JP4882372B2 - ワイヤハーネスの止水方法および該方法により止水処理されたワイヤハーネスのグロメット取付構造 - Google Patents
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Description
しかしながら、前記方法では、ワイヤハーネスの組み立てラインから別位置(オフライン)にワイヤハーネスを移動させてグロメットに止水剤を充填する必要があり、生産効率が低下する問題がある。また、止水剤を上方から注入すると、電線間の隙間に止水剤を充填されない部分も発生しやすく、止水性能が不十分となりやすい。
前記止水用容器の止水剤密封部の先端をワイヤハーネスの電線群の内部に差し込み、一部をワイヤハーネスの外周部より露出させ、この露出部分の止水剤密封部と前記ハーネス巻付部をワイヤハーネスの外周面に巻き付けて接着し、
ついで、前記露出している止水剤密封部を強く押圧して電線群内部の前記切り込みを破って止水剤を電線群の間に充填して線間止水を施すことを特徴とするワイヤハーネスの止水方法を提供している。
また、止水剤充填時も止水剤を電線群の内側から染み出させるうえ、該電線群の外周は止水剤密封部とハーネス巻付部で覆われているため、止水剤密封部から押し出された止水剤が外部へ飛び散ることがなく、作業者の手や他の部品への止水剤付着を防止できる。
さらに、止水剤は電線群の外部からではなく内部から充填されるうえ、ハーネスに巻きつけたハーネス巻付部の上から押圧してよく揉むことにより、止水剤密封部内に止水剤が残存することを防ぐと共に、止水剤を全線間に満遍なく一様に行き渡らせることができるため、効果的に、かつ確実に線間止水できる。
前記止水剤密封袋をワイヤハーネスの電線群の内部に差し込み、この状態で前記ハーネス巻付シートをワイヤハーネスの外周面に巻き付けて接着し、ついで、
前記ワイヤハーネスの外周部に露出している前記開封用の引っ張り摘みを把持して前記引っ張り片を引っ張って開封し、止水剤密封袋内の止水剤を電線群の間に充填して線間止水を施していることを特徴とするワイヤハーネスの止水方法を提供している。
さらに、第二の発明においては、引っ張り摘みを引っ張って止水剤密封袋を開封するため、後工程において引っ張られた引っ張り片の長さを確認することで、止水剤密封袋が実際に開封したか否かを容易に確認でき、不良品の流出を防止できる。
また、上記引っ張り摘み引っ張って、引き千切ったり、切断除去すると、引っ張り摘まみの有無により開封を確認することができる。
前記止水剤密封袋の前記引っ張り摘みを前記空気袋の中空部を通して突出させ、
前記止水剤密封袋をハーネス電線群の内部に差し込むときに、同時に前記空気袋を前記スリットからハーネス外周に外嵌させ、その状態で前記線間止水を施してもよい。
該構成のグロメットでは、グロメット内を通るワイヤハーネスの電線間の隙間に止水剤が確実に充填されているため、止水性能を高めることができる。
また、止水剤は電線束の内部から染み出すうえ、止水剤密封袋(止水剤密封部)を外部から押圧して揉みこむことにより、該止水剤が効果的に満遍なく行き渡り、線間止水性能を高めることができる。
さらに、止水剤は電線束の内部からのみ押し出され、該電線束の外周は止水剤密封袋(止水剤密封部)およびハーネス巻付シート(ハーネス巻付部)により覆われるため、止水剤は外部に飛び散らず、作業者や他の部品に止水剤が付着することを防止できる。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスの止水方法を示し、先端に切り込み14を有する止水剤密封部11を備えた止水用容器10を用いる。
前記止水剤密封部11は、止水剤50を封入した止水剤密封袋12を中央部に備えると共に、該止水剤密封袋12の周囲に形成されるシール部13の先端側より、止水剤密封袋12の縁際までの切り込み14を形成している。
前記ハーネス巻付部15は、巻付面となる内面側に接着剤16を塗布して接着面17を形成している。
ついで、前記止水剤密封部11のうち電線群Wの外周に巻きつけられた部分の止水剤密封袋12を、図3(B)の矢印に示すように、外側から強く押圧する。これにより、止水剤密封袋12内の圧力が高まり、シール部13のうち肉薄の前記切り込み14から破裂し、止水剤密封袋12内の止水剤50が流出して電線群Wの線間に充填していく。この間、止水剤密封袋12を電線群Wの外部から揉み込むことにより、止水剤50を止水剤密封袋12内に残存させず、電線群Wに満遍なく行き渡らせる。
