JP5966234B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記遊技領域に遊技球が入賞可能な入賞部が設けられており、前記所定の条件の充足が前記入賞部への遊技球の入賞であって、前記図柄の変動表示中に前記入賞部へ遊技球が入賞すると、当該入賞を保留として表示する保留表示部を設けるとともに、前記保留表示部を前記電動役物に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記電動役物に、前記電動役物本体とは独立して動作可能な可動部材を設けたことを特徴とする。
加えて、モータと、左右方向へ延びる棒状に形成され、一端側がモータ側に、他端側が電動役物側に夫々連結されており、モータの駆動に伴い他端側が上下動することによって電動役物を遊技盤面と平行な面内で上下動させる昇降アームとを有する昇降用機構とを設けており、その昇降アームの表面に補強金属板を固着しているため、昇降アームの強度を向上することができ、大型の電動役物であっても昇降アームが変形したりしない。
また、請求項2に記載の発明によれば、電動役物に保留表示部をも設けており、保留表示部も電動役物と共に移動する。したがって、更に斬新な演出を遊技者に提供することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、電動役物に、電動役物本体とは独立して動作可能な可動部材を設けているため、電動役物が動作した上で、更に可動部材が動作するといった二段形式の動作演出を実行することができ、パチンコ機の遊技性を更に向上することができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
ここで、本発明の要部となるセンター部材26及び電動役物31について、まずセンター部材26の構造を図4〜図7にもとづき詳細に説明する。図4は、センター部材26を前面側から示した説明図である。図5は、電動役物31を取り外した状態を前面側から示した説明図である。図6は、センター部材26の斜視説明図であり、機構部36を分解した状態を示している。図7は、図4中のA−A線の部分(特に機構部36)断面を示した説明図である。
さらに、電動役物31の後面で、下方の左右両側には後方へ突出する一対のリブ52、52が上下方向へ延設されており、電動役物31をカバー体32内へ収納した際、当該リブ52、52の後面が案内レール35の前面に交差するような姿勢で当接するようになっている。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、遊技球の図柄始動口19やチューリップ式電動役物17への入賞に伴い変動表示する図柄表示部6を、その変動表示中に遊技盤2面と平行な面内で上下へ昇降したり左右へ揺動したりする電動役物31に設けており、図柄表示部6が電動役物31と共に上下方向及び左右方向へ移動可能となっている。さらに、電動役物31は、その前面の表面積が遊技領域16の面積の半分以上にもなるような大きさとなっている。したがって、従来にない大型の電動役物31が動作し、且つ、電動役物31と共に図柄表示部6までもが移動するという斬新な演出を遊技者に提供することができ、遊技性の向上を図ることができる。
さらに、電動役物31には、電動役物31本体とは独立して動作可能な昇降部材44が設けられている。したがって、電動役物31が動作した上で、更に昇降部材44が動作するといった二段形式の動作演出を実行することができ、パチンコ機1の遊技性を更に向上することができる。
また、電動役物31を自身の重さで落下させて下降位置へ移動させるように構成しているものの、バネ部材67が緩衝部材としての機能を発揮するため、電動役物31の損傷等を防止することができる。さらに、電動役物31の下降に昇降用モータ65を必要としないため、昇降用モータ65の負荷軽減による耐久性の向上は勿論のこと、モータを利用して下降させるよりも速く上昇位置から下降位置へ移動させることができ、スピード感のある演出を実行することができる。
さらにまた、電動役物31の後面には、後方へ突出する一対のリブ52、52を設ける一方、電動役物31の後方に位置する装飾パネル34には、前方へ突出する案内レール35、35を設けており、電動役物31を設置した際、各リブ52の後面が各案内レール35の前面と交差するような姿勢で当接させるようになっている。そして、リブ52、52と案内レール35、35とが当接した状態のまま、電動役物31が上下左右へ動作するようにしているため、動作時における電動役物31の前後でのガタ付きを効果的に防止することができる。
さらに、電動役物31の揺動を案内する揺動用スリット63の中央下面に凹部を設けているため、該凹部へ揺動ガイド体62が嵌り込むことにより、電動役物31が揺動方向で中央に位置する際に、電動役物31をガタ付かせることなく安定して保持することができる。
さらに、昇降部材44を、下方へ向かって左右外側へ拡がる「ハ」字状となるような姿勢とされ、夫々縮む斜め上方へ付勢力を発揮する一対のバネ49、49により付勢しているため、昇降部材44の昇降動作時に昇降部材44が左右で傾いたり、前後にばたついたりすることを防止することができる。
加えて、後方へ向けて発光する装飾LED51、51・・を、前方へ向けて発光する装飾LED92、92・・と同じ発光基板93に搭載しているため、部品点数を削減することができ、構成の合理化を図ることができる。
さらに、電動役物31の下端に設けられたリード線を引き込むための引き込み口は、突出部としての昇降用連結ボス53により左右で区画されており、第1配線路39aに沿って配線されたリード線は昇降用連結ボス53の右側から、第2配線路39bに沿って配線されたリード線は昇降用連結ボス53の左側から夫々本体カバー内へ引き込むようになっている。したがって、リード線の絡まりを一層確実に防止することができるし、リード線の判別容易性についても一層向上することができる。
なお、本発明のパチンコ機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機全体の構成、電動役物の全体的な形状や大きさ、電動役物を動作させるための構成や配線に係る構成等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
さらに、配線路39a、39bを設ける位置や数についても上記実施形態の態様に何ら限定されることはないし、昇降アーム66に補強金属板69を取り付けるか否か、案内レール35やリブ52を設けるか否か等についても適宜変更すればよい。
Claims (3)
- 遊技盤の前面に遊技球が流下可能な遊技領域が形成されているとともに、前記遊技領域内に、図柄を表示可能な図柄表示部と所定態様で動作する電動役物とが設けられたパチンコ機であって、
前記電動役物の前面の表面積が、前記遊技領域の面積の半分以上であるとともに、前記電動役物に前記図柄表示部が設けられている一方、
モータと、左右方向へ延びる棒状に形成され、一端側が前記モータ側に、他端側が前記電動役物側に夫々連結されており、前記モータの駆動に伴い前記他端側が上下動することによって前記電動役物を前記遊技盤面と平行な面内で上下動させる昇降アームとを有する昇降用機構が設けられ、
さらに、前記昇降アームの表面に補強金属板が固着されており、
所定の条件が充足されると、前記図柄表示部において前記図柄が変動表示し、所定の時間が経過すると前記図柄が確定表示される一方、前記図柄の変動表示中に、前記昇降用機構が作動して前記電動役物が上下動することを特徴とするパチンコ機。 - 前記遊技領域に遊技球が入賞可能な入賞部が設けられており、前記所定の条件の充足が前記入賞部への遊技球の入賞であって、
前記図柄の変動表示中に前記入賞部へ遊技球が入賞すると、当該入賞を保留として表示する保留表示部を設けるとともに、前記保留表示部を前記電動役物に設け、前記電動役物の移動に伴い、前記保留表示部も前記電動役物と共に前記遊技盤面内を移動することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 前記電動役物に、前記電動役物本体とは独立して動作可能な可動部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
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