JP6468447B2 - 起伏部材の引き起こし方法、およびクレーン - Google Patents

起伏部材の引き起こし方法、およびクレーン Download PDF

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Description

本発明は、クレーンにおける起伏部材の引き起こし方法、およびクレーンに関するものである。
従来、機体と、当該機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能な起伏部材と、を備えたクレーンが知られている。
このようなクレーンでは、荷物の吊り下げ作業を行う作業場所で、起伏部材およびブームを横倒しにした状態から引き起こしてクレーンを荷物の吊り下げが可能な状態に組み立てることが行われる。
例えば、特許文献1には、ブームに対して起伏可能なストラットを備えたクレーンにおいて、ストラットが横倒しにされた状態でこれの上面から上方に延びる支柱をストラットに固定しておき、この支柱にロープを連結してこのロープをブーム側に巻き取ることでストラットを引き起こす方法が開示されている。
特開2010−538930号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているようにロープをストラットつまり起伏部材に連結してこれを巻き取ることで起伏部材を引き起こす方法では、特に起伏部材の引き起こし量が小さいときに、ロープがブームの上面に近い位置を通過するため、ロープとブームの上面やこの上面に取り付けられた各種部材とが干渉してロープが損傷しやすいという問題がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロープの損傷を防止しながら起伏部材を引き起こすことのできる起伏部材の引き起こし方法およびクレーンを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能な起伏部材とを備えるクレーンの前記起伏部材を引き起こすための方法であって、前記起伏部材および前記ブームが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされるとともに前記ブームが前記機体から前方に延びかつ前記起伏部材が前記ブームから前方に延びる状態で前記起伏部材に引き起こし用ロープを連結するとともに、当該引き起こし用ロープを前記起伏部材から後方に延びるように配索するロープ配索工程と、前記ロープ配索工程の後に実施されて、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取って、前記起伏部材を前記ブームに対して引き起こす引き起こし工程とを備え、前記ロープ配索工程では、前記ブームに固定されたロープ支持部材であって、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームに近い位置に配置されて当該引き起こし用ロープをその前後方向の移動を許容しつつ前記ブームの上面よりも上方の位置で支持する下側規制部と、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームから遠い位置に配置されて当該引き起こし用ロープと当接可能な上側規制部と、を備えたロープ支持部材の前記上側規制部と前記下側規制部との間を通るように前記引き起こし用ロープを配索し、前記引き起こし工程では、前記上側規制部によって前記引き起こし用ロープの上方への移動を規制し、かつ、前記下側規制部によって前記引き起こし用ロープの下方への移動を規制しつつ、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取る、起伏部材の引き起こし方法を提供する。
この方法によれば、起伏部材に連結された引き起こし用ロープを巻き取ることで起伏部材が引き起こされるため、起伏部材を吊り上げることで引き起こす場合に比べてこの引き起こしのためのクレーン等を準備する必要がなくコスト面等で有利になる。
しかも、この方法では、ロープ支持部材によって引き起こし用ロープをブームの上面よりも上方の位置で支持した状態で引き起こし用ロープが巻き取られるため、引き起こし用ロープとブームの上面およびこの上面に取り付けられた各種部材との干渉を防止することができる。さらに、この方法によれば、ロープ支持部材の上側規制部と下側規制部とによって引き起こし用ロープの上下方向の移動が規制されるため、巻き取り時における引き起こし用ロープの上下方向の振れ幅を小さくでき、この上下方向の振れに伴う引き起こし用ロープと他の部材との干渉をも抑制することができる。そのため、引き起こし用ロープの損傷をより確実に抑制することができる。
また、本発明は、機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能な起伏部材と、前記ブームを支持し前記機体に対して起伏可能な支持部材と、前記ブームの先端と前記支持部材の先端とをつなぐ連結部材と、を備えるクレーンの前記起伏部材を引き起こすための方法であって、前記起伏部材および前記ブームが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされるとともに前記起伏部材が前記ブームから前方に延びる状態で前記支持部材を前記ブームの後方で前記機体に対して引き起こして、前記連結部材を前記支持部材の先端から前記ブームの先端に向かって前斜め下方に延びる状態にする支持部材引き起こし工程と、前記起伏部材に引き起こし用ロープを連結するとともに、当該引き起こし用ロープを前記起伏部材から後方に延びるように配索するロープ配索工程と、前記支持部材引き起こし工程と前記ロープ配索工程の後に実施されて、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取って、前記起伏部材を前記ブームに対して引き起こす引き起こし工程とを備え、前記ロープ配索工程では、前記連結部材に固定されたロープ支持部材であって、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームに近い位置に配置されて当該引き起こし用ロープをその前後方向の移動を許容しつつ前記ブームの上面よりも上方の位置で支持する下側規制部と、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームから遠い位置に配置されて当該引き起こし用ロープと当接可能な上側規制部と、を備えたロープ支持部材の前記上側規制部と前記下側規制部との間を通るように前記引き起こし用ロープを配索し、前記引き起こし工程では、前記上側規制部によって前記引き起こし用ロープの上方への移動を規制し、かつ、前記下側規制部によって前記引き起こし用ロープの下方への移動を規制しつつ、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取る、起伏部材の引き起こし方法を提供する。
