JPH0974646A - ワイヤハーネス用スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネス - Google Patents
ワイヤハーネス用スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネスInfo
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- JPH0974646A JPH0974646A JP7231461A JP23146195A JPH0974646A JP H0974646 A JPH0974646 A JP H0974646A JP 7231461 A JP7231461 A JP 7231461A JP 23146195 A JP23146195 A JP 23146195A JP H0974646 A JPH0974646 A JP H0974646A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電線の量に拘わらず、グロメットに挿入された
ワイヤハーネスを構成する電線間に均等にシール剤が充
填されるスペーサーを提供するとともに、スペーサーに
設けたガイド部に特定電線を収納し、グロメットに充填
されるシール剤を兼用して特定電線をガイド部に固定す
る。 【解決手段】ワイヤハーネスW/Hに装着するシール剤
充填タイプのグロメットの内部に配置するスペーサー1
0であって、円板形状で、外周縁に沿って多数の電線間
隔保持用の溝10dが形成されているとともに、中央部
に特定電線挿通用の貫通孔10cが穿設されると共に、
貫通孔10cの一部と連通すると共に外周端面の開口す
る特定電線挿通用のガイド溝10gを設けた。
ワイヤハーネスを構成する電線間に均等にシール剤が充
填されるスペーサーを提供するとともに、スペーサーに
設けたガイド部に特定電線を収納し、グロメットに充填
されるシール剤を兼用して特定電線をガイド部に固定す
る。 【解決手段】ワイヤハーネスW/Hに装着するシール剤
充填タイプのグロメットの内部に配置するスペーサー1
0であって、円板形状で、外周縁に沿って多数の電線間
隔保持用の溝10dが形成されているとともに、中央部
に特定電線挿通用の貫通孔10cが穿設されると共に、
貫通孔10cの一部と連通すると共に外周端面の開口す
る特定電線挿通用のガイド溝10gを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス用
スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネス
に関し、詳しくは、シール剤充填タイプのグロメットの
内部に配置する電線間隔保持用のスペーサーに、ワイヤ
ハーネスを構成する電線群のうち、特定電線を電線群の
中央付近に位置させる特定電線挿通部を設け、特定電線
を他の一般電線と区別する機能を付加したものである。
スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネス
に関し、詳しくは、シール剤充填タイプのグロメットの
内部に配置する電線間隔保持用のスペーサーに、ワイヤ
ハーネスを構成する電線群のうち、特定電線を電線群の
中央付近に位置させる特定電線挿通部を設け、特定電線
を他の一般電線と区別する機能を付加したものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイヤハーネスでは、車体のパネ
ル等の貫通孔にワイヤハーネスを貫通して配線する場
合、車体装着用の拡径部と該拡径部の縮径側に連続させ
たワイヤハーネス挿通用の小径筒部を有するゴム製のグ
ロメットにワイヤハーネスを挿通させ、この状態でグロ
メットを上記貫通孔に装着し、上記小径筒部をワイヤハ
ーネスに密着させて防水を達成している。
ル等の貫通孔にワイヤハーネスを貫通して配線する場
合、車体装着用の拡径部と該拡径部の縮径側に連続させ
たワイヤハーネス挿通用の小径筒部を有するゴム製のグ
ロメットにワイヤハーネスを挿通させ、この状態でグロ
メットを上記貫通孔に装着し、上記小径筒部をワイヤハ
ーネスに密着させて防水を達成している。
【0003】上記グロメットのうち、特に、浸水が発生
し易い箇所に取り付けられるグロメットには、小径筒部
とワイヤハーネスの電線の隙間及び電線群の隙間から浸
水するため、グロメットにワイヤハーネスを挿通させた
