JP6466829B2 - コントロールケーブルの支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動を減衰する弾性部材を備えた、コントロールケーブルの支持装置に関する。
コントロールケーブルの端部を取付対象に取り付けるための端末支持装置が知られている。端末支持装置の一例としては、特許文献1に記載のコントロールケーブルの支持装置が挙げられる。このコントロールケーブルの支持装置は、筒状のケーシングキャップと、弾性部材と、筒状のソケットとを備える。筒状のケーシングキャップは、後端にコントロールケーブルの導管の端部が固定される導管保持部を有し、外周にフランジを有する。弾性部材は、ケーシングキャップのフランジを含む部位を囲うと共にそのフランジの周囲を覆う鍔状部を有する。筒状のソケットは、その弾性部材を囲むように、ケーシングキャップのフランジを含む部位および弾性部材を収容し、弾性部材の鍔状部を軸方向に弾力的に挟み込む前後の内壁を有すると共に、相手部材への取り付け部を備える。そして、弾性部材がソケットの前後の内壁と当接するように、鍔状部の前後の面に互いに間隔を空けて配置された複数個の突起が形成されている。
このコントロールケーブルの支持装置では、突起部分は弾性変形して変位するが、弾性部材全体としては、大きな変位は伴わないので、防振を減衰する能力を余した状態で組み付けることができる。そのため、コントロールケーブルが真直ぐに支持装置に取り付けられず、角度を持って支持装置に取り付けられた取り付け状態で角度が付いていても、防振性能が高い。
特開2008−19977号公報
車両のレイアウト変更などによって、コントロールケーブルがより振動を受けやすい環境での使用が必要となり、より防振性能に優れたコントロールケーブルの支持装置が求められている。この点、特許文献1に記載のコントロールケーブルの支持装置は、さらなる改善の余地がある。
そこで、本発明の目的は、防振性能に優れたコントロールケーブルの支持装置を提供することにある。
本発明のコントロールケーブルの支持装置は、インナーケーブルと前記インナーケーブルが摺動可能に挿通されるアウターケーシングとを有するコントロールケーブルと、前記アウターケーシングの一端側が固定される固定部と、外周の一部に周方向に拡径した拡径部と、内側に前記インナーケーブルが挿通される挿通孔とを有するケーシングキャップと、外周に周方向に設けられた鍔部を有し、前記ケーシングキャップのアウターケーシング側端部が露出した状態で前記拡径部を含む前記ケーシングキャップの外周に装着される弾性部材と、前記鍔部を前記ケーシングキャップの軸方向に挟持して、前記弾性部材の一部を収容するソケットと、を備えるコントロールケーブルの支持装置であって、前記弾性部材は、前記ケーシングキャップが挿入され前記インナーケーブルが挿通される挿通孔と、前記鍔部の内側に前記挿通孔に挿通された前記ケーシングキャップの拡径部を収容する収容部を有し、前記鍔部は、前記弾性部材の軸方向に突出する複数の軸方向凸部と、前記複数の軸方向凸部同士の間に形成される複数の凹部と、を有し、前記軸方向凸部は、長凸部と、前記長凸部よりも突出量が少ない短凸部と、を含み、前記弾性部材は、前記長凸部の先端が、前記ソケットの端面に押圧されて変形し、前記短凸部の先端が、前記インナーケーブルが摺動した際に、前記ケーシングキャップの振動を緩和可能に前記ソケットの端面と当接するように、前記ソケット内に収容されている。
本発明のコントロールケーブルの支持装置によれば、防振性能を向上することができる。
