JP6309387B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、ケース体および該ケース体に収容された表示部を備え、第1位置および第2位置に姿勢変位可能な遊技機の可動表示装置に関するものである。
パチンコ機やスロットマシンに代表される遊技機では、図柄組合わせ演出を行う表示体が設けられた表示装置を備え、表示体が遊技の前側から視認可能な状態で表示装置が配設されている。また遊技機では、表示装置の表示体の外周囲に、姿勢変位可能な可動体を備えた可動演出装置が配設されたものがある。このような遊技機では、パチンコ機においては遊技媒体であるパチンコ球が入賞口に入賞した条件に基づき、またスロットマシンではスタートレバーをONした条件に基づき、表示装置の表示体において図柄組合わせ演出が行われると共に、この図柄組合わせ演出に合わせて可動演出装置が所定の演出動作を行い得るよう構成されている。
可動表示装置は、遊技機に搭載された制御手段により制御される駆動手段(例えば電気モータ、ロータリーソレノイド、リニアソレノイド等)を備えると共に、この駆動手段に可動体が連係されており、駆動手段の駆動により可動体が第1位置および第2位置の間で姿勢変位することで演出効果を高めるよう構成されている。このような可動演出装置を備えた遊技機は、特許文献1に開示されている。
特開2011−239881号公報
特許文献1の遊技機では、可動表示装置に、所要の演出情報を表示可能な液晶タイプの表示部を備えた表示ユニットを備えている。このような可動演出装置は、表示ユニットが重量が嵩むと共に、駆動手段の駆動に伴う可動体の動作開始時や動作停止時に表示ユニットが衝撃を受けると、表示部の表示異常等が発生するおそれがある。また、可動体の動作に伴って表示ユニットにがたつきが生じ、異音が発生するおそれもある。
そこで本発明は、前述した課題を解決するために案出されたものであって、可動体に設けられた表示ユニットの異常発生を抑制し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
支持体(170)に設けられ、駆動手段(174)の駆動に伴って第1姿勢および第2姿勢に姿勢変位可能な可動体(171)と、該可動体(171)が所定の姿勢に変位した際に検出部(207b)を検出する位置検出手段(207a)とを備えた遊技機において、
前記可動体(171)は、
前記駆動手段(174)に連係されると共に収容部(211)を備え、該駆動手段(174)の駆動に伴って第1姿勢および第2姿勢に姿勢変位するケース体(210)と、
前記ケース体(210)の収容部(211)に収容され、所要の演出情報を表示可能な表示部(213)を備えた表示ユニット(212)と、
前記表示ユニット(212)とケース体(210)との間に設けられ、該表示ユニット(212)を該ケース体(210)に保持する弾性変形可能な緩衝保持部材(214)とを備え
前記表示ユニット(212)に接続された配線(W1)は、前記可動体(171)が姿勢変位する際に所定方向へ撓みながら変形するよう前記支持体(170)内に配設され、
前記検出部(207b)は、前記可動体(171)が姿勢変位する際に前記配線(W1)が移動する領域を通過するよう構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、弾性変形可能な緩衝保持部材を介して表示ユニットがケース体に保持されるので、可動体が第1位置および第2位置に姿勢変位する際の該表示ユニットに加わる衝撃を緩和し得る。これにより、表示ユニットの異常発生を抑制し得ると共に、ケース体と表示ユニットとの間にがたつきが生じることも防止し得る。
請求項2に記載の発明では、
前記可動体(171)を回転可能に支持する回転支持部材(175)が前記支持体(170)に配設され、
前記可動体(171)は、重心位置から水平方向に外れた位置を上下方向に通過する軸線を中心として回転し得るよう前記回転支持部材(175)に支持されると共に、非作動状態において重心位置側の側端部が前記軸線より機前側に位置する姿勢に維持され、
前記回転支持部材(175)に、前記可動体(171)の重力による傾きを規制する部位(205)を備えたことを要旨とする。
また、本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記表示ユニット(212)は、前記表示部(213)が前面に設けられた矩形箱体に構成され、
前記表示ユニット(212)における各隅角部(212c)に、該隅角部(212c)を覆うように前記緩衝保持部材(214)が配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、矩形箱体に構成された表示ユニットが、該表示ユニットの隅角部に配設した緩衝保持部材を介してケース体に保持されるので、該表示ユニットに加わる衝撃を緩和し得る。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記表示ユニット(212)は、前記表示部(213)が前面に設けられた矩形箱体に構成され、
前記表示ユニット(212)における前記表示部(213)を挟んで両側に位置する2つの外側面(212a,212b)に、該外側面(212a,212b)を覆うように前記緩衝保持部材(214)が配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、矩形箱体に構成された表示ユニットが、表示部を挟んで両側に位置する2つの外側面に配設した各緩衝保持部材を介してケース体に保持されるので、該表示ユニットに加わる衝撃を緩和し得る。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記表示ユニット(212)は、前記表示部(213)が前面に設けられた矩形箱体に構成され、
前記表示ユニット(212)における前記表示部(213)を挟んで両側に位置する2つの外側面(212a,212b)に、該外側面(212a,212b)を覆うように前記緩衝保持部材(214)が配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、表示ユニットの各外側面に配設された緩衝保持部材の第1保持部を介して、表示ユニットが前後方向と交差する方向からケース体に保持されるので、表示ユニットに対して前後方向と交差する方向から加わる衝撃を緩和し得る。また、各衝撃保持部材の第2保持部および第3保持部を介して、表示ユニットが前後方向からケース体に保持されるので、表示ユニットに対して前後方向から加わる衝撃を緩和し得る。
本発明に係る遊技機によれば、可動体に設けられた表示ユニットの異常発生を抑制することができる。
実施例のスロットマシンの正面図である。 図1のX1−X1線断面図である。 前方右斜め上方から見たスロットマシンの分解斜視図である。 後方左斜め上方から見たスロットマシンの分解斜視図である。 各可動演出体の可動体が待機姿勢となっている実施例の可動演出装置を、前方右斜め上方から見た斜視図である。 各可動演出体の可動体が待機姿勢となっている実施例の可動演出装置を、後方左斜め上方から見た斜視図である。 各可動演出体の可動体が第1姿勢となっている実施例の可動演出装置の正面図である。 図7のX2−X2線で破断した第1可動演出体の断面図である。 図8のX4−X4線で破断した第1可動演出体の断面図である。 第1可動演出体を分解した状態で前方右斜め上方から見た可動演出装置の斜視図である。 第1可動演出体を分解した状態で後方左斜め上方から見た可動演出装置の斜視図である。 (a)は、可動体が待機姿勢で第1位置に停止した第1可動演出体を示す可動演出装置の部分正面図であり、(b)は、(a)の背面図である。 (a)は、可動体が第1姿勢で第2位置に停止した第1可動演出体を示す可動演出装置の部分正面図であり、(b)は、(a)の背面図である。 (a)は、可動体が第2姿勢で第1位置に停止した第1可動演出体を示す可動演出装置の部分正面図であり、(b)は、(a)の背面図である。 可動体のケース体内に配設される第1駆動制御基板に接続されて該ケース体から引き出される第1配線の配設態様を示す部分分解斜視図である。 支持体に対する第1配線の配設態様を示す分解斜視図である。 (a)は、可動体のケース体内に配設される可動表示ユニットと緩衝支持部材とを分離した状態を示す斜視図であり、(b)は、可動表示ユニットの上端面および下端面に緩衝支持部材を装着した状態を示す斜視図である。 可動体が第1姿勢において図7のX3−X3線位置で破断した支持体の断面図である。 可動体が待機姿勢において図7のX3−X3線位置で破断した支持体の断面図である。 可動体が待機姿勢と第2姿勢との間において図7のX3−X3線位置で破断した支持体の断面図であって、(a)は、支持体内の第1配線が最大に撓んだ状態を示し、(b)は、支持体内の第1配線に第2検出片が接触した状態を示し、(c)は、支持体内の第2配線が第2検出片で押されている状態を示している。 可動体が第2姿勢において図7のX3−X3線位置で破断した支持体の断面図である。 前面ユニット部材の収容部内に配設された可動演出装置の作動態様を示す説明図であって、(a)は、第1および第2可動演出体が第2位置に停止すると共に各可動演出体の可動体が第1姿勢となった状態を示し、(b)は、第1および第2可動演出体が第2位置に停止すると共に各可動演出体の可動体が第2姿勢となった状態を示している。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われるスロットマシン10を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにスロットマシン10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(スロットマシンの概略構成)
実施例のスロットマシン10は、図1〜図4に示すように、前方に開口する矩形箱状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される本体としての筐体12と、該筐体12の前側に開閉可能に取り付けられた前側部材としての前面扉14とを備えている。前面扉14は、前面ユニット部材90、前面パネル部材55、演出表示装置75等が配設され、該前面扉14を筐体12へ閉状態(図2参照)とすることで、該筐体12の前側開口が塞がれるようになっている。また、前面扉14の後側には、筐体12に開閉可能に取り付けられた支持枠体16を備えている。支持枠体16には、図柄表示装置100や制御装置110等が搭載され、該支持枠体16を筐体12へ閉状態(図2参照)とすることで、図柄表示装置100、制御装置110等が筐体12内に収容されるようになっている。また、筐体12内には、メダルを払い出すホッパー装置18や電源ユニット19等が配設されている。
(筐体)
筐体12は、図2〜図4に示すように、底板12a、左右の側板12b,12c、天板12dおよび後板12eを備え、前側が開口する箱状の部材に形成されている。天板12dは、底板12aより前後幅が小さく、左側板12bおよび右側板12cは、下縁部の前後幅が底板12aの前後幅と同じに設定されると共に上縁部の前後幅が天板12dの前後幅と同じに設定されて、該左側板12bおよび右側板12cの前縁は上方に行くにつれて後方へ傾斜している。底板12a、左右の側板12b,12c、天板12dおよび後板12eには、スリット状の貫通口が適宜位置に複数形成されており、筐体12内の換気を行い得るようになっている。また、底板12a、左右の側板12b,12c、天板12dおよび後板12eの内側には薄い金属板20が配設されており、筐体12内に収容された装置や機器が電磁波等の影響を受け難く構成されている。
(ヒンジ支持部材)
筐体12には、図3に示すように、前面扉14および支持枠体16を回転可能に支持するヒンジ支持部材21が、左側板12bの内面における前縁に沿う部位に設けられている。ヒンジ支持部材21は、前面扉14および支持枠体16を共通に支持する第1ヒンジ支持部22と、前面扉14を支持する第2ヒンジ支持部23と、支持枠体16を支持する第3ヒンジ支持部24とからなる。第1ヒンジ支持部22は、筐体12の上部に設けられ、前面扉14および支持枠体16の左側端縁を回動自在に片持支持可能となっている。第2ヒンジ支持部23は、筐体12の下部に設けられ、前面扉14を回動自在に片持支持可能となっている。第3ヒンジ支持部24は、第1ヒンジ支持部22と第2ヒンジ支持部23との間に設けられ、支持枠体16を回動自在に片持支持可能となっている。第1ヒンジ支持部22、第2ヒンジ支持部23および第3ヒンジ支持部24は、上方に向けて突出した支持ピンを夫々が備えている。