後に、グロメット内に二液硬化性等のシール剤を充填
し、防水機能を高めている。
し易い箇所に取り付けられるグロメットには、小径筒部
とワイヤハーネスの電線の隙間及び電線群の隙間から浸
水するため、グロメットにワイヤハーネスを挿通させた
後に、グロメット内に二液硬化性等のシール剤を充填
し、防水機能を高めている。
【0004】上記シール剤を充填する際、シール剤は粘
性を有するため電線群の隙間には充填されにくく、特
に、電線挿通部をワイヤハーネスに密着させているた
め、電線群が圧縮された状態で、拡径部側から注入する
シール剤が電線挿通部の先端側まで充填されにくいとい
う問題点があった。
性を有するため電線群の隙間には充填されにくく、特
に、電線挿通部をワイヤハーネスに密着させているた
め、電線群が圧縮された状態で、拡径部側から注入する
シール剤が電線挿通部の先端側まで充填されにくいとい
う問題点があった。
【0005】上記問題点を解決するため、従来、図6
(A)(B)に示すグロメット1が提供されている。該
グロメット1は、ワイヤハーネスW/Hの各電線Wを櫛
歯形状の電線拡径用スペーサー2に通した状態で、グロ
メット1にワイヤハーネスW/Hを挿通し、スペーサー
2をグロメット1の小径筒部1cと直交する方向に配置
した状態で、シール剤5が充填されている。
(A)(B)に示すグロメット1が提供されている。該
グロメット1は、ワイヤハーネスW/Hの各電線Wを櫛
歯形状の電線拡径用スペーサー2に通した状態で、グロ
メット1にワイヤハーネスW/Hを挿通し、スペーサー
2をグロメット1の小径筒部1cと直交する方向に配置
した状態で、シール剤5が充填されている。
【0006】一方、ワイヤハーネスを構成する電線群の
うち特定の電線、例えば、電源線などの損傷や切断の発
生を特に防止する必要がある電線等をワイヤハーネスの
中心付近に位置させ、他の一般電線で特定電線の周囲を
囲んで保護する必要がある場合、実開平4−12257
4号公報で提案されている図7に示す特定電線位置決め
専用の結束具9などが用いられている。
うち特定の電線、例えば、電源線などの損傷や切断の発
生を特に防止する必要がある電線等をワイヤハーネスの
中心付近に位置させ、他の一般電線で特定電線の周囲を
囲んで保護する必要がある場合、実開平4−12257
4号公報で提案されている図7に示す特定電線位置決め
専用の結束具9などが用いられている。
【0007】上記結束具9は、略環状の保持部材9aの
外周に放射状に伸びる3本の突起9bを備え、上記保持
部材9a内に特定電線W1を収容させた状態で、テープ
により特定電線W1と結束具9とを固着し、特定電線W
1の保持部材9aの外周に他の一般電線W2を配置し
て、特定電線W1をワイヤハーネスW/Hの断面中心に
配置して保護するようにしている。
外周に放射状に伸びる3本の突起9bを備え、上記保持
部材9a内に特定電線W1を収容させた状態で、テープ
により特定電線W1と結束具9とを固着し、特定電線W
1の保持部材9aの外周に他の一般電線W2を配置し
て、特定電線W1をワイヤハーネスW/Hの断面中心に
配置して保護するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ワイヤ
ハーネスの組立には、該グロメット内に配置するスペー
サーおよび特定電線位置決め具からなる複数の電線ガイ
ド部材が必要となり、部品点数の増加およびこれらガイ
ド部材への電線の組みつけに手数がかかる問題がある。
よって、図6(A)に示すように、近接した位置にある
場合、上記電線の位置決め作業が同時にできるようにす
ることが要望されている。
ハーネスの組立には、該グロメット内に配置するスペー
サーおよび特定電線位置決め具からなる複数の電線ガイ
ド部材が必要となり、部品点数の増加およびこれらガイ
ド部材への電線の組みつけに手数がかかる問題がある。
よって、図6(A)に示すように、近接した位置にある
場合、上記電線の位置決め作業が同時にできるようにす
ることが要望されている。
【0009】さらに、電線位置決め具の取付部分では、
ワイヤハーネス径が肥大化し、特に、グロメット取付位
置の近傍に電線位置決め具が位置する場合には、問題と
なることがある。
ワイヤハーネス径が肥大化し、特に、グロメット取付位
置の近傍に電線位置決め具が位置する場合には、問題と
なることがある。
【0010】さらにまた、上記図6(B)に示すスペー
サー2を用いてワイヤハーネスW/Hの電線群を拡散し
て隙間を形成する場合、ワイヤハーネスW/Hを構成す
