JP6354414B2 - 遊技機 - Google Patents
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また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設けた遊技機であって、前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、前記上アーム部の下辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも上方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで下方へ膨出しており、前記作用突起が下面に干渉可能な被作用部とを設け、前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の下方に位置し、前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記上可動部材を押し上げ、前記上可動部材が前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動する一方、前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記上可動部材が自重により前記第1演出姿勢から前記第1退避姿勢へ復帰することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記装飾体の内部に、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動可能とする一方、前記上可動部材を、前記下可動部材よりも重く形成するとともに、前記下可動部材を、前記上可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴う前記上可動部材の揺動に連動して、前記下可動部材が前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動する一方、前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴う前記上可動部材の揺動に連動して、前記下可動部材が前記第2演出姿勢から前記第2退避姿勢へ復帰することを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項4に記載の発明は、支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設け、また、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動する遊技機であって、前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、前記下アーム部の上辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも下方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで上方へ膨出しており、前記作用突起が上面に干渉可能な被作用部とを設ける一方、少なくとも前記上可動部材と前記下可動部材との何れか一方の可動部材を前記退避姿勢側へ付勢する付勢手段を設けるとともに、前記上可動部材を前記下可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の上方に位置し、前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記下可動部材を押し下げ、前記下可動部材が前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動するとともに、前記上可動部材が前記下可動部材の揺動に連動して前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動する一方、前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記一方の可動部材が前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰するとともに、他方の可動部材が前記一方の可動部材の揺動に連動して若しくは前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰することを特徴とする。
加えて、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項5に記載の発明は、支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設け、また、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動する遊技機であって、前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、前記上アーム部の下辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも上方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで下方へ膨出しており、前記作用突起が下面に干渉可能な被作用部とを設ける一方、少なくとも前記上可動部材と前記下可動部材との何れか一方の可動部材を前記退避姿勢側へ付勢する付勢手段を設けるとともに、前記下可動部材を前記上可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の下方に位置し、前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記上可動部材を押し上げ、前記上可動部材が前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動するとともに、前記下可動部材が前記上可動部材の揺動に連動して前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動する一方、前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記一方の可動部材が前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰するとともに、他方の可動部材が前記一方の可動部材の揺動に連動して若しくは前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰することを特徴とする。
なお、本願請求項1〜5における移動体のスライド方向となる「左右方向」とは、水平な左右方向のみならず、初期位置が進出位置よりも上方若しくは下方に位置するような傾斜方向も含む。
また、請求項2に記載の発明では、移動体が初期位置にあると、作用突起は逃げ部の下方に位置し、移動体の初期位置から進出位置へのスライドに伴い、作用突起は被作用部に干渉して上可動部材を押し上げ、上可動部材が第1退避姿勢から第1演出姿勢へ揺動する一方、移動体の進出位置から初期位置へのスライドに伴い、作用突起は被作用部から離隔し、上可動部材が自重により第1演出姿勢から第1退避姿勢へ復帰するようにしている。そして、請求項3に記載の発明では、上可動部材の第1退避姿勢から第1演出姿勢への揺動に連動して下可動部材が第2退避姿勢から第2演出姿勢へ揺動する一方、上可動部材の第1演出姿勢から第1退避姿勢への揺動に連動して下可動部材が第2演出姿勢から第2退避姿勢へ揺動するようにしている。
一方、請求項4に記載の発明では、移動体が初期位置にあると、作用突起は逃げ部の上方に位置し、移動体の初期位置から進出位置へのスライドに伴い、作用突起は被作用部に干渉して下可動部材を押し下げ、下可動部材が第2退避姿勢から第2演出姿勢へ揺動するとともに、上可動部材が下可動部材の揺動に連動して第1退避姿勢から第1演出姿勢へ揺動する一方、移動体の進出位置から初期位置へのスライドに伴い、作用突起は被作用部から離隔し、一方の可動部材が付勢手段の付勢力により退避姿勢へ復帰するとともに、他方の可動部材が一方の可動部材の揺動に連動して若しくは付勢力により退避姿勢へ復帰するようにしている。