筐体12には、図3に示すように、右前端縁の内側(右側板12cの前端縁内側)に、前面扉14を閉状態にロックするロック部材25が設けられている。また、筐体12における右前端縁の内側に、支持枠体16を閉状態にロックするロック部材(図示省略)が設けられている。
(支持枠体)
支持枠体16は、図2〜図4に示すように、図柄表示装置100、制御装置110およびその他の構成部材や部品が取り付けられるよう構成されている。支持枠体16は、左右に離間して配置され、上下方向に延在する左枠部材30および右枠部材31と、左枠部材30および右枠部材31の下部に固定された下枠部材32と、左枠部材30の上部後側および右枠部材31の上部後側に固定される上枠部材33とを備えている。左枠部材30の下部後側および右枠部材31の下部後側には図柄表示装置100が固定され、下枠部材32と上枠部材33との間に図柄表示装置100が保持されるようになっている。また、上枠部材33は、上方から見て後方へ突出したコ字形に構成されており、制御装置110をなすメイン制御装置111およびサブ制御装置112が前後に重なった状態で固定されるようになっている。
(連結部材および係止部材)
支持枠体16の左枠部材30には、図3および図4に示すように、筐体12に設けられた前述のヒンジ支持部材21における第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24の各支持ピンが嵌合するヒンジ連結部34,34が設けられている。これにより支持枠体16は、第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24にヒンジ連結部34,34が連結されることで、筐体12に対して回転可能に配設され、該筐体12の前側開口に収容された閉状態(図2参照)および筐体12から前方へ延出した開状態とに姿勢変位するようになっている。また、支持枠体16の右枠部材31には、図4に示すように、該支持枠体16の閉状態時に、筐体12に設けられたロック部材(図示せず)に係脱可能に係止する係止部材35が設けられている。これにより支持枠体16は、係止部材35がロック部材に係止することで閉状態に姿勢保持され、図柄表示装置100、制御装置110をなすメイン制御装置111およびサブ制御装置112等を筐体12内に保持する。
(図柄表示装置について)
図柄表示装置100は、図2〜図4に示すように、第1〜第3リールユニット101,102,103を、前側が開口したユニットケース104内に横並びに収容してユニット化されている。ユニットケース104には、支持枠体16に固定するための固定部が設けられており、図柄表示装置100は、ユニットケース104の前側開口を支持枠体16に整合させた状態で該支持枠体16に取り付けられる。第1〜第3リールユニット101,102,103は、図2に示すように、駆動基板105と、駆動基板105に配設されたステッピングモータであるリール駆動モータ106と、図示省略した複数の図柄が周囲に配置され、リール駆動モータ106により回転されるリール107と、リール107の内側に配設されて図柄を内側から照明する照明装置108等を備えている。このような図柄表示装置100は、前面パネル部材55に配設されたスタートレバー63(図1参照)が操作されると、第1〜第3リールユニット101,102,103の各リール107,107,107が回転を開始されるよう制御される。また、図柄表示装置100は、前面パネル部材55に配設された第1ストップボタン64(図1参照)の押圧操作に基づいて第1リールユニット101のリール107を停止させ、第2ストップボタン65の押圧操作に基づいて第2リールユニット102のリール107を停止させ、第3ストップボタン66の押圧操作に基づいて第3リールユニット103のリール107を停止させるよう制御される。
(制御装置について)
制御装置110は、支持枠体16に対して、図柄表示装置100の配設位置より上側に配設されている。この制御装置110は、支持枠体16の上枠部材33に配設されたメイン制御装置111およびサブ制御装置112から構成される。実施例では、上枠部材33の後面側にメイン制御装置111が取り付けられると共に、該上枠部材33にサブ制御装置112が収納状態で取り付けられている。メイン制御装置111には、前面パネル部材55に設けられた1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66、そして第1〜第3リールユニット101,102,103の駆動モータ106やホッパー装置18等が接続されている。なお、1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66は、該1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66が操作された際に操作信号を出力するスイッチを備えている。そして、メイン制御装置111は、1ベットボタン60、MAXベットボタン61、スタートレバー63、第1〜第3ストップボタン64,65,66等からの操作信号の入力に基づいて、第1〜第3リールユニット101,102,103の動作制御および入賞役抽選等の、主としてスロットマシン10の遊技に関する各種制御を行うよう構成されている。これに対してサブ制御装置112には、演出表示装置75、照明装置68を含む各種照明装置、スピーカ70、可動演出装置150を含む各種演出装置等が接続されている。そして、サブ制御装置112は、遊技の進行に応じた画像や動画等の選択、演出表示装置75の表示部77での表示態様、照明装置68の発光態様、可動演出装置150を含む演出装置の動作態様およびスピーカ70の音出力態様等に関する、主にスロットマシン10における遊技の演出に関する各種制御を行うよう構成されている。
(前面扉)
前面扉14は、図2〜図4に示すように、筐体12の前側開口の外周縁に整合する形状の前枠体15を備えている。前枠体15は、左右方向に延在する下枠部材40と、上下方向に延在して下枠部材40の左端に下端が連結される左枠部材41と、上下方向に延在して下枠部材40の右端に下端が連結される右枠部材42と、左右方向に延在して左枠部材41の上端および右枠部材42の上端に左端および右端が夫々連結される上枠部材43とにより枠状に構成される。また、前枠体15には、上枠部材43と下枠部材40との間に、左右に延在する中枠部材44が、その左端が左枠部材41の上下中間部に連結されると共に右端が右枠部材42の上下中間部に連結された状態で設けられている。ここで、前枠体15における上下略中央から上側部分が第1設置部45であり、該前枠体15における上下略中央から下側部分が第2設置部46となっている。第1設置部45には、前面ユニット部材90および演出表示装置75が着脱可能に取り付けられると共に、第2設置部46には、前面パネル部材55が取り付けられる。また、前枠体15において、左枠部材41、右枠部材42、上枠部材43および中枠部材44で囲まれた開口に、該開口に整合する透明なガラス板49が取り付けられている(図2、図3参照)。
(連結部材およびロック機構)
前面扉14の左枠部材41には、図3または図4に示すように、筐体12に設けられた前述のヒンジ支持部材21における第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24の各支持ピン22a,24aが嵌合するヒンジ連結部47,47が設けられている。これにより前面扉14は、第1ヒンジ支持部22および第3ヒンジ支持部24にヒンジ連結部47,47が連結されることで筐体12に対して回転可能に配設され、該前面扉14は、該筐体12の前側開口に前枠体15が整合した閉状態(図2参照)および筐体12から前方へ延出した開状態とに姿勢変位するようになっている。また、前面扉14の右枠部材42には、図4に示すように、該前面扉14の閉状態時に、筐体12に設けられた前述のロック部材25に係脱可能な係止部を備えたロック機構48が設けられている。これにより前面扉14は、ロック機構48の係止部がロック部材25に係止することで、閉状態に姿勢保持されるようになっている。なお、ロック機構48は、開閉鍵による操作により、係止部とロック部材25との係止を解除可能に構成されている。
(前面パネル部材)
前面パネル部材55は、図1〜図4に示すように、前方へ膨出した形状に構成されている。前面パネル部材55は、上部に設けれた操作パネル部56と、該操作パネル部56の下側に設けられた装飾パネル部57と、装飾パネル部57の下側に設けられた受け皿58とを備えている。操作パネル部56の上面には、遊技媒体であるメダルを投入するメダル投入口59と、クレジットメダルを用いて遊技状態に応じて定められた規定の投入数のうち最大投入数(実施例では3枚)を投入する際に操作されるMAXベットボタン61と、遊技中の適時に操作可能なチャンスボタン62と、精算スイッチ71等が配設されている。また、1枚のクレジットメダルを投入する際に操作される1ベットボタン60が、操作パネル部56の前面左側に設けられている。また、操作パネル部56の前面には、図柄表示装置100における第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107,107,107を回転させて遊技を開始する際に操作されるスタートレバー63と、第1リールユニット101のリール107を停止させる際に操作される第1ストップボタン64と、第2リールユニット102のリール107を停止させる際に操作される第2ストップボタン65と、第3リールユニット103のリール107を停止させる際に操作される第3ストップボタン66等が配設されている。
装飾パネル部57には、透明または半透明な部材で透光性を有する装飾部材67と、該装飾部材67の後側に配設された照明装置68と、受け皿58の後方に配設されたスピーカ70等によりユニット化されており、照明装置68に設けられた発光ランプ68aが点灯・点滅することで、装飾部材67が明輝されるようになっている。また、スピーカ70,70の間には排出口69が設けられ、ホッパー装置18から払い出されたメダルが、該排出口69から受け皿58に向けて払い出され得るようになっている。
実施例のスロットマシン10では、メダル投入口59にメダルを投入するか、1ベットボタン60またはMAXベットボタン61が操作されると、メダルがベットされてスタートレバー63が有効化されるようになっている。そして、有効化されたスタートレバー63が操作されると、これに伴ってゲームが開始される。また、ゲームが開始されると、メイン制御装置111において入賞役に当選か否かを決定する入賞役抽選が実行されて複数種類の入賞役の何れかまたははずれが決定されると共に、第1〜第3リールユニット101,102,103の各リール107が回転を開始する。その後、各第1〜第3ストップボタン64,65,66が有効化され、有効化された第1〜第3ストップボタン64,65,66が操作されると、操作された第1〜第3ストップボタン64,65,66に対応する第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107の回転が停止される。そして、第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107が全て停止することで1回のゲームが終了し、このゲームの結果、入賞役抽選で当選した入賞役が入賞(当選した入賞役に対応する図柄の組合わせが揃った場合)すると、入賞した入賞役に対応付けられた処理が実行されるようになっている。
ここで、前記入賞役としては、所定数のメダルが払い出される小役や、メダルをベットすることなくゲームを実行できるリプレイ役や、次回以降に特殊ゲームが開始されるボーナス役等、その他各種の入賞役が設定されている。
(演出表示装置)
演出表示装置75は、図2〜図4に示すように、演出内容を表示する表示部77を備えた表示ユニット76と、表示ユニット76を後側から保持すると共に前面扉14に取り付けられる保持部材78とを備えている。表示ユニット76は、略矩形状に形成されて、第1設置部45の開口領域と略同じ大きさに構成されている。演出表示装置75は、図1に示すように、上下略中央より上側に、画像や映像等による演出表示が可能な表示部77が設けられると共に、該表示部77の下側に、図柄表示装置100の第1〜第3リールユニット101,102,103における各リール107の外周面に形成された図柄を透視可能な窓部82,82,82が横並びに設けられている。
実施例の表示ユニット76は、表示部77として液晶パネルが採用されており、遊技の進行に応じて種々の画像や動画等が表示可能となっている。表示ユニット76の表示部77で表示する画像や動画としては、例えば各種の入賞役の成立を遊技者に報知する画像や、遊技者の興趣を向上させるようなキャラクター動画等が挙げられる。表示部77としては、液晶パネルに限らず、有機EL(Electro−Luminescence)等であってもよい。なお、表示部77の後側には、サブ制御装置112からの配線を接続するコネクタ端子81が設けられている。
