JP5723239B2 - クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤペンダントとバーペンダントとを接続したペンダントでジブを支持すようにしたクレーンに関する。
クレーンにおいては、起伏部材(例えば、主ジブ)を支持するためのペンダントを備えている。例えば、特許文献1の図4に記載のクレーンでは、ライブマストとブーム(主ジブ)とをペンダントロープで連結している。ライブマストを備えるクレーンのジブを支持するペンダントとしては、ワイヤロープを用いたワイヤペンダント、あるいはバーを用いたバーペンダントが知られている。
特開2000−109287号公報
ところで、ワイヤロープは張力が作用すると、撚りが戻る方向に自転しようとする性質がある。そのため、ワイヤペンダントとバーペンダントを接続したものをペンダントとして使用した場合、ワイヤペンダントに発生するトルクによって、ワイヤペンダントに接続されたバーペンダントに捩れが生じるという問題があった。
(1)請求項1の発明は、クレーン本体に起伏可能に設けられた主ジブと、起伏ロープにより前記主ジブを起伏する起伏ウインチと、前記クレーン本体に起伏可能に設けられ、主ペンダント装置により前記主ジブと連結されたマストとを備え、前記起伏ウインチにより起伏ロープを繰り出し、繰り込んで前記マストを起伏させ、前記主ペンダント装置を介して前記主ジブを起伏するクレーンに適用される。
請求項1の主ペンダント装置は、前記主ジブの先端と前記マストの先端との間に並設され、前記主ジブの先端と前記マストの先端とをそれぞれ接続する第1および第2のペンダントを備えている。前記第1および第2のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有している。前記第1のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第1の接続部材と、前記第2のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第2の接続部材とを連結する主連結部材をさらに備える。
前記第1および第2の接続部材のそれぞれは、前記ロープペンダントを接続するための第1ピン孔を各端部に一つずつ有する第1のリンクと、前記バーペンダントを接続するための第2ピン孔を各端部に一つずつ有する第2のリンクと、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方と前記第1のリンクの一端側の前記第1ピン孔とを貫通し、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方を前記第1のリンクに接続する第1のピンと、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクの他端側の前記第1ピン孔と前記第2のリンクの一端側の前記第2ピン孔とを貫通して、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクと前記第2のリンクとを接続する第2のピンとを有する。前記主連結部材は、一端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第1のペンダントの第1の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続され、かつ、他端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第2のペンダントの第2の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続されることで、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材とを連結する。
(2)請求項の発明は、クレーン本体に起伏可能に設けられた主ジブと、起伏ロープにより前記主ジブを起伏する起伏ウインチと、前記クレーン本体に起伏可能に設けられ、主ペンダント装置により前記主ジブと連結されたマストと、前記主ジブの先端にジブマストと補助ペンダント装置を介して起伏可能に設けられた補助ジブとを備え、前記起伏ウインチにより前記起伏ロープを繰り出し、繰り込んで前記マストを起伏させることにより、前記主ペンダント装置を介して前記主ジブを、前記補助ペンダント装置と前記ジブマストを介して前記補助ジブを起伏するクレーンに適用される。
請求項の補助ペンダント装置は、前記補助ジブ先端と前記ジブマスト先端とをそれぞれ接続する第1および第2のペンダントと、前記ジブマストの先端と前記主ジブのジブペンダント接続部とをそれぞれ接続する第3および第4のペンダントを備え、前記第1および第2のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、前記第1のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第1の接続部材と、前記第2のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第2の接続部材とを連結する補助連結部材を備える。
