JP6471832B2 - グロメット、電池パック及び電子機器 - Google Patents
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Description
本技術は、グロメットに関し、より詳しくは、グロメット、電池パック及び電子機器に関する。
電子機器や自動車等の技術分野では、一般的に、ワイヤ(ワイヤと、複数のワイヤを束にして集合部品としたワイヤハーネスとを含むことを意味する。以下同じ。)を電池パック等の筐体から引き出す場合にグロメットが用いられている。
例えば、導管部とグロメット取り付け部の間に応力吸収部が形成されるグロメットにおいて、前記応力吸収部断面が概略U字状に折り返えされて成り、グロメット取り付け部の一端が内周方向に断面が概略U字状に折り返えされて成る第2応力吸収部で形成されていることを特徴とするグロメットが提案されている(特許文献1を参照)。
また、例えば、ラッパ状のグロメット本体の小径側端に、円筒状の電線保持部を連成するとともに、前記グロメット本体の内部に、前記電線保持部に連通する止水剤充填室を形成し、該止水剤充填室内に止水剤を充填することによって挿通された電線束を密封した止水グロメットであって、前記電線保持部の一端側を前記グロメット本体の内部に延長するとともに、該電線保持部の一端に前記止水剤充填室を連成することにより、前記グロメット本体内に、該グロメット本体の少なくとも小径側壁部と前記止水剤充填室の壁部とを隔てる空間部を形成したことを特徴とする止水グロメットが提案されている(特許文献2を参照)。
さらに、例えば、気装置を固定する為の台座を備え、前記電気装置の端子に接続されたリード線を、前記台座の前記電気装置を固定しない側に引き出し、グロメットにより取り付け固定する配線固定装置において、前記台座は前記グロメットを含む窪みを備え、該窪みに樹脂剤を流し込み硬化させてなることを特徴とする配線固定装置が提案されている(特許文献3を参照)。
しかしながら、当該技術分野では、特許文献1〜3で提案された技術によるグロメット及び配線固定装置では、電池パック等の筐体から引き出されるワイヤの固定力の向上や、電池パック等の筐体に対する防水性の向上が図れないおそれがある。したがって、更なる、ワイヤの固定力の向上や、防水性の向上をさせたグロメットが望まれているのが現状である。
そこで、本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、優れたワイヤ固定力と優れた防水性能とを有するグロメット、そのグロメットを備える電池パック及び電子機器を提供することを主目的とする。
本発明者は、上述の目的を解決するために鋭意研究を行った結果、優れたワイヤ固定力と優れた防水性能を有するグロメットを開発することに成功し、本技術を完成するに至った。
すなわち、本技術では、台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、該台座がプール部を備え、該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、グロメットを提供する。
前記プール部が外堀を備えていてもよい。
前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備えていてもよく、該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成されてよい。
防水部材を備えていてもよく、該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配されてよい。
前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含んでよく、前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられてよい。
前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなっていてよい。
前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備えていてもよく、該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成されてよい。
防水部材を備えていてもよく、該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配されてよい。
前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含んでよく、前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられてよい。
前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなっていてよい。
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材でよい。
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材でよい。
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材でよく、前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備えていてもよく、該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有してよい。
前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成されていてもよい。
また、本技術では、電池セルと、該電池セルが収容される電池パックケースと、を少なくとも備え、該電池パックケースが、ワイヤを導出するための導出孔を有し、該導出孔にはグロメットが配され、該グロメットが、台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、該台座がプール部を備え、該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、電池パックを提供する。
本技術に係る電池パックにおいて、前記プール部が外堀を備えていてもよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記グロメットが、前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成されていてもよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記グロメットが防水部材を備えていてよく、該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配されてよく、該防水部材が、前記グロメットと前記電池パックケースとの間に介在されてよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含んでよく、前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられていてよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなっていてもよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材でよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材でよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材でよく、前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備えていてよく、該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有してよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成されていてよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記グロメットが、前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成されていてもよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記グロメットが防水部材を備えていてよく、該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配されてよく、該防水部材が、前記グロメットと前記電池パックケースとの間に介在されてよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含んでよく、前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられていてよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなっていてもよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材でよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材でよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材でよく、前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備えていてよく、該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有してよい。
本技術に係る電池パックにおいて、前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成されていてよい。
さらに、本技術では、本技術に係る電池パックを電力供給源として備える、電子機器を提供する。
さらにまた、本技術に係る電池パックと、該電池パックから供給された電力を駆動力に変換する変換部と、該駆動力に応じて駆動する駆動部と、該電池パックの使用状態を制御する制御部と、を備える、電動車両を提供し、
本技術に係る電池パックと、該電池パックから電力が供給される1または2以上の電気機器と、該電池パックからの該電気機器に対する電力供給を制御する制御部と、を備える、電力貯蔵システムを提供し、
本技術に係る電池パックと、該電池パックから電力が供給される可動部と、を備える、電動工具を提供する。
さらにまた、本技術に係る電池パックと、該電池パックから供給された電力を駆動力に変換する変換部と、該駆動力に応じて駆動する駆動部と、該電池パックの使用状態を制御する制御部と、を備える、電動車両を提供し、
本技術に係る電池パックと、該電池パックから電力が供給される1または2以上の電気機器と、該電池パックからの該電気機器に対する電力供給を制御する制御部と、を備える、電力貯蔵システムを提供し、
本技術に係る電池パックと、該電池パックから電力が供給される可動部と、を備える、電動工具を提供する。
本技術によれば、優れたワイヤ固定力と優れた防水性能とを有するグロメット、そのグロメットを備える電池パック及び電子機器が提供される。
なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。なお、図面については、同一又は同等の要素又は部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
説明は以下の順序で行う。
1.本技術の概要
2.第1の実施形態(グロメットの例)
2−1.グロメット
2−2.台座
2−3.第1カバー部材(ワイヤ固定部)
2−4.樹脂剤