この方法によっても、起伏部材に連結された引き起こし用ロープを巻き取ることで起伏部材を引き起こしていることで起伏部材を吊り上げるためのクレーン等を準備する必要がなくコスト面等で有利になるとともに、ロープ支持部材によって引き起こし用ロープをブームの上面よりも上方の位置で支持した状態で引き起こし用ロープが巻き取られるので、引き起こし用ロープとブームの上面等との干渉を防止することができる。また、ロープ支持部材の上側規制部と下側規制部とによって引き起こし用ロープの上下方向の移動が規制されることで、引き起こし用ロープの上下方向の振れに伴う引き起こし用ロープと他の部材との干渉をも抑制することができ、引き起こし用ロープの損傷をより確実に抑制することができる。
しかも、この方法では、支持部材の先端から起伏部材の先端に向かって前斜め下方に延びる連結部材にロープ支持部材が固定されるため、ロープ支持部材の上下方向の寸法を小さく抑えてこれの固定作業や運搬作業等を容易にしつつ、ロープ支持部材ひいてはこれに支持される引き起こし用ロープとブームの上面との距離を大きくして引き起こし用ロープとブームの上面等との干渉を抑制することができる。
前記方法において、前記下側規制部は、前後方向と直交し且つ前記設置面に沿う方向に延びる軸回りに回転可能であり、前記引き起こし工程では、前記回転体の外周面に前記引き起こし用ロープを支持させて、前記下側規制部を回転させつつ前記引き起こし用ロープを後方に巻き取るのが好ましい。
このようにすれば、引き起こし用ロープとブームの上面等との干渉を抑制しつつ円滑に引き起こし用ロープを巻き取ることができる。
また、本発明は、クレーンであって、機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、前記ブームに対して起伏可能に取り付けられた起伏部材と、前記ブームに固定されて、前記起伏部材に接続されたロープを支持するロープ支持部材とを備え、前記ロープ支持部材は、前記起伏部材および前記ブームが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされるとともに前記ブームが前記機体から前方に延びかつ前記起伏部材が前記ブームから前方に延びる準備状態で前記引き起こし用ロープよりも前記ブームに近い位置に配置されて当該引き起こし用ロープをその前後方向の移動を許容しつつ前記ブームの上面よりも上方の位置で支持する下側規制部と、前記準備状態において前記引き起こし用ロープよりも前記ブームから遠い位置に配置されて当該引き起こし用ロープと当接可能な上側規制部と、を備える、クレーンを提供する。
このクレーンによれば、前記準備状態において起伏部材から後方に配索されたロープを前後方向に移動させる際に、ロープ支持部材によってロープをブームの上面よりも上方の位置で支持することができ、このロープとブームの上面等との干渉を防止することができる。しかも、ロープ支持部材の上側規制部と下側規制部とによってロープの上下方向の移動が規制されるため、このロープの移動時における上下方向の振れ幅を小さくでき、この上下方向の振れに伴うロープと他の部材との干渉をも抑制することができる。従って、ロープの損傷をより確実に抑制することができる。
前記構成において、前記下側規制部は、前記ロープの前後方向の移動に伴って前後方向と直交し且つ前記設置面に沿う方向に延びる軸回りに回転して、前記ロープの前後方向の移動を許容するのが好ましい。
このようにすれば、起伏部材に連結されてロープ支持部材に支持されるロープを円滑に前後方向に移動させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、ロープの損傷を防止しながら起伏部材を引き起こすことができる起伏部材の引き起こし方法、およびクレーンが提供される。
第1実施形態に係るクレーンの構成を示した側面図である。 リアストラットの引き起こし作業前の様子を示したクレーンの側面図である。 ロープ支持部材付近を拡大して示した側面図である。 図2に対応する上面図である。 ロープ配索工程終了後の様子を示したクレーンの側面図である。 引き起こし工程の実施途中の様子を示したクレーンの側面図である。 ガイラインの連結部分を拡大して示した斜視図である。 ガイド部材の斜視図である ガイド部材の側面図である。 図9のX−X線断面図である。 ガイド部材をメインガイラインに固定するときの様子を示した第2実施形態に係るクレーンの側面図である。 ロープ配索工程終了後の様子を示した第2実施形態に係るクレーンの側面図である。 引き起こし工程の実施途中の様子を示した第2実施形態に係るクレーンの側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態に係るクレーンX1の構成部材のうち主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本実施形態に係るクレーンX1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材または任意の工程を備え得る。
(1)第1実施形態
(1−1)クレーンの全体構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るクレーンX1を示している。図1は、組み立てられた後の状態、つまり、クレーンX1による荷物の吊り下げ作業が可能な状態でのクレーンX1を示している。
図1に示すクレーンX1は、下部走行体2および下部走行体2上に配置された上部旋回体3を有する機体1と、上部旋回体3に取り付けられたアタッチメント4と、を備えている。以下では、適宜、図1の左右方向を前後方向として説明する。
機体1の下部走行体2は、地上を走行可能に構成されており、例えば一対のクローラーを備える。機体1の上部旋回体3は、下部走行体2が走行する走行面つまりクレーンX1の設置面に垂直な方向に延びる軸回りに旋回可能に構成されている。
上部旋回体3には、ワイヤロープの巻き取りおよび繰り出しを行うための主巻ウインチ62とジブ起伏用ウインチ61とが搭載されている。なお、これらウインチ61、62は、後述するブーム5に設けられていてもよい。
アタッチメント4は、荷物の吊り上げ作業および吊り下げ作業を行う。