本発明のコントロールケーブルの支持装置を示す全体図である。 図1の支持装置からコントロールケーブルおよびロッドを取り除いた図である。 弾性部材が収容されたソケットの部分を示す図2Aの部分拡大図である。 図1の支持装置に用いられる、弾性部材が取り付けられたケーシングキャップを示す斜視図である。 図3の、弾性部材が取り付けられたケーシングキャップの側面図である。 図4のケーシングキャップを一方の端部側から見た図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 (A)は、長凸部がソケットの端面に押圧される前の状態を示す概念図であり、(B)は、長凸部がソケットの端面に押圧されて変形した状態を示す概念図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態のコントロールケーブルの支持装置を説明する。なお、以下に示す実施形態では、車両に取り付けられる車両用のコントロールケーブルの支持装置を例にあげて説明する。なお、本発明のコントロールケーブルの支持装置は、車両以外に取り付けられるコントロールケーブルの支持装置にも適用でき、コントロールケーブルの支持装置が取り付けられる取付対象は、特に限定されるものではない。
図1に示されるように、本実施形態のコントロールケーブルの支持装置1(以下、単に支持装置1という)は、コントロールケーブル2と、ケーシングキャップ3と、弾性部材4と、ソケット5とを備えている。
本実施形態の支持装置1は、例えば車両のブラケットなど、コントロールケーブル2を所定の配索状態で支持するための、図示しない取付対象物に取り付けられる。なお、取付対象物の種類はコントロールケーブル2を支持することができれば、特に限定されない。
コントロールケーブル2は、その両端のいずれか一方側に加えられた操作力を他方側に伝達する。本実施形態では、図1に示されるように、コントロールケーブル2の一端は被操作部B2に連結され、コントロールケーブル2の他端は操作部B1に連結される。コントロールケーブル2は、例えば、図1に示されるように、操作部B1および被操作部B2との間の所定の配索経路に沿って配索され、操作部B1に加わった操作力を被操作部B2に伝達する。本実施形態では、操作部B1が車両の運転席に設けられたシフトレバーであり、被操作部B2が振動源側であり、車両のエンジンルーム内に設けられたトランスミッションである。コントロールケーブルの両端側は、それぞれ支持装置を有し、被操作部B2側の支持装置が、本発明の一実施形態のコントロールケーブルの支持装置1である。
コントロールケーブル2は、図1に示されるように、インナーケーブル21とインナーケーブル21が摺動可能に挿通されるアウターケーシング22とを有している。
アウターケーシング22は、両端に開口部と、開口部を連通させる中空部とを有し、インナーケーブル21を摺動可能に収容する部材である。アウターケーシング22の一端22aは、図1に示されるように、支持装置1のケーシングキャップ3に連結され、他端22bは、操作部B1側に設けられた第2の支持装置11に連結されている。なお、第2の支持装置11は、図1では、被操作部B2側に設けられた支持装置1とは異なる公知の構造を有しているが、支持装置1と同様の形状、構造を有していてもよい。なお、アウターケーシング2の中間部に、車体の室内側と室外側との間に設けられ、室内側への水の浸入を防止するグロメットが設けられていてもよい。
インナーケーブル21は、アウターケーシング22の中空部に摺動可能に挿通されている。本実施形態では、インナーケーブル21の一端21a(被操作部B2側の端部)および他端21b(操作部B1側の端部)には、図1に示されるように、それぞれロッドRが設けられ、インナーケーブル21は、ロッドRを介して操作部B1および被操作部B2に取り付けられている。インナーケーブル21は、本実施形態では、操作部B1(例えばシフトレバー)が操作されることにより、図1中左右方向に移動し、一端21a側から他端21b側へ操作力を伝達し、ロッドRを介して被操作部B2(例えばトランスミッション)が操作される。なお、外部の埃や水分などからインナーケーブル21を保護するために、支持装置1は、例えば蛇腹部を有するブーツを備えていてもよい。