各窓部82,82,82は、図1に示すように、図柄表示装置100の第1〜第3リールユニット101,102,103の前方に設けられている。各窓部82,82,82は、矩形状をなし、リール107,107,107の外周に形成された図柄のうちの複数(実施例では3個)の図柄を透視可能な大きさに形成されており、3列×3段で合計9個の図柄が視認可能となっている。
保持部材78は、図2および図4に示すように、前方に開口して表示ユニット76を収容可能な形状に形成された部材である。保持部材78には、透視領域80の各窓部82,82,82を後側へ露出させる開口部83が設けられている。保持部材78には、前面扉14に固定するための取付手段が設けられており、表示ユニット76が保持部材78に収容保持された演出表示装置75は、該取付手段を利用して前面扉14の第1設置部45に後側から着脱可能に取り付けられるようになっている。
(前面ユニット部材)
前面ユニット部材90は、図2〜図4に示すように、前面扉14の前枠体15における第1設置部45に対し、前側から着脱可能に取り付けられる。前面ユニット部材90は、第1設置部45の全体を前側から覆い得る形状に形成され、演出表示装置75の前側に重なるように配設されると共に、前面パネル部材55の上側に重なるように配設される。前面ユニット部材90は、前面扉14に固定される支持体91と、該支持体91の前側に設けられた装飾体92とを備えている。支持体91と装飾体92とは、別々に組み立てられた後に互いに組み付けられるよう構成されている。なお、前面ユニット部材90は、支持体91と装飾体92とを一体に形成した単一の部材として構成したものであってもよい。
支持体91は、図3および図4に示すように、中央に表示開口91aが形成されて矩形枠状に形成されており、可動演出装置150や、装飾部材、照明装置および中継基板等が取り付けられるようになっている。支持体91の表示開口91aには、前面ユニット部材90を取り付けた前面扉14を閉状態とした際に、演出表示装置75の表示部77および各窓部82,82,82が臨むようになっている。装飾体92は、図1〜図4に示すように、後側へ開口した箱体状に構成され、左縁から上縁および右縁に亘って延在する外周装飾部93と、外周装飾部93の前部内側に設けられた透明または半透明な前面板部94とを備えている。外周装飾部93は、前面板部94の上側に位置する上装飾壁93aの前後幅が最大で、前面板部94の左側に位置する左装飾壁93bおよび右側に位置する右装飾壁93cの下部における前後幅が最小となっている。そして、左装飾壁93bおよび右装飾壁93cは、上装飾壁93aに連設する上部から略上下中央までは略同じ前後幅に形成されて、上下中央から下方に行くにつれて前後幅が徐々に小さくなっている。外周装飾部93は、透明または半透明に構成されて光透過性を有し、該外周装飾部93の内側には発光基板(図示せず)が複数配設されており、該発光基板に実装されたLEDが点灯制御されることで外周装飾部93の外面が明輝するよう構成されている。
前面板部94は、図2〜図4に示すように、外周装飾部93の左装飾壁93bおよび右装飾壁93cの前縁形状に合わせて上下略中央で折曲しており、該折曲部から上側部分が略垂直に延在しており、該折曲部から下側部分は、下方に行くにつれて後方へ変位するよう後方傾斜している。前面板部94は、支持体91の表示開口91aと略同じ大きさとなっており、演出表示装置75の表示部77および各窓部82,82,82の前側に重なるように配設されている。すなわち、前面板部94は、図柄表示装置100の第1〜第3リールユニット101,102,103と前後に重なるように配設されている。また、前面板部94は、演出表示装置75の表示部77および各窓部82,82,82の前面から前側へ離間した位置に配設されている。
(収容部)
前面ユニット部材90は、図2に示すように、前面板部94の後側に、可動演出装置150等を収容可能な収容部95が画成されている。収容部95は、演出表示装置75における表示部77の前側に画成されている。また、収容部95は、前面ユニット部材90の後端より前側に画成されている。従って、収容部95は、可動演出装置150の可動演出体152,153における可動体171,171が表示部77の前側まで移動するのを許容するように構成され(図22参照)、前面板部94を介して該可動体171,171を透視可能に構成されている(図1参照)。更に、前面ユニット部材90は、可動演出装置150を該前面ユニット部材90に取り付けた状態で、前枠体15に対して前側から着脱可能となっている。
(可動演出装置)
次に、前面ユニット部材90の収容部95内に収容した状態で該前面ユニット部材90に取り付けられる可動演出装置150について説明する。
可動演出装置150は、図5〜図7に示すように、前面ユニット部材90の支持体91に取り付けられる固定ベース体151と、該固定ベース体151に対して左右に隣接して移動可能に配設された2つの可動演出体152,153とを備えている。各可動演出体152,153は、駆動手段を個別に備えており、同期的または非同期的に作動制御可能となっている(以降、左側の可動演出体152を「第1可動演出体」と指称すると共に、右側の可動演出体153を「第2可動演出体」と指称する)。第1可動演出体152および第2可動演出体153は、構成部材の細部形状が一部異なっているものの、基本的には左右対称の関係をなす同一構成となっている。従って、ここでは、第1可動演出体152について説明し、第2可動演出体153に関しては、第1可動演出体152と同一部材、部位は同一の符号を付すこととする。
(固定ベース体)
第1可動演出体152および第2可動演出体153が移動可能に配設される固定ベース体151は、図3および図4に示すように、前面ユニット部材90の支持体91に前側から固定されるようになっている。固定ベース体151は、図5〜図7、図10および図11に示すように、矩形枠状に構成されており、左右方向へ延在する上ベース部154と、該上ベース部154の左端から下方へ延在する左ベース部155と、上ベース部154の右端から下方へ左ベース部155と平行に延在する右ベース部156と、左ベース部155の下端に左端が連設されると共に右ベース部156の下端に右端が連設されて左右方向へ延在する下ベース部157とを備えている。上ベース部154および下ベース部157の左右長は、前面ユニット部材90における支持体91の左右長と略同じであり、左ベース部155および右ベース部156の上下長は、該支持体91上下長の略1/2となっている。そして固定ベース体151は、支持体91の上部に上ベース部154を取り付け、該支持体91の左側部に左ベース部155を取り付けると共に、該支持体91の右側部に右ベース部156を取り付けることで、該支持体91の前側に固定されるようになっている。これにより、固定ベース体151の下ベース部157は、支持体91の表示開口91aにおいて、各窓部82,82,82より上方で左右方向に延在するようになる(図3、図4参照)。
(移動機構)
図5〜図7、図10および図11に示すように、固定ベース体151における上ベース部154の前面および下ベース部157の上面に、第1可動演出体152を移動可能に支持する第1移動機構158と、第2可動演出体153を移動可能に支持する第2移動機構159とが、固定ベース体151の左右中央を挟んだ左右に並んで配設されている。各移動機構158,159は、一部の部材の形状が異なるものの各構成部材が左右対称の関係で配置されていて、基本的な構成は同じである。従って、ここでは、第1可動演出体152を移動可能に支持する第1移動機構158について説明し、第第2移動機構159については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1移動機構158は、図5、図7、図9および図10に示すように、固定ベース体151の上ベース部154に配設された駆動手段としての第1駆動モータ160と、固定ベース体151の上ベース部154の前面に、左右方向へ延在して左右両端が支持されたガイドバー161と、ガイドバー161に左右方向へ移動可能に支持されたスライド部材162と、下ベース部157の上面に配設されたガイドレール163と、後述する可動体171に配設されて該ガイドレール163に沿って摺動するスライド体169(図8、図10参照)とを備えている。第1駆動モータ160は、上ベース部154の前側に固定されるブラケット164の前面に、駆動軸160aを後方に向けた姿勢で固定され、該ブラケット164の後側へ延出した該駆動軸160aに連係手段としての第1駆動ギア165が固定されている。スライド部材162は、ガイドバー161が挿通される挿通孔166を備えると共に、貫通した該ガイドバー161に摺動可能に支持される。スライド部材162は、支持体170を固定する固定部167が設けられると共に、第1駆動ギア165と対向する上部に、該第1駆動ギア165に噛合する連係手段として第1従動ギア168が、左右方向に延在すると共に歯部を上方に向けた状態で設けられている。従って、第1駆動モータ160を正逆回転制御することで、第1駆動ギア165と第1従動ギア168との噛合下に、スライド部材162がガイドバー161に沿って左右方向へ移動する。また、スライド体169は、第1駆動モータ160の駆動に伴う可動体171の左右方向の移動に伴ってガイドレール163に沿って左右方向へ移動するようになっている。
(第1可動演出体)
第1可動演出体152は、図7〜図12に示すように、第1移動機構158のスライド部材162に固定された支持体170と、該支持体170に配設された可動体171とを備えている。支持体170および可動体171は、第1移動機構158におけるスライド部材162の移動により、左ベース部155に近接した(第2可動演出体152は右ベース部156に近接した)第1位置(図5、図6、図12、図14参照)および該第1位置から固定ベース体151の中央側に位置する第2位置(図7、図13、図22参照)の間を移動可能になっている。支持体170には、該支持体170に対して可動体171を姿勢変位させる作動機構173が配設されており、可動体171は、作動機構173の作動により、支持体170に対して表示開口239が前側に位置する第1姿勢(図7、図13、図22(a)参照)および該表示開口239が後側に位置する第2姿勢(図14、図22(b)参照)の間を回転可能になっている。また、第1可動演出体152の可動体171は、第1姿勢および第2姿勢の間で表示開口239が右斜め前方に向いた(第2可動演出体153では表示開口239が左斜め前方に向いた)待機姿勢(図5、図6、図12参照)において停止可能になっている。すなわち第1可動演出体152は、第1移動機構158の作動により、第1位置および該第1位置より前面ユニット部材90の左右中央側となる第2位置の間を左右方向へ移動可能であると共に、第1位置、第2位置および両位置の間の適宜位置において、作動機構173の作動により、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を回転可能に構成されている。
(支持体)
支持体170は、図7〜図12に示すように、内部に収容空間170aが画成された箱体状に構成されている。支持体170は、複数(実施例では2つ)の支持ケース部材(第1支持ケース部材180および第2支持ケース部材181)を組み合わせて箱体状に構成される。支持体170は、略矩形の箱体状をなしており、第1支持ケース部材180は、該支持体170の後壁170b、下壁170c、左壁170dおよび右壁170eを構成し、第2支持ケース部材181は、該支持体170の前壁170fおよび上壁170gを構成している。支持体170の前壁170f、左壁170dおよび右壁170eの外面は、所要の凹凸模様の意匠が施されている。なお、前壁170fは、図21に示すように、移動位置に移動した第2位置検出手段207の第2検出片207bに近接する位置に、収容空間170a内へ突出する保持リブ196を内面に備えており、該第2係止片207bに押された第1配線W1に該保持リブ196が接触可能となっている。