アタッチメント4は、ブーム5と、ブーム5に繋がれたマスト(支持部材)6と、上部旋回体3に設けられたカウンタウェイト7と、ブーム5に対して起伏可能なジブ8と、荷物をそれぞれ保持するためのフック9と、ストラットユニット10と、メインガイライン(連結部材)20を備えている。
ブーム5は、上部旋回体3に対して回動自在に取り付けられた基端部5bと、基端部5bの反対側に位置する先端部5aとを有する。メインガイライン20は、ブーム5の先端部5aつまりブーム5の先端と、上部旋回体3に取り付けられたマスト6の先端とを連結する部材であり、ブーム5はメインガイライン20を介してマスト6により支持されている。
マスト6の先端は、ワイヤロープ31を介してカウンタウェイト7に繋がっている。このマスト6とカウンタウェイト7とを繋ぐワイヤロープ31がマスト用ウインチによって巻き取られることにより地上に対するマスト6の傾斜角度は変化し、これによりマスト6に繋がるブーム5が起伏する。
メインガイライン20は、前記のように、ブーム5の先端部5aとマスト6の先端とを連結する部材である。本実施形態では、ブーム5の幅方向(図1の紙面と直交する方向、以下、単にブーム5の幅方向という場合がある)に2本のメインガイライン20、20が並んでいる。また、各メインガイライン20は、それぞれ、複数(図1の例では3つ)のブームガイリンク21で構成されている。つまり、複数のブームガイリンク21がそれぞれその長手方向の端部で隣接する他のブームガイリンク21の端部に連結されることで1本のメインガイライン20が形成されている。
ブーム5の長手方向の中央付近(図1における上下方向の中央付近)には、ロープ支持部材300が取り付けられている。このロープ支持部材300の詳細構造については後述する。
ジブ8は、ブーム5の先端部5aに取り付けられている。ジブ8の基端部はブーム5の先端部5aに回動自在に取り付けられており、これによりジブ8がブーム5および機体1に対して起伏可能に構成されている。
フック9は、ジブ8の先端から吊り下げられている。具体的には、フック9には、主巻ウインチ62に繋がるワイヤロープ32が接続されており、このワイヤロープ32が主巻ウインチ62によって巻き取りあるいは引き出されることにより鉛直方向に移動可能なように、ジブ8の先端から吊り下げられている。
ストラットユニット10は、ジブ8が前方に向けて倒れないようにジブ8の後方においてジブ8を支持している。ストラットユニット10は、フロントストラット12と、リアストラット13と、ジブガイライン14と、ジブ起伏用ワイヤロープ15と、ストラットガイライン16とを有する。
フロントストラット12は、ブーム5の先端部5aにブーム5および機体1に対して起伏可能に取り付けられている。リアストラット13は、フロントストラット12よりも後方に配置されている。リアストラット13は、ブーム5の先端部5aにブーム5および機体1に対して起伏可能に取り付けられている。ストラットガイライン16は、リアストラット13の先端とブーム5の基端側の部分とを繋いでいる。なお、本実施形態では、ジブ8は、フロントストラット12およびリアストラット13の2つのストラットによって支持されているが、これに限らず、1つのストラットのみによって支持されていてもよい。
ジブガイライン14は、フロントストラット12の先端とジブ8の先端とを繋いでおり、これによりジブ8はフロントストラット12に支持されている。
フロントストラット12とリアストラット13とは、ジブ起伏用ワイヤロープ15により繋がれている。ジブ起伏用ワイヤロープ15はジブ起伏用ウインチ61に接続されており、ジブ起伏用ウインチ61がジブ起伏用ワイヤロープ15の巻き取りおよび繰り出しを行う。ジブ起伏用ワイヤロープ15の巻き取りおよび繰り出しによって、フロントストラット12とリアストラット13とがなす角度が変更されてジブ8がブーム5に対して起伏する。
(1−2)ロープ支持部材
クレーンX1は、荷物の吊り下げを行う場所等において、ブーム5、ジブ8、およびストラットユニット10をクレーンX1の設置面に横倒しにした状態から引き起こすことで、図1に示すように吊り荷(荷物)の吊り下げが可能な状態に組み立てられる。前記のロープ支持部材300はこの引き起こし作業時に用いられる。
図2は、ブーム5およびストラットユニット10を引き起こす前のクレーンX1の様子を示した図であって、この引き起こし前において、クレーンX1は、ブーム5およびストラットユニット10が地面等の設置面に横倒しにされて設置面に沿って延び、ブーム5が機体1から前方に延び且つストラットユニット10がブーム5から前方に延びる状態(準備状態)とされる。この図2に示されるように、本実施形態では、ストラットユニット10は、リアストラット13がフロントストラット12の上方に位置する姿勢で横倒しにされる。なお、図2では、ジブ8の図示は省略している。以下のロープ支持部材300の説明では、図2に示す上下方向を単に上下方向として説明する。図3は、図2のうちロープ支持部材300付近を拡大して示した側面図である。図4は、図3に対応する部分の上面図である。
ロープ支持部材300は、図2に示す状態においてはブーム5の上面(図2に示す状態において上側となる面)の前後方向の略中央部分に位置し、この上面から上方に突出するように固定されている。ロープ支持部材300は、ブーム5の上面に固定される一対の支持部301、301と2つの滑車310、320とを有する。
支持部301、301は、それぞれ板状を有し、ブーム5の幅方向について互いに対向している。支持部301、301は、それぞれブーム5の上面に設けられた前後方向に並ぶ一対の取付部5d、5dに固定されている。本実施形態では、各支持部301はその下部において前側部分と後側部分とに二股に分かれており、各支持部301の下部の前側部分が前側の取付部5dに固定されて、各支持部301の下部の後側部分が後側の取付部5dに固定されている。各支持部301、301は、それぞれがブーム5の上面から上方に延びている。つまり、各支持部301、301は前後方向および上下方向に延びている。
2つの滑車310、320はこれら支持部301、301によってこれら支持部301、301の間の部分に支持されている。具体的には、ロープ支持部材300は、2つの支持部301、301間にわたって延びる2つの軸部311、321を有し、2つの滑車310、320はそれぞれ各軸部に311、321にこれら軸部311、321周りに回転可能に支持されている。