ケーシングキャップ3は、アウターケーシング22の端部を保持し、ソケット5にアウターケーシング22を連結する。ケーシングキャップ3は、図2Aおよび図6〜図8に示されるように、アウターケーシング22の一端側が固定される固定部31と、外周の一部に周方向に拡径した拡径部32と、内側にインナーケーブル21が挿通される挿通孔33とを有している。本実施形態では、ケーシングキャップ3は、図2Aおよび図6〜図8に示されるように、略筒状に形成され、ケーシングキャップ3の軸X(図2A参照)方向の一方側に固定部31が形成されている。なお、以下では、弾性部材4またはソケット5の軸または軸方向についてもケーシングキャップ3の軸方向と略等しいので、弾性部材4またはソケット5の軸または軸方向についても軸Xまたは軸X方向という表現を用いる。アウターケーシング22の一端22aは、例えば図1に示されるように、筒状の固定部31の内側に挿入されて外周側から加締めることにより固定することができるが、固定部31とアウターケーシング22の一端22aとの間の固定方法は特に限定されない。また、本実施形態では、図2Aに示されるように、ケーシングキャップ3の軸X方向の他方側には、ガイドパイプGが取り付けられる筒状端部34を有している。拡径部32は、弾性部材4に対してケーシングキャップ3が軸X方向にずれることを抑制する部位である。拡径部32は、本実施形態では、図2A、図2Bおよび図6〜図8に示されるように、ケーシングキャップ3の軸X方向において、ケーシングキャップ3の外周の一部、具体的には固定部31と筒状端部34との間に設けられている。拡径部32は、ケーシングキャップ3の径方向外側に凸状に形成されるが、弾性部材4に対してケーシングキャップ3が軸X方向にずれることを抑制するように拡径して形成されていれば、その形状は環状に限定されない。
弾性部材4は、弾性部材4に接触する部材からの振動を減衰する部材である。弾性部材4は、振動を減衰するために弾性材料から形成されているが、弾性を有する材料を含み、全体として弾性を有するように形成されてもよい。弾性部材4の材料は特に限定されないが、例えば、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂エラストマーなどを材料として含むことができ、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を材料として用いることが好ましい。また、弾性部材4のゴム硬度はJISのHs40°〜60°程度のものが好ましく、特にHs45°〜55°程度が好ましい。
弾性部材4は、図3および図4に示されるように、外周に周方向に設けられた鍔部41を有している。鍔部41は、図6〜図8に示されるように、ケーシングキャップ3のアウターケーシング側端部(例えば固定部31)が露出した状態で拡径部32を含むケーシングキャップ3の外周に装着される。弾性部材4は、図6〜図8に示されるように、ケーシングキャップ3が挿入され、インナーケーブル21が挿通される挿通孔42と、鍔部41の内側に挿通孔42に挿通されたケーシングキャップ3の拡径部32を収容する収容部43を有している。弾性部材4は、本実施形態では、図6〜図8に示されるように、鍔部41の軸X方向両側には、鍔部41よりも小径の、一端側部44a(被操作部B2側端部)と他端側部44b(操作部B1側端部)をそれぞれ有している。一端側部44a(被操作部B2側端部)と他端側部44b(操作部B1側端部)は、それぞれ筒状に形成されている。また、本実施形態では、弾性部材4の一端側部44aおよび他端側部44bに、図3および図5に示されるように、弾性部材4の径方向に突出する径方向凸部RPを有している。径方向凸部RPは、弾性部材4が取り付けられたケーシングキャップ3をソケット5に挿入できる程度に径方向にわずかに突出している。本実施形態では、径方向凸部RPは、図3および図5に示されるように、軸X方向に延びる複数の突条が周方向に設けられ、横断面が半円形状となっている。この径方向凸部RPは、ソケット5と弾性部材4との間の接触面積を低減し、それにより振動の伝達を抑制している。なお、径方向凸部RPは、本実施形態では、弾性部材4の一端側部44aと他端側部44bの両方に設けられているが、一端側部44aと他端側部44bのいずれか一方のみに設けてもよい。また、径方向凸部RPは径方向に拡径していれば、その形状は特に限定されない。