2−5.突起部
2−6.防水部材
2−7.保持部材
3.第2の実施形態(グロメットの変形例1)
3−1.グロメット
3−2.台座
3−3.第2カバー部材(ワイヤ固定部)
4.第3の実施形態(グロメットの変形例2)
4−1.グロメット
4−2.一体成形体
5.第4の実施形態(グロメットの変形例3)
5−1.グロメット
5−2.台座
5−3.支持構造体(ワイヤ固定部)
6.第5の実施形態(電池パックの例)
6−1.電池パック
6−2.電池ブロック
6−3.電池パックケース
6−4.電池パックにおけるグロメットの配置例
7.第6の実施形態(電子機器の例)
7−1.電子機器
7−2.電子機器の具体例
8.第7の実施形態(電動車両の例)
9.第8の実施形態(電力貯蔵システムの例)
10.第9の実施形態(電動工具の例)
1.本技術の概要
2.第1の実施形態(グロメットの例)
2−1.グロメット
2−2.台座
2−3.第1カバー部材(ワイヤ固定部)
2−4.樹脂剤
2−5.突起部
2−6.防水部材
2−7.保持部材
3.第2の実施形態(グロメットの変形例1)
3−1.グロメット
3−2.台座
3−3.第2カバー部材(ワイヤ固定部)
4.第3の実施形態(グロメットの変形例2)
4−1.グロメット
4−2.一体成形体
5.第4の実施形態(グロメットの変形例3)
5−1.グロメット
5−2.台座
5−3.支持構造体(ワイヤ固定部)
6.第5の実施形態(電池パックの例)
6−1.電池パック
6−2.電池ブロック
6−3.電池パックケース
6−4.電池パックにおけるグロメットの配置例
7.第6の実施形態(電子機器の例)
7−1.電子機器
7−2.電子機器の具体例
8.第7の実施形態(電動車両の例)
9.第8の実施形態(電力貯蔵システムの例)
10.第9の実施形態(電動工具の例)
<1.本技術の概要>
本技術の概要について説明をする。
本技術の概要について説明をする。
まず、一般的なグロメットと配線固定装置とを説明する。
グロメットは、ワイヤを電池パック等の筐体から引き出す場合に、ワイヤの固定と防水防塵などの保護をするために装着させる。また、配線固定装置は、硬質材料の取り付け台座を有して、電池パック等の筐体の貫通穴から組み付けられる。
グロメットは、ワイヤを電池パック等の筐体から引き出す場合に、ワイヤの固定と防水防塵などの保護をするために装着させる。また、配線固定装置は、硬質材料の取り付け台座を有して、電池パック等の筐体の貫通穴から組み付けられる。
グロメットについては、ゴムまたはエラストマーなどの軟質材によって形成されていて、ワイヤを装着させる穴をワイヤ1本ごとにある場合と、複数本のワイヤを束状にまとめて1つの穴から装着させるものがある。
ワイヤが1本ごとに装着させる穴の場合では、グロメットの穴にワイヤを圧入することでワイヤ被覆の円周上で防水を行っている構造をとっているため、防水仕様の強いものではワイヤとグロメットとの組み付け作業は容易ではない。複数本あるワイヤ束の場合は、ワイヤを束ねてからグロメットに入れて封止剤を流し込み、まとめて防水を行っているが、各ワイヤ間に封止剤がムラなく均一に隙間を封止することが難しいので防水性能が安定しないおそれがある。
また、グロメット本体が軟質材料である場合にワイヤの屈曲、ねじれ等によってワイヤとグロメットのワイヤ装着穴に隙間ができ、グロメット自体も筐体の貫通穴から変形することから浸水することがある。
軟質材料のグロメットが取り付く筐体との防水構造については、グロメットと筐体の貫通穴の潰し量に頼っているため、防水仕様の強いものは逆に筐体への組み付け作業が固く困難になることがある。
配線固定装置については、硬質材料の取り付け台座に樹脂剤を流し込む窪みを備え、その窪みの中でグロメットと台座を貫通させたワイヤを一緒に硬化させることでワイヤ被覆の円周上で防水を行っているが、樹脂剤を流し込む側が被水側であり外観面となることが想像できることから外観上樹脂剤がむき出しとなり意匠性が低い。
樹脂剤を流し込む窪みもプールのような形状であるから、樹脂剤を窪みに流し込む量が少ない場合は防水性能が低下することがある。一方、樹脂剤を窪みに流し込む量が多い場合には、台座面へ溢れてしまい外観が汚くなる問題があるため、流し込む量の管理は難しい。
また、複数本のワイヤを樹脂剤で硬化させるときに、その窪みには各ワイヤ間を適正な間隔に維持する構造がないのでワイヤが互いに寄れたり倒れたりしてワイヤ間の樹脂剤の厚みが必要厚さにならない状態で硬化し必要な防水機能が得られないことがある。
本技術は、以上の状況に基づくものであり、本技術では、台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、該台座がプール部を備え、該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、グロメットを用いることによって、優れたワイヤ固定力と優れた防水性能とが得られる。
そして、本技術に係るグロメットは、電池パックに備えられている電池パックケースに配されることによって、ワイヤ固定力を向上させながら、電池パックの防水性を向上させることができ、電池パックの優れた電池特性の向上・維持に貢献することができる。なお、本技術に係るグロメットは、電池パックに適用されるだけでなく、電子機器、自動車等において用いられる筐体等の物品に配されて適用されてもよい。
電池パックは、リチウムイオン電池などの電池、及びこの電池が複数個保持される電池ホルダからなる一又は複数の電池ブロックが電池パックケース(外装ケース)に収容されることで形成される。この電池パックは、パーソナルコンピュータ、携帯通信端末などの電子機器、電動機を駆動源として搭載する車両、ランマーや芝刈り機などの電動機具などに使用されている。
<2.第1の実施形態(グロメットの例)>
[2−1.グロメット]
図1〜図6を用いて、本技術に係る第1の実施形態(グロメットの例)のグロメット1について説明する。
[2−1.グロメット]
図1〜図6を用いて、本技術に係る第1の実施形態(グロメットの例)のグロメット1について説明する。
グロメット1は、台座2と、ワイヤ12を固定するワイヤ固定部として第1カバー部材3とを備え、台座2が、ワイヤ12を挿通する複数の孔5を有し、第1カバー部材3が、ワイヤ12を挿通する複数の孔6を有し、台座2がプール部4を備え、プール部4に樹脂剤8を流し込んで硬化させてなる、グロメットである。
図1は、ワイヤ12を挿通させたグロメット1の斜視図であり、図2(a)はワイヤ12を挿通させたグロメット1の拡大斜視図である。図2(b)は、図2(a)に示されるA−A線の断面斜視図である。
図1〜図2に示されるとおり、グロメット1は、プール部4の上部に第1カバー部材3を覆うことで、台座2と第1カバー部材3とによって、樹脂剤8が硬化するまでワイヤ12は固定されるので、ワイヤ12同士の寄りや倒れによる樹脂剤8の厚みのムラの発生を防止でき、ワイヤ12間の防水を確実に達成できる構造を有し、防水性能の安定化を図ることができる。
また、グロメット1は、台座2には樹脂剤8が外周にあふれ出ても、製造適性の観点及び外観(意匠性)の観点で問題にならないように樹脂剤8を受ける外堀7を備えたプール部4が備えられ、孔5に挿通されたワイヤ12をプール部4の中で樹脂剤8によって封止して水の侵入を防止することができ、例えば、ゴム質グロメットにワイヤを圧入するような力のかかる作業を省力化して作業効率の向上を図ることができる。
図5は、ワイヤ12を挿通させたグロメット1の分解斜視図であり、図6はワイヤ12を挿通させたグロメット1の分解拡大斜視図である。
図5〜図6に示されるとおり、ワイヤ12を立たせた状態で、最小クリアランスを有する台座2の複数の孔5にワイヤ12を挿通し、ワイヤ12と孔6との隙間から水の侵入を防止するため、樹脂剤8をプール部4に流し込み、樹脂剤8の注入後に、第1カバー部材3の複数の孔6にワイヤ12を挿通して、第1カバー部材3を台座2のプール部4に覆う。その結果、グロメット1は、台座2と第1カバー部材3とによって、所定の距離を保ちながら2箇所でワイヤ12が固定されるので、樹脂剤8が硬化するまでの間にワイヤ12が寄れたり、倒れたりしないようにしてワイヤ12の形状を安定に保持できるようにしている。さらに、プール部4が形成される台座2の第1主面2aとは反対の第2主面2bの周囲部に、防水機能を有するOリング10が配される。
グロメット1に備えられる台座2及び第1カバー部材3は、特に限定されずに任意の材料から形成されてよいが、プラスチック材料等の硬質材料から形成されることが好ましい。プラスチック材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA)、液晶ポリマー(LCP)などが挙げられる。
台座2及び第1カバー部材3にプラスチック材料等の硬質材料を用いることによって、台座2及び第1カバー部材3に剛性を付与することができ、外力による変形に起因する浸水を更に防止することできる。また、台座2の第2主面2b側は、電池パック等の筐体の外側(意匠面側)となり、台座2がプラスチック材料等の硬質材料で形成されると、外力による変形がなく意匠性に優れる。
また、電池パック601等の筐体への組み付け性とワイヤ12の屈曲、ねじれ等に対するワイヤ固定力(保持力)を更に担保するために、台座2及び第1カバー部材2が、プラスチック材料等の硬質材料から形成されていることが好ましい。
台座2が有する孔5及び第1カバー部材3が有する孔6は、ワイヤ12を容易に挿通させる最低限のクリアランスを有することが好ましい。孔5及び孔6が最低限のクリアランスを有することによって、ワイヤ12を固定する効果と防水効果とが更に奏され、樹脂剤8が流れ出ることなく、ゴム等の弾性体でワイヤ12を締め付けて防水する必要がなく、アセンブリの作業が更に簡易となる。
[2−2.台座]
図3を用いて、グロメット1に備えられる台座2について説明する。図3(a)は台座2の第2主面2b側の斜視図である。図3(b)は台座2の第1主面2a側の斜視図である。図3(c)は、台座2が有する複数の孔5の一部を拡大した図である。
図3を用いて、グロメット1に備えられる台座2について説明する。図3(a)は台座2の第2主面2b側の斜視図である。図3(b)は台座2の第1主面2a側の斜視図である。図3(c)は、台座2が有する複数の孔5の一部を拡大した図である。
図3(a)及び(b)に示されるように、台座2は略矩形状の第1主面2a及び第2主面2bを有する。第1主面2aと第2主面2bとは互いに反対側に位置して表裏関係にある。第2主面2bは平板状の凸部13を有する。平板状の凸部13上には、複数の突起部9が形成される。複数の突起部9の詳細については後述する。また、第2主面2bは、第2主面2bの周囲部(第2主面2bにおいて、平板状の凸部13ではない部分)に防水部材であるOリング10を配するための周辺凹部18を有する。
第1主面2aは、平板状の凹部14を有する。平板状の凹部14には、樹脂剤8を流し込むためのプール部4と、外堀7とが形成される。プール部4は略矩形状であり、第1主面2aに対して垂直である方向にプール部4を区画するための側面板15を有する。外堀7は、側面板15の外側であって、プール部4の外周側に形成される。プール部4には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔5が配され、短手方向に、ワイヤ12を挿通するための2個の孔5が配される。すなわち、プール部4には、10個の孔5が配される。なお、図3(b)に示される、孔5の数が10個であることは一例に過ぎず、孔5の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
図3(c)に示されるように、孔5の周囲部には、ワイヤ12を保持する保持部材として、樹脂ばね11が設けられている。樹脂ばね11の詳細については後述する。
[2−3.第1カバー部材(ワイヤ固定部)]
図4を用いて、グロメット1に備えられる第1カバー部材3について説明する。図4(a)は、第1カバー部材3の表面側の斜視図である。図4(b)は、第1カバー部材3の裏面側の斜視図である。