2つの滑車310、320は、上下方向および前後方向にずれた位置に配置されている。具体的には、2つの滑車310、320は、ほぼ同じ径および厚み(ブーム5の幅方向の寸法)を有し、一方の滑車310の回転中心O1および上端の位置が、それぞれ他方の滑車320の回転中心O2および上端の位置よりも上方に位置している。また、上側に設けられた滑車310(以下、上側シーブ310という)の回転中心O1および後端の位置が、それぞれ下側に設けられた滑車320(以下、下側シーブ320という)の回転中心O2および後端の位置よりも後方に位置している。
ただし、上側シーブ310の回転中心O1と下側シーブ320の回転中心O2の前後方向および上下方向の離間距離はいずれもこれらシーブ310、320の直径よりも小さく、上側シーブ310と下側シーブ320とは、上面視および前方視で一部が重なるように配置されている。また、下側シーブ320は、その下端位置がブーム5の上面よりも上方となるように配置されている。
上側シーブ310は、後述するように上側シーブ310と下側シーブ320との間に引き起こし用ロープ33が配索された状態でこれに上方から当接可能であり、引き起こし用ロープ33に上方から当接可能な上側当接部材として機能する。また、下側シーブ320は、後述するように上側シーブ310と下側シーブ320との間に引き起こし用ロープ33が配索された状態でこれに下方から当接可能であり、引き起こし用ロープ33に下方から当接可能な下側当接部材として機能する。
なお、支持部301、301は、上側シーブ310と下側シーブ320とを支持可能なものであればよく、本実施例の形状に限定されない。つまり、支持部301、301は、板状や二股状でなくともよい。
(1−3)起伏部材の引き起こし手順
次に、ロープ支持部材300を用いて機体1およびブーム5に対して起伏可能な起伏部材を引き起こす作業の手順について説明する。ここでは、起伏部材の一つであるリアストラット13をブーム5に対して引き起こす場合について説明する。この説明においても、図2の上下方向を単に上下方向として説明する。
(準備工程)
まず、前記のように、クレーンX1を図2に示す状態、つまり、ブーム5およびストラットユニット10が地面等の設置面に横倒しにされて設置面に沿って延び、ブーム5が機体1から前方に延び且つストラットユニット10がブーム5から前方に延びる状態にする。
また、図2に示すように、リアストラット13の上面に引き起こしバー330を固定する。引き起こしバー330は、所定の方向に延びる形状を有し、リアストラット13の上面から上方に突出するようにリアストラット13に固定される。本実施形態では、引き起こしバー330は、リアストラット13の前後方向の略中央部分に固定される。なお、引き起こしバー330はリアストラット13と一体に形成されていてもよく、この場合には、この引き起こしバー330をリアストラット13に固定する工程は省略される。
(ロープ配索工程)
次に、リアストラット13にこれを引き起こすためのワイヤロープである引き起こし用ロープ33を連結する。本実施形態では、引き起こし用ロープ33を、引き起こしバー330を介してリアストラット13に連結する。また、引き起こし用ロープ33をロープ支持部材300の上側シーブ310と下側シーブ320を通ってリアストラット13から後方に延びるように配索する。
具体的には、主巻ウインチ62に巻きつけられている引き起こし用ロープ33を主巻ウインチ62から前方に引き出す。そして、図3に示すように、引き起こし用ロープ33をロープ支持部材300の上側シーブ310と下側シーブ320との間を通しつつ引き起こしバー330まで引っ張る。その後、引き起こし用ロープ33の端部を、引き起こしバー330に連結する。本実施形態では、引き起こし用ロープ33を、引き起こしバー330の上端部に連結する。これにより、図5に示すように、引き起こし用ロープ33は、引き起こしバー330の上端部からロープ支持部材300の上側シーブ310と下側シーブ320との間を通って主巻ウインチ62まで延びるように配索され、下側シーブ320によって支持される。
ここで、前記のように上側シーブ310と下側シーブ320とが前方視で重複するように配置されていることに伴い、本実施形態では、図3に示すように、引き起こし用ロープ33は両シーブ310、320の外周面に接触するように配索される。
なお、前記のように、本実施形態では、主巻ウインチ62に巻きつけられたワイヤロープを引き起こし用ロープ33として利用したが、これに代えてジブ起伏用ウインチ61に巻きつけられたワイヤロープを引き起こし用ロープ33として利用してもよい。また、別途引き起こし用ロープ33およびウインチを準備してもよい。
(引き起こし工程)
次に、引き起こし用ロープ33を後方に巻き取ってリアストラット13をブーム5に対して引き起こす。
具体的には、主巻ウインチ62によって引き起こし用ロープ33を巻き取る。これにより、引き起こし用ロープ33は、上側シーブ310と下側シーブ320との間を通って後方に移動する。本実施形態では、前記のように引き起こし用ロープ33がロープ支持部材300の上側シーブ310と下側シーブ320とに接触するように配索されていることに伴い、引き起こし用ロープ33はこれら上側シーブ310と下側シーブ320とを回転させつつ移動する。
この引き起こし用ロープ33の巻き取りによって、リアストラット13は図6の破線から実線に示すように、ブーム5の先端部5aとの連結部分を中心として上方に回動する。本実施形態では、リアストラット13は、図6の鎖線で示すようにブーム5の先端部5aからほぼ垂直に立ち上がる位置まで引き起こされる。
(1−4)作用等
以上のように、本実施形態では、リアストラット13に連結された引き起こし用ロープ33を巻き取ることでリアストラット13を引き起こしており、リアストラット13を引き起こすべくこれを吊り上げるためのクレーン等を準備する必要がなくコスト面で有利になる。また、この吊り上げ用のクレーンを配置する場所を確保する必要がなく省スペースでのリアストラット13の引き起こしが可能となる。
しかも、引き起こし用ロープ33は、ロープ支持部材300によってブーム5の上面から上方に離間した位置で支持された状態で巻き取られる。そのため、引き起こし用ロープ33の巻き取り時に、これとブーム5の上面あるいはブーム5の上面に設けられた各種部材との干渉を防止することができ、この干渉によって引き起こし用ロープ33が損傷するのを抑制できる。
さらに、前記巻き取り時、引き起こし用ロープ33はロープ支持部材300の上側シーブ310と下側シーブ320との間を通って移動する。そのため、これらシーブ310、320によって引き起こし用ロープ33の上下方向の移動を規制することができ、移動に伴って引き起こし用ロープ33が上下方向に大きく振れるのを抑制できる。従って、この上下方向の振れに伴う引き起こし用ロープ33と他の部材との干渉をも抑制することができ、引き起こし用ロープ33の損傷をより確実に抑制することができる。