また、弾性部材4は、図3、図4および図6〜図8に示されるように、鍔部41の軸X方向中央部に径方向外側に突出するリブ45が設けられている。リブ45は本実施形態では環状に形成され、ソケット5の内周面(後述する鍔部収容部51の内周面)と接するように構成されている。本実施形態では、この環状のリブ45により、ソケット5と鍔部41との間の隙間からアウターケーシング22側へ水が浸入することを防いでいる。また、鍔部41の外周部のうち、リブ45以外の箇所と、ソケット5の内周面との間の接触面積が低減され、振動の伝達が抑制される。
収容部43は、ケーシングキャップ3の拡径部32を収容可能な形状、大きさに形成され、弾性部材4がケーシングキャップ3に取り付けられたときに、ケーシングキャップ3に対する弾性部材4の軸X方向のずれを抑制している。本実施形態では、弾性部材4は、図6〜図8に示されるように、弾性部材4がケーシングキャップ3に取り付けられたときに、鍔部41が拡径部32の径方向外側および軸X方向両側で拡径部32を覆っている。収容部43は、拡径部32を収容することができれば、その形状は特に限定されない。
ソケット5は、弾性部材4が装着されたケーシングキャップ3を保持し、ブラケット等の取付対象物に取り付けられる部材である。すなわち、ソケット5が取付対象物に取り付けられることで、支持装置1が取付対象に取り付けられる。ソケット5は、弾性部材4の鍔部41をケーシングキャップ3の軸X方向に挟持して、弾性部材4の一部を収容する。本実施形態では、ソケット5は、図2Aに示されるように、ケーシングキャップ3の軸X方向の一部が挿入され、インナーケーブル21を挿通可能な内腔5aと、ソケット5を取付対象物に取り付ける取付部5bとを有している。より具体的には、本実施形態では、ソケット5の内腔5aは、図2Aおよび図2Bに示されるように、内腔5aの軸X方向の一部に内径が拡大した、鍔部41を収容する鍔部収容部51を有している。より具体的には、本実施形態では、ソケット5は、図2Aに示されるように、ソケット5の軸X方向の一方側に形成された大径部52と、大径部52と軸X方向の他方側に隣接して設けられた小径部53とを備え、大径部52の内周部に設けられた鍔部収容部51に弾性部材4の鍔部41が収容される。ソケット5の内腔5aには、ケーシングキャップ3の軸X方向の一部、弾性部材4、インナーケーブル21の一部、およびガイドパイプGの一部が収容されている。
鍔部収容部51は、図2Bに示されるように、鍔部41を軸X方向に挟持する第1の端面(ソケットの端面)S1と、第2の端面S2とを有している。本実施形態では、第1の端面S1は、図2Bに示されるように、内腔5aのうち、内径が大きくなった鍔部収容部51の小径部53側に形成され、鍔部41の軸X方向の一方の端部と当接する。第2の端面S2は、鍔部41の軸X方向の他方の端部と当接する。本実施形態では、図2Aおよび図2Bに示されるように、ソケット5の大径部52が、弾性部材4を軸X方向にソケット5の内腔5aに向けて挿入できる大きさに開口し、その開口を閉鎖するワッシャ等の閉鎖部材54により第2の端面S2が形成されている。本実施形態では、図2Aおよび図2Bに示されるように、閉鎖部材54は、第2の端面S2となる軸X方向に対して垂直なフランジ部54aと、ケーシングキャップ3の外周に嵌挿可能な筒状部54bとを有している。本実施形態では、鍔部収容部51に収容された弾性部材4の鍔部41を、第2の端面S2を有するフランジ部54aにより軸X方向に押圧して圧縮した後、ソケット5の大径部52の端縁52aを内側に加締めてフランジ部54aと係合することにより鍔部41を挟持している。なお、ソケット5により鍔部41を挟持する構造は、図示するものに限定されるものではなく、鍔部41を軸X方向に挟持することができれば、他の構造であってもよい。