前記第1および第2の接続部材のそれぞれは、前記ロープペンダントを接続するための第1ピン孔を各端部に一つずつ有する第1のリンクと、前記バーペンダントを接続するための第2ピン孔を各端部に一つずつ有する第2のリンクと、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方と前記第1のリンクの一端側の前記第1ピン孔とを貫通し、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方を前記第1のリンクに接続する第1のピンと、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクの他端側の前記第1ピン孔と前記第2のリンクの一端側の前記第2ピン孔とを貫通して、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクと前記第2のリンクとを接続する第2のピンとを有する。
前記補助連結部材は、一端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第1のペンダントの第1の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続され、かつ、他端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第2のペンダントの第2の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続されることで、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材とを連結する。
(3)請求項7の発明は、クレーン本体に起伏可能に設けられた主ジブと、起伏ロープにより前記主ジブを起伏する起伏ウインチと、前記クレーン本体に起伏可能に設けられ、主ペンダント装置により前記主ジブと連結されたマストと、前記主ジブの先端にジブマストと補助ペンダント装置を介して起伏可能に設けられた補助ジブとを備え、前記起伏ウインチにより前記起伏ロープを繰り出し、繰り込んで前記マストを起伏させることにより、前記主ペンダント装置を介して前記主ジブを、前記補助ペンダント装置と前記ジブマストを介して前記補助ジブを起伏するクレーンに適用される。
請求項7の補助ペンダント装置は、前記補助ジブの先端と前記ジブマストの先端とをそれぞれ接続する第1および第2のペンダントと、前記ジブマストの先端と前記主ジブのジブペンダント接続部とをそれぞれ接続する第3および第4のペンダントを備え、前記第3および第4のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、前記第3のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第1の接続部材と、前記第4のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第2の接続部材とを連結する補助連結部材を備える。
前記第1および第2の接続部材のそれぞれは、前記ロープペンダントを接続するための第1ピン孔を各端部に一つずつ有する第1のリンクと、前記バーペンダントを接続するための第2ピン孔を各端部に一つずつ有する第2のリンクと、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方と前記第1のリンクの一端側の前記第1ピン孔とを貫通し、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方を前記第1のリンクに接続する第1のピンと、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクの他端側の前記第1ピン孔と前記第2のリンクの一端側の前記第2ピン孔とを貫通して、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクと前記第2のリンクとを接続する第2のピンとを有する。
前記補助連結部材は、一端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第3のペンダントの第1の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続され、かつ、他端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第4のペンダントの第2の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続されることで、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材とを連結する。
本発明によれば、ロープペンダントとバーペンダントとを接続する接続部材同士を連結部材により連結するようにしたので、ロープペンダントの撚り戻りに起因するバーペンダントの捩れを防止することができる。
本発明によるクレーンの第1の実施の形態を説明する外観側面図である。 ペンダント装置24を説明する図である。 ロープペンダント241とバーペンダント242との接続部の分解斜視図である。 リンク機構26を説明する図である。 ロープペンダント241同士を接続する場合およびバーペンダント242同士を接続する場合の接続構造を説明する図である。 図2のC−C断面図である。 シャフト250を用いた連結の他の例を示す図である。 ピン265により連結を行う場合を示す図である。 補ジブ15を備えた第2の実施の形態のクレーンを示す図である。
以下、図1〜9を参照して、本発明によるクレーンの実施の形態を説明する。
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態のクレーン1の概略構成を示す外観側面図である。クレーン1は、走行体11と、走行体11上に旋回可能に搭載された上部旋回体13とを有する。上部旋回体13の先端部には、回動可能、すなわち起伏可能に軸支された主ジブ(以下ではブームと称することにする)14を有するフロントアタッチメント16が設けられている。上部旋回体13の後端部にはカウンタウエイト17が載置されている。