図4を用いて、グロメット1に備えられる第1カバー部材3について説明する。図4(a)は、第1カバー部材3の表面側の斜視図である。図4(b)は、第1カバー部材3の裏面側の斜視図である。
図4(a)及び(b)に示されるように、第1カバー部材3は、プール部4を覆う平板(底板)16と、平板(底板)16に対して垂直な方向に側面板17を有する。側面板17によって、第1カバー部材3を台座2に固定させることができる。平板(底板)16には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔6が配され、短手方向に、ワイヤ12を挿通するための2個の孔6が配される。すなわち、第1カバー部材3には、10個の孔6が配される。なお、図4(a)及び(b)に示される、孔6の数が10個であることは一例に過ぎず、孔6の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
台座2の孔5に10本のワイヤ12を挿通し、続いて第1カバー部材3の孔6に10本のワイヤ12を挿通するときに、ワイヤ12がねじれたり、曲がったりしないように、10個の孔5のそれぞれがプール部4に配される位置と、10個の孔6のそれぞれが平板(底板)16に配される位置とは略一致している。
[2−4.樹脂剤]
樹脂剤8は、プール部4に流し込んで硬化させてなるものである。樹脂剤8は硬化することができれば、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂、ホットメルト、ウレタン樹脂等が挙げられる。樹脂剤8は、流動性を調整することによってプール部4に流し込む際に台座2、第1カバー部材3等から樹脂剤8の漏れがないようにすることができる。
樹脂剤8は、プール部4に流し込んで硬化させてなるものである。樹脂剤8は硬化することができれば、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂、ホットメルト、ウレタン樹脂等が挙げられる。樹脂剤8は、流動性を調整することによってプール部4に流し込む際に台座2、第1カバー部材3等から樹脂剤8の漏れがないようにすることができる。
[2−5.突起部]
図3(a)を参照すると、平板状の凸部13上には、長手方向に5個の突起部9、及び短手方向に2個の突起部9(合計で10個の突起部9)が形成されている。突起部9はワイヤ12を挿通する孔を有し、図中の長手方向の右側から左側にかけて、挿通するワイヤ12の太さに応じて孔の大きさは小さくなっている。突起部9の形状は、ワイヤ12の太さが太い場合は略円筒状であり、ワイヤ12の太さが細くなるに従って、略円錐状となる。突起部9の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。突起部9は、台座2と一体に成形されて、例えば、台座2と同一材料である硬質材料から構成されてもよいし、台座2と別体で成形されて、例えば、台座2の硬質材料とは異なるゴム材料から構成されてもよい。
図3(a)を参照すると、平板状の凸部13上には、長手方向に5個の突起部9、及び短手方向に2個の突起部9(合計で10個の突起部9)が形成されている。突起部9はワイヤ12を挿通する孔を有し、図中の長手方向の右側から左側にかけて、挿通するワイヤ12の太さに応じて孔の大きさは小さくなっている。突起部9の形状は、ワイヤ12の太さが太い場合は略円筒状であり、ワイヤ12の太さが細くなるに従って、略円錐状となる。突起部9の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。突起部9は、台座2と一体に成形されて、例えば、台座2と同一材料である硬質材料から構成されてもよいし、台座2と別体で成形されて、例えば、台座2の硬質材料とは異なるゴム材料から構成されてもよい。
突起部9は、ワイヤ12を保持することができ、ワイヤ12に発生した屈曲の変形量が、樹脂剤8で硬化した部分に伝わり難くすることができるので、従来技術のようにワイヤの屈曲によるワイヤを挿通する孔(例えば、台座2の孔5、第1カバー部材3の孔6等)の円周上での浸水を防止することができる。また、樹脂剤8は台座2と第1カバー部材3との間に封入されているが、突起部9を設けることによって、外力によってワイヤ12の屈曲、ねじれ等が電池パックケース602等の筐体の内部に存在する樹脂剤に伝わりにくいので、ワイヤ12の屈曲又はねじれの方向に樹脂剤8は変形しにくく、安定した防水効果が得られる。
[2−6.防水部材]
防水部材であるOリング10は、台座2が有する周辺凹部18に配される。周辺凹部18にOリング10が配されることで、グロメット1と電池パックケース602等の筐体との組み付けが容易である。
防水部材であるOリング10は、台座2が有する周辺凹部18に配される。周辺凹部18にOリング10が配されることで、グロメット1と電池パックケース602等の筐体との組み付けが容易である。
Oリング10の材料としては特に限定されず、例えば、弾性変形することができればよく、天然ゴム、合成天然ゴム、シリコン、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン・プロレンゴム、ニトリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴムなどのゴム系材料が使用される。Oリング10は、前記ゴム系材料に無機フィラーを含むと防水効果を高めることができる。このような無機フィラーとしては、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化チタン、マイカ、ゼオライト、活性炭などが挙げられる。
防水部材は、Oリング10の他に、防水性の向上を図ることができる部材であれば任意の材料でよく、例えば、シート状の軟質ゴムでもよい。
[2−7.保持部材]
ワイヤ12を保持する保持部材として、台座2の孔5の周囲部には、樹脂ばね11が設けられている。図3(c)を参照すると、樹脂ばね11は、3つの突起状の片で形成されているが、例えばワイヤ12の太さ、ワイヤ保持力の強さ等に応じて、突起状の片の数を増やしてもよいし減らしてもよい。保持部材は、ワイヤを保持することができれば、樹脂ばね11に限らず、例えば金属ばねでもよい。
ワイヤ12を保持する保持部材として、台座2の孔5の周囲部には、樹脂ばね11が設けられている。図3(c)を参照すると、樹脂ばね11は、3つの突起状の片で形成されているが、例えばワイヤ12の太さ、ワイヤ保持力の強さ等に応じて、突起状の片の数を増やしてもよいし減らしてもよい。保持部材は、ワイヤを保持することができれば、樹脂ばね11に限らず、例えば金属ばねでもよい。
樹脂ばね11は、樹脂剤8が硬化するまでの間に一時的にワイヤ12を保持することで台座2から露出させるワイヤ12の長さを決めることができる。なお、樹脂ばね11は、台座2の孔5の周囲部に設けられているが、ワイヤ固定部、例えば、第1カバー部材3の孔6の周囲部に設けられてもよい。
<3.第2の実施形態(グロメットの変形例1)>
[3−1.グロメット]
図7〜図12を用いて、本技術に係る第2の実施形態(グロメットの変形例1)のグロメット101について説明する。
[3−1.グロメット]
図7〜図12を用いて、本技術に係る第2の実施形態(グロメットの変形例1)のグロメット101について説明する。
グロメット101は、台座102と、ワイヤ12を固定するワイヤ固定部として、樹脂剤8を流し込む開口部119を有する第2カバー部材103と、を備え、台座102が、ワイヤを挿通する複数の孔105を有し、第2カバー部材103が、ワイヤ12を挿通する複数の孔106を有し、台座102がプール部104を備え、プール部104に樹脂剤8を流し込んで硬化させてなる、グロメットである。
図7は、ワイヤ12を挿通させたグロメット101の斜視図であり、図8(a)はワイヤ12を挿通させたグロメット101の拡大斜視図である。図8(b)は、図8(a)に示されるB−B線の断面斜視図である。
図7〜図8に示されるとおり、グロメット101は、また、プール部104の上部に第2カバー部材103を覆うことで、台座102と第2カバー部材103とによって、樹脂剤8が硬化するまでワイヤ12は固定されるので、ワイヤ12同士の寄りや倒れによる樹脂剤8の厚みのムラの発生を防止でき、ワイヤ12間の防水を確実に達成できる構造を有し、防水性能の安定化を図ることができる。
また、グロメット101は、台座102には、開口部119から流し込まれた樹脂剤8が外周にあふれ出ても、製造適性の観点及び外観(意匠性)の観点で問題にならないように樹脂剤8を受ける外堀107を備えたプール部104が備えられ、孔105に挿通されたワイヤ12をプール部104の中で樹脂剤8によって封止して水の侵入を防止することができ、従来のゴム質グロメットにワイヤを圧入するような力のかかる作業を省力化して作業効率の向上を図ることができる。
図11は、ワイヤ12を挿通させたグロメット101の分解斜視図であり、図12はワイヤ12を挿通させたグロメット101の分解拡大斜視図である。
図11〜図12に示されるとおり、ワイヤ12を寝かせた状態で、最小クリアランスを有する台座102の複数の孔105にワイヤ12を挿通し、続いて最小クリアランスを有する第2カバー部材103の複数の孔106にワイヤ12を挿通して、台座102と第2カバー部材103とによってワイヤ12を固定して、台座102と第2カバー部材103とによって形成される開口部119から樹脂剤8を流し込む。その結果、グロメット101は、樹脂剤8が硬化するまでの間にワイヤ12が寄れたり、倒れたりしないようにしてワイヤ12の形状を安定に保持できるようにしている。ワイヤ12を寝かせた状態で、台座102と第2カバー部材3とによって、所定の距離を保ちながら2箇所でワイヤ12を固定した状態で、開口部119から樹脂剤8を流し込むので、ワイヤ12の形状を安定に保持しながら作業効率の向上を更に図ることができる。さらに、プール部104が形成される台座102の第1主面102aとは反対の第2主面102bの周囲部に、防水機能を有するOリング10が配される。
グロメット101に備えられる台座102及び第2カバー部材103は、特に限定されずに任意の材料から形成されてよいが、プラスチック材料等の硬質材料から形成されることが好ましい。プラスチック材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA)、液晶ポリマー(LCP)などが挙げられる。
台座102及び第1カバー部材103にプラスチック材料等の硬質材料を用いることによって、台座102及び第1カバー部材103に剛性を付与することができ、外力による変形に起因する浸水を更に防止することできる。また、台座102の第2主面102b側は、電池パック等の筐体の外側(意匠面側)となり、台座102がプラスチック材料等の硬質材料で形成されると、外力による変形がなく意匠性に優れる。
また、電池パック601等の筐体への組み付け性とワイヤ12の屈曲、ねじれ等に対する固定力(保持力)を更に担保するために、台座102及び第2カバー部材103が、プラスチック材料等の硬質材料から形成されていることが好ましい。
台座102が有する孔105及び第2カバー部材103が有する孔106は、ワイヤ12を容易に挿通させる最低限のクリアランスを有することが好ましい。孔105及び孔106が最低限のクリアランスを有することによって、ワイヤ12を固定する効果と防水効果とが更に奏され、樹脂剤8が流れ出ることなく、ゴム等の弾性体でワイヤ12を締め付けて防水する必要がなく、アセンブリの作業が更に簡易となる。
[3−2.台座]
図9を用いて、グロメット101に備えられる台座102について説明する。図9(a)は台座102の第2主面102b側の斜視図である。図9(b)は台座102の第1主面102a側の斜視図である。図9(c)は、台座102が有する複数の孔105の一部を拡大した図である。
