遊
技を行なう上での興趣を半減することになりかねない。

【０００７】本発明は、パチンコ機の入賞口の上方に配
設された一対の釘の間隔を判り易くしたパチンコ機を提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項１の発明は、パチンコ機の遊技盤に
備えられた入賞口の上部の命釘に近接して、該命釘の間
隔が推量可能な印を付けたことを特徴とする。

【０００９】請求項２の発明は請求項１の発明におい
て、前記印は命釘の幅方向に刻んだ目盛りであって、入
賞装置の入賞口部分に設けられることを特徴とする。請
求項３の発明は、前記印は命釘の間隔が推量可能にする
ために、セル板または前記命釘の直上方の役物の前記命
釘に近接して設けられることを特徴とするとする。な
お、盤上の命釘の間隔が推量可能な印または目盛りは、
直接入賞装置または役物に形成（成形加工）させてもよ
く、目盛りの付いたシールを貼ってもよい。また、命釘
の間隔が推量可能な印としては、細かな変化のある図柄
を描いてもよい。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図１（ａ），（ｂ）に示すよ
うに、パチンコ機の遊技盤１の中央部には図柄表示装置
（役物）２が設けられ、図柄表示装置２の下方には、命
釘９と共に電動チューリップ４を併設した入賞装置５が
設けられている。命釘９は一対の釘９から構成され、そ
れぞれが設定時に上方にわずかに傾き，かつ、一対の釘
９の各頭部は左右に開いて遊技球が通過できるようにさ
れている。

【００１１】図１（ａ）に示す一対の釘（命釘）９は間
隔ａの大きさで開いている。この一対の釘（命釘）９の
下方であって、電動チューリップ４の上方の入賞装置５
の板部に、命釘９の幅方向に目盛り１２が設けられてい
る。目盛り１２は縦線の入ったシールを板部に貼っても
良く、板部に複数の縦線を形成させても良い。図１
（ｂ）に示す他台の一対の釘（命釘）９は間隔ｂ（＞間
隔ａ）の大きさで開いており、下方に目盛り１２が設け
られている。

【００１２】したがって、遊技者がホールにおいて優秀
台を探すとき、命釘９の開き具合を複数台において比較
するが、命釘９の近傍に目盛り１２の無いものどうしを
比較するより、命釘９の近傍に目盛り１２の付いている
ものどうしを比較したほうが、１目盛り広いとか１／２
目盛り狭いとか数値で表現できるので、比較する台どう
しが離れていても台の選択が分かり易くなる。

【００１３】以上のように、命釘９に目盛り１２を付加
する場合、命釘９の付け根の部分では遊技球の直径より
狭い間隔であるので、必ず左右に広げることになる。し
たがって命釘９の内側には目盛り１２をつけず、命釘９
の付け根の部分より外側に目盛り１２を付けることもで
きる。また、目盛り１２をＬＥＤ、液晶等により拡大し
た表示（例：２倍の寸法で表わす）となるように設置
し、所定条件が成立した場合、例えば、遊技状態が大当
りの１つ手前の状態になったときや大当り遊技中に、Ｌ
ＥＤ、液晶等により目盛り１２を一瞬表示させることで
も良く、遊技者の台の当たり外れも判別できる。また、
この目盛り１２は遊技球を発射するハンドルに触ると消
えるようにしても良い。また、命釘９を調整する場合も
目盛り１２が目安になり、調整作業が容易になる。

【００１４】次に目盛りの位置の変更例を説明する。図
２に示す遊技盤では、中央部に配した図柄表示装置の、
命釘に臨む下部に目盛りを付けるようにしたもので、遊
技盤表面のセル板に目盛りを印刷するか下部平面に目盛
りを付けたシールを貼る。または、図柄表示装置の下部
表面に凹凸を形成させる。このようにすると命釘の上方
に目盛りの縦線が位置するので、命釘への遊技球の通過
する軌跡が分かり易い。図３に示す遊技盤では、命釘の
打たれている盤面においてその面に目盛りを描くもので
ある。この箇所に目盛りを付けたシールを貼るようにし
ても良い。この目盛りの位置は命釘の設けている箇所で
あるのでその間隔が判り易く、また、図柄表示装置およ
び入賞装置への干渉がない。

【００１５】

【発明の効果】本発明は以上述べた通りであり、請求項
１に記載の発明では、遊技盤に設けた命釘の間隔が印に
よって容易に判るようになるので、遊技者にとって台選
びも興趣のあるものになる。

【００１６】請求項２の発明は、命釘の間隔が目盛りに
よって寸法的に容易に判るようになるので、離れた台ど
うしでもその間隔を比較することができ、いずれの台の
入賞装置に遊技球が入り易いか否かが判る。請求項３の
発明は、命釘に近接した位置のセル板（遊技盤面）また
は役物に、間隔の判る印を設けたので、遊技者にとって
入賞し易い台を選ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における入賞装置と命釘
を、命釘の間隔ａ（ａ）と間隔ｂ（ｂ）とに分けて説明
するための模式図である。

【図２】本発明の実施の形態における命釘の間隔を示す
目盛りを役物に形成したことを示す模式図である。

【図３】本発明の実施の形態における命釘の間隔を示す
目盛りをセル板に形成したことを示す模式図である。

【図４】従来のパチンコ機の遊技盤の模式図である。

【図５】従来の入賞装置と命釘を、命釘の間隔ａ（ａ）
と間隔ｂ（ｂ）とに分けて説明するための模式図であ
る。

【符号の説明】

１遊技盤２役物５入賞装置９命釘１２目盛り

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技盤に備えられた入賞口の上部の命釘
に近接して、該命釘の間隔が推量可能な印を付けたこと
を特徴とするパチンコ機。
【請求項２】前記印は命釘の幅方向に刻んだ目盛りで
あって、入賞装置の入賞口部分に設けられたことを特徴
とする請求項１記載のパチンコ機。
【請求項３】前記印は命釘の間隔が推量可能にするた
めに、セル板または前記命釘の直上方の役物の前記命釘
に近接して設けられることを特徴とする請求項１記載の
パチンコ機。