JP5569325B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、たとえばパチンコ機やスロットマシーン等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機において、遊技領域内に形成された図柄表示部を囲むように設置されるセンター部材に、モータの駆動によって退避位置と進出位置との間を移動可能な遊技部材を備え、たとえばリーチ演出中等において遊技部材を退避位置から図柄表示部の前方となる進出位置まで移動させるとしたものが考案されている。たとえば、特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技部材を上下方向へ移動可能としており、特許文献2に記載のパチンコ機では、遊技部材を斜め方向へ移動可能としている。
特開2009−082456号公報 特開2007−252830号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、遊技部材が上下方向へしか作動しないため、遊技部材の移動領域が限られており、演出効果に乏しいという問題がある。また、該問題を解決するために、遊技部材を上下方向へのみならず左右方向へも移動させるべく、モータを2つ設置する構成も考えられる。しかしながら、そのような構成では、モータのみならず、モータの回転を伝達するギア等も2組必要になるため、駆動機構の設置スペースを広く確保する必要があり、センター部材の大型化、ひいては遊技盤面の設計自由度が乏しくなる、遊技領域が狭くなる等といった問題が生じるおそれがある。
さらに、特許文献2に記載されているように、遊技部材を斜め方向へのみ移動可能とすることで、上下方向と左右方向とを組み合わせた斜め方向へ移動させる構成と似たような動きを1つのモータで実現することができる。しかしながら、一般的に、遊技領域を広く確保する等の理由により、センター部材は図柄表示部の周縁部に存在するような形状とされており、左右方向や上下方向についてはある程度のスペースを確保することができるものの、斜め方向へ大きなスペースを確保しづらい。したがって、特許文献2に記載されているように、遊技部材を斜め方向へのみ移動可能とした場合、遊技部材の移動可能な距離が短く制限されてしまい、やはり演出効果に乏しいという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、1つのモータで遊技部材を所定の第1方向と該第1方向と直交する第2方向とへ移動させる、すなわち両方向を組み合わせた第3方向へ移動させることにより、演出効果に富んだ遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、モータと、前記モータの駆動で回転する第1のピニオンが噛合する噛合面を有しており、前記モータの動作に伴い所定の第1方向へスライドする移動ラックと、前記移動ラックとともに前記第1方向へ移動可能であるとともに、前記第1方向とは直交する第2方向を軸として回転可能に設置された円柱状体で、その外周面にネジ溝が刻設されてなるリードスクリューと、前記リードスクリューの一端に嵌着された第2のピニオンと、前記第2のピニオンが噛合する噛合面を有しており、前記リードスクリューの前記第1方向への移動に伴い前記リードスクリューを回転させるための固定ラックと、前記リードスクリューに螺合しており、前記リードスクリューの回転に伴い前記第2方向へ移動する可動体とからなる駆動機構と、前記可動体に固定された遊技部材とを備えており、前記モータの回転に伴う前記移動ラックの前記第1方向への移動、及び前記可動体の前記第2方向への移動によって、前記遊技部材を前記第1方向と前記第2方向とを組み合わせた第3方向へ移動可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、所定の図柄を変動表示可能な図柄表示部を備えているとともに、該図柄表示部を囲むようにセンター部材が設置されており、前記遊技部材及び前記駆動機構が前記センター部材の一部を構成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記移動ラックを挟んで前記第1のピニオンと略対向する位置に案内手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、モータの回転に伴う移動ラックの第1方向への移動、及び可動体の第2方向への移動によって、遊技部材を第1方向と第2方向とを組み合わせた第3方向へ移動可能としている。したがって、従来の遊技機と比較して、遊技部材を広範囲にわたって移動させることができ、従来にない演出を実現することができる。また、遊技部材を第3方向へ移動させるにあたって、モータを1つしか使用していないため、部品点数の削減は勿論のこと、駆動機構の小型化も図ることができ、部品を設置するためのスペースの小型化を図ることができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、遊技部材及び駆動機構をセンター部材の一部としている。したがって、第1方向及び第2方向を図柄表示部に沿った方向とすることにで、センター部材に第3方向への駆動機構の設置スペース等を設ける必要がなく、センター部材の小型化、ひいてはパチンコ機で言うと遊技盤面の設計自由度が向上する、遊技領域を広く確保することができる等といった効果がある。