JP6574583B2 - グロメット - Google Patents
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Description
このグロメット110は、ゴム等の弾性材料で一体に成形されており、車体パネルPの貫通孔Paの内周縁に係合するパネル係合溝112を外周に備えた大径筒部111と、電線(ワイヤーハーネス)Wを挿通する第1小径筒部113及び第2小径筒部114と、外周縁が大径筒部111に結合され内周縁が第1小径筒部113及び第2小径筒部114にそれぞれ結合されたテーパ筒状(漏斗状)の第1の連結遮蔽壁115及び第2の連結遮蔽壁116と、を一体に有している。
(1) パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を外周に備えた大径筒部と、
前記パネルの貫通孔に通される電線の外周に密着嵌合する小径筒部と、
外周縁が前記大径筒部に結合されると共に内周縁が前記小径筒部に結合されることで、前記大径筒部と前記小径筒部との間の環状の空間を遮蔽する環状の連結遮蔽壁と、
を有する弾性材料よりなるグロメットであって、
前記連結遮蔽壁の壁面上に、該連結遮蔽壁を部分的に補強する凸状のリブが、該連結遮蔽壁と一体に突設され、
前記連結遮蔽壁が、前記大径筒部側から前記小径筒部側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、
前記テーパ筒状の連結遮蔽壁の外表面に、前記リブが複数、前記外表面の母線方向に沿ってそれぞれ帯状に延在するように設けられると共に、前記連結遮蔽壁の周方向に間隔をおいて設けられ、
前記テーパ筒状の連結遮蔽壁の内表面にも、前記リブが、前記内表面の母線方向に沿って帯状に延在するように設けられていること。
(2) 上記(1)の構成のグロメットにおいて、
各前記リブの前記母線方向に対し直交する断面の断面積を前記母線方向に沿って変化させたこと。
(3) 上記(2)の構成のグロメットにおいて、
前記連結遮蔽壁の外表面の母線方向に沿ってそれぞれ延在する帯状の各リブを、前記小径筒部に近い位置から前記大径筒部に近い位置に行くほど幅広となる扇状に形成し、前記リブの断面積を、前記小径筒部に近い位置から前記大径筒部に近い位置に行くほど大きくなるように変化させたこと。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかのグロメットにおいて、
前記小径筒部が、前記大径筒部の軸線方向の両側に互いに離間して設けられると共に、
前記連結遮蔽壁が、2つの前記小径筒部に対応して軸線方向に離間して設けられ、
各前記連結遮蔽壁は、前記大径筒部側から前記小径筒部側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、2つの前記連結遮蔽壁によって、前記両小径筒部に前記電線を通した際に、該電線と前記大径筒部との間に、密閉した空気室を画成するよう構成されており、
2つの前記連結遮蔽壁のうちの少なくともいずれか一方の壁面上に、前記リブが形成されていること。
更に、上記(1)の構成のグロメットによれば、連結遮蔽壁の外表面に、その母線方向に沿って帯状にリブが形成されているので、連結遮蔽壁の肉厚があまり大きくない場合であっても、連結遮蔽壁の剛性を高めることができ、連結遮蔽壁の振動を有効に抑制することができる。特に、リブを帯状に形成してあるので、帯の幅(リブの幅寸法)を変化させるだけで、補強効果を及ぼす範囲や補強の度合を容易に調整することができる。
上記(2)の構成のグロメットによれば、各リブの断面積を変化させることにより、リブによる連結遮蔽壁に対する補強の度合を、連結遮蔽壁の半径方向の位置に応じて変化させることができる。したがって、振動を抑制する必要のある箇所については、リブの断面積が大きくなるように帯状のリブの幅寸法や肉厚寸法を設定し、組付等のために弾性変形させる必要のある箇所については、リブを無くすか、リブの断面積が小さくなるように帯状のリブの幅寸法や肉厚寸法を設定すればよく、使用条件などに応じて自由に設計することができる。つまり、帯状のリブの幅やリブの肉厚の調整により、連結遮蔽壁の各部の剛性の大きさを自由に設定することができる。