第1支持ケース部材180および第2支持ケース部材181は、図10、図11および図16に示すように、両部材180,181に設けられた組み付け手段182により組み付けられる。第1支持ケース部材180には、組み付け手段182として、右壁170eの内面に突設された係止突部183と、下壁170cの内面(上面)に立設された固定ボス184とが設けられている。係止突部183は、右壁170eから収容空間170a内へ突出するように設けられ、固定ボス184は、下壁170cの左縁近傍(左壁170dの近傍)において上方に向けて突設されると共に、上端にネジ締結孔184aが形成されている。また、第2支持ケース部材181には、組み付け手段182として、上壁170gの右端に設けられた係止爪片185と、該上壁170gの固定ボス184のネジ締結孔184aに整合する位置に設けられたネジ挿通孔186(図16参照)とが設けられている。係止爪片185は、上壁170gの右端から下方へ延出すると共に、右側下部に右方へ突出した係止部185aが設けられている。従って、係止爪部185を係止突部183に係止させると共に、固定ボス184のネジ締結孔184aに整合したネジ挿通孔186を介して該ネジ締結孔184aにネジを締結することで、第1支持ケース部材180と第2支持ケース部材181とが組み付けられる。
支持体170は、図10および図11に示すように、後壁170bおよび上壁170gが、第1移動機構158のスライド部材162における固定部167の前側に、ネジにより固定されるようになっている。すなわち、固定部167および後壁170bにネジ挿通孔が形成されると共に、上壁170bにネジ締結孔が形成されており、固定部167の後方から挿通したネジをネジ締結孔に締結することで、支持体170がスライド部材162に固定される。また、後壁170bの収容空間170aに臨む内面(前面)には、第1位置検出手段206および第2位置検出手段207の位置検出センサ206a,207aが実装されたセンサ基板187が、ネジにより固定されるようになっている(図8、図18参照)。また、支持体170内には、作動機構173を構成する回転支持部材175や、後述する第1配線W1および第2配線W2が収容されている(図18参照)。
支持体170の下壁170cには、図8、図9および図18に示すように、回転支持部材175を回転可能に支持する下支持部188が設けられている。下支持部188は、上下に開口する円形の孔であり、下壁170cの右側に偏った位置に設けられている。また、下壁170cには、該下壁170cの前端と下支持部188の間に挿通口189が形成されており、回転支持部材175の下軸部202の挿通が許容されるようになっている。挿通口189は、その左右開口幅が下支持部188の直径より小さく設定されており、下軸部202を挿通させる際には下壁170cが挿通口189が拡開するよう変形することで該下軸部202の挿通を許容し、可動体171に固定した回転支持部材175の第1支持ケース部材180に対する取り付けが許容される。また、下支持部188に下軸部202が嵌合した状態では、回転支持部材175が前方(該挿通口189側)へ移動することは規制される。
(規制ボス)
支持体170の下壁170cには、図16および図18に示すように、下壁170cの前側左方において、下壁170cから上方へ立ち上がった規制ボス190が設けられている。規制ボス190は、支持体170内に収容された第1配線W1における折り曲げ部分と該支持体170内に延在する部分との間に後方から接触して、該第1配線W1の折り曲げ部分を該支持体170の左壁170d側に保持するようになっている。
支持体170の上壁170gは、図8〜図11および図16に示すように、作動機構173の第2駆動モータ174を取り付け可能に構成されている。上壁170gは、第2駆動モータ174の駆動軸174aが挿通可能な軸挿通孔191と、第2駆動モータ174を固定する固定ネジがねじ込まれるネジ締結孔192が複数(実施例では2つ)形成されている。また、上壁170gの内面には、回転支持部材175を回転可能に支持する上支持部193が設けられている(図8参照)。上支持部193は、下壁170cに設けられた下支持部188の中心を通る垂直軸線に中心が一致する位置において、上下に開口開口する円形孔である。すなわち、上支持部193は、上壁170gの右側に偏った位置に設けられている。
(配線保持板部)
第2支持ケース部材181には、図9および図16に示すように、第1配線W1および第2配線W2を左壁170dとで挟んで保持する配線保持板部194が設けられている。配線保持板部194は、上壁170gの左端に上下方向へ延在するように形成されており、第2支持ケース部材181と第1支持ケース部材180とを組み付けることで、左壁170dの内面(右面)に対向する。そして、左壁部170dと配線保持板部194との間には、前後方向へ延在すると共に上下方向に向いた配線挿通部195が画成される。従って、固定ベース体151の上ベース部154にブラケットを介して設置された中継基板197(図5〜図7参照)に接続された第1配線W1および第2配線W2は、前後に並んだ(第1配線W1が前側で第2配線W2が後側)状態で、左壁170dと配線保持板部194とにより左右から挟まれた状態で配線挿通部195に通されるよう構成されている。
(作動機構)
支持体170に配設される作動機構173は、図7〜図11に示すように、支持体170の上壁170gに配設された駆動手段としての第2駆動モータ174と、支持体170内に垂直軸回りに回転可能に配設されて、可動体171を支持する回転支持部材175とを備えている。第2駆動モータ174は、支持体170の上壁170gの上面に、駆動軸174aを下方に向けた倒立姿勢で固定され、該上壁170gから支持体170内へ延出した該駆動軸174aに、連係手段としての第2駆動ギア176が固定されている。回転支持部材175は、図8、図9および図16に示すように、第2駆動ギア176と対向する上部に、該第2駆動ギア176に噛合する連係手段として第2従動ギア177が設けられている。第2駆動ギア176および第2従動ギア177は、何れも平歯車である。従って、第2駆動モータ174を正逆回転制御することで、第2駆動ギア176と第2従動ギア177との噛合下に、支持体170内に支持された回転支持部材175が上下軸回りに往復回転するようになり、該回転支持部材175に支持された可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を回転変位するようになっている。
(第2駆動モータ)
第2駆動モータ174は、図8〜図11に示すように、モータ本体にギアボックスを備えた電動モータであり、該ギアボックスから駆動軸174aが延出している。第2駆動モータ174には、モータ本体をカバーするモータカバー178が装着される。このモータカバー178は、第2駆動モータ174を上壁170gに固定するネジを利用して第2駆動モータ174に固定される。
(回転支持部材)
回転支持部材175は、図8〜図11、図15および図16に示すように、下方に開口する円筒状の本体200と、該本体200の上側に設けられた前述の第2従動ギア177と、第2従動ギア177の上側に設けられて前述した上支持部193に回転可能に嵌合する上軸部201と、本体200の下側に設けられて前述した下支持部188に回転可能に嵌合する下軸部202とを備えている。本体200は、下方に開口して可動体171の連結部237が下方から差し込まれる内部空間203が画成されると共に、外周面の一部に、内部空間203に連通する配線挿通口204が形成されている。配線挿通口204は、支持体170内に収容された第1配線W1が、幅方向が上下方向となる姿勢において挿通可能となっている。図15および図18に示すように、配線挿通口204における上下方向に延在する開口縁には、径方向内方へ延出する配線案内片204aが設けられており、回転支持部材175が回転変位する際に、配線挿通口204に挿通された第1配線W1が該配線案内片204aに接触し得るようになっている。
回転支持部材175の本体200における外周面の下縁には、図15および図18に示すように、径方向外方へ延出した鍔部205が、周方向へ所要長さに形成されている。この鍔部205は、本体200の外周面において、配線挿通口204の下縁に位置すると共に該配線挿通口204の周方向開口幅より長く形成されている。すなわち鍔部205は、回転支持部材175の回転変位する際に、支持体170の収容空間170aに収容された第1配線W1に下方から接触可能となっており、第1配線W1が下壁170cに接触するのを防止して、該第1配線W1が支持体170の下壁170cから浮いた状態に保持するようになっている。
また、可動体171は、その略中央部に重心が位置するよう構成されているが、図9および図18に示すように、重心位置から水平方向へずれた位置で回転支持部材175に支持されるようになっているため、可動体171を支持した回転支持部材175には、図9において左へ傾くモーメントが発生する。このため鍔部205は、水平方向において可動体171の重心位置側へも延出するよう形成される(図18参照)と共に、支持体170の下壁170cにおける下支持部188の周辺部分に上方から接触するように形成されている(図8参照)。これにより鍔部205は、支持体170の下壁170cに接触することで、可動体171を支持した回転支持部材175が傾くことを規制し得るようにもなっている。
(位置検出手段)
第1可動演出体152は、図8、図10および図12に示すように、可動体171の姿勢を検知する位置検知手段206,207を備えている。実施例の第1可動演出体152は、可動体171の第1姿勢(図7参照)を検出する第1位置検出手段206と、該可動体171の待機姿勢(図5、図12参照)を検出する第2位置検出手段207とを備えている。第1位置検出手段206は、支持体170の後壁170bに配設されたセンサ基板187に配設された第1位置検出センサ206aおよび回転支持部材175に設けられた第1検出片206bを備え、第2位置検出手段207は、センサ基板187に配設された第2位置検出センサ207aおよび回転支持部材175に設けられた第2検出片207bを備えている。第1位置検出手段206および第2位置検知手段207は上下方向にずれて設けられており、第2位置検出手段207が第1位置検出手段206の下方に位置している。これにより、第1検出片206bおよび第2検出片207bは、回転支持部材175の外周面において周方向および上下方向にずれており、第1検出片206bは、回転支持部材175の外周面における上縁部に設けられ、第2検出片207bは、該回転支持部材175の外周面における上下中間部に設けられている。
(第1配線および第2配線)
第1配線W1および第2配線W2は、図15および図16に示すように、複数の導線を帯状に並べて樹脂皮膜で覆ったフラットケーブルである。第1配線W1および第2配線W2は、幅方向において撓み変形が発現し難く、厚み方向において撓み変形が発現し易くなっている。第1配線W1および第2配線W2は、導線が塑性変形することで厚み方向において折り曲げることが可能となっており、直角、鈍角または鋭角に延在方向を変更することが可能となっている。第1配線W1は、中継基板197と可動体171に配設された可動表示ユニット222における駆動制御基板228(図15参照)とを電気的に接続するものであり、第2配線W2は、中継基板197とセンサ基板187とを電気的に接続するものである。
(可動体)
可動体171は、図8〜図11に示すように、作動機構173の第2駆動モータ174の駆動に伴って第1姿勢および第2姿勢に姿勢変位する可動ケース体210と、可動ケース体210内に画成された収容部211に収容され、所要の演出情報を表示可能な表示部213を備えた電気部品としての可動表示ユニット212とを備えている。実施例の可動表示ユニット212は、表示部213が液晶パネルからなる液晶表示ユニットである。可動表示ユニット212は、該可動表示ユニット212と可動ケース体210との間に設けられて該可動表示ユニット212を該可動ケース体210に保持する弾性変形可能な緩衝保持部材214を介して収容部211に収容されている。なお、可動体170の説明における「前後」、「左右」は、該可動体171が図7に示す第1姿勢となっている状態で指称する。
(可動表示ユニット)
可動表示ユニット212は、図8、図10、図11および図17に示すように、表示部213が設けられた液晶パネル220と、液晶パネル220を保持するカバー部材221とを備えている。また、可動表示ユニット212は、液晶パネル220を駆動する駆動制御手段としての駆動制御基板228を備えている。液晶パネル220は、その表側に長方形の表示部213が設けられており、実施例では、液晶パネル220が、長手を上下方向とした縦向き姿勢で可動ケース体210に収容保持されるようになっている。液晶パネル220の表側には、表示部213を囲んで該液晶パネル220を補強する枠状のプレート222が配設されている。
(カバー部材)