る電線Wの量が少ないと、図6(B)に示すように、一
方側2aに電線Wが片寄が発生し、電線の間隔が充分に
保持されず、スペーサーにより電線を拡散する作用が低
下する欠点があった。
サー2を用いてワイヤハーネスW/Hの電線群を拡散し
て隙間を形成する場合、ワイヤハーネスW/Hを構成す
る電線Wの量が少ないと、図6(B)に示すように、一
方側2aに電線Wが片寄が発生し、電線の間隔が充分に
保持されず、スペーサーにより電線を拡散する作用が低
下する欠点があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、グロメット内で電線を拡散させるために用
いるスペーサーに特定電線を中心に配置させる機能を付
加して、部品点数の削減および作業工程の低減を図るこ
とができ、しかも、ワイヤハーネス径を肥大させず、か
つ、グロメット内を貫通する電線に充分に拡散できるス
ペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネスを
提供することを目的としている。
れたもので、グロメット内で電線を拡散させるために用
いるスペーサーに特定電線を中心に配置させる機能を付
加して、部品点数の削減および作業工程の低減を図るこ
とができ、しかも、ワイヤハーネス径を肥大させず、か
つ、グロメット内を貫通する電線に充分に拡散できるス
ペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネスを
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスに装着する
シール剤充填タイプのグロメットの内部に配置するスペ
ーサーであって、円板形状で、外周縁に沿って多数の電
線間隔保持用の溝が形成されているとともに、中央部に
特定電線挿通用の貫通孔が穿設されると共に、該貫通孔
の一部と連通すると共に外周端面の開口する特定電線挿
通用のガイド溝が設けられていることを特徴とするワイ
ヤハーネス用スペーサーを提供している。
に、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスに装着する
シール剤充填タイプのグロメットの内部に配置するスペ
ーサーであって、円板形状で、外周縁に沿って多数の電
線間隔保持用の溝が形成されているとともに、中央部に
特定電線挿通用の貫通孔が穿設されると共に、該貫通孔
の一部と連通すると共に外周端面の開口する特定電線挿
通用のガイド溝が設けられていることを特徴とするワイ
ヤハーネス用スペーサーを提供している。
【0013】なお、上記ガイド溝は外周端面の開口側は
大きくして貫通孔との連通側は小さくして、一旦、貫通
孔に挿入された特定電線はガイド溝を通して出にくいよ
うに形成していることが好ましい。
大きくして貫通孔との連通側は小さくして、一旦、貫通
孔に挿入された特定電線はガイド溝を通して出にくいよ
うに形成していることが好ましい。
【0014】上記構成のワイヤハーネス用スペーサーで
は、スペーサーの外周縁に形成された複数の溝にワイヤ
ハーネスを構成する電線をそれぞれ均等に挿通するとと
もに、特定電線を、スペーサーの中央部に設けられた貫
通孔にガイド溝を通して挿入している。よって、特定電
線はワイヤハーネスの中心付近に位置されると共に、そ
の周囲を特定電線以外の一般電線により囲まれて保護さ
れることとなる。
は、スペーサーの外周縁に形成された複数の溝にワイヤ
ハーネスを構成する電線をそれぞれ均等に挿通するとと
もに、特定電線を、スペーサーの中央部に設けられた貫
通孔にガイド溝を通して挿入している。よって、特定電
線はワイヤハーネスの中心付近に位置されると共に、そ
の周囲を特定電線以外の一般電線により囲まれて保護さ
れることとなる。
【0015】また、請求項2に係る発明では、上記貫通
孔の周縁には、ガイド溝との連通部を除いて、特定電線
用の周壁が突設されているスペーサーを提供している。
孔の周縁には、ガイド溝との連通部を除いて、特定電線
用の周壁が突設されているスペーサーを提供している。
【0016】上記構成からなるスペーサーでは、特定電
線を中央の貫通孔に挿通して位置決めすると共に、更に
特定電線用の周壁で囲んで位置決めし、長い距離にわた
って特定電線を中央に位置決めしているため、位置決め
機能を強化することがきる。
線を中央の貫通孔に挿通して位置決めすると共に、更に
特定電線用の周壁で囲んで位置決めし、長い距離にわた
って特定電線を中央に位置決めしているため、位置決め