上記(3)の構成のグロメットによれば、各リブを小径筒部に近い位置から大径筒部に近い位置に行くほど幅広となる扇状に形成し、リブの断面積を、小径筒部に近い位置から大径筒部に近い位置に行くほど大きくなるように変化させているので、大径筒部に近い位置の連結遮蔽壁の剛性を高めることができると共に、小径筒部に近い位置の連結遮蔽壁の剛性を低めに設定することができる。従って、小径筒部を、電線を通すために弾性変形させながら拡径する際の挿通作業性の向上が図れる。また、大径筒部側の剛性が高まることにより、パネルに対するグロメットの嵌合強度を高めることができ、パネルからグロメットが脱落しにくくなる。
上記(4)の構成のグロメットによれば、テーパ筒状の2つの連結遮蔽壁に挟まれた空間を空気室とすることができるので、大きな空気室を確保することができ、2枚の連結遮蔽壁による遮音作用と共に透過音を一層減らすことができる。
図1は第1実施形態のグロメットの側断面図、図2は同グロメットの構成図である。図2(a)は全体構成を示す外観斜視図、(b)はリブの断面積を説明するための部分横断面図、(c)はリブの肉厚と連結遮蔽壁の肉厚の関係を説明するための部分側断面図である。
他方の連結遮蔽壁16の外表面のリブ26については、一方の連結遮蔽壁15の外表面のリブ25と同様の構成を採用してもよいし、特に限定されるものではない。また、他方の連結遮蔽壁16の内表面のリブ28についても、特に限定されるものではない。
図3は、本発明の第2実施形態のグロメットの構成図で、(a)は全体構成を示す外観斜視図、(b)はリブの断面積を説明するための部分側断面図である。
図4は、本発明の第3実施形態のグロメットの構成を示す外観斜視図である。
この実施形態のグロメット10Cは、第1実施形態のリブ25と第2実施形態の環状リブ35とを組み合わせて設けた例である。ここでは、環状リブ35は1本だけ設けられているが、複数本設けてもよい。
[1] パネル(P)の貫通孔(Pa)の内周縁に係合するパネル係合部(12)を外周に備えた大径筒部(11)と、
前記パネルの貫通孔(Pa)に通される電線(W)の外周に密着嵌合する小径筒部(13、14)と、
外周縁が前記大径筒部(11)に結合されると共に内周縁が前記小径筒部(13、14)に結合されることで、前記大径筒部(11)と前記小径筒部(13、14)との間の環状の空間を遮蔽する環状の連結遮蔽壁(15、16)と、
を有する弾性材料よりなるグロメット(10)であって、
前記連結遮蔽壁(15、16)の壁面上に、該連結遮蔽壁(15、16)を部分的に補強する凸状のリブ(25、35)が、該連結遮蔽壁(15、16)と一体に突設されていることを特徴とするグロメット(10、10B、10C)。
[2] 前記連結遮蔽壁(15、16)が、前記大径筒部(11)側から前記小径筒部(13、14)側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、
前記テーパ筒状の連結遮蔽壁(15、16)の外表面に、前記リブ(25)が複数、前記外表面の母線方向(YS)に沿ってそれぞれ帯状に延在するように設けられると共に、前記連結遮蔽壁(15、16)の周方向(XR)に間隔をおいて設けられていることを特徴とする上記[1]に記載のグロメット(10、10C)。
[3] 各前記リブ(25)の前記母線方向(YS)に対し直交する断面の断面積(U)を前記母線方向(YS)に沿って変化させることを特徴とする上記[2]に記載のグロメット(10、10C)。
[4] 前記連結遮蔽壁(15、16)の外表面の母線方向(YS)に沿ってそれぞれ延在する帯状の各リブ(25)を、前記小径筒部(13、14)に近い位置から前記大径筒部(11)に近い位置に行くほど幅広となる扇状に形成し、前記リブ(25)の断面積(U)を、前記小径筒部(13、14)に近い位置から前記大径筒部(11)に近い位置に行くほど大きくなるように変化させたことを特徴とする上記[3]に記載のグロメット(10、10C)。