また、請求項5に記載の発明では、移動体が初期位置にあると、作用突起は逃げ部の下方に位置し、移動体の初期位置から進出位置へのスライドに伴い、作用突起は被作用部に干渉して上可動部材を押し上げ、上可動部材が第1退避姿勢から第1演出姿勢へ揺動するとともに、下可動部材が上可動部材の揺動に連動して第2退避姿勢から第2演出姿勢へ揺動する一方、移動体の進出位置から初期位置へのスライドに伴い、作用突起は被作用部から離隔し、一方の可動部材が付勢手段の付勢力により退避姿勢へ復帰するとともに、他方の可動部材が一方の可動部材の揺動に連動して若しくは付勢力により退避姿勢へ復帰するようにしている。
したがって、本発明によれば、装飾体の内部にソレノイドやモータ等の駆動手段を設けずとも、両可動部材を作動させることができるため、部品点数を減らすことができ、コストの低減を図ることができる上、煩雑な配線作業や配線に係るスペース確保に係る問題が生じない。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、装飾可動体32が退避位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、装飾可動体32が演出位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図4は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
さらに、図柄の変動表示中において、特定のリーチ演出が実行される等といったように所定の条件が満たされると、サブ制御装置による制御のもと電動役物31を作動させ、後述の如き動作で装飾可動体32を退避位置から演出位置へ移動させ、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
ここで、本発明の要部となる電動役物31について、図5〜図18にもとづき詳細に説明する。
図5は、装飾可動体32が退避位置にある状態の電動役物31を前側から示した説明図である。図6は、装飾可動体32が演出位置にある状態の電動役物31を前側から示した説明図である。図7は、支持アーム体56が第1回動姿勢にある状態の回動機構及びスライド機構を前側から示した説明図である。図8は、支持アーム体56が第2回動姿勢にある状態の回動機構及びスライド機構を前側から示した説明図である。図9は、分解状態にある回動機構を前側から示した斜視説明図である。図10は、分解状態にある回動機構を後側から示した斜視説明図である。図11は、スライド機構及び分解状態にある装飾可動体32を前側から示した斜視説明図である。図12は、スライド機構及び分解状態にある装飾可動体32を後側から示した斜視説明図である。図13は、上飾り部材68及び下飾り部材69が退避姿勢にある状態の装飾可動体32の内部を前側から示した説明図である。図14は、退避姿勢にある下飾り部材69と作用突起63との関係を前側から示した説明図である。図15は、退避姿勢にある上飾り部材68及び下飾り部材69と作用突起63との関係を後側から示した説明図である。図16は、上飾り部材68及び下飾り部材69が演出姿勢にある状態の装飾可動体32の内部を前側から示した説明図である。図17は、演出姿勢にある下飾り部材69と作用突起63との関係を前側から示した説明図である。図18は、演出姿勢にある上飾り部材68及び下飾り部材69と作用突起63との関係を後側から示した説明図である。
回動機構は、モータ35と、モータ35に直結されたモータピニオン36と、モータピニオン36が噛合する連結用ピニオン37と、連結用ピニオン37が噛合するカム付きピニオン38と、カム付きピニオン38の回転に応じて上下方向へスライドするスライド体39と、スライド体39のスライドに応じ前後方向を軸として回動する回動アーム体40と、後ケース及び前ケースからなる第1ケーシング部材43とを有する。
以上のような構成を有する電動役物31を備えたパチンコ機1によれば、スライドレール55の移動体59に装飾可動体32を固定するとともに、当該スライドレール55を、先端側と基端側とが略水平となる第1回動姿勢と、先端側が基端側よりも下方に位置する第2回動姿勢との間で、基端側を軸として回動可能とし、装飾可動体32が、回動のみならず、スライドレール55の回動に応じた移動体59のスライドにより退避位置から演出位置へ移動するようにしている。したがって、従来の回動のみにより退避位置から演出位置へ移動させるものと比較して、装飾可動体32を広い範囲にわたり移動させることができ、電動役物31による演出効果の高い、すなわち遊技性の高いパチンコ機1とすることができる。
また、スライドレール55を、固定レール57と、固定レール57上をスライドする移動レール58と、移動レール58上をスライドする移動体59とから構成しているため、移動体59のスライド速度が速く、より電動役物31による演出効果の高いパチンコ機1とすることができる。さらにまた、移動体59をスライドさせるためのモータ等の駆動手段が必要でなく、部品点数の削減やそれに伴うコスト低下といった効果に加え、煩雑な配線作業を必要としない、配線用のスペースを確保する必要がない等の効果もある。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、可動遊技手段に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、回動機構が復帰手段を兼ね備えるように構成しているが、装飾体を基端位置側へ付勢するバネを設ける等することにより、復帰手段を構成することも可能である。さらに、スライド手段についても、上記実施形態のスライドレールに何ら限定されることはない。
またさらに、可動遊技手段が作動する契機となる所定の条件についても、上記実施形態では演出用表示部において特定のリーチ演出が実行されるとしているが、他の条件(たとえば、確変大当たり等の特定特別遊技状態が生起したといった条件や、デモ演出中に押しボタンが操作されたといった条件等が考えられる)を所定の条件としてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、スライド手段の回動に伴い移動体が初期位置と進出位置との間をスライドするように構成しているが、移動体をスライドさせるためのモータ等の駆動手段を設けてもよいし、ピニオンとラックとを利用して移動体をスライドさせるように構成しても何ら問題はない。またさらに、本発明は、装飾体や移動体が回動することなく、左右方向へスライドするように構成されたものに対しても、好適に採用することができる。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、意亜導体や装飾体、支持体、上可動部材、下可動部材等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (5)
- 支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、
前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設け、
また、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、
更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動する遊技機であって、
前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、
前記下アーム部の上辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも下方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで上方へ膨出しており、前記作用突起が上面に干渉可能な被作用部とを設ける一方、
前記上可動部材を、前記下可動部材よりも重く形成するとともに、前記下可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、
前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の上方に位置し、
前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記下可動部材を押し下げ、前記下可動部材が前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動するとともに、前記上可動部材が前記下可動部材の揺動に連動して前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動する一方、