機能を強化することがきる。
【0017】さらに、本発明は、請求項3で、ワイヤハ
ーネスに装着するシール剤充填タイプのグロメットの内
部に請求項1あるいは請求項2のスペーサーが電線挿通
方向と直交する方向に配置されており、上記特定電線挿
通用の貫通孔に上記ガイド溝を通して特定電線が挿通さ
れていると共に、それ以外の電線が上記スペーサーの外
周の溝に挿通され、該状態で、グロメットの内部および
上記特定電線挿通用のガイド溝の内部にシール剤が充填
されていることを特徴としているスペーサーを用いたワ
イヤハーネスを提供している。
ーネスに装着するシール剤充填タイプのグロメットの内
部に請求項1あるいは請求項2のスペーサーが電線挿通
方向と直交する方向に配置されており、上記特定電線挿
通用の貫通孔に上記ガイド溝を通して特定電線が挿通さ
れていると共に、それ以外の電線が上記スペーサーの外
周の溝に挿通され、該状態で、グロメットの内部および
上記特定電線挿通用のガイド溝の内部にシール剤が充填
されていることを特徴としているスペーサーを用いたワ
イヤハーネスを提供している。
【0018】上記構成からなるスペーサーを用いたワイ
ヤハーネスでは、スペーサーの外周の溝に一般電線が挿
通されて拡径され、一般電線相互間に隙間が強制的に形
成されると共に、特定電線をスペーサーの中央の貫通孔
に挿通するため、一般電線と特定電線との間にも隙間が
形成される。よって、グロメットの内部に充填されたシ
ール剤は、上記隙間に浸透して、電線間を確実にシール
する。また、該シール剤が硬化してスペーサーにより位
置決めさせた電線を固定するため、特定電線を電線群の
中心に位置するように固定できる。
ヤハーネスでは、スペーサーの外周の溝に一般電線が挿
通されて拡径され、一般電線相互間に隙間が強制的に形
成されると共に、特定電線をスペーサーの中央の貫通孔
に挿通するため、一般電線と特定電線との間にも隙間が
形成される。よって、グロメットの内部に充填されたシ
ール剤は、上記隙間に浸透して、電線間を確実にシール
する。また、該シール剤が硬化してスペーサーにより位
置決めさせた電線を固定するため、特定電線を電線群の
中心に位置するように固定できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る実施の形態について説明する。図1、図2(A)
(B)は第1実施形態を示し、本発明に係るワイヤハー
ネス用スペーサー10は、合成樹脂で形成されており、
円板形状の本体10aと、特定電線用の周壁10bから
なる。上記本体10の中央部には貫通孔10cが形成さ
れていると共に、該貫通孔10cの一部に連通すると共
に本体外周面に開口するガイド溝10gが形成されてい
る。該ガイド溝10gが外周面開口側が広幅で貫通孔1
0cとの連通側が細幅となるようにして、ガイド溝10
gを通して貫通孔10cに一旦挿入された特定電線が容
易にガイド溝10gを通して出られないようにしてい
る。
に係る実施の形態について説明する。図1、図2(A)
(B)は第1実施形態を示し、本発明に係るワイヤハー
ネス用スペーサー10は、合成樹脂で形成されており、
円板形状の本体10aと、特定電線用の周壁10bから
なる。上記本体10の中央部には貫通孔10cが形成さ
れていると共に、該貫通孔10cの一部に連通すると共
に本体外周面に開口するガイド溝10gが形成されてい
る。該ガイド溝10gが外周面開口側が広幅で貫通孔1
0cとの連通側が細幅となるようにして、ガイド溝10
gを通して貫通孔10cに一旦挿入された特定電線が容
易にガイド溝10gを通して出られないようにしてい
る。
【0020】上記本体10の外周面には所定間隔で電線
間隔保持用に溝10dが多数形成されている。
間隔保持用に溝10dが多数形成されている。
【0021】上記特定電線用の周壁10bは、上記ガイ
ド溝10gの部分を除く貫通孔10cの周縁から立設さ
れている。該周壁10bは、ガイド溝10gと対応する
部分にスリット部10eを設けた円筒形状で、先端側は
開口とされている。
ド溝10gの部分を除く貫通孔10cの周縁から立設さ
れている。該周壁10bは、ガイド溝10gと対応する
部分にスリット部10eを設けた円筒形状で、先端側は
開口とされている。
【0022】一方、上記スペーサー10を挿入するグロ
メット20は前記図6(A)に示すグロメット1と略同
様で、ゴムから成形しており、図3に示すように、ワイ
ヤハーネス挿通用の小径筒部20aと該小径筒部20a