また、本実施形態では、ソケット5の取付部5bは、図2Aに示されるように、小径部53の外周に形成されたネジ部53aと、ネジ部53aに螺合してソケット5の軸X方向に進退可能なナットNとを備えている。ナットNが軸X方向に進退することにより、ナットNの端面Naと、端面Naと対向する大径部52の対向面52bとの間隔(軸X方向の距離。以下隙間という)が調整可能となっている。この隙間に、たとえばU字状の溝が形成されたブラケットなどを差し込み、隙間の幅を調整して端面Naと対向面52bとでブラケットの端面を押圧することで、取付対象物にソケット5が取り付けられる。なお、ソケット5の形状は、図示する形状に限定されるものではなく、他の形状のソケットを用いてもよい。
ソケット5に挟持される鍔部41は、図3〜図5に示されるように、弾性部材4の軸X方向に突出する複数の軸方向凸部Pと、複数の軸方向凸部P同士の間に形成される複数の凹部Cと、を有している。複数の軸方向凸部Pは、弾性部材4の周方向に複数設けられている。また、軸方向凸部Pの軸X方向の先端からは、上述した径方向凸部RPが延出している。軸方向凸部P同士の間に形成される凹部Cは、径方向凸部RPにより形成される軸X方向に延びる凹部と連通している。
軸方向凸部Pは、図3〜図8に示されるように、長凸部PLと、長凸部PLよりも突出量が少ない短凸部PSと、を含んでいる。長凸部PLおよび短凸部PSは、軸X方向の一方側に向かって同方向に延びている。本実施形態では、長凸部PLおよび短凸部PSは、図4および図6に示されるように、鍔部41の軸X方向中央部に位置する基部46から、軸X方向の両側に向かって延びている。なお、基部46は、図6では、鍔部41のうち、環状のリブ45を挟んで軸X方向の一方側の凹部Cの底部CBと他方側の凹部Cの底部CBとの間の領域を示している。
長凸部PLと短凸部PSは、本実施形態では、図5に示されるように、凹部Cにより周方向で分離されている。凹部Cは、本実施形態では、図5に示されるように、長凸部PLと短凸部PSとの間に径方向に延びる溝状の凹部として形成され、弾性部材4を中心として径方向に放射状に延びている。本実施形態では、図2Aおよび図2Bに示されるように、ソケット5に弾性部材4が収容された状態で、ソケット5(ソケット5の端面)と凹部Cの底面CBとの間に空間が存在する。これにより、ソケット5と弾性部材4との間の接触面積が低減され、振動の伝達がさらに抑制される。また、本実施形態では、図4および図5に示されるように、鍔部41の外周において、軸X方向に延び、凹部Cと連続した外周側凹部C2が形成され、より接触面積を低減させている。
長凸部PLは、弾性部材4がソケット5に収容されたときに、長凸部PLの先端Tが、ソケット5の鍔部収容部51の内側に形成された端面(第1の端面S1および第2の端面S2の一方)と接触して押圧されて変形し、長凸部PLの軸X方向長さが短くなるように構成されている。より具体的には、鍔部41の一端側の長凸部PLの先端Tから、鍔部41の他端側の長凸部PLの先端Tまでの長さが、鍔部収容部51の端面間(S1-S2間)の幅も長くなるように形成されている。長凸部PLが軸X方向で圧縮され、鍔部収容部51内で挟持されることにより、弾性部材4は軸X方向で安定して支持される。そのため、弾性部材4に取り付けられたケーシングキャップ3が軸X方向で移動しにくくなる。したがって、コントロールケーブル2のストロークロスを低減させることができ、コントロールケーブル2の伝達性能が向上する。
長凸部PLは、本実施形態では、隣接する短凸部PSとの間隔が所定となるように、凹部Cが径方向に一定の幅で設けられ、長凸部PLの体積をより大きくするため、図5に示されるように、軸X方向に垂直な断面が扇状となっている。長凸部PLは、ソケット5の端面に押圧されて変形可能であれば、その形状は特に限定されない。なお、本実施形態では、鍔部41の外周を形成する長凸部PLの径方向外側の面と鍔部収容部51の内周面との間には微小な隙間が形成され、ソケット5と弾性部材4との間の接触面積を減らしている。