特に、本実施形態では、前記のように、引き起こし用ロープ33が両シーブ310、320の外周面と接触した状態で移動するようになっている。そのため、引き起こし用ロープ33の上下方向の振れ幅を確実に小さくできる。
また、本実施形態では、上側シーブ310と下側シーブ320とが滑車であってこれらの回転を伴いつつ引き起こし用ロープ33が移動するようになっている。そのため、引き起こし用ロープ33を円滑に移動させることができる。
また、本実施形態では、引き起こし用ロープ33がリアストラット13の上面から上方に突出する引き起こしバー330に接続されている。そのため、引き起こし用ロープ33の巻き取り時に、リアストラット13に高い回転モーメントを加えることができ、効率よくリアストラット13を引き起こすことができる。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るクレーンX1および起伏部材の引き起こし手順について説明する。
第2実施形態では、図3等に示したロープ支持部材300に代えて図8〜図10に示すロープ支持部材100を用いる。ロープ支持部材以外の構成は第1実施形態と第2実施形態とで同様であり、ロープ支持部材以外の構成の説明は省略する。第2実施形態に係るロープ支持部材100はメインガイライン20に固定されて使用されるものであり、図8、図9は、それぞれロープ支持部材100がメインガイライン20に固定された状態でのロープ支持部材100の概略斜視図、側面図であり、図10は図9のX−X線断面図である。なお、図10では、図が明瞭になるように断面を示す斜線の一部を省略している。以下では、第2実施形態に係るロープ支持部材100をガイド部材100と称して説明する。
(2−1)メインガイラインの構造
ガイド部材100が固定されるメインガイライン20の構造について説明する。
本実施形態では、ブーム5の幅方向(図1の紙面と直交する方向、以下、単にブーム5の幅方向という場合がある)に2本のメインガイライン20、20が並んでいる。また、各メインガイライン20は、それぞれ、複数(図1の例では3つ)のブームガイリンク(単位連結部材)21で構成されている。つまり、複数のブームガイリンク21がそれぞれその長手方向の端部で隣接する他のブームガイリンク21の端部に連結されることで1本のメインガイライン20が形成されている。
図7は、ブームガイリンク21の連結部分を拡大した概略斜視図である。図7に示すように、ブームガイリンク21は、所定の方向に延びる本体部分21aと、この本体部分21aの長手方向の一端に固定されたブーム側リンク部22とを有する。ブーム側リンク部22は、一対のブーム側リンク板22a、22aからなる。これらブーム側リンク板22a、22aは、本体部分21aの端部を挟み込んだ状態でこの端部に固定されている。各ブーム側リンク板22aは本体部分21aの端部からこれと離間する方向に延びており、各先端にはそれぞれ貫通孔22bが形成されている。
2つのブームガイリンク21は、一方のブームガイリンク21の端部が他方のブームガイリンク21のブーム側リンク板22a、22aの間に挿入されて、他方のブームガイリンク21のブーム側リンク板22a、22aに形成された貫通孔22b、22bと一方のブームガイリンク21の端部に形成された貫通孔21b(図10参照)とに共通のピン23(以下、適宜、ガイリンク連結用ピン23という)が挿通されることで連結される。
(2−2)ガイド部材の構造
ガイド部材100の詳細構造について説明する。
ガイド部材100は、ガイド用の滑車(下側規制部、以下、ガイド用滑車という)130と、これを回転可能に支持する支持部120と、支持部120をメインガイライン20に接続するための一対のリンク部110、110とを含んでいる。
各リンク部110は、それぞれ平行に並ぶ一対のメインガイライン20、20にそれぞれ個別に固定される。2つのリンク部110、110は、対称(図10の左右方向、つまり、各リンク部110がそれぞれメインガイライン20、20に固定された状態でブーム5の幅方向、について対称)な構造を有しており、ここでは、一方のリンク部110について説明する。
本実施形態では、リンク部110はメインガイライン20のうちブーム側リンク部22に固定される。リンク部110は、上下方向に延びる一対のリンク板111、111を有する。各リンク板111の上端および下端にはそれぞれ貫通孔111a、111bが形成されている。リンク部110は、2つのリンク板111、111がそれぞれブームガイリンク21のブーム側リンク板22a、22aを外方から挟み込み、各リンク板111の上端の貫通孔111a、111aにガイリンク連結用ピン23が差し込まれることで、ブーム側リンク部22つまり2つのブームガイリンク21の接続部分に固定される。この固定状態において、各リンク板111は、ガイリンク連結用ピン23の中心軸周りに回動可能となっている。
支持部120は、一対の接続板121、121がそれぞれリンク部110、110に接続されることでリンク部110に連結される。各接続板121は上下方向に延びる板状部材である。接続板121とリンク部110との接続構造は対称(図10の左右方向について対称)であり、ここでは、一方の接続板121とリンク部110との接続構造について説明する。
接続板121の上部には、接続板121の表面および裏面からそれぞれ突出するピン受け部121a、121aが設けられている。接続板121には、一方のピン受け部121aの表面から他方のピン受け部121aの表面にわたって延びて接続板121を貫通するピン受け孔121bが形成されている。接続板121は、ピン受け孔121bと、リンク部110の各リンク板111、111の下端に形成された貫通孔111b、111bとに、共通のピン122が差し込まれることで、リンク部110に接続される。
このようにして各接続板121が各リンク部110に接続されることで、支持部120およびこれに支持されるガイド用滑車130はメインガイライン20に固定される。
支持部120は、2つの接続板121、121間にわたって延びる支柱123を有する。支柱123の長手方向(図10の左右方向)の略中央には、この長手方向について所定の間隔をあけた状態でそれぞれ支柱123から下方に延びる第1支持板124と第2支持板125とが固定されている。第1支持板124の下端部には第2支持板125側に突出する円柱状の軸部126が設けられている。支柱123は、後述するようにガイド部材100によって引き起こし用ロープ33が支持された状態でこれに上方から当接可能であり、引き起こし用ロープ33に上方から当接可能な上側当接部材として機能する。