の一端に連結した車体装着用の拡径部20bとを備え、
該拡径部20bの外周に車体貫通孔に係止する係止凹部
20cを形成すると共に、内周部に対向してスペーサー
保持用突起20dを設けている。なお、該突起20dは
必ずしも設ける必要はない。
メット20は前記図6(A)に示すグロメット1と略同
様で、ゴムから成形しており、図3に示すように、ワイ
ヤハーネス挿通用の小径筒部20aと該小径筒部20a
の一端に連結した車体装着用の拡径部20bとを備え、
該拡径部20bの外周に車体貫通孔に係止する係止凹部
20cを形成すると共に、内周部に対向してスペーサー
保持用突起20dを設けている。なお、該突起20dは
必ずしも設ける必要はない。
【0023】次に、上記スペーサー10を用いたワイヤ
ハーネスのグロメット装着工程について説明する。
ハーネスのグロメット装着工程について説明する。
【0024】まず、上記スペーサー10は、図4(A)
に示すように、ワイヤハーネス組立図板上で予め結束さ
れたワイヤハーネスW/Hをグロメット取付位置で、電
線群を押し広げて2つに分けて形成される内部空間11
に、電線Wと直交する方向より挿入する。
に示すように、ワイヤハーネス組立図板上で予め結束さ
れたワイヤハーネスW/Hをグロメット取付位置で、電
線群を押し広げて2つに分けて形成される内部空間11
に、電線Wと直交する方向より挿入する。
【0025】ついで、ワイヤハーネスW/Hを構成する
多数の電線Wの内から特定電線W1とスペーサー10の
本体10aのガイド溝10gを通して中央の貫通孔10
cに通すと共に、周壁10bにスリット部10eを通し
て挿入する。
多数の電線Wの内から特定電線W1とスペーサー10の
本体10aのガイド溝10gを通して中央の貫通孔10
cに通すと共に、周壁10bにスリット部10eを通し
て挿入する。
【0026】その後、残りの一般電線W2を図4(B)
に示すように、スペーサー10の外周全体に電線群を略
均等に位置させ、該状態で電線群を握持して一般電線W
2を押圧すると、スペーサー10の外周の溝10dに均
等に一般電線W2が挿入される。続いて、図3(C)に
示すように、スペーサー10の取付位置の両側に位置す
る電線群Wを粘着テープ14A、14Bで結束する。一
方のテープ14Bは、ワイヤハーネスW/Hをグロメッ
ト20の挿通した時、グロメット20の小径筒部20a
の先端に沿った外位置となる箇所に巻き付けている。よ
って、グロメット20を取り付ける際、テープ14Bを
目印として、グロメット20をワイヤハーネスW/Hに
対して所要位置に容易に位置決めできる。
に示すように、スペーサー10の外周全体に電線群を略
均等に位置させ、該状態で電線群を握持して一般電線W
2を押圧すると、スペーサー10の外周の溝10dに均
等に一般電線W2が挿入される。続いて、図3(C)に
示すように、スペーサー10の取付位置の両側に位置す
る電線群Wを粘着テープ14A、14Bで結束する。一
方のテープ14Bは、ワイヤハーネスW/Hをグロメッ
ト20の挿通した時、グロメット20の小径筒部20a
の先端に沿った外位置となる箇所に巻き付けている。よ
って、グロメット20を取り付ける際、テープ14Bを
目印として、グロメット20をワイヤハーネスW/Hに
対して所要位置に容易に位置決めできる。
【0027】上記挿通状態で、多数の電線Wのうち、一
般電線W2は溝10dによりスペーサー10の円周方向
に拡がり各一般電線W2の間に隙間が形成される。ま
た、特定電線W1は中央部付近に位置されるため、一般
電線W2との間にも隙間が形成される。さらに、電線群
には、スペーサー10の取り付け部分より両側外方のテ
ープ巻き側に向けて漸次狭くなる隙間が形成される。
般電線W2は溝10dによりスペーサー10の円周方向
に拡がり各一般電線W2の間に隙間が形成される。ま
た、特定電線W1は中央部付近に位置されるため、一般
電線W2との間にも隙間が形成される。さらに、電線群
には、スペーサー10の取り付け部分より両側外方のテ
ープ巻き側に向けて漸次狭くなる隙間が形成される。
【0028】また、上記スペーサー10を用いると、ワ
イヤハーネスW/Hを構成する電線Wの量が少なくて
も、上述のように、一般電線W2は各溝10dにより円
周方向の全体にわたって拡がる。よって、円周上の一部
に片寄ったり、径方向に片寄ったりすることはなく、円
周方向及び径方向のいずれの方向にも略均等に形成され
る。
イヤハーネスW/Hを構成する電線Wの量が少なくて
も、上述のように、一般電線W2は各溝10dにより円