カバー部材221は、図8、図10、図11および図17に示すように、液晶パネル220の後面から後方へ離間して位置するカバー部223と、カバー部223の外周縁から液晶パネル220の後面に向けて延出する延出部224と、延出部224に連設されて液晶パネル220に係止固定される係止部225とを備えている。カバー部223は、上下長が液晶パネル220の上下長と同じで左右長が該液晶パネル220の左右長より短く設定され(図17参照)、上下方向が長手となる略長方形に構成されている。すなわち、カバー部223は、駆動制御基板228を構成して液晶パネル220の後面に配設される第2駆動制御基板230より一回り大きいサイズに設定され、該第2駆動制御基板230をカバーするようになっている。延出部224は、カバー部223の左側縁および右側縁において、該カバー部223からの延出長が第2駆動制御基板230の厚み(該第2駆動制御基板230に実装された回路部品の厚みを含む)以上となっている(図8参照)。また、延出部224は、カバー部223の上縁および下縁において、該カバー部223からの延出長が第2駆動制御基板230の厚みより小さくなっている(図8、図17参照)。係止部225,225は、延出部におけるカバー部223の左側縁および右側縁から延出した部分に連設されて上下方向に延在しており、左側の係止部225は液晶パネル220の左側縁に係止固定されると共に右側の係止部225は該液晶パネル220の右側縁に係止固定されるようになっている(図9、図17参照)。
従って、カバー部材221は、図8に示すように、係止部225,225により液晶パネル220に装着した状態で、カバー部223および延出部224が第2駆動制御基板230を覆うようになる。ここで、カバー部223の下部には、図9〜図11に示すように、延出部224に連なって前後および下方に開口した切り欠き226が形成されており、第2駆動制御基板230に配設された第3コネクタ端子233を後方へ露出可能となっている。また、図8〜図11に示すように、延出部224におけるカバー部223の左側縁および右側縁に連設された部分には、カバー部材221の内側へ延出した保持片227が所定数(実施例では、左側縁および右側縁に2つずつ)設けられて、各保持片227は、第2駆動制御基板230の後面に当接して、該第2駆動制御基板230を液晶パネル220の後面に保持し得るようになっている。なお、カバー部材221は、ステンレスやアルミニウム等の熱伝導性が優れた金属製の薄肉板金部材であり、液晶パネル220から発生する熱を放熱可能となっている。
(駆動制御基板)
駆動制御基板228は、図8、図10および図11に示すように、可動ケース体210の収容部211内においてカバー部材221の外側(後側)に配設される第1駆動制御基板229と、液晶パネル220の裏側に配設されてカバー部材221により覆われる第2駆動制御基板230とから構成されている。第1駆動制御基板229は、後面上部に第1コネクタ端子231を備えると共に前面中央に第2コネクタ端子232を備え、第1コネクタ端子231には第1配線W1が接続される(図15参照)。また、第2駆動制御基板230は、第3コネクタ端子233を備えており、第1駆動制御基板229の第2コネクタ端子232に接続された配線(図示せず)が夫々接続されるようになっており、第1駆動制御基板229と第2駆動制御基板230とは該配線を介して電気的に接続されている。
(可動ケース体)
可動ケース体210は、図8、図10、図11および図15に示すように、箱体状に構成されて、内部に可動表示ユニット212を収容して保持可能な収容部211が画成されている。可動ケース体210は、複数の可動ケース部材235,236を組み付けて箱体状に構成される。実施例では、可動ケース体210の前側半体を構成する第1可動ケース部材235および該可動ケース体210の後側半体を構成する第2可動ケース部材236の2部材から構成されている。可動ケース体210は、該可動ケース体210の上部に、前述した回転支持部材175に連結される連結部237を備えている。また、可動ケース体210は、第1可動ケース部材235および第2可動ケース部材236を分離可能に連結される連結手段238を備えている。なお、第1可動ケース部材235および第2可動ケース部材236は、適宜の着色や加飾が施されて非透明に構成されると共に、第1可動ケース体210には可動表示ユニット212の表示部213を外部に露出させる表示開口239が形成され、可動ケース体210は、収容部211に収容された可動表示ユニット212の表示部213を除く部分を視認不能に構成されている。
(第1可動ケース部材)
第1可動ケース部材235は、図7、図8、図10、図11および図15に示すように、矩形状をなすと共に前後に開口した前述の表示開口239が形成された前壁235aと、該前壁235aの外周縁に沿って延在すると共に後方へ延出した第1外周壁235bとを備えている。前壁235aは、表示開口239を囲む枠状をなして、前面全体には所要の凹凸をなす意匠が施されている。第1外周壁235bにおける上壁部および下壁部には、前述した連結手段238を構成する連結片240,240が設けられている。また、第1外周壁235bの上壁部には、前述した連結部237を構成する第1連結半体241が設けられている。
(部材当接部)
第1可動ケース部材235は、図8、図9および図15に示すように、可動表示ユニット212の上端面(外側面)212aおよび下端面(外側面)212bに配設される緩衝保持部材214,214が当接する部材当接部242,243を備えている。すなわち、前壁235aの後面には、左右に延在すると共に後方へ延出する第1部材当接部242が設けられている。第1部材当接部242は、可動表示ユニット212の上端面212aに取り付けられた緩衝保持部材214が下方から当接して、該緩衝保持部材214を保持可能に構成されている。また、第1外周壁235bにおける下壁部の上面は、左右方向に延在すると共に後方へ延出する第2部材当接部243となっている。第2部材当接部243は、可動表示ユニット212の下端面212bに取り付けられた緩衝保持部材214が上方から当接して、該緩衝保持部材214を保持可能に構成されている。
(スライド体)
図8〜図11に示すように、第1可動カバー部材221の下部には、前述した第1移動機構158を構成するスライド体169が配設されている。スライド体169は、連結部237を通る垂直軸線上において、第1可動カバー部材221における第1外周壁235bの下壁部に設けられている。すなわち、スライド体169は、第1可動カバー部材221における第1外周壁235bの下面右側に設けられている。実施例のスライド体169は、第1可動カバー部材221の第1外周壁235bから下方へ突出した回転支軸244に回転可能に配設された円形部材であり、第1可動演出体152が第1位置および第2位置の間を移動する際にはガイドレール163に沿って摺動し、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を回転変位する際には可動ケース体210に対して相対回転しながら該可動ケース体210を支持するようになっている。
(第2可動ケース部材)
第2可動ケース部材236は、図10、図11および図15に示すように、矩形状をなす後壁236aと、該後壁236aの外周縁に沿って延在すると共に前方へ延出した第2外周壁236bとを備えている。後壁236aは、後面に所要の凹凸をなす意匠が施されている。第2外周壁236bにおける上壁部および下壁170cには、前述した連結手段238を構成する連結突部245,245が設けられている。第2外周壁236bの上壁部には、前述した連結部237を構成する第2連結半体246が設けられている。
(基板当接部)
第2可動ケース部材236には、図8および図10に示すように、可動表示ユニット212に設けられた第1駆動制御基板229に当接する基板当接部247が設けられている。すなわち、基板当接部247は、第2外周壁236bにおける左右の縦壁部の内面において、後壁236aの内面から前方へ延出すると共に収容部211側へ延出するように設けられている。実施例では、第2外周壁236bにおける左縦壁部の内面および右縦壁部の内面の夫々に、上下に離間して2つずつの基板当接部247が設けられている。従って、第1駆動制御基板229は、各基板当接部247の前端に当接した状態で、後壁236aから前方へ離間した位置で収容部211内に収容されるようになっている。
(連結手段)
第1可動ケース部材235および第2可動ケース部材236を組み付けるための連結手段238は、図10、図11および図15に示すように、第1可動ケース部材235に設けられた連結片240,240および第2可動ケース部材236に設けられた連結突部245,245から構成される。各連結片240,240には、第1可動ケース部材235の第1外周壁235bから後方へ延出した舌片であり、後端側が上下方向へ変位するように弾性変形が可能となっている。また、各連結片240,240には、該連結片240,240に上下方向に貫通した係止孔240aが形成されており、該係止孔240aに連結突部245,245が係止可能となっている。すなわち、各連結片240,240は、第1可動ケース部材235および第2可動ケース部材236を、第1外周壁235bの後端および第2外周壁236bの前端を対向させた状態で近接させる際に、上側の連結片240が上方へ弾性的に変位すると共に下側の連結片240が下方へ弾性的に変位して各連結突部245,245と各係止孔240a,240aとの係止を許容し、第1外周壁235bの後端および第2外周壁236bの前端が当接することで、各連結突部245,245と各係止孔240a,240aとの係止を許容するようになっている。
(連結部)
回転支持部材175に連結される連結部237は、図8、図10、図11、図15および図18に示すように、第1可動ケース部材235に設けられた第1連結半体241および第2可動ケース部材236に設けられた第2連結半体246により構成される。連結部237は、可動ケース体210の上面右側において、該可動ケース体210の前後中心よりも後側に偏倚した位置に、上方へ突出して設けられる。すなわち連結部237は、可動体171の重心位置に対して水平方向へずれた位置に設けられている。連結部237は、第1可動ケース部材235および第2可動ケース部材236を連結することで、半筒状の第1連結半体241および半筒状の第2連結半体246が前後に当接して円筒状に構成される。円筒状をなす連結部237は、回転支持部材175の本体200に形成された内部空間203に下方から突入して嵌合する大きさに形成されており、該第1連結半体241の外周面が回転支持部材175の内周面に当接するよう構成されている(図8、図18参照)。そして、第1連結半体241の上面には、上方へ突出すると共に上端面にネジ締結孔248aが形成された固定ボス248が設けられている。この固定ボス248は、図8に示すように、回転支持部材175の本体200の内部上方に設けられた固定孔208に差し込まれると共に、該固定ボス248に設けられたネジ締結孔248aは、該回転支持部材175の上軸部201の中心に設けられたネジ挿通孔209に整合するようになっている。すなわち、ネジ挿通孔209に上方から挿通した固定ネジ(図示せず)が固定ボス248のネジ締結孔248aに締結されることで、可動ケース体210と回転支持部材175とが連結した状態で固定される。
連結部237は、図8および図18に示すように、可動ケース体210の収容部211内および該連結部237の側外方へ第1配線W1が延出した状態で収容可能に構成されている。すなわち、連結部237は、第1配線W1の折り曲げ部を第1連結半体241および第2連結半体246で挟み込み、該第1配線W1の一方を可動ケース体210の収容部211内に向け下方へ延出すると共に該第1配線W1の他方を連結部237の側外方に向けて水平に延出可能に構成されている。具体的には、第1連結半体241の内側には第1配線W1に当接する第1挟持片249が配設され、第2連結半体246の内側には第1配線W1に対して第1挟持片249と反対側から当接する第2挟持片250が設けられている。第1挟持片249は、上下方向に延在して設けられると共に、左右に離間して複数(実施例では2つ)設けられている。また第2挟持片250は、左右方向に延在して設けられると共に、上下に離間して複数(実施例では2つ)設けられている。
(配線挿通部)
図15および図18に示すように、第2連結半体246には、第1配線W1を挿通する第1配線挿通部251が設けられている。第1配線挿通部251は、連結部237の中心側が上下に細長いスリット状に開口すると共に、連結部237の径方向外方に向かうにつれて、該連結部237の周方向へ拡開した形状に形成されている。すなわち、第1配線挿通部251は、第1配線W1を、当該第1配線W1の幅方向が上下方向となる向きでの挿通を許容すると共に、連結部237の中心側が保持された状態で該連結部237の外周側において厚み方向への移動を許容するようになっている。そして、第1配線挿通部251は、可動ケース体210と回転支持部材175とを連結固定した際に、回転支持部材175に設けられた配線挿通口204に内側から整合するようになっている(図18参照)。