ガイド用滑車130は、円板状部材の中央部分に貫通孔130aが形成されたものであり、貫通孔130a内に軸部126が挿通されることで、この軸部126によって軸部126周りに回転可能に支持されている。ガイド用滑車130は、支柱123の長手方向について第1支持板124と第2支持板125との間に配置されており、ガイド部材100がメインガイライン20に固定された状態において、1対のメインガイライン20、20の間に配置される。ガイド用滑車130は、後述するようにガイド部材100によって引き起こし用ロープ33が支持された状態でこれに下方から当接可能であり、引き起こし用ロープ33に下方から当接可能な下側当接部材として機能する。
支持部120は、第2支持板125と軸部126に着脱可能に固定される押さえ部127をさらに有している。押さえ部127は、第2支持板125の下端から軸部126よりも下方の位置まで延びる板状部材である。第2支持板125の下端には、第1支持板124と反対側(図5における右側)に突出する突起部125aが設けられている。押さえ部127の上端と下端とには、それぞれその表裏を貫通する貫通孔127a、127bが形成されている。
押さえ部127は、その貫通孔127a、127bにそれぞれ第2支持板125の突起部125aと軸部126とが嵌め込まれることで、これら第2支持板125および軸部126に連結される。そして、この状態で、軸部126のうち押さえ部127から外方(図10における右方)に突出する部分に抜け止め用ピン128が差し込まれることで、押さえ部127の外方への移動が規制される。詳細には、軸部126の端部には上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔に抜け止め用ピン128が差し込まれる。
このようにして押さえ部127が第2支持板125と軸部126とに固定されることで、ガイド用滑車130は、第1支持板124と押さえ部127とによってこれらの間の位置に保持される。
本実施形態では、支持部120は、ガイド用滑車130を支持した状態でクレーン等により吊り下げられて、メインガイライン20、20に対する連結場所(詳細には、メインガイライン20、20に固定されたリンク部110、110に連結される位置)に搬入されるようになっており、支柱123には吊り下げ用のワイヤが固定されるワイヤ固定部129が設けられている。本実施形態では、支柱123の長手方向のうちその中央に対して対称となる位置にそれぞれ上方に突出する一対のワイヤ固定部129、129が設けられている。
(2−3)起伏部材の引き起こし手順
次に、第2実施形態に係るリアストラット13の引き起こし作業の手順について説明する。以下においても、図2の上下方向を単に上下方向として説明する。
(準備工程)
第1実施形態と同様に、まず、クレーンX1は、ブーム5およびストラットユニット10が地面等の設置面に横倒しにされて設置面に沿って延び、ブーム5が機体1から前方に延び且つストラットユニット10がブーム5から前方に延びる状態図2に示す状態にする。一方、第2実施形態では、図11に示すように、マスト6をブーム5の後方で機体1に対して引き起こしてメインガイライン20がマスト6の先端(上端)からブーム5の先端部5aに向かって前斜め下方に延びるようにする。なお、第1実施形態においても準備工程においてこのマスト6の引き起こし作業を行ってもよい。
本実施形態では、ガイド部材100をメインガイライン20に取り付ける際にこの取付を容易に行えるように、図11に示すように、ブームガイリンク11どうしの接続部分でメインガイライン20が折れ曲がるようにマスト6の引き起こし量を最大量(メインガイライン20がまっすぐ延びる量)よりも少なく抑える。つまり、メインガイライン20のうちブーム5の先端側に位置する部分を、マスト6の引き起こし量が最大のときよりも下方に配置する。
次に、ガイド部材100をメインガイライン20に固定する。ガイド部材100を固定する位置は特に限定されないが、本実施形態では、後述する引き起こし工程にてリアストラット13にその回動中心よりも離れた位置で引き起こし用ロープ33から力が加えられるように、つまり、より高い位置で引き起こし用ロープ33がリアストラット13を引張これを効率よく引き起こすように、メインガイライン20の前後方向中央よりも後ろ側寄りの部分に位置するブームガイリンク21どうしの接続部分にガイド部材100を固定する。
具体的には、まず、ガイド部材100の一対のリンク部110をメインガイライン20に固定する。詳細には、前記のように、ガイド部材100のリンク板111の上端の貫通孔111aにガイリンク連結用ピン23を差し込んで、リンク板111をブーム側リンク部22に装着し、これにより、リンク部110をブーム側リンク部22つまりブームガイリンク21どうしの接続部分に固定する。
その後、ガイド用滑車130を支持した状態の支持部120を別のクレーン200によって吊り下げてリンク部110付近に配置する。詳細には、支持部120のワイヤ固定部129にワイヤを固定して、このワイヤをクレーン200によって吊り下げて、支持部120およびガイド用滑車130をリンク部110どうしの間に搬入する。
そして、支持部120をリンク部110に固定する。具体的には、前記のように、支持部120の接続板121のピン受け孔121bと、リンク板111の貫通孔111bとに、共通のピン122を差し込んで、支持部120とリンク部110とを接続する。
支持部120とリンク部110とを接続した後は、クレーン200と支持部120との連結を解除して、メインガイライン20によってガイド部材100を吊り下げる。
(ロープ配索工程)
次に、リアストラット13に引き起こし用ロープ33を連結する。第2実施形態でも、引き起こし用ロープ33を、引き起こしバー330を介してリアストラット13に連結する。一方、第2実施形態では、引き起こし用ロープ33を支柱123とガイド用滑車130との間を通るように配索する。
具体的には、主巻ウインチ62に巻きつけられている引き起こし用ロープ33を主巻ウインチ62から前方に引き出す。そして、図12に示すように、引き起こし用ロープ33を、ガイド部材100の支柱123とガイド用滑車130との間を通しつつ引き起こしバー330まで引っ張る。その後、引き起こし用ロープ33の端部を引き起こしバー330の上端部に連結する。これにより、引き起こし用ロープ33は、引き起こしバー330の上端部からガイド部材100の支柱123とガイド用滑車130との間を通って主巻ウインチ62まで延びるように配索される。この状態において、引き起こし用ロープ33は、ガイド用滑車130の外周面の上部に載置されこれにより支持される。また、支柱123は引き起こし用ロープ33に上方から当接可能な位置に配置される。