上部旋回体13には、ブーム14の回動支点近傍に設けた回動軸を中心として上下方向に回動可能にライブマスト61が軸支されている。ブーム14の先端部とライブマスト61の先端部とは、ペンダント装置24によって接続されている。起伏ロープ25は、ライブマスト61の先端部に設けられたシーブ62と上部旋回体13の後端部に設けられた不図示のシーブとの間に掛け回されている。起伏ロープ25は、不図示の起伏ドラムの駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりライブマスト61が上下方向に回動、すなわち起伏する。ライブマスト61が上下方向に回動すると、ペンダント装置24によりライブマスト61と接続されているブーム14が起伏する。
ブーム14の先端からは、ブームフック20が吊り下げられている。また、ブーム14の先端には、補フック21を吊り下げるための補助シーブブロック12が接続されている。ブーム14のベース部に設けられたウインチ3を駆動することにより補フック21の昇降が行われ、同様に、ウインチ4を駆動することによりブームフック20の昇降が行われる。
図2はペンダント装置24を説明する図である。図2(a)はペンダント装置24の全体を図1のA方向から見た図であり、図2(b)は符号Bを付した部分の拡大図である。ペンダント装置24は、並列配置された一対のペンダント24A,24Bで構成されている。ペンダント24Aはロープペンダント241とバーペンダント242とで構成されている。符号Bで示した部分はロープペンダント241とバーペンダント242との接続部分であって、この接続部分よりも図示上側(ブーム14の先端側)がロープペンダント241であって、図示下側(ライブマスト61側)がバーペンダント242である。ロープペンダント241はワイヤロープで構成され、バーペンダント242はバーで構成される。ペンダント24Aと対称形状をしたペンダント24Bも、ペンダント24Aと全く同様の構成となっている。
ここで、バーペンダント242は、両端に接続孔を設けた接続端部を有し、接続端部間を細長い平板で接続した形状を呈している。
なお、符号280は、バーペンダント242の基端側に設けたスプリッタである。
ブーム14とライブマスト61との間に接続されたペンダント装置24には張力が作用する。ワイヤロープに張力が作用すると、ワイヤロープは撚り戻る方向(撚りの方向と反対の方向)に自転しようとする。図2に示す例では、張力の作用によりロープペンダント241はR方向に自転しようとする。すなわち、ロープペンダント241に接続されたバーペンダント242が捻れ変形することになる。
この撚り戻りのトルクは張力にほぼ比例しており、例えば、ブームフック20に荷重がかかるとトルクが増加してさらにR方向に自転し、荷重を除去するとトルクが減少するため、元に戻ろうとマイナスR方向に自転する。このように、荷重の変動によって、ロープペンダント241のワイヤの撚りが変形したり、バーペンダント242に作用する捻りトルクが変動したりして、ペンダント装置24に対して悪影響を与える。
そこで、本実施の形態では、図2(b)に示すように、ペンダント24Aのロープペンダント241とバーペンダント242との接続部分と、ペンダント24Bのロープペンダント241とバーペンダント242との接続部分との間に、捩れ防止用のシャフト250を設けるようにした。より具体的には、ロープペンダント241とバーペンダント242とは、リンク機構26によって接続されており、ペンダント24A側のリンク機構26とペンダント24B側のリンク機構26との間にシャフト250が設けられている。シャフト250の両端は、接続ピン251によってペンダント24A側およびペンダント24B側のリンク機構26にそれぞれ接続されている。
すなわち、ペンダント24A,24Bのそれぞれにおいては、ロープペンダント241とバーペンダント242とが接続部材であるリンク機構26により接続され、左右一対のリンク機構26が連結部材であるシャフト250で互いに連結されている。
張力が増加してペンダント24A側のロープペンダント241がR方向に自転しようとした場合、リンク26に接続されたシャフト250も接続部を中心にR方向に回転しようとする。すなわち、シャフト250は、その中央が紙面裏側から表側へと移動するように回転しようとする。すなわち、ペンダント24A側のロープペンダント241を中心とした第1回転トルクがシャフト250に働く。一方、ペンダント24B側のロープペンダント241のR方向の自転に対しては、シャフト250の中央は紙面表側から裏側へと移動するように回転しようとする。すなわち、ペンダント24B側のロープペンダント241を中心とした第1回転トルクとは反対方向の第2回転トルクがシャフト250に働く。その結果、ペンダント24Aおよび24Bのロープペンダント241がR方向に自転するのを防止することができ、捩れトルクはバーペンダント242側に伝達されることがない。
図3はロープペンダント241とバーペンダント242との接続部の分解斜視図である。図3に示すリンク機構26は3つのリンク26A、26B,26Cを備えている。リンク26Aは、両端に連結孔がそれぞれ設けられている一対の平板(図4に符号261,262で示す)で構成され、リンク26Bもリンク26Aと同様に、両端に連結孔がそれぞれ設けられている一対の平板(図4に符号263,264で示す)で構成される。リンク26Cも同様の一対の平板で構成される。