また、図8に示すように、第1連結半体241の下壁部と第2連結半体246の下壁部との間に、第1配線W1を挿通する第2配線挿通部252が設けられている。第2配線挿通部252は、左右方向に細長いスリット状をなしており、当該第1配線W1を、その幅方向が左右方向となる向きでの挿通を許容する。
(緩衝保持部材)
緩衝保持部材214は、図8、図9および図17に示すように、矩形状をなす可動表示ユニット212における4つの隅角部212cを覆うように該可動表示ユニット212に配設される。また、緩衝保持部材214は、少なくとも、可動表示ユニット212における表示部213を挟んで両側に位置する2つの外側面に、該外側面を覆うように配設される。実施例では、矩形箱体状をなす可動表示ユニット212に対して、表示部213を挟む該可動表示ユニット212の外側面における上端面212aおよび下端面212bに、夫々1つずつの緩衝保持部材214,214が配設されるよう構成されている。可動表示ユニット212の上端面212aに配設される緩衝保持部材214は、矩形状に構成された当該可動表示ユニット212の左上および右上の各隅角部212c,212cを覆うと共に、当該可動表示ユニット212の上端面212aを覆う形状に形成されている。また、可動表示ユニット212の下端面212bに配設される緩衝保持部材214は、矩形状に構成された当該可動表示ユニット212の左下および右下の各隅角部212c,212cを覆うと共に、当該可動表示ユニット212の下端面212bを覆う形状に形成されている。なお、実施例では、可動表示ユニット212の下端面212bに配設される緩衝保持部材214および上端面212aに配設される緩衝保持部材214は同一形状をなし、上下逆向きで可動表示ユニット212に夫々配設可能となっている。
各緩衝保持部材214,214は、合成ゴム(例えば、ウレタンゴムやシリコーンゴム等)や天然ゴム等を材質とし、圧縮性、弾力性および柔軟性を有しており、伸縮変形や曲げ変形が可能に構成されている。緩衝保持部材214,214は、図8、図9および図17に示すように、可動表示ユニット212の上端面212aまたは下端面212bを覆う第1保持部255を備えている。また、緩衝保持部材214,214は、第1保持部255の一縁(実施例では前縁)から延出して可動表示ユニット212の前面に当接する第2保持部256と、第1保持部255における一縁と対向する他縁(実施例では後縁)から延出して可動表示ユニット212の後面(カバー部材221のカバー部223の後面)に当接する第3保持部257とを備えている。更に、緩衝保持部材214,214は、第1保持部255の前縁および後縁とは異なる左側縁および右側縁から延出して液晶パネル220の左側縁および右側縁に当接する第4保持部258を備えている。
第1保持部255は、図8、図9および図17に示すように、可動表示ユニット212の液晶パネル220およびカバー部材221の上端面に当接可能な横長の矩形状をなしている。そして、第2保持部256および第3保持部257は、第1保持部255の長手縁に沿って延在して該第1保持部255の短手方向で対向するよう形成され、各第4保持部258は、第1保持部255の短手縁に沿って延在して該第1保持部255の長手方向で対向するよう形成されている。そして、第3保持部257の左右中間部分は、左右方向へ所要幅の切り欠き部259が形成されており、該第3保持部257は左右に分離している。この切り欠き部259は、可動表示ユニット212の下端面212bに緩衝保持部材214を装着した際に、カバー部材221に形成された切り欠き226に整合するようになっており、第2駆動制御基板230の第3コネクタ端子233に接続された配線との緩衝を回避するためのものである。
ここで、第2保持部256は、図8および図17に示すように、緩衝保持部材214を可動表示ユニット212に装着した際に、液晶パネル220の前面に設けられた表示部213に掛からない立ち上がり高さに形成されており、該表示部213での表示演出に支障を来たさないよう考慮されている。なお、実施例では、第3保持部257および第4保持部258の第1保持部255からの立ち上がり高さは、第2保持部256の立ち上がり高さと同じに設定されているが、第3保持部257および第4保持部258の立ち上がり高さを第2保持部256の立ち上がり高さより大きくしてもよい。また、実施例では、第1〜第4保持部255,256,257,258が、略同じ厚みとなっているが、夫々の厚みが異なっていてもよい。また、第1保持部255は、可動表示ユニット212の上端面212aおよび下端面212bの輪郭形状と同じ輪郭形状に形成してもよい。
(基板保持板)
第1駆動制御基板229は、図8に示すように、基板保持板260に保持された状態で、可動ケース体210の収容部211内に配設される。基板保持板260は、図10および図11に示すように、第1駆動制御基板229と略同じ外縁形状に形成されたプレート状部材であり、その後面に第1駆動制御基板229が配設される。基板保持板260の後面には、第1駆動制御基板229に係止する基板保持部261が設けられている。基板保持部261は、基板保持板260の後面から後方へ突出したピン状部であり、基板保持板260の後面において上下に離間して複数(実施例では2つ)設けられている。各基板保持部261,261は、第1駆動制御基板229に形成された保持孔229a,229a(図10、図11、図15参照)に差し込まれるようになっている。また、基板保持板260には、第1駆動制御基板229に配設された第3コネクタ端子233を該基板保持板260の裏側へ露出させる開口262が形成されている。
(ケース体に対する液晶表示ユニットの収容態様)
可動表示ユニット212は、図8および図9に示すように、その上端面212aおよび下端面212bの夫々に緩衝保持部材214,214を配設した状態で可動ケース体210の収容部211内に収容して保持され、駆動制御基板228の第1駆動制御基板229は、基板保持板260に係止された状態で該収容部211内に収容して保持される。可動ケース体210の収容部211に可動表示ユニット212が収容された状態では、上端面212aに配設された緩衝保持部材214の第1保持部255が第1可動ケース部材235に設けられた第1部材当接部242に下方から当接すると共に、下端面212bに配設された緩衝保持部材214の第1保持部255が第1可動ケース部材235に設けられた第2部材当接部243に上方から当接するようになっている。すなわち、可動表示ユニット212の上端面212aに配設された緩衝保持部材214の第1保持部255は、該上端面212aおよび第1部材当接部242により上下から挟まれて適宜に圧縮変形すると共に、可動表示ユニット212の下端面212bに配設された緩衝保持部材214の第1保持部255は、該下端面212bおよび第2部材当接部243により上下から挟まれて適宜に圧縮変形するようになる。従って、可動ケース体210の収容部211に収容された可動表示ユニット212は、各緩衝保持部材214,214の第1保持部255,255により上下方向において弾力的に保持されている。
また、可動ケース体210の収容部211に可動表示ユニット212が収容された状態では、図8および図9に示すように、上端面212aに配設された緩衝保持部材214の第2保持部256が第1可動ケース部材235の前壁235aの後面上部に後方から当接すると共に、当該緩衝保持部材214の第3保持部257が第2可動ケース部材236の基板当接部247に支持された基板保持板260の前面上部に前方から当接するようになっている。すなわち、可動表示ユニット212の上端面212aに配設された緩衝保持部材214の第2保持部256は、可動表示ユニット212の前面上部(液晶パネル220の前面上部)および第1可動ケース部材235の前壁235aにより前後から挟まれて適宜に圧縮変形すると共に、当該緩衝保持部材214の第3保持部257は、可動表示ユニット212の後面上部(カバー部材221の後面上部)および基板保持板260の前面上部により前後から挟まれて適宜に圧縮変形するようになる。一方、可動表示ユニット212の下端面212bに配設された緩衝保持部材214の第2保持部256が第1可動ケース部材235の前壁235aの後面下部に後方から当接すると共に、当該緩衝保持部材214の第3保持部257が第2可動ケース部材236の基板当接部247に支持された基板保持板260の前面下部に前方から当接するようになっている。すなわち、可動表示ユニット212の下端面212bに配設された緩衝保持部材214の第2保持部256は、可動表示ユニット212の前面下部(液晶パネル220の前面下部)および第1可動ケース部材235の前壁235aにより前後から挟まれて適宜に圧縮変形すると共に、当該緩衝保持部材214の第3保持部257は、可動表示ユニット212の後面下部(カバー部材221の後面下部)および基板保持板260の前面下部により前後から挟まれて適宜に圧縮変形するようになる。従って、可動ケース体210の収容部211に収容された可動表示ユニット212は、各緩衝保持部材214,214の第2保持部256,256および第3保持部257,257により上部および下部が前後方向において弾力的に保持されるようになっている。
また、可動ケース体210の収容部211に可動表示ユニット212が収容された状態では、図8および図9に示すように、上端面212aに配設された緩衝保持部材214の左側の第4保持部258が第1可動ケース部材235の第1外周壁235bにおける左縦壁部の内面上部に右方から当接すると共に、当該緩衝保持部材214の右側の第4保持部258が該第1可動ケース部材235の第1外周壁235bにおける右縦壁部の内面上部に左方から当接するようになっている。すなわち、可動表示ユニット212の上端面212aに配設された緩衝保持部材214の左側の第4保持部258は、可動表示ユニット212の左側面上部(液晶パネル220の左側面上部)および第1可動ケース部材235の第1外周壁235bの左縦壁部により左右から挟まれて適宜に圧縮変形すると共に、当該緩衝保持部材214の右側の第4保持部258は、可動表示ユニット212の右側面上部(液晶パネル220の右側面上部)および第1可動ケース部材235の第1外周壁235bの右縦壁部により左右から挟まれて適宜に圧縮変形するようになる。一方、可動表示ユニット212の下端面212bに配設された緩衝保持部材214の左側の第4保持部258が第1可動ケース部材235の第1外周壁235bにおける左縦壁部の内面下部に右方から当接すると共に、当該緩衝保持部材214の右側の第4保持部258が該第1可動ケース部材235の第1外周壁235bにおける右縦壁部の内面下部に左方から当接するようになっている。すなわち、可動表示ユニット212の下端面212bに配設された緩衝保持部材214の左側の第4保持部258は、可動表示ユニット212の左側面下部(液晶パネル220の左側面下部)および第1可動ケース部材235の第1外周壁235bの左縦壁部により左右から挟まれて適宜に圧縮変形すると共に、当該緩衝保持部材214の右側の第4保持部258は、可動表示ユニット212の右側面下部(液晶パネル220の右側面下部)および第1可動ケース部材235の第1外周壁235bの右縦壁部により左右から挟まれて適宜に圧縮変形するようになる。従って、可動ケース体210の収容部211に収容された可動表示ユニット212は、各緩衝保持部材214,214の各第4保持部258,258により上部および下部が左右方向において弾力的に保持されるようになっている。
また、基板保持板260は、図8に示すように、その前面上部および前面下部が、各緩衝保持部材214,214の第3保持部257,257に当接していることで、該基板保持板260と可動表示ユニット212のカバー部材221とが直接に接触しないよう構成されている。従って、基板保持板260に保持された第1駆動制御基板229も、該基板保持板260を介して可動ケース体210に対して弾力的に保持された状態となっている。
(第1配線の配設態様について)
次に、中継基板197と可動表示ユニット212の第1駆動制御基板229における第1コネクタ端子231とに接続される第1配線W1の支持体170内での配設態様につき、図15、図16、図18〜図21を引用して説明する。実施例では、第1配線W1が、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、所定方向へ撓みながら変形するよう支持体170の収容空間170aに配設されている。そして、回転支持部材175に設けられた前述の第2検出片207bが、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、支持体170内において第1配線W1が移動する領域を通過するよう構成されている。なお、中継基板197とセンサ基板187とに接続される第2配線W2は、支持体170の配線挿通部195を通して該支持体170内に引き込んだ後、左壁170dの内面および後壁170bの内面に沿って配設されてセンサ基板187のコネクタ端子187aに接続される(図18参照)。