弾性部材4は、短凸部PSの先端T2が、インナーケーブル21が摺動した際に、ケーシングキャップ3の振動を緩和可能にソケット5の端面(第1の端面S1および第2の端面S2の少なくとも一方)と当接するように、ソケット5内に収容される。短凸部PSの先端T2は、インナーケーブル21が摺動した際にソケット5の端面に当接していればよく、インナーケーブル21が摺動する前の状態でソケット5の端面に非接触であっても構わない。また、短凸部PSの先端T2は、インナーケーブル21が摺動した際に、ソケット5の端面と当接し、ケーシングキャップ3の振動を緩和する。短凸部PSは、軸X方向で圧縮されない状態とする、または長凸部PLと比較して圧縮量が少なくなるように構成されている。本実施形態では、短凸部PSは、弾性部材4がソケット5内に収容され、かつ、弾性部材4に負荷が加わっていないときに、短凸部PSの先端T2が、ソケット5の端面に接触しているが、短凸部PSの先端T2がほとんど圧縮されていない状態となるように、軸X方向の長さが設定される。なお、短凸部PSは、長凸部PLよりも軸X方向の長さが短い以外は、長凸部PLと同様の形状とすることができるが、短凸部PSを長凸部PLと異なる形状としてもよい。長凸部PLと短凸部PSの形状は、ソケット5により長凸部PLと短凸部PSとの端面が押圧された際に、圧縮された長凸部PLの先端側が短凸部PSの先端側と当接して、凹部Cの底部CBと、軸X周回り方向における長凸部PLの側面と、前記側面と対向する短凸部PS側面と、一端側部44a(被操作部B2側端部)若しくは他端側部44b(操作部B1側端部)とにより空間が形成されるように、形成されていることが振動減衰の観点から好ましい。
長凸部PLおよび短凸部PSを含む複数の軸方向凸部Pの配置は、複数の軸方向凸部Pの間に、凹部Cが設けられていれば特に限定されない。本実施形態では、図3〜図5に示されるように、弾性部材4は、複数の長凸部PLと、複数の短凸部PSと、複数の凹部Cとを有し、凹部Cが長凸部PLと短凸部PSとに挟まれる。複数の長凸部PLと複数の短凸部PSとが周方向に交互に配置して、弾性部材4の周方向に長凸部PLと複数の短凸部PSを均等に配置した場合には、振動吸収の周方向の異方性を抑制することができる。なお、本実施形態では、4つの長凸部PLの隣接するそれぞれの間に4つの短凸部PSがそれぞれ配置され、長凸部PLと短凸部PSとの間に8つの凹部Cが設けられているが、長凸部PL、短凸部PSおよび凹部Cの数は特に限定されない。
上述したように、本実施形態では、鍔部41が長凸部PLと短凸部PSとを有し、長凸部PLの先端Tが、ソケット5の端面に押圧されて変形し、短凸部PSの先端T2が、インナーケーブル21が摺動した際に、ケーシングキャップ3の振動を緩和可能にソケット5の端面と当接するように、弾性部材4がソケット5内に収容される。これにより、図2Aおよび図2Bに示される弾性部材4がソケット5内に収容された状態となるのに際して、図9(A)および(B)に示されるように、長凸部PLはソケット5の端面(以下、端面S1という)により圧縮されて変形することにより硬くなり、鍔部41の軸X方向の位置を安定させる。したがって、長凸部PLにより弾性部材4がソケット5に固定された状態で安定して、インナーケーブル21の操作時などに弾性部材4(およびケーシングキャップ3)が軸X方向に動くことにより生じる、インナーケーブル21のストロークロスを低減させる。したがって、長凸部PLによりコントロールケーブル2の伝達性能を向上させることができる。また、短凸部PSは、ソケット5の端面S1により、圧縮されないか、または、長凸部PLと比較して収縮が小さいため、短凸部PSの弾性材料は柔軟な状態で維持される。そして、インナーケーブル21が摺動した際に、ソケット5の端面S1と短凸部PSの先端T2が当接する場合や、当接した短凸部PSがさらにソケット5の端面S1に押し付けられる場合において、短凸部PSは、ソケット5やケーシングキャップ3の振動を緩和するのに充分な弾性を有している。そのため、弾性部材4に伝わった振動を減衰しやすい。したがって、本実施形態の支持装置1は、長凸部PLと短凸部PSに異なった機能を持たせ、コントロールケーブル2の伝達性能の向上と、振動の減衰性能の向上を両立させることができる。