リンク26Aのブーム先端側の連結孔には、連結ピン266でロープペンダント241が接続され、リンク26Aのブーム基部側の連結孔とリンク26Bのブーム先端側の連結孔には、連結ピン265でバーペンダント242が接続されている。リンク26Bのブーム基部側の連結孔には、シャフト250が接続ピン251によって接続されている。リンク26Aのブーム基部側の連結孔と、リンク26Bのブーム先端側の連結孔と、リンク26Cのブーム先端側の連結孔とはそれぞれ連結ピン265でピン結合されている。リンク26Cは、ロープペンダント241およびバーペンダント242以外の部品を接続するためのものであり、本実施の形態には関係の無いリンクなので、ここでは説明を省略する。
図4はリンク機構26を説明する図であり、ロープペンダント241とバーペンダント242とを接続する場合の状態を示している。図4(a)は平面図であり、図4(b)は側面図である。なお、構造が分かりやすいようにリンク26Cは二点差線で示し、ロープペンダント241およびバーペンダント242は細線で示した。リンク26Aは、互いの面が対向するように配置された一対の側板261,262を備えている。各側板261、262には、その長手方向の両端部分にピン孔269a,269bが形成されている。ロープペンダント241の接続端部241aは、リンク26Aの長手方向の一方の端部であるブーム先端側において側板261,262間に挿入されている。その端部には、側板261,262のピン孔269aおよび接続端部241aを貫通するようにピン266が設けられている。
リンク26Bは、互いの面が対向するように配置された一対の側板263,264を備えている。リンク26Bの長手方向の一方の端部(図示右側であるブーム先端側の端部)においては、側板263,264がリンク26Aの側板261,262間に挿入されており、さらに、側板263,264間にはバーペンダント242の接続端部242aが配置されている。そして、リンク26Aの側板261,262のピン孔269b、リンク26Bの側板263,264のピン孔267bおよび接続端部242aを貫通するように、ピン265が設けられている。リンク26Bの側板263,264は、ピン265を中心に回転させることが可能である。図4(b)に示す例では、リンク26Bの他方(図示左側)の端部がバーペンダント242と干渉しないように、側板263,264の図示左回りの回転を規制している。側板263,264の回転規制は、図3に示すようにバーペンダント242の外周側面に設けた規制部材270で規制している。なお、図4では規制部材270は図示を省略した。
図4に示すように、本実施の形態では、リンク26Bの他方の端部、すなわち、ブーム基部側の端部に形成されたピン孔267aを利用してシャフト250を接続するようにしている。
なお、図4では、リンク機構26を用いてロープペンダント241とバーペンダント242とを接続する場合について示した。ロープペンダント241同士を接続する場合にはリンク機構26を図5(a)に示すような接続状態とし、バーペンダント242同士を接続する場合には図5(b)に示すような状態とする。図5(a)は、図1のA方向から見た平面図を示している。図4に示す接続状態では、リンク26Aのブーム基部側の端部とリンク26Bのブーム先端側の端部とを共通のピン265で接続するような構成とした。一方、図5(a)に示す状態では、リンク26Aをリンク26Bから外し、その一端にロープペンダント241の接続端部242aを挿入し、側板261,262および接続端部241aを貫通するようにピン265を装着する。すなわち、リンク26Aの両端にロープペンダント241を接続する。
一方、バーペンダント242同士を接続する場合には、図5(b)に示すように、図4の場合と同様にリンク26A,26Bを接続しているピン265に一方のバーペンダント242の接続端部242aを接続するとともに、他方のバーペンダント242の接続端部242aをリンク26Bの他方の端部に設けられたピン268に接続する。このとき、ロープペンダント241を接続するためのリンク26Aは、図5(b)の下側の側面図のようにピン265を中心に左回りに回転移動させた状態にして、リンク26Aがバーペンダント242と干渉しない回転を規制する。この回転規制部材は図示を省略するが、図3の規制部材270と同様に構成される。なお、ピン265,266,268には、抜け止め用のワリピン等が設けられているが図示は省略した。
図6は図2のC−C断面図であり、ペンダント24A側のリンク機構26とペンダント24B側のリンク機構26との間を連結しているシャフト250の断面を示したものである。シャフト250は筒状体であって、周面には握り253が設けられている。この握り253は、シャフト250をリンク機構に取り付ける際の作業性を考慮して設けられたものである。
先ず、シャフト250を、ペンダント24A側のリンク26Bとペンダント24B側のリンク26Bとの間に配置する。その後、接続ピン251を、各リンク26Bの側板263,264に形成されたピン孔267aに側板263の外側から挿入する。接続ピン251はリンク26Bを貫通し、さらに先端部分がシャフト250に挿入され、シャフト250と各リンク26Bとが接続されることになる。シャフト250の接続ピン251が挿入される部分の外周には鍔254が設けられ、この部分のシャフト250の強度を増すようにしている。また、接続ピン251の頭部には、取り扱いがし易いようにアイボルト252が設けられている。253は抜け防止用のピンである。