第1配線W1は、図8および図15に示すように、可動体171の収容部211に収容保持された可動表示ユニット212用の駆動制御基板228における第1駆動制御基板229の第1コネクタ端子231に接続され、幅方向が左右方向となる向き上方へ延出される。そして、第2配線挿通部252を挿通した第1配線W1は、連結部237における第1連結半体241および第2連結半体246の間において幅方向が上下方向となる向きに折り曲げられ、第1配線挿通部251に挿通すると共に連結部237と固定された回転支持部材175の配線挿通口204に挿通して、支持体170の収容空間170a内に延出する。幅方向が上下方向となっている第1配線W1は、図9および図18に示すように、収容空間170a内で後方へ凸となるよう撓ませた状態で規制ボス190と前壁170fとの間を左方へ通して、該規制ボス190と左壁170dとの間に曲げられる。そして、第1配線W1は、左壁170dと規制ボス190との間の隙間部分において、幅方向が前後方向となると共に上方へ延在するように適宜折り曲げられる。幅方向が前後方向となる向きで上方へ延出した第1配線W1は、支持体170の配線挿通部195を挿通して該支持体170の外部上方へ延出し、左右方向へ曲げられて中継基板197に接続される。すなわち、第1配線W1は、支持体170の収容空間170aにおいて、後方へ凸となるよう撓んだ状態で配設されていることで、回転支持部材175の回転変位に伴って左右方向への伸縮変形が可能となっている。
(可動体の第1姿勢における第1配線の態様)
可動体171の第1姿勢(液晶パネル220の表示部213が前方に向いている姿勢)においては、図18に示すように、回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251が左斜め後方を指向しており、第1配線W1は、規制ボス190の前側から後方へ曲がると共に、後方へ凸となるように湾曲して配線挿通口204を介して第1配線挿通部251へ至っている。また、可動体171の第1姿勢においては、第2検出片207bが、回転支持部材175の外周面における右端と後端の中間に位置して右斜め後方へ延出しており、該第2検出片207bは、第1配線W1の移動領域から右方へ外れた位置となっている。
(可動体の待機姿勢における第1配線の態様)
可動体171の待機姿勢(液晶パネル220の表示部213が右斜め前方を向いている姿勢)は、図19に示すように、第2検出片207bが第2位置検出センサ207aで検出された位置であり、上方から見て、待機姿勢に対して反時計回りに約45°回転した位置である。可動体171の待機姿勢においては、回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251が左方やや後方を指向するようになり、第1姿勢と比べると、該回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251が規制ボス190に近づいている。これにより第1配線W1は、可動体171の第1姿勢時と比べて、中間部分が後方へ移動して撓み度合が大きくなる。また、第2検出片207bは、可動体171の待機姿勢において、回転支持部材175の外周面における後端に位置して後方へ延出しており、また第1配線W1の移動領域から外れた位置となっている。
(可動体が待機姿勢から第2姿勢の間における第1配線の態様)
図20は、可動体171が待機姿勢から第2姿勢に向けて回転変位する際の第1配線W1の態様の変化を経時的に示している。図20(a)は、可動体171が図19に示す待機姿勢から反時計方向へ回転して、回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251と規制ボス190との間隔が最小となった状態を示している。図20(a)に示す状態では、配線挿通口204および第1配線挿通部251と規制ボス190との間隔が最小となることで、第1配線W1は、撓み度合が最大である最大撓み状態となる。また、第2検出片207bは、可動体171の外周面における左端近傍に位置して左方へ延出しており、第1配線W1の移動領域内に位置するようになる。但し、第2検出片207bは、最大撓み状態となった第1配線W1に接触せずに近接した状態となっている。
図20(b)は、可動体171が、図20(a)に示す姿勢から第2姿勢に向けて僅かに回転した状態を示している。この状態では、回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251と規制ボス190との間隔が大きくなり始めることで、第1配線W1は、最大撓み状態より撓み度合が僅かに小さくなる。そして、第2検出片207bは、可動体171の外周面における左端に位置して左方へ延出しており、該第2検出片207bの先端が第1配線W1に接触するようになる。すなわち、第2検出片207bは、第1配線W1が最大撓み状態から緩み始めた後の適宜のタイミングで該第1配線W1に後方から接触するようになっている。
図20(c)は、可動体171が、図20(b)に示す姿勢から第2姿勢に向けて更に回転した状態を示している。この状態では、回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251と規制ボス190との間隔が更に大きくなることで、第1配線W1は、更に緩んだ状態となる。そして、第2検出片207bは、可動体171の外周面における左端と前端の中間に位置して左前方へ延出しており、第1配線W1を前方へ押すようになる。すなわち、第2検出片207bは、緩みつつある第1配線W1が後方へ移動するのを規制して、該第1配線W1の安定した変形を補助するようになっている。
(可動体の第2姿勢における第1配線の態様)
可動体171の第2姿勢(液晶パネル220の表示部213が後方に向いている姿勢)は、図21に示すように、上方から見て、第1姿勢に対して反時計回りに約180°回転した位置である。可動体171の第2姿勢においては、回転支持部材175の配線挿通口204および連結部237の第1配線挿通部251が右斜め前方を指向するようになり、配線挿通口204および第1配線挿通部251が規制ボス190から最も遠ざかった位置となる。これにより第1配線W1は、最大に緩んで支持体170の前壁235aに沿うようになる。また、第2検出片207bは、可動体171の第2姿勢において、回転支持部材175の外周面における前端と左端との中間に位置して左斜め前方へ延出しており、第1配線W1の移動領域内において支持体170の前壁170fに最接近した移動位置となる。そして、移動位置へ移動した第2検出片207bは、前壁170fの保持リブ196との間に第1配線W1を挟むようになり、最大に緩んだ該第1配線W1を保持するようになっている。
すなわち、実施例の第1可動演出体152では、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、第1配線W1の支持体170内に延在する部分が撓み変形すると共に、該第1配線W1が変形しながら移動する領域を第2検出片207bが移動するよう構成され、第1配線W1が移動する領域および第2検出片207bが移動する領域の一部が重なっている。そして、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、変形しながら移動する第1配線W1に第2検出片207bが接触するよう構成することで、支持体170内における第1配線W1の変形および移動の安定化を図り得るようになっている。
(ロック装置)
実施例の可動演出装置150は、図5および図7に示すように、第1可動演出体152および第2可動演出体153の可動体171,171を、待機姿勢にロックするロック装置265,265を備えている。各ロック装置265,265は、作動手段としての電磁ソレノイド265aと、該電磁ソレノイド265aのロッドに固定されたロックピン265bとを備えており、該ロックピン265bが下方へ突出した姿勢で電磁ソレノイド265aが固定ベース体151に固定されている。ロックピン265bは、第1可動演出体152および第2可動演出体153の可動体171,171における可動ケース体210の上面に設けられた係止孔253(図15、図19参照)に対し、電磁ソレノイド265aの非励磁時に差し込まれ、該電磁ソレノイド265aが励磁制御すると上昇移動して該係止孔253との係止が解除されるよう構成されている。従って、ロック装置265,265は、第1可動演出体152および第2可動演出体153の可動体171,171が第1位置に停止して可動体171,171が待機姿勢となった場合に、ロックピン265bを係止孔253に係止させて該第1可動演出体152および第2可動演出体153を保持し、励磁制御されることで第1可動演出体152および第2可動演出体153の作動を許容する。
(実施例の作用)
実施例のスロットマシン10では、メダル投入口59にメダルを投入するか、1ベットボタン60またはMAXベットボタン61を操作すると、スタートレバー63が有効化される。そして、有効化されたスタートレバー63を操作すると、これに伴ってゲームが開始される。また、ゲームが開始されると、メイン制御装置111において入賞役に当選か否かを決定する入賞役抽選が実行されて複数種類の入賞役の何れかまたははずれが決定されると共に、第1〜第3リールユニット101,102,103の各リール107の回転が開始される。その後、各第1〜第3ストップボタン64,65,66が有効化され、有効化された第1〜第3ストップボタン64,65,66が操作されると、操作された第1〜第3ストップボタン64,65,66に対応する第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107の回転が停止される。そして、第1〜第3リールユニット101,102,103のリール107が全て停止することで1回のゲームが終了し、このゲームの結果、入賞役抽選で当選した入賞役に対応する図柄の組合わせが窓部82,82,82に揃うと、入賞した入賞役に対応付けられた処理が実行される。
一方、メイン制御装置111のメイン制御基板での入賞役抽選結果が、サブ制御装置112のサブ制御基板に送信される。サブ制御装置112のサブ制御基板は、メイン制御装置111から受信した入賞役抽選結果に基づき、演出表示装置75における表示ユニット76の表示部77での演出表示内容や、照明装置68を含む照明装置の演出内容や、スピーカ70での演出内容や、可動演出装置150を含む演出装置の作動有無等を決定して、決定した内容に基づいて夫々を作動制御する。また、サブ制御装置112のサブ制御基板は、可動演出装置150の作動が決定された場合に、第1可動演出体152および第2可動演出体153における各可動表示ユニット212,212の表示部213での演出表示内容を決定する。
(可動演出装置の作動態様について)
可動演出装置150は、サブ制御装置112により作動制御される。可動演出装置150は、非作動状態において第2位置検出手段207の第2位置検知センサ207aが第2検出片207bを検出して、第1可動演出体152および第2可動演出体153は、夫々の可動体171が待機姿勢(図5、図6および図12参照)となった状態で保持される。すなわち、図1に示すように、可動演出装置150の第1可動演出体152は、外周装飾部93の左装飾壁93bに近接して前面ユニット部材90の収容部95における左端に位置し、第2可動演出体153は、外周装飾部93の右装飾壁93cに近接して前面ユニット部材90の収容部95における右端に位置している。これにより、第1可動演出体152および第2可動演出体153は、演出表示装置75における表示部77の前方から退避しているので、該表示部77の全体が前面ユニット部材90の前面板部94を介して視認可能であり、該表示部77の演出表示を視認可能とする。
ここで、第1可動演出体152における可動表示ユニット212の表示部213が右斜め前方に向いていると共に、第2可動演出体153における可動表示ユニット212の表示部213が左斜め前方に向いているので、両表示部213,213に画像や映像等を演出表示するとこれも視認可能となる。また、第1可動演出体152の表示部213、演出表示装置75の表示部77および第2可動演出体153の表示部213が横並びとなっているので、各可動演出体152,153の表示部213,213の演出表示を、演出表示装置75の表示部77の演出表示と関連付けたものとすることで、幅広いインパクトある演出表示が可能である。