本実施形態では、前記のように、また、図11に示すように、ブームガイリンク11どうしの接続部分でメインガイライン20が折れ曲がるようにマスト6の引き起こし量を最大量(メインガイライン20がまっすぐ延びる量)よりも少なく抑えて、ガイド部材100をより下方に配置した状態で、引き起こし用ロープ33の配索も行う。従って、引き起こし用ロープ33を容易に配索することができる。そして、本実施形態では、引き起こし用ロープ33の配索が完了すると、図12に示すように、マスト6を上方に引き起こして、ガイド部材100および引き起こし用ロープ33のうちガイド部材100に支持されている部分を上方に移動させる。
(引き起こし工程)
次に、第1実施形態と同様に主巻ウインチ62によって引き起こし用ロープ33を巻き取り、図13の破線から実線に示すように、リアストラット13をブーム5に対して引き起こす。
ただし、第2実施形態では、引き起こし用ロープ33は、ガイド部材100のガイド用滑車130を回転させつつ支柱123とガイド用滑車130との間を通って後方に移動する。
(ガイド部材取り外し工程)
リアストラット13の引き起こし作業が終了すると、ガイド部材100をメインガイライン20から取り外す。具体的には、ガイド部材100をメインガイライン20に取付けた手順と逆の手順でこれを取り外す。
(2−4)作用等
以上のように、第2実施形態においても、リアストラット13に連結された引き起こし用ロープ33を巻き取ることでリアストラット13を引き起こしているので、第1実施形態と同様に低コストおよび省スペースでのリアストラット13の引き起こし作業が可能となる。
また、第2実施形態においても、引き起こし用ロープ33がガイド部材100によってブーム5の上面から上方に離間した位置で支持された状態で巻き取られるため、引き起こし用ロープ33とブーム5の上面等との干渉を防止して引き起こし用ロープ33の損傷を抑制することができる。
また、第2実施形態においても、引き起こし用ロープ33がガイド部材100の支柱123とガイド用滑車130との間を通って移動するため、これら支柱123およびガイド用滑車130によって引き起こし用ロープ33の上下方向の移動を規制することができ、引き起こし用ロープの上下方向の振れに伴う引き起こし用ロープ33と他の部材との干渉を防止して、引き起こし用ロープ33の損傷をより確実に抑制することができる。
特に、第2実施形態では、マスト6の先端からブーム5の先端部5aに向かって前斜め下方に延びるメインガイライン20にガイド部材100が固定されるため、ガイド部材100の上下方向の寸法を小さく抑えてガイド部材100の運搬や固定作業を容易にしつつ、ガイド部材100およびこれに支持される引き起こし用ロープ33とブーム5の上面との離間距離を大きくして引き起こし用ロープ33とブーム5の上面等との干渉を効果的に抑制することができる。
また、第2実施形態においても、ガイド用滑車130が滑車であってこれの回転を伴いつつ引き起こし用ロープ33が移動する。そのため、引き起こし用ロープ33を円滑に移動させることができる。
また、第2実施形態においても、引き起こし用ロープ33がリアストラット13の上面から上方に突出する引き起こしバー330に接続されているため、リアストラット13に高い回転モーメントを加えて効率よくこれを引き起こすことができる。
(3)変形例
前記各実施形態では、ブーム5に対してリアストラット13を引き起こす場合について説明したが、前記各実施形態に係る構成および方法は、ブーム5に対して他の部材(例えばフロントストラット12やジブ等)を引き起こす場合にも適用可能である。
また、前記第1実施形態では、上側シーブ310と下側シーブ320とが、その両外周面と引き起こし用ロープ33とが接触するように配置された場合について説明したが、これらシーブ310は、それぞれ、引き起こし用ロープ33に上方および下方からそれぞれ当接可能なように配置されればよい。
また、前記第1実施形態では、引き起こし用ロープ33に上下方向から当接可能な部材として滑車からなる上側シーブ310と下側シーブ320とを用いた場合について説明したが、他の構造を有するものを用いてもよい。例えば、滑車に代えてブーム5の幅方向に延びる軸周りに回転する複数の回転体を備えたものを用いてもよい。また、回転不能な部材を用いてもよい。ただし、前記の引き起こし用ロープ33に上下方向から当接可能な部材としてブーム5の幅方向に回転するものを用いれば、引き起こし用ロープ33を円滑に前後方向に移動させることができる。
同様に、第2実施形態においても、ガイド用滑車130に代えて複数の回転体を備えるものや回転不能なものを用いてもよい。
また、第2実施形態において、引き起こし用ロープ33の上方への移動を規制する部材は、ガイド部材100の支柱123に限らない。例えば、ガイド用滑車130の上方に引き起こし用ロープ33の上方に位置してこれと当接可能な部材を別途設けてもよい。
また、前記実施形態では、ガイド部材100をブーム側リンク部22に固定する場合について説明したが、ガイド部材100をメインガイライン20に固定するための方法および構造はこれに限らない。例えば、ガイド部材100をブームガイリンク21の本体部分21aにクランプ等を用いて直接固定してもよい。ただし、前記のように、ガイリンク21どうしを連結するためのブーム側リンク部22に設けられるガイリンク連結用ピン23を利用し、これをリンク板111の貫通孔111aに差し込むという構成および手順にすれば、容易にガイド部材100をメインガイライン20に固定することができる。
また、ガイド部材100はメインガイライン20に着脱不能に固定されていてもよい。そして、ガイド部材100をメインガイライン20から取り外す工程を省略してもよい。ただし、前記のようにガイド部材100を取り外すようにすれば、クレーンX1による荷物の吊り下げ時のようにガイド部材100が不要な作業時に、ガイド部材100によってクレーンX1の重量が増大して効率が悪化するのを回避できる。
また、前記実施形態では、引き起こし用ロープ33をリアストラット13の上面から上方に突出する引き起こしバー330に接続した場合について説明したが、引き起こし用ロープ33を直接リアストラット13に接続してもよい。ただし、引き起こしバー330を用いれば、前記のように、リアストラット13に高い回転モーメントを加えて効率よくこれを引き起こすことができる。