図9(a)及び(b)に示されるように、台座102は略矩形状の第1主面102a及び第2主面102bを有する。第1主面102aと第2主面102bとは互いに反対側に位置して表裏関係にある。第2主面2bは平板状の凸部113を有する。平板状の凸部113上には、複数の突起部9が形成される。複数の突起部9の詳細については上記のとおりである。また、第2主面102bは、第2主面102bの周囲部(第2主面102bにおいて、平板状の凸部113ではない部分)に防水部材であるOリング10を配するための周辺凹部118を有する。
第1主面102aは、平板状の凹部114を有する。平板状の凹部114には、樹脂剤8を流し込むためのプール部104と、外堀107とが形成される。プール部104は略矩形状であり、第1主面102aに対して垂直である方向にプール部104を区画するための側面板115を有する。外堀107は、側面板115の外側であって、プール部4の外周側に形成される。プール部104には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔105が配され、短手方向に、ワイヤ12を挿通するための2個の孔105が配される。すなわち、プール部104には、10個の孔105が配される。なお、図9(b)に示される、孔105の数が10個であることは一例に過ぎず、孔105の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
図9(c)に示されるように、孔105の周囲部には、ワイヤ12を保持する保持部材として、樹脂ばね11が設けられている。樹脂ばね11の詳細については上記のとおりである。
[3−3.第2カバー部材(ワイヤ固定部)]
図10を用いて、グロメット101に備えられる第2カバー部材103について説明する。図10(a)は、第2カバー部材103の表面側の斜視図である。図10(b)は、第2カバー部材103の裏面側の斜視図である。
図10を用いて、グロメット101に備えられる第2カバー部材103について説明する。図10(a)は、第2カバー部材103の表面側の斜視図である。図10(b)は、第2カバー部材103の裏面側の斜視図である。
図10(a)及び(b)に示されるように、第2カバー部材103は、プール部104を覆う平板(底板)116と、平板(底板)116に対して垂直な方向に側面板117を有する。更に、第2カバー部材103は、樹脂剤8を流し込むための開口部119を有する。側面板117によって、第2カバー部材103を台座102に固定させることができる。平板(底板)116には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔106が配され、短手方向に、ワイヤ12を挿通するための2個の孔106が配される。すなわち、第2カバー部材103には、10個の孔106が配される。なお、図10(a)及び(b)に示される、孔10・BR>Uの数が10個であることは一例に過ぎず、孔106の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
台座102の孔105に10本のワイヤ12を挿通し、続いて第2カバー部材103の孔106に10本のワイヤ12を挿通するときに、ワイヤ12がねじれたり、曲がったりしないように、10個の孔105のそれぞれがプール部104に配される位置と、10個の孔106のそれぞれが平板(底板)116に配される位置とは略一致している。
<4.第3の実施形態(グロメットの変形例2)>
[4−1.グロメット]
図13〜図17を用いて、本技術に係る第3の実施形態(グロメットの変形例2)のグロメット201について説明する。
[4−1.グロメット]
図13〜図17を用いて、本技術に係る第3の実施形態(グロメットの変形例2)のグロメット201について説明する。
グロメット201は、台座202と、ワイヤ12を固定するワイヤ固定部である第3カバー部材203とを一体成形した一体成形体220を備え、台座202が、ワイヤ12を挿通する複数の孔206を有し、第3カバー部材203が、ワイヤ12を挿通する複数の孔206を有し、台座202がプール部204を備え、プール部204に樹脂剤8を流し込んで硬化させてなる、グロメットである。
図13は、ワイヤ12を挿通させたグロメット201の斜視図であり、図14(a)はワイヤ12を挿通させたグロメット201の拡大斜視図である。図14(b)は、図14(a)に示されるC−C線の断面斜視図である。
図13〜図14に示されるとおり、グロメット201は、プール部204と第3カバー部材203とを一体成形して作製された一体成形体220によって、樹脂剤8が硬化するまでワイヤ12は固定されるので、ワイヤ12同士の寄りや倒れによる樹脂剤8の厚みのムラの発生を防止でき、ワイヤ12間の防水を確実に達成できる構造を有し、防水性能の安定化を図ることができる。
また、グロメット201は、台座202には、開口部219から流し込まれた樹脂剤8が外周にあふれ出ても、製造適性の観点及び外観(意匠性)の観点で問題にならないように樹脂剤8を受ける外堀207を備えたプール部204が備えられ、孔205に挿通されたワイヤ12をプール部204の中で樹脂剤8によって封止して水の侵入を防止することができ、従来のゴム質グロメットにワイヤを圧入するような力のかかる作業を省力化して作業効率の向上を図ることができる。
図16は、ワイヤ12を挿通させる前のグロメット201の分解斜視図であり、図17はワイヤ12を挿通させる前のグロメット201の分解拡大斜視図である。
図16〜図17に示されるとおり、プール部204と第3カバー部材203とを一体成形して一体成形体220を作製する。続いて、ワイヤ12を寝かせた状態で、最小クリアランスを有する台座202の複数の孔205にワイヤ12を挿通し、続いて最小クリアランスを有する第3カバー部材203の複数の孔206にワイヤ12を挿通して、一体成形体220によって所定の距離を保ちながら2箇所でワイヤ12を固定して、一体成形体220が有する開口部219から樹脂剤8を流し込む。その結果、グロメット201は、樹脂剤8が硬化するまでの間にワイヤ12が寄れたり、倒れたりしないようにしてワイヤ12の形状を安定に保持できるようにしている。ワイヤ12を寝かせた状態で、一体成形体220によってワイヤ12を固定した状態で、開口部219から樹脂剤8を流し込むので、ワイヤ12の形状を安定に保持しながら作業効率の向上を更に図ることができる。さらに、一体成形体220の第1主面220aとは反対の第2主面220bの周囲部に、防水機能を有するOリング10が配される。
グロメット201に備えられる一体成形体220は、特に限定されずに任意の材料から形成されてよいが、プラスチック材料等の硬質材料から形成されることが好ましい。プラスチック材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA)、液晶ポリマー(LCP)などが挙げられる。
一体成形体220にプラスチック材料等の硬質材料を用いることによって、一体成形体220に剛性を付与することができ、外力による変形に起因する浸水を更に防止することできる。また、一体成形体220の第2主面220b側は、電池パック等の筐体の外側(意匠面側)となり、一体成形体220がプラスチック材料等の硬質材料で形成されると、外力による変形がなく意匠性に優れる。
また、電池パック601等の筐体への組み付け性とワイヤ12の屈曲、ねじれ等に対するワイヤ固定力(保持力)とを更に担保するために、一体成形体220が、プラスチック材料等の硬質材料から形成されていることが好ましい。
一体成形体220(台座202)が有する孔205及び一体成形体220(第3カバー部材203)が有する孔206は、ワイヤ12を容易に挿通させる最低限のクリアランスを有することが好ましい。孔205及び孔206が最低限のクリアランスを有することによって、ワイヤ12を固定する効果と防水効果とが更に奏され、樹脂剤8が流れ出ることなく、ゴム等の弾性体でワイヤ12を締め付けて防水する必要がなく、アセンブリの作業が更に簡易となる。
[4−2.一体成形体]
図15を用いて、グロメット201に備えられる、台座202と、第3カバー部材203とを一体成形した一体成形体220について説明する。図15(a)は一体成形体220の第2主面側220b(台座202の第2主面202b側でもある。)の斜視図である。図9(b)は一体成形体220の第1主面側220a(台座202の第1主面202a側でもある。)の斜視図である。
図15を用いて、グロメット201に備えられる、台座202と、第3カバー部材203とを一体成形した一体成形体220について説明する。図15(a)は一体成形体220の第2主面側220b(台座202の第2主面202b側でもある。)の斜視図である。図9(b)は一体成形体220の第1主面側220a(台座202の第1主面202a側でもある。)の斜視図である。
図15(a)及び(b)に示されるように、一体成形体220は略矩形状の第1主面220a及び第2主面220bを有する。第1主面220aと第2主面220bとは互いに反対側に位置して表裏関係にある。なお、台座202が略矩形状の第1主面202a及び第2主面202bを有すると解釈されてもよい。更に、一体成形体220は、樹脂剤8を流し込むための開口部219を有する。第2主面220bは平板状の凸部213を有する。平板状の凸部213上には、複数の突起部9が形成される。複数の突起部9の詳細については上記のとおりである。また、第2主面220bは、第2主面220bの周囲部(第2主面220bにおいて、平板状の凸部213ではない部分)に防水部材であるOリング10を配するための周辺凹部218を有する。
第1主面220aは、平板状の凹部214を有する。平板状の凹部214には、開口部219から樹脂剤8を流し込むためのプール部204と、プール部204を覆う第3カバー部材203と、外堀207とが形成される。プール部204は略矩形状であり、第1主面220aに対して垂直である方向にプール部204を区画するための側面板215を有する。外堀207は、側面板215の外側であって、プール部204の外周側に形成される。第3カバー部材203は、上記の第1カバー部材3及び第2カバー部材103のように側面板を有して、その側面板とプール部204の側面板215とが一体成形されてもよい。
第3カバー部材203には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔206が配され、短手方向に、ワイヤを挿通するための2個の孔206が配される。すなわち、第3カバー部材203には、10個の孔206が配される。また、プール部204には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔205が配され、短手方向に、ワイヤ12を挿通するための2個の孔205が配される。すなわち、プール部204には、10個の孔205が配される。一体成形体220に10本のワイヤ12を挿通するときに、10本のワイヤ12がねじれたり、曲がったりしないように、10個の孔205のそれぞれがプール部204に配される位置と、10個の孔206のそれぞれが第3カバー部材203に配される位置とは略一致している。なお、図15(b)に示される、孔205の数が10個であること及び孔206の数が10個であることは一例に過ぎず、孔205の数及び孔206の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
孔205の周囲部には、ワイヤ12を保持する保持部材として、樹脂ばね11が設けられていてもよい。また、孔206の周囲部には、ワイヤ12を保持する保持部材として、樹脂ばね11が設けられていてもよい。樹脂ばね11の詳細について上記のとおりである。
<5.第4の実施形態(グロメットの変形例3)>
[5−1.グロメット]
図18〜図23を用いて、本技術に係る第4の実施形態(グロメットの変形例3)のグロメット301について説明する。
[5−1.グロメット]
図18〜図23を用いて、本技術に係る第4の実施形態(グロメットの変形例3)のグロメット301について説明する。