さらに、止水剤50を電線群Wの外周側からではなく、内部から染み出させて充填させるため、効果的に電線間に行き渡らせることができ、線間止水の性能を高めることができる。
前記電線群Wにはグロメット60を装着し、該グロメット60を車体パネルPの貫通穴Hに係止固定して、該貫通穴Hに電線群Wを挿通している。
大径筒部64の外周には、前記貫通穴Hに内嵌させる車体係止溝65を形成している。また、室内側小径筒部61の開口端から拡径筒部63にかけて、左右一対のスリット66を軸線方向に設けている。
前記ハーネス巻付シート21の巻付面となる表面21aには、前記止水剤密封袋22の四方周囲に接着剤25を塗布して接着面26を形成している。
さらに、本実施形態においては、前記引っ張り片23が根元から引き千切られたか否かを後工程で確認することにより、止水剤密封袋22が実際にカットされたか否か、即ち、止水剤50が電線群W内に充填されたか否かを容易に判別できるため、止水剤充填不良の発生を確実に防止できる。
なお、グロメット60の構成は、前記第二実施形態と同一としている。
また、ハーネス巻付シート31の巻付面となる表面31aには、前記止水剤密封袋36の三方周囲に接着剤34を塗布してコ字状の接着面35を形成している。
次いで、図9(D)に示すように、外部に露出している引っ張り摘み38を把持して引っ張り片37を引っ張ることにより、電線群W内の止水剤密封袋36の上端をカットし、止水剤50を電線群W内に流出させて線間止水する。
11 止水剤密封部
12、22、36 止水剤密封袋
14 切り込み
15 ハーネス巻付部
16 接着剤
21、31 ハーネス巻付シート
23、37 引っ張り片
24、38 引っ張り摘み
40 空気袋
50 止水剤
60 グロメット
W 電線群
Claims (5)
- 先端に切り込みを有する止水剤密封部を一側部に備えると共に、該止水剤密封部に連続する他側部をハーネス巻付部とし、該ハーネス巻付部のワイヤハーネス外周面との接着側となる内面に接着剤が塗布された可撓性を有する止水用容器を用い、
前記止水用容器の止水剤密封部の先端をワイヤハーネスの電線群の内部に差し込み、一部をワイヤハーネスの外周部より露出させ、この露出部分の止水剤密封部と前記ハーネス巻付部をワイヤハーネスの外周面に巻き付けて接着し、
ついで、前記露出している止水剤密封部を強く押圧して電線群内部の前記切り込みを破って止水剤を電線群の間に充填して線間止水を施すことを特徴とするワイヤハーネスの止水方法。 - 表面に接着剤が塗布されたハーネス巻付シートの中央部に、止水剤密封袋の底部を固着して起立させていると共に、該止水剤密封袋の上端縁から該上端縁の長さ方向に開封用の引っ張り片を突出させ、該引っ張り片の先端に引っ張り摘みを形成した止水用容器を用い、
前記止水剤密封袋をワイヤハーネスの電線群の内部に差し込み、この状態で前記ハーネス巻付シートをワイヤハーネスの外周面に巻き付けて接着し、ついで、
前記ワイヤハーネスの外周部に露出している前記開封用の引っ張り摘みを把持して前記引っ張り片を引っ張って開封し、止水剤密封袋内の止水剤を電線群の間に充填して線間止水を施していることを特徴とするワイヤハーネスの止水方法。 - 前記ハーネス巻付シートのハーネス軸線方向の一側端縁の中央部より連結片を延在させると共に、径方向のスリットを設けた円環形状の空気袋を設け、該空気袋の前記スリットと対向位置の内周面に前記連結片を固着し、かつ、
前記止水剤密封袋の前記引っ張り摘みを前記空気袋の中空部を通して突出させ、
前記止水剤密封袋をハーネス電線群の内部に差し込むときに、同時に前記空気袋を前記スリットからハーネス外周に外嵌させ、その状態で前記線間止水を施している請求項2に記載のワイヤハーネスの止水方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスがグロメットの内部に挿通され、前記線間止水が施された領域が前記グロメット内部に位置決め固定されているワイヤハーネスのグロメット取付構造。
- 請求項3に記載の前記空気袋が前記グロメットの内周面に圧接密着している請求項4に記載のワイヤハーネスのグロメット取付構造。
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