前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記上可動部材が自重により前記第1演出姿勢から前記第1退避姿勢へ復帰するとともに、前記下可動部材が前記上可動部材の揺動に連動して前記第2演出姿勢から前記第2退避姿勢へ復帰することを特徴とする遊技機。 - 支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、
前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設けた遊技機であって、
前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、
前記上アーム部の下辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも上方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで下方へ膨出しており、前記作用突起が下面に干渉可能な被作用部とを設け、
前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の下方に位置し、
前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記上可動部材を押し上げ、前記上可動部材が前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動する一方、
前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記上可動部材が自重により前記第1演出姿勢から前記第1退避姿勢へ復帰することを特徴とする遊技機。 - 前記装飾体の内部に、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、
更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動可能とする一方、
前記上可動部材を、前記下可動部材よりも重く形成するとともに、前記下可動部材を、前記上可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、
前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴う前記上可動部材の揺動に連動して、前記下可動部材が前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動する一方、
前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴う前記上可動部材の揺動に連動して、前記下可動部材が前記第2演出姿勢から前記第2退避姿勢へ復帰することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、
前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設け、
また、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、
更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動する遊技機であって、
前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、
前記下アーム部の上辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも下方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで上方へ膨出しており、前記作用突起が上面に干渉可能な被作用部とを設ける一方、
少なくとも前記上可動部材と前記下可動部材との何れか一方の可動部材を前記退避姿勢側へ付勢する付勢手段を設けるとともに、前記上可動部材を前記下可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、
前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の上方に位置し、
前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記下可動部材を押し下げ、前記下可動部材が前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動するとともに、前記上可動部材が前記下可動部材の揺動に連動して前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動する一方、
前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記一方の可動部材が前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰するとともに、他方の可動部材が前記一方の可動部材の揺動に連動して若しくは前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰することを特徴とする遊技機。 - 支持体と、前記支持体の前面に、初期位置と進出位置との間を左右方向へスライド可能に取り付けられた移動体と、前記移動体の前面に固定された装飾体とを備える一方、
前記装飾体の内部に、スライド方向に長い上アーム部、及び前記上アーム部の上辺部に沿って設けられた上飾り部を有する上可動部材を、前記上飾り部が前記装飾体の内部に位置する第1退避姿勢と、前記上飾り部が前記装飾体の上方に突出する第1演出姿勢との間で、前記上アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設けるとともに、前記第1退避姿勢にある前記上可動部材の下辺部に当接し、前記上可動部材の前記第1退避姿勢からの更なる下方への揺動を規制する規制部を設け、
また、スライド方向に長い下アーム部、及び前記下アーム部の下辺部に沿って設けられた下飾り部を有する下可動部材を、前記下飾り部が前記装飾体の内部に位置する第2退避姿勢と、前記下飾り部が前記装飾体の下方に突出する第2演出姿勢との間で、前記下アーム部の前記初期位置側の端部を軸として揺動自在に設け、
更に、前記上可動部材の軸と前記下可動部材の軸とを上下に所定間隔離して並設するとともに、両前記軸間において前記下可動部材と前記上可動部材とをリンクさせ、前記下可動部材と前記上可動部材との何れか一方の前記退避姿勢から前記演出姿勢への揺動に連動して、他方も前記退避姿勢から前記演出姿勢へ揺動する遊技機であって、
前記支持体側に、前方へ突出して前記装飾体の内部へ進入する作用突起を設ける一方、前記装飾体の後面に、前記作用突起が進入可能で、前記移動体のスライド方向に長い長孔状のスリットを形成し、前記移動体のスライドに伴い、前記作用突起が前記スリット内を反スライド方向へ相対的に移動可能とするとともに、
前記上アーム部の下辺部に、前記スリット内を移動する前記作用突起との干渉を避けるために前記スリットよりも上方へ切り欠かれた逃げ部と、前記逃げ部から前記初期位置側に連続して設けられ、前記スリットの前方まで下方へ膨出しており、前記作用突起が下面に干渉可能な被作用部とを設ける一方、
少なくとも前記上可動部材と前記下可動部材との何れか一方の可動部材を前記退避姿勢側へ付勢する付勢手段を設けるとともに、前記下可動部材を前記上可動部材及び前記作用突起の先端よりも前側に配置しており、
前記移動体が前記初期位置にあると、前記作用突起は前記逃げ部の下方に位置し、
前記移動体の前記初期位置から前記進出位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部に干渉して前記上可動部材を押し上げ、前記上可動部材が前記第1退避姿勢から前記第1演出姿勢へ揺動するとともに、前記下可動部材が前記上可動部材の揺動に連動して前記第2退避姿勢から前記第2演出姿勢へ揺動する一方、
前記移動体の前記進出位置から前記初期位置へのスライドに伴い、前記作用突起は前記被作用部から離隔し、前記一方の可動部材が前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰するとともに、他方の可動部材が前記一方の可動部材の揺動に連動して若しくは前記付勢力により前記退避姿勢へ復帰することを特徴とする遊技機。
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