[5] 前記連結遮蔽壁(15、16)が、前記大径筒部(11)側から前記小径筒部(13、14)側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、
前記テーパ筒状の連結遮蔽壁(15、16)の外表面に、前記リブとして、周方向に連続または非連続に延在する環状リブ(35)が設けられていることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記載のグロメット(10B)。
[6] 前記小径筒部(13、14)が、前記大径筒部(11)の軸線方向の両側に互いに離間して設けられると共に、
前記連結遮蔽壁(15、16)が、2つの前記小径筒部(13、14)に対応して軸線方向に離間して設けられ、
各前記連結遮蔽壁(15、16)は、前記大径筒部(11)側から前記小径筒部(13、14)側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、2つの前記連結遮蔽壁(15、16)によって、前記両小径筒部(13、14)に前記電線(W)を通した際に、該電線(W)と前記大径筒部(11)との間に、密閉した空気室(R)を画成するよう構成されており、
2つの前記連結遮蔽壁(15、16)のうちの少なくともいずれか一方の壁面上に、前記リブが形成されていることを特徴とする上記[1]〜[5]のいずれかに記載のグロメット(10、10B、10C)。
11 大径筒部
12 パネル係合部
13、14 小径筒部
15、16 連結遮蔽壁
25、26、28 リブ
35 環状リブ
P パネル
Pa 貫通孔
W 電線(ワイヤーハーネス)
YS 母線方向
XR 周方向
R 空気室
U 断面積
Claims (4)
- パネルの貫通孔の内周縁に係合するパネル係合部を外周に備えた大径筒部と、
前記パネルの貫通孔に通される電線の外周に密着嵌合する小径筒部と、
外周縁が前記大径筒部に結合されると共に内周縁が前記小径筒部に結合されることで、前記大径筒部と前記小径筒部との間の環状の空間を遮蔽する環状の連結遮蔽壁と、
を有する弾性材料よりなるグロメットであって、
前記連結遮蔽壁の壁面上に、該連結遮蔽壁を部分的に補強する凸状のリブが、該連結遮蔽壁と一体に突設され、
前記連結遮蔽壁が、前記大径筒部側から前記小径筒部側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、
前記テーパ筒状の連結遮蔽壁の外表面に、前記リブが複数、前記外表面の母線方向に沿ってそれぞれ帯状に延在するように設けられると共に、前記連結遮蔽壁の周方向に間隔をおいて設けられ、
前記テーパ筒状の連結遮蔽壁の内表面にも、前記リブが、前記内表面の母線方向に沿って帯状に延在するように設けられていることを特徴とするグロメット。 - 各前記リブの前記母線方向に対し直交する断面の断面積を前記母線方向に沿って変化させたことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
- 前記連結遮蔽壁の外表面の母線方向に沿ってそれぞれ延在する帯状の各リブを、前記小径筒部に近い位置から前記大径筒部に近い位置に行くほど幅広となる扇状に形成し、前記リブの断面積を、前記小径筒部に近い位置から前記大径筒部に近い位置に行くほど大きくなるように変化させたことを特徴とする請求項2に記載のグロメット。
- 前記小径筒部が、前記大径筒部の軸線方向の両側に互いに離間して設けられると共に、
前記連結遮蔽壁が、2つの前記小径筒部に対応して軸線方向に離間して設けられ、
各前記連結遮蔽壁は、前記大径筒部側から前記小径筒部側に向けて徐々に小径となるテーパ筒状に形成され、2つの前記連結遮蔽壁によって、前記小径筒部に前記電線を通した際に、該電線と前記大径筒部との間に、密閉した空気室を画成するよう構成されており、
2つの前記連結遮蔽壁のうちの少なくともいずれか一方の壁面上に、前記リブが形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のグロメット。
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