上述した例では、シャフト250をリンク26Bのピン孔267aを利用して連結するようにしたが、図7に示すようにリンク26Aとリンク26Bとを接続するためのピン孔を利用するようにしても良い。この場合、接続ピン251は側板261〜264およびバーペンダント242の接続端部242aを貫通するように挿入されることになるため、図6に示す場合に比べて作業性に劣る。
また、図8に示すように、リンク26Aとリンク26Bとを接続するピン265を長尺のピンとし、一本のピン265によりペンダント24A側のリンク接続とペンダント24B側のリンク接続とを行うようにしても良い。すなわち、ペンダント24A側のリンク機構26とペンダント24B側のリンク機構26は、共通のピン265によって連結されることになる。また、図6において、シャフト250および接続ピン251を用いる代わりに、図8のような長尺のピンを用いてリンク26B同士を連結するようにしても良い。
ただし、図8のように長尺のピン265で連結する場合には、長尺のピン265を両方のリンク機構26に貫通させなければならないので、図6に示す構成の場合と比べて作業性に劣り、ペンダント24A,24Bの分解組み立てが煩雑になる。一方、図6に示す構成の場合には、シャフト250による連結作業を、ロープペンダント241とバーペンダント242との接続作業とは別に行うことができるので、シャフト250の連結作業がし易い。
上述した例では、リンク26Aにロープペンダント241を接続し、リンク26Bにバーペンダント242を接続したが、逆に、リンク26Aにバーペンダント242を接続し、リンク26Bにロープペンダント241を接続するようにしても良い。
―第2の実施の形態―
上述した第1の実施の形態では、図1に示したように上部旋回体13の前側に装着されたブーム(主ジブとも呼ぶ)14を支持するためのペンダントについて適用したが、図9に示すように、ブーム14の先端に装着された補ジブ15を支持するペンダント装置22およびペンダント装置23のうち、ペンダント装置23にも同様に適用することができる。
以下では、図9に示す構成を説明する。補ジブ15は、ブーム14の先端部に回動可能に軸支されている。フロントアタッチメント16には、ペンダント装置22、23を介して補ジブ15を支持するジブマスト30が設けられている。ジブマスト30は、基端部分がブーム14の先端部に回動可能に軸支される。ジブマスト30には、クレーンの組立作業において倒れているジブマスト30を起こすためにワイヤロープ等を接続するための吊りラグ31が設けられている。なお、この吊りラグ31は、クレーンの組立作業において、ジブマスト30を起立させるために、別の補助クレーンのワイヤロープ等を接続する部分として、従来から設けられているものである。
ペンダント装置22は、一端が補ジブ15の先端近傍に、他端がジブマスト30の先端近傍にそれぞれ接続されている。ペンダント装置23は、一端がジブマスト30の先端に、他端がブーム14のジブペンダント接続部23Aにそれぞれ接続されている。そのため、ジブマスト30は、ペンダント装置22,23によって前方(図1における図示時計方向)への回動が規制される。また、補ジブ15は、ペンダント装置23、ジブマスト30、およびペンダント装置22によって下方(図1における図示時計方向)への回動が規制されている。
前側バックストップ41は、一端が補ジブ15に、他端がジブマスト30にそれぞれ接続されていて、補ジブ15のジブマスト30側への所定角度以上の回動(図1における図示反時計方向への回動)を規制する。後側バックストップ42は、一端がジブマスト30に、他端がブーム14にそれぞれ接続されていて、ジブマスト30のブーム14側への所定角度以上の回動(図1における図示反時計方向への回動)を規制する。すなわち、補ジブ15は、ある程度以上後方(図1における図示反時計方向)へ倒れないように前側バックストップ41および後側バックストップ42によって回動が規制されている。ブーム14の先端にはポイントシーブ51が設けられ、ブーム14先端近傍の上部(図1における図示左側)にはガイドシーブ52が設けられている。
旋回体13には主巻ドラム101を有する主巻ウインチ100と、補巻ドラム201を有する補巻ウインチ200とが搭載されている。主巻ドラム101には主巻ロープ18が巻回され、主巻ロープ18は、ガイドシーブ52を経由して、吊具であるブームフック20のシーブ(フックシーブ)およびポイントシーブ51に掛け回されている。補巻ドラム201には補巻ロープ19が巻回され、補巻ロープ19はジブ先端部を経由して補フック21に接続されている。主巻ドラム101を駆動すると主巻ロープ18が巻き取りまたは繰り出され、主フック20が昇降する。補巻ドラム201を駆動すると補巻ロープ19が巻き取りまたは繰り出され、補フック21が昇降する。ドラム101,201の駆動指令は、各ドラム101,201に対応して設けた操作レバーから出力され、操作レバーの操作に応じてドラム101,201が駆動する。
ペンダント装置23は、第1の実施の形態で説明したものと同様に、ロープペンダントとバーペンダントとを併用している。すなわち、図2に示したロープペンダント241とバーペンダント242を併用したものと同様のペンダント装置を使用し、ペンダント間を接続するリンク機構26の間をシャフト250で接続している。これにより、第1の実施の形態と同様に、ペンダント張力により発生するロープペンダントのねじりトルクによりバーペンダントの耐久性に悪影響を及ぼすことがない。
以上説明したように、第1および第2の実施の形態によるクレーンは下記のような作用効果を奏する。