なお、図9(B)に示されるように、短凸部PSの先端T2がソケット5の端面S1に接触していない場合には、ソケット5と弾性部材4との間の接触面積がより低減し、振動の伝達がさらに抑制される。また、長凸部PLが押圧されて変形した際に、図9(B)に示されるように、長凸部PLの変形した部位が、短凸部PSに接触することにより、長凸部PLを伝わる振動が柔軟な短凸部PSに伝達されて振動が効果的に減衰される。この場合、図9(B)に示されるように、長凸部PLと短凸部PSとの間に設けられた凹部により、空間が形成されていると、空間によってより振動が減衰されて、弾性部材4全体での振動の減衰効果が高まる。
1 支持装置
11 第2の支持装置
2 コントロールケーブル
21 インナーケーブル
21a インナーケーブルの一端
21b インナーケーブルの他端
22 アウターケーシング
22a アウターケーシングの一端
22b アウターケーシングの他端
3 ケーシングキャップ
31 固定部
32 拡径部
33 挿通孔
34 筒状端部
4 弾性部材
41 鍔部
42 挿通孔
43 収容部
44a 一端側部
44b 他端側部
45 リブ
46 基部
5 ソケット
5a 内腔
5b 取付部
51 鍔部収容部
52 大径部
52a 大径部の端縁
52b 対向面
53 小径部
53a ネジ部
54 閉鎖部材
54a フランジ部
54b 筒状部
B1 操作部
B2 被操作部
C 凹部
CB 凹部の底部
C2 外周側凹部
G ガイドパイプ
N ナット
Na ナットの端面
P 軸方向凸部
PL 長凸部
PS 短凸部
R ロッド
RP 径方向凸部
S1 第1の端面
S2 第2の端面
T 長凸部の先端
T2 短凸部の先端
X ケーシングキャップの軸

Claims (5)

  1. インナーケーブルと前記インナーケーブルが摺動可能に挿通されるアウターケーシングとを有するコントロールケーブルと、
    前記アウターケーシングの一端側が固定される固定部と、外周の一部に周方向に拡径した拡径部と、内側に前記インナーケーブルが挿通される挿通孔とを有するケーシングキャップと、
    外周に周方向に設けられた鍔部を有し、前記ケーシングキャップのアウターケーシング側端部が露出した状態で前記拡径部を含む前記ケーシングキャップの外周に装着される弾性部材と、
    前記鍔部を前記ケーシングキャップの軸方向に挟持して、前記弾性部材の一部を収容するソケットと、を備えるコントロールケーブルの支持装置であって、
    前記弾性部材は、前記ケーシングキャップが挿入され前記インナーケーブルが挿通される挿通孔と、前記鍔部の内側に前記挿通孔に挿通された前記ケーシングキャップの拡径部を収容する収容部を有し、
    前記鍔部は、
    前記弾性部材の軸方向に突出する複数の軸方向凸部と、
    前記複数の軸方向凸部同士の間に形成される複数の凹部と、を有し、
    前記軸方向凸部は、
    長凸部と、
    前記長凸部よりも突出量が少ない短凸部と、を含み、
    前記弾性部材は、
    前記長凸部の先端が、前記ソケットの端面に押圧されて変形し、
    前記短凸部の先端が、前記インナーケーブルが摺動した際に、前記ケーシングキャップの振動を緩和可能に前記ソケットの端面と当接するように、
    前記ソケット内に収容された、コントロールケーブルの支持装置。
  2. 前記ソケットに前記弾性部材が収容された状態で、前記ソケットと前記凹部の底面との間には空間が存在する、請求項1に記載のコントロールケーブルの支持装置。
  3. 複数の前記長凸部と、複数の前記短凸部と、複数の前記凹部とを有し、
    前記凹部が前記長凸部と前記短凸部とに挟まれる、
    請求項1または請求項2に記載のコントロールケーブルの支持装置。
  4. 前記弾性部材の径方向に突出する径方向凸部を有する、請求項1から請求項3のいずれかに記載のコントロールケーブルの支持装置。
  5. 前記径方向凸部が、前記軸方向凸部の先端から延出する請求項4に記載のコントロールケーブルの支持装置。
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