周方向の全体にわたって拡がる。よって、円周上の一部
に片寄ったり、径方向に片寄ったりすることはなく、円
周方向及び径方向のいずれの方向にも略均等に形成され
る。
【0029】ついで、上記スペーサー10を取り付けた
ワイヤハーネスW/Hをグロメット20に挿通する。其
の際、グロメット20の小径筒部20aをグロメット拡
げ機(図示せず)により拡径してワイヤハーネスW/H
を貫通させる。この際、上記図3に示すように、スペー
サー10をグロメット20の拡径部20b内に位置さ
せ、スペーサー保持用突起20dに当接させる。このよ
うにして、スペーサー10は、電線Wの挿通方向Xと直
交する方向に配置する。
ワイヤハーネスW/Hをグロメット20に挿通する。其
の際、グロメット20の小径筒部20aをグロメット拡
げ機(図示せず)により拡径してワイヤハーネスW/H
を貫通させる。この際、上記図3に示すように、スペー
サー10をグロメット20の拡径部20b内に位置さ
せ、スペーサー保持用突起20dに当接させる。このよ
うにして、スペーサー10は、電線Wの挿通方向Xと直
交する方向に配置する。
【0030】上記のように、スペーサー10を取り付け
たワイヤハーネスW/Hをグロメット20に挿入した
後、グロメット20の拡径部20bを上向きに配置し
て、該拡径部20bの上端開口より2液硬化性のシール
剤5を注入する。
たワイヤハーネスW/Hをグロメット20に挿入した
後、グロメット20の拡径部20bを上向きに配置し
て、該拡径部20bの上端開口より2液硬化性のシール
剤5を注入する。
【0031】上記シール剤5は、スペーサー10の本体
10aの外周面と拡径部20bの内周面の隙間および溝
10d、中央の貫通孔10cおよび周壁10bを通して
小径筒部20aへと流れていき、スペーサー10により
拡散された電線Wの隙間に充填される。即ち、スペーサ
ー10の外周に位置される一般電線W1およびスペーサ
ー10の中心に位置される特定電線W1の外周にもれな
くシール剤5が回り込んで充填される。
10aの外周面と拡径部20bの内周面の隙間および溝
10d、中央の貫通孔10cおよび周壁10bを通して
小径筒部20aへと流れていき、スペーサー10により
拡散された電線Wの隙間に充填される。即ち、スペーサ
ー10の外周に位置される一般電線W1およびスペーサ
ー10の中心に位置される特定電線W1の外周にもれな
くシール剤5が回り込んで充填される。
【0032】上記シール剤5が所要時間経過後、硬化す
ることにより、スペーサー10により位置決めされた特
定電線W1および一般電線W2は硬化したシール剤5に
より移動不可に固定される。
ることにより、スペーサー10により位置決めされた特
定電線W1および一般電線W2は硬化したシール剤5に
より移動不可に固定される。
【0033】上記のように、スペーサー10により特定
電線W1が電線群の中央に位置決め固定されるため、グ
ロメット20を出た位置においても特定電線W1は一般
電線W2により囲まれた中央に位置され、一般電線W2
により保護することができる。
電線W1が電線群の中央に位置決め固定されるため、グ
ロメット20を出た位置においても特定電線W1は一般
電線W2により囲まれた中央に位置され、一般電線W2
により保護することができる。
【0034】図5は本発明の第2実施形態のスペーサー
10を示す。第2実施形態のスペーサー10と第1実施
形態のスペーサー10との相違点は、特定電線用の周壁
を設けていない点でだけである。周壁を設けていなくて
も、本体10aの中央貫通孔10cにガイド溝10gを
通して特定電線を挿入することにより、特定電線を電線
群の中央付近に位置決めし、その周囲を一般電線で囲む
ことができる。特に、シール剤が硬化して特定電線を中
央付近に固定するため、特定電線は移動不可に固定でき
る。
10を示す。第2実施形態のスペーサー10と第1実施
形態のスペーサー10との相違点は、特定電線用の周壁
を設けていない点でだけである。周壁を設けていなくて
も、本体10aの中央貫通孔10cにガイド溝10gを
通して特定電線を挿入することにより、特定電線を電線
群の中央付近に位置決めし、その周囲を一般電線で囲む
ことができる。特に、シール剤が硬化して特定電線を中
央付近に固定するため、特定電線は移動不可に固定でき
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係るワイヤハーネス用スペーサーは、その外周面に