(1)ペンダント24Aのロープペンダント241とバーペンダント242とのリンク機構26と、ペンダント24Bのロープペンダント241とバーペンダント242とのリンク機構26とを、シャフト250および接続ピン251により連結するようにした。したがって、ペンダントの張力の作用によって各ロープペンダント241に捩れトルクが発生しても、連結部材によって接続部が自転するのを防止することができる。その結果、バーペンダント242の捩れを防止することができる。
(2)リンク機構26は、ロープペンダント241を接続するためのピン孔269a,269bを有するリンク26Aと、バーペンダント242を接続するためのピン孔267a,267bを有するリンク26Bとを有している。リンク機構26はまた、ロープペンダント241とリンク26Aの一方のピン孔269aとを貫通し、ロープペンダント241をリンク26Aに接続するピン266と、バーペンダント242とリンク26Aの他方のピン孔269aとリンク26Bの一方のピン孔267bとを貫通して、バーペンダント242とリンク26Aとリンク26Bとを接続するピン265とを有している。連結部材としてのシャフト250および接続ピン251は、ペンダント24Aのリンク機構26に設けられたリンク26Bとペンダント24Bのリンク機構26に設けられたリンク26Bとを連結するようにした。
ロープペンダント241とバーペンダント242とを接続するリンク機構26を利用して、連結部材を連結しているので、部品点数の増加を抑えることができる。
さらに、図6に示すように、リンク26B同士を連結する連結部材は、ペンダント24Aのリンク機構26に設けられたリンク26Bとペンダント24Bのリンク機構26に設けられたリンク26Bとの間に架け渡される筒状体であるシャフト250と、ペンダント24A,24Bの各リンク機構26において、リンク26Bの他方のピン孔267aを貫通してシャフト250に挿入される接続ピン251とを有するようにした。
このようにリンク26Bに形成されたピン孔267aを利用して、接続ピン251によりシャフト250の両端をリンク26Bに接続するようにしたので、組み立ておよび分解を容易に行うことができる。
第2の実施の形態のクレーンは、補助ジブ15を支持する補助ペンダント装置23に、ロープペンダント241とバーペンダント242を併用したペンダントを使用している。しかし、主ジブ14の主ペンダント装置にも、第1の実施の形態で説明したロープペンダント241とバーペンダント242を併用したペンダントを使用してもよい。
あるいはまた、補助ジブ15が長尺になった場合、補助ペンダント装置22もロープペンダントとバーペンダントを併用することがあり、この場合についても、ペンダント装置23や24と同様に、ロープペンダントとバーペンダントを接続するリンク機構26間をシャフト250で接続するのが望ましい。
第1および第2の実施の形態の主ペンダント装置と補助ペンダント装置は、いずれも、ロープペンダント241とバーペンダント242を一つずつ併用したペンダントとして説明した。しかし、2つのロープペンダント241と1つのバーペンダント242でペンダントを構成してもよいし、ロープペンダント241とバーペンダント242の個数は実施の形態や変形例になんら限定されない。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、例えば、上述した実施の形態では、移動式クレーンを例に説明したが、ジブを支持するロープペンダントとバーペンダントを有するクレーンであれば、移動式クレーンに限らず本発明を適用することができる。
1:クレーン 14:ブーム
15:補ジブ 22,23,24:ペンダント装置
24A,24B:ペンダント
26:リンク機構 26A,26B,26C:リンク
61:ライブマスト 241:ロープペンダント
242:バーペンダント 250:シャフト
251:接続ピン 265,266,268:ピン
267a,267b,269a,269b:ピン孔

Claims (8)

  1. クレーン本体に起伏可能に設けられた主ジブと、
    起伏ロープにより前記主ジブを起伏する起伏ウインチと、
    前記クレーン本体に起伏可能に設けられ、主ペンダント装置により前記主ジブと連結されたマストとを備え、
    前記起伏ウインチにより起伏ロープを繰り出し、繰り込んで前記マストを起伏させ、前記主ペンダント装置を介して前記主ジブを起伏するクレーンにおいて、
    前記主ペンダント装置は、
    前記主ジブの先端と前記マストの先端との間に並設され、前記主ジブの先端と前記マストの先端とをそれぞれ接続する第1および第2のペンダントを備え、
    前記第1および第2のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第1のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第1の接続部材と、前記第2のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第2の接続部材とを連結する主連結部材をさらに備え
    前記第1および第2の接続部材のそれぞれは
    前記ロープペンダントを接続するための第1ピン孔を各端部に一つずつ有する第1のリンクと、
    前記バーペンダントを接続するための第2ピン孔を各端部に一つずつ有する第2のリンクと、
    前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方と前記第1のリンクの一端側の前記第1ピン孔とを貫通し、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方を前記第1のリンクに接続する第1のピンと、