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、移動ラックを挟んで第1のピニオンと略対向する位置に案内手段を設けており、移動ラックを第1のピニオンと案内手段とで挟み込むようにしているため、移動ラックを第1方向へスムーズにスライドさせることができる上、移動ラックがズレてその噛合面と第1のピニオンとの噛合が外れてしまう事態を防止することができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 カバー部材の内部を示した説明図である。 センター部材の装飾用カバー部材を取り外した状態を前面から示した説明図である。 退避位置にある遊技部材及び駆動機構を前面から示した説明図である。 退避位置にある遊技部材及び駆動機構を右側から示した説明図である。 進出位置にある遊技部材及び駆動機構を前面から示した説明図である。 進出位置にある遊技部材及び駆動機構を右側から示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機全体の説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図であり、図4は、カバー部材44の内部を示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字や絵柄等からなる「図柄」を表示するための図柄表示部6が設けられている。さらに、図柄表示部6を囲むように後述するセンター部材25が設置されており、該センター部材25には後述する遊技部材26が取り付けられている。加えて、遊技領域16には、一対の爪片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物17、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置18、風車19や多数の遊技釘等が設置されている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させるためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置48、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置49等が設置されている。また、44は、合成樹脂製のカバー部材であって、当該カバー部材44の内部には、図柄表示部6に「図柄」を表示させるための液晶表示装置(図示せず)、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」等)を実行するためのメイン制御装置20、図柄表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置47、及び払出装置12や表示制御装置47、スピーカ14やランプ部材15等の動作を統合的に制御するサブ制御装置22等が設置されている。尚、45は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、46は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球がチューリップ式電動役物17へ入賞すると、メイン制御装置20にて「大当たり抽選」を行い、所謂「大当たり」である場合には、図柄表示部6に「図柄」を所定態様(たとえば、「7、7、7」等)で表示させた後、大入賞装置18の扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」を生起させる。また、「大当たり状態」を生起させるまでの演出(たとえばリーチ演出)時には、遊技部材26を作動させ、遊技者に「大当たり状態」生起の期待感を抱かせる。
(遊技部材の説明)
ここで、本発明の要部となる遊技部材26及び該遊技部材26の駆動機構について、図5〜図9にもとづき詳細に説明する。
図5は、センター部材25の装飾用カバー部材を取り外した状態を前面から示した説明図である。図6は、退避位置にある遊技部材26及び駆動機構を前面から示した説明図であり、図7は、退避位置にある遊技部材26及び駆動機構を右側から示した説明図である。図8は、進出位置にある遊技部材26及び駆動機構を前面から示した説明図であり、図9は、進出位置にある遊技部材26及び駆動機構を右側から示した説明図である。尚、遊技部材26や駆動機構を構成する各部材の前後左右方向については、遊技盤2への取付姿勢を基準として説明する。
センター部材25は、遊技部材26等を環状に組み付けてなる本体25aの前面側を装飾用カバー部材で覆ったものであって、中央に形成される大開口27は、図柄表示部6を露出させるための窓部として機能する。また、該センター部材25の上部、左側部、及び下部には、種々の照明部材28、29、30、31が設置されており、サブ制御装置22による制御のもと、図柄表示部6における演出等に関連づけられて種々の態様で発光し、「大当たり状態」生起の期待感を抱かせるようになっている。さらに、センター部材25の右側部に、遊技部材26及び該遊技部材26を作動させるための駆動機構32が設けられている。
遊技部材26は、遊技者が前面側から見た際に所定の文字を認識することができるブロック体であって、前面が若干下方を向く傾斜姿勢で後述する可動部36bに取り付けられている。また、該遊技部材26には、図示しない複数の発光LEDが設置された発光基板が内蔵されており、サブ制御装置による制御のもと、図柄表示部6における演出や後述する移動に関連づけられて種々の態様で発光可能となっている。
一方、駆動機構32は、上記遊技部材26を上下方向(第1方向)と左右方向(第2方向)とを組み合わせた斜め方向(第3方向)へ移動させるためのものであって、モータ21と、該モータ21に直結されたモータピニオン33と、モータピニオン33に噛合する連結用ピニオン34と、連結用ピニオン34が噛合する移動ラック35と、移動ラック35に固定された伸縮バー36と、伸縮バー36を伸縮させるためのリードスクリュー37と、リードスクリュー37の右端部に取り付けられた伸縮用ピニオン38と、伸縮用ピニオン38が噛合する固定ラック39と、移動ラック35の噛合外れを防止するころ40、第1支持部材41、及び第2支持部材42と、モータ21や固定ラック39が固定されるケーシング部材43とからなる。
モータ21は、前後方向を軸として回転可能にケーシング部材43へ固定されており、その軸にモータピニオン33が取り付けられている。また、モータピニオン33の近傍には、モータ21の回転駆動を移動ラック35へ伝えるための連結用ピニオン34が、モータ21の軸と同じ軸方向で回転可能に取り付けられている。さらに、モータピニオン33及び連結用ピニオン34の右方には、柱状体の左側面に噛合面35aを形成してなる移動ラック35が上下方向へスライド可能に設置されており、噛合面35aと連結用ピニオン34とが噛合した状態となっている。したがって、モータ21の回転駆動に伴い、モータピニオン33及び連結用ピニオン34が回転すると、移動ラック35がケーシング部材43の内部を上下方向へスライドすることになる。尚、モータ21の回転駆動は、サブ制御装置22により制御されている。
また、移動ラック35の上端部には、左右方向へ伸縮可能な伸縮バー36が固定されている。該伸縮バー36は、移動ラック35に固定されている固定部36aと、該固定部36aとは別体の可動部36bとからなり、該可動部36bの前面に上記遊技部材26が固定されている。また、伸縮バー36の後面には、外周面にネジ溝が刻設された円柱状体であるリードスクリュー37が左右方向を軸として回転可能、且つ、移動ラック35と共に上下方向へ移動可能に設置されている。そして、該リードスクリュー37に可動部36bが螺合しており、リードスクリュー37の回転に伴って可動部36bがリードスクリュー37に沿って左右方向へ移動することにより、伸縮バー36全体として伸縮するようになっている。
さらに、リードスクリュー37の右端部には、伸縮用ピニオン38が同軸で嵌着されている。加えて、該伸縮用ピニオン38の後方には、前面に噛合面39aを有する固定ラック39がケーシング部材43に固着され、その噛合面39aに伸縮用ピニオン38が噛合している。そして、リードスクリュー37は、移動ラック35の上下方向へのスライドに伴う自身の上下方向への移動により、伸縮用ピニオン38を介して回転するようになっている。
一方、移動ラック35の右側であって、連結用ピニオン34と左右方向で略対向する位置には、ころ40が前後方向を軸として回転可能に固定されており、連結用ピニオン34ところ30とで移動ラック35を左右から挟み込むことにより、移動ラック35の上下方向へのスライドを案内するとともに、移動ラック35が右方へズレて噛合面35aと連結用ピニオン34との噛合が外れてしまう事態を防止している。
また、移動ラック35の後方には、移動ラック35の後面に当接することにより、移動ラック35を後方から支持するアルミ製の第1支持部材41が移動ラック35の移動範囲にわたって設けられている。さらに、伸縮バー36の後方、特に固定部36aの後方には、固定部36aの後面に当接することにより、固定部36aを後方から支持するアルミ製の第2支持部材42が固定部36aの移動範囲にわたって設けられている。
以上のような遊技部材26及び駆動機構32では、通常、移動ラック35は上限位置にあり、且つ、伸縮バー36は最も縮んだ状態となっており、遊技部材26は、センター部材25の本体25aの前方に重なる(すなわち、図柄表示部6の前方にはない)退出位置に位置している。当該状態から、モータ21が所定方向へ回転すると、移動ラック35が徐々に下方へスライドするとともに、該移動ラック35の下降に伴ってリードスクリュー37が回転し、伸縮バー36が徐々に伸張する(可動部36bが徐々に左方へ移動する)。したがって、可動部36bに取り付けられた遊技部材26は、可動部36bと共に下降しながら左方へ、すなわちセンター部材25の右上隅部から左斜め下方向へ移動することになる。そして、移動ラック35が下限位置に達すると、伸縮バー36が最も伸びた状態となり、遊技部材26は図柄表示部6の前方位置、すなわち進出位置に位置する。尚、遊技部材26が再び退出位置へ戻るにあたっては、モータ21を反所定方向へ回転させればよい。すると、移動ラック35の上昇に伴ってリードスクリュー37が回転し、可動部36bが右方へ移動して伸縮バー36が短縮される。したがって、遊技部材26は、可動部36bと共に上昇しながら右方へ、すなわちセンター部材25の右上隅部へ向かって右斜め上方向へ移動し、進出位置から退出位置へ戻ることになる。
(本実施形態による効果)
上述したような遊技部材26及び駆動機構32を有するパチンコ機1によれば、モータ21の回転により上下方向へスライドする移動ラック35と、該移動ラック35と共に上下方向へ移動可能であり、且つ、自身の移動により左右方向を軸として回転可能とされたリードスクリュー37と、リードスクリュー37に螺合されており、リードスクリュー37の回転に伴って左右方向へ移動する可動部36bを有する伸縮バー36とを駆動機構32として備えており、可動部36bに遊技部材26を固定することで、遊技部材26を上下方向と左右方向とを組み合わせた斜め方向へ移動可能としている。したがって、上下方向にしか遊技部材が移動しない従来の遊技機と比較して、遊技部材26を広範囲にわたって移動させることができ、従来にない演出を実現することができる。
また、遊技部材26を斜め方向へ移動させるにあたって、モータ21を1つしか使用していないため、部品点数の削減は勿論のこと、駆動機構32の設置スペースが狭くてすみ、センター部材25の小型化、ひいては遊技盤2面の設計自由度が向上する、遊技領域16を広く確保することができる等といった効果がある。
さらに、上下方向への移動と左右方向への移動とを組み合わせることにより、遊技部材26の斜め方向への移動を実現しているため、たとえば移動ラック35やリードスクリュー37等を斜め方向へ配設する必要がない。したがって、たとえば移動ラックを斜め方向へ移動させるような従来の機構と比較して、センター部材25に斜め方向への突出部分を設けたりする必要がなく、センター部材25の小型化を図った上で、より広範囲にわたって遊技部材26を移動させることができるという効果がある。
さらにまた、移動ラック35を挟んで連結用ピニオン34に略対向する位置にころ40を設けており、移動ラック35を連結用ピニオン34ところ40とで挟み込むようにしているため、移動ラック35を上下方向へスムーズにスライドさせることができる上、移動ラック35が右方へズレて噛合面35aと連結用ピニオン34との噛合が外れてしまう事態を防止することができる。
加えて、移動ラック35と伸縮バー36との後方に第1支持部材41若しくは第2支持部材42を夫々当接させているとともに、各支持部材41、42を移動ラック35若しくは伸縮バー36の移動範囲にわたって設けているため、前後方向へズレることなく移動ラック35や伸縮バー36を上下方向へスライドさせることができる。したがって、そのような前後方向へのズレによる噛合面35aと連結用ピニオン34との噛合外れや噛合面39aと伸縮用ピニオン38との噛合外れを防止することができる。
(本発明の変更例)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機の全体的な構成は勿論のこと、遊技部材や駆動機構の設置位置、遊技部材を移動させるための構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、遊技部材の退出位置をセンター部材の右上隅部としているが、センター部材の左下隅部を退出位置とし、移動ラック及びリードスクリューの動作により右斜め上方へ移動して進出位置へと移動するような構成としてもよく、退出位置の位置については適宜変更可能であるし、移動ラックを左右方向へスライドさせるとともにリードスクリューの回転によって可動体を上下方向へ移動させることで、遊技部材を斜め方向へ移動させるように構成することも可能である。尚、移動ラックのスライド方向は、上下方向若しくは左右方向に限定されることはなく、図柄表示部の形状や遊技機の形状等に応じて適宜変更可能である。
また、進出位置についても同様に適宜変更可能であって、図柄表示部の前方に何ら限定されることはなく、たとえば図柄表示部の側方で常に遊技部材を作動させる、すなわち進出位置に位置している場合でも図柄表示部と前後方向で重ならないように構成しても何ら問題はないし、センター部材とは別に遊技部材及び駆動機構を設けることも可能である。
さらに、モータ21の回転駆動を移動ラックに伝えるにあたって、いくつのピニオンを介在させるか、どのような直径のピニオンを使用するか等といった事項についても適宜変更可能であるし、第1支持部材や第2支持部材の素材や形状等についても適宜変更可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、斜め方向へ移動する遊技部材をスロットマシーン等の他の遊技機に適用しても何ら問題はない。
1・・パチンコ機、2・・遊技盤、6・・図柄表示部、16・・遊技領域、21・・モータ、25・・センター部材、25a・・本体、26・・遊技部材、32・・駆動機構、33・・モータピニオン(第1のピニオン)、34・・連結用ピニオン(第1のピニオン)、35・・移動ラック、35a、39a・・噛合面、36・・伸縮バー、36a・・固定部、36b・・可動部(可動体)、37・・リードスクリュー、38・・伸縮用ピニオン(第2のピニオン)、39・・固定ラック、40・・ころ(案内手段)、41・・第1支持部材、42・・第2支持部材。

Claims (3)

  1. モータと、
    前記モータの駆動で回転する第1のピニオンが噛合する噛合面を有しており、前記モータの動作に伴い所定の第1方向へスライドする移動ラックと、
    前記移動ラックとともに前記第1方向へ移動可能であるとともに、前記第1方向とは直交する第2方向を軸として回転可能に設置された円柱状体で、その外周面にネジ溝が刻設されてなるリードスクリューと、
    前記リードスクリューの一端に嵌着された第2のピニオンと、
    前記第2のピニオンが噛合する噛合面を有しており、前記リードスクリューの前記第1方向への移動に伴い前記リードスクリューを回転させるための固定ラックと、
    前記リードスクリューに螺合しており、前記リードスクリューの回転に伴い前記第2方向へ移動する可動体とからなる駆動機構と、
    前記可動体に固定された遊技部材とを備えており、
    前記モータの回転に伴う前記移動ラックの前記第1方向への移動、及び前記可動体の前記第2方向への移動によって、前記遊技部材を前記第1方向と前記第2方向とを組み合わせた第3方向へ移動可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 所定の図柄を変動表示可能な図柄表示部を備えているとともに、該図柄表示部を囲むようにセンター部材が設置されており、前記遊技部材及び前記駆動機構が前記センター部材の一部を構成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記移動ラックを挟んで前記第1のピニオンと略対向する位置に案内手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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