設けた多数の電線間隔保持用の溝に一般電線を挿通する
と共に、中央に設けた貫通孔に特定電線を挿通すること
により、これら電線間に隙間を設けることができると共
に、特定電線を電線群の中央に位置させて一般電線で特
定電線を囲むことができる。即ち、グロメット内のシー
ル剤充填のための電線の間隔保持と、特定電線の中央配
線とを1つのスペーサーにより行うことができ、従来必
要とされた2部材を1部材とすることができる。よっ
て、部品点数の削減および作業手数を低減でき、コスト
低下を図ることができる。さらに、特定電線の位置決め
をグロメット内部で行うため、従来のようなワイヤハー
ネス径の肥大化を招くことはない。
1に係るワイヤハーネス用スペーサーは、その外周面に
設けた多数の電線間隔保持用の溝に一般電線を挿通する
と共に、中央に設けた貫通孔に特定電線を挿通すること
により、これら電線間に隙間を設けることができると共
に、特定電線を電線群の中央に位置させて一般電線で特
定電線を囲むことができる。即ち、グロメット内のシー
ル剤充填のための電線の間隔保持と、特定電線の中央配
線とを1つのスペーサーにより行うことができ、従来必
要とされた2部材を1部材とすることができる。よっ
て、部品点数の削減および作業手数を低減でき、コスト
低下を図ることができる。さらに、特定電線の位置決め
をグロメット内部で行うため、従来のようなワイヤハー
ネス径の肥大化を招くことはない。
【0036】また、請求項2に係る発明では、上記貫通
孔の周縁には、ガイド溝との連通部を除いて、特定電線
用の周壁が突設されているので、特定電線は、貫通孔を
通った後、周壁でガイドされ、確実に電線群の中央に、
他の一般電線により囲まれた状態で位置決め保持され
る。
孔の周縁には、ガイド溝との連通部を除いて、特定電線
用の周壁が突設されているので、特定電線は、貫通孔を
通った後、周壁でガイドされ、確実に電線群の中央に、
他の一般電線により囲まれた状態で位置決め保持され
る。
【0037】また、請求項3に係るワイヤハーネスで
は、請求項1または2に記載のスペーサーにより一般電
線がスペーサーの外周に均等に拡散されるて隙間が形成
されると共に、特定電線はスペーサーの中央に位置され
て一般電線との間に隙間が形成される。よって、グロメ
ット内に充填されるシール剤は上記隙間を通して電線間
に漏れなく充填され、グロメット内部におけるシール性
能を向上させることができる。かつ、硬化したシール剤
により電線の位置が固定されるため、特定電線を一般電
線により囲んで、中央に配置した状態を確実に保持で
き、特定電線の保護を強化することができる。
は、請求項1または2に記載のスペーサーにより一般電
線がスペーサーの外周に均等に拡散されるて隙間が形成
されると共に、特定電線はスペーサーの中央に位置され
て一般電線との間に隙間が形成される。よって、グロメ
ット内に充填されるシール剤は上記隙間を通して電線間
に漏れなく充填され、グロメット内部におけるシール性
能を向上させることができる。かつ、硬化したシール剤
により電線の位置が固定されるため、特定電線を一般電
線により囲んで、中央に配置した状態を確実に保持で
き、特定電線の保護を強化することができる。
【図1】 第1実施形態に係るスペーサーの斜視図であ
る。
る。
【図2】 (A)はスペーサーの正面図、(B)はスペ
ーサーの右側面図である。
ーサーの右側面図である。
【図3】 上記スペーサーを取り付けたワイヤハーネス
をグロメットに挿通した状態を示す断面図である。
をグロメットに挿通した状態を示す断面図である。
【図4】 (A)(B)(C)はスペーサーをワイヤハ
ーネスに取り付ける工程を示す説明図である。
ーネスに取り付ける工程を示す説明図である。
【図5】 第2実施形態に係るスペーサーの斜視図であ
る。
る。
【図6】 (A)は従来例を示す側面図、(B)は
(A)で用いるスペーサーに電線を挿通した状態を示す
正面図である。
(A)で用いるスペーサーに電線を挿通した状態を示す
正面図である。
【図7】 従来の電線位置決め用の結束具に電線を取り
付けた状態をしめす断面図である。
付けた状態をしめす断面図である。
1 グロメット 10 スペーサー 10a 本体 10b 周壁 10c 貫通孔 10d 溝 10e スリット部 10f 周壁 10g ガイド溝 W/H ワイヤハーネス W 電線 W1 特定電線 W2 一般電線
Claims (3)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスに装着するシール剤充填