    前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクの他端側の前記第1ピン孔と前記第2のリンクの一端側の前記第2ピン孔とを貫通して、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクと前記第2のリンクとを接続する第2のピンとを有し、
    前記主連結部材は、一端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第1のペンダントの第1の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続され、かつ、他端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第2のペンダントの第2の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続されることで、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材とを連結することを特徴とするクレーン。
  2. 請求項1に記載のクレーンにおいて、
    前記主ジブの先端にジブマストと補助ペンダント装置を介して起伏可能に設けられた補助ジブをさらに備え、
    前記補助ペンダント装置は、
    前記補助ジブの先端と前記ジブマストの先端との間に並設され、前記補助ジブの先端と前記ジブマストの先端とをそれぞれ接続する第3および第4のペンダントと、
    前記ジブマストの先端と前記主ジブのジブペンダント接続部とをそれぞれ接続する第5および第6のペンダントとを備え、
    前記第3および第4のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第3のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第3の接続部材と、前記第4のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第4の接続部材とを連結する補助連結部材を備えたことを特徴とするクレーン。
  3. 請求項2に記載のクレーンにおいて、
    前記第5および第6のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第5のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第5の接続部材と、前記第6のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第6の接続部材とを連結する補助連結部材を備えたことを特徴とするクレーン。
  4. 請求項1に記載のクレーンにおいて、
    前記主ジブの先端にジブマストと補助ペンダント装置を介して起伏可能に設けられた補助ジブをさらに備え、
    前記補助ペンダント装置は、
    前記ジブマストの先端と前記主ジブの先端部との間に並設され、前記ジブマストの先端と前記主ジブの先端部とをそれぞれ接続する第3および第4のペンダントと、
    前記ジブマストの先端と前記主ジブのジブペンダント接続部とをそれぞれ接続する第5および第6のペンダントとを備え、
    前記第5および第6のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第5のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第3の接続部材と、前記第6のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第4の接
    続部材とを連結する補助連結部材を備えたことを特徴とするクレーン。
  5. クレーン本体に起伏可能に設けられた主ジブと、
    起伏ロープにより前記主ジブを起伏する起伏ウインチと、
    前記クレーン本体に起伏可能に設けられ、主ペンダント装置により前記主ジブと連結されたマストと、
    前記主ジブの先端にジブマストと補助ペンダント装置を介して起伏可能に設けられた補助ジブとを備え、
    前記起伏ウインチにより前記起伏ロープを繰り出し、繰り込んで前記マストを起伏させることにより、前記主ペンダント装置を介して前記主ジブを、前記補助ペンダント装置と前記ジブマストを介して前記補助ジブを起伏するクレーンにおいて、
    前記補助ペンダント装置は、
    前記補助ジブの先端と前記ジブマストの先端とをそれぞれ接続する第1および第2のペンダントと、
    前記ジブマストの先端と前記主ジブのジブペンダント接続部とをそれぞれ接続する第3および第4のペンダントを備え、
    前記第1および第2のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第1のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第1の接続部材と、前記第2のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第2の接続部材とを連結する補助連結部材を備え
    前記第1および第2の接続部材のそれぞれは、
    前記ロープペンダントを接続するための第1ピン孔を各端部に一つずつ有する第1のリンクと、
    前記バーペンダントを接続するための第2ピン孔を各端部に一つずつ有する第2のリンクと、
    前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方と前記第1のリンクの一端側の前記第1ピン孔とを貫通し、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方を前記第1のリンクに接続する第1のピンと、
    前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクの他端側の前記第1ピン孔と前記第2のリンクの一端側の前記第2ピン孔とを貫通して、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクと前記第2のリンクとを接続する第2のピンとを有し、
    前記補助連結部材は、一端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第1のペンダントの第1の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続され、かつ、他端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第2のペンダントの第2の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続されることで、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材とを連結することを特徴とするクレーン。
  6. 請求項5に記載のクレーンにおいて、
    前記第3および第4のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第3のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第3の接続部材と、前記第4のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第4の接続部材とを連結する補助連結部材を備えたことを特徴とするクレーン。
  7. クレーン本体に起伏可能に設けられた主ジブと、
    起伏ロープにより前記主ジブを起伏する起伏ウインチと、
    前記クレーン本体に起伏可能に設けられ、主ペンダント装置により前記主ジブと連結されたマストと、
    前記主ジブの先端にジブマストと補助ペンダント装置を介して起伏可能に設けられた補助ジブとを備え、
    前記起伏ウインチにより前記起伏ロープを繰り出し、繰り込んで前記マストを起伏させることにより、前記主ペンダント装置を介して前記主ジブを、前記補助ペンダント装置と前記ジブマストを介して前記補助ジブを起伏するクレーンにおいて、
    前記補助ペンダント装置は、
    前記補助ジブの先端と前記ジブマストの先端とをそれぞれ接続する第1および第2のペンダントと、
    前記ジブマストの先端と前記主ジブのジブペンダント接続部とをそれぞれ接続する第3および第4のペンダントを備え、
    前記第3および第4のペンダントは、各ペンダントの延在方向の所定位置でそれぞれが接続部材に接続されたロープペンダントとバーペンダントとをそれぞれ有し、
    前記第3のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第1の接続部材と、前記第4のペンダントのロープペンダントとバーペンダントとを接続する第2の接続部材とを連結する補助連結部材を備え
    前記第1および第2の接続部材のそれぞれは、
    前記ロープペンダントを接続するための第1ピン孔を各端部に一つずつ有する第1のリンクと、
    前記バーペンダントを接続するための第2ピン孔を各端部に一つずつ有する第2のリンクと、
    前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方と前記第1のリンクの一端側の前記第1ピン孔とを貫通し、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの一方を前記第1のリンクに接続する第1のピンと、
    前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクの他端側の前記第1ピン孔と前記第2のリンクの一端側の前記第2ピン孔とを貫通して、前記ロープペンダントおよびバーペンダントの他方と前記第1のリンクと前記第2のリンクとを接続する第2のピンとを有し、
    前記補助連結部材は、一端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第3のペンダントの第1の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続され、かつ、他端が前記第1または第2ピン孔を用いて前記第4のペンダントの第2の接続部材の前記第1または第2のリンクに接続されることで、前記第1の接続部材と前記第2の接続部材とを連結することを特徴とするクレーン。
  8. 請求項1、5および7のいずれか一項に記載のクレーンにおいて、
    前記連結部材は、
    前記第1の接続部材に設けられた前記第2のリンクと、前記第2の接続部材に設けられた前記第2のリンクとの間に架け渡される筒状体と、
    前記第1および第2の接続部材において、前記第2のリンクの他端側の第2ピン孔を貫通するとともに、前記筒状体に挿入される第3のピンとを有することを特徴とするクレーン。
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