グロメット301は、台座302と、ワイヤ12を固定するワイヤ固定部として構成される複数の支持構造体303とを備え、台座302が、ワイヤ12を挿通する複数の孔305を有し、複数の支持構造体303のそれぞれの1つが、ワイヤ12を挿通する一つの孔306を有し、台座302がプール部304を備え、プール部304に樹脂剤8を流し込んで硬化させてなる、グロメットである。
図18は、ワイヤ12を挿通させたグロメット301の斜視図であり、図19(a)はワイヤ12を挿通させたグロメット301の拡大斜視図である。図19(b)は、図19(a)に示されるD−D線の断面斜視図である。
図18〜図19に示されるとおり、グロメット301は、プール部304の内部に指示構造体303を設けることで、台座302と支持構造体303とによって、樹脂剤8が硬化するまでワイヤ12は固定されるので、ワイヤ12同士の寄りや倒れによる樹脂剤8の厚みのムラの発生を防止でき、ワイヤ12間の防水を確実に達成できる構造を有し、防水性能の安定化を図ることができる。
また、グロメット301は、台座302には樹脂剤8が外周にあふれ出ても、製造適性の観点及び外観(意匠性)の観点で問題にならないように樹脂剤8を受ける外堀307を備えたプール部304が備えられ、孔305に挿通されたワイヤ12をプール部304の中で樹脂剤8によって封止して水の侵入を防止することができ、従来のゴム質グロメットにワイヤを圧入するような力のかかる作業を省力化して作業効率の向上を図ることができる。
図22は、ワイヤ12を挿通させたグロメット302の分解斜視図であり、図23はワイヤ12を挿通させたグロメット302の分解拡大斜視図である。
図22〜図23に示されるとおり、ワイヤ12を立たせた状態で、最小クリアランスを有する台座302の複数の孔5にワイヤ12を挿通し、続いて、最小クリアランスを有する、複数の支持構造体の複数の孔306に挿通して、台座302と複数の構造体303によって、所定の距離を保ちながら2箇所でワイヤ12を固定して、ワイヤ12と孔305との隙間又はワイヤ12と孔306との隙間から水の侵入を防止して、樹脂剤8をプール部304に流し込む。その結果、グロメット301は、樹脂剤8が硬化するまでの間にワイヤ12が寄れたり、倒れたりしないようにしてワイヤ12の形状を安定に保持できるようにしている。さらに、プール部304が形成される台座302の第1主面302aとは反対の第2主面3022bの周囲部に、防水機能を有するOリング10が配される。
グロメット301に備えられる台座302及び支持構造体303は、特に限定されずに任意の材料から形成されてよいが、プラスチック材料等の硬質材料から形成されることが好ましい。プラスチック材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA)、液晶ポリマー(LCP)などが挙げられる。
台座302及び支持構造体303にプラスチック材料等の硬質材料を用いることによって、台座302及び支持構造体303に剛性を付与することができ、外力による変形に起因する浸水を更に防止することできる。また、台座302の第2主面302b側は、電池パック等の筐体の外側(意匠面側)となり、台座302がプラスチック材料等の硬質材料で形成されると、外力による変形がなく意匠性に優れる。
また、電池パック601等の筐体への組み付け性とワイヤ12の屈曲、ねじれ等に対するワイヤ固定力(保持力)を更に担保するために、台座302及び支持構造体303が、プラスチック材料等の硬質材料から形成されていることが好ましい。
台座302が有する孔305及び支持構造体303が有する孔306は、ワイヤ12を容易に挿通させる最低限のクリアランスを有することが好ましい。孔305及び孔306が最低限のクリアランスを有することによって、ワイヤ12を固定する効果と防水効果とが更に奏され、樹脂剤8が流れ出ることなく、ゴム等の弾性体でワイヤ12を締め付けて防水する必要がなく、アセンブリの作業が更に簡易となる。
[5−2.台座]
図20を用いて、グロメット301に備えられる台座302について説明する。図20(a)は台座302の第2主面302b側の斜視図である。図20(b)は台座302の第1主面302a側の斜視図である。図20(c)は、台座302が有する複数の孔305の一部を拡大した図である。
図20を用いて、グロメット301に備えられる台座302について説明する。図20(a)は台座302の第2主面302b側の斜視図である。図20(b)は台座302の第1主面302a側の斜視図である。図20(c)は、台座302が有する複数の孔305の一部を拡大した図である。
図20(a)及び(b)に示されるように、台座302は略矩形状の第1主面302a及び第2主面302bを有する。第1主面302aと第2主面302bとは互いに反対側に位置して表裏関係にある。第2主面302bは平板状の凸部313を有する。平板状の凸部313上には、複数の突起部9が形成される。複数の突起部9の詳細については上記のとおりである。また、第2主面302bは、第2主面302bの周囲部(第2主面302bにおいて、平板状の凸部313ではない部分)に防水部材であるOリング10を配するための周辺凹部318を有する。
第1主面302aは、平板状の凹部314を有する。平板状の凹部314には、樹脂剤8を流し込むためのプール部304と、外堀307とが形成される。プール部304は、略矩形状であり、第1主面302aに対して垂直である方向にプール部304を区画するための側面板315を有する。外堀307は、側面板15の外側であって、プール部304の外周側に形成される。プール部304には、長手方向に、ワイヤ12を挿通するための5個の孔305が配され、短手方向に、ワイヤ12を挿通するための2個の孔305が配される。すなわち、プール部304には、10個の孔305が配される。なお、図20(b)に示される、孔305の数が10個であることは一例に過ぎず、孔305の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
[5−3.支持構造体(ワイヤ固定部)]
図21を用いて、グロメット301に備えられる複数の支持構造体303について説明する。図21(a)は、複数の支持構造体303の表面側の斜視図である。図21(b)は、複数の支持構造体303の裏面側の斜視図である。
図21を用いて、グロメット301に備えられる複数の支持構造体303について説明する。図21(a)は、複数の支持構造体303の表面側の斜視図である。図21(b)は、複数の支持構造体303の裏面側の斜視図である。
図21(a)及び(b)に示されるように、長手方向に5個の支持構造体303が形成され、短手方向に2個の支持構造体303が形成されて、合計で10個の支持構造体が全体で略矩形状となっている。短手方向の2個の支持構造体は、連結部332によって連結され、長手方向の5個の支持構造体は、枠体330によって連結されている。支持構造体303は、ワイヤ12を挿通するための孔306を有して、上記のとおり、合計で10個の支持構造体が全体で略矩形状となっているので、長手方向に5個の孔306が配されて、短手方向に2個の孔306が配されていることとなる。台座302に備えられるプール部304に所定の高さを保って矩形状の10個の支持構造体が挿入されるために、枠体330には、4つの支持棒331が設けられている。なお、図21(a)及び(b)に示される、支持構造体の数が10個であることは一例に過ぎず、支持構造体の数は、ワイヤの本数に応じて随意に変更される。
台座302の孔305に10本のワイヤ12を挿通し、続いて10個の支持構造体303の孔306に10本のワイヤ12を挿通するときに、ワイヤ12がねじれたり、曲がったりしないように、10個の孔305のそれぞれがプール部304に配される位置と、10個の孔306のそれぞれが配される位置とは略一致している。
<6.第5の実施形態(電池パックの例)>
[6−1.電池パック]
図24〜図26を用いて、本技術に係る第5の実施形態(電池パックの例)の電池パック601について説明する。図24は、電池パック601の斜視図である。図25は、図24に示されるE−E線の断面斜視図である。図26は、図24に示されるF−F線の断面斜視図である。
[6−1.電池パック]
図24〜図26を用いて、本技術に係る第5の実施形態(電池パックの例)の電池パック601について説明する。図24は、電池パック601の斜視図である。図25は、図24に示されるE−E線の断面斜視図である。図26は、図24に示されるF−F線の断面斜視図である。
電池パック601は、電池セル607と、電池セル607が収容される電池パックケース602と、を少なくとも備える。また、電池パック601は、電池セル607と電池セル607が収容される電池ホルダ606とからなる電池ブロック605と、電池ブロック605が収容される電池パックケース602と、を少なくとも備えていてもよい。電池パックケース602は、ワイヤ12を導出するための導出孔603を有する。導出孔603には、本技術に係るグロメットが配される。図24〜図26中では、上記で述べたグロメット1が導出孔603に配されている。なお。上記で述べたグロメット101、グロメット201又はグロメット301が導出孔603に配されてもよい。また、電池パックケース602の内部には、電池ブロックから生じる熱を外部に放出するための熱伝導性材(不図示)と、電池ブロックの防振に寄与する防振材611とが設けられている。電池ブロック及び電池パックケース602については、以下に説明する。なお、本技術に係る電池パックにおいて、電池パックの構成、例えば、電池の個数や接続態様などは、電池パックの用途に応じて適宜変更することができる。
[6−2.電池ブロック]
電池ブロック605は、電池セル607と、電池が収容される電池ホルダ606とからなる。電池セル607としては、特に限定されず、公知の電池を用いることができる。例えば、マンガン乾電池、アルカリマンガン乾電池、リチウム一次電池などの一次電池や、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−金属水素化物電池、ニッケル−亜鉛電池、鉛電池、リチウム二次電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池等の二次電池等が挙げられ、本技術に係る第5の実施形態の電池パックではリチウムイオン二次電池(例えば、ソニー株式会社製、形式番号US18650シリーズ)を用いることが好ましい。電池として、高いエネルギー密度を持つリチウムイオン二次電池を用いる場合は、電池パックケース602の中には、安全性を確保するため、保護回路(PCM)が収容されていてもよい。電池ホルダ606は、一対の半体からなり、これら一対の半体は互いに略同一形状とされ、略矩形状に形成される。各半体の材料としては特に限定されず、例えば、プラスチックなどの絶縁材を上げることができる。
電池ブロック605は、電池セル607と、電池が収容される電池ホルダ606とからなる。電池セル607としては、特に限定されず、公知の電池を用いることができる。例えば、マンガン乾電池、アルカリマンガン乾電池、リチウム一次電池などの一次電池や、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−金属水素化物電池、ニッケル−亜鉛電池、鉛電池、リチウム二次電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池等の二次電池等が挙げられ、本技術に係る第5の実施形態の電池パックではリチウムイオン二次電池(例えば、ソニー株式会社製、形式番号US18650シリーズ)を用いることが好ましい。電池として、高いエネルギー密度を持つリチウムイオン二次電池を用いる場合は、電池パックケース602の中には、安全性を確保するため、保護回路(PCM)が収容されていてもよい。電池ホルダ606は、一対の半体からなり、これら一対の半体は互いに略同一形状とされ、略矩形状に形成される。各半体の材料としては特に限定されず、例えば、プラスチックなどの絶縁材を上げることができる。
[6−3.電池パックケース]
電池パックケース602は、一対の電池パックケース半体602a(図中では上部の半体)及び半体602b(図中では下部の半体)からなる。一対の電池パックケース半体602a及び半体602bが、電池パックケース用Oリング605を介して、ネジ609を締結することにより組み合わされる。なお、一対の電池パックケース半体602a及び半体602bを組み合わせる方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
電池パックケース602は、一対の電池パックケース半体602a(図中では上部の半体)及び半体602b(図中では下部の半体)からなる。一対の電池パックケース半体602a及び半体602bが、電池パックケース用Oリング605を介して、ネジ609を締結することにより組み合わされる。なお、一対の電池パックケース半体602a及び半体602bを組み合わせる方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。
上記のとおり、半体602a及び半体602bは電池パックケース用Oリング605を介して組み合わされる。具体的には、電池パックケース用Oリング605は、半体602aの嵌合面と半体602bの嵌合面との間に配される。Oリング605は、電池パック601が組み立てられた状態において、半体602aの嵌合面と半体602bの嵌合面との間に弾性変形した状態で配される。その結果、Oリング605により、電池パックケース602内に水や塵等の異物が侵入することを防止することができる。
電池パックケース用Oリング605を作製するために用いられる材料は、弾性変形することができれば特に限定されないが、上記で述べたOリング10を作製するために用いられる具体的な材料と同様であることが好ましい。
電池パックケース602の外面には、電池から生じた熱を放出するための放熱部608が形成されている。この放熱部608は、突起状に形成されたフィンが電池パック601の長手方向及び幅方向に沿って所定の間隔で配列された構成であり、所謂放熱フィンの構造をなしている。
[6−4.電池パックにおけるグロメットの配置例]
上記で述べたとおり、電池パックケース602は、ワイヤ12を導出するための導出孔603を有し、導出孔603には、グロメット1が配されている。導出孔603は、ワイヤ12を電池パック601から引き出すためのものであり、電池パックケースの半体602bの側面板602b1に形成される。側面板602b1は、電池パックケースの半体602bに備えられる側面板のうち、半体602bの長手方向の一端に配されて、図中のy軸方向及びz軸方向(x軸方向に垂直)に形成される側面板である。
上記で述べたとおり、電池パックケース602は、ワイヤ12を導出するための導出孔603を有し、導出孔603には、グロメット1が配されている。導出孔603は、ワイヤ12を電池パック601から引き出すためのものであり、電池パックケースの半体602bの側面板602b1に形成される。側面板602b1は、電池パックケースの半体602bに備えられる側面板のうち、半体602bの長手方向の一端に配されて、図中のy軸方向及びz軸方向(x軸方向に垂直)に形成される側面板である。
グロメット1は、グロメット1が有する、突起部9が備えられた第2主面2bの凸部13が電池パック602の外側にとなるように導出孔603に配され、突起部9が備えられた第2主面2bの凸部13がグロメット1の意匠面となる。したがって、導出孔603の大きさ(開口部面積)は、凸部13の大きさ(面積)と略同一でよい。そして、電池パックケース602の導出孔603への組み付けは、グロメット1を押し当てて、第2主面2bの周辺凹部18に配されたOリング10が電池パックケース602の内壁に密着させるようにして行われる。このような組み付けは、電池パック601全体の防水性の向上に寄与することができる。また、電池パックケース602とグロメット1との界面の防水は、Oリング10を利用しているので、電池パックケース602への組み付けが従来構造のようにゴムやエラストマーを導出孔(貫通穴)に潰し入れるではなく、押し当てて係止するので組み付け作業の難易度が防水仕様に依存しないこととなる。
<7.第6の実施形態(電子機器の例)>
[7−1.電子機器]
本技術に係る第6の実施形態の電子機器の例は、本技術に係る第5の実施形態の電池パックを電力供給源として備える。
[7−1.電子機器]
本技術に係る第6の実施形態の電子機器の例は、本技術に係る第5の実施形態の電池パックを電力供給源として備える。
本技術に係る第6の実施形態の電子機器が備える電池パックは、上記で述べたとおりであり、図24〜図26に示される第5の実施形態の電池パックである。したがって、ここでは、電池パックの説明は省略する。
[7−2.電子機器の具体例]
また、本技術に係る第6の実施形態の電子機器としては、例えばノート型パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話、コードレスフォン子機、ビデオムービー、デジタルスチルカメラ、電子書籍、電子辞書、音楽プレイヤー、ラジオ、ヘッドホン、ゲーム機、ナビゲーションシステム、メモリーカード、ペースメーカー、補聴器、電動工具、電気シェーバー、冷蔵庫、 エアコン、テレビ、ステレオ、温水器、電子レンジ、食器洗い器、洗濯機、乾燥器、照明機器、玩具、医療機器、ロボット、ロードコンディショナー、信号機等が挙げられる。
また、本技術に係る第6の実施形態の電子機器としては、例えばノート型パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話、コードレスフォン子機、ビデオムービー、デジタルスチルカメラ、電子書籍、電子辞書、音楽プレイヤー、ラジオ、ヘッドホン、ゲーム機、ナビゲーションシステム、メモリーカード、ペースメーカー、補聴器、電動工具、電気シェーバー、冷蔵庫、 エアコン、テレビ、ステレオ、温水器、電子レンジ、食器洗い器、洗濯機、乾燥器、照明機器、玩具、医療機器、ロボット、ロードコンディショナー、信号機等が挙げられる。
<8.第7の実施形態(電動車両の例)>
本技術に係る第5の実施形態の電池パックは、本技術に係る第7の実施形態の電動車両に電力を供給するために使用することができる。本技術に係る第7の実施形態の電動車両の例は、本技術に係る第5の実施形態の記載の電池パックと、電池パックから供給された電力を駆動力に変換する変換部と、駆動力に応じて駆動する駆動部と、電池パックの使用状態を制御する制御部と、を備える。前記電動車両としては鉄道車両、ゴルフカート、電動カート、電気自動車(ハイブリッド自動車を含む)等が挙げられ、これらの駆動用電源または補助用電源として用いられる。
本技術に係る第5の実施形態の電池パックは、本技術に係る第7の実施形態の電動車両に電力を供給するために使用することができる。本技術に係る第7の実施形態の電動車両の例は、本技術に係る第5の実施形態の記載の電池パックと、電池パックから供給された電力を駆動力に変換する変換部と、駆動力に応じて駆動する駆動部と、電池パックの使用状態を制御する制御部と、を備える。前記電動車両としては鉄道車両、ゴルフカート、電動カート、電気自動車(ハイブリッド自動車を含む)等が挙げられ、これらの駆動用電源または補助用電源として用いられる。
図27は、電動車両の一例であるハイブリッド自動車のブロック構成を表している。この電動車両は、例えば、金属製の筐体71の内部に、制御部72と、エンジン73と、電池パック701と、駆動用のモータ74と、差動装置75と、発電機76と、トランスミッション80およびクラッチ81と、インバータ82,83と、各種センサ84とを備えている。この他、電動車両は、例えば、差動装置75およびトランスミッション80に接続された前輪用駆動軸85および前輪86と、後輪用駆動軸87および後輪88とを備える。
この電動車両は、例えば、エンジン73またはモータ74のいずれか一方を駆動源として走行可能である。エンジン73は、主要な動力源であり、例えば、ガソリンエンジンなどである。エンジン73を動力源とする場合、そのエンジン73の駆動力(回転力)は、例えば、駆動部である差動装置75、トランスミッション80およびクラッチ81を介して前輪86または後輪88に伝達される。なお、エンジン73の回転力は発電機76にも伝達され、その回転力を利用して発電機76が交流電力を発生させると共に、その交流電力はインバータ83を介して直流電力に変換され、電池パック701に蓄積される。一方、変換部であるモータ74を動力源とする場合、電池パック701から供給された電力(直流電力)がインバータ82を介して交流電力に変換され、その交流電力を利用してモータ74が駆動する。このモータ74により電力から変換された駆動力(回転力)は、例えば、駆動部である差動装置75、トランスミッション80およびクラッチ81を介して前輪86または後輪88に伝達される。
なお、図示しない制動機構を介して電動車両が減速すると、その減速時の抵抗力がモータ74に回転力として伝達され、その回転力を利用してモータ74が交流電力を発生させるようにしてもよい。この交流電力はインバータ82を介して直流電力に変換され、その直流回生電力は電池パック701に蓄積されることが好ましい。
制御部72は、電動車両全体の動作を制御するものであり、例えば、CPUなどを含んでいる。
電池パック701は、外部電源と接続され、その外部電源から電力供給を受けることで電力を蓄積可能になっていてもよい。各種センサ84は、例えば、エンジン73の回転数を制御したり、図示しないスロットルバルブの開度(スロットル開度)を制御するために用いられる。この各種センサ84は、例えば、速度センサ、加速度センサ、エンジン回転数センサなどを含んでいる。
電池パック701は、外部電源と接続され、その外部電源から電力供給を受けることで電力を蓄積可能になっていてもよい。各種センサ84は、例えば、エンジン73の回転数を制御したり、図示しないスロットルバルブの開度(スロットル開度)を制御するために用いられる。この各種センサ84は、例えば、速度センサ、加速度センサ、エンジン回転数センサなどを含んでいる。
そして、電池パック701としては、図24〜図26に示す第5の実施形態を適用することができる。このため、ここでは、電池パックの説明は省略する。
なお、電動車両がハイブリッド自動車である場合について説明したが、その電動車両は、エンジン73を用いずに電池パック701およびモータ74だけを用いて作動する車両(電気自動車)でもよい。
なお、電動車両がハイブリッド自動車である場合について説明したが、その電動車両は、エンジン73を用いずに電池パック701およびモータ74だけを用いて作動する車両(電気自動車)でもよい。
<9.第8の実施形態(電力貯蔵システムの例)>
本技術に係る第5の実施形態の電池パックは、本技術に係る第8の実施形態の電力貯蔵システムのための電力貯蔵用電源としても適用可能である。本技術に係る第8の実施形態の電力貯蔵システムの例は、本技術に係る第5の実施形態の電池パックと、電池パックから電力が供給される1または2以上の電気機器と、電池パックからの電気機器に対する電力供給を制御する制御部と、を備える。
図28は、電力貯蔵システムのブロック構成を表している。この電力貯蔵システムは、例えば、一般住宅および商業用ビルなどの家屋90の内部に、電池パック801と、制御部91と、スマートメータ92と、パワーハブ93とを備える。
本技術に係る第5の実施形態の電池パックは、本技術に係る第8の実施形態の電力貯蔵システムのための電力貯蔵用電源としても適用可能である。本技術に係る第8の実施形態の電力貯蔵システムの例は、本技術に係る第5の実施形態の電池パックと、電池パックから電力が供給される1または2以上の電気機器と、電池パックからの電気機器に対する電力供給を制御する制御部と、を備える。
図28は、電力貯蔵システムのブロック構成を表している。この電力貯蔵システムは、例えば、一般住宅および商業用ビルなどの家屋90の内部に、電池パック801と、制御部91と、スマートメータ92と、パワーハブ93とを備える。
電池パック801は、例えば、家屋90の内部に設置された電気機器94に接続されていると共に、家屋90の外部に停車された電動車両96に接続可能になっている。また、電池パック801は、例えば、家屋90に設置された自家発電機95にパワーハブ93を介して接続されていると共に、スマートメータ92およびパワーハブ93を介して外部の集中型電力系統97に接続可能になっている。電池パック801としては、図24〜図26に示す第5の実施形態の電池パックを適用することができる。このため、ここでは、電池パックの説明は省略する。
なお、電気機器94は、例えば、1または2以上の家電製品を含んでおり、その家電製品は、例えば、冷蔵庫、エアコン、テレビおよび給湯器などである。自家発電機95は、例えば、太陽光発電機および風力発電機などのいずれか1種類または2種類以上である。電動車両96は、例えば、電気自動車、電気バイクおよびハイブリッド自動車などの1種類または2種類以上である。集中型電力系統97は、例えば、火力発電所、原子力発電所、水力発電所および風力発電所などの1種類または2種類以上である。
制御部91は、電力貯蔵システム全体の動作(電池パック801の使用状態を含む)を制御するものであり、例えば、CPUなどを含んでいる。スマートメータ92は、例えば、電力需要者の家屋90に設置されるネットワーク対応型の電力計であり、電力供給者と通信可能になっている。これに伴い、スマートメータ92は、例えば、外部と通信しながら、家屋90における需要・供給のバランスを制御することで、効率的で安定したエネルギー供給を可能とする。
この電力貯蔵システムでは、例えば、外部電源である集中型電力系統97からスマートメータ92およびパワーハブ93を介して電池パック801に電力が蓄積されると共に、独立電源である太陽光発電機95からパワーハブ93を介して電池パック801に電力が蓄積される。この電池パック801に蓄積された電力は、制御部91の指示に応じて電気機器94および電動車両96に供給されるため、その電気機器94が稼働可能になると共に、電動車両96が充電可能になる。すなわち、電力貯蔵システムは、電池パック801を用いて、家屋90内における電力の蓄積および供給を可能にするシステムである。
電池パック801に蓄積された電力は、任意に利用可能である。このため、例えば、電気使用量が安い深夜において集中型電力系統97から電池パック801に電力を蓄積しておき、その電池パック801に蓄積しておいた電力を電気使用量が高い日中に用いることができる。
なお、上記した電力貯蔵システムは、1戸(1世帯)ごとに設置されていてもよいし、複数戸(複数世帯)ごとに設置されていてもよい。
<10.第9の実施形態(電動工具の例)>
本技術に係る第5の実施形態の電池パックは、本技術に係る第9の実施形態の電動工具のための電源として適用可能である。本技術に係る第9の実施形態の電動工具の例は、本技術に係る第5の実施形態の電池パックと、該電池パックから電力が供給される可動部と、を備える。前記電動工具としては、電動ドリル、電動のこぎり、ランマーなどの転圧機、芝刈り機などの電動農機具などが挙げられる。
図29は、電動工具のブロック構成を表している。この電動工具は、例えば、電動ドリルであり、プラスチック材料などにより形成された工具本体98の内部に、制御部99と、電池パック901とを備えている。この工具本体98には、例えば、可動部であるドリル部100が稼働(回転)可能に取り付けられている。
本技術に係る第5の実施形態の電池パックは、本技術に係る第9の実施形態の電動工具のための電源として適用可能である。本技術に係る第9の実施形態の電動工具の例は、本技術に係る第5の実施形態の電池パックと、該電池パックから電力が供給される可動部と、を備える。前記電動工具としては、電動ドリル、電動のこぎり、ランマーなどの転圧機、芝刈り機などの電動農機具などが挙げられる。
図29は、電動工具のブロック構成を表している。この電動工具は、例えば、電動ドリルであり、プラスチック材料などにより形成された工具本体98の内部に、制御部99と、電池パック901とを備えている。この工具本体98には、例えば、可動部であるドリル部100が稼働(回転)可能に取り付けられている。
制御部99は、電動工具全体の動作(電源901の使用状態を含む)を制御するものであり、例えば、CPUなどを含んでいる。この制御部99は、図示しない動作スイッチの操作に応じて、電池パック901からドリル部100に電力を供給するようになっている。
電池パック901は、図24〜図26に示す第5の実施形態の電池パックを適用することができる。このため、ここでは、電池パックの説明は省略する。
電池パック901は、図24〜図26に示す第5の実施形態の電池パックを適用することができる。このため、ここでは、電池パックの説明は省略する。
また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
[1]
台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、
該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、
該台座がプール部を備え、
該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、
グロメット。
[2]
前記プール部が外堀を備える、[1]に記載のグロメット。
[3]
前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、
該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成される、[1]又は[2]に記載のグロメット。
[4]
防水部材を備え、
該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配される、[1]から[3]のいずれか1つに記載のグロメット。
[5]
前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含み、
前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられている、[1]から[4]のいずれか1つに記載のグロメット。
[6]
前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなる、[1]から[5]のいずれか1つに記載のグロメット。
[7]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材である、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[8]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材である、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[9]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材であり、
前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備え、
該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[10]
前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成される、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[11]
電池セルと、該電池セルが収容される
電池パックケースと、を少なくとも備え、
該電池パックケースが、ワイヤを導出するための導出孔を有し、
該導出孔にはグロメットが配され、
該グロメットが、台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、
該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、
該台座がプール部を備え、該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、
電池パック。
[12]
前記プール部が外堀を備える、[11]に記載の電池パック。
[13]
前記グロメットが、前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、
該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成される、[11]又は[12]に記載の電池パック。
[14]
前記グロメットが防水部材を備え、
該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配され、
該防水部材が、前記グロメットと前記電池パックケースとの間に介在される、[11]から[13]のいずれか1つに記載の電池パック。
[15]
前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含み、
前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられている、[11]から[14]のいずれか1つに記載の電池パック。
[16]
前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなる、[11]から[15]のいずれか1つに記載の電池パック。
[17]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材である、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[18]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材である、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[19]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材であり、
前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備え、
該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[20]
前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成される、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[21]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックを電力供給源として備える、電子機器。
[22]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックと、
該電池パックから供給された電力を駆動力に変換する変換部と、該駆動力に応じて駆動する駆動部と、
該電池パックの使用状態を制御する制御部と、を備える、電動車両。
[23]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックと、
該電池パックから電力が供給される1または2以上の電気機器と、
該電池パックからの該電気機器に対する電力供給を制御する制御部と、を備える、電力貯蔵システム。
[24]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックと、
該電池パックから電力が供給される可動部と、を備える、電動工具。
[1]
台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、