タイプのグロメットの内部に配置するスペーサーであっ
て、 円板形状で、外周縁に沿って多数の電線間隔保持用の溝
が形成されているとともに、中央部に特定電線挿通用の
貫通孔が穿設され、該貫通孔の一部と連通すると共に外
周端面に開口する特定電線挿通用のガイド溝が設けられ
ているワイヤハーネス用スペーサー。 - 【請求項2】 上記貫通孔の周縁には、ガイド溝との連
通部を除いて、特定電線用の周壁が突設されている請求
項1に記載のワイヤハーネス用スペーサー。 - 【請求項3】 ワイヤハーネスに装着するシール剤充填
タイプのグロメットの内部に請求項1あるいは請求項2
のスペーサーが電線挿通方向と直交する方向に配置され
ており、 上記特定電線挿通用の貫通孔に上記ガイド溝を通して特
定電線が挿通されていると共に、それ以外の電線が上記
スペーサーの外周の溝に挿通され、該状態で、グロメッ
トの内部および上記特定電線挿通用のガイド溝の内部に
シール剤が充填されていることを特徴とするワイヤハー
ネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231461A JPH0974646A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | ワイヤハーネス用スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231461A JPH0974646A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | ワイヤハーネス用スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0974646A true JPH0974646A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16923879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7231461A Withdrawn JPH0974646A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | ワイヤハーネス用スペーサーおよび該スペーサーを用いたワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0974646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140060678A (ko) * | 2012-11-12 | 2014-05-21 | 한국전력공사 | 통신 케이블 설치용 케이블 지지 장치 |
WO2017217120A1 (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 株式会社村田製作所 | グロメット、電池パック及び電子機器 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP7231461A patent/JPH0974646A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140060678A (ko) * | 2012-11-12 | 2014-05-21 | 한국전력공사 | 통신 케이블 설치용 케이블 지지 장치 |
WO2017217120A1 (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 株式会社村田製作所 | グロメット、電池パック及び電子機器 |
JPWO2017217120A1 (ja) * | 2016-06-16 | 2018-11-22 | 株式会社村田製作所 | グロメット、電池パック及び電子機器 |
CN109219911A (zh) * | 2016-06-16 | 2019-01-15 | 株式会社村田制作所 | 护线套、电池组以及电子设备 |
US11088525B2 (en) | 2016-06-16 | 2021-08-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Grommet, battery pack, and electronic apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |