JP6496929B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、可動演出部及び回転機構部を支持するケース部材に、所定方向へ噛合面が延設されたラックギア部を設けるとともに、モータと、モータの回転をラックギア部に伝える回転伝達機構部とを設けており、可動遊技手段は、可動演出部が第1姿勢にあっても第2姿勢にあっても、モータの駆動に応じてケース部材ごと所定方向へスライド可能となっている。したがって、可動演出部の姿勢が第1姿勢と第2姿勢との何れであっても可動遊技手段を同じようにスライドさせることができるため、そのような従来にない動きを利用した斬新な演出を実現することができ、遊技性の高い遊技機とすることができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、玉浮き部31が第1位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、玉浮き部31が第2位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図4は、棒浮き部32が第1位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図であり、図5は、棒浮き部32が第2位置にある遊技盤2を前面側から示した説明図である。図6は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
さらに、図柄の変動表示中において、特定のリーチ演出が実行される等といったように所定の条件が満たされると、サブ制御装置による制御のもと電動役物30を作動させ、後述の如き動作で棒浮き部32を演出用表示部6の前方へ位置させたり、玉浮き部31や棒浮き部32を上下方向へ移動させたりし、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
ここで、本発明の要部となる電動役物30について、図7〜図25にもとづき詳細に説明する。
図7は、分解状態にある電動役物30を前側から示した斜視説明図である。図8は、分解状態にある電動役物30を後側から示した斜視説明図である。図9は、浮き部が第1姿勢にある状態を示した説明図である。図10は、浮き部が第2姿勢にある状態を示した説明図である。図11は、通常状態にある電動役物30を前側から示した説明図である。図12は、通常状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図13は、通常状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図14は、浮き部が第1姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図15は、図14と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図16は、図14と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図17は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニットが上限位置に、波ユニットが下限位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図18は、図17と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図19は、図17と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図20は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置にある電動役物30を前側から示した説明図である。図21は、図20と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を前側から示した説明図である。図22は、図20と同状態にある電動役物30の本体ケースを省略した状態を後側から示した説明図である。図23は、下限位置にある波ユニットを示した説明図である。図24は、上限位置にある波ユニットを示した説明図である。図25は、スライド用モータ55の駆動に応じた波ラックギア57、ピニオンギア58、及び浮きラックギア部46の動作を示した説明図である。図26(a)は、浮き部が第1姿勢にある浮きユニット及び波ユニットが小刻みに上下動する様子を、図26(b)は、浮き部が第1姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置に夫々移動する様子を夫々示した説明図である。図27(a)は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニット及び波ユニットが小刻みに上下動する様子を、図27(b)は、浮き部が第2姿勢にある浮きユニットが下限位置に、波ユニットが上限位置に夫々移動する様子を夫々示した説明図である。
以上のような構成を有する電動役物30を備えたパチンコ機1によれば、電動役物30の浮きユニットに、装飾部が夫々異なる放射方向へ突出するように一体化された玉浮き部31及び棒浮き部32を有する浮き部と、浮き部を回転させる浮きモータ43等を設けており、前後方向を軸として浮き部を回転させることにより、浮き部の姿勢が、玉浮き部31の装飾部が演出用表示部6の前方に露出するとともに棒浮き部32の装飾部が波ユニットやセンター部材26の後側に位置する第1姿勢と、棒浮き部32の装飾部が演出用表示部6の前方に露出するとともに玉浮き部31の装飾部が波ユニットの後側に位置する第2姿勢とに変更されるようにしている。したがって、1つの電動役物30で、玉浮き部31の装飾部と棒浮き部32の装飾部との2つの装飾部を夫々別個に露出させる演出を実現することができ、従来よりも部品点数が少なくコスト低減を図ることができる。また、電動役物30のために必要なスペースの省スペース化することができ、他の部材の設計自由度を向上することができる等の効果もある。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、可動遊技手段や回転機構部、回転伝達機構部等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、第1装飾部や第2装飾部を露出させるにあたり、表示手段の下部において表示画面の前方に露出させるとしているが、表示手段の側部や上部から表示画面の前方に露出させる等してもよいし、第1装飾部に関しては表示画面の前方に露出するものの、第2装飾部には関しては表示画面の前方ではない位置で露出させる等、各装飾部の露出位置については適宜変更可能である。加えて、遊技領域の外側等、センター部材とは別の位置に可動遊技手段を設けてもよく、表示画面とは全く関係のない位置に第1装飾部や第2装飾部を露出させるように構成しても何ら問題はない。
さらにまた、上記実施形態では、可動遊技手段である浮きユニットを上下方向へスライド可能としているが、どの方向へスライドさせるかについては言うまでもなく適宜変更可能であるし、可動演出部が回転する構造のみを有しており、スライドはしないように構成することも可能である。
また、可動演出部をどのような構造で回転させるか、すなわち回転機構部の具体的な構造や、可動遊技手段をどのような構造で上下動させるか、すなわち回転伝達機構部の具体的な構造についても、言うまでもなく上記実施形態の構造に限定されることはない。
さらにまた、可動遊技手段が作動する契機となる所定の条件についても、上記実施形態以外の条件(たとえば何らかの契機で抽選を実行し、その抽選に当選する等)を所定の条件としてもよい。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、装飾部、可動演出部、回転機構部、可動遊技手段、カバー部、ケース部材、ラックギア部、モータ、回転伝達機構部等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (1)
- 第1装飾部と第2装飾部との少なくとも2つの装飾部を有する可動演出部と、前後方向を軸として前記可動演出部を回転させる回転機構部とを備えた可動遊技手段が設けられた遊技機であって、
前記第1装飾部と前記第2装飾部とを、回転の中心から夫々異なる放射方向へ突出するように設けるとともに、
前記第1装飾部及び前記第2装飾部の前側に、前記可動遊技手段の一部を覆うカバー部を設けており、
前記回転機構部の動作に応じた回転により、前記可動演出部の姿勢が、前記第1装飾部の少なくとも一部が露出するとともに前記第2装飾部が前記カバー部の後側に位置する第1姿勢から、前記第2装飾部の少なくとも一部が露出するとともに前記第1装飾部が前記カバー部の後側に位置する第2姿勢へと変更可能になっている一方、
前記可動演出部及び前記回転機構部を支持するケース部材に、所定方向へ噛合面が延設されたラックギア部を設けるとともに、モータと、前記モータの回転を前記ラックギア部に伝える回転伝達機構部とを設けており、
前記可動遊技手段は、前記可動演出部が前記第1姿勢にあっても前記第2姿勢にあっても、前記モータの駆動に応じて前記ケース部材ごと前記所定方向へスライド可能であることを特徴とする遊技機。
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2014
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