該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、
該台座がプール部を備え、
該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、
グロメット。
[2]
前記プール部が外堀を備える、[1]に記載のグロメット。
[3]
前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、
該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成される、[1]又は[2]に記載のグロメット。
[4]
防水部材を備え、
該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配される、[1]から[3]のいずれか1つに記載のグロメット。
[5]
前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含み、
前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられている、[1]から[4]のいずれか1つに記載のグロメット。
[6]
前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなる、[1]から[5]のいずれか1つに記載のグロメット。
[7]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材である、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[8]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材である、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[9]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材であり、
前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備え、
該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[10]
前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成される、[1]から[6]のいずれか1つに記載のグロメット。
[11]
電池セルと、該電池セルが収容される
電池パックケースと、を少なくとも備え、
該電池パックケースが、ワイヤを導出するための導出孔を有し、
該導出孔にはグロメットが配され、
該グロメットが、台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、
該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、
該台座がプール部を備え、該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、
電池パック。
[12]
前記プール部が外堀を備える、[11]に記載の電池パック。
[13]
前記グロメットが、前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、
該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成される、[11]又は[12]に記載の電池パック。
[14]
前記グロメットが防水部材を備え、
該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配され、
該防水部材が、前記グロメットと前記電池パックケースとの間に介在される、[11]から[13]のいずれか1つに記載の電池パック。
[15]
前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含み、
前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられている、[11]から[14]のいずれか1つに記載の電池パック。
[16]
前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなる、[11]から[15]のいずれか1つに記載の電池パック。
[17]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材である、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[18]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材である、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[19]
前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材であり、
前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備え、
該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[20]
前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成される、[11]から[16]のいずれか1つに記載の電池パック。
[21]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックを電力供給源として備える、電子機器。
[22]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックと、
該電池パックから供給された電力を駆動力に変換する変換部と、該駆動力に応じて駆動する駆動部と、
該電池パックの使用状態を制御する制御部と、を備える、電動車両。
[23]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックと、
該電池パックから電力が供給される1または2以上の電気機器と、
該電池パックからの該電気機器に対する電力供給を制御する制御部と、を備える、電力貯蔵システム。
[24]
[11]から[20]のいずれか1つに記載の電池パックと、
該電池パックから電力が供給される可動部と、を備える、電動工具。
1、101、201、301・・・グロメット
601、701、801、901・・・電池パック
2、102、202、302・・・台座
3・・・第1カバー部材(ワイヤ固定部)
4・・・プール部
5・・・孔(台座)
6・・・孔(第1カバー部材)
8・・・樹脂剤
103・・・第2カバー部材(ワイヤ固定部)
203・・・第3カバー部材(ワイヤ固定部)
220・・・一体成形体
303・・・支持構造体(ワイヤ固定部)
601、701、801、901・・・電池パック
2、102、202、302・・・台座
3・・・第1カバー部材(ワイヤ固定部)
4・・・プール部
5・・・孔(台座)
6・・・孔(第1カバー部材)
8・・・樹脂剤
103・・・第2カバー部材(ワイヤ固定部)
203・・・第3カバー部材(ワイヤ固定部)
220・・・一体成形体
303・・・支持構造体(ワイヤ固定部)
Claims (20)
- 台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、
該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、
該台座がプール部を備え、
該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、
グロメット。 - 前記プール部が外堀を備える、請求項1に記載のグロメット。
- 前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、
該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成される、請求項1に記載のグロメット。 - 防水部材を備え、
該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配される、請求項1に記載のグロメット。 - 前記台座が、前記ワイヤを保持する少なくとも1つの保持部材を含み、
前記少なくとも1つの保持部材が、前記台座が有する前記少なくとも1つの孔の周囲部に設けられている、請求項1に記載のグロメット。 - 前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなる、請求項1に記載のグロメット。
- 前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材である、請求項1に記載のグロメット。
- 前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材である、請求項1に記載のグロメット。
- 前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材であり、
前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備え、
該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する、請求項1に記載のグロメット。 - 前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成される、請求項1に記載のグロメット。
- 電池セルと、該電池セルが収容される電池パックケースと、を少なくとも備え、
該電池パックケースが、ワイヤを導出するための導出孔を有し、
該導出孔にはグロメットが配され、
該グロメットが、台座と、ワイヤを固定するワイヤ固定部と、を備え、
該台座及び該ワイヤ固定部のそれぞれが、ワイヤを挿通する少なくとも1つの孔を有し、
該台座がプール部を備え、該プール部に樹脂剤を流し込んで硬化させてなる、
電池パック。 - 前記プール部が外堀を備える、請求項11に記載の電池パック。
- 前記グロメットが、前記ワイヤを挿通する少なくとも1つの突起部を備え、
該突起部が、前記プール部が形成される前記台座の第1主面とは反対の第2主面上に形成される、請求項11に記載の電池パック。 - 前記グロメットが防水部材を備え、
該防水部材が、前記プール部が形成される台座の第1主面とは反対の第2主面の周囲に配され、
該防水部材が、前記グロメットと前記電池パックケースとの間に介在される、請求項11に記載の電池パック。 - 前記台座及び前記ワイヤ固定部のそれぞれが硬質材料からなる、請求項11に記載の電
池パック。 - 前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第1カバー部材である、請求項11に記載の電池パック。
- 前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆い、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する第2カバー部材である、請求項11に記載の電池パック。
- 前記ワイヤ固定部が、前記プール部を覆う第3カバー部材であり、
前記台座と該第3カバー部材とが一体成形された一体成形体を備え、
該一体成形体が、前記樹脂剤を流し込む開口部を有する、請求項11に記載の電池パック。 - 前記ワイヤ固定部が、前記ワイヤを支持する少なくとも1つの支持構造体から構成される、請求項11に記載の電池パック。
- 請求項11に記載の電池パックを電力供給源として備える、電子機器。
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