また、第1可動演出体152におよび第2可動演出体153が待機姿勢においては、図19に示すように、回転支持部材175の配線挿通口204が左方やや後方を指向していることで、第1配線W1における支持体170の収容空間170aに収容されている部分は、配線挿通口204と規制ボス190との間において、後方へ凸となって緩やかに湾曲した状態で延在している。また、第2検出片207bは、第2位置検出センサ207aで検出される検出位置にあり、第1配線W1の移動領域から外れた位置となっている。
可動演出装置150は、第1移動機構158および第2移動機構159の第1駆動モータ160,160を作動させることで、第1可動演出体152および第2可動演出体153を、可動体171を待機姿勢に保持させた状態で第1位置および第2位置の間を往復移動させることができる。ここで、第1可動演出体152におよび第2可動演出体153は、第1位置および第2位置の間を、同期的に移動させたり、非同期的に移動させたり、何れか一方のみを移動させることが可能である。
可動演出装置150は、図14に示すように、第1可動演出体152および第2可動演出体153の第1位置において作動機構173の第2駆動モータ174を作動させることで、該第1可動演出体152および第2可動演出体153の各可動体171,171を、待機姿勢および第2姿勢の間で回転変位させることが可能である。可動体171が第2姿勢の場合には、可動表示ユニット212の表示部213が後方を向いて視認不能となる。
可動演出装置150は、第1移動機構158および第2移動機構159の第1駆動モータ160,160を作動させると共に、第1可動演出体152および第2可動演出体153における作動機構173の第2駆動モータ174を作動させることで、可動体171を第1姿勢および第2姿勢の間で回転変位させながら第1位置および第2位置の間を往復移動させることができる。ここで、第1可動演出体152および第2可動演出体153の各可動体171,171は、第1姿勢および第2姿勢の間を、同期的に移動させたり、非同期的に移動させたり、何れか一方のみを移動させることが可能である。
可動演出装置150は、第1可動演出体152および第2可動演出体153を第1位置に停止させる際および第2位置に停止させる際に、可動表示ユニット212が可動ケース体210に収容された可動体171に衝撃が加わることがある。しかしながら、可動表示ユニット212は、その上端面212aおよび下端面212bに装着した緩衝保持部材214,214を介して可動ケース体210に弾力的に保持されているので、可動体171に加わった衝撃が緩衝保持部材214,214で吸収され、可動表示ユニット212に加わる衝撃を緩和し得る。これにより、第1可動演出体152および第2可動演出体153を第1位置に停止させることや第2位置に停止させることによる可動表示ユニット212の異常や故障の発生が抑制されると共に、可動ケース体210と可動表示ユニット212との間にがたつきが生じることも防止される。
更に、可動演出装置150は、可動体171を、第1姿勢に停止させる際、待機姿勢に停止させる際および第2姿勢に停止させる際に、該可動体171に衝撃が加わることがある。しかしながら、可動表示ユニット212は、その上端面212aおよび下端面212bに装着した緩衝保持部材214,214を介して可動ケース体210に保持されているので、可動体171に加わった衝撃が緩衝保持部材214,214で吸収され、可動表示ユニット212に加わる衝撃を緩和し得る。これにより、可動体171を第1姿勢、待機姿勢または第2姿勢に停止させることによる可動表示ユニット212の異常や故障の発生が抑制されると共に、可動ケース体210と可動表示ユニット212との間にがたつきが生じることも防止される。
緩衝保持部材214,214が可動表示ユニット212の上端面212aおよび下端面212bに配設されるので、矩形状をなす可動表示ユニット212の4つの各隅角部212cが該緩衝保持部材214,214を介して可動ケース体210に保持されるようになり、該可動表示ユニット212に加わる衝撃を緩和し得る。しかも、各緩衝保持部材214,214の第1〜第4保持部255,256,257,258により、可動表示ユニット212が可動ケース体210に対して、上下方向、左右方向および前後方向から夫々保持されるので、可動表示ユニット212に対して上下方向、左右方向および前後方向から加わる衝撃を緩和し得る。
そして、実施例の可動演出装置150の第1可動演出体152および第2可動演出体153では、図18〜図21に示すように、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、第1配線W1の支持体170内に延在する部分が撓み変形する。すなわち、第1配線W1は、可動体171が第1姿勢および第2姿勢においては緩んだ状態となると共に、該可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間において最大に撓んだ最大撓み状態となる。これにより、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を回転変位する際に第1配線W1が突っ張ることがなく、該可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間をスムーズに回転変位する。
また、実施例の可動演出装置150の第1可動演出体152および第2可動演出体153では、図18〜図21に示すように、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、第1配線W1が変形しながら移動する領域を第2検出片207bが移動するよう構成したことで、第1配線W1が移動する領域および第2検出片207bが移動する領域の一部が重なっている。従って、第1配線W1の移動領域と第2検出片207bの移動領域とを個別に分離して設ける必要がなく、可動演出装置150を構成する支持体170の構造が簡素化されて設計の自由度が高められると共に、可動演出装置150の小型化や軽量化が可能である。
更に、第1可動演出体152および第2可動演出体153では、図18〜図21に示すように、可動体171が第1姿勢および第2姿勢の間を姿勢変位する際に、変形しながら移動する第1配線W1に第2検出片207bが接触するよう構成することで、支持体170内における第1配線W1の変形および移動の安定化を図り得る。しかも、可動体171の回転変位により第2検出片207bが移動位置へ移動した際には、支持体170の前壁170fと第2検出片207bとの間に第1配線W1が挟まれるので該第1配線W1が安定的に保持され、第1配線W1と可動表示ユニット212の第1駆動制御基板229の第1コネクタ端子231との接続不良が発生するのを防止し得ると共に、該第1配線W1が損傷するのを防止し得る。
また、可動体171が第1姿勢から第2姿勢へ回転変位する際に、第1配線W1が最大撓み状態から緩み始めた以降の適宜のタイミングで、移動位置へ移動する第2検出片207bが、第1配線W1に接触すると共に該第1配線W1を前壁170f側へ押すので、該第1配線W1が可動体170に引っ掛かることを防止し得る。
〔変更例〕
本発明に係る遊技機は、実施例に例示の形態に限らず種々の変更が可能である。
(1)可動演出装置は、左右にスライド移動するものに限らず、上下に昇降移動するものであってもよい。
(2)配線は、中継基板および表示ユニットを電気的に接続するものに限らず、様々な電気部品(モータ、発光基板、センサ等)を接続する配線も対象とされる。
(3)配線の移動領域を移動する検出部は、可動体の第1姿勢を検出する第1位置検出手段の第1検出部であってもよい。また、可動体の第2姿勢を検出する位置検出手段を備えている場合には、該第2姿勢を検出する位置検出手段の検出部であってもよい。
(4)可動体が第2姿勢から第1姿勢へ姿勢変位する途中に第1配線に検出部が接触すると共に、該検出部と支持体の壁部とにより第1配線を挟むよう構成してもよい。
(5)電気部品に接続された配線と接触する検出部は、該検出部の該配線と接触する部分の縁部を面取りしてもよい。検出部の配線に接触する部分の縁部を、面取りしてR面またはC面とすることで、当該検出部との接触により配線が傷付くことを防止し得る。
(6)緩衝保持部材は、可動表示ユニットの各隅角部に個別に装着されるよう構成されたものであってもよい。
(7)緩衝保持部材は、可動表示ユニットの外端面の全周に亘って延在する形状や長さのものであってもよい。
(8)緩衝保持部材は、可動表示ユニットの対向する外端面であれば、左右方向で対向する左右の側端面に夫々装着されるよう構成されたものであってもよい。
(9)可動演出装置は、前面扉ではなく、筐体や支持枠体に配設したものであってもよい。
(10)実施例では、サブ制御装置により可動演出装置を作動制御するようにしたが、メイン制御装置により該可動演出装置を作動制御するようにしてもよい。
(11)実施例では、遊技機としてのスロットマシンを示したが、可動演出装置が配設される遊技機はスロットマシンに限られるものではなく、パチンコ機やアレンジボール機等であってもよい。すなわち、本願発明は、固定枠としての外枠の開口前面側に開閉および着脱可能に組み付けられ、図柄表示装置が配設された遊技盤を着脱可能に保持する本体枠としての中枠を有する本体と、該本体における中枠の前面側に開閉可能に組み付けられ、遊技盤を透視保護可能に構成された装飾枠としての前枠からなる前側部材とを備えたパチンコ機において、当該中枠、遊技盤または前枠に、支持体に所定範囲で姿勢変位可能に支持されると共に電気部品を備えた可動体と、前記可動体に設けられ、該可動体が所定の姿勢に変位した際に位置検出手段で検出される検出部とを備えたパチンコ機も対象とされる。
(12)実施例では、筐体と前面扉との間に支持枠体が配設されて、図柄表示装置および制御装置を該支持枠体に配設して構成されたスロットマシンを例示したが、支持枠体を装備せずに、図柄表示装置および制御装置が筐体内に設置されたスロットマシンであってもよい。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
(付記1)
請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機において、
前記表示ユニット(212)の後面とケース体(210)との間に、該表示ユニット(212)を駆動する駆動基板(230)を保持する保持部材(260)が配設され、
前記表示ユニット(212)と保持部材(260)との間に、該保持部材(260)を該表示ユニット(212)に保持する弾性変形可能な第2の緩衝保持部材(214)が配設されている。
付記1に係る発明によれば、駆動基板を保持した保持部材を、表示ユニットに安定的に保持することができる。
170 支持体
171 可動体
174 第2駆動モータ(駆動手段)
175 回転支持部材
205 鍔部(可動体の重力による傾きを規制する部位)
207a 第2位置検出センサ(位置検出手段)
207b 第2検出片(検出部)
210 可動ケース体(ケース体)
211 収容部
212 可動表示ユニット(表示ユニット)
13 表示部
214 緩衝保持部
W1 第1配線(配線)

Claims (2)

  1. 支持体に設けられ、駆動手段の駆動に伴って第1姿勢および第2姿勢に姿勢変位可能な可動体と、該可動体が所定の姿勢に変位した際に検出部を検出する位置検出手段とを備えた遊技機において、
    前記可動体は、
    前記駆動手段に連係されると共に収容部を備え、該駆動手段の駆動に伴って第1姿勢および第2姿勢に姿勢変位するケース体と、
    前記ケース体の収容部に収容され、所要の演出情報を表示可能な表示部を備えた表示ユニットと、
    前記表示ユニットとケース体との間に設けられ、該表示ユニットを該ケース体に保持する弾性変形可能な緩衝保持部材とを備え
    前記表示ユニットに接続された配線は、前記可動体が姿勢変位する際に所定方向へ撓みながら変形するよう前記支持体内に配設され、
    前記検出部は、前記可動体が姿勢変位する際に前記配線が移動する領域を通過するよう構成され
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動体を回転可能に支持する回転支持部材が前記支持体に配設され、
    前記可動体は、重心位置から水平方向に外れた位置を上下方向に通過する軸線を中心として回転し得るよう前記回転支持部材に支持されると共に、非作動状態において重心位置側の側端部が前記軸線より機前側に位置する姿勢に維持され、
    前記回転支持部材に、前記可動体の重力による傾きを規制する部位を備えた請求項1記載の遊技機。
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