また、前記実施形態では、クレーンX1が、ストラットとしてフロントストラット12とリアストラット13とを有する場合について説明したが、クレーンX1は、一つのストラットを有するものや、ストラットユニット10を有しないものであってもよい。
1 機体
5 ブーム
6 マスト(支持部材)
13 リアストラット(起伏部材)
20 メインガイライン(連結部材)
33 引き起こし用ロープ
100 ガイド部材(第2実施形態に係るロープ支持部材)
123 支柱(第2実施形態に係る上側規制部)
130 ガイド用滑車(第2実施形態に係る下側規制部)
300 ロープ支持部材
310 上側シーブ(上側規制部)
320 下側シーブ(下側規制部)
X1 クレーン
X11 クレーン(第2実施形態)

Claims (5)

  1. 機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能な起伏部材とを備えるクレーンの前記起伏部材を引き起こすための方法であって、
    前記起伏部材および前記ブームが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされるとともに前記ブームが前記機体から前方に延びかつ前記起伏部材が前記ブームから前方に延びる状態で前記起伏部材に引き起こし用ロープを連結するとともに、当該引き起こし用ロープを前記起伏部材から後方に延びるように配索するロープ配索工程と、
    前記ロープ配索工程の後に実施されて、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取って、前記起伏部材を前記ブームに対して引き起こす引き起こし工程とを備え、
    前記ロープ配索工程では、前記ブームに固定されたロープ支持部材であって、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームに近い位置に配置されて当該引き起こし用ロープをその前後方向の移動を許容しつつ前記ブームの上面よりも上方の位置で支持する下側規制部と、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームから遠い位置に配置されて当該引き起こし用ロープと当接可能な上側規制部と、を備えたロープ支持部材の前記上側規制部と前記下側規制部との間を通るように前記引き起こし用ロープを配索し、
    前記引き起こし工程では、前記上側規制部によって前記引き起こし用ロープの上方への移動を規制し、かつ、前記下側規制部によって前記引き起こし用ロープの下方への移動を規制しつつ、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取る、起伏部材の引き起こし方法。
  2. 機体と、前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、当該ブームに対して起伏可能な起伏部材と、前記ブームを支持し前記機体に対して起伏可能な支持部材と、前記ブームの先端と前記支持部材の先端とをつなぐ連結部材と、を備えるクレーンの前記起伏部材を引き起こすための方法であって、
    前記起伏部材および前記ブームが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされるとともに前記起伏部材が前記ブームから前方に延びる状態で前記支持部材を前記ブームの後方で前記機体に対して引き起こして、前記連結部材を前記支持部材の先端から前記ブームの先端に向かって前斜め下方に延びる状態にする支持部材引き起こし工程と、
    前記起伏部材に引き起こし用ロープを連結するとともに、当該引き起こし用ロープを前記起伏部材から後方に延びるように配索するロープ配索工程と、
    前記支持部材引き起こし工程と前記ロープ配索工程の後に実施されて、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取って、前記起伏部材を前記ブームに対して引き起こす引き起こし工程とを備え、
    前記ロープ配索工程では、前記連結部材に固定されたロープ支持部材であって、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームに近い位置に配置されて当該引き起こし用ロープをその前後方向の移動を許容しつつ前記ブームの上面よりも上方の位置で支持する下側規制部と、前記引き起こし用ロープよりも前記ブームから遠い位置に配置されて当該引き起こし用ロープと当接可能な上側規制部と、を備えたロープ支持部材の前記上側規制部と前記下側規制部との間を通るように前記引き起こし用ロープを配索し、
    前記引き起こし工程では、前記上側規制部によって前記引き起こし用ロープの上方への移動を規制し、かつ、前記下側規制部によって前記引き起こし用ロープの下方への移動を規制しつつ、前記引き起こし用ロープを後方に巻き取る、起伏部材の引き起こし方法。
  3. 請求項1または2に記載の起伏部材の引き起こし方法において、
    前記下側規制部は、前後方向と直交し且つ前記設置面に沿う方向に延びる軸回りに回転可能であり、
    前記引き起こし工程では、前記回転体の外周面に前記引き起こし用ロープを支持させて、前記下側規制部を回転させつつ前記引き起こし用ロープを後方に巻き取る、起伏部材の引き起こし方法。
  4. クレーンであって、
    機体と、
    前記機体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、
    前記ブームに対して起伏可能に取り付けられた起伏部材と、
    前記ブームに固定されて、前記起伏部材に接続されたロープを支持するロープ支持部材とを備え、
    前記ロープ支持部材は、前記起伏部材および前記ブームが前記クレーンの設置面に沿うように横倒しにされるとともに前記ブームが前記機体から前方に延びかつ前記起伏部材が前記ブームから前方に延びる準備状態で前記引き起こし用ロープよりも前記ブームに近い位置に配置されて当該引き起こし用ロープをその前後方向の移動を許容しつつ前記ブームの上面よりも上方の位置で支持する下側規制部と、前記準備状態において前記引き起こし用ロープよりも前記ブームから遠い位置に配置されて当該引き起こし用ロープと当接可能な上側規制部と、を備える、クレーン。
  5. 請求項4に記載のクレーンにおいて、
    前記下側規制部は、前記ロープの前後方向の移動に伴って前後方向と直交し且つ前記設置面に沿う方向に延びる軸回りに回転して、前記ロープの前後方向の移動を許容